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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント


    [概況]

    3日、東京外国為替市場の米ドル円は仲値付近にかけて一時111.800円まで上昇し、その後は111円台半ばから後半付近で小動きが続いている。
    現在、欧州時間に入り米ドル円は111.700円付近で推移している。この後は、米雇用統計の発表が予定されており、発表までは様子見ムードとなりそうか。
     
    テクニカル的には米ドル円は20日移動平均線(111.722円)付近を推移しており、上抜け切れるか注目したい。また、下値付近には5日移動平均線(111.598円)などが控え、下値サポートとなりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

    東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比14.23ポイント安い1020.33だった。
    2日の米国市場で、ナスダック総合指数が上昇したため、ハイテク関連銘柄の多いマザーズ銘柄にも朝方は買いが先行した。
    ただし、市場には米中貿易摩擦の激化に対する懸念がくすぶっており、上値の重さが意識された。
    休日を前に個人投資家は全般に様子見姿勢で、利益確定や手じまいの売りに押された。
    引けにかけては、下げ幅を一段と拡大する展開となった。
    JIAやミクシィが下げた。串カツ田中も下落。7月の既存店売上高は増加したものの、利益確定売りが出た。
     
    市場関係者は、マザーズ指数は今週初めに25日移動平均を下回った後、徐々に水準を切り下げており、「相場の基調はあまり良くない」という。
     
    売買代金は概算で911.56億円。騰落数は、値上がり54銘柄、値下がり204銘柄、変わらず3銘柄となった。
     
    個別では、ファンデリー、ジェイテックコーポレーション、ディジタルメディアプロフェッショナル、モブキャストホールディングス、アプリックスなど18銘柄が年初来安値を更新。値下がり率上位では、ビートHLDGSリミテッドが15%超の下落となったほか、エディア、HANATOUR JAPAN、ALBERT、駅探、エーアイが売られた。
     
    一方、エクストリーム、プロレド・パートナーズがストップ高。日本ファルコム、UUUM、アクリート、JMCなど5銘柄は年初来高値を更新。
    テックポイント・インク、ユニフォームネクスト、マネジメントソリューションズ、エクスモーション、イオレが買われた。
     

     

    日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比26円95銭安い3788円41銭だった。
    東証1部上場企業の決算発表が相次ぐなか、個人投資家の関心が主力株に向かい中小型株の買いが手控えられた。週末のため、持ち高を中立方向にする目的の売りも出て、取引終了にかけて下げ幅を拡大した。6日続落は5月30日までの6営業日以来、ほぼ2カ月ぶりとなった。
    売り買いを頻繁に繰り返す日計りの個人投資家が多くなっているだけに、最近の中小型株の値動きの鈍さが嫌気され、新興市場全体への資金流入が抑えられた。「これまで発表された新興企業の決算は、製造業を中心とした主力企業に比べて見劣りがする」との指摘があり、中小型株に買いが入りづらくなったもようだ。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で378億円、2017年4月24日以来ほぼ1年3カ月ぶりの低水準となった。売買高は8157万株だった。
    値上がり銘柄数は178、値下がり銘柄数は443となった。
     
    個別では、テラ、岩塚製菓、東北新社、東京日産コンピュータシステム、バッファローなど25銘柄が年初来安値を更新。システムズ・デザイン、アクサスホールディングス、ジェイホールディングス、プロルート丸光、ASIAN STARが売られた。
     
    一方、大塚家具がストップ高。ダイヤ通商は一時ストップ高と値を飛ばした。ミューチュアル、ジェーソン、ラック、インフォコム、クレステックなど6銘柄は年初来高値を更新。やまねメディカル、ヒップ、UEX、システム・ロケーション、三協フロンテアが買われた。
     

     

    【大引け概況】
    3日の日経平均株価は小幅ながら反発した。前日比12円65銭高の2万2525円18銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:45 容量:6.45M

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    米中貿易摩擦に対する警戒感が再び強まったことや、日本時間今晩に米雇用統計発表を控えていることで、総じて見送りムードの強い地合いだった。
     
    2日の米株式市場ではアップルが時価総額1兆ドルに到達するなど、株価上昇の勢いが鈍っていたハイテク株が上昇した。海外投資家の心理が改善しやすく、外国為替市場で円相場が1ドル=111円台後半まで円安方向に振れたのもあって日経平均先物には買い戻しが優勢だった。
    ファストリやファナックといった主力の値がさ株が上げて相場を支えた。2日発表の2018年4〜6月期決算を受けてスズキが大幅高となったのも日経平均を押し上げた。
     
    だが、日経平均は小幅に下げる場面も多かった。中国・上海株式相場が軟調に推移し、米中貿易摩擦が景気減速につながるとの懸念が改めて意識された。長期金利の上昇をきっかけに買われていた銀行や保険株が軒並み下げるなど、7月の米雇用統計の発表や週末を控えた持ち高調整の売りも目立った。
     
    市場からは「週末で米雇用統計を控え、手を出しづらい。来週は決算発表の社数が増え、個別株物色が広がってくるが、貿易問題の先行き不透明感は根強く、指数自体は上がりにくいのではないか」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比70.09ポイント安の1万5412.82だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、9.51ポイント安の1742.58で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆3264億円。売買高は13億9949万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は435。値下がりは1609と全体の8割近くになった。変わらずは59銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は小売業、輸送用機器、情報・通信業などが上昇し、銀行業、保険業、卸売業が下落した。
     
    個別では、ファーストリテイリングが上昇、東京エレクトロン、パナソニックも堅調だった。取引時間中に18年4〜6月期決算を発表した三菱重やHOYAが高い。KDDIや資生堂
    もしっかり。スズキが大幅高に買われた。ヴィンクスが急騰、芝浦メカトロニクスも値を飛ばした。日本金銭機械が大きく買われ、オイレス工業、ツムラ、日産東京販売ホールディングスも高い。
     
    半面、4〜6月期決算を発表したトヨタ自動車が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。アサヒグループホールディングスが売られたほか、クボタも急落した。メガチップスがストップ安に売り込まれ、ダイヘン、山崎製パンも急落。アカツキが大幅安となり、山陽特殊製鋼、カカクコムなどの下げも目立った。
     
    東証2部株価指数は前日比21.46ポイント安の7326.56ポイントと続落した。
    出来高6946万株。値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は291となった。
     
    個別では、省電舎ホールディングスがストップ安。バイク王&カンパニー、いい生活、ダイナパック、フマキラー、マルゼンなど15銘柄は年初来安値を更新。
    ビート・ホールディングス・リミテッド、タツモ、Oak キャピタル、不二サッシ、KIホールディングスが売られた。
     
    一方、セブンシーズホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。プレミアムウォーターホールディングス、キクカワエンタープライズ、MCJは年初来高値を更新。サンユウ、ヤマダコーポレーション、高松機械工業、青山財産ネットワークス、タクミナが買われた。






     

    【寄り付き概況】

    3日後場の日経平均株価は前日比5円76銭安の2万2506円77銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、7.69ポイント安の1744.40で始まった。
    トヨタ自動車の決算発表などを控えて様子見気分が強く、利益確定売りに押されている。日経平均株価がマイナス圏に値を消し、東証株価指数(TOPIX)も軟調な動き。
     
    今晩の米国では7月雇用統計など重要な経済指標の発表が控えており、後場は一段と手掛けづらさが意識されそうだ。
     
    そんな中、後場の取引時間中にはトヨタ自<7203>が2019年3月期の第1四半期(18年4-6月)決算を発表する。
    前年同期の営業利益実績5742億円に対し、今第1四半期の市場予想コンセンサスは6300億円強の水準となっている。外部環境の不透明感が強まるなか、日本企業全体の業績動向を探るうえで同社決算が注目されるだろう。
     
    個別銘柄では、任天堂、KDDIが値を上げ、HOYAと東エレクが上げ幅を拡大した。ファストリやファナック、資生堂も堅調。パナソニックは高くソニーは小幅高となっている。
    一方、ソフトバンクGが弱含み、三菱UFJ、東京海上は軟調。東京ガス、ANAはさえない。第一生命HDが一段安。京セラや中外薬も安い。


     

    3日午前の日経平均株価は小幅に反発した。午前の終値は前日比32円62銭高の2万2545円15銭だった。
     
    朝方は輸出関連銘柄を中心に買いが優勢だった。ただ、取引開始から20分足らずで買いは一巡し、その後は伸び悩む銘柄が多かった。
    日経平均株価は午前9時17分に付けた2万2613円50銭(前日比100円97銭)で上昇が止まり、前場中盤に前日終値付近まで上げ幅を縮小する場面があった。
     
    長期金利の上昇をきっかけに買われていた銀行や保険株に利益確定売りが出たのも相場の重荷となった。
    前日の米ナスダック総合指数の上昇が買い材料視された。ただ、為替が前日午後3時時点との対比で小幅な円安にとどまったため、「株価の上昇に勢いはなかった」という。
     
    市場からは「中国・上海総合指数の動向が気になるが、(小動きで)きのうのような波乱にはならず、ホッとしている。
    今晩の米7月雇用統計の発表を前に全般は様子見だ。来週は週末に決算発表のピークを迎え、好業績銘柄が買われようが、夏休みモード入りでSQ(特別清算指数)算出も控えており、先物の動きには注意する必要があろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆752億円、売買高は6億7665万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は530。
    値下がりは1487と全体の7割を占め、変わらずは85銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)はその他製品、小売業、輸送用機器などが上昇し、銀行業、食料品、空運業が下落した。
     
    個別では、7月の国内既存店の減収が小幅にとどまったファストリが高い。スズキやKDDI、任天堂の上げも目立った。東京エレクトロン、パナソニックも買い優勢。ヴィンクス、新日鉄住金ソリューションズ、日本金銭機械などが値を飛ばし、芝浦メカトロニクス、フジミインコーポレーテッドなども物色人気となった。
     
    一方、2日に決算を発表したアサヒやクボタが大幅安。京セラや日東電は売りが優勢となった。メガチップスが一時ストップ安に売られたほか、山崎製パンも急落。アカツキ、カカクコムなども大きく売り込まれた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比20.99ポイント安の7327.03ポイントと続落した。
    出来高3948万株。値上がり銘柄数は144、値下がり銘柄数は238となった。
     
    個別では、いい生活、ダイナパック、フマキラー、マルゼン、岡野バルブ製造など9銘柄が年初来安値を更新。タツモ、ビート・ホールディングス・リミテッド、アイル、Oak キャピタル、イワキが売られた。
     
    一方、プレミアムウォーターホールディングス、キクカワエンタープライズが年初来高値を更新。セーラー万年筆、サンユウ、青山財産ネットワークス、タクミナ、高松機械工業が買われた。


     

     

    日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比26円95銭安い3788円41銭だった。
    本日の市場は、買い見送りムードの強い展開となった。
    東証1部上場企業の決算発表が相次ぐなか、個人投資家の関心が主力株に向かい中小型株の買いが手控えられた。週末のため、持ち高を中立方向にする目的の売りも出て、取引終了にかけて下げ幅を拡大した。6日続落は5月30日までの6営業日以来、ほぼ2カ月ぶりとなった。
    売り買いを頻繁に繰り返す日計りの個人投資家が多くなっているだけに、最近の中小型株の値動きの鈍さが嫌気され、新興市場全体への資金流入が抑えられた。「これまで発表された新興企業の決算は、製造業を中心とした主力企業に比べて見劣りがする」との指摘があり、中小型株に買いが入りづらくなったもようだ。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で378億円、2017年4月24日以来ほぼ1年3カ月ぶりの低水準となった。売買高は8157万株だった。
    値上がり銘柄数は169(スタンダード162、グロース7)、値下がり銘柄数は428(スタンダード399、グロース29)、変わらずは65(スタンダード63、グロース2)。
     
    個別では、テラ、岩塚製菓、東北新社、東京日産コンピュータシステム、バッファローなど25銘柄が年初来安値を更新。第1四半期利益の進捗率の悪さが嫌気されたシステムズ・デザイン、5日線を下抜けたアクサスホールディングス、連騰の反動からジェイホールディングスが反落した。このほか、プロルート丸光、ASIAN STARが売られた。
     
    一方、来週の決算発表前に思惑買いが膨らんだ大塚家具がストップ高。ダイヤ通商は一時ストップ高と値を飛ばした。ミューチュアル、ジェーソン、ラック、インフォコム、クレステックなど6銘柄は年初来高値を更新。やまねメディカル、ヒップ、UEX、システム・ロケーション、三協フロンテアが買われた。



     


    東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比5.58ポイント下落し1028.98だった。
    決算発表に絡み明暗を分けているが、総じて大型株が強い半面、個人投資家の関心が主力株に向かい、中小型株が売られる展開となっている。
    値上がり銘柄数は73、値下がり銘柄数は173となった。
     
    個別では、ファンデリー、ジェイテックコーポレーション、ディジタルメディアプロフェッショナル、シルバーエッグ・テクノロジー、エルテスなど11銘柄が年初来安値を更新。ALBERT、エーアイ、弁護士ドットコム、HANATOUR JAPAN、エディアが売られた。
     
    一方、日本ファルコム、UUUM、アクリート、JMCが年初来高値を更新。シェアリングテクノロジー、プロレド・パートナーズ、SOU、サンバイオ、オウチーノが買われた。

     


    [概況]

    英中銀は0.25%の利上げを発表し、ポンドは一旦買われたが直ぐに売られ、欧州市場中盤に当日安値144.99円まで急落し、連れてドル(111.300円)やユーロ(129.240円)もそれぞれ当日安値まで下落した。
     
    しかしNY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より減少してドルは買われ、続いて発表された6月製造業新規受注は予想通りだったが、下落して始まったNY株式市場が序盤以降下げ幅を縮小するとドルも買い戻された。
    そして中盤以降上値を伸ばすと終盤に111.730円まで反発し、最後は前日比-10.5銭の111.640円と続落したが111円台後半を維持して引け、貿易摩擦を警戒するリスク回避の円買いにドル以外の主要通貨も値下がりして引けた。
     
    またトルコ政府が米国人神父を拘束しているとして米政府が批判し、対米関係の悪化からトルコリラは史上最安値となる21.84円まで下落した。米国の経済指標や企業決算は良好で経済は好調な事から貿易摩擦に上値は重いかも知れないが、ドルの下値は買いで良いのではないか。
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

    【寄り付き概況】

    3日午前の日経平均株価は、前営業日比73円01銭高の2万2585円54銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、3.66ポイント高の1755.75で始まった。
     
    NYダウが小幅に続落した一方、ハイテク株が買われナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまちの動きだったが、アップル株が時価総額1兆ドルに到達するなどハイテク株の戻りが顕著で全体相場を牽引しており、この流れは東京株式市場にも追い風となっている。また、昨日2日に大幅安を演じていただけに、買いが先行したとみられる。
     
    一方で、米中貿易摩擦問題への警戒感が全体買い手控えムードにつながりやすい。
     
    週末要因に加え、日本時間今晩の米雇用統計発表を前に積極的な買いが入りにくい面もある。外国為替市場や上海株市場の動向を横目に神経質な展開が予想される。
     
    個別では取引時間中に発表されるトヨタ自動車の決算に注目が集まりそうだ。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、情報通信など。一方、値下がりで目立つのは鉄鋼、紙パルプ、不動産など。
     
    個別では、任天堂が買いを集め、ソニーもにぎわい、ソフトバンクGはしっかり。東エレク、村田製、ファナック、SMCは高く、トヨタは堅調。三菱UFJ、みずほFGが小高く、三井住友も上げている。
    半面、武田が売られ、JTは軟調。野村が甘く、オリックスもさえない。コマツが売りに押され、ANAも下げている。



     

     
    芝は金杉に住む株屋の勝五郎。
    腕はいいし人間も悪くないが、大酒のみで怠け者。
    金が入ると片っ端からのんでしまう。
    仕事回りもろくにしないから、年中裏店住まいで家賃もずっと滞納。
    師走で、大納会しも近いというのに、勝公、相変わらず仕事を休み大酒を食らって寝ているばかり。
     
    女房は我慢に我慢を重ねていたがいても立ってもいられなくなった。
    真夜中に亭主をたたき起こしてこのままじゃ年も越せないから
    上がる株を見つけて儲けてくれとせっつく。
     
    亭主はぶつくさ言って嫌がるが・・・。
    パソコンにはチャートが投影され四季報も置いてある。
    決算短信も並べてあり、相場表も新しくなっているという用意のよさ。
    文句も言えずデスクの前に座りいやいやながら相場に対峙する。
     
    場に出てみると、
    まだ寄り付きは迎えてない。
    カカアの奴、時間を間違えて早く起こしゃあがったらしい、
    ええいめえましいと、勝五郎はしかたなく、
    芝の浜に出て時間をつぶすことにする。
     
    顔を洗おうと波打ち際に手を入れるとひらめいた。
    拾ってみるとボロボロの財布。
    指で中をさぐると紙が一枚。
     
    書いてあるのは4ケタの数字がゴロゴロ。
    さすがに株屋の勝五郎。
    「ひょっとしたらこの証券コードの株を買ったら儲かるかもしれない」。
    すぐに家に帰りパソコンの前に座るとやおらトレーディングにいそしみ始めた。
    すると次から次へとストップ高が続出。
    2倍が4倍、4倍が8倍、8倍が16倍、16倍が32倍、32倍が64倍。
    64倍が128倍。128倍が256倍。256倍が512倍。
    512倍が1024倍。
    寝る間も惜しんで人が変わったように24時間トレーディング。
    たった数日の間に元手の100万円が10億円に化けた。
     
    当分は遊んで暮らせると喜んだ株勝。
    いつものように友達を呼んで酒をくらいそのまま酔いつぶれて寝てしまう。
     
    不意に女房が起こすので目を覚ますと年を越せないから儲かる株を見つけてくれと言う。
    金は10億円もあるじゃねえかと叱ると
    「どこにそんな金がある、おまえさん夢でも見てたんだよ」。
    と、思いがけない言葉。
     
    聞いてみると・・・。
    株商いをやろうとしたがずっと寝ていて、昼ごろ突然起きだし、
    友達を呼んでドンチャン騒ぎをした挙げ句、また酔いつぶれて寝てしまったという。
     
    10億円儲けたのは夢、
    大騒ぎは現実というから念がいっている。
     
    今度はさすがに株勝も自分が情けなくなり、
    今日から酒はきっぱりやめて株商いに精を出すと女房に誓う。
     
    それから三年。
    すっかり改心して株の商いに励んだ勝五郎。
    顧客も増え、小金もたまって、
    今は小さいながら支店の長となった。
     
    大納会、片付けも全部済まして夫婦水入らずという時、
    女房が見てもらいたいものがあると出したのは紛れもない、
    あの時の10億円のゼロの数字。
     
    実は亭主が寝た後、思い余って大家に相談に行くと、
    あぶく銭など使えばインサイダーじゃないかと疑われて後ろに手が回るから、
    これは奉行所に見つからないように夢だったの一点張りにしておけという忠告。
     
    そうして隠し通してきたが、
    もうそろそろ亭主も改心したのでいい時期に来たと思ったらしい。
     
    おまえさんが好きな酒もやめて懸命に働くのを見るにつけ、
    辛くて申し訳なくて、
    陰で手を合わせていたと泣く女房。
     
    「とんでもねえ。おめえが夢にしてくれなかったら、
    今ごろ、おれの首はなかったかもしれねえ。
    手を合わせるのはこっちの方だ」
     
    女房が、
    もうおまえさんも大丈夫だからのんどくれ
    と、酒を出す。
     
    株勝、そっと口に運んで、
    「よそう。また夢になるといけねえ」(終)。
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    3日(金):GPIFの4〜6月期運用報告、日銀金融政策決定会合議事要旨、米雇用統計、貿易収支、ISM非製造業景況感
    6日(月):米国のイランに対する経済制裁一部猶予期限(非鉄・自動車・旅客機など)
    7日(火):家計調査、景気動向指数、米消費者信用残高、ミシガン州などで中間選挙予備選
    8日(水):景気ウォッチャー調査、中国貿易収支
    9日(木):マネーストック、機械受注、都心オフィス空室率、米生産者物価、中国生産者・消費者物価、シンガポール休場
    10日(金):4〜6月GDP、オプションSQ、企業物価指数、第3次産業活動指数、米消費者物価、財政収支、英4〜6月GDP
     
     

    (兜町カタリスト櫻井)


     

    3日の東京株式市場は、昨日の大幅安の反動から買いが優勢の展開を予想する。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2400円−2万2700円。
    昨日は、上海株の下げ加速を受けて後場に崩れており、きょうもアジア株にらみにはなるだろう。また、債券先物価格が落ち着きどころを探る動きが継続するとみられるほか、米中の貿易摩擦激化への警戒感もあり、積極的に上値を追う展開までは期待しづらいだろう。
    現地3日には米7月雇用統計の発表を控えることもあり、取引時間の終盤には、様子見気分が広がる可能性もありそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(2日終値111円60−61銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円80−84銭)とやや円高に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比65円高の2万2575円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■日本金銭機械 <6418>
    4-6月期(1Q)経常は2.8倍増益・上期計画を超過。
     
    ■芝浦メカトロニクス <6590>
    4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
     
    ■タクミナ <6322>
    非開示だった上期経常は72%増で3期連続最高益更新へ。
     
    ■UEX <9888>
    今期経常を一転10%増益に上方修正。
     
    ■エナリス <6079>
    テナントビル・オフィスビル向けクラウド型検針システムを開発。
     
    ■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
    上期経常が2.3倍増益で着地・4-6月期も2.3倍増益。
     
     
    [主な経済指標・スケジュール]
    【国内】
    3(金)
    日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(6/14〜15開催分)
    《決算発表》
    HOYA、三菱重、伊藤忠、住友商、セブン銀行、トヨタ、三菱ガス、コムシスHD、協エクシオ、アルフレッサHD、アリアケ、日産化、ライオン、リンナイ、ミネベアミツミ、シスメックス、めぶきFG、コンコルディア、いすゞ、三菱Uリース、三井不、菱地所、NTTデータ、ヒロセ電
     
    【海外】
    米7月雇用統計(21:30)
    米6月貿易収支(21:30)
    米7月ISM非製造業景況指数(23:00)
    《米決算発表》
    クラフト・ハインツ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [株価材料]
     
    ■コマツ<6301>
    系列が東南アでプレス機械と板金機械の販売体制拡充
     
    ■日電産<6594>
    21.3期に研究開発費を80%増へ
     
    ■シャープ<6753>
    監視カメラ映像鮮明にする赤外線レーザー開発
     
    ■リンテック<7966>
    米国で粘着フィルム製造子会社を再建へ
     
    ■三井住友<8316>
    系列が中古産業機械向け販売倉庫を拡充
     
    ■関西電<9503>
    系列がインドネシアで住宅事業に参入


     

    2日のNYダウ工業株30種平均は小幅ながら続落した。前日比7ドル66セント安の2万5326ドル16セントで終えた。
     
    朝方は米中貿易摩擦への警戒感から幅広い銘柄が売られ、大幅安となる場面があった。ただ、アップル株の上昇が続き、投資家心理が改善。ハイテク株を中心に買いが優勢になり、取引終了にかけて下げ渋った。
     
    トランプ政権は1日、中国からの輸入品2000億ドル相当を対象とした制裁関税を当初案の10%から25%への引き上げを検討すると発表。発動は9月以降の見通しで、中国側は「必ず反撃する」と警告。「貿易戦争」激化の懸念から2日も中国市場への依存度の高いキャタピラーやボーイング、スリーエムなどに売りが出て、ダウの下げ幅は寄り付き直後に210ドルを超えた。
     
    化学のダウ・デュポンが大幅に下落し、素材銘柄に売りが波及した。1日発表の2018年4~6月期決算は、農業事業の改善を背景に市場予想を上回る増収増益となったが、利益見通しが慎重だと受け止められた。貿易摩擦が激化すれば国際商品相場や為替相場の変動性が高まり、収益を押し下げると警戒された面もあった。
     
    一方、ダウ平均は小幅高に転じる場面があった。4~6月期の好調な業績と市場予想を上回る7~9月期の売上高見通しを示したアップルの上昇が続き、時価総額が米上場企業として史上初の1兆ドルに達した。マイクロソフトや半導体のインテル、IT機器のシスコシステムズなどハイテク株がつれ高した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比95.399ポイント高の7802.685で終えた。アップルの上昇を受け、アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、動画配信のネットフリックスなど主力ネット銘柄が買われ指数を押し上げた。半導体関連銘柄にも買いが波及した
     
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や家庭・パーソナル用品が上昇する一方でメディアや素材が下落した。
     
    個別では、電気自動車のテスラ(TSLA)は、決算で今四半期以降の黒字転換に自信を示し、資金枯渇への懸念が後退し急騰。アップルは、決算を受けた買いが継続し、米企業で初めて時価総額1兆ドルを突破した。ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)はセキュリティ関連スタートアップ企業を23.5億ドルで買収合意し買われた。
     
    一方で、食材宅配サービスのブルーエプロン(APRN)は、大幅減収が嫌気され急落。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)やイスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)も、決算内容が嫌気され大幅下落となった。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,326.16−7.66 
    S&P500種
    2,827.22+13.86
    ナスダック
    7,802.685+95.399
     
    米10年債利回り(%)
    2.9878 -0.015
    米2年債利回り(%)
    2.6654 -0.017
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,220.10−7.50
    NY原油(ドル/バレル)
    69.00+0.04
    円・ドル
    111.62 - 111.63+0.02


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は下げた。
    9月物は前日比50円安の2万2575円で引け、大阪取引所の終値を65円上回った。米中貿易摩擦への懸念から米株式相場とともに売りが先行した。
    トランプ米大統領の対中関税引き上げ検討指示を受け、米中通商交渉の先行きに悲観的な見方が強まった。その後はアップルなどハイテク株の上昇を手がかりに、下げ幅を縮めた。市場は3日発表の7月の米雇用統計に注目している。
    9月物の安値は2万2370円、高値は2万2735円。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    22575 ( +65 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    22585 ( +75 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7575.93(−76.98)
    FTSE100種総合株価指数は、米中貿易摩擦の懸念再燃から、中国経済の影響を受けやすい資源株が下げを主導し大幅に続落した。前日1日の終値に比べ76.98ポイント安の7575.93で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
     
    主な個別銘柄では、銅価格の下落を背景に、鉱業株が軒並み大幅安となった。英・豪系資源大手リオ・ティントは、3.6%安、アナリストによる株価目標の引き下げが響いた。
    英鉱業大手アングロ・アメリカン3.1%安、メキシコ産金大手フレスニーヨ3.1%安、チリ産銅大手アントファガスタ3.0%安、BPなど石油株も下がった。
     
    銀行株も下落し、なかでもバークレイズは2.7%安と下げが目立った。第2四半期の税引き前利益が大幅に増加したものの、今後の投資銀行部門の業績に対する懸念から売りが広がった。
    グラクソ・スミスクラインなど医薬品株も下がった。航空のイージージェットは日中を通して徐々に下げ幅が拡大し、3%超の下落となった。
     
    半面、航空機エンジンのロールス・ロイスは午後に上げ幅を広げ、7%上昇した。上期の売上高が市場予想を上回ったほか、通期の業績見通しを引き上げたことが好感された。上期決算で増益を発表したロンドン証券取引所(LSE)グループも3.2%高と上がった。ソフトウエア開発のセージ・グループの上げも目立った。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12546.33(−190.72)
    ドイツ株式指数(DAX)は続落した。終値は前日1日と比べて190.72ポイント安の12546.33だった。米中の貿易摩擦が激化するとの懸念から、欧州各国の株式相場が下落した。
     
    個別銘柄では、重電のシーメンスは4%超下落した。第3四半期の売上高が減少したほか、市場予想を下回ったことが嫌気された。コ
    メルツ銀行とドイツ銀行の値下がりも大きくなった。
    一方で、医療機器のフレゼニウスと半導体のインフィニオンテクノロジーズは買われた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5460.98(−37.39)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて0.68%下落した。
     

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