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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


10月01日 マーケットコメント

10月02日 マーケットコメント

10月03日 マーケットコメント


     
    今週は、トランプ米大統領が対中投資の制限を検討していると伝わり、週初から売りに押される展開。さらに9月の米ISM製造業景気指数が大幅に悪化したことで、景気回復への楽観的な見方が急速に冷やされた。その後に出てきた米指標も弱い内容となり、ダウ平均は連日の大幅下落。日経平均も21500円を割り込み下値模索が続いた。
    今週は米経済の変調という新たな悪材料の出現で日経平均は2週連続安となり、9月の戻り相場がひとまず終わった格好となっている。
    日経平均は週間では468円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
     
    直近9月の上げ幅の半値押しに近い水準まで下げ、13週、26週、52週各移動平均線の集中する2万1300円台に達したことで、目先的にはいったん下げ止まる可能性がある。ただ、この先も下げの主因である米経済指標の悪化が続けば調整が進む可能性は否定できない。
     
    日経平均は25日線を突破し、再び年初来高値を窺うかのカギは、来週10日からの米中閣僚会議の行方次第といったところであろう。基本的にはこの内容を見極めたいとの見方から、様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。コンセンサスは、米中摩擦は長期化するものの、暫定合意的な流れの中で、15日に控えている関税引き上げを延期するといったところがベストであろう。
    一方で、進展が見られないようだと、関税引き上げ競争が再燃するとの警戒感が強まりやすく、75日線割れから節目の2万1000円が意識されよう。
     
    ただ、米国の追加利下げ期待も高まっており、米国株はいったん持ち直すと想定する。
    日本株にも下げ止まりを期待した買いが入ると考える。
    また国内では、小売株を中心に決算が多く出てくることから、個別の活況が全体を下支えするだろう。米中協議関連のニュースが出てくればそれに大きく振らされることにはなりそうだが、今週大きく下げた分、来週は下げづらい相場環境が続くと予想する。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    22573.22  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22392.56  ボリンジャー:+2σ(26週)
    22364.62  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22079.09  新値三本足陽転値
    22040.71  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21882.94  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21835.13  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21730.46  均衡表転換線(日足)
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21675.09  6日移動平均線
    21508.19  25日移動平均線
     
    21410.20  ★日経平均株価4日終値
     
    21373.33  26週移動平均線
    21308.34  均衡表基準線(日足)
    21305.63  13週移動平均線
    21280.43  75日移動平均線
    21236.84  均衡表基準線(週足)
    21209.38  200日移動平均線
    21183.16  均衡表転換線(週足)
    21178.42  均衡表雲下限(週足)
    20975.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20966.92  均衡表雲上限(日足)
    20863.71  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20776.13  ボリンジャー:-1σ(13週)
    20709.70  均衡表雲下限(日足)
    20443.16  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    ローソク足は陽線を引いたが、ザラ場高値は昨日高値に届かなかった。終値は昨日に続いて25日移動平均線を下回った。5日線や日足の一目均衡表の転換線は下向きで引け、短期的な売り圧力を来週に持ち越す形となった。
    ボリンジャーバンドでは、終値が中心線を下放れたほか、RSIは38.81%(昨日42.26%)に低下し、こちらも短期的な下落トレンド継続を示唆している。
     

    [概況]

    4日の東京外国為替市場は、米ドル円が安値圏で推移した。昨夜の米ドル円は弱気な米経済指標を受け107.00円を明確に下抜けたわけだが、東京時間はその下落を買い戻すような動きがほとんど見られなかった。値動きを見ると、序盤は106.90円台から106.80円台で方向感に欠けたが、中盤ではやや売られ水準を106.70円台まで切り下げた。
     
    そして、現在も水準は変わらず安値圏で冴えない動きが続いている。このような動きの背景には、本日発表が控える米雇用統計が挙げられそうだ。つまり、結果を見極めたいとする様子見ムードの広がりが、米ドル円を低調な動きにさせたというわけだ。
     
    さて、米雇用統計だが、予想を下回った場合の米ドル円の動きにはいつも以上に注意したい。というのも、このところの弱気な米経済指標に対して、米ドル円が過度に下方向に反応している印象を受けるからだ。というわけで、雇用統計が予想を下回った場合は、一目均衡表の雲の下限(106.20円近辺)までの下落は想定しておきたい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比68円46銭高の2万1410円20銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:43 容量:6.43M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    米国で3日に発表された非製造業の景況感を示す指標が予想外に弱く、「米国経済はサービス業にけん引されて堅調さを維持するという考え方の柱が怪しくなった」という。為替がドル高・円安方向に振れたこともあり、前場は値下がりする銘柄が多かった。
     
    午後に日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が浮上し、次第に強含んだ。今週は下値模索の場面が目立ったとあって、先物の売り方による持ち高整理の買い戻しなども入り、相場を押し上げた。
    ただ、米雇用統計の発表を控えて国内外の機関投資家が様子見姿勢を強めたため、全般に動意に乏しい一日だった。
     
    JPX日経インデックス400は3日ぶりに反発した。終値は前日比41.23ポイント高の1万4068.85だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、4.03ポイント高の1572.90で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆8219億円と、9月9日(1兆7087億円)以来の低水準だった。売買高は11億345万株。東証1部の値上がり銘柄数は1191と、全体の約55%を占めた。値下がりは858、変わらずは102銘柄だった。
     

    業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は石油・石炭で、以下、陸運、不動産、空運が続いた。値下がり上位には銀行、海運、保険が並んだ。
     
    日経平均プラス寄与度トップは東エレク で、日経平均を6.30円押し上げ。次いで京セラ が5.91円、エムスリー が5.36円、ファミマ が5.33円、KDDI が5.08円と続いた。
     
    マイナス寄与度は13.69円の押し下げでファストリ がトップ。以下、ファナック が10.45円、アドテスト が5.76円、花王 が2.02円、エプソン が1.66円と並んだ。
     
    個別では、任天堂が反発し、京セラ、村田製、ソニー、東エレクが買われ、トヨタ、キーエンスはしっかりファミマ、KDDIが上昇した。三菱商が強含み、出光興産は値を上げた。ソフトバンクG、リクルートHDが小高く、日本エンター、JR東海、JAL、三井不も上昇した。
     
    半面、みずほFG、三菱UFJ、三井住友FGの3メガバンクや地銀も軒並み下げた。第一生命HD、T&Dも軟調だった。ファーストリテ、武田は売られた。コロプラは反落。郵船が続落し、アドバンテス、ファナック、花王が安いも安かった。

     
    東証2部株価指数は前日比39.12ポイント高の6566.11ポイントと反発した。
    出来高6221万株。値上がり銘柄数は251、値下がり銘柄数は143となった。
     
    個別ではレオクランがストップ高。アヲハタ、バイク王&カンパニー、田岡化学工業、ケミプロ化成、宇野澤組鐵工所など9銘柄は年初来高値を更新。アルチザネットワークス、大興電子通信、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、パシフィックネット、ヴィスコ・テクノロジーズはが買われた。
     
    一方、南海辰村建設、兼房、オリエンタルチエン工業、日本フェンオールが年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、くろがね工作所、インタートレード、タカトリ、北陸ガスが売られた。
     
     

     
    日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比12円68銭高い3379円93銭だった。
    前日までの下落を受けて、これまで下げが目立っていた銘柄などを中心に自律反発を狙った買いが入ったほか、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測が台頭し、日経平均も堅調に推移したことから、個人投資家のマインドもやや改善した。
    ISM非製造業景況指数が期待とは裏腹に前月から大幅に低下し、米景気の後退懸念が高まったことから、主力の東証1部市場が低調な出だしとなるなか、市場では「投資家の目がジャスダック市場に向かった側面もある」との指摘も聞かれた。また、来週7日にはノーベル医学生理学賞の発表を控え、バイオ関連株の一角が堅調に推移したこともプラスに働いたようだ。
     
    日経平均株価の堅調も買い安心感につながったが、「休日前で慎重な投資家が多く」、上げ幅は限られた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で323億円、売買高は4817万株。値上がり銘柄数は338、値下がり銘柄数は215となった。

    個別ではアマガサ、レイがストップ高。夢真ホールディングス、SHINWA Wise Holdings、日本マクドナルドホールディングス、ケイティケイ、銚子丸など14銘柄は年初来高値を更新。日本エマージェンシーアシスタンス、リバーエレテック、スリー・ディー・マトリックス、医学生物学研究所、YKTが買われた。
     
    一方、イメージ ワン、テリロジー、フィスコ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、東邦レマックなど6銘柄が年初来安値を更新。リーバイ・ストラウス ジャパン、ニューテック、SAMURAI&J PARTNERS、HAPiNS、ナカニシが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前日比11.02ポイント高の870.49ポイントと3日ぶり反発。
    朝方は円相場の強含みを嫌気して売られたが、前場中盤から買いが徐々に増えた。
    週末で東京市場全般も方向感を欠いており、主力株は高安まちまちだった。
    日米金利差の縮小への思惑から1ドル=106円台までの円高が進行していたため、東証一部市場はこう着感の強い展開に。こうした背景から、投資家の関心は中小型株に向かいやすく、マザーズ市場では個別株の物色がみられた。サンバイオやそーせい、アンジェスなどのバイオ関連株が高かった。

    値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は79となった。
     
    個別では、霞ヶ関キャピタルがストップ高。グランディーズ、ドリコム、くふうカンパニーなど4銘柄は年初来高値を更新。Lib Work、弁護士ドットコム、sMedio、日本ホスピスホールディングス、マネジメントソリューションズが買われた。
     
    一方、アドバンスト・メディア、クラウドワークス、インフォネット、新日本製薬、中村超硬など6銘柄が年初来安値を更新。エディア、ツクルバ、ブシロード、イルグルム、ジェネレーションパスが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比5円17銭高の2万1346円91銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.43ポイント安の1567.44で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに横ばい圏で小幅な値動き。米国景気の先行き警戒感を背景に投資意欲が高まらない中で、9月の米雇用統計発表を今夜(日本時間)に控え、様子見気分が強い。
    外国為替市場では、1ドル=106円80銭近辺で推移。中国の上海総合指数は下落している。
     
    個別では、ファーストリテが下落し、コロプラは大幅安。アドバンテス、ファナック、太陽誘電は軟調。三菱UFJ、みずほFG、武田が値を下げている。関西電はさえない。
     
    半面、トヨタが切り返した。任天堂は高く、東エレク、村田製、ソニー、ソフトバンクGが上伸し、リクルートHD、ZOZOは堅調。日本エンターが大幅高となっている。
     
    今晩の米雇用統計発表だけでなく、来週10日からは米中の閣僚級貿易協議が開催される見通しとなっており、これらの結果を受けて日経平均が再び大きく振らされる可能性もある。相場全体の方向感を見極めたいとの思惑が強まり、個人投資家は目先、中小型株の材料株物色でしのいでいるようだ。
     

     
    4日午前の日経平均株価は小幅に続落した。午前終値は前日比19円75銭安の2万1321円99銭だった。
     
    米国で追加利下げの観測が強まり、為替の円高・ドル安が進行したのが日本株の重荷になった。米国での金融緩和への期待は3日の米国株を押し上げており、日本株も下支えした。
     
    前日発表の8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が半年ぶりに好不況の境目とされる50を下回ったうえ、米調査会社オートデータがまとめた8月の米新車販売台数はシェア上位3社が2カ月続けて前年実績を下回った。
    「米国の景気後退懸念がいっそう高まった」という。前場の東京株式市場は買いが鈍り、売り優勢の展開となった。
    米景気減速に伴う追加利下げ観測から為替がドル安・円高方向に振れたことも輸出関連業種には重しになった。銀行株や保険株は金利低下による収益悪化への警戒感も出たようで、下げがやや目立った。
     
    もっとも、「米雇用統計発表を前に様子見ムードが広がり、国内外の機関投資家は全体には手控え姿勢だった」とされ、出来高や売買代金は伸びず、日経平均の下げ幅も限られた。
     
    市場では「米連邦準備理事会(FRB)がドル高と原油安を招く利上げに動きにくくなった」との見方も出ている。後場も「雇用統計の発表を待とうという雰囲気になる」みられ、出来高や売買代金は伸び悩みそうだ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅下落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7856億円、売買高は5億738万株と低調だった。東証1部の値下がり銘柄数は1445と、全体の約7割を占めた。値上がりは591、変わらずは115銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、銀行業、建設業、保険業、電気・ガス業などが下落した。石油・石炭製品、陸運業などは上昇した。
     
    個別では、みずほFG、三菱UFJ、三井住友FGの3メガバンクはいずれも下げた。地銀や保険の下げも目立った。ファーストリテイリングや武田薬品工業が値を下げている。アドバンテストやSUMCOも安い。関西電力が続落している。
     
    半面、為替相場などの影響を受けにくい陸運株が買われ、JR東海、近鉄GHD、JR九州などが上昇した。ソフトバンクグループや任天堂、ソニーが高い。KDDIやリクルートホールディングス、GMOペイメントゲートウェイが値を上げている。
     
    東証2部株価指数は前日比10.68ポイント高の6537.67ポイントと反発。
    出来高3417万株。値上がり銘柄数は202、値下がり銘柄数は140となった。
     
    個別では、レオクランがストップ高。バイク王&カンパニー、田岡化学工業、戸上電機製作所、アルチザネットワークス、ミロクなど6銘柄は年初来高値を更新。ケミプロ化成、ウインテスト、ジオスター、大興電子通信、Abalanceが買われた。
     
    一方、南海辰村建設、オリエンタルチエン工業が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、エヌリンクス、マルゼン、北陸ガス、アスモが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反発し、前引けは前日比6円33銭高い3373円58銭だった。
    ジャスダック市場は前日までの続落を受け、ゲーム関連や直近で新規株式公開(IPO)を実施した銘柄を中心に自律反発狙いの買いが優勢だった。米追加利下げ期待を背景にした3日の米国株高を支えもあり投資家心理が改善した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で183億円、売買高は2778万株。
    値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は231となった。
     
    個別では、アマガサがストップ高。夢真ホールディングス、SHINWA Wise Holdings、日本マクドナルドホールディングス、ケイティケイ、銚子丸など11銘柄は年初来高値を更新。スリー・ディー・マトリックス、日本エマージェンシーアシスタンス、クラスターテクノロジー、ビーマップ、倉元製作所が買われた。
     
    一方、イメージ ワン、テリロジー、フィスコ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、東邦レマックなど6銘柄が年初来安値を更新。リーバイ・ストラウス ジャパン、アイ・テック、ニューテック、SAMURAI&J PARTNERS、ナカニシが売られた。

    【寄り付き概況】

    〜4日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比25円56銭安の2万1316円18銭。
     
    前日のNYダウは122度ル高と3日ぶりに反発して取引を終えた。米9月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回り一時300ドルを超す下落となったが、追加利下げ観測が強まるなか売り一巡後は急速に切り返した。
    前日の米株式相場の上昇と、外国為替市場での円高・ドル安基調の綱引きとなっており、相場は方向感を欠いている。
     
    ただ、前日に日経平均が436円安と大きく下げていた日本株にも買い戻しが入りやすくなっている。株価指数先物の上昇につれ、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなど株価指数への寄与度が高い値がさ株が総じて堅調だ。
     
    半面、米利下げ観測は外国為替市場での円高・ドル安につながる面があり、輸出株の重荷になっている。円相場は1ドル=106円台後半と、前日の日銀公表値(107円22〜24銭)と比べ円高方向に振れている。トヨタやファナックなどが売りに押されている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅下落で始まった。
     
    個別では、三菱UFJ、みずほFGの大手銀行株や、東京海上、第一生命が軟調。武田、花王が続落し、関西電は値を消している。スクエニHD、三菱商、住友鉱、国際帝石、トヨタがさえず、ファナック、SUMCO、キヤノンも下落している。
     
    半面、東エレクが買われ、ソニー、村田製はしっかり。任天堂は反発。ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテ、ファミマ、リクルートHDは小幅高となっている。

    テクニカル的にはグロバルリン(3486)、ゼンショー(7550)、平和不(8803)、パスコ(9232)、ナルミヤ(9275)が動兆。
     



    「投資の日」
     
    NY株式市場で主要3指数はそろって3日ぶりの反発。
    ISM非製造業総合指数(NMI)は52.6と市場予想の55.0を下回って着地。
    2016年8月以来3年ぶりの低水準となった。
    ISM製造業景況感の悪化と同様に嫌気されNYダウは一時200ドル程度下落した。
    ただ過去2日間合計で一時は1000ドルの下落となっていたこともあり反発。
    「通商問題の影響が経済の広範な分野に波及している可能性」から利下げ観測が高まったことが背景。
    10月のFOMCで利下げ確率は40%から90%に上昇した。
    マイクロソフトやフェイスブックが上昇。
    ペプシコも買われた。
    8月の製造業新規受注は前月比0.1%減と前月の1.4%増からマイナスに転じた。
    市場予想は0.2%減だった。
    前週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4000件増の21万9000件と小幅な増加。
    市場予想は21万5000件だった。
    国債利回りは6日連続の低下。
    10年国債利回りは1.534%。
    2年国債利回りは1.392%。
    ドル円は107円台後半。
    市場の課題は今夜の雇用統計となった。
    恐怖と欲望指数は34→29に低下。
     
     
    木曜の日経平均株価は寄り付き356円安、終値436円安と大幅続落。
    日足は3日ぶりの陰線。
    ISM製造業景況感の低下とADP雇用レポートの悪化からNY株式が大幅安。
    ドル円の106円台も嫌気され、月次業績が不振だったファストリが4%近い急落で日経平均を89円分下押しした。
    日経平均の終値(21341円)は25日線(21470円)、26週線(21370円)、52週線(21364円)を下回った。
    ただ13週線(21300)や75日線(21278円)は上回っている。
    75日(21276円)、100日(21214円)、200日(21212円)の各移動平均線は保った格好。
    「先週からの過熱調整の延長線上の動きとみることも可能。
    安値21277円は目先の底値」という声もある。
    東証1部の売買代金は2兆04億円。
    値上がり159銘柄、値下がり1963銘柄。
    新高値14銘柄、新安値30銘柄。
    騰落レシオは126.87に低下。
    NTレシオは13.76倍。
    25日線からは0.6%のマイナスかい離。
    200日線からは0.6%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.700%、
    買い方▲10.373%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方プラス0.759%。
    昨年10月29日にプラス10.13%まで上昇して以来約1年ぶりのプラスだ。
    新興市場の軟調も極まって反転と考えたいところだ。
    買い方▲15.532%。
    空売り比率は45.5%で138日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は45.5%。
    日経HVは13.1、日経VIは19.05。
    日経平均採用銘柄のPERは12.18倍でEPSは1757円。
    PBRは1.07倍。
    東証REIT指数は3日ぶりの反発。
    シカゴ225先物終値は大証日中比90円高の21360円。
    高値21460円、安値21045円。
    前日のマド(21725円⇔21437円)を早急に埋めることが課題だ。
    気学では「初め高いと後安の日。逆の時は見送れ」。
    月曜は「前場高いと後場にかけて下押すこと多し」。
    火曜は「良く動く日にして前後場仕成を異にする」。
    水曜は「人気に逆行して動く日なり」。
    木曜は「戻り売りの日なれど下寄り突っ込みは見送り」。
    金曜は「安値を極めて急伸することあり」。
    「投資の日の株高アノマリー」というのもあるが・・・。
     
     
    NYダウは122ドル高の26201ドルと3日ぶりの反発。
    一時200ドル超の下落から反発に転じた。
    NASDAQは67ポイント高の7872ポイント。
    S&P500は23ポイント高の2910ポイント。
    ダウ輸送株指数は41ポイント高の9925ポイント。
    SOX指数は1.71%の上昇。
    VIX指数は19.14。
    3市場の売買高は71億株(直近20日平均は73億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比90円高の21360円。
    ドル建ては大証比日中比110円高の21380円。
    大証夜間取引終値は日中比100円高の21370円。
    ドル円は106.90円。
    10年国債利回りは1.534%。
    2年国債利回りは1.392%。
     
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    4日(金):投資の日、臨時国会招集、米雇用統計、貿易収支
    週末:中朝修好70周年
    7日(月):景気動向指数、米消費者信用残高、ノーベル医学生理学賞
    8日(火):家計調査、景気ウォッチャー調査、国際収支、米生産者物価、ノーベル物理学賞
    9日(水):FOMC議事録、ノーベル化学賞
    10日(木):機械受注、企業物価指数、都心オフィス空室率、米消費者物価、ノーベル文学賞、朝鮮労働党創建記念日
    11日(金):マネーストック、オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感、ノーベル平和賞
     
     
    【10月】(8勝6敗で6位、陽線確率は57.1%)
     
    4日(金)投資の日、上げの特異日
    7日(月)変化日
    8日(火)下げの日
    9日(水)ECB理事会
    11日(金)SQ、大幅高の日
    14日(月)体育の日で休場、満月、大幅高の日
    15日(火)家電IT見本市「シーテックジャパン」(幕張)、変化日
    16日(水)上げの特異日
    17日(木)EU首脳会議(ブリュッセル)
    18日(金)IMF・世銀年次総会(ワシントン)、鬼宿日
    19日(土)プロ野球日本シリーズ開幕
    20日(日)スイス総選挙
    21日(月)カナダ総選挙
    22日(火)即位礼正殿の儀
    24日(木)東京モーターショー(ビッグサイト)、ECB理事会
    25日(金)変化日
    26日(土)バニラエア運行終了
    27日(日)アルゼンチン大統領選挙、ウルグアイ大統領選挙
    28日(月)新月
    29日(火)変化日、FOMC
    30日(水)日銀金融政策決定会合、米GDP速報値
    31日(木)ECBのドラギ総裁任期満了、ユーロ圏GDP速報値
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ヨシムラフード(2884)・・・動兆
     
    ヨシムラフードHDに注目する。
    同社は複数の中小食品企業をM&Aし相互補完。
    傘下に食品卸、中華、冷食、清酒、水産加工、製麺など
    前期買収のシンガポール水産卸やアユ養殖企業など拡大基調。
    M&A減税の方向は追い風。

    (兜町カタリスト櫻井)

    4日の日経平均株価は反発も上値は重そうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1500円
    朝方は買いが先行するとみられる。ただ、手掛かり材料に乏しいことや、現地4日には米9月雇用統計の発表を控えることもあり、内容を確認したいとして、模様眺めムードが続きそう。
    前日の米株式相場は、経済指標の悪化を受けた利下げ観測の広がりを受けて上昇したため、日本株にも一定の買いを誘うだろう。
    3日のNYダウ工業株30種平均は前日比122ドル高の2万6201ドルで取引を終えた。ダウ平均の下げ幅は一時330ドルを超えた。ただ、売り一巡後は米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げの思惑を手掛かりに持ち直した。
     
    外国為替市場で円相場は1ドル=106円台後半に強含んでいる。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなる場面も想定される。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比90円高の2万1360円だった。日経平均は前日までの2日間で約540円下落していることもあり、米国株の下落一服を支えに朝方は自律反発狙いの買いが優勢になりそうだ。
     
    米国の景気減速懸念が鮮明になってきた中、9月の雇用統計が低調な結果となった場合は利下げ観測が一段と強まる可能性がある。株高要因ではあるが、日米金利差の縮小から一段と円高・ドル安が進行する公算も大きいだろう。
     
    日程では、国内は臨時国会が召集されるほか、9月の車名別新車販売などが公表される。海外では9月の米雇用統計のほか、8月の米貿易収支などの発表が予定されている。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■エスプール <2471>
    12-8月期(3Q累計)経常が72%増益で着地・6-8月期も84%増益。
     
    ■バイク王&カンパニー <3377>
    12-8月期(3Q累計)経常が61倍増益で着地・6-8月期は黒字浮上。
     
    ■霞ヶ関キャピタル <3498>
    前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
     
    ■レイ <4317>
    今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■日本エンタープライズ <4829>
    ソフトバンクやトヨタ自動車の共同出資会社が立ち上げた「MONETコンソーシアム」に参画。MaaS に関連した新たな価値創造や事業領域の拡大を目指す。
     
    ■アクリート <4395>
    ジョルダン <3710> [JQ]とインバウンド向けSMS配信プラットホーム開発で業務提携。
     
    ■毎日コムネット <8908>
    6-8月期(1Q)経常は12%増益・上期計画を超過。
     
    ■いちご <2337>
    太陽光発電所の9月発電量は前年同月比34.8%増。
     
    ■ケイティケイ <3035>
    今期経常は微増で3期連続最高益更新へ。
     
    ■ワールド <3612>
    9月国内既存店売上高は前年同月比1.3%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850>
    独シグナビオ社とプロセスマイニングツールのパートナー契約。
     
    ■サイバネットシステム <4312>
    企業のイノベーション活動の定着を支援する企業内ナレッジサイト「Goldfireポータル」を販売開始。
     
    ■エーアイ <4388>
    高品質音声合成エンジンAITalkを活用した個人向け入力文字読み上げソフト「VOICEROID2 ついなちゃん」を11月1日から販売開始。
     
    ■ツナググループ・ホールディングス <6551>
    飲食業や小売業を中心とした採用支援でリフカムと業務提携。

     
    【主な経済指標・スケジュール】

    【国内】
    4(金)
    《決算発表》
    壱番屋、オンワードHD、サカタのタネ、イーサポート、サンエー、サーラ、わらべや、ネクステージ、フェリシモ、クラウディアH、システムインテ、大有機、川口化、エクスモーション、トーセ、京進、ダイケン、三協立山、マルゼン、キャリアリンク、岡野バル、リヒトラブ、ワキタ、パルコ、インテリックス、丸八倉、日本BS放、天満屋ス、アルテック、ベルク
     
    【海外】
    米9月雇用統計(21:30)
    米8月貿易収支(21:30)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■米利下げ確率 90%超に上昇 景気減速懸念で
     
    ■ABCマート<2670>
    一転営業増益に 海外やアパレル好調で
     
    ■ウェルビー<4438>
    ベネフィット・ワン<2412>と業務提携
     
    ■出光興産<5019>
    旅行スケジュールサイトでRettyと連携
     
    ■東芝<6502>
    車製造ライン向け溶接検査ロボ 来年度に実用化
     
    ■ゼンショー<7550>
    運営のすき家がQUICPayで二重決済トラブル
     
    ■スノーピーク<7816>は下関市と包括連携
    ■伊藤忠商事<8001>
    中国病院経営に日本式導入 徳洲会などと組む
     
    ■SBI<8473>
    事業承継ファンド1000億円 地銀を支援
     
    ■JR東日本<9020>
    タクシーに電子チケット 新潟駅発観光で
     
    ■NTTデータ<9613>
    開発 試着商品をその場でセルフ決済
     

    [概況]

    4日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時106.475円まで下落し、その後は106円台後半付近で推移した。欧米時間に発表された9月ISM非製造業総合指数(予想:55.0 結果:52.6)が事前の予想値を下回ったことなどを受け米ドル売りとなったようだ。
     
    テクニカル的には米ドル円はダブルトップを形成し、ネックラインとなる9/24安値106.950円を下回ったことから地合いの悪化が予想されそうだ。足元では一目均衡表の雲上限(106.885円)付近で推移しているが、仮に下抜けた場合は次に雲下限(106.240)付近を目指す展開となりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

     
    3日のNYダウ工業株30種平均は前日比122ドル42セント高の2万6201ドル04セントと3日ぶりに反発で終えた。
     
    米サプライ管理協会(ISM)が1日発表した製造業景況指数が10年3カ月ぶりの低水準となったことを嫌気し、ダウは直近の2日間で838ドル余り下落。この日発表された非製造業景況指数も前月から低下し、3年1カ月ぶりの低水準となった。市場では景気の先行きを懸念した売りが膨らみ、ダウは午前中に一時335ドル安まで下落した。
     
    しかし、米シカゴ連銀のエバンズ総裁は3日、「適切な政策なら調整には極めてオープンだ」と述べ、必要であれば連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げを支持する姿勢を表明。低調な米経済指標を受けて、FRBが今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに踏み切るとの期待が広がる中、ダウはプラス圏に浮上。直近の急落による値頃感もあり、終盤に一段高となった。
     
    株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)が前日比で7%低下し、不安心理が高まった状態とされる20を下回ったのも株式の安心買いにつながった。
     
    前日に売りが目立ったアップルやインテル、マイクロソフトなどに加え、エクソンモービルなど石油株、航空機のボーイングも買われた。業種別S&P500種株価指数の全11種が上昇した。
     
    市場では「きょうのマーケットの動きからすれば、あすの米雇用統計の内容が多少悪くても、利下げ期待で株価は上がるのではないか」との指摘があった。
     
    セクター別では全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やエネルギーの上昇が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比87.019ポイント高の7872.265で終えた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,201.04+122.42
    S&P500種
    2,910.63+23.02
    ナスダック
    7,872.265+87.019
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,513.80+5.90
    NY原油(ドル/バレル)
    52.31−0.33
    円・ドル
    106.87 - 106.88−0.35
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は売り先行の後、小幅反発した。12月物は前日比15円高の2万1360円で引け、3日の大取終値を90円上回った。
     
    米景気指標の悪化が続き景気減速を警戒する売りが先行した。3日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の非製造業景況感指数が16年8月以来の低水準になり、2日発表の米製造業景況感指数に続き景況感の悪化を示した。
    売り一巡後は10月の追加利下げの可能性が高まったとの思惑から買いが入った。
    市場関係者は4日発表の9月の米雇用統計に注目している。
     
    この日の12月物高値は2万1460円、高値は2万1045円。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    21360 ( +90 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    21380 ( +110 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7077.64(-44.90)
    FTSE100種総合株価指数は、世界経済の先行き懸念を背景に4日続落した。前日の終値に比べ44.90ポイント安の7077.64と、8月中旬以来、約1カ月半ぶりの安値水準で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
    米国の景気減速を警戒した売りが続いた。午後は米株式相場の動きに連動して上下した。
     
    3日午後に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことで米株式相場が大幅下落すると英市場も売りが加速し、一時100ポイント超下落する局面があった。その後米利下げ観測から米株が下げ幅を縮小し、英株も下げ幅を縮めた。
     
    個別銘柄では、配当落ちとなった包装のDSスミスは5%超安、小売りのキングフィッシャー、住宅建設のテイラー・ウィンピー、ブリティッシュ・アメリカン・タバコはいずれも3%超下落し、下落率の上位を占めた。銀行株をはじめ金融株も安くなった。
     
    一方でロンドン証券取引所(LSE)グループは2.3%高や建築素材のファーガソンは2.0%高が上昇した。酒類のディアジオも上げた。同社は欧州連合(EU)の輸入品に対する米国の報復関税の影響を受けないことが買い安心感につながった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    休場
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5438.77(+16.00)
     

10月04日 毎日コラム
「ドライブレコーダー」関連株が注目
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