日経平均株価 | 38,079.70 | +117.90 | 04/18 |
TOPIX | 2,677.45 | +14.30 | 04/18 |
マザーズ | 659.87 | +9.75 | 04/18 |
NYダウ平均 | 37,753.31 | -45.66 | 04/18 |
ナスダック総合 | 15,683.37 | -181.88 | 04/18 |
30日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比737ドル24セント(2.2%)高の3万4589ドル77セントと4月21日以来の高値で終えた。ダウ平均は月間では2カ月連続で上昇し、上げ幅は1856ドル(5.7%)となった。
この日午前はパウエル議長の発言を控えて警戒感が広がる中、ダウは軟調に推移。議長が午後の講演で12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げペース減速の可能性を示すと、買いが優勢な展開に転じた。
予想以上に積極的な利上げ姿勢への警戒感も後退し、米長期金利が低下したのを眺めて割高感が意識されやすいハイテク株が大幅に上伸。パウエル議長講演後のダウは上げ基調を維持した。ナスダックは約4.4%高と急伸した。
パウエル議長は「利上げペースの減速時期は早ければ12月の会合になる」と述べた。金融政策が景気や物価に与える影響の時間差を考慮し、利上げは続けるもののペースは緩めていく考えを示した。最近のFRB高官のタカ派発言を受けて、市場では議長が金融引き締め姿勢を強調するとの警戒感があっただけに株式の買い直しを促した。
利上げ減速期待から米長期金利が一時3.6%台前半と前日終値(3.74%)から低下した。長期金利の低下局面で買われやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が軒並み急伸し、ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォースが大幅高。クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株も買われた。
パウエル議長の講演前には売りに押される場面が目立ち、ダウ平均は昼過ぎに268ドル安まで下げる場面があった。講演後に安値から1000ドル強上昇したことになる。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比484.217ポイント(4.4%)高の1万1467.996と9月19日以来の高値で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズや電気自動車のテスラが大きく上げた。
ナスダック指数は11月月間では4.4%上昇した。
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