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【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント

08月03日 マーケットコメント

08月04日 マーケットコメント

08月06日 マーケットコメント

08月07日 マーケットコメント

08月08日 マーケットコメント


    9日の日経平均が続落。終値は前日比45円安の2万2598円だった。
    前日の米国株が下落したことや円高進行を受けて売りが先行。事前予想を下回る6月の機械受注も売り要因となった。日経平均の下げ幅は一時146円まで広がった。
    しかし、2万2500円という下値のフシ目に達したことで徐々に押し目買いも入り出し、大引け直前にはわずかながらもプラス圏まで浮上する腰の強さを見せた。
     
     
    明日(10日)の東京株式市場は、日本時間10日未明から開催される、日米両国間の貿易・投資拡大に向けた閣僚級の新貿易協議(FFR)の内容を注視しながらの展開となりそうだ。
    また、来週は多くの国内投資家が“お盆休み”を取得することから、それを前に、持ち高調整の売りでキャッシュポジションを高める動きとなりそうだ。
     
    安値(2万2497円)は25日線(2万2454円)を割り込んでおらず、終値(2万2598円)は5日線(2万2587円)を上回った。
    テクニカルの節目が意識されながら下げ渋ったことはポジティブ。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    23312.84  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23107.32  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23089.98  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22816.73  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22772.45  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22734.49  ボリンジャー:+1σ(26週)
     
    22598.39  ★日経平均株価9日終値
     
    22576.41  均衡表転換線(日足)
    22575.08  6日移動平均線
    22526.14  13週移動平均線
    22483.57  75日移動平均線
    22454.92  25日移動平均線
    22379.38  200日移動平均線
    22312.48  均衡表雲下限(日足)
    22237.26  均衡表転換線(週足)
    22235.54  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22206.14  均衡表基準線(日足)
    22196.89  新値三本足陰転値
    22179.31  均衡表雲上限(日足)
    22156.15  26週移動平均線
    22137.38  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22112.09  均衡表雲上限(週足)
    21944.95  ボリンジャー:-2σ(13週)
     
    終値は5日線を上回ったものの、上下ともに長いひげを残し、売り買いが拮抗している様子。本日も75日線手前で下げ止まり、同線付近での底堅さも再確認された。
    一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいとなり、相場は上下いずれかに走り出す材料待ちの状態にあることを示した。ボリンジャーバンドでは、日々線は中心線前後で推移、こちらも売り買いの均衡状態を示している
     
     
    ■東証主体別売買動向・8月第1週、外国人は672億円と4週ぶりの売り越し
     
    東京証券取引所が9日発表した8月第1週(7月30〜8月3日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が672億2803万円と4週ぶりの売り越しとなった。
     
    前週は859億6279万円の買い越しだった。個人投資家は670億1881万円と4週ぶりの買い越し。事業法人は386億1371万円と5週連続の買い越し。
    投資信託は543億3755万円と7週連続の買い越しだった。
     
     
    【信用規制・解除】
     (9日大引け後 発表分)
    ○エクストリーム <6033> [東証M]
    東証と日証金が10日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
    東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
     
     
    【株式分割】銘柄 
    (9日大引け後 発表分)
    ●日本ドライ <1909>
    9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ●GMO−PG <3769>
    9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ●フジマック <5965> [東証2]
    9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ●鎌倉新書 <6184>
    8月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
     
     
     

    [概況]

    9日東京時間の外国為替市場は、トルコリラ円が大幅下落する展開となった。

    トルコリラ円は20.93円にて取引が開始となったものの、じりじりと下値を削り一時20.33円まで下落し、8月6日安値である20.18円に目前まで迫る場面があった。

    現在も同様の価格帯で推移しており、軟調な展開が継続している。

    この値動きについて一部の市場関係者からは、米当局者が匿名を条件に語ったところによると、訪米団は米国人牧師釈放を約束することを拒んだと発言、このことがトルコに対しての信頼を揺るがす事態となっているようだ。

    市場では、同国長期債券利回りが急上昇し一時20%を超えたほか、トルコリラは過去最低水準まで下落し続けている。

    一部では、国際通貨基金(IMF)からの支援や資本統制観測が出るなどしており、そのことも投資家心理を冷やす一因となっているようだが、同国政府や同国の中央銀行は沈黙を貫いており、対応の行方が注目されている。

    この後の時間については、日米貿易協議の行方が注目される。

    日本とEUでは無難な協議となったが、米国とは摩擦が懸念されており関係者の発言などには特に注意を払っておきたい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    9日の日経平均株価は小幅に続落した。終値は前日比45円92銭安の2万2598円39銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:10 容量:10.03M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日のNYダウ工業株30種平均の反落や、市場予想を下回る6月の機械受注統計を嫌気した売りが先行した。
     
    内閣府が発表した6月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が市場予想以上に落ち込んだ。安川電など設備投資関連の一角が売られた。

    日米両政府は日本時間10日に閣僚級の貿易協議「FFR」の初会合を開く。米通商政策の先行きを見極めたいとして買いを手控える投資家は多く、トヨタ、ホンダなど自動車株が軟調だった。
     
    ただ、中国株が堅調に推移したため「下値不安が薄らいだ」といい、日本株は次第に底堅くなった。午後には、為替が朝より円安方向に戻したため買い戻しも入り、日経平均は前日終値付近まで上昇した。
     
    市場では「手掛かり材料に乏しいなか、好業績期待を背景に押し目を拾う動きが出て、下げ渋ったようだ。下値は堅そうだが、きっかけ待ちで当面は小動きの展開を強いられそう」との声も聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続落し前日比4.55ポイント安の1740.16で終えた。JPX日経インデックス400も続落。終値は前日比47.68ポイント安の1万5394.78だった。
     
    夏季休暇シーズンでもあり、東証1部の売買代金は2兆1833億円にとどまった。売買高は13億1009万株。東証1部の値下がり銘柄数は1157、値上がりは849、変わらずは98だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、建設業、非鉄金属の下落が目立った。上昇は化学、水産・農林業、空運業など。
     
    個別では、スズキが大幅安、トヨタ自動車も軟調。テルモ、大和ハウスが安い。ソフトバンクも下げた。SUMCOが売りに押され、村田製作所も値を下げた。住友金属鉱山、JXTGホールディングスも安い。ニチイ学館が急落、オリジン電気は一時ストップ安に売り込まれた。三井住友建設、リゾートトラスト、日本エスコンなども大幅安となった。
     
    一方、資生堂が大幅高で切り返し、キーエンスも買い優勢。昭和電工、東海カが高い。任天堂も上げた。ゲオホールディングス、宮地エンジニアリンググループ、渋谷工業が値幅制限いっぱいに買われ、テイカも一時ストップ高。テイクアンドギヴ・ニーズが急騰、レーザーテック、レオン自動機も値を飛ばした。パイオニアも活況高となった。
     
    東証2部株価指数は前日比54.38ポイント安の7259.08ポイントと反落した。
    出来高9395万株。値上がり銘柄数は184、値下がり銘柄数は241となった。
     
    個別では、ブルドックソース、エスビー食品、ダイナパック、西菱電機、川上塗料など19銘柄が年初来安値を更新。クロスキャット、高松機械工業、ヨネックス、浜井産業、阪神内燃機工業が売られた。
     
    一方、SECカーボンがストップ高。ビケンテクノは一時ストップ高と値を飛ばした。パス、兼房、キクカワエンタープライズ、パルステック工業など6銘柄は年初来高値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、省電舎ホールディングス、日本伸銅、RVH、ネットマーケティングが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。
    終値は前日比4円07銭安の3759円80銭だった。個人投資家からの持ち高を整理する売りが優勢となった。フルヤ金属ややまねメディなど好業績銘柄には買いが入った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で413億円、売買高は9170万株だった。
    値上がり銘柄数は287、値下がり銘柄数は343となった。
     
    個別では、インターライフホールディングス、ケア21、オールアバウト、シンデン・ハイテックス、プロパストなど25銘柄が年初来安値を更新。タカギセイコー、山陽百貨店、ビジョナリーホールディングス、靜甲、エスケーエレクトロニクスが売られた。
     
    一方、やまねメディカル、エムティジェネックスがストップ高。サン・ライフ、和井田製作所、サンリン、豊商事など5銘柄は年初来高値を更新。フルヤ金属、博展、ビーイング、シード平和、大村紙業が買われた。

     

    東証マザーズ指数は小幅に3日続伸した。終値は前日比0.79ポイント高の1028.40だった。
    朝方に横ばい圏で寄り付いた後、急速に下げ幅を拡大。その後は徐々に持ち直し、マザーズはプラス圏に浮上した。
    時価総額の大きいメルカリが上昇し、指数を押し上げた。
    市場関係者は「商いを伴って集中的に買われる銘柄が目立った」と指摘する。値下がり銘柄が多いことから、指数寄与度の高い銘柄の押し上げ効果が大きかったとみられる。
    値上がり銘柄数は116、値下がり銘柄数は142となった。
     
    個別では、グローバルウェイ、エクストリーム、エナリスがストップ高。ソネット・メディア・ネットワークスは一時ストップ高と値を飛ばした。日本ファルコム、エクスモーション、JMC、リンクバルなど6銘柄は年初来高値を更新。ジーンテクノサイエンス、プロレド・パートナーズ、アセンテック、ティーケーピー、CRI・ミドルウェアが買われた。
     
    一方、中村超硬がストップ安。夢展望、コラボス、エコモット、システムサポート、UMNファーマなど9銘柄は年初来安値を更新。ユーザーローカル、ホットリンク、イオレ、グレイステクノロジー、アクリートが売られた。


     

    8月9日パリバショック10周年の日。
    「不確実性の時代」の著者、ガルブレイス教授の「大暴落1929」を読み返している。
    結構記憶に残る一節が多い。

    「ブームの渦中にある所有者が財産に求める唯一の見返りは値上がりだった。
    現実に需要があればいずれ必ず満たされるのが、資本主義の非凡なところだ」。

    「欲しくもない配当など気にせず、現金も用意せずに投機に打ち込めるようウォール街が準備した仕組みは、
    実によく出来ていて芸術品と言ってもいいほどだった。
    しかし、証券会社はこの仕組みを表立って自慢する訳にはいかなかった。
    その目的は投資家に用立てして投機を後押しすることだったからだ。
    1920年代前半のブローカーズローン(信用取引で買った株を担保に差し入れるローン)の残高は10〜15億ドル。
    1926年初めには25億ドル。
    27年末には34億ドル。
    28年6月には40億ドル、11月には50億ドル、年末には60億ドルとなっていた」。

    「1929年のウォール街に夏休みはなかった。
    投資信託が続々と設立されるのと同時に市場は過去最高の活況。
    夏の間だけで株価は25%も上昇した。
    ブローカーズローン残高は70億ドルに達したが不安は打ち消された。
    株価の上昇が企業収益見通しに裏付けられているならば心配ないという市場の展望が背景だ。
    こういう時期の常として投資家が望むのは、うるさい懐疑の声を黙らせ、大丈夫だと何度も言ってもらうことだった。
    秋にはイェール大学のフィッシャー教授が株価は永遠に続く高原状態に達したとまでコメントした。
    アメリカの繁栄をぶち壊す発言は忌み嫌われたのである。
    数百万人が判断した結果を否定できる全知全能の人間はどこにもいないというのである。
    ニューヨークタイムズは最後の日は来た、と何度も書いていた。
    結果的に株を巡る妄想には捉われていなかったということだ」。

    「1929年の夏は市場は報道だけでなく文化をも独占した。
    株の物知りが予言者扱いされるようになったのだ。
    彼らの発言は金言となった。
    しかし、市場についてあちこちで話されることに多くは往々にして実態とかけ離れたことばかりだ。
    話している方も聞く方もその会社の価値などあまり知らないし、知らないということも知らない。
    知恵というのはそんなもので、大半は誰々がどこでどう言ったという受け売りなのだ」。

    「1929年夏の素晴らしいセールストーク。
    大災害が起きてNYのような大都会で小さな井戸が一つだけ残されたと考えてみてください。
    そこからくみ上げるバケツ一杯の水は1ドル、100ドル、1000ドル、いや1万ドル以上の価値があるでしょう。
    この井戸を持っていればNYの富をすべて持つことになるのです。
    因みに、水道持ち株会社の株を勧めるためのトークがこれだった。
    1929年夏の株式市場はアメリカ人にとって磁石のような存在だった。
    しかそし実は多くのアメリカ人にとって株式市場は手の届かないところにある薄気味悪い場所でもあった。
    まして信用買いなどモンテカルロのカジノで儲けるのと同じくらい無縁のことだった」。

    改めて慧眼という印象で面白い。
    2018年の夏の成果になろうか。

    (櫻井)。

     


     9日午前の日経平均株価は続落した。
    午前の終値は前日比60円13銭安の2万2584円18銭だった。
    前場は売り優勢の地合いとなった。前日のNYダウが上昇一服となり、為替が110円80銭近辺の推移と円高に振れたことが上値を重くしていた。
    朝方発表された6月の機械受注統計が市場予想を下回ったことも売りを誘った。
    市場予想を大幅に下回り、ファナックや日立建機といった設備投資関連の一角が売られた。
    また、日米貿易協議を控えて米通商政策を見極めたいとの雰囲気が強く、買いが手控えられた。
     
    円高が進んだため様子見ムードが広がったが、決算発表で業績への期待が膨らんだ銘柄を個別に物色する動きは続いた。
    中国・上海株市場は経済指標発表を受け堅調な値動きでこの点はポジティブ材料だが反応は限定的となっている。前日、全体相場に影響を与えた資生堂が大きく切り返しているものの、ソフトバンクグループやスズキなどの値がさ株が冴えない。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆301億円にとどまった。売買高は6億8765万株。東証1部の値下がり銘柄数は1154、値上がりは838、変わらずは106だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、非鉄金属、石油・石炭製品、建設業の下落が目立った。上昇は化学、空運業、水産・農林業など。
     
    個別では、不適切検査を巡って9日に記者会見を開くと発表したマツダ、スズキは下落した。ソフトバンクグループが軟調、トヨタ自動車も下値を探る展開。ニチイ学館が急落、イソライト工業、三井住友建設も大きく値を下げた。ラウンドワン、リゾートトラストも安い。
     
    半面、資生堂が急反発、昭和電工も買われた。ソニーが堅調、ダイフクも物色人気。ゲオホールディングス、渋谷工業がストップ高に買われ、パイオニアも商いを伴い上昇した。
     
    東証2部株価指数は前日比57.62ポイント安の7255.84ポイントと反落した。
    出来高5246万株。値上がり銘柄数は162、値下がり銘柄数は224となった。
     
    個別では、ブルドックソース、エスビー食品、ダイナパック、川上塗料、東京インキなど14銘柄が年初来安値を更新した。
    クロスキャット、高松機械工業、ヨネックス、阪神内燃機工業、セメダインは売られた。
    一方、ビケンテクノが一時ストップ高と値を飛ばした。パス、SECカーボン、パルステック工業など4銘柄は年初来高値を更新した。
    省電舎ホールディングス、ビート・ホールディングス・リミテッド、ネットマーケティング、兵機海運、アピックヤマダは買われた。

     

    日経ジャスダック平均株価が反落した。午前終値は前日比7円49銭安の3756円38銭だった。
    個人投資家から持ち高を整理する売りが出て相場を押し下げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で239億円、売買高は6172万株だった。
    値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は332となった。
     
    個別では、インターライフホールディングス、ケア21、オールアバウト、シンデン・ハイテックス、プロパストなど19銘柄が年初来安値を更新した。
    山陽百貨店、タカギセイコー、ビジョナリーホールディングス、ヒップ、靜甲は売られた。
     
    一方、サンリン、豊商事が年初来高値を更新。やまねメディカル、博展、フルヤ金属、コスモスイニシア、シード平和は買われた。

     

     
    東証マザーズ指数は続伸した。午前終値は前日比1.16ポイント高の1028.77だった。
    個人投資家の資金は値動きの軽い中小型株にシフトしており、本日もこの流れから底堅く推移していた。時価総額の大きいメルカリが上昇し、指数を押し上げた。
    値上がり銘柄数は108、値下がり銘柄数は148となった。
     
    個別では、日本ファルコム、エクスモーション、JMC、リンクバルが年初来高値を更新した。
    ソネット・メディア・ネットワークス、ティーケーピー、リアルワールド、アセンテック、アクセルマークは買われた。
    一方、コラボス、システムサポート、UMNファーマ、GMO TECH、地盤ネットホールディングスが年初来安値を更新した。
    ホットリンク、ユーザーローカル、すららネット、ジャパンエレベーターサービスホールディングス、WASHハウスは売られた。

     

    [概況]

    東京市場終盤から為替市場は円買い優勢となり、ドルは111円、ユーロは129円をそれぞれ割り込み、独仏の株式市場が売られて始まると、序盤にドルは当日安値110.825円、其のあとでユーロも128.560円の当日安値まで下落した。
     
    其の後は下げ止まりから揉み合いとなり、NY市場で発表されたMBA住宅ローン申請件数は4週連続のマイナスとなり、中国が米国に対し報復関税を発動すると発表したが市場には影響薄だった。
     
    ドルはNY市場序盤に111.200円まで反発したが、NY株式市場が小幅安で始まるとドルも売られて111円を割り込み、其の後はNY株式市場の軟調な動きにドルも111円を挟んで揉み合いとなった。
    方向性の無い動きのあと最後は前日比-45.5銭の110.935円で引け、米中貿易摩擦を警戒するリスク回避の動きにドル以外の主要通貨も売られ、ポンドは合意無きEU離脱への警戒に-1.20円の大幅安となった。
    ドルは111円を割れたが夏休みシーズンに入り商いが細る中での調整といった感じで、下げ続ける感じでもないが上値も重い状況が続きそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


    NY株式市場はマチマチの動き。
    中国が160億ドル相当の米国製品に25%の追加関税を適用すると発表。
    対象には燃料、鉄鋼製品、自動車、医療機器などが含まれ、23日に発動する。
    ボーイングやキャタピラーなどが下落しNYダウは4日ぶりの反落。
    マイクロソフト、フェイスブック、アルファベットが上昇継続。
    NASDAQは7日続伸となった。
    株式非公開化の方向性をトップがツイートしたテスラは下落。
    3市場の売買高は59.3億株と低調。
    市場参加者は減少している。
    10年国債利回りは一時2.95%台まで低下。
    FRBが9月のFOMCで追加利上げをする確率は96%だ。
    円はやや上昇し111円。
    日銀が8日に公表した7月の金融政策決定会合の主な意見で「国債市場の機能低下など副作用に配慮すべき。
    長期金利の変動についてプラスマイナス0.25%程度を許容することが適切」とあったことが背景との解釈だ。
    VIX(恐怖)指数は10.83%まで低下。
     
    日経平均は前場プラス、
    後場寄り後は上昇幅を3ケタに拡大。
    しかし1時半過ぎから上昇幅を縮小し結局は反落と目まぐるしい展開。
    「上昇幅を広げたところから失速しただけで、それほど悲観する内容ではない」という声も聞こえる。
    「SQ前のポジション調整」という見方もある。
    前場は海外のCTAの買い、後場は海外のCTAの売り」という単純な観測も相変わらずだ。
    結局は決算に一喜一憂という格好なのだろう。
    22500円がサポートしてくれている状態は変わらないと見る。
    「尻すぼみは気乗り薄の裏返し」と考えた方が良いのかも知れない。
    マザーズ指数は続伸、日経ジャスダック平均は9日ぶりに反発した。
    NTレシオは12.98倍。
    25日線からは1.0%のプラスかい離。
    騰落レシオは109.94%。
    Quick調査の8月3日時点の信用評価損率はマイナス10.9%で4週ぶりの悪化。
    空売り比率は42.8%で8日連続の40%超。
    裁定買い残は2163億円と大幅な減少で1兆5397億円。
    同売り残は677億円減少し6810億円。
    裁定買い残は悪さができない水準まで減ってきた。
    日経平均採用銘柄のPERは13.35倍でEPSは1696円。
    5月9日の1722円が視野に入ってきた。
    シカゴ225先物終値は大証日中比60円安の22570円。
    「225」のもみ合い離れのきっかけ待ちという印象だ。
     
     
    NYダウは45ドル安の25588ドルと4日ぶりの反落。
    NASDAQは4ポイント高の7888ポイントと7日続伸。
    S&P500は0.75ポイント安の2857ポイントと5日ぶりの反落。
    ダウ輸送株指数は42ポイント安の11174ポイント。
    3市場の売買高は59.5億株。
    CME円建ては大証比60円安の22570円。
    ドル建ては大証50ポイント安の22580ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比60円安の22570円。
    ドル円は110.97円。
    10年国債利回りは2.963%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    テクノプロ  (6028) ・・・動兆。
     
    テクノプロに注目する。
    同社は技術系人材サービス大手。
    技術者派遣は中核の自動車、電気・電子向けが好調。
    ソフト開発も増加。
    業績は好調で中計目標は1年前倒しで達成。
     
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    【寄り付き概況】

    9日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比52円77銭安の2万2591円54銭と続落で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、4.72ポイント安の1739.99で始まった。
     
    前日のNYダウが4日ぶりに反落した、ナスダック指数の上昇基調は継続しているものの、外国為替市場で1ドル=110円80銭近辺まで円高方向に振れており、これを受けて買い手控え感が漂う。
    手掛かり材料が少ないなかで、ここ売買代金も盛り上がりを欠いており、全体指数の上値追いにはエネルギー不足の感もある。目先は日米貿易協議の動向が注目されるほか、明日にオプションSQ算出を控えていることで、先物主導の不安定な値動きを警戒するムードもある。
     
    取引開始前に内閣府が発表した6月機械受注(季節調整済み)は、船舶・電力を除く民需で前月比8.8%減と、市場予想平均の同1.0%減を大きく下回った。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、7業種が高く、値上がり上位に空運、化学、鉄鋼など。一方、値下がりで目立つのは石油、鉱業、非鉄、その他製品、情報通信など。
     
    個別では、ソフトバンクG、三菱UFJ、三井住友も軟調。スズキが売られ、トヨタは弱含み。ファナックも安い。任天堂は小幅安。東海カが値を下げている。
    半面、ファーストリテは強含み。パイオニアが大幅高、キーエンスが堅調。SUMCO、ダイフクもしっかり、資生堂が上伸、コーセーは小高い。
     
    225先物はJP・三菱・アムロ・GS・SBIが買い越し。
    UBS・バークレイズ・大和・メリルが売り越し。
    TOPIX先物は野村・ドイツ・アムロが買い越し。
    ソジェン・HSBC・メリル・GS・モルスタが売り越し。
     
    外資系等は、スシロー(3563)、アルバック(6728)、レーザテック(6920)、メルカリ(4385)、トレンド(4704)、福島工(6420)、サカイ(9039)、東京鉄鋼(5445)、フジメディ(4676)に注目。
     
    テクニカル的には、不動テトラ(1813)、ライト工(1926)、日化学(4092)、日シス技(4323)、ネクシィーズ(4346)、サイボウズ(4776)、ニチアス(5393)、ホッカン(5902)、ネツレン(5976)、オークマ(6103)、三井海洋(6269)、ホソカワミク(6277)、ダイキン(6367)、電子材料(6855)、ユーシン(6985)、IHI(7013)、ジャムコ(7408)、VTHD(7593)、山善(8051)、千葉興銀(8337)、丸全運(9068)が動兆。


     

    9日の東京株式市場は、続落後、もみ合いとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2400円−2万2700円。
    昨日のNYダウ平均は45ドル安と大きな下げではないが、米国株が弱めで為替も円高という状況では、買いは期待しづらい。
    日経平均株価は、引き続き上値が重い展開となりそうで、好業績銘柄などへの個別株物色が中心になるとみられる。
     
    また、日本時間の午前10時30分には、中国で7月消費者物価と同生産者物価の発表を控え、模様眺めムードが広がることも想定される。
    日経平均株価は、2万2500円は下値のメドとして意識される可能性が高いだろう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(8日終値110円94−96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同128円79−83銭)と小動き。足元で、やや円高傾向にあることから、輸出関連銘柄には重しとなる可能性もある。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比60円安の2万2570円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■ゲオホールディングス <2681>
    4-6月期(1Q)経常は36%増益で着地。
     
    ■BEENOS <3328>
    株主優待制度を新設。
    毎年9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、特設サイトで食品や電化製品などと交換できる優待ポイントを贈呈する。
    付与するポイントは保有株数と期間に応じて5000ポイント〜3万ポイント。
     
    ■宮地エンジニアリンググループ <3431>
    今期経常を一転11%増益に上方修正・最高益、配当も20円増額。
     
    ■テイクアンドギヴ・ニーズ <4331>
    上期経常を42%上方修正、通期も増額。
     
    ■澁谷工業 <6340>
    今期経常は4%増で4期連続最高益、前期配当を10円増額・今期は10円増配へ。
     
    ■MS−Japan <6539>
    4-6月期(1Q)経常は93%増益で着地。9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
     
    ■サンフロンティア不動産 <8934>
    4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
     
    ■インプレスホールディングス <9479>
    4-6月期(1Q)経常は9.4倍増益で着地。
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.9%にあたる30万株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■ビケンテクノ <9791>
    今期経常を一転3%増益に上方修正。
     
    ■兵機海運 <9362>
    上期経常を一転37%増益に上方修正、通期も増額。
     
    ■アセンテック <3565>
    上期経常を一転23%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■エナリス <6079>
    KDDI <9433> と電源開発 <9513> がTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株700円で8日終値を36.5%上回る水準。買い付けは11月上旬開始を目指す。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    9(木)
    日米閣僚級の貿易協議初会合
    7月マネーストック(8:50)
    6月機械受注(8:50)
    7月都心オフィス空室率(11:00)
    7月工作機械受注(15:00)
    30年国債入札
    《決算発表》
    清水建、富士フイルム、メルカリ、日揮、雪印メグ、クラレ、DIC、ブリヂストン、リンテック、国際帝石、長谷工、ミクシィ、森永菓、DeNA、マクドナルド、マツモトキヨシ、すかいHD、ネクソン、GMOPG、電通、ロート、ペプチド、関西ペ、エスケー化研、エンJPN、昭和シェル、太平洋セメ、荏原、THK、シチズン、大日印、丸井G、クレセゾン、ソニーFH、T&DHD、住友不、GMO、サンドラッグ、ブラザー、飯田GHD、第一生命、空港ビル、コスモエネHD、ユニバーサル
     
    【海外】
    中国7月生産者物価指数(10:30)
    中国7月消費者物価指数(10:30)
    米7月生産者物価指数(21:30)
    《米決算発表》
    バイアコム、マイクロチップ・テクノロジー、ニューズ・コーポレーション

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [株価材料]
     
     
    ■アステラス薬<4503>
    コメ由来ワクチンで治験入り
     
    ■日立<6501>
    系列がAIとの対話で出退勤記録する実験開始
     
    ■パナソニック<6752>
    AIで設備劣化診断するシステム開発
     
    ■共同印<7914>
    内容物の香り長持ちさせる包装袋発売


     


    8日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比45ドル16セント安の2万5583ドル75セントで終えた。
     
    米通商代表部(USTR)は7日、中国の知的財産権侵害に対抗し、同国からの輸入品160億ドル相当に25%の関税を上乗せする貿易制裁の第2弾を23日に発動すると発表。中国政府も8日、同規模の報復措置を取ると表明したため、「貿易戦争」の激化を嫌気し、中国との取引が多い建機大手キャタピラーや航空機大手ボーイングなどの銘柄が売られた。
     
    また、米エネルギー情報局(EIA)が8日発表した週間原油在庫統計で、在庫の取り崩し幅が市場予想よりも小さかったことを受けて原油先物相場が大幅反落。業績への影響を懸念し、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株にも売りが膨らんだ。
     
    映画・娯楽のウォルト・ディズニーが約2%下げたこともダウ平均の重荷だった。前日夕に発表した2018年4〜6月期決算で、売上高と特別項目を除いた1株利益がともに市場予想に届かなかった。
     
    もっとも下値は堅く、ダウ平均は小高くなる場面もあった。業績が好調で、貿易摩擦の影響を比較的受けにくい大型のハイテク株が買われ、相場を下支えした。
     
    ナスダック総合株価指数は7日続伸し、前日比4.662ポイント高の7888.326で終えた。7日続伸は3月中旬以来ほぼ5カ月ぶり。アマゾン・ドット・コムが上場来高値を更新するなど主力のハイテク株が総じて買われた。
     
    セクター別では、銀行や小売が上昇する一方で食品・飲料・タバコやメディアが下落した。
     
    個別では、写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)は、1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が予想を下振れ下落した。株式非公開化の話題が浮上したテスラも2.4%安だった。
    一方で、薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、決算内容が好感され上昇。製薬のマイラン(MYL)は、北米販売の不振を受けて、戦略的な選択肢の検討を表明し買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,583.75−45.16             
    S&P500種
    2,857.70−0.75
    ナスダック
    7,888.326+4.662
     
    米10年債利回り(%)
    2.96 -0.013
    米2年債利回り(%)
    2.6738 0
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,221.00+2.70   
    NY原油(ドル/バレル)
    66.78−2.39
    円・ドル
    110.91 - 110.92−0.03

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は下落し、この日の安値近くで引けた。9月物は前日比105円安の2万2570円で引け、同日の大取終値を60円下回った。
    円高を嫌気した。米中貿易摩擦への懸念からNYダウ平均が下げたことも相場を下押した。
    この日の9月物安値は2万2565円、高値は2万2800円。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22570 ( -60 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22580 ( -50 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7776.65(+58.17)
    FTSE100種総合株価指数は軟調な英通貨ポンドを好感して4日続伸した。前日7日の終値に比べ58.17ポイント高の7776.65で引けた。他の欧州株は総じて下落し、対照的な結果となった。構成銘柄の約9割が上昇した。徐々に上げ幅を拡大した後、米国株が下がって始まると上げ幅はやや縮小した。
     
    金融株の値上がりが株価指数を押し上げた。午前に株価指数をけん引した石油株は、午後に原油相場が下落に転じると上げ幅が縮まった。
     
    個別銘柄では、バークレイズなど銀行株とアヴィヴァなど保険株が上昇した。上期決算を発表したプルーデンシャルは、増配が好感され、3%超上がった。前日に自社株買い計画を発表して大幅上昇した資産運用のスタンダード・ライフ・アバディーンは2.6%高、この日も値上がりが大きくなった。
    品質検査会社のインターテック・グループは2.3%高と金融サービスのハーグリーブス・ランズダウンは2.2%高、それぞれアナリストが株価目標を引き上げたことを受けて買われた。
     
    半面、ブックメーカー(賭け屋)のパディパワー・ベットフェアは午後に一段安となり7%下落した。通期の利益見通しを下方修正したことが響いた。ネット専業スーパーのオカド・グループの0.9%安と下げも目立った。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12633.54(−14.65)
    ドイツ株式指数(DAX)は反落した。終値は前日7日と比べて14.65ポイント安の12633.54だった。午後に上昇に転じる場面もあったが、米国株安を受けて再び下げに転じた。
    上期決算を発表した電力のエーオンが大幅安となった。医療機器のフレゼニウスと工業用ガスのリンデの下げも目立った。
    一方で、ドイツポストと半導体のインフィニオンテクノロジーズは買われた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5501.90(−19.41)
     
     
     



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