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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
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マザーズ
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NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


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    10日のNYダウ工業株30種平均はトルコ経済の混乱への懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり、3日続落し、前日比196ドル09セント安の2万5313ドル14セントで終えた。
    米国との関係悪化を背景にトルコリラが急落し、地政学リスクの高まりが投資家心理を冷やした。欧州市場でトルコへの融資額が大きい銀行株が下落し、米銀行株へ売りが波及した。
     
    トランプ米大統領は10日朝、ツイッターへの投稿で、トルコに対する鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置について追加関税を2倍に引き上げる方針を表明。米国人牧師の拘束問題で対米関係が急速に悪化する中、トルコ通貨リラの急落に拍車が掛かった。急激なインフレ進行などトルコ経済が一層混乱するとの懸念から、同国向け債権を抱える欧州の銀行株が売られるなど、世界的に投資家のリスク回避姿勢が強まった。
     
    米国市場では銀行株の売りが目立った。トルコ向け債権の回収懸念から欧州の銀行株が売られ、米銀にも波及した。リスク回避目的の米国債買いで米長期金利が下げたため、利ざや悪化を懸念した売りも加わった。
     
    ゴールドマン・サックスが投資判断と目標株価を引き下げた半導体のインテルが3%近く下げたことも、ダウ平均の重荷だった。ダウ平均は286ドルあまり下げる場面があった。
     
    ナスダック総合株価指数は9営業日ぶりに反落し、前日比52.672ポイント安の7839.110で終えた。インテルなど半導体関連株への売りが目立った。フェイスブックやアルファベット(グーグル)などの主力株も総じて下げた。
     
    セクター別では、食品・生活必需品小売やエネルギーが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。
     
    個別では、半導体のマイクロチップ・テクノロジー(MCHP)は、業績予想が予想を下振れ、大幅下落となり、エヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)など半導体関連企業に売りが広がった。クラウドストレージのドロップボックス(DBX)は、COOの退社が報じられ、大幅下落した。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,313.14 −196.09
    S&P500種
    2,833.28−20.30
    ナスダック
    7,839.110−52.672
     
    米10年債利回り(%)
    2.8732 -0.062
    米2年債利回り(%)
    2.6083 -0.045
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,219.00              −0.90
    NY原油(ドル/バレル)
    67.75+0.94
    円・ドル
    110.82 - 110.83−0.22


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は大幅安。
    9月物は前日比380円安の2万2180円で引け、同日の大取終値を120円下回った。トルコの通貨リラの急落で投資家心理が悪化し、米株とともに売られた。
    トランプ米大統領は10日、トルコ産鉄鋼・アルミニウムの輸入関税を2倍に引き上げると表明した。
    この日の9月物安値は2万2060円、高値は2万2605円。




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数はトルコやロシアの通貨安などを背景に資源株や金融株が下げを主導し続落した。前日9日の終値に比べ74.76ポイント安の7667.01で引けた。構成銘柄の9割近くが下落した。
    米国とトルコの関係悪化の懸念からトルコリラが午後にふたたび急落し、トルコ向け債券の多い欧州の銀行を中心に売りが膨らんだ。
    英4〜6月期の国内総生産(GDP)が発表されたが、事前予想の通りでさほど材料視されなかった。
     
    個別銘柄は、アナリストが投資判断を引き下げたロシアの鉄鋼大手エブラズが値下げ幅を広げ、約9%安となり、指数の下げを主導した。石油株にも売りが広がり、全面安となった。
    銀行株は午後にかけて値下げ幅を拡大した。トルコリラの急落を受けて、ユーロ圏の金融監督当局がトルコへの貸し出しが多いスペインのBBVAやイタリアのウニクレディトなどの南欧銀行の資産状況を懸念しているとの報道をきっかけに欧州の銀行株に売りが広がった。
    アナリストが目標株価と投資判断を引き下げたことで航空機エンジンのロールス・ロイスの下げも目立った。
     
    半面、カーニバル旅行大手カーニバルが2.0%高で上昇率トップ、旅行のTUIは1.5%高とレジャー関連株が上昇した。
     


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅反落した。終値は前日9日と比べて251.76ポイント安の12424.35と、約1カ月ぶりの安値水準(終値ベース)で引けた。
    銀行株を筆頭に全銘柄が下落した。欧州株は全面安となった。トルコ向け債券の多い欧州の金融機関への影響が懸念された。
    対ドルでのトルコリラ急落を受けて、トルコに融資額が大きい南欧の銀行株の売りが波及し、ドイツ銀行とコメルツ銀行が3〜4%超安となり、指数の下げを主導した。



    ■フランス・パリ株価指数
    仏CAC40 5414.68 -87.56
    フランスの株価指数CAC40は、1%以上下落した。
    ユーロ圏の金融監督当局がリラの急落を背景に、トルコへの融資額が多い南欧銀行の資産状況を懸念しているとの報道を受けて、フランスのBNPパリバも3%超安となった。
     
     

     



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