日経平均株価 | 38,274.05 | -131.61 | 05/01 |
TOPIX | 2,729.40 | -13.77 | 05/01 |
マザーズ | 646.25 | -1.15 | 05/01 |
NYダウ平均 | 37,815.92 | -570.17 | 05/01 |
ナスダック総合 | 15,657.82 | -325.26 | 05/01 |
14日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比142ドル29セント(0.4%)安の3万3966ドル35セントで終えた。
米連邦準備理事会(FRB)は、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを決定。上げ幅を前回会合から縮小し、利上げペースを減速させた。
ただ、同時発表した23年末のFOMC参加者の政策金利見通し(中央値)は5.1%とされ、9月時点から引き上げられた。パウエルFRB議長は会見で、政策金利は「まだ十分に景気抑制的ではない」と述べ、利上げを継続する姿勢を示した。来年の政策金利見通しが切り上がり、一段の利上げを警戒した売りが出た。
FOMCの結果発表前はダウ平均は前日比でプラス圏で推移していたが、発表後に下げ幅を400ドルあまりに広げる場面があった。
パウエル議長は会合後に記者会見し、インフレ率を目標の2%に戻すために「継続的に利上げすることが適切であると引き続き考えている」と述べた。10月、11月と市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)が相次いだが「インフレの持続的低下を確認するにはかなりの証拠が必要」と、慎重姿勢を崩さなかった。
利上げが景気を冷やすとの見方から消費関連株が売られ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスとスポーツ用品のナイキが下げた。工業製品・事務用品のスリーエムなど消費関連以外の景気敏感株にも売りが出た。半面、製薬などディフェンシブ株は買われ、相場を下支えした。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。前日比85.928ポイント(0.8%)安の1万1170.886で終えた。電気自動車のテスラや半導体のエヌビディアの下げが目立った。