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37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    [概況]


     29日、東京外国為替市場の米ドル円は一時111.330円まで上昇するも、その後は上値が重い展開となった。
    北米自由貿易協定(NAFT)交渉における米国とカナダの合意期待などから米ドル円は買いが先行したがその後、日本銀行の鈴木人司審議委員が沖縄県経済懇親会の講演で長期にわたる低金利政策の副作用軽減について、「例えば金利の引き上げがある」など金利引き上げに関する発言があったとの内容が伝わり円買いとなった。米ドル円は上値が抑えられる格好となっている。
     
    また、クロス円ではユーロ円が129.820円付近、英ポンド円が143.20円付近、豪ドル円が81.280円付近で推移しており、対円での主要通貨は全面的に上値が抑えられている。テクニカル的には米ドル円は下値付近に一目均衡表基準線(110.960円)などが控えており、下値サポートとなりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

     
    29日の日経平均が小幅ながらも7日続伸。
    終値は前日比34円高の2万2848円で、6月15日以来、2カ月半ぶりの高値をつけて引けた。
    値動きとしては、連日で2万3000円近辺で伸び悩んだ格好となっている。
    しかし、きのうは安値引けで陰線を形成、きょうは長めの上ヒゲをつけたものの陽線を形成と、引け味は異なる。そもそもきのう失速した流れからは、きょうは利食い売りに押されてもおかしくなかっただけに、上を試す動きが見られたことがポジティブだった。
     
    日経平均の1株当たり利益(EPS)は27日に過去最高値を更新したばかり。さらにこの先も利益の上振れが期待できることから、業績相場としての押し目買い基調に変わりはないだろう。
     
     
    さて、明日(30日)の東京株式市場は、きょうまでの7日続伸で日経平均株価が約650円幅の上昇と、短期間で急上昇をみせていることから、利益確定売りが優勢の推移となりそうだ。
     
    きょうも、前日に続いて後場に入ると上昇幅を縮小する展開となり、2万3000円ライン目前での上値の重さが際立っている。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
     
    23357.57  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23348.17  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23189.20  ボリンジャー:+3σ(25日)
    23077.03  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22953.19  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    22848.22  ★日経平均株価29日終値
     
    22802.65  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22796.49  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22717.17  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22697.36  新値三本足陰転値
    22639.41  6日移動平均線
    22529.96  均衡表転換線(日足)
    22515.95  13週移動平均線
    22481.15  25日移動平均線
    22467.03  75日移動平均線
    22429.05  均衡表基準線(日足)
    22408.07  200日移動平均線
    22345.20  均衡表雲上限(日足)
    22257.13  26週移動平均線
    22256.67  均衡表雲下限(日足)
    22245.13  ボリンジャー:-1σ(25日)


     

    【大引け概況】
    29日の日経平均株価は7日続伸した。前日比34円75銭高の2万2848円22銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:33 容量:13.84M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    7日続伸するのは2017年10月2日〜24日(16日続伸)以来。
     
    前日には節目の2万3000円を回復する場面があり、目先達成感が意識されたことなどから、本日は7円高と小動きでスタートした。
    ただ、28日の米国市場でNYダウが小幅ながら3日続伸したことなどを支えに、前場の日経平均は強含みで推移した。出遅れ感のある景気敏感株などが買われた。
     
    後場は、フシ目となる2万3000円を前に利益確定売りが先行した。株価指数先物にまとまった売り物が出たこともあり、中盤以降に向けて上げ幅を縮小した。その後、持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけて上値の重い動きとなった。
     
    市場からは「後場は往って来いの状態だ。特段、方向性を決めるものが出た訳ではなく、機械的な需給によるものだろう。ただ、日経平均は2万3000円が頭になり、売りが出てもおかしくない」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比63.52ポイント高の1万5381.91だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、7.97ポイント高の1739.60で終えた。
     
    業種別株価指数(33業種)では、海運業、非鉄金属、銀行業の上昇が目立った一方、建設業、小売業、情報・通信業が下落した。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆9682億円と、節目の2兆円を再び割り込んだ。売買高は11億2679万株。
    東証1部の値上がり銘柄数は1443、値下がりは584、変わらずは74銘柄だった。
     
     
    個別では、任天堂が買い優勢、ソニーも上昇した。商船三井などの海運や三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが堅調、スルガ銀行も上値追い。スターティアホールディングス、ミライアルがストップ高に買われ、サムティも大幅高。モリテック スチール、ソースネクストも大きく上昇した。日本通信物色人気となった。
     
    半面、ソフトバンクグループが軟調、ファーストリテイリング、ファナックといった値がさ株が下落。配当の権利落ち日にあたるイオンやローソンも安い
    武田薬品工業も軟調、文化シヤッターが急落したほか、TOKYO BASEも安い。共立メンテナンス、クスリのアオキホールディングスなども下落。日本電子も下値を探る展開となった。
     
     
    東証2部株価指数は前日比29.58ポイント高の7220.49ポイントと4日続伸した。出来高8264万株。値上がり銘柄数は269、値下がり銘柄数は164となった。
     
    個別では、アウンコンサルティング、プレミアムウォーターホールディングス、東洋刃物、日本モーゲージサービス、安楽亭など6銘柄が年初来高値を更新。日本ピグメント、ファステップス、インタートレード、アートスパークホールディングス、西芝電機が買われた。
     
    一方、日本ハウズイング、東京衡機、ジェコー、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。魚喜、アルメディオ、セイヒョー、カワサキ、アライドテレシスホールディングスが売られた。




     

    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比18円66銭高い3796円46銭だった。前日の米株高を受け投資家心理が改善し、新興株市場でも時価総額の大きい銘柄のほか、ゲーム関連などテーマ性のある銘柄に買いが向かった。
    市場からは「今後は新規株式公開(IPO)が増えてくる。既存銘柄の見直し買いとうまくかみ合えば、新興株の上昇が続くこともあり得る」との声があった。
    また、「個人投資家の評価損益率が改善し、個別銘柄の物色が活発化している」と指摘していた。ただ、売買代金は両市場ともに前日に比べて低下した。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で489億円、売買高は8363万株。
    値上がり銘柄数は401、値下がり銘柄数は223となった。
     
    個別では、アイサンテクノロジーがストップ高。菊水電子工業は一時ストップ高と値を飛ばした。夢の街創造委員会、テリロジー、システム情報、ビーイング、かわでんなど9銘柄は年初来高値を更新。内外テック、Mipox、山王、ぱど、ハーモニック・ドライブ・システムズが買われた。
     
    一方、シベール、ケア21、フェスタリアホールディングス、スーパーバリュー、ハピネス・アンド・ディなど14銘柄が年初来安値を更新。アルファ、サンデー、中央経済社ホールディングス、ライフフーズ、ASIAN STARが売られた。


     


    東証マザーズ指数も反発した。終値は前日比9.43ポイント高い1029.61だった。
    前日の米国株上昇や為替相場の円安・ドル高進行を背景にした相場全体の好地合いを追い風に、マザーズ銘柄にも朝方から買いが先行した。
    なかでも、個別材料株や直近IPO銘柄中心に関心が向かったほか、バイオ関連は上げ幅を縮小したものの引き続き物色が継続。また、後場に入り、日経平均の上値が重くなるなか、個人投資家の短期資金がマザーズ銘柄へと向かう場面もみられた。
    売買代金は概算で920.11億円。騰落数は、値上がり165銘柄、値下がり87銘柄、変わらず6銘柄となった。
     
    個別では、エクストリームがストップ高。マーケットエンタープライズ、オイシックス・ラ・大地、ラクス、UUUM、JMCなど6銘柄は年初来高値を更新。アライドアーキテクツ、大泉製作所、ビープラッツ、プロレド・パートナーズ、中村超硬が買われた。
     
    一方、キャンディル、フェイスネットワーク、システムサポート、チームスピリットが年初来安値を更新。メドレックス、トライステージ、イオレ、エムビーエス、ソレイジア・ファーマが売られた。

    【後場寄り付き概況】

    日経平均株価は、前営業日比127円86銭高の2万2941円33銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、11.93ポイント高の1743.56で始まった。
    不安感がやや和らぎ、幅広い業種が買われている。
    外国為替市場では、1ドル=111円20銭台での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    好材料に反応して強い値動きを見せる米国株を意識し、これまで慎重姿勢で日経平均の急ピッチのリバウンドに乗り遅れた投資家も押し目買いを入れているものと考えられる。
    日経平均は目先、2万3000円近辺で一進一退の展開となる可能性がある。
    そうなると、個人投資家の値幅取り狙いの物色は出遅れ感のある中小型株に向かいやすいだろう。
     
    個別では、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、スルガ銀は続伸。JTが強含みで、花王、キリンHDは堅調。JFE、JXTG、住友鉱が買われ、商船三井は大幅高。ソニー、トヨタ、コマツも上昇。任天堂は反発している。
     
    半面、ファナック、キーエンスが軟調で、信越化は小反落。ソフトバンクG、KDDIがさえず、武田が値を下げ、ファーストリテ、イオンも売られている。
     
    ランチバスケットは18件、315.00億円、30億買い越し

     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比16円72銭高い3794円52銭だった。
    前日のNYダウ工業株30種平均が半年ぶりの高値を付けたことで投資家心理が改善した。新興株市場にも時価総額の大きい銘柄を中心に買いが広がった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で280億円、売買高は5216万株。
    値上がり銘柄数は367、値下がり銘柄数は212となった。
     
    個別では、菊水電子工業が一時ストップ高と値を飛ばした。夢の街創造委員会、テリロジー、システム情報、ビーイング、かわでんなど8銘柄は年初来高値を更新。Mipox、内外テック、ぱど、スリー・ディー・マトリックス、カイノスが買われた。
     
    一方、シベール、ケア21、フェスタリアホールディングス、スーパーバリュー、ハピネス・アンド・ディなど14銘柄が年初来安値を更新。サンデー、やまねメディカル、ほぼ日、アルファ、ライフフーズが売られた。
     


     

    東証マザーズ指数は前日比11.41ポイント高の1031.59ポイントと反発。
    マザーズ指数は日経平均に比べなお出遅れ感があり、個人投資家の押し目買いがマザーズ銘柄に向かった。
    値上がり銘柄数は178、値下がり銘柄数は73となった。
     
    個別では、マーケットエンタープライズ、オイシックス・ラ・大地、JMC、メドピアが年初来高値を更新。アライドアーキテクツ、ビープラッツ、ZUU、エル・ティー・エス、ダブルスタンダードが買われた。
     
    一方、キャンディル、フェイスネットワーク、システムサポート、チームスピリットが年初来安値を更新。ソレイジア・ファーマ、Jストリーム、エムビーエス、トライステージ、メドレックスが売られた。





    29日午前の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比154円71銭高の2万2968円18銭だった。
     
    朝方から買いが先行し、徐々に上げ幅を拡大した。前日の米国株はナスダック総合指数、S&P500がともに史上最高値を更新。為替の円安・ドル高基調に加え、中国・上海総合指数がプラス圏に切り返したことも追い風になっている。
     
    日経平均株価が取引終了までプラス圏の値動きを維持すれば、7営業日続伸になる。16連騰した2017年10月以来の長さで、「東京市場は地合いが良く、この雰囲気でプラス推移が維持できそう」とみられている。
     
    市場からは「一段高の理由は分からないが、外国人投資家による株価指数先物への買い戻しが継続しているのだろう。海外勢は相当売っており、まだまだ買い戻しが続く可能性がある。日経平均2万3000円を明確に超えてくれば、乗るしかないだろう」との声が聞かれた。
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
     
    東証1部の出来高は5億2547万株、売買代金は8681億円。騰落銘柄数は値上がり1608銘柄、値下がり413銘柄、変わらず73銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)では、海運業、非鉄金属、銀行業の上昇が目立つ一方、建設業、小売業が下落した。
     
    個別では、任天堂やソニーも上昇した。トヨタ自動車も買い優勢。東京エレクトロン、村田製作所、TDKなどもしっかり。スターティアホールディングスがストップ高、ミライアルも一時値幅制限いっぱいに買われた。このほかソースネクストも買われている。
     
    半面、ファーストリテイリングやソフトバンクが冴えず、キーエンス、ファナックも軟調。クスリのアオキホールディングス、TOKYO BASEが大幅安。イオンやローソン、日本電子も売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比26.43ポイント高の7217.34ポイントと4日続伸した。
    出来高4937万株。値上がり銘柄数は247、値下がり銘柄数は142となった。
     
    個別では、アウンコンサルティング、プレミアムウォーターホールディングス、東洋刃物、日本モーゲージサービス、安楽亭など6銘柄が年初来高値を更新。西芝電機、日本ピグメント、アートスパークホールディングス、ファステップス、神島化学工業が買われた。
     
    一方、東京衡機、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。魚喜アルメディオ、セイヒョー、カワサキ、ヒラノテクシードが売られた。


     

    8月権利配当落ち分14円を埋めて前場の日経平均は一時3ケタの上昇。
    しかも高値のナイトコ引け。
    昨日の安値引けでの日足陰線などどこ吹く風という印象だ。
    6営業日の間に700円の上昇だから「盆明けの株高」となった。
    8月期決算のファーストリテイリングの予想期末配当200円。
    2月期決算銘柄ではイオンの8月中間期末配当17円の配当落ちなどがある。
    「株は高いぞ水曜日」と言い切るにはまだ時期尚早で今日でようやく今年12勝目。


    史上最高値を更新しているS&P500のEPSは172ドル。
    年初の147ドルから17%の増加だ。
    一方PERは18倍台前半→16倍台半ばに低下。
    バリュエーションは高くないという証拠でもある。
    年初からのNYダウの上昇率は5.44%、NASDAQは16%、S&P500は8.3%だ。
    一方で日経平均株価のEPSは1728円まで増加。
    年初の1519円から13.7%の増加。
    PERは15倍台→13倍台。
    同様に低下している。
    もっともS&P500は史上最高値。
    日経平均は年初来高値を上回れずどころか高値を5%下回った水準。
    年初からはわずか0.21%の上昇だ。
    「良いニュースの大きく反応し悪い話は材料しない」のがNY。
    この逆が東京。
    これが大きな差となっている。
    相場に乗り遅れてイヤイヤ園的に参加するのを「ペイントレード」という。
    「別れの痛みは再会の喜びに比べれば何でもない」という名言もある。
    必要なのは癒やしではなく挑戦心だろうと思う。

    キーワードは「ジ・ジ・イ」との見方。
    「ジ」は自民党総裁選そして中国の「人民元」。
    そして「イ」はインフレ。
    自民党総裁選でアベノミクスが継続。
    その前提として票集めのための政策が登場。
    人民元安は止まり、アメリカはぬるま湯を継続する。
    「ジジイ」はそんなに難しいことではない。
    「永遠のレンジ相場は起こり得ない」という市場関係者の指摘は正しい。



    (櫻井)。

     


    NY株式市場は上昇。
    S&P500とNASDAQは3日連続で終値ベースの史上最高値を更新した。
    メキシコとのNAFTAの再交渉の大筋合意への好感が継続。
    買い物優勢の展開となった。
    ただ利益確定の売りに押された格好で上昇幅は限定的。
    「投資家の注目はカナダとの交渉の行方にシフトした」という見方だ。
    カナダドルの上昇を見ればカナダとの合意への期待は為替面では出ている印象。
    ティファニー、シアーズが上昇。
    ベスト・バイ、テスラが下落。
    ただ売買エネルギーは低調で3市場の売買高は約55億株。
    10年国債利回りは2.88%台に上昇(価格は下落)。
    貿易摩擦問題の抗体から安全資産としての米国債の持ち高を減らす動きとなった。
    「解決からは程遠いだろうが、大きなプラスの兆候ではある」というのが妥当な見方だろう。
    ドルは続落。
    ただ消費者信頼感指数が133.4と市場予想の126.7を上回って着地。
    2000年10月以来約18年ぶりの高水準となったことがドルの下支えとなったとの声。
    ドル円は111円台前半での推移。
    トランプ大統領が「グーグル、ツイッター、フェイスブックは、問題をはらむ領域を進んいる。
    慎重を期すべきだ。
    広範にわたる人々に公正ではない」と非難したことは気にかかる。
     
     
    寄り付き直後に何度も挑戦した23000円。
    それでもこの壁は堅かった。
    とはいえ日経平均は6日続伸。
    火曜は8週連続上昇。
    東証1部の騰落銘柄数は値上がり1018、値下がり982銘柄と買いが優勢だった。
    安値引けでも勝ちは勝ち。
    失速感は漂ったがプラスは確保だった。
    「高値の23006円からみると193円下。日足は実体の長い大引け坊主(安値引け)。
    23000円乗せを契機に待機していた売り方が攻勢に転じたともみられる逆襲線。
    逆襲線はひとまず退却とは酒田五法。
    7月高値時にも同じような足型が出現して天井形成となっていた」との声も聞こえる。
    新高値48銘柄、新安値18銘柄。
    騰落レシオは95.60%。
    過熱感を醸し出さない上昇だ。
    売り勢力は23000円をメドに売り注文を出していた機関投資家との観測。
    「先物筋のドテンなら怖いが、弱気筋の機関投資家ならまったく怖くない」とう強気もある。
    「欲しいのは大陽線」というのが正直なところ。
    NTレシオは13.17倍。
    25日線(22741円)からは1.5%、200日線(22408円)からは1.8%のプラスかい離。
    5月21日23050円、6月12日23011円の壁。
    8月13日の21851円からはそれでも2週間で約1000円上昇した。
    3月26日安値20347円からの売り方信用期日は9月末だ。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.012%。
    買い方▲9.598%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.3%。
    買い方▲16.75%。
    空売り比率は42.0%。
    22日連続の40%超は2月の21日連続を上回り過去最高を更新した。
    8月24日現在の信用買残は389億減の2兆9729億円。
    同信用売り残は687億円増の8379億円。
    日経平均採用銘柄のPERは13.23倍でEPSは1724円。
    8月29日の株高の特異日に期待だ。まさに「上昇の急所」という印象となる。
    「2月第1週にあけた週足の窓23092円を埋めれば風景は変わる」と市場関係者。
    シカゴ225先物終値は大証日中5円高の22805円。
    高値は22985円。
    6連騰の先の記録は昨年10月の16連騰しかない。
    しかし、17連騰を阻んだのは10月25日水曜日だった。
    気学では「安値にある時は急伸する」と役に立たないご宣託。
    木曜は「高日柄にして波乱する日」。
    金曜は「吹き値売り方針の日」。
    一応8月配当権利落日。
    ボリンジャのプラス2σ22923円も壁。
    プラス3σは23148円だ。
     
    日経朝刊連載小説「愉楽にて」が終わる。
    昨年9月から1年間、日経平均は3000円以上の上昇となった(一時は5000円近かった)。
    終わるとなれば感慨もあるが「結局中途半端だった」という印象となろうか。
    来週月曜からは池澤夏樹氏の「ワカタケル」。
    古事記と日本書紀を背景に第21代雄略天皇が主人公だという。
    濡れ場は少なそうだが、神々の登場をどう捉えるかが課題だろうか。
    3日新甫の9月は「争いと色ごと」からスタートすることになる。
    「乞御期待!」は相場にも通じて欲しいところ。
     
    NYダウは14ドル高の26064ドルと3日続伸。
    NASDAQは12ポイント高の8030ポイント続伸。
    3日連続で史上最高値を更新。
    S&P500は0.78ポイント高の2897ポイント。
    3日連続で史上最高値を更新。
    一時2900ポイントに乗せた場面もあった。
    ダウ輸送株指数は22ポイント安の11390ポイント。
    3市場の売買高は55.8億株と低調。
    CME円建ては大証比5円高の22805円。
    ドル建ては大証比10ポイント高の22810ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比10円高の22600円。
    ドル円は111.18円。
    10年国債利回りは2.884%。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    エクスモーション(4394))・・・動兆。
     
    エクスモーションに注目する。
    同社はシステムおよびソフトウェアに対するテクニカルコンサルティングが中核。
    教育人材育成も行っている。
    強みは組込みソフトウェアに専門特化した事業。
    設計技術に特化した「技術参謀」と表現される。
    第4次産業革命の隠れた主役だ。
     

    (兜町カタリスト櫻井)


     

    【寄り付き概況】

    29日の日経平均株価は、前日比7円39銭高の2万2820円86銭と小幅に7日続伸してスタート。
    28日のNYダウ、ナスダック総合指数が3日続伸。ナスダック総合指数は、3日続けて史上最高値を更新するなど堅調な展開が続いた。米国株高に加え、為替市場での対ドル相場の落ち着きから、買いが優勢の動きとなっている
     
     
    外国為替市場では1ドル=111円台前半と円安含みで推移しているものの、東京株式市場では前日まで日経平均が6日続伸と上昇を続けていたこともあって、その反動も出やすい場面だ。上値のフシとして2万3000円ラインが強く意識されており、前日も大引けにかけて戻り売りに跳ね返される展開となったことから、足もとは先高期待がやや後退している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がり上位に海運、銀行、精密機器など。一方、値下がりで目立つのはゴム製品、小売、空運など。
     
    個別では、任天堂が買われ、KDDI、ビックカメラは強含み。三菱UFJが値を上げ、日本郵政は小幅高。花王は堅調。ソニー、村田製、TDK、コマツ、トヨタは小高い。
    半面、イオン、サイゼリヤが値を下げ、ファーストリテ、ソフトバンクGはさえない。住友不が売られ、東京海上は小安い。日産自、ブリヂストン、ファナック、キーエンス売られている。
     
    225先物は、JP・メリル・アムロ・クレディ・モルスタが買い越し。
    野村・シティ・HSBC・UBS・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はJP・アムロ・クレディ・UBSが買い越し。
    メリル・ソジェン・GS・バークレイズが売り越し。
     
    外資系等は、MS&AD(8725)、ソースネクスト(4344)、東芝(6502)、ソニー(6758)、相鉄(9003)、商事(8058)、日本郵政(6178)、山九(9065)、日立物流(9086)、
     
    テクニカル的には、ディアライフ(3245)、日本調剤(3341)、王子(3861)、日産化(4021)、クレハ(4023)、リケンテク(4220)、ホッカン(5902)、竹内製作(6432)、大真空(6962)、ネットワン(7518)、タカラトミー(7867)、大日印(7912)、稲畑産業(8098)、高島屋(8233)が動兆。
     

    [概況]

    28日の欧米為替市場は、米ドル円が小幅ながら上昇した。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉における米国とメキシコの再交渉が合意されたことで、リスク選好姿勢が強まったと思われる。

    米ドル円はNY時間の序盤こそ111.00円を下回る場面があったが、上記の材料が好感されると徐々に水準を切り上げる展開で、NY時間終盤にかけ一時111.255円まで上昇し、本日の高値に迫る勢いを見せた。29日の東京外国為替市場におけるポイントは、米ドル円の上昇がどこまで続くかだろうか。

    短期的には、一目均衡表の雲の上限が上値目標として意識されそうだ。同水準を上抜けることができれば、次は、節目112.00円が目標となるだろう。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■大成建<1801>
    地下浸水時の避難時間予測するソフト開発
     
    ■トヨタ紡織<3116>
    冷却循環水の浄化システム外販へ
     
    ■旭化成<3407>
    韓国で合成樹脂・繊維原料のAN増産
     
    ■インテージ<4326>
    20年に商品の基本情報一元管理へ
     
    ■住友理工<5191>
    新組織「IoTデバイスセンター」設立へ
     
    ■カシオ<6952>
    人員倍増で2.5Dプリンター拡販へ
     
    ■スクリン<7735>
    製本ラインの提案・構築事業開始
     
    ■大日印<7912>
    入手困難な書籍の製造サービス拡大へ


     

    29日の東京株式市場は、もみ合いとなりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2700円−2万2900円。
    小動きの米国株を受けて、東京株式市場も動意に乏しい展開を予想する。
    28日の日経平均株価は、取引時間中としては約2カ月半ぶりに2万3000円台を回復する場面がみられたが、上値を追う材料に乏しいことや、戻り待ちの売りに押され、上げ幅を縮小した。
    ただ、日経平均株価のPERは13.2倍程度で割高感はないことから、下値には押し目を拾う動きも期待される。前日終値近辺の水準で、こう着感の強い地合いが続くと考える。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(28日終値111円14−15銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円前後(同129円87−91銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比5円高の2万2805円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■ミライアル <4238>
    上期経常を29%上方修正。
     
    ■TDCソフト <4687>
    9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■日本エスコン <8892>
    中部電力 <9502> と資本業務提携。
    中部電に同社株2298万株(発行済み株式数の32.08%)を売却する。これにより同社は中部電の持分法適用会社となる。
    業務面では不動産開発で協業するほか、同社のエネルギー供給・設備工事、中部電の不動産売却先の選定に関し、それぞれ優先候補として取り扱う。
     
    ■スリープログループ <2375>
    5-7月期(3Q)経常は2.5倍増益、今期配当を2円増額修正。
    また、株主優待制度を新設。対象は毎年4月末時点と10月末時点で100株以上を保有する株主で、こども商品券1000円分の贈呈、1000円相当額のビットコインの贈呈、寄付(1000円)からの選択制となる。
     
    ■アクセルマーク <3624>
    KLab <3656> と共同開発したスマートフォン向けゲーム「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」の配信を開始。
     
    ■アイサンテクノロジー <4667>
    KDDI <9433> と資本業務提携。
    自動走行の実現に必要な「高精度三次元地図」の構築と「高速通信網」を利活用した遠隔制御型自動運転の実用化に向けた開発を進める。
    資本面ではKDDIを引受先とする28万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は2399円。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    29(水)
    8月月例経済報告
    8月消費動向調査(14:00)
     
    【海外】
    米4-6月期GDP改定値(21:30)
    米7月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
    米7年国債入札
    《米決算発表》
    セールスフォース・ドットコム、フィリップス・バン・ヒューゼン


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

08月29日 毎日コラム
猛暑で気温上昇、一部の銘柄もヒートアップ
・・・続き


     28日の米株式相場は3日続伸した。
    NYダウ工業株30種平均は前日比14ドル38セント高の2万6064ドル02セントと2月初め以来ほぼ半年ぶりの高値で終えた。
     
    米国とメキシコは前日、NAFTA再交渉をめぐる2国間協議で大筋合意に達したと発表。この日はカナダを加えた3カ国での協議がワシントンで行われた。協議の進展で通商摩擦が解消されることへの期待が広がり、ダウは朝方に72ドル高まで上昇した。
     
    8月の消費者信頼感指数が2000年10月以来の高水準となり、市場予想を上回った。宝飾品のティファニーや靴小売りチェーンのDSWが市場予想を上回る四半期決算を発表した。米個人消費の堅調さが米経済を押し上げるとの期待が強まったことも相場を支えた。
     
    ただ、ダウは前日に約7カ月ぶりに2万6000ドル台を回復したことへの達成感から、いったん利益を確定する動きも目立った。ダウは終盤にかけて上げ幅を削り、一時は小幅ながらマイナス圏に沈む場面もあった。
     
    米国とカナダの交渉の行方を見極めたいというムードが次第に広がった。航空機のボーイングのほか、前日に上昇した自動車のゼネラル・モーターズ(GM)や金融のJPモルガン・チェースなどに利益確定目的の売りが出た。
     
    ナスダック総合株価指数は同12.143ポイント高の8030.038と3日連続で過去最高値を更新した。目先の利益を確定する目的の売りに押される場面があったが、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力株の一角への買いが続き指数を押し上げた。
     
    S&P500種株価指数も3日連続で過去最高値を更新した。
     
    セクター別では、不動産やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・飲料・タバコや電気通信サービスが下落した。
     
    個別では、靴小売のDSW(DSW)は、決算内容が好感され、20%を超す大幅上昇した。保険会社のアスペン・インシュアランス(AHL)は、投資会社のアポロ・グローバル・マネジメントへの26億ドルでの売却に合意し堅調推移。宝飾品のティファニー(TIF)は、決算内容が予想を上振れ買われた。
    一方で、家電量販店のベストバイ(BBY)は、8-10月期の業績見通しを引き下げ、下落した。食料品のキャンベルスープ(CPB)は、身売り検討計画の否定が報じられ、軟調推移となった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,064.02+14.38             
    S&P500種
    2,897.52+0.78
    ナスダック
    8,030.038+12.143
     
    米10年債利回り(%)
    2.884 +0.034
    米2年債利回り(%)
    2.6694 +0.024
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,214.40−1.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    68.55+0.02
    円・ドル
    111.17 - 111.18    +0.03


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は6営業日ぶりに反落した。
    9月物は前日比80円安の2万2805円で終え、大阪取引所の終値を5円上回った。目先の利益を確定する目的の売りが出たが、貿易摩擦の先行き懸念が薄れたのが支えになった。米国とメキシコは27日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で大筋合意に達した。
    NYダウ工業株30種平均が約半年ぶりの高値をつけ、ナスダック総合株価指数などは過去最高値を更新した。
    9月物の高値は2万2985円、安値は2万2765円だった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22805 ( +5 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22810 ( +10 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7617.22(+39.73)
    FTSE100種総合株価指数は続伸した。連休前の前営業日24日の終値に比べ39.73ポイント高の7617.22で引けた。
    米国とメキシコの貿易協議の合意を受けて、リスク選好気分が金融市場全体に広がる中、株高が進んだ。資源株などが上げを主導した。
    構成銘柄の8割近くが上昇した。朝高で始まった後に伸び悩む場面もあったが、終日高値圏で推移した。
     
     
    個別銘柄では、ロシア鉄鋼大手エブラズが5.4%高で上昇率トップ。英鉱業大手アングロ・アメリカンは3.3%高、英・豪系資源大手BHPビリトンは2.8%高など他の資源株も総じて堅調だった
    総合ヘルスケアのNMCヘルスは3.6%高、インドの資産買収に関わる報道内容を否定するとともに、現在の事業に注力する意向をあらためて示したことが好感され上昇した。
    投資会社のメルローズ・インダストリーズは、米子会社1社の売却計画を棚上げしたと伝わり買われた。郵便大手のロイヤル・メールの値上がりも目立った。
    英高級衣料バーバリーが2.6%高、英衣類小売ネクストも1.3%高とファッション関連株も強含んだ。
     
    半面、たばこ株は売られた。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、インペリアル・ブランズがそれぞれ0.4%安と軟調。アナリストが株価目標を引き下げた建設資材のCRHも下落した。衣料小売りと食品事業のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは3.1%の大幅安だった。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12527.42(−10.89)
    ドイツ株式指数(DAX)は3営業日ぶりに小反落した。終値は前日27日と比べて10.89ポイント安の12527.42だった。
    米国とメキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で大筋合意したことから、日中を通して自動車株を中心に買いが広がったが、引け間際に下げに転じた。
     
    個別では、素材メーカーのコベストロは、アナリストが株価目標を引き下げたことなどが響いて売られた。電力のエーオンも下落した。
    一方で、フォルクスワーゲンやBMWなど自動車株は前日に続いて買われた。ドイツの自動車メーカーはメキシコで製造し米国で売却するため、両国の良好な貿易関係に大きく依存する。アナリストが投資評価を引き上げた透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアも上がった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5484.99(+5.89)


     



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