日経平均株価 | 38,274.05 | -131.61 | 05/01 |
TOPIX | 2,729.40 | -13.77 | 05/01 |
マザーズ | 646.25 | -1.15 | 05/01 |
NYダウ平均 | 37,815.92 | -570.17 | 05/01 |
ナスダック総合 | 15,657.82 | -325.26 | 05/01 |
28日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比365ドル85セント(1.1%)安の3万2875ドル71セントで終えた。
前日の市場では、中国政府による新型コロナ対策緩和を好感し、米株価は上昇したが、その後、中国では新型コロナ感染者数が急増し、医療機関が逼迫(ひっぱく)していると伝わり、投資家心理が悪化。中国からの渡航者を対象にした水際対策を導入する国も相次ぎ、経済活動の本格再開には時間が掛かるとの懸念が広がった。
米長期金利の上昇で高PER(株価収益率)のハイテク株に相対的な割高感を意識した売りが出た。中国での新型コロナウイルスの感染拡大が伝わったのも投資家心理を冷やし、相場を押し下げた。
ナスダック総合株価指数は続落し、前日比139.938ポイント(1.4%)安の1万0213.288で終えた。10月14日に付けた年初来安値を更新した。
米長期金利が3.87%と前日終値(3.84%)から上昇し、ハイテク株売りを誘った。スマートフォンのアップルは3%安とダウ平均構成銘柄で下落率が最大で「最優良銘柄の下落は相場の先安観につながり、投資家心理を冷やした」という。
アップルは中国の新型コロナウイルスの感染拡大で、iPhone(iアイフォーン)の中国生産が停滞すると懸念されたのも売り材料だった。中国政府は26日に新型コロナウイルス規制の追加緩和策として入国者の強制隔離の撤廃などを発表したが、28日にはコロナ感染が深刻化していると報じられた。
市場では中国経済の回復には時間がかかるとの懸念が強まっている。「欧米の金融引き締めの長期化と併せて、世界景気への警戒感が高まり、株式の買い持ちを手じまう動きが広がった」という。
ダウ平均構成銘柄ではアップル以外にも中国の生産や販売の比率が高い銘柄が売られ、スポーツ用品のナイキ、化学のダウが安い。映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株の下げも目立った。
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