会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,274.05 -131.61 05/01
TOPIX
2,729.40 -13.77 05/01
マザーズ
646.25 -1.15 05/01
NYダウ平均
37,815.92 -570.17 05/01
ナスダック総合
15,657.82 -325.26 05/01


12月01日 マーケットコメント

12月02日 マーケットコメント

12月03日 マーケットコメント

12月04日 マーケットコメント

12月05日 マーケットコメント

12月06日 マーケットコメント

12月07日 マーケットコメント

12月08日 マーケットコメント

12月09日 マーケットコメント

12月10日 マーケットコメント

12月11日 マーケットコメント

12月12日 マーケットコメント

12月13日 マーケットコメント

12月14日 マーケットコメント

12月15日 マーケットコメント

12月16日 マーケットコメント

12月17日 マーケットコメント

12月18日 マーケットコメント


    19日の日経平均株価は大幅に3営業日続落し、2万7237円(前週末比289円安)引けとなった。前週末16日の欧米株式市場では、利上げ継続による景気減速懸念が根強く主要株価指数が3日続落。この流れを受け、下げ幅は一時360円を超えた。売り一巡後は、下げ渋ったが、戻りは限定された。テクニカル上では、200日移動平均線を割り込み、13週・26週・52週線の各移動平均線も下回り、先安観が意識されるものの、下値支持線割れでも売りが加速しなかったことで、クリスマス休暇入りを前に「売りたい人は相当程度売った感じがする」との見方が出ていた。
     
    あす20日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    日銀は19、20日の両日に金融政策決定会合を開き、あす結果を発表する。市場では、「大規模な金融緩和は継続され、マーケットに影響を与えるような内容にはならない」との声が多い。ただ、足元では「2%の物価目標実現を明記した政府と日銀による共同声明の見直し論が浮上」との報道が思惑視されており、とりあえず決定会合の結果と引け後の黒田日銀総裁会見を見極めたいとの空気から様子見気分に傾く可能性もあるだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
     
    27933.62  25日移動平均線
    27834.04  均衡表基準線(日足)
    27794.98  6日移動平均線
    27738.76  均衡表雲上限(週足)
    27738.60  均衡表転換線(週足)
    27690.95  ボリンジャー:-1σ(25日)
    27680.74  均衡表転換線(日足)
    27541.11  26週移動平均線
    27520.52  75日移動平均線
    27482.13  均衡表雲上限(日足)
    27448.27  ボリンジャー:-2σ(25日)
    27422.37  均衡表基準線(週足)
    27402.28  13週移動平均線
    27247.25  200日移動平均線
     
    27237.64  ★日経平均株価19日終値
     
    27207.45  均衡表雲下限(日足)
    27205.60  ボリンジャー:-3σ(25日)
    26994.97  均衡表雲下限(週足)
    26788.26  ボリンジャー:-1σ(26週)
    26787.46  ボリンジャー:-1σ(13週)
    26172.64  ボリンジャー:-2σ(13週)
    26035.42  ボリンジャー:-2σ(26週)
    25557.82  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
    ローソク足はマドを空けて陰線を引き、終値は52週と200日の移動平均線をそれぞれ下回った。25日線や一目均衡表の基準線が下降を開始したことに加えてパラボリックが売り転換し、短期下落トレンド入りを示唆している。14日高値から本日安値までの下げ幅は1029.91円と大きいため短期急落後の自律反発圧力も意識されるが、25日線とのマイナス乖離率は2.49%とオーバーシュートラインの5%に届いていないため下値拡張リスクへの留意が引き続き必要となろう。
     
     
     

    【大引け概況】



    19日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、前週末比289円48銭(1.05%)安の2万7237円64銭と、11月4日(2万7199円74銭)以来、約1カ月半ぶりの安値水準で終えた。下げ幅は一時360円を超えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:12 容量:16.19M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前週末16日の米株式市場では、NYダウが米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念を背景に281ドル安となった。米株式市場が下落した流れを受け、東京株式市場も軟調な値動きが続いた。日経平均は、一時2万7100円台に下落した。手掛かり材料難のなか、全体相場は売り一巡後は安値圏での一進一退の値動きとなった。半導体関連などハイテク株や自動車株が軟調だった。
     
    2%の物価上昇目標の達成時期などの見直しを検討する、と一部で報じられたことを受け、
    銀行株や生命保険株の一部には思惑的な買いが入った。政府内の一部で、政府と日銀が2013年に結んだ共同声明の見直し論が浮上していると伝わった。訪日外国人(インバウンド)による消費の復調が期待される百貨店株も堅調に推移した。
     
    日経平均は日足チャート上の200日移動平均(前週末16日時点で2万7240円)を終値で下回り、「先安観が意識される」との声が出ている。
     
    東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は前週末比14.80ポイント(0.76%)安の1935.41だった。
     
    東証プライムの売買代金は概算で2兆3596億円。売買高は9億7132万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1082。値上がりは667、変わらずは90銘柄だった。

     

     
    業種別株価指数(33業種)は鉱業、海運業、精密機器、輸送用機器などが下落した。上昇は銀行業、パルプ・紙など。
     
    個別銘柄では、レーザーテックや東京エレクトロンが安く、ファーストリテイリングやソフトバンクグループ、ダイキン工業などの値がさ株が売られた。日本郵船や川崎汽船が安く、オリエンタルランドや三菱重工業が値を下げた。東芝が大幅安となり、任天堂が軟調。トヨタ自動車やホンダ、デンソー、第一三共、アステラスは下げた。
     
     半面、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループが高く、第一生命ホールディングスやMS&ADインシュアランスグループホールディングスがしっかり。三越伊勢丹や高島屋も上げた。
    日本マクドナルドホールディングスや西松屋チェーンが堅調。KDDI値を上げた。

     


     
    東証スタンダード市場は主要国の金融引き締めによる景気後退懸念が強まる中、値下がりした。クリスマスを前に海外投資家の動きは鈍く、売り一巡後は閑散小動きの展開となった。スタンダードTOP20は小幅安。出来高3億3110万株。値上がり銘柄数473、値下がり銘柄数766と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、オーナンバがストップ高。ヒップ、カンロ、岩塚製菓、ライフドリンク カンパニー、タビオなど39銘柄は年初来高値を更新。ミツウロコグループホールディングス、シンデン・ハイテックス、アライドテレシスホールディングス、JALCOホールディングス、ワイエスフードが買われた。
     
    一方、錢高組、フュートレック、CDG、片倉工業、オルトプラスなど39銘柄が年初来安値を更新。クルーズ、白洋舎、ポエック、イクヨ、壽屋が売られた。
     


     
    東証グロース市場は、前週末の米国株下落を受けて投資家心理が悪化した。東証マザーズ指数、グロースCoreはいずれも3営業日続落。「今後の新規上場ラッシュを控えて投資家の資金が分散している」といい、新興企業市場全体では利益確定売りが優勢となり、物色は少数の銘柄に集中した。東証マザーズ指数の終値は前週末比12.06ポイント(1.56%)安い762.77となり、約1カ月ぶりの安値となった。利上げで景気が冷え込むとの警戒から16日の米株式相場が下落し、国内の新興銘柄にも売りが波及した。
    値上がり銘柄数128、値下がり銘柄数357と、値下がりが優勢だった。
    CANBASやEDPが下落した。一方、ワンプラは一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。
     
    きょうグロース市場に上場したトリドリは、午後に公開価格(1500円)を1233円(82.2%)上回る2733円で初値を付け、終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比500円(18.3%)安の2233円で配分された。
     
     
    個別ではフーディソンがストップ高。ディー・ディー・エス、ワンダープラネットは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、ディジタルメディアプロフェッショナル、勤次郎、キャンバス、トライアイズなど13銘柄は年初来高値を更新。海帆、property technologies、スカイマーク、ジェイテック、Finatextホールディングスが買われた。
     
     一方、トリドリ、ウェルプレイド・ライゼストがストップ安。ベースフード、ジェイグループホールディングス、ピクスタ、コラボス、ソーシャルワイヤーなど52銘柄は年初来安値を更新。Rebase、INTLOOP、イメージ・マジック、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、トラース・オン・プロダクトがに売られた。
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


    coulumn_06.jpg
    《マーケットストラテジーメモ》 12月第3週
     
    12日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。11月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇。前年比は7.4%上昇。10月の8.1%から鈍化し、伸びは2021年5月以降で最小。市場予想は、前月比0.2%上昇、前年比7.2%上昇だった。12月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は59.1と前月の56.8から上昇。市場予想の56.9も上回った。1年先のインフレ期待は4.6%と前月から低下。15カ月ぶりの低水準となった。
     
    日経平均株価は58円安の27842円銭と反落。東証プライムの売買代金は2兆7842億円。楽天、丸紅が下落。日中値幅は131円6銭と11月17日(119円61銭)以来、3週間半ぶりの小ささ。メジャーSQ値(27576円37銭)には2勝。
     
    13日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って1%超の反発。マイクロソフト、ファイザーなどが上昇。11月30日以来の大幅高となった。13─14日のFOMCでの利上幅は過去4会合の0.75%→0.5%に縮小見通し。
     
    日経平均株価は112円高の27954円と反発。前日の米株式相場が上昇した流れを受け、ファストリやダイキンなど値がさ株の一角に買いが入り、日経平均を押し上げた。東証プライムの売買代金は2兆4260億円。富士フイルム、武田、第一三共が上昇。ネクソン、太陽誘電、TDKが下落。25日線(27946円)を8日ぶりに上抜けた。
     
    14日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。11月のCPIは前年比伸び率が7.1%と10月の7.7%から鈍化。2021年12月以降で最小。市場予想は7.3%上昇だった。前年比の直近のピークは6月の9.1%上昇。1981年11月以来の大幅な伸びを記録していた。前月比では0.1%上昇。10月は0.4%上昇。市場予想は0.3%上昇だった。これを受けS&P500は一時2.76%上昇し3カ月ぶり高値を付けた。
     
    日経平均株価は201円高の28156円と続伸。約3週間ぶりに終値で28000円台を回復した。東証プライムの売買代金は2兆4917億円。東レ、信越化が上昇。サイバーが下落。
     
    15日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりに反落。FOMCではFF金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25─4.50%。同時に発表した新たな金利見通しでは、2023年末のFF金利予想中央値が5.1%。9月の予想(4.6%)から上昇。少なくとも0.75%ポイントの追加利上げが実施されることを示唆した。パウエルFRB議長は「利下げについて言及するのは時期尚早」との見解。欲張り過ぎた市場へのけん制みたいなものだろうか。
     
    日経平均株価は104円安の28501円と3日ぶりに反落。米FOMCは通過したもののまだ懸念が燻った状態。中国の小売売上高の減少も嫌気された。東証プライムの売買代金は2兆2437億円。川重、物産が上昇。キーエンス、オリンパスが下落。空売り比率は38.8%と20日ぶりに40%割れ。
     
    16日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。FRBが金融引き締めを長期化させる方針を示したことで、利上げサイクルが近く終了するとの見方が後退。利上げがリセッション(景気後退)につながるとの懸念が強まった。「何でも欲しがるジャイアンマーケット」という印象。S&P500とNASDAQ総合は11月2日以来。NYダウは9月13日以来の大幅な下落率。3指数とも終値は11月9日以来の安値水準。
     
    日経平均株価は524円安の2527円と続落。11月10日以来の安値水準。川船、小田急が上昇。東エレ、アドバンテストが下落。終値(27527円)は、26週線(2512円)、13週線(27395円)、52週線(27361円)を上回った。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    NYの主要株価3指数の年末終値が現在の水準だと年間では2018年以来の下落。
    下落率は金融危機に見舞われた2008年以来の大きさとなる。
     
    (3)新興国動向
     
    米政権は中国半導体メーカー大手の長江存儲科技(YMTC)や主要な人工知能(AI)向け半導体メーカー21社を事実上の禁輸リスト「エンティティー・リスト」に追加すると発表。
    21社には、寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ)や中国電子科技集団(CETC)などが含まれる。
    ほかに注目されるのは深セン市鵬芯微集成電路製造(PXWセミコンダクター・マニュファクトリー)。
    同社は深セン市政府が支援し、中国の通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)の元幹部が率いるスタートアップ。
    リスト追加によって、YMTCは米国のサプライヤーから製品を調達する際に特別な許可が必要となり支障が生じる。
    他の21社には、米国製の装置を使用して世界各地で製造された技術へのアクセスが事実上阻止されることになる。
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【12月】7勝3敗、(勝率70%、3位)
        気学では「好材料なく下げに注意。目先に走らず見送りが良い」。
     
    12月16日(金)米クワドラブルウィッチィング、FTSE日本株指数パッシブ売買インパクト
    12月19日(月)日銀金融政策決定会合(→20日)、首都圏マンション販売、米NAHB住宅指数、独IFO景況感
    12月20日(火)黒田日銀総裁会見、米経常収支、中古住宅販売、CB消費者信頼感
    12月21日(水)訪日外客数、米経常収支、中古住宅販売件数
    12月22日(木)GDP確定値、上げの特異日
    12月23日(金)消費者物価、米耐久財受注、個人所得、新築住宅販売、変化日
    12月26日(月)企業向けサービス価格指数、クリスマスでNY休場、ボクシングデー、上げの特異日
    12月27日(火)失業率、有効求人倍率、米FHFA住宅価格、CS住宅価格指数、 株高の日L
    12月28日(水)鉱工業生産、年内受け渡し最終日、米中古住宅販売仮契約、変化日
    12月29日(木)米シカゴ購買部協会景気指数、水星逆行(→1月18日)
    12月30日(金)大納会、中国広州モーターショー
    12月31日(金)中国製造業非製造業PMI
     


    (兜町カタリスト 櫻井英明)



    19日午前の日経平均株価は続落し、前週末比305円83銭(1.11%)安の2万7221円29銭で終えた。
     
    前週末16日のNYダウは、米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念を背景に281ドル安となった。この流れを受け、東京株式市場も軟調な値動きが続いた。日経平均は、一時2万7100円台に下落した。半導体関連などハイテク株や自動車株が軟調だった。
    米景気悪化への警戒感が根強く、前週末の米株安の流れを引き継いだ。株価指数先物に運用リスクを回避する売りが出て日経平均を下押しした。日経平均の下げ幅は一時360円を超えた。
     
    一方、材料の出た銘柄を物色する動きは活発だった。訪日外国人(インバウンド)の高額消費が顕著になっていると報じられた百貨店株が上げた。政府内の一部で政府と日銀が2013年に結んだ共同声明の見直し論が浮上していると伝わり、銀行株には思惑的な買いが入った。
     
    市場からは「欧米景気に対する不安感は根強いようで、クリスマス休暇入りを前に海外短期筋の売りが続いている。ただ、売りたい人は相当程度売った感じがする。200日移動平均線の攻防戦だが、これより下は押し目買いが入りやすいとみている」との声が聞かれた。
     
    雇用統計やインフレ指標、FRB高官の発言、地政学リスクの動向など、警戒する材料は多い。いまだに世界的に様々なリスクが散見されるなか、暗号資産業界に衝撃を与えた暗号資産取引所FTXの破綻のように、株式市場でもいきなり市場が動揺する材料が飛び込んでくる可能性も0ではない。さて、後場の日経平均は、軟調もみ合い展開が続くか。米株先物の動向を横目に、軟調な展開が継続するか注目しておきたい。

     
     
     
    東証株価指数(TOPIX)は続落した。午前終値は前週末比13.11ポイント(0.67%)安の1937.10だった。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆2646億円、売買高は5億1188万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は909。値上がりは824、変わらずは105銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は鉱業、精密機器、医薬品、輸送用機器などが下落した。上昇はパルプ・紙、銀行業など。
     
    個別銘柄では、レーザーテックや東京エレクトロンやアドテストが安く、トヨタ自動車や任天堂が軟調。ソフトバンクグループやファーストリテイリングが値を下げ、ダイキン、東芝が売られた。第一三共やアステラスは安い。
     
    半面、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが高く、スカイマーク、NTTやKDDI、ソフトバンク(SB)が高い。


     
    東証スタンダード市場は米国を中心とした世界的な景気後退への懸念から、幅広い業種の銘柄で売りが優勢となった。スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億0512万株。
    値上がり銘柄数513、値下がり銘柄数672と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、オーナンバがストップ高。カンロ、岩塚製菓、タビオ、カッシーナ・イクスシー、シンデン・ハイテックスなど32銘柄は年初来高値を更新。ミツウロコグループホールディングス、ビジョナリーホールディングス、JALCOホールディングス、レオクラン、日本アビオニクスが買われた。
     
    一方、フュートレック、CDG、片倉工業、オルトプラス、タカギセイコーなど28銘柄が年初来安値を更新。ポエック、アピリッツ、白洋舎、東邦レマック、日本精密が売られた。
     


     
    東証グロース市場は、マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタート。その後は、マザーズ指数が軟調もみ合い展開に、東証グロース市場Core指数は下げ幅を縮小した。
    東証マザーズ指数の前週末比7.31ポイント(0.94%)安い767.52だった。米景気悪化への懸念から16日に米株式相場が下落し、国内の新興銘柄にも売りがかさんだ。長期金利の低下自体は株式の支援要因と考えられるが、全面的なリスクオフの地合いとなっており新興株も厳しい地合いが続いている。
    CANBASやEDPが下落した。一方、マイクロ波は上昇した。
     
    きょうグロース市場に新規上場したトリドリは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。気配値は公開価格(1500円)を1200円(80.0%)上回る2700円に切り上げた。
     
    値上がり銘柄数132、値下がり銘柄数338と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、ディー・ディー・エス、ワンダープラネットが一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、ディジタルメディアプロフェッショナル、勤次郎、キャンバス、オープンワークなど11銘柄は年初来高値を更新。property technologies、プレミアアンチエイジング、ランディックス、SBIリーシングサービス、フーディソンが買われた。
     
     一方、ベースフード、ジェイグループホールディングス、ピクスタ、コラボス、ソーシャルワイヤーなど44銘柄が年初来安値を更新。Rebase、ウェルプレイド・ライゼスト、イメージ・マジック、イオレ、イーディーピーが売られた。
     

    【寄り付き概況

    19日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比247円20銭安の2万7279円92銭。

    前週末16日の米株式市場は、NYダウは281ドル安と3日続落。米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念で売りが先行する展開となった。この流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタートした。
    また、為替は1ドル=136円50銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。

    17日、政府と日銀が2013年に結んだ共同声明を岸田文雄政権が改定する方針を固めたと報じた。市場では「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の見直しにつながれば、中期的には一段の円安は見込みにくくなり、輸出関連企業の収益の上振れ余地が小さくなる」との見方がある。

    東証株価指数(TOPIX)は続落している。

    寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がりは銀行、海運など。値下がり上位に鉱業、医薬品、精密機器、輸送用機器など。

    個別では、東エレクやアドテストが下落した。ファストリやダイキンが安い。テルモやオリンパスが下げた。一方、三菱UFJや千葉銀、しずおかFGが上げた。三越伊勢丹や高島屋が高い。
     

    「投資八策2022」

    「3日続落」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続落。
    FRBによるインフレ抑制策が景気を後退させるとの懸念が継続。
    週間ベースでも2週連続安。
    週間でNYダウは1.66%、S&Pは2.09%、NASDAQは2.72%下落。
    「ようやく市場が『悪いニュースは悪いニュース』と理解し始めた」という声も聞こえる。
    メタ・プラットフォームズが2.82%上昇。
    アドビが2.99%上昇。
    一方、GMは3.91%下落。
    ロボットタクシー部門「クルーズ」が米当局の安全性調査を受けることとなった。
    合算出来高は172億8000万株。
    先物決済クワドラブルウィッチングで増加した。
    FF金利先物市場は、来年に少なくとも2回の0.25%利上げを予想。
    年央までに約4.8%のターミナルレート(利上げの最終到達点)達成。
    来年末までには約4.4%への利下げを織り込んでいる。
    S&Pグローバルの12月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は44.6。
    11月の確定値の46.4から低下した。
    市場予想は47.0だった。    
    10年国債利回りは3.487%。
    2年国債利回りは4.182%。
    ドル円は136円台後半。
    WTI原油先物1月限は前日比1.82ドル(2.39%)安の1バレル=74.29ドル。
    SKEW指数は122,73→124.23→124.49→120.04。
    恐怖と欲望指数は51→42。

    週末のNYダウは281ドル(0.85%)安の32920ドルと3日続落。
    高値33166ドル、安値32654ドル。
    サイコロは5勝7敗。
    騰落レシオは101.35%(前日115.27%)
    NASDAQは105ポイント(0.97%)安の10705ポイントと3日続落。
    高値10833ポイント、安値10642ポイント。
    サイコロは4勝8敗。
    騰落レシオは91.12%(前日97.74%)
    S&P500は43ポイント(1.11%)安の3852ポ゚イントと3日続落。
    高値3890ポイント、安値3827ポイント。
    サイコロは3勝9敗。
    騰落レシオは96.70%(前日109.87%)
    ダウ輸送株指数は151ポイント(1.09%)安の13738ポイントと続落。
    SOX指数は25ポイント(0.95%)安の2636ポイントと3日続落。
    VIX指数は22.62と低下。
    3市場合算出来高は172.8億株(前日121.5億株、直近20日平均は106.3億株)。
    先物決済で膨らんだ。
    シカゴ225先物円建ては大証日中比190円安の27280円。
    ドル建ては大証日中比170円安の27300円。
    ドル円は136.69円。
    10年国債利回りは3.487%。
    2年国債利回りは4.182%。

    週間ベースでNYダウは1.7%安、2週続落(累計4.4%下落)。
    NASDAQ総合指数は2.7%安、2週続落(同6.6%下落)。
    S&P500は2.1%安、2週続落(同5.4%下落)。

    「13,26、52週線攻防」

    週末の日経平均は寄り付き345円安。
    終値は524円(▲1.87%)安の27527円と続落。
    日足は3日ぶりに陰線。
    11月10日(27746円)以来の安値水準。
    メジャーSQ値(27576円)には5勝1敗。
    空いた窓は27987円→27713円。
    週間では373円下落。
    週足は陰線。
    TOPIXは23.69ポイント(▲1.20%)安の1950ポイントと続落。
    プライム市場指数は12.18ポイント安の1003.51と続落。
    東証マザーズ指数は11.61ポイント(▲1.48%)安の774.83と続落。
    プライム市場の売買代金は3兆4268億円(前日は2兆2437億円)。
    FTSEの銘柄入れ替えで膨らんだ。
    値上がり290銘柄(前日908銘柄)。
    値下が1403銘柄(前日825銘柄)。
    新高値34銘柄(前日60銘柄)。
    新安値25銘柄(前日15銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは102.24(前日105.45)。
    NTレシオは14.11倍(前日14.21倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    上向きの25日線(27974円)からは▲1.60%(前日△0.29%)。
    4日ぶりに下回った。
    下向きの75日線は27529円。
    6日ぶりに下回った。
    上向きの200日線(27240円)からは△1.05%(前日△3.00%)。
    32日連続で上回った。
    下向きの5日線は27906円。
    6日ぶりに下回った。
    終値(27527円)は、26週線(2512円)、13週線(27395円)、52週線(27361円)を上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.127%(前日▲13.575%%)
    買い方▲7.738%(前日▲6.7703%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.665%(前日▲10.766%)。
    買い方▲23.387% (前日▲22.500%)。
    空売り比率は44.5%(前日38.8%。2日ぶりに40%超)。
    空売り規制なしの比率は7.9%(前日7.2%)。
    日経VIは17.76(前日16.31)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.58倍(前日12.75倍)。
    前期基準では13.42倍。
    EPSは2188円(前日2200円)。
    11月15日の過去最高水準は2238円。
    225のPBRは1.14倍(前日1.15倍)。
    BPSは24146円(前日24392円)。
    10年国債利回りは0.250%(前日0.250%)。
    日経平均の予想益回りは7.95%。
    予想配当り利回りは2.31%。
    プライム市場の予想PERは13.42倍。
    前期基準では14.19倍。
    PBRは1.15倍。
    プライム市場の予想益回りは7.45%。
    配当り利回り加重平均は2.54%。
    プライム市場の単純平均は28円安の2434円。
    プライム市場の売買単価は2457円(前日2465円)。
    プライム市場の時価総額は705兆円(前日714兆円)。
    ドル建て日経平均は200.61(前日206.86)と続落。
    17日連続で200ドル超。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比190円安の27280円。
    高値27630円、安値27130円。
    大証先物夜間取引終値は日中比190円安の27280円。
    気学では「「安値を付けて目先底をつくる日」。
    火曜は「後場へかけて急伸することあり。押し目買い」。
    水曜は「人気に逆行して前後場様を変える日」。
    木曜は「利のある時は利食って良し」。
    金曜は「相場の仕成りについて駆け引きせよ」。
    ボリンジャーのプラス1σが28184円。
    プラス2σが28397円。
    マイナス1σが27758円。
    マイナス2σが27545円。


    《今日のポイント12月19日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続落。
       10年国債利回りは3.487%。
       2年国債利回りは4.182%。
       ドル円は136円台後半。
       SKEW指数は122,73→124.23→124.49→120.04。
       恐怖と欲望指数は51→42。

    (2)ダウ輸送株指数は151ポイント(1.09%)安の13738ポイントと続落。
       SOX指数は25ポイント(0.95%)安の2636ポイントと3日続落。
       VIX指数は22.62と低下。
       3市場合算出来高は172.8億株(前日121.5億株、直近20日平均は106.3億株)。
       先物決済で膨らんだ。
       シカゴ225先物円建ては大証日中比190円安の27280円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆4268億円(前日は2兆2437億円)。
       FTSEの銘柄入れ替えで膨らんだ。
       値上がり290銘柄(前日908銘柄)。
       値下が1403銘柄(前日825銘柄)。
       新高値34銘柄(前日60銘柄)。
       新安値25銘柄(前日15銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは102.24(前日105.45)。
       NTレシオは14.11倍(前日14.21倍)。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。

    (4)上向きの25日線(27974円)からは▲1.60%(前日△0.29%)。
       4日ぶりに下回った。
       下向きの75日線は27529円。
       6日ぶりに下回った。
       上向きの200日線(27240円)からは△1.05%(前日△3.00%)。
       32日連続で上回った。
       下向きの5日線は27906円。
       6日ぶりに下回った。
       終値(27527円)は、26週線(2512円)、13週線(27395円)、52週線(27361円)を上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.127%(前日▲13.575%%)
       買い方▲7.738%(前日▲6.7703%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.665%(前日▲10.766%)。
       買い方▲23.387% (前日▲22.500%)。

    (6)空売り比率は44.5%(前日38.8%。2日ぶりに40%超)。
       空売り規制なしの比率は7.9%(前日7.2%)。
       日経VIは17.76(前日16.31)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.58倍(前日12.75倍)。
       EPSは2188円(前日2200円)。
       11月15日の過去最高水準は2238円。
       225のPBRは1.14倍(前日1.15倍)。
       BPSは24146円(前日24392円)。
       10年国債利回りは0.250%(前日0.250%)。

    (8)プライム市場の単純平均は28円安の2434円。
       プライム市場の時価総額は705兆円(前日714兆円)。
       ドル建て日経平均は200.61(前日206.86)と続落。
       17日連続で200ドル超。


    (9)ボリンジャーのプラス1σが28184円。
       プラス2σが28397円。
       マイナス1σが27758円。
       マイナス2σが27545円。
       大引はFTSE日本株指数パッシブ売買インパクト。
       夜は米クワドラブルウィッチィング。

    今年の曜日別勝敗(12月16日まで)

    月曜23勝21敗
    火曜30勝19敗
    水曜22勝24敗
    木曜23勝23敗
    金曜22勝24敗

    週間ベースで日経平均株価は1.33%安、2週ぶり反落。
    TOPIXは0.65%安、2週ぶり反落。
    東証プライム市場指数は0.6%安、2週ぶり反落。
    東証マザーズ指数は1.6%安、3週続落(累計3.1%下落)。
    東証スタンダード市場指数は0.0%高、2週続伸(同0.22%上昇)。、
    東証グロース指数は1.5%安、3週続落(3.3%下落)。
    東証REIT指数は2.2%高、2週続伸(同2.3%上昇)。

    ★「投資八策」(2022年12月)

    (1)頭でっかちわかったフり、見えないフリで大局観が消える

    (2)事実なくして理論なし、現場なくして学説なし

    (3)「志」と「本質」と「貢献」こそ錦の御旗

    (4)相場は恐怖と欲望が支配的。未来の時間軸こそ貴重で美しい

    (5)先を読みに読んで読み切ればそこに「必然が登場」する

    (6)日々の作業やトレーニング、訓練が明日につながる

    (7)計画→実行→反省=仮説→実証→検証

    (8)「見て聞いて感動できた銘柄」を熟視するスタンスで相場が見えやすくなる


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    データセクション(3905)・・・動兆

    AIを活用したグローバルでの小売店販促支援事業が主力。
    受託開発事業とSNS分析も手掛ける。
    小売店販促支援は南米中心に現地代理店や競合の買収狙う。
    AI活用した売上予測や欠品検知など機能開発進む。



    (兜町カタリスト櫻井)


    [株価材料]
     
    ■送電網、10年で1000万キロワット増 政府計画

    ■訪日客の高額消費急増 百貨店、コロナ前超えも ホテルも旅行支援で回復

    ■経産相、新型原発「2030年代本格化」 運転延長の意義強調

    ■川崎汽船<9107>
    液化CO2を欧州で輸送 回収・貯留に参画

    ■東芝<6502>
    特別委検討大詰め 国内連合、買収資金確保めど
    姫路工場に新棟 車用パワー半導体生産 能力2倍以上に

    ■ルネサス<6723>
    北京工場停止 感染拡大で数日程度

    ■豊田合成<7282>とパウデック パワー半導体、高速制御EV急速充電に寄与

    ■反撃能力保有を閣議決定 防衛3文書、日米で統合抑止

    ■デジタル証券、3メガや日本取引所<8697>が連合 新会社設立 

    ■中国ゼロコロナ 追加緩和示唆 経済の安定成長重視

    ■JR、年末年始予約16%増 6社前年度比席数、コロナ前の75%

    ■三菱商事<8058> 
    オランダ沖で洋上風力 26年に80万世帯分発電予定

    ■SBI<8473>がスーパーアプリ展開へ まず南都銀<8367>と

    ■総務省がKDDI<9433>に行政指導 3G終了後に不適切値引き

    ■オリンパス<7733>、ADR廃止 エーザイ<4523>も

     


    19日の東京株式市場は、軟調な展開が続きそうだ。
    日経平均株価の予想レンジ:2万7200円−2万7500円を想定。(16日終値2万7527円12銭)
    先週末の米国株は下落。ダウ平均は281ドル安の32920ドルで取引を終えた。金融引き締め長期化を懸念して大きく売られる展開だった。

    前週末16日に大幅続落した動きや、前週末16日に欧米株式が下落したこともあり、売り先行スタートになるとみられる。日経平均株価は、200日移動平均線(前週末16日時点で2万7240円)が意識される場面もありそう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=136円前後(前週末16日は137円22−24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円前後(同145円90−94銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は16日の大阪取引所清算値比190円安の2万7280円だった。


    【好材料銘柄】 

    ■オーナンバ <5816> 
    今期経常を44%上方修正・16期ぶり最高益、配当も6円増額。

    ■ホープ <6195>
    今期経常を54%上方修正。

    ■ミツウロコグループホールディングス <8131> 
    今期経常を70%上方修正。

    ■和田興産 <8931> 
    今期経常を一転11%増益に上方修正・最高益、配当も3円増額。

    ■エプコ <2311> 
    今期最終を67%上方修正。

    ■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
    緑内障治療剤「H-1337」の米国後期第2相臨床試験の治験届を提出。

    ■白洋舎 <9731> 
    今期営業を一転黒字に上方修正、未定だった配当は3期ぶり10円で復配。


    【主な経済指標・スケジュール】

    19(月)
    【国内】
    日銀金融政策決定会合(〜12/20)
    11月首都圏マンション販売(14:00)

    【海外】
    独12月Ifo景況感指数(18:00)

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

12月19日 毎日コラム
認知症になりやすい職業、なりにくい職業は
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv