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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,239.66 +153.86 04/27
ナスダック総合
15,927.90 +316.14 04/27


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03月23日 マーケットコメント


     
     
    24日の日経平均株価は大幅に4日続落。終値は前日比590円安の2万8405円で、2月4日以来の安値となった。
    欧州の新型コロナ変異株拡大を警戒して売りが先行。前日の米国株も下げていたため短期筋の手じまい売りが広がった。欧州の景気不安から原油相場も下落。石油、海運、商社、鉄鋼、金融など最近人気だった景気敏感のバリュー株中心に値を下げている。
    この日は東証2部、マザーズ、ジャスダックなど新興市場も下げて全体的なピークアウト感が強まってしまった。
     
     
    明日25日の日経平均株価は、海外中心に新型コロナウイルス変異種の感染拡大懸念が根強いなか、ボラティリティ(価格変動率)が高まり、値の荒い動きが続く可能性がある。
     
    ドイツは23日、新型コロナの変異ウイルスのまん延を受け、28日までとしていた現行のロックダウン(都市封鎖)期限を4月18日まで延長すると発表した。フランスやイタリアでも前週に一部地域で規制の強化を行っており、欧州主要地域での感染拡大による経済への影響の長期化が引き続き警戒される。
     
    市場では、「買い材料がなく、来月のSQ(特別清算指数)算出日に向けて下げ基調になるのではないか」との見方も出ていた。
     
    チャート上では、2月7日以来ほぼ7週間ぶりに2万8500円を割り込み、75日移動平均線(2万8394円)に急接近。同線を下回ると心理的なフシ目となる2万8000円が意識されてくるだろう。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
     
    29514.30  25日移動平均線
    29511.55  均衡表基準線(日足)
    29432.03  均衡表転換線(日足)
    29416.45  6日移動平均線
    29346.18  均衡表雲上限(日足)
    29172.16  均衡表転換線(週足)
    29153.81  ボリンジャー:+1σ(26週)
    28981.01  ボリンジャー:-1σ(25日)
    28804.63  13週移動平均線
    28520.80  均衡表雲下限(日足)
    28447.72  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    28405.52  ★日経平均株価24日終値
     
    28394.88  75日移動平均線
    28035.50  ボリンジャー:-1σ(13週)
    27914.43  ボリンジャー:-3σ(25日)
    27266.38  ボリンジャー:-2σ(13週)
    26912.35  26週移動平均線
    26831.50  均衡表基準線(週足)
    26497.25  ボリンジャー:-3σ(13週)
    25256.93  200日移動平均線
     
    5日線と25日線が短期デッドクロス(DC)を示現したほか、一目均衡表では終値が雲下限を踏み抜き、転換線が基準線を下回って三役逆転が完成し、形状は売り手優位に転じた。
     
    ローソク足は胴体が長く上下のヒゲが短い大陰線で終了。4日連続陰線で、終値とザラ場安値が前日水準を下回る黒三兵(三羽ガラス)を昨日に続いて示現して短期的な下値拡張圧力の強まりを窺わせている。
     
    パラボリックが売りサイン点灯を開始したこともあり、下値模索が続くリスクが警戒される。3月5日安値28305.57円を下回ると2月16日と3月18日の高値を2つの頂点とする上値切り下げ型のダブルトップが確定し、下落トレンド長期化の可能性が出てくる点に留意したい。
     
     
     

    【大引け概況】

    24日の日経平均株価は大幅に4日続落し、前日比590円40銭安の2万8405円52銭で終えた。2月4日(2万8341円)以来、約1カ月半ぶりの安値水準だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:40 容量:14.71M

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    前場から全面安となり、後場も下値模索の展開が続いた。欧州中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大。ワクチン接種による感染収束・経済活動正常化というシナリオに遅れが生じる可能性が意識され、「海外勢中心に機関投資家が、最近値上がりしていた景気敏感株に利益確定売りを出したようだ」という。
     
    欧州などで感染力が強いとされる変異ウイルスを含めた新型コロナウイルスの感染が広がっており、ドイツやフランスなど行動規制の再強化に踏み切る国が出ている。世界経済の回復に不透明感が広がった。景気敏感株を中心に売りが膨らみ、下げ幅は一時600円を超えた。アジアの主要株式相場も下落し、日経平均は連れ安する形で下げ幅を広げた。
     
    年度末に向けた売買はおおむね終了しているとみられ、新規での買いが入りにくいことも株価を下押しした。機関投資家などはすでに年度末の持ち高を固めているようで、値下がりした場面でも買いを入れにくかったようだ。
     
    日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ対象について、東証株価指数(TOPIX)連動型のみにすると決めたことの影響が続いているとみる市場参加者も多かった。
    TOPIX連動型のみの買い入れは4月以降になるとはいえ、市場からは「今後、日銀による日経平均型の購入がなくなることから、日経平均が弱含むと売りが広がりやすくなる」との声が聞かれた。ファストリやソフトバンクG、ダイキンなどの値がさ株が日経平均のマイナス寄与度ランキングの上位に入った。
     
    JPX日経インデックス400は3日続落。終値は前日比363.70ポイント(2.05%)安の1万7382.60だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、42.90ポイント(2.18%)安の1928.58で終えた。業種別TOPIXでは全ての業種が下落した。
     
    東証1部の売買代金は概算で3兆2154億円。売買高は15億9135万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は2026と、9割を超える銘柄が下げた。値上がりは139、変わらずは28だった。
     
     

    業種別株価指数は33業種すべて下落し、空運業、鉱業、海運業、鉄鋼、銀行業、非鉄金属の下落率が大きかった。
     
    個別では、ユニチカが9%超の大幅安。三菱UFJ、三井住友、ふくおかFG、千葉銀、あおぞら銀など銀行株の一角も売られた。マネックスGも値を下げた。ソフトバンクG、ファーストリテが売られ、武田、資生堂、JR東海が続落し、JAL、ANAHDは下げがきつかった。任天堂は軟調。JFE、住友鉱、国際帝石、郵船、ヨタ、ソニーも下落した。
     
    半面、ニコンが大幅高。東エレク、レーザーテックが大きく値を上げ、SUMCOは強含み。いすゞ、東京海上、イオン、スクリン、AGCなどが上げた。
     
    東証2部株価指数は前日比104.38ポイント安の7437.22ポイントと続落した。
    出来高1億6048万株。値上がり銘柄数は67、値下がり銘柄数は370となった。
     
    個別では、ウェルス・マネジメント、ユニバンス、リミックスポイント、理経、赤阪鐵工所は値下がり率上位に売られた。
     
    一方、松尾電機が一時ストップ高と値を飛ばした。日本フェンオール、グローバルダイニング、中央魚類は昨年来高値を更新。さいか屋、東京ラヂエーター製造、日住サービス、平和紙業、TVEが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比52円10銭安い3880円73銭だった。前日の米国市場で株価が下落。欧州での新型コロナウイルス感染拡大で、景気回復への期待が後退したことが波及。リスクオフムードが広がった。
    東証1部市場でも幅広い銘柄が売られ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに大幅安となった。日経ジャスダック平均株価も軟調に推移した。
    シンバイオやシンワワイズ、ハーモニックが下落した。半面、マクドナルドやウエストHD、アピリッツは上昇した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で773億円、売買高は1億894万株だった。
    値上がり銘柄数は96、値下がり銘柄数は557となった。
     
    24日にジャスダック市場に上場したシキノHTは買い気配のまま上場初日の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、390円)の2.3倍にあたる897円まで切り上げた。
     
    個別では、シンバイオ製薬がストップ安。かんなん丸は昨年来安値を更新。五洋インテックス、Shinwa Wise Holdings、MICS化学、日本エマージェンシーアシスタンス、日本銀行が売られた。
     
    一方、西川計測が一時ストップ高と値を飛ばした。佐藤渡辺、アトムリビンテック、香陵住販、シンバイオ製薬は昨年来高値を更新。ガーラ、平賀、スターツ出版、ナガオカ、マツモトが買われた。


    東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前日比38.75ポイント(3.22%)安い1163.86だった。欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大しているほか、首都圏1都3県で4月以降も飲食店への時短要請を続ける見通しで、経済活動の正常化が遅れるとの見方が重荷となった。東京株式市場がほぼ全面安と地合いが悪化するなかで売り優勢となった。個人投資家センチメントも大きく冷え込み、処分売りが嵩んだ。マザーズ主力の時価総額上位銘柄を含め総じて売りに押されるものが続出し、指数の下落率でも3.22%と大きく下げる格好となった。メルカリやPアンチエイ、BASEが下落した。一方、オンコリスやINC、交換できるが上昇した。
    市場では「欧州での感染拡大が新興市場の投資家心理にも影響した」との声が聞かれた。
     
    売買代金は概算で1731.09億円。騰落数は、値上がり41銘柄、値下がり304銘柄、変わらず3銘柄となった。
     
    24日にマザーズ市場に上場したSイノベの終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比700円(15.1%)安の3950円だった。
     
    個別では、Sharing Innovationsがストップ安。アールプランナー、coly、ココナラ、アクシージア、東京通信など7銘柄は昨年来安値を更新。BuySell Technologies、ロジザード、ライトアップ、インフォネット、Kudanが売られた。
     
    一方、バーチャレクス・ホールディングス、INCLUSIVEがストップ高。i−plug、オンコリスバイオファーマは一時ストップ高と値を飛ばした。ユニフォームネクストなど2銘柄は昨年来高値を更新。交換できるくん、ASJ、シャノン、Branding Engineer、駅探が買われた。
     


    24日午前の日経平均株価は大幅に続落した。午前終値は前日比530円06銭(1.83%)安の2万8465円86銭だった。東証株価指数(TOPIX)は43.56ポイント安の1927.92と、ともに大幅続落。
     
    前日の米国市場を映して素材など景気敏感業種の下落率が大きかった。また、銀行株は「どちらかと言えば景気敏感である上、米長期金利の低下も重しになった」とされ、軒並み下落した。寄り付きの売買が一巡した後は押し目買いが入って下げ渋ったが、買いは続かず、中盤以降は下値模索の展開となった。
    香港や中国などのアジア株が軒並み下げたことで、日経平均は下げ幅を拡大した。
     
    東証1部銘柄の9割が下落するなど全面安商状の中、逆行高となったのが半導体製造装置株の一角だ。インテルが約200億ドルを投じてアリゾナ州に製造拠点を設け受託生産事業に乗り出すとの方針を発表し、関連株に思惑買いが入った。
    特に値がさの東エレクの上げ幅が大きく、1銘柄だけで日経平均を70円前後押し上げた。東エレク上昇の効果もあり、景気敏感株の売りが重しとなったTOPIXほど日経平均の下落率は広がらなかった。

    市場からは「欧州でのコロナ変異種拡大への警戒感は強く、欧米と中国との対立も懸念される。買い材料がなく、来月のSQ(特別清算指数)算出日に向けて下げ基調になるのではないか」との声が聞かれた。

    東証1部の出来高は8億3164万株、売買代金は1兆6058億円。騰落銘柄数は値上がり114銘柄、値下がり2049銘柄、変わらず28銘柄。
     
     
     
    業種別株価指数は33業種すべて下落し、空運業、海運業、鉱業、鉄鋼、銀行業、証券・商品先物取引業の下落率が大きかった。
     
    個別では、ソフトバンクグループが安く、ファーストリテイリングの下値模索も続いている。日本航空が大幅安、トヨタ自動車、ソニーなども安い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクの下げもきつい。マネックスGは大幅続落。わかもと製薬は連日のストップ安でウリ気配に張り付いている。JAL、ANA、JR東海も大きく押された。
     
    半面、東京エレクトロン、レーザーテック、ニコンなど半導体関連が買われた。ダントーホールディングスが物色人気となったほか、イオンは小幅高。アスクル、ウエルシアホールディングスなども高い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比127.46ポイント安の7414.14ポイントと続落した。
    出来高1億1242万株。値上がり銘柄数は56、値下がり銘柄数は373となった。
     
    個別ではウェルス・マネジメント、リミックスポイント、マーチャント・バンカーズ、コメ兵ホールディングス、リードが売られた。
     
    一方、松尾電機がストップ高。日本フェンオール、グローバルダイニング、中央魚類は昨年来高値を更新。さいか屋、平和紙業、中央ビルト工業、TVE、丸尾カルシウムが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。前引けは前日比47円92銭安い3884円91銭となった。23日の米国市場は欧州で新型コロナウイルスが収束せずドイツがロックダウンを延長するなど、世界経済の回復に不透明感が広がり米国市場は下落した。こうした流れを受け新興市場も続落している。世界経済の正常化が遅れるとの見方から、リスク回避の姿勢が強まった。
    シンバイオやシンワワイズ、フェローテクが下落した。半面、マクドナルドやアピリッツ、ウエストHDは上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で483億円、売買高は6798万株。値上がり銘柄数は77、値下がり銘柄数は561となった。
     
    24日にジャスダック市場に上場したシキノHTは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、390円)より300円(76.9%)上回る690円に切り上げた。
     
    個別では五洋インテックス、MICS化学、メディアリンクス、Shinwa Wise Holdings、IMVが売られた。
     
    一方、佐藤渡辺、香陵住販、シンバイオ製薬が昨年来高値を更新。平賀、東邦レマック、ミクロン精密、セリア、ブロードバンドタワーが買われた。


    東証マザーズ指数は急落した。前引けは前日比37.18ポイント安い1165.43だった。欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大し、前日の米株式相場は下落した。世界経済の正常化が遅れるとの見方から、リスク回避の姿勢が強まった。
    緊急事態宣言を解除した首都圏1都3県では4月以降も飲食店への時短要請を継続する見通しで、「経済活動の正常化への投資家の楽観的な見方が後退した」といい、幅広い銘柄に売りが出た。
    メルカリやジーエヌアイ、BASEが下落した。一方、開発中の新型コロナウイルス治療薬が変異型に対して有効性が確認できたと発表したオンコリスが買われた。INCやブライトパスは上昇した。
    値上がり銘柄数は23、値下がり銘柄数は320となった。
     
    24日にマザーズ市場に上場したSイノベは公募・売り出し価格(公開価格、2850円)を1800円(63.2%)上回る4650円で初値を付けた。
     
    個別ではcoly、アクシージア、東京通信、ヒューマンクリエイションホールディングス、T.S.Iが昨年来安値を更新。BuySell Technologies、ココナラ、ピアズ、Kudan、ウィルズが売られた。
     
    一方、INCLUSIVEが一時ストップ高と値を飛ばした。ユニフォームネクストなど2銘柄は昨年来高値を更新。オンコリスバイオファーマ、i−plug、ブライトパス・バイオ、駅探、テックポイント・インクが買われた。

    【寄り付き概況】

     
    24日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比230円37銭安の2万8765円55銭。
     
    欧州などで新型コロナウイルスの変異ウイルスの感染拡大が広がっている。景気回復の遅れに警戒感が広がるなか、23日の米株安で投資家心理が下向き、東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、景気敏感株中心に売りに押される展開。原油市況の急落も投資家のセンチメントの低下につながっている。一時、下げ幅は300円を超えた。
    取引時間中は中国や香港などアジア株市場や米株価指数先物の動きを横目に神経質な地合いが予想される。
     
    ドイツは4月上旬の復活祭期間中に一段と厳格な都市封鎖(ロックダウン)を実施することを決めたほか、フランスでも再び都市封鎖が始まっている。世界的に変異ウイルスの感染拡大への警戒感が強まっており、空運や鉄鋼、海運など景気敏感株に売りが出ている。原油先物相場の下落で石油石炭製品も安い。
     
    23日の米株式市場ではナスダック総合株価指数も1%超下げた。国内市場で東エレクやレーザーテクなど一部の半導体関連銘柄は上昇しているものの、下げているハイテク銘柄も目立つ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落。
     
    個別では、ANAHDや商船三井、郵船、川崎汽など空運、海運が安い。Jフロントや三越伊勢丹も軟調だ。ソフトバンクG、ファストリ、トヨタ、信越化、富士フイルム、資生堂も下げている。


     
    一方、東エレク、アドバンテス、オムロン、ニコン、AGC、スクリンが高い。楽天やディーエヌエなどサービス業の一角が堅調に推移している。
     


     
    「体を診療するように相場を見たいもの」
     
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。
    「インフラ投資にかかるコストや増税を巡る懸念が相場の警戒感」との解釈。
    イエレン財務長官は下院金融委員会の公聴会で証言。
    「経済は新型コロナウイルスのパンデミックによる危機から脱却していない。
    バイデン政権のインフラ投資について、資金を賄うため歳入増を図る必要がある」。
    一方FRBパウエル議長。
    「物価上昇が破壊的なインフレの発生につながることはない」とコメントした。
    加えてWTI先物は3.80ドル(6.2%)安の57.76ドル。
    2月9日以来の安値水準まで下落した。
    エネルギーセクターが軟調。
    ラッセル2000は3.5%安。
    2月25日以来の大幅な下落となった。
    決算発表を控えてゲームストップが6.5%下落。
    バイアコムCBSは9.1%安。
    10年国債利回りは1.729%。
    2年国債利回りは0.153%。
    ドル円は108円台半ば。
    トルコリラの下落は一服。
    SKEW指数は143.44。
    恐怖と欲望指数は54→50。
     
    火曜のNYダウは308ドル安の32423ドルと続落。
    下落率は0.94%。
    NASDAQは149ポイント安の13227ポイントと3日ぶりに反落。
    下落率は1.12%。
    S&P500は30ポイント安の3910ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は261ポイント安の13906ポイントと続落。
    SOX指数は2.71%安の2994ポイントと3日ぶりに反落。
    VIX指数は20.78と上昇。
    3市場の売買高は121億株(前日109.1億株、直近20日平均は140.4億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比130円安の28680円。
    ドル建ては大証比日中比100円安高の29710円。
    ドル円は108.56円。
    10年国債利回りは1.622%。
    2年国債利回りは0.147%。
     
    火曜の日経平均は寄り付き207円高。
    終値は178円安の28995円と続落し29000円割れ。
    2日間での下落幅は1211円。
    日足は3日連続の陰線。
    TOPIXは一時2000ポイント台を回復したものの続落。
    東証マザーズ指数は3日続落。
    日経ジャスダック平均は13日ぶり反落。
    東証1部の売買代金は2兆8901億円(前日3兆338億円)。
    44日連続で2兆円超。
    値上がり391銘柄(前日908銘柄)。
    値下がり1748銘柄(前日1190銘柄)。
    新高値146銘柄(前日204銘柄)。
    4日ぶりに200銘柄を下回ったが3ケタ継続。
    新安値1銘柄(前日0銘柄)。
    4日連続ゼロにはならなかった。
    騰落レシオは117.55(前日126.53)。
    NTレシオは14.71倍(前日14.66倍)。
    3日連続で14倍台。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩下がりの25日線(29596円)からは▲2.03%。
    2日連続で下回った。
    右肩上がりの75日線は28373円。
    右肩上がりの200日線(25225円)からは△14.95%(前日△15.82%)。
    3日連続で△20%超れ。
    右下がりの5日線(29618円)から▲2.10%。
    3日連続で下回った。
    13週線は28850円でまだ下にある。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.750%(前日▲19.078%)。
    買い方▲4.388%(前日▲3.429%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.792%(前日▲5.018%)。
    買い方▲15.845%(前日▲14.928%)。
    空売り比率は44.3%(2日連続で40%超:前日41.6%)。
    空売り規制なしの比率は11.1%(前日11.1%)。
    3月19日時点の信用売り残は600億円増の8967億円。  
    3週連続の増加。
    同信用買い残は840億円増の3兆440億円。
    2週ぶりに増加。
    2018年10月以来2年5か月ぶりの高水準。
    金額ベースでの信用倍率は3.39倍(前週は3.54倍)。
    9週連続の3倍台。
    日経VIは23.89と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは22.80倍(前日23.02倍)。
    前期基準では24.07倍。
    EPSは1271円(前日1267円)。
    225のPBRは1.33倍。
    BPSは21801円(前日21771円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.39%(前日4.34%)。
    配当利回りは1.63%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは24.93倍。
    前期基準では25.25倍。
    PBRは1.41倍。
    ドル建て日経平均は266.68(前日268.22)。
    東証1部単純平均株価は28円安の2492円。
    (2020年末2341円、2019年末2327円、
    2018年末2077円、2017年末2946円)。
    東証1部売買単価は2107円(前日2195円)
    東証1部時価総額は736兆円(743兆円)。
    17日連続で700兆円超。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比130円安の28680円。
    高値29320円、安値28615円。
    225先物大証夜間取引終値は日中180円安の28630円。
    気学では「高下荒く前後場波動を異にする」。
    木曜は「変化を起こす重要日。後場の波動を注視せよ」。
    金曜は「人気に逆行し不時の高下を見せる日」。
    ボリンジャーのマイナス1σが29082円。
    マイナス2σが28567円。
    一目均衡の雲の上限は28903円。
    明日は29346円。
    93日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は29511円。
    下限が29042円。
    8日ぶりに勝手雲の下。
    勝手雲は29日に白くねじれる。
    これが期待。
    RSIが42.01(前日46.65)。
    RCIが75.00(前日89.29)。
    月曜のマド29621円―29472円が埋まらない。
    アノマリー的には「上げの特異日」。
     
    《今日のポイント3月24日》
     
    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。
       「インフラ投資にかかるコストや増税を巡る懸念が相場の警戒感」との解釈。
       WTI先物は3.80ドル(6.2%)安の57.76ドル。
       10年国債利回りは1.729%。
       2年国債利回りは0.153%。
       ドル円は108円台半ば。
       トルコリラの下落は一服。
       SKEW指数は143.44。
       恐怖と欲望指数は54→50。
     
    (2)ダウ輸送株指数は261ポイント安の13906ポイントと続落。
       SOX指数は2.71%安の2994ポイントと3日ぶりに反落。
       VIX指数は20.78と上昇。
       3市場の売買高は121億株(前日109.1億株、直近20日平均は140.4億株)。
       225先物CME円建ては大証比日中比130円安の28680円。
       
    (3)TOPIXは一時2000ポイント台を回復したものの続落。
       東証マザーズ指数は3日続落。
       日経ジャスダック平均は13日ぶり反落。
       東証1部の売買代金は2兆8901億円(前日3兆338億円)。
       新高値146銘柄(前日204銘柄)。
       4日ぶりに200銘柄を下回ったが3ケタ継続。
       新安値1銘柄(前日0銘柄)。
       4日連続ゼロにはならなかった。
       騰落レシオは117.55(前日126.53)。
       NTレシオは14.71倍(前日14.66倍)。
       3日連続で14倍台。
       サイコロは7勝5敗で58.33%。
     
    (4)右肩下がりの25日線(29596円)からは▲2.03%。
       2日連続で下回った。
       右肩上がりの200日線(25225円)からは△14.95%(前日△15.82%)。
       3日連続で△20%超れ。
       右下がりの5日線(29618円)から▲2.10%。
       3日連続で下回った。
       13週線は28850円でまだ下にある。
     
    (5)空売り比率は44.3%(2日連続で40%超:前日41.6%)。
       空売り規制なしの比率は11.1%(前日11.1%)。
       3月19日時点の信用売り残は600億円増の8967億円。  
       3週連続の増加。
       同信用買い残は840億円増の3兆440億円。
       2週ぶりに増加。
       2018年10月以来2年5か月ぶりの高水準。
       金額ベースでの信用倍率は3.39倍(前週は3.54倍)。
       9週連続の3倍台。
       日経VIは23.89と低下。
     
    (6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.750%(前日▲19.078%)。
       買い方▲4.388%(前日▲3.429%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.792%(前日▲5.018%)。
       買い方▲15.845%(前日▲14.928%)。
     
    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.80倍(前日23.02倍)。
       EPSは1271円(前日1267円)。
       BPSは21801円(前日21771円)。
     
    (8)ドル建て日経平均は266.68(前日268.22)。
       東証1部時価総額は736兆円(743兆円)。
       17日連続で700兆円超。
     
    (9)ボリンジャーのマイナス1σが29082円。
       マイナス2σが28567円。
       一目均衡の雲の上限は29346円。
       勝手雲の上限は29511円。
       下限が29042円。
       勝手雲は29日に白くねじれる。
       これが期待。
       RSIが42.01(前日46.65)。
       RCIが75.00(前日89.29)。
       アノマリー的には「上げの特異日」。
     
    今年の曜日別勝敗(3月23日まで)

    月曜7勝4敗
    火曜7勝4敗
    水曜6勝5敗
    木曜6勝4敗
    金曜3勝8敗
     
    市場の材料は海の外を向いてNYのコピー。
    米国金利、米国増税、トルコリラなどなど直接確かめられないことへの逃避行。、
    今に始まったことではない。
    でも・・・
    ポイントはNT倍率の14倍台割れの有無。
    225寄与度の高いファーストリテとTOPIX寄与度の高い武田の動向。
    そして高信用倍率銘柄と低信用倍率の相克。
    少し先を見れば10月30日安値の売り方期日は4月28日。
    それよりも期待したいのは製造業の来期の増益基調。
    数字や海外の文献のコピーでなく、体を診療するように相場を見たいもの。
     
    《TOPIX寄与度上位》
     
    トヨタ(7203)ウェイト2.99%
    SBG(9984)同2.55%
    ソニー(6758)同2.54%
    ★キーエンス(6861)同2.23%(225非採用)
    ★任天堂(7974)同1.40%(225非採用)
    ★日電産(65949同1.35%(225非採用)
    信越(4063)同1.33%
    三菱UFJ(8306)同1.28%
    リクルート(6098)同1.26%
    武田(4502)同1.24%
    NTT(9432)同1.21%
    ★村田(6981)同1.19%(225非採用)
    第一三共(4568)同1.17%
    ダイキン(6367)同1.14%
    ★HOYA(7741)同1.07%(225非採用)
    KDDI(9433)同0.98%
    ファナック(6954)同0.97%
    東京エレ(8035)同0.94%
    三井住友(8316)同0.89%
    ホンダ(7267)同0.88%
    日立(6501)同0.84%
    伊藤忠(8001)同0.83%
    ★SMC(6273)同0.75%(225非採用)
    みずほ(8411)同0.75%
    花王(4452)同0.73%
    中外薬(4519)同0.69%
    東京海上(8766)同0.68%
    ★OLC(4661)同0.67%(225非採用)
    三菱電(6503)同0.64%
    三菱商事(8058)同0.64%
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    オークマ(6103)・・・動兆
     
    オークマに注目する。
    同社は工作機械大手。
    自動車の設備投資需要回復で北米が復調。
    中国はインフラ向けも好調。
    国内は半導体関連が下支え。
    来期の各社の設備投資拡大に期待。
     

    (兜町カタリスト櫻井)
     

    24日の日経平均株価は続落後、落ち着きどころを探る展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8700円−2万9000円。
    NYダウ平均は308ドル安の32423ドルと値幅を伴った下げとなった。欧州でコロナ感染被害が再び拡大していることを嫌気して、景気敏感株やアフターコロナ関連株が下げを主導した。米国株の大幅安を嫌気した売りに押されると予想する。
    国内で緊急事態宣言が全面解除となったタイミングで。再び新型コロナウイルスの脅威が株安を招いたことはネガティブ。
    経済回復期待で買われてきたバリュー株の多くが売られることになるだろう。
     
    手がかり材料に乏しいなか、時間外取引での米株価指数先物の動きが意識されそう。下値では短期的な戻りを狙った買いなどで下げ渋る場面も想定される。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(23日は108円76−77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同129円47−51銭)で小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比130円安の2万8680円だった。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■イオン九州 <2653>
    前期経常を74%上方修正・9期ぶり最高益、配当も5円増額。
     
    ■生化学工業 <4548>
    関節機能改善剤「ジョイクル」の変形性関節症に対する効能または効果に係る国内製造販売承認を取得。
     
    ■オンコリスバイオファーマ <4588>
    新型コロナウイルス感染症治療薬「OBP-2011」の変異型コロナウイルスに対する有効性を実験で確認。
     
    ■ファルコホールディングス <4671>
    今期経常を21%上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額。
     
    ■ダントーホールディングス <5337>
    今期経常は黒字浮上へ。
     
    ■バーチャレクス・ホールディングス <6193>
    今期経常を46%上方修正。
     
    ■理想科学工業 <6413>
    今期経常を33%上方修正。また、発行済み株式数の5.07%にあたる240万6332株の自社株を消却する。消却予定日は3月31日。
     
    ■船井電機 <6839>
    秀和システムホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株918円で23日終値を25.2%上回る水準。買い付け期間は3月24日から5月10日まで。
     
    ■東京ラヂエーター製造 <7235>
    今期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■GFA <8783>
    ポータブル型ディープフリーザー(超低温冷凍庫)を開発・製造するスターリングエンジン・ジャパンと業務提携。
     
    ■アプリックス <3727>
    子会社スマートモバイルコミュニケーションズが通信機能付AIドライブレコーダーサービスを提供開始。
     
    ■JCRファーマ <4552>
    遺伝子組換えムコ多糖症2型治療剤「イズカーゴ点滴静注用10mg」の製造販売承認を取得。
     
    ■Nexus Bank <4764>
    複数の不良債権売却に伴い、21年12月期第1四半期に売却益3.1億円を営業損益に計上する。
     
    ■ジーエス・ユアサ コーポレーション <6674>
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.25%にあたる20万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月24日から9月30日まで。
     
    ■キングジム <7962>
    発行済み株式数の3.08%にあたる100万株の自社株を消却する。消却予定日は4月20日。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    24(水)
    【国内】
    日銀金融政策決定会合議事要旨(1/20〜21開催分)
    2月企業サービス価格指数(8:50)
     
    【海外】
    米2月耐久財受注(21:30)
    米5年国債入札
    パウエルFRB議長が米上院で議会証言
    《米決算発表》
    ゼネラル・ミルズ
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

     
    23日、欧米時間の外国為替市場の米ドル円は一時108.395円まで下落し軟調な展開となった。欧州で新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドイツではロックダウンを延期することなどが報じられた。世界経済の正常化の遅れなどが懸念され、リスク回避の動きで円が買われたようだ。
     
    また、パウエル米FRB議長とイエレン米財務長の下院証言でのハト派的な発言内容などを受け、米長期金利が下落したことも米ドル円にとって上値を抑える材料となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の転換線(108.652円)を下抜けたことにより、同線がサポートからレジスタンスへ転換する可能性も考えられそうか。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

    [株価材料]
     
     
    ■公示地価 6年ぶり下落 外食不振や訪日客減
     
    ■塩ビ樹脂が3年ぶり上昇 4月国内 原料高で値上げ浸透
     
    ■ロビンフットが米国でIPOへ
     
    ■大和ハウス<1925>
    ビル買い取り 再生事業に参入
     
    ■オエノンHD<2533>
    22.12期経常益2割増へ 酎ハイ原液の設備増強
     
    ■日清紡<3105>
    年内にFCV用カーボンセパレーター量産判断
     
    ■アステリア<3853>
    非主力事業売上高5割へ 3年後めど
     
    ■日本ゼオン<4205>
    エラストマー素材事業の構造改革へ 21年度内にも
     
    ■ZHD<4689>
    個人データ LINEが保管を国内移転へ
     
    ■出光興産<5019>
    木質バイオ燃料を生産 石炭代替需要狙う
     
    ■日本郵政<6178>
    来月から保険営業 1年9カ月ぶり 個人向け再開へ
     
    ■エスペック<6859>
    ワクチンの小口保管庫 超低温域に対応
     
    ■いすゞ<7202>
    統合予定のUDトラックス 整備拠点の融通で連携へ
     
    ■トヨタ<7203>
    FCVの基幹システムを中国生産へ
     
    ■東京海上<8766>
    グリーンシルとの契約「影響は限定的」
     


    23日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比308ドル05セント(0.9%)安の3万2423ドル15セントで終えた。欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、世界経済の正常化が遅れると懸念された。資本財や金融など景気敏感株が売られ、最近上昇が続いていた旅行・レジャー関連株も大幅に下げた。
     
    欧州では、新型コロナウイルスの感染拡大懸念が強まっている。ドイツは23日、変異ウイルスの拡大を受け、現行のロックダウン(都市封鎖)の期限を延長。イースター休暇中は規制を一段と厳格化すると発表した。フランスやイタリアは前週、一部地域で規制強化に動いた。
    米メディアによると、世界保健機関(WHO)は22日、変異ウイルスの感染拡大が世界の多くの地域でみられると警鐘を鳴らした。米国では、新規感染者数の下げ止まりが見られる中、感染防止策の緩みへの懸念が強まっている。
     
    英製薬のアストラゼネカが米国で実施したワクチンの臨床試験について米国立アレルギー感染症研究所が23日、「データが不完全な可能性がある」と指摘した。市場のワクチン普及期待に水を差し、心理面の重荷となった。
     
    米国でも1日当たりの新規感染者数がやや増えている。市場では「米景気回復への過度な期待が後退し、上昇が続いた景気敏感株に持ち高調整の売りが出た」との指摘があった。
     
    景気敏感株が売られ、化学のダウや航空機のボーイング、建機のキャタピラーが4%下落した。米長期金利の低下を嫌気して、金融のゴールドマン・サックスも安い。コロナ禍が業績を直撃する旅行・レジャー関連株が売られ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーは2%安。ダウ平均の構成銘柄以外では空運のアメリカン航空グループとユナイテッド航空ホールディングスが7%安。カーニバルが8%安となるなどクルーズ船株も軒並み大幅安だった。
     
    一方、コロナ禍が業績の逆風になりにくいハイテク株の一角が買われ、ソフトウエアのマイクロソフトが高い。ダウ平均の構成銘柄以外では、在宅勤務や巣ごもり消費の拡大の恩恵を受ける銘柄に資金が向かい、ネット通販のアマゾン・ドット・コム、動画配信のネットフリックスの上げが目立った。飲料や日用品、公益事業などディフェンシブ株も高い。
     
    ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比149.845ポイント(1.1%)安の1万3227.697で終えた。マイクロン・テクノロジーが6%安となるなど、半導体銘柄が下げを主導した。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    32,423.15−308.05
    S&P500種
    3,910.52−30.07
    ナスダック
    13,227.697−149.845
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,725.10−13.00
    NY原油(ドル/バレル)
    57.49−0.27
    円・ドル
    108.60 - 108.61−0.16
     

    【シカゴ日本株先物概況】


     
    23日のシカゴ日経平均先物は続落した。6月物は前日比435円安の2万8680円で引け、23日の大取終値を130円下回った。
    世界景気の先行きを警戒する売りが出た。欧州で新型コロナウイルスが収束せずドイツがロックダウンを延長するなど、世界経済の回復に不透明感が広がり、寄り付き後、下落した。ハイテク株も下落。引けにかけて、原油価格の下落、北朝鮮が短距離ミサイルを先週末に発射したとの報道を受けた地政学的リスク上昇への警戒感も強まり、下げ幅を拡大した。
    この日の6月物安値は2万8615円、高値は2万9320円。
     
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    28680 ( -130 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    28710 ( -100 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6699.19(−26.91)
    23日のFTSE100種総合株価指数は新型コロナウイルスの感染第3波到来をめぐる懸念や原油安を背景に反落した。前日の終値に比べ26.91ポイント安の6699.19で引けた。下落した銘柄数は53と半数を上回った。
    新型コロナウイルスの感染第3波を抑えるため、ドイツで4月上旬にロックダウン(都市封鎖)が実施される。欧州での行動制限の強化により、経済の正常化が遅れるとの懸念から売りが優勢だった。商品相場の下落を背景に石油株や鉱業株が売られ株価指数の下げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、石油のBPと鉱業のアントファガスタの下げが目立った。航空機エンジンのロールス・ロイスは6%近く下げた。同社がノルウェーのエンジン部門をロシアへ売却する計画について、ノルウェー側が差し止めると発表したことが売り材料となった。薬品のアストラゼネカも下落した。同社製ワクチンの米国での臨床試験(治験)で、不完全なデータが提供された可能性があると米側に指摘されたことが嫌気された。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)も大幅安だった。
     
    一方、水道サービス会社ユナイテッド・ユーティリティーズ・グループは2.8%高、水道大手セバーントレントは2.7%高。アナリストが株価目標を引き上げた配送のブンズルは買われた。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 14662.02(+4.81)
    23日のドイツ株式指数(DAX)は小幅に続伸した。終値は前日と比べて4.8ポイント高の1万4662.02だった。
    ドイツで4月上旬にロックダウン(都市封鎖)が実施される。行動制限の強化で景気回復が遅れるとの懸念から朝方は売りが先行したが、午後にかけて上昇に転じた。
     
    個別では、エーオンなど電力株が買われた。不動産サービスのドイチェ・ボーネンの上げも目立った。最近上昇傾向にあった自動車のフォルクスワーゲン(VW)は売られた。
     
     

    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5945.30(−23.18)
     
     

03月24日 毎日コラム
【注意】血管年齢が実年齢より高いリスク
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