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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    [概況]

    23日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.235円まで下落し、上値が重い展開となった。一方で、クロス円では英ポンド円が一時139.08円まで下落し軟調。欧米取引時間帯において、英国下院で欧州連合(EU)離脱をめぐる離脱協定法案の第2読会の採決が行われた。
    結果は賛成329、反対299で可決となったものの、早期に審議を行うための議事進行動議では賛成308票、反対322票の反対多数で否決となった。

    そのため、ジョンソン英首相が目標としてきた10月末までの離脱は事実上困難な見通しとなり、Brexit問題にかかわる先行きの不透明感などから英ポンドは売りが先行したようだ。

    現在、欧州時間に入り米ドル円は108.400円付近、英ポンド円は139.30円付近で推移している。テクニカル的には米ドル円は上値付近に控える5日移動平均線(108.513円)が引き続きレジスタンスとなりそうか。

    一方で、英ポンド円は実線が5日移動平均線(140.02円)を下抜ける展開となっており、サポートからレジスタンスへ転じる可能性が考えられる。

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    日経平均は前場こそ荒い動きを見せたが、終わってみれば76円高(22625円)と強い上昇で、終値で2万2600円台に乗せた。堅調ながらもやや上値が重かったが、きょうは売りをこなしてしっかり年初来高値を更新しており、上方向に勢いがつきそうな雰囲気がある。
    全体相場は上値が重くなっているのは確かだが、売り方にとっては厄介なジリ高歩調ともいえる。
     
    明日24日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    20年3月期第2四半期(19年4-9月)決算の本格化とともに個別の業績動向を見極めたいとの見方から、様子見気分に傾く可能性がある。
    市場では、「上への勢いは鈍くなり、あまりにも調整がないのは気懸かりだ」との声が聞かれた。
    また、ペンス米副大統領が24日に対中国政策について演説する運びで、その内容を確認したいとの空気も積極的な売買を鈍らせる要因になろう。
    引け後に日本電産が通期見通しの下方修正を発表した。ただし、足元の業績が良くないことは織り込み済みでもあり、悪材料出尽くしとの見方が強まるかが注目される。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(23日現在)
     
    23573.03  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23137.90  ボリンジャー:+3σ(26週)
    23059.31  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22871.23  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22691.02  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    22625.38  ★日経平均株価23日終値
     
    22563.02  ボリンジャー:+2σ(26週)
    22472.92   新値三本足陰転値
    22466.49  6日移動平均線
    22322.72  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22169.42  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21988.14  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21979.37  均衡表転換線(日足)
    21962.93  均衡表基準線(日足)
    21954.43  25日移動平均線
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21586.14  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21467.62  13週移動平均線
     
    ローソク足は寄り引けほぼ同値で短い上ヒゲと長い下ヒゲを持つ「トンボ」に似た形状で引けた。高値圏でのトンボ出現とあって、大幅な反動安リスクにも留意が必要となろう。
     
    一目均衡表は転換線と基準線がともに横ばいを継続し、もみ合い局面入りを示している。ボリンジャーバンドでは、一昨日に続いてザラ場高値が+2σに届かず、上値拡張局面の終了が予想される。RSI(14日ベース)は68.72%(前営業日64.15%)と中立圏上限が接近しており、ここからの過熱圏に向けての株価上昇には、新たに買い材料が必要となろう。
     
     

    【大引け概況】
    23日の日経平均株価は3日続伸し、前営業日比76円48銭高の2万2625円38銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:15 容量:11.1M


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    3営業日連続で年初来高値を更新し、2018年10月18日以来の高値をつけた。米中貿易協議の進展観測に加え、今日から本格化する主要企業の19年4〜9月期決算に期待する買いが優勢だった。
     
    日経平均は先物主導の買いが入り高値で寄り付いた。その直後、米半導体大手の業績悪化で日本企業の半導体関連銘柄も連れ安し、相場を下押した。
    半導体値がさ株の東エレクと、米共有オフィス大手に金融支援を決めたことが嫌気されたソフトバンクGの2社で約55円日経平均を押し下げた。一方で、エーザイなど医薬品銘柄の株価上昇が下支えとなった。
     
    米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は21日、米国と中国の貿易協議が進展すれば、12月に予定する中国製品に対する追加関税の発動を取り下げる可能性を示唆した。米中協議が進展し業績が改善するとの見方から、海運や非鉄金属などの景気敏感株が上昇した。
     
    日経平均の上げ幅は一時100円に迫った。「市場はすでに来期を見ており、今回の決算で業績の底入れを確認できるとの思惑から先回り買いが入った」との見方が出ていた。
     
    JPX日経インデックス400は続伸し、終値は前営業日比86.73ポイント高の1万4652.40だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、9.54ポイント高の1638.14で終えた。両指数とも年初来高値を更新した。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1526億円と、4営業日ぶりに2兆円を超えた。売買高は11億8961万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1531と、全体の約7割を占めた。値下がりは535、変わらずは89だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は海運業、医薬品、非鉄金属が上昇し、下落は精密機器、情報・通信業、石油・石炭製品のみ。
     
    個別では、アドバンテス、ダイキン、日東電が買われた。アルツハイマー病新薬の承認を米国で申請すると発表したエーザイが大幅高。第一三共、アステラスなど他の医薬品株も高かった。住友鉱は堅調で、三菱UFJ、三井住友、みずほFGはしっかり。川崎船、商船三井は締まった。
     
    一方、KDDIやソニーが安い。米シェアハウス大手ウィーワークを運営するウィーカンパニーが支援を受け入れると発表したソフトバンクグループ(SBG)が売られたNTT、KDDI、ファーストリテは値を下げた。東エレク、ソニー、SUMCOは緩み、太陽誘電、ルネサスは軟調だった。任天堂は弱含んだ。

     
    東証2部株価指数は前営業日比30.94ポイント高の6820.84ポイントと続伸した。
    出来高1億694万株。値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は153となった。
     
    個別では、さくらケーシーエスがストップ高。石井表記は一時ストップ高と値を飛ばした。日本ケアサプライ、キーウェアソリューションズ、広栄化学工業、C&Gシステムズ、アドテック プラズマ テクノロジーなど10銘柄は年初来高値を更新。黒田精工、浜井産業、ユーピーアール、ダイコー通産、大興電子通信が買われた。
     
    一方、日創プロニティ、ワシントンホテル、小島鉄工所が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、扶桑電通、アイケイ、インタートレード、東京衡機が売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前営業日比17円19銭高い3455円30銭だった。東証1部の主力銘柄の上昇が個人投資家の心理改善をもたらし、指数は後場にやや上げ幅を広げた。米半導体大手の業績見通しが市場予想を下回り、市況回復への不透明感から、フェローテクなど半導体関連銘柄は売られやすかった。
    子会社が外国人材受け入れの登録支援機関に認定されたジェイテックが制限値幅の上限(ストップ高水準)で取引を終えたほか、ワークマンやUTが上昇した。
    市場関係者は「新興株は大型株に比べて出遅れ感があるため、投資資金が流入している」と話していた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で494億円、売買高は8017万株だった。値上がり銘柄数は384、値下がり銘柄数は222となった。
     
    個別では、ジェイテック、小田原機器、栄電子がストップ高。クラスターテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。ドーン、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、アスコット、内外テック、エスイーなど17銘柄は年初来高値を更新。日本ユピカ、nms ホールディングス、精工技研、野村マイクロ・サイエンス、日本ラッドが買われた。
     
    一方、成学社、プラネット、ゲンダイエージェンシー、ほぼ日、SIホールディングスなど7銘柄が年初来安値を更新。プロパスト、OSGコーポレーション、HAPiNS、システム・ロケーション、遠州トラックが売られた。


     
    東証マザーズ指数は前営業日比8.59ポイント高の853.80ポイントと4日続伸した。
    東証1部市場は方向感なく推移したが、マザーズ市場は主力株に堅調なものが多く、続伸歩調となった。そーせいグループ、オンコリスバイオファーマ、アンジェスなどバイオ株が買われた。
    投資マインドの改善で個人投資家の個別物色の動きが下支え材料にはなっている。好材料銘柄など中小型株にも買いが波及した。
    値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は102となった。
     
    個別では、中村超硬がストップ高。グランディーズ、霞ヶ関キャピタル、コプロ・ホールディングスは年初来高値を更新。アプリックス、サーバーワークス、ビープラッツ、クラウドワークス、カオナビが買われた。
     
    一方、リックソフト、Welby、みらいワークス、和心が年初来安値を更新。SOU、エディア、パワーソリューションズ、VALUENEX、NATTY SWANKYが売られた。

    【後場寄り付き概況】

    後場の日経平均株価は、前営業日比5円33銭安の2万2543円57銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.85ポイント高の1630.45で始まった.
    日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)は、ともに休日前の終値付近での小動き。前場から相場全体の方向性を決める材料に乏しく、売り買いが交錯している。
    きょうの取引終了後の日電産から本格化する19年4〜9月期決算発表を見極めたいとのムードは強く、売買を一方向に傾ける動きが限られている。
    外国為替市場では、1ドル=108円30銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    市場からは「午前の中国・上海株相場が大きく動いていない点も動きを鈍くしている」との見方があった。
     
    前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約728億円成立。
    12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1736億円、売買高は6億7402万株だった。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)の売り物が厚く、ファーストリテは軟調。東エレク、SUMCOが大量の売りに押され、キーエンス、ファナックは小安く、オリンパス、任天堂、ソニーも値下がりしている。
     
    半面、村田製、日本電産が買われ、トヨタが値上がりし、SMCはしっかり。三菱UFJ、三井住友が小高く、野村が強含んでいる。
    大塚HDやアサヒ、セコムが堅調。郵船や商船三井などの海運株も買われている
     
    前場の日経平均は方向感に乏しく、結局小幅な下落で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の半数以上で、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらプラスを確保しており、市場のムードはさほど悪くない。
    先週まで日経平均主導の急ピッチの株高を見せていたため、想定内の調整と捉える向きが多いだろう。上昇局面で乗り遅れた投資家の買いが入りやすいとみられ、日経平均も22500円水準で底堅さを見せている。
     
     
     

    「そろそろ子年」


    2000年以降11月の平均騰落率は68.42%
    11月7日は天赦日。

    【11月】(9勝5敗で勝率64.3%、2位)

    1日(金)水星逆行、米雇用統計、ISM製造業
    3日(日)米サマータイム終了
    4日(月)文化の日の振替で休場
    5日(火)「11月3連休明けは株高」の特異日、変化日
    7日(木)天赦日、下げの特異日
    8日(金)SQ
    11日(月)COP25(チリ)、中国大規模セール「独身の日」、変化日
    12日(火)満月、八專開始(〜21日)
    14日(木)大嘗祭
    15日(金)鬼宿日
    16日(金)APEC首脳会議(チリ)
    17日(土)ドバイ航空ショー
    20日(水)水星順行、安倍首相の通算在職日数が歴代1位に
    21日(木)大幅高の日
    22日(金)G20外相会議(名古屋)、上げの日、変化日
    23日(土)ローマ法王来日
    27日(水)新月、変化日
    28日(木)海王星順行、NY休場(感謝祭)
    29日(金)ブラックフライデーでNY市場短縮位取引

    来年は子年。

    「子」は種子の中に新しい生命がきざし始める状態。
    「庚」は植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態。
    陰陽思想と五行思想の組み合わせでいくと「庚」は「かのえ=金の兄(陽)」。
    「庚子」の場合「庚=金の陽」「子=水の陽」で「相生(そうせい)」という関係。
    相生=相手を強める影響をもたらす
    特に「金生水」といい金から水が生じるイメージだという。
    「五行の中では金性は西。
    日が沈む方向に当てはまるので「終わり」の意味。
    しかし西の「終わり」は、物事がゼロとなって新たな「始まり」が生まれる方向でもある。
    金性・西方向にある五本能は「闘い」。
    じっとしているのではなく前進する行動力のこと。 
    北=水性の方向。
    動いてから考えるのではなく、考えるよりもまず動く」という解説がある。


    子年の日経平均は3勝2敗で勝率60%。
    因みに亥年は5勝1敗となる可能性が高く申年と並ぶ。
    最悪は寅年の1勝5敗。
    1960年56.1%
    1972年92%
    1984年16.1%
    1996年▲6.1%
    2008年▲39.7%

    1984年(子年)の2年後から株価は急上昇。
    いわゆるバブルが到来(1989年まで)。
    1996年の3年後にはITバブル(2000年まで)が到来。

    そしてうるう年。
    過去うるう年は17回。
    うるう年に限れば、3%以上変動した年は10回。
    2%以上変動した年は2回。
    3%以上変動した年は上昇が5回、下落は5回。
    12年2月は10.4%上昇し過去3番目の上昇記録。
    しかし16年2月は8.5%の下落だった。


    (櫻井)


    23日午前の日経平均株価は小幅反落し、前営業日比8円34銭安の2万2540円56銭で前場を終えた。
     
    前日の米国株式市場の企業決算が堅調だったことなどを受け、日経平均は取引開始直後、先物主導の買いが入り高値圏で寄り付いた。ただ、前営業日まで連日で年初来高値を更新しており、高値警戒から利益確定売りが出た。また、米半導体大手テキサス・インスツルメンツの業績悪化が売りを誘い、日経平均は次第に半導体関連銘柄を中心に下落した。
     
    日経平均の下げ幅は一時90円を超えた。米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)が米国時間22日に発表した2019年7〜9月期決算は減収減益で、10〜12月期見通しも市場予想を下回った。米株式市場の時間外取引で同社株は急落し、東京株式市場でも東エレクやスクリンなど半導体関連株全般に売りが広がった。
     
    米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は21日、米国と中国の貿易協議が進展すれば12月に予定する中国製品に対する追加関税の発動を取り下げる可能性を示唆。海運、非鉄金属などの景気敏感株が世界景気の改善期待から買い優勢となり、下値を支えた。
     
    市場からは、米中貿易協議に目立った動きがない中で「積極的に売り込む動きは出なかった」ため、休日前の21日終値付近でもみ合う展開が続いた。
    「米中関連などの材料は出たが、多くの投資家は23日の日電産から始まる決算を見極めたいとの思惑が強く、様子見に徹している」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆582億円、売買高は5億8677万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は915。値上がりは1121、変わらずは117だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は、繊維製品、金属製品、空運業の下落が目立ち、上昇は海運業、非鉄金属、鉱業など。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やテルモ、ソニーが安い。ファナック、楽天も売られた。東京エレクトロン、SUMCOも値を下げた。任天堂、ソニーなども下落。キャリアインデックスが急反落、丸和運輸機関も大幅安となった。
     
    一方、ダイキン、京セラが買われた。アルツハイマー病新薬の承認を米国で申請すると発表したエーザイが、制限値幅の上限(ストップ高水準)で買い気配のまま前場を終えた。アステラス、第一三共など他の医薬品株も高い。JTがしっかり、SMC、ダイキン工業も買い優勢。日本アジア投資が値を飛ばした。日本システムウエアが急伸、インソースも大幅高。コロプラも物色人気となった。
     
    東証2部株価指数は前営業日比41.02ポイント高の6830.92ポイントと続伸した。
    出来高6410万株。値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は138となった。
     
    個別では、日本ケアサプライ、広栄化学工業、C&Gシステムズ、アドテック プラズマ テクノロジー、扶桑電通など7銘柄が年初来高値を更新。石井表記、浜井産業、アップルインターナショナル、ミダック、キーウェアソリューションズが買われた。
     
    一方、日創プロニティ、ワシントンホテル、小島鉄工所が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、東京衡機、アイケイ、インタートレード、技研ホールディングスが売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。前引けは前営業日比14円28銭高い3452円39銭となった。
    もっとも、東証1部は個人投資家の個別物色の動きが下支えとなる一方、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感で利益確定売りの動きも強まっており、売り買いが交錯した。株価指数が小動きだったこともあり、上値を追う動きは限られた。
    子会社が外国人材受け入れの登録支援機関となったジェイテックなど、材料を発表した銘柄の買いが優勢だった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で305億円、売買高は5152万株。値上がり銘柄数は371、値下がり銘柄数は204となった。
     
    個別では、クラスターテクノロジー、栄電子がストップ高。ジェイテックは一時ストップ高と値を飛ばした。ドーン、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、アスコット、田中化学研究所、ダイケンなど14銘柄は年初来高値を更新。日本ラッド、nms ホールディングス、野村マイクロ・サイエンス、山大、芝浦電子が買われた。
     
    一方、プラネット、SIホールディングス、星医療酸器、浜木綿が年初来安値を更新。プロパスト、遠州トラック、システム・ロケーション、テーオーホールディングス、HAPiNSが売られた。

     


    東証マザーズ指数は前営業日比8.33ポイント高の853.54ポイントと4日続伸。
    前日の米国市場は、英国の欧州連合(EU)離脱問題をめぐる不透明感を背景にNYダウなど主要株価指数は小幅に反落した。休日明けの日経平均株価も堅調で投資マインドの改善で個人投資家の個別物色の動きが下支え材料にはなっている。好材料銘柄など中小型株にも買いが波及しつつある。個人のマインドのプラスに働いている。
    値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は90となった。
     
    個別では霞ヶ関キャピタル、コプロ・ホールディングスが年初来高値を更新。クラウドワークス、Lib Work、アプリックス、チームスピリット、サーバーワークスが買われた。
     
    一方、リックソフト、みらいワークス、和心が年初来安値を更新。SOU、エディア、VALUENEX、NATTY SWANKY、パルマが売られた。
     

    【寄り付き概況】
     
    23日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前営業日比70円87銭高の2万2619円77銭。米中両国間の貿易摩擦の懸念がやや後退したことに加え、23日の日電産から本格化する19年4〜9月期決算発表を前に業績改善に期待した買いが優勢となっている。
     
    前日のNYダウが小幅ながら反落となり、前週来上値の重さが意識される局面にある。
    一方、日経平均は前週に大きく水準を切り上げており、引き続き空売りの買い戻しが下値を支えるも、目先的には利益確定の売り圧力も意識されそうだ。
    米中摩擦問題については協議進展への思惑が高まるなか、市場のセンチメント改善につながりそうだが、一方で英国のEU離脱問題などへの警戒感が漂う。今月後半から本格化する企業の決算発表を前に積極的に上値を買い進む展開も想定しにくい。やや円高含みで推移する外国為替市場の動向も全体相場に影響を与える可能性がある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、倉庫など。
     
    個別では、ソフトバンクG、NTT、KDDIは売られ、東エレク、ソニー、SUMCOは値を下げている。キーエンス、太陽誘電、ファナックは軟調で、任天堂はさえない。
     
    半面、ファーストリテは買われ、三菱UFJ、三井住友は値を上げている。トヨタは堅調で、国際帝石はしっかり。関西電、九州電は強含み、アステラス薬、エーザイ、JR東日本は底堅い。
     
    テクニカル的には清水建(1803)、日ドライ(1909)、ハウス(1925)、日特建(1929)、協エクシオ(1951)、中外炉(1964)、コシダカ(2157)、エスプール(2471)、神戸物産(3038)、MonotaRO(3064)、きちり(3082)、ジューテック(3157)、シュッピン(3179)、コスモス薬(3349)、IIJ(3774)、ステラケミ(4109)、竹本容器(4248)、T&G(4331)、Dガレ(4819)、エンJPN(4849)、ダントー(5337)、冶金工(5480)、日軽金(5703)、IRJ(6035)、リクルート(6098)、ストライク(6196)、ヤマソンF(6240)、サトー(6287)、明電舎(6508)、協栄産(6973)、萩原工(7856)、キングジム(7962)、クワザワ(8104)、モス(8153)、千葉興(8337)、秋田銀(8343)、ジャックス(8584)、レオパ(8848)、日エスコン(8892)、学研(9470)、Jパワー(9513)、メタウォ─タ(9551)、西尾レント(9699)、メイテック(9744)、ベネッセ(9783)が動兆。
     

    「残ったもの」
     
    週明けのNY株式市場は主要3指数そろって反発。
    S&P500は3000ポイント台復活。
    過去最高値にあと0.7%に迫る上昇となった。
    「米中通商合意への期待が高まったことで貿易動向や世界的な景気動向に敏感な銘柄に買いが入った」との解釈だ。
    好調な企業決算に加え債券利回り曲線のスティープ化も好感された。
    油田サービス大手ハリバートンが6.4%高。
    旅客機「737MAX」の運航再開を巡る先行き不透明感が増したことでボーイングが3.8%安。
    3市場の売買高は約59.2億株と低調。(直近20日の平均は65.5億株)。
    カドロー米国家経済会議(NEC)委員長のコメント。
    「米中通商交渉が順調に進めば12月に発動を予定する対中関税を見送る可能性がある」。
    トランプ大統領は「中国との第2段階の合意に向けた課題は多くの点で第1段階より解決が簡単だ」とコメント。
    ブレグジットへの楽観論もあり安全資産の国債は売られ利回りは上昇。
    米10年債と30年債利回りは5週間ぶりの水準に上昇。
    利回りを見ると30年債は8日連続、2年債は過去8日のうち6日上昇。
    10年債利回りは1.75%→1.794%に上昇。
    2年債利回りは前週末の1.576%→1.616%に上昇。
    ドル円は108円台半ば。
    火曜のNY株式は引け際にマイナス転換し主要3指数は反落。
    P&Gやユナイテッドテクノロジーの好決算を背景に一時は上昇継続。
    ただ英下院がEU離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議を否決。
    ジョンソン首相が目指す月末の離脱がほぼ不可能となったことを受け下げに転じた。
    ボーイングは1.8%高と反発。
    バイオジェンが26%の上昇。
    TIは時間外で9%下落。
    中国外務省の楽玉成次官が「中国と米国が通商協議で一定の進展を果たした。
    互いに尊重し合えば解決できない問題はない」とコメントしたことは好感。
    中古住宅販売戸数(季節調整済み)は市場予想より大幅に落ち込んだ。
    債券は買われ10年国債利回りは1.767%と低下。
    ドル円は108円台半ば。
     
    週明けの日経平均株価は寄り付き49円高、終値56円高。
    週末のNY株式は大幅安だったが終始22500円を下回ることなく続伸。
    連日の年初来高値の更新となった。
    日足値幅は約65円ながら日足は陽線。
    NYの主要3指数は下落していたがダウ輸送株指数の上昇が日経平均の上昇に結実したと見る向きもある。
    飛石連休でエネルギーは不足気味。
    東証1部の売買代金は1兆5304億円と低調。
    値上がり1432銘柄、値下がり616銘柄。
    新高値91銘柄。新安値6銘柄。
    騰落レシオは121.60に低下。
    NTレシオは13.87倍の92年4月以降の最大水準から13.85倍に7日ぶりの低下。
    25日線(21919円)からは2.87%、200日線(21234円)からは6.19%のプラスかい離。
    25日線から5%プラスかい離で23014円。
    200日線から10%プラスかい離で23357円。
    サイコロは8勝4敗で66.7%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.313% (前日▲11.964%)。
    買い方▲8.606% (前日▲8.974%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方プラス0.202%。
    買い方▲15.940%。
    空売り比率は43.0%。
    残念ながら149日連続40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.5%。
    日経HVは13.1、日経VIは15.63。
    日経平均採用銘柄のPERは12.72倍。
    EPSは1772円。
    PER13倍で23036円。
    PBRは1.11倍。
    BPSは20314円。
    月曜のシカゴ225先物終値は大証日中比120円高の22690円。
    高値22695円、安値22445円。
    昨年12月の戻り高値22698円を終値ベースで上回ることができるかが焦点。
    「上回れば23000円台奪還から同年10月高値24448円を試しに行く展開に期待」。
    そろそろこのフレーズも飽きてきた。
    火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比115円高の22685円。
    高値22805円、安値22615円。
    一目均衡の雲は今日、白くねじれる。
    勝手雲は29日に白くねじれる。
    月曜のボリンジャーのプラス2σが22606円。
    プラス3σが22950円。
    週足のボリンジャーのプラス2σが22846円。
    気学では「押し込むと小底入れをみる日。突っ込みあれば買い」。
    木曜は「押し目買いの日。後場へかけて高きことあり」。
    金曜は「飛びつき買い警戒。急伸高値は利入れのこと」。
     
    日経平均の23000円水準を考えてみると・・・。
    PER13倍で23036円。
    PBR1.13倍で23000円。
    25日線(21919円)から5%プラスかい離で23014円。
    月内あと7日で実現しても不思議ではない水準に見える。
     
    火曜日経朝刊「大機小機」は「非常識な時代」。
    「資本市場は企業が資金を調達する場とい定義も、もう通用しない。
    資本市場は企業が自社株買いを通じ、投資家に資金を返す場に変質した。
    世界の上場企業の自社株買いは昨年、株式での資金調達を70兆円以上も上回った」。
    事実は強烈なパラドックスということ。
    「市場から産業資金の長期安定的調達」のお題目は消えた。
    残ったのは「国民金融資産の健全な育成」。
    両替先物取引の丁半博打も「健全」と言うのだろう。
    金やパラジウム、小麦もコーンも原油も同様だ。
    実態の見えない「仮想通貨」も同様だ。
    結局胴元が利益を得る仕組みが巧妙にそう見えないからややこしい。
     
    ★曜日別勝敗
    (10月21日まで)

    月曜20勝13敗。
    火曜25勝15敗。
    水曜18勝22敗。
    木曜18勝21敗。
    金曜27勝14敗。
     
    週明けのNYダウは57ド高の26827ドルと反発。
    NASDAQは73ポイント高の8162ポイント。
    S&P500は20ポイント安の3006ポイント。
    ダウ輸送株指数は143ポイント高の10652ポイント。
    SOX指数は1.88%の上昇。
    VIX指数は14.00。
    3市場の売買高は59.2億株(直近20日平均は65.5億株)    
    225先物CME円建ては大証日中比120円高の22680円。
    ドル建ては大証比日中比135円高の22705円。
    大証夜間取引終値は日中比110円高の22510円。
    ドル円は108.59円。
    10年国債利回りは1.802%。
    2年国債利回りは1.625%。
     
    火曜のNYダウは39ドル安の26788ドルと反落。
    一時26946ドルまで上昇した場面もあった。
    NASDAQは58ポイント安の8104ポイント。
    高値は8294ポイント。
    S&P500は10ポイント安の2995ポイント。
    高値は3014ポイント。
    ダウ輸送株指数は95ポイント高の10747ポイント。
    SOX指数は0.77%の下落。
    VIX指数は14.44。
    3市場の売買高は63.7億株(直近20日平均は64.9億株)    
    225先物CME円建ては大証日中比115円高の22685円。
    ドル建ては大証比日中比130円高の22700円。
    ドル円は108.47円。
    10年国債利回りは1.767%。
    2年国債利回りは1.600%。
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    セグエ(3968)・・・動兆
     
    セグエに注目する。
    同社はセキュリティ製品の輸入販売とソリューション関連が両輪。
    IT投資意欲依然高く案件は増加基調。 
    ネットワーク分離型セキュリティ製品はクラウド対応の新バージョン投入。
     

    (兜町カタリスト櫻井)
     


    23日の日経平均株価は続伸後、しっかりした展開か。
    堅調な地合いが継続するとみられ、買い先行のスタートとなりそう。買い一巡後は利益確定売りに押される場面も想定される。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2500円−2万2800円。
     
    米中貿易協議が前進し両国が歩み寄るとの期待が相場を支え、年初来高値(2万2548円)を上回る場面があるだろう。もっとも英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感がくすぶり、積極的には買い持ち高を形成しにくい。東京市場が休みだった22日の米ダウ平均は39ドル安と小幅に下落しており、英国のEU離脱を巡る警戒感は投資家心理の重荷になる可能性が高い。
    2万2650円近辺が日経平均の上値メドとして意識されそうだ。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比115円高の2万2685円だった。
     
    米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は21日、米国と中国の貿易協議が進展すれば12月に予定する中国製品に対する追加関税の発動を取り下げる可能性を示唆した。東京市場でも機械や電子部品株など中国関連銘柄に対し、下支え要因となるだろう。
     
    国内では日電産が19年4〜9月期決算を発表する。米国ではキャタピラーやマイクロソフト、ザイリンクス、ラムリサーチなどが19年7〜9月期決算を公表する予定。米主要企業の決算内容が、明日以降の日本の機械株や半導体関連の株価に影響を与えそうだ。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■大日本住友製薬<4506>
    上期最終を一転9%増益に上方修正。
     
    ■小田原機器<7314>
    交通系ICカード決済に特化した新型運賃箱を開発し、日立自動車交通に初納入。
     
    ■日本システムウエア<9739>
    上期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■ジェイテック<2479>
    外国人人材受け入れ制度における登録支援機関の登録認定を受けた。
     
    ■北の達人コーポレーション<2930>
    株主優待制度の優待品を現行の定価3564円以上相当の自社製品から、目の下専用アイクリーム「メンズアイキララ」(定価4864円)に変更する。
     
    ■クオールホールディングス<3034>
    20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の32億円→33億円(前年同期は31.7億円)に3.1%上方修正し、増益率が0.9%増→4.1%増に拡大する見通しとなった。
    上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の75億円→76億円(前期は72億円)に1.3%上方修正し、増益率が4.1%増→5.4%増に拡大する見通しとなった。
     
    ■ソフトウェア・サービス<3733>
    9月売上高は前年同月比77.0%増の29.2億円、受注高は同69.2%増の15.5億円。
     
    ■いい生活<3796>
    クラウドソリューション事業の9月売上高は前年同月比2.4%増の1億7400万円と増収基調が続いた。
     
    ■リボミック<4591>
    加齢黄斑変性症治療薬として開発している「RBM-007」の国内における物質特許査定を取得。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    23(水)
    《決算発表》
    日電産、ジャフコ、小野測、ベクター、ピエトロ、高純度化、日鋳造、日本ユピカ、モーニングスタ
     
    【海外】
    米8月FHFA住宅価格指数(22:00)
    《米決算発表》
    キャタピラー、ノーザン・トラスト、イーライリリー・アンド・カンパニー、ボーイング、イーベイ、ザイリンクス、マイクロソフト、フォード、ペイパル
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■大阪IR 事業者選び本格化へ 海外3社が名乗り
     
    ■王子HD<3861>
    中国家庭紙「高級紙」に特化 来年から現地生産
     
    ■楽天<4755>
    携帯「つながらない」相談相次ぐ 屋内で圏外に
     
    ■明電舎<6508>
    中国に新工場 車用モーターやインバーターなど一体化
     
    ■ザインエレ<6769>
    IoT機器向けトランシーバー
     
    ■伊藤忠<8001>
    系 EV充電器を小売店に太陽光とセット 料金2割安く
     
    ■ヤマトHD<9064>
    「夜間配達員1万人採用」先送り
     
    ■イーレックス<9517>
    海外発電事業に参入 カンボジアで水力
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    株取得や融資案 米ウィーワーク受け入れへ
     
     

    [概況]

    22日、東京外国為替市場の米ドル円は早朝に一時108.740円まで上昇したが、その後は上値が重い展開となっている。本邦は即位礼正殿の義により、祝日であることから取引参加者が少なく動意に乏しい展開となった。現在、欧州時間に入ると米ドル円は一時108.490円まで下落し売りが優勢。
     
    一方、クロス円では英ポンド円が一時140.20円まで下落している。このあとは、英国下院で欧州連合(EU)離脱協定案に対する関連法案の審議がおこなわれる予定で、同審議など先行きの不透明感などからリスク回避的な円買いが先行しているようだ。テクニカル的には米ドル円は上方に控える5日移動平均線(108.601円)などがレジスタンスとして意識される可能性も考えられそうか。
     
    一方、英ポンド円では5日移動平均線(140.29円)が下値付近に位置しており、サポートとして意識されるか注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


    22日のNYダウ工業株30種平均が反落し、前日比39ドル54セント安の2万6788ドル10セントで終えた。
     
    2019年7〜9月期決算を発表した銘柄中心に、決算を材料にした売り買いが交錯した。
    1株利益などが市場予想に届かなかった外食のマクドナルドや保険のトラベラーズが売られた。マクドナルドが5%下げ、トラベラーズも8%超下げた。2銘柄でダウ平均を150ドルあまり押し下げた。
    英の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感も相場の重荷となった。
     
    EU離脱をめぐって英下院は22日、EU離脱法案を3日間で審議・採決する政府提案を否決。10月末に予定していたEU離脱の実現は難しくなり、英国政治の迷走が再び長期化するとの失望が広がり、22日午後のNYダウがマイナス圏に沈むきっかけとなった。
    ただ、英下院の政府提案日程の否決が伝わるまでは、ダウは一時120ドル近く上昇した。
     
    米主要企業の2019年7〜9月期決算の発表が山場を迎える中、好業績企業には買いが集まって相場を支えた。
    ダウ平均は高く推移する場面も多かった。家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は化粧品やヘルスケアなどの部門が好調で2020年通期の利益見通しを上方修正。
    また、航空機関連が好調だった総合電機ユナイテッド・テクノロジーズも19年通期の利益見通しを上方修正。ダウ構成銘柄である両社株はともに大幅高となった。
    前日まで売り込まれていた航空機のボーイングにも買いが入った。
     
    セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇する一方で消費者・サービスやソフトウェア・サービスが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数も反落し、同58.692ポイント安の8104.295で終えた。全米47州・地区の司法長官が反トラスト法(独占禁止法)違反を巡る調査をしていると報じられたフェイスブックが下落。動画配信業界の競争激化が意識されたネットフリックスも売られた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,788.10−39.54
    S&P500種
    2,995.99−10.73
    ナスダック
    8,104.295−58.692
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,487.50−0.60
    NY原油(ドル/バレル)
    54.32+0.81
    円・ドル
    108.46 - 108.47−0.10


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は反発した。
    12月物は前週末比200円高の2万2690円で引け、21日の大証終値を120円上回った。
    米中貿易協議の進展期待が広がり日経平均先物は米株とともに買われた。米メディアが19日、中国の劉鶴(リュウ・ハァ)副首相は10月にワシントンで開いた米中貿易協議について「多くの重要な進展があった」と述べたと伝えた。
    この日の12月物高値は2万2695円、安値は2万2445円。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    22685 ( +115 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    22700 ( +130 )
    ※( )は大阪取引所終値比
     
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7212.49(+48.85)
    FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日の終値に比べ48.85ポイント高の7212.49で引けた。構成銘柄の6割が上昇した。
    外国為替市場でポンドが急落し、株式には追い風となった。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、10月末の離脱を目指すジョンソン首相の提案した審議日程が22日の議会で否決される可能性が高いとの見方が背景にあった。
     
    個別銘柄では、ネット食品デリバリーのジャスト・イートが20%超高と急伸し、相場をけん引した。南アフリカのメディア大手ナスパーズの関連会社であるインターネット事業投資会社(オランダ拠点)が22日、ジャスト・イートに対してキャッシュによる買収を提示した。ジャスト・イートはオランダの同業テイクアウェー・ドット・コムと合併する方向で協議が進んでいることから買収合戦による株価の先高観を意識した買いが広がった。
     
    半面、EU離脱の先行き不透明感が重荷となり、住宅建設株や小売株など内需株は売りに押された。旅行のTUIは7.1%の大幅安で引けた。アナリストが投資判断と目標株価を同時に引き下げたことが響いた。前日21日に保険のプルーデンシャルから分社し、FTSE100種に銘柄入りした保険のM&Gは7.0%安と下げも目立った。プルーデンシャルは高くなった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12754.69(+6.73)
    ドイツ株式指数(DAX)は小幅続伸となった。終値は前日と比べて6.73ポイント高の12754.69だった。前日付けた2カ月半ぶりの高値(終値ベース)をやや上回って引けた。
     
    個別では、タイヤのコンチネンタルを筆頭に自動車株が上昇した。電力株も買われた。
    半面、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアは大幅安で引けた。オンライン決済サービスのワイヤーカードは利益確定の売りで下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5657.69(+9.34)
     

10月23日 毎日コラム
株式からFXや仮想通貨への浮気はどうか?
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