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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


03月01日 マーケットコメント

03月02日 マーケットコメント

03月03日 マーケットコメント

03月04日 マーケットコメント


    5日の日経平均は続伸。終値は前日比229円高の2万1329円だった。
    前日の米国株の上昇を受けて寄り付きこそ高くなったが、300円高となったそこが本日の高値となり後は横もち合いの動き。
    新型肺炎の感染拡大で日本からの出国者を入国制限する国が増え、企業への一段の負担を懸念する向きも多かった。じわりと進む円高も戻りの上値を重くさせている。
    今の時期に選挙を材料にダウ平均が1173ドル動いたことを鑑みると、この先、それ以上の値幅が出る日が乱発する可能性があるという点は、頭の片隅に置いておく必要がある。新型肺炎が収束しても米大統領選が終わるまでは、波乱含みの地合いが続きそうだ。
     
    6日の日経平均株価は、週末要因などから手控えムードが広がりそうだ。
    新型肺炎による経済への影響が依然として不透明ななか、積極的な売買は期待しづらい。
    引き続き、新型肺炎関連のニュースをはじめ、海外市場動向に影響を受けやすい展開が見込まれる。
    きょう上回った5日線(2万1199円、5日時点)や、先週末の水準2万1142円より上で終えることができるかが注目される
     
    日経平均株価のボラティリティ指数が「2月27日以来となる30ポイント割れの28.07まで低下し、相場に落ち着くことが見込まれる」との声が聞かれた。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(5日現在)
     
    22475.12  均衡表転換線(週足)
    22475.12  均衡表基準線(週足)
    22426.19  新値三本足陽転値
    22424.94  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22414.83  均衡表基準線(日足)
    22211.42  均衡表転換線(日足)
    22181.91  200日移動平均線
    22081.95  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21920.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21493.52  ボリンジャー:-2σ(13週)
     
    21329.12  ★日経平均株価5日終値
     
    21324.53  6日移動平均線
    21187.46  ボリンジャー:-2σ(26週)
    21151.03  均衡表雲下限(週足)
    20974.25  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20562.10  ボリンジャー:-3σ(13週)
    20292.96  ボリンジャー:-3σ(26週)
    20028.08  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
     
    寄り付き天井から伸び悩んでローソク足は陰線を引いたが、下ヒゲは5日線上をキープ。上値の重さと下値の堅さをともに確認する格好となった。
    25日線との下方乖離率が6.73%と節目の5%を依然として上回り、RSI(14日ベース)が18.68%(昨日17.24%)、東証1部の騰落レシオ(25日平均)が63.51%(61.57%)といずれも「売られ過ぎ」圏にある。
    25日線などが下降を続けて大勢弱気を示す中にあって、短期的なリバウンドの余地は大きそうだ。
     
     

    【大引け概況】
    5日の日経平均株価は続伸し、前日比229円06銭高の2万1329円12銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:47 容量:7.02M

    過去のマーケット動画はこちら
     

    きょうの東京株式市場は朝方からリスク選好の流れに乗った。前日のNYダウが1100ドルを超える上昇と2日に記録した過去最大の上げ幅に次ぐ値上がりとなり、これを引き継いで主力株中心に広範囲に買いが優勢となった。
    300円近く上昇する場面があったが、買い一巡後は伸び悩んだ。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり国内景気の先行きへの警戒感は根強く、上値では利益確定売りも出やすかった。
     
    世界で金利低下圧力が強まるなか、日米金利差の縮小を見込んだ円高・ドル安も進みやすく、日本株を買い控える雰囲気が広がった。
    米国ではスーパーチューズデーの結果を好感する買いであったことから、日本株へのプラス影響は限られ、国内では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強い。積極的な買いが入りにくい環境にあり、日経平均は寄り付き天井の形で前場後半以降は漸次伸び悩む動きを強いられた。
     
    市場では「中長期志向の投資家に加え、海外ヘッジファンドといった短期筋も積極的な売買を手控えていた」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は3日ぶり反発。終値は前日比134.03ポイント高の1万3635.03だった。東証株価指数(TOPIX)も3日ぶりに反発し、13.21ポイント高の1515.71で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5255億円。売買高は13億8384万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1115と、全体の約5割を占めた。値下がりは943、変わらずは105銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、医薬品、その他製品、化学などが上昇した。下落は鉱業、鉄鋼など。
     
    個別では、新型コロナに対する治療薬の開発を始めると発表した武田が高い。テルモや中外薬、エーザイなどヘルスケア関連の上げが目立った。ファーストリテイリングやソフトバンクG、KDDIなど値がさ株の一角が上昇し、OLCやセコムも買われた。トヨタ自動車、任天堂が買い優勢だったほか、ソニーも上昇した。ティーライフ、eBASEが値を飛ばし、タカラバイオ、gumiが値を飛ばし、ユニ・チャームも買われた。協和キリンも値を上げた。
     
    一方、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが冴えず、JFEや日本製鉄が安い。スズキやデンソーの下げも目立った。富三井不、富士通が値を下げた。内田洋行、アインホールディングスが急落、カーブスホールディングスも大きく値を下げた。三櫻工業が売られ、ダイトウボウ、東邦チタニウム、千趣会なども安い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比0.81ポイント安の6246.22ポイントと反落。
    出来高6427万株。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は190となった。
     
    個別では、あじかん、ワシントンホテル、旭コンクリート工業、オリエンタルチエン工業、日鍛バルブなど9銘柄が昨年来安値を更新。アイスタディ、スガイ化学工業、東洋テック、コメ兵、マナックが売られた。
     
    一方、Abalanceがストップ高。東京インキは昨年来高値を更新。ロブテックス、東京ボード工業、アートスパークホールディングス、北越メタル、川口化学工業が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。終値は前日比5円03銭高い3386円58銭だった。前日の米国株高が好感されたが、上値は重かった。
    東証1部の主力株が上昇したことで個人投資家の心理が上向き、時価総額の大きい銘柄を中心に買われた。ただ、上値では利益確定売りが出て、上げ幅は限定的だった。
     
    市場からは、新型コロナウイルス関連銘柄と位置づけられる中京医薬や興研、重松製、出前館などが下げた。「最近の株価急落で個人の投資意欲が弱まっている」という。
    「個人投資家が押し目を拾う一方、機関投資家が新興株の持ち高を減らし上値を抑えている」との見方があった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は7080万株。
    値上がり銘柄数は354、値下がり銘柄数は258となった。
     
    個別では、地域新聞社、高見沢サイバネティックスがストップ高。ニッパンレンタルは一時ストップ高と値を飛ばした。日本ユピカは昨年来高値を更新。コックス、ジェイ・エスコムホールディングス、ジャパンシステム、岡山製紙、ANAPが買われた。
     
    一方、協和日成、出前館、ジェイホールディングス、シーズメン、ジョルダンなど10銘柄が昨年来安値を更新。ウチダエスコ、fonfun、暁飯島工業、東洋合成工業、藤田エンジニアリングが売られた。

     


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比6.96ポイント高い743.13だった。
    前日の米国株式市場では、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏の健闘のほか、良好な経済指標を好感して、主要3指数は大幅反発。米株高の流れを受け、マザーズ市場にも朝方から買いが先行した。新型肺炎による感染拡大は留まっておらず、依然として投資家の資金の逃げ足は速く、利益確定の動きも散見された。
    メルカリやミクシィが買われた。新型コロナウイルスに対するワクチンの共同開発に着手すると発表したアンジェスは大幅高となった。
    売買代金は概算で926.36億円。騰落数は、値上がり158銘柄、値下がり148銘柄、変わらず8銘柄となった。
     
    個別では、Jストリーム、アンジェスがストップ高。Kids Smile Holdingsは昨年来高値を更新。Delta−Fly Pharma、イグニス、フィードフォース、ブリッジインターナショナル、メドレーが買われた。
     
    一方、インタースペース、ALBERT、バーチャレクス・ホールディングス、イーエムネットジャパン、フロンティアインターナショナルが昨年来安値を更新。Amazia、フーバーブレイン、オンコリスバイオファーマ、アルー、エードットが売られた。
     

    5日の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比199円50銭高の2万1299円56銭だった。
    朝方は、きのうのしっかりした動きや、前日のNYダウ工業株30種平均の急反発を好感した買いが先行した。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好が続いたこともあり、寄り付きの時点の同299円81銭高の2万1399円87銭が高値となった。
     
    アジア株市場が総じて堅調な値動きを示したことも投資家心理を支える要因となった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えず、2万1000円台前半は戻り売り圧力も強い。買い一巡後は伸び悩む展開となっている。
     
    市場では、売買代金も前日より少ないペースで推移し、「売りがいったん引っ込み、小口の買いが株価を押し上げたという印象だ」との声も聞かれた。新型コロナウイルスの感染拡大は国内企業の事業にも影響し始めており、業績の先行き不透明感が強まっている。
    中長期運用の投資家による買いは期待しにくい状況。
     
    別な市場関係者は、「日経平均株価のボラティリティー指数が、途中経過ながら2月27日以来となる30ポイント割れとなり、相場に落ち着きが出てきたようだ。上昇に向けキッカケ待ちとなる場面もありそう」との声が聞かれた。

     
    東証1部の出来高は5億8843万株、売買代金は1兆238億円。騰落銘柄数は値上がり1505銘柄、値下がり583銘柄、変わらず75銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、医薬品、その他製品、食料品などが上昇した。下落は鉄鋼、鉱業など。

    個別では、4日に500億円を上限とする自社株買いを発表した三井物の上げも目立った。任天堂が高く、ソニーも上昇した。武田薬品工業、中外薬やテルモなど医薬・ヘルスケア関連株が高い。ファーストリテイリングも堅調。オリエンタルランドも買いが優勢だった。ティーライフ、オルトプラスなどが急伸。ジャパンエレベーターサービスホールディングス、味の素が上昇し、任天堂やバンナムHDが買われた。
     
    一方、富士通が冴えず、スズキや日産自、デンソーが安い。三菱UFJやコンコルディなど金融株の一角の下げも目立った。三井不や住友不、清水建も売られた。内田洋行が大幅安、カーブスホールディングスも大きく値を下げた。
     

    東証2部株価指数は前日比23.06ポイント安の6223.97ポイントと反落した。
    出来高3543万株。値上がり銘柄数は244、値下がり銘柄数は154となった。
     
    個別では、あじかん、オリエンタルチエン工業、日鍛バルブ、東京コスモス電機、ハイレックスコーポレーションが昨年来安値を更新。アイスタディ、スガイ化学工業、マナック、アゼアス、ソフト99コーポレーションが売られた。
     
    一方、東京インキが昨年来高値を更新。三光マーケティングフーズ、ロブテックス、北越メタル、アールエイジ、本州化学工業が買われた。

     


    「生きている」
     
    東日本大震災の後に書いていたこと。
    10年前のことだ。

    改めて気がつかされるのは、この星は生きているということ。
    大地は恵をもたらしてくれる存在であるとともに、凶暴であるということ。
    祖先たちがこの星との共存共栄に苦難してきた姿が現代でも全く変わっていないということ。
    結構厄介な物体です。
    もっともこの表現。
    この星を、株式市場に置き換えてみても意味は一緒。
    恵と凶暴の同居は古今東西の市場で頻繁に見られる現象でしょう。
    同じ市場なのに、ある人にはやさしく映り、別の人には冷酷に映るもの。
    まったく厄介です。
     
    そして当時行われていたのは今と全く同じ議論。
    ヒトもマーケットも学習効果も成長もないということがよく分かった。

    あちらもこちらも「PBR1倍は底値圏」のコメント。
    確かに1倍を割れ込むと、その後時間軸は別にして反発してきたのが経験則。
    「解散価値を下回っているのだから割安」というのは確かに説得力がある。
    かといって、必ずしも1倍を割れ込まないという根拠はどこにもない。
    リーマンショック時も3月の震災時も割れ込んだのは事実。
    そして株価が解散価値以上に売り込まれるということは、人気離散の裏返しでもある。
     
    そこで重要になってくるのは単に割安感ということだけではなく、未来シナリオ。
    「復興復旧にはたぶん20兆円以上のお金がぶち込まれる」。
    「サプライチェーンの回復は思ったより早い」。
    「未定だった企業業績の見通しが思ったよりも急速な増収増益基調」。
    「金利上昇→債券価格下落のシナリオが現実感を帯びてきた」。
    こう言うシナリオがない限り、「PBR1倍割れ」は単なるお題目でしかなかろう。
     
     
    《兜町ポエム》
     
    「春の歌」
     
    重い足でぬかるむ道を来た
    トゲのある板をかき分けて来た
    食べてしまった全てが塩漬け
     
    長いトンネルをくぐり抜けた時
    見慣れない赤に包まれていった
    実はまた始まったとこだった
     
    「どうでもいい」とかそんな言葉で汚れた
    相場 今、放て
     
    春の歌
    愛と希望より前に響く
    聞こえるか?
    雲の向こうに映る株価にも
     
    平気な顔でかなり無理してたこと
    叫びたいのに懸命に微笑んだこと
    買いの光にさらされていく
     
    忘れかけた本当は忘れたくない
    高値の場所をなぞる
     
    春の歌
    愛も希望もそれが相場だ
    遮るなどこまでも続くこの道を
     
    歩いていくよ投資家のままで孤り
    幻じゃなく歩いていく
     
    春の歌
    愛と希望より前に響く
    聞こえるか?
    雲の向こうに映る株価にも
     
    春の歌
    愛も希望もそれが相場だ
    遮るなどこまでも続くこの道を
     
    今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
    輝ける君の未来を願う 本当の言葉
    移り行く市場はまるで 投資家を急かすように
     
     
    「株価」
     
    株価 株価 ただ舞い落ちる
    いつか生まれ変わる瞬間を信じ
    泣くな株よ 今惜別の時、飾らないあの笑顔で さあ
     
    株価 株価 いざ舞い上がれ
    永遠にさんざめく買い物浴びて
    さらば株よ またこの市場で会おう
    さくら舞い散る道の上で」
     
    サクラの美しさはある意味刹那的。
    そして儚さの美学。
    散り際寸前の満開への期待感。
    儚いからこその高揚感。
    美しいからこその憧憬。
    春まで他の樹木と一緒に耐え忍んで梅や桃に先を越されながらも咲き始めたら一気呵成。
    他者を寄せ付けずにそれこそ唯我独尊。
     
    株式市場は日々正解のない問題を解いているようもの。
    変数は多数に及ぶ超連立異次元方程式。
    時間軸が未来なので、通過して初めて回答が提示される。
    しかし、その回答は可変であり、容易に変化する。
     
    「ハナミズキ」は「空を押し上げて、手を伸ばす、5月のこと」。
    少し前倒しで風景を想像してみれば・・・。
    「市場の我慢がいつか身を結び、果てない波がちゃんと止まりますように。
    株と大好きな市場が百年続きますように」。
    平和の歌にとっては、少し生臭いかも知れない。

    (櫻井)


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比14円28銭高い3395円83銭だった。前日の米株大幅高を背景に東証1部の主力株が上昇したことで個人投資家の心理も上向き、時価総額の大きい銘柄を中心に物色された。
    主力株のワークマンやマクドナルド、AKIBAなどが高い。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で217億円、売買高は4691万株。値上がり銘柄数は393、値下がり銘柄数は193となった。
     
    個別では、地域新聞社がストップ高。ジェイ・エスコムホールディングス、コックス、ジャパンシステム、ニッパンレンタル、ミナトホールディングスが買われた。
     
    一方、協和日成、出前館、ジェイホールディングス、ジョルダン、トスネットなど7銘柄が昨年来安値を更新。ウチダエスコ、中京医薬品、オリコン、セレスポ、興研が売られた。
     
     


    東証マザーズ指数は前日比1.74ポイント高の737.91ポイントと続伸。
    前日の米国市場では、世界各国の中央銀行や政府が景気刺激策を導入するとの期待や、米大統領選の民主党候補指名予備選で穏健派とされるバイデン氏が予想外に健闘したことなどを好感して、主要3指数は再び大幅反発。NYダウは1100ドル超の大幅上昇を演じた。
    こうした外部環境の好転から、個人投資家センチメントも上向き、昨日反発したマザーズ市場は堅調な展開となっている。
    値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は138となった。
     
    個別では、Jストリームがストップ高。Kids Smile Holdingsは昨年来高値を更新。イグニス、アンジェス、バリューデザイン、バンク・オブ・イノベーション、メドレーが買われた。
     
    一方、ALBERT、バーチャレクス・ホールディングスが昨年来安値を更新。Amazia、オンコリスバイオファーマ、シンメンテホールディングス、アルー、プレシジョン・システム・サイエンスが売られた。

    【寄り付き概況】

    5日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比299円81銭高の2万1399円87銭。
    米大統領選の民主党候補者争いで中道派のバイデン前副大統領が首位に立ったことを背景に、前日の米株式相場が急反発した。投資家心理が改善し、東京市場でも運用リスクを取る動きが広がった、
    前日のNYダウは1100ドルを超える上昇で、これは2日に記録した1293ドル高に続く史上第2位の上げ幅となった。
     
    ただ、VIX指数は30を上回る水準で高止まりしており、投資家の警戒感は拭えていない。東京市場でも米国株のリスク選好の流れを引き継ぐ形で主力株中心に買い戻しが入っているが、新型コロナウイルスに対する懸念が続くなか先物主導で不安定な動きは続きそうだ。大きく買われた後に気迷い気味の値動きとなる可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、石油を除き高く、値上がり上位に電力ガス、水産、化学など。
     
    個別では、米株市場でヘルスケア銘柄が上昇した流れを受け、第一三共など医薬品株が高い。新型コロナ治療薬を開発すると発表した武田は大幅高。トヨタ、ソフトバンクG、ソニーが高く、アドバンテス、スクリン、コマツは堅調。島津、キヤノン、ZHDもしっかり。
     
    半面、東京海上、積ハウスや三井不が安い。デンソーや日産自が下落し、日本製鉄や国際石開帝石が売られた。三菱UFJがさえない。


    テクニカル的にはシナネン(8132)が動兆。
     
    人気は、スガイ化(4120)、帝人(3401)、東洋簿(3101)、リボミック(4591)、昭和飛行機(7404)、島津(7701)、オンコリス(4588)、ADEKA(4401)、有沢(5208)、Vキューブ(3681)、ヤクルト(2267)、触媒(4114)、オイシックス(3182)、東芝機械(6104)、ニッコン(9072)。

     

     
    「いちご白書では市場は繁栄しないだろう」
     
    NY株式市場で主要3指数は大幅反発。
    NYダウは1173ドル高と4%超の上昇。
    上昇幅は過去2番目の大きさだった。
    S&P500も4%超上昇。
    S&P500は2月19日に最高値を付けた後は反落。
    前週に調整局面入りしていた。
    前週末28日の終値から6%近く値を戻した恰好。
    ただ2月19日の終値ベース最高値は約7.6%下回っている。
    反発の背景の一つは「スーパーチューズデー」でバイデン候補が躍進したこと。
    「サンダース候補の急進的な政策スタンスを警戒していた市場参加者の間に安心感が拡大」という解釈だ。
    もう一つの指摘は議会で78億ドル(約8400億円)規模のウイルス対策緊急予算措置がまとまったことだろう。
    2月のISM非製造業総合指数は57.3と2019年2月以来の高水準で着地。
    「新型ウイルス感染拡大でも米経済は基調として底堅い」との見方だ。
    2月のADP全米雇用レポートで民間部門雇用者数は18万3000人増。
    市場予想の17万人増を上回った。
    ただベージュブックは「新型コロナウイルスが旅行や観光に悪影響を与えている兆候がある」と指摘。
    「コロナウイルスと大統領選が潜在的なリスク」との見方だ。
    急激な株高を背景に国債に対する質への逃避買いが後退。
    10年国債利回りは1.055%。
    2年国債利回りは0.690%。
    ドル円は107円台後半。
    恐怖と欲望指数は10→15。
    前日は「利下げでコロナは止まらない。利下げはウィルスに効かない」と言われた。
    その翌日は「大統領選はウィルス以上の材料」となった印象だ。
    まさに市場は「気まぐれ天使」の存在だ。
     
    日経平均は寄り付き185円安、終値17円安と反発。
    日足は4日ぶりの陽線。
    「上値は追えず」といった格好だった。
    PBR1倍割れ回避、TOPIXは1500ポイント攻防戦。
    東証1部の売買代金は2兆5244億円と7日ぶりの3兆円割れ(23日連続の2兆円超)。
    値上がり802銘柄(前日189銘柄)。
    値下がり1265銘柄(前日1038銘柄)。
    新高値1銘柄(前日1銘柄)。
    新安値360銘柄(前日84銘柄)。
    騰落レシオは61.57(前日60.09)。
    NTレシオは14.04倍。
    2月20日の14.02倍を上抜いた。
    1981年2月25日に14.10397倍を付けて以来、約39年ぶりの水準。
    サイコロは4勝8敗で33.3%。
    右肩下がりの25日線(22942円)からは8.03%のマイナスかい離。
    右肩下がりになった75日線は23372円。
    右肩下がりになった200日線(22181円)からは4.88%のマイナスかい離。
    5日線(21323円)は近づいてきた。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲3.041% 。
    買い方▲18.138%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△1.341%。
    買い方▲28.450%。
    空売り比率は46.3%で16日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.6%。
    Qiock調査の2月21日時点の信用評価損率は▲21.35%と3週連続悪化。
    マイナス20%を超えたのは2016年2月12日の25.76%以来。
    18年12月21日時点が▲18.78%、16年6月24日時点が▲18.69%だった。
    2月21日時点の裁定売り残は392億円増の9120億円。
    2週ぶり増加。
    当限は708億円増の7034億円。
    翌限以降は31億円減の2086億円。
    同裁定買い残は1576億円減の4219億円。
    2週連続の減少。
    当限は1585億円減の3643億円。
    翌限以降は9億円増の576億円。
    日経HVは23.7、日経VIは33.20。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.96倍。
    EPSは1628円。
    PBRは1.01倍。
    BPSは20891円。
    225先物採用銘柄の益回りは7.72%。
    ドル建て日経平均は196.46(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は3円安の1956円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1674円(前日1740円)。
    東証1部の時価総額は572兆円。
    シカゴ225先物終値は日中比260円高の21390円。
    高値21435円、安値20785円。
    気学では「気味が悪くても突っ込み売りは見送り。悪目買い狙え」。
    金曜は「高下荒く前後場波動を異にする」。
    ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が20259円。
    マイナス2σ(収まる確率95。4%)が21159円。
    マイナス3σ超の乱世を終えてマイナス2σ以内は平時のレベル。
    RSIが13.37。
    RCIが2.47。
    今年4勝4敗の木曜日。
    日経平均の2019年3月末値は21205円は超えよう。
    同3月中平均の21414.88円がまずターゲット。
     
    今年の曜日別勝敗(3月4日まで)

    月曜2勝5敗
    火曜3勝5敗
    水曜6勝3敗
    木曜4勝4敗
    金曜4勝4敗
     
    IMFのゲオルギエワ専務理事コメント。
    「2020年の世界経済成長率が昨年の2.9%を上回ることはない。
    最新の見通しは数週間以内に発表する。
    新型ウイルスへの協調対応が重要。
    IMFとして貧困国を対象に低金利融資を含む500億ドルの緊急融資枠を設けると。
    中国では感染拡大が鈍化しているが20年の成長率はIMFの最新の予測である5.6%を下回るだろう。
    ただ中国の生産再開は現時点で約60%。
    今後数週間で90%に達すると見込む」。
     
    日経朝刊で指摘されたサンダース候補の政策。
    改めて確認してみると・・・。
    まずコメント。
    「この選挙戦は欲張りなウォール街や大企業、製薬会社を打破するものだ」と過激。
    年3兆ドル(320兆円)の増税というのが基本路線だ。
    民間保険を廃止して政府が医療保険を全面的に運営する国民皆保険の導入。
    このコストは1.8兆ドル。
    再生エネルギーに投資して2000万人を新規雇用する「グリーン・ニューディール」。
    このコストは1.6兆ドル。
    これで3.4兆ドルになる。
    咥えて4500万人が抱える教育ローン(約1.6兆ドル)の帳消し。
    低所得者向け住宅支援に2500億ドル。
    総費用は年4兆ドルを超える政策だ。
    そして株式売買への0.5%の課税。
    法人税率を21%→35%。
    富裕層への資産課税4000億ドル。
    医療保険や学生ローンの問題がアメリカの深い闇。
    これは「ルポ貧困大国アメリカ」(岩波新書)でも指摘されていたこと。
    これらをすべて盛り込んだサンダース政策は結構過激。
    マーケットが危惧するのもむべなるかなという政策だ。
    「いちご白書」世代の最後の学園紛争という気がしないでもないが・・・。
     
    あるストラテジスト氏との会話の中でも登場したのはPBR0.81倍の話。
    今市場はPBR1倍割れを必死に防いでいるしそれが一つの目途だ。
    それは2016年1月の中国発の株安。
    あるいは18年12月のブラッククリスマスがPBR0.99倍で下げ止まったという経験則。
    しかし09年3月のリーマンショック後の安値の時は0.81倍まで低下していたのも歴史。
    0.81倍を日経平均株価に当てはめると20891円×0.81=16921円。
    いま世界を席巻しているのが「ウィルス性の風邪」なのか、あるいはそれに端を発したリセッションなのか。
    現状認識の違いが0.99と0.81の違いになろうか。
    朝の解説を聞いていたら、「PBR1倍は岩盤。40年不況の時も1.1倍で止まった」。
    記録としてはそうだろうが、当時はおそらく純資産は簿価。
    今は時価。
    この違いは考慮されているのだろうか。
     
    NYダウは1173ドル高の27090ドルと大幅反発。
    27000ドル台回復。
    NASDAQは334ポイント高の9018ポイントと反発し9000ポイント台回復。
    S&P500は126ポイント高の3130ポイントと反発。
    3000ポイント台回復。
    ダウ輸送株指数は275ポイント安の9200ポイントと反落。
    SOX指数は4.94%上昇。
    VIX指数は31.77。
    3市場の売買高は約110.4億株と減少(直近20日平均100億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比260円高の21390円。
    ドル建ては大証比日中比265円高の21395円。
    ドル円は107.52円。
    10年国債利回りは1.055%。
    2年国債利回りは0.690%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ランドコンピュータ(3924)・・・動兆
     
    ランドコンピュータに注目する。
    同社はコンサルからシステム導入、保守管理まで行う独立系SI。
    金融系に強みがありネットバンク向けや保険向けが拡大基調。
    業績は好調で今期は1回上方修正している。
    AIなど新デジタル分野に期待感。


    (兜町カタリスト櫻井)
     


    [概況]

    4日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時107.700円まで上昇した。米下院において新型コロナウイルス対策として総額83億ドルの予算案が可決したことや、2月米ADP 民間部門雇用者数(予想:17.0万人 結果:18.3万人)や2月米ISM製造業景気指数(予想:54.9 結果:57.3)などの米経済指標が市場の予想値を上回ったことなどが好感され、米ドル円は買われたようだ。

    ただ一方で、米追加利下げの可能性などが予想されるなか、米ドル買いは限定的との見方もある。

    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(107.684円)付近がレジスタンスとして意識される可能性が考えられそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    5日の日経平均株価は買い優勢の展開となり、続伸が予想される。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1000円−2万1500円。
    4日のNYダウ工業株30種平均は前日比1173ドル(4.5%)高の2万7090ドルで取引を終えた。米大統領選の民主党候補争いで、中道派のバイデン前副大統領が躍進した。左派のサンダース上院議員が訴える大企業への規制強化で業績が悪化するリスクが後退したとの受け止めが広がった。これを受けて東京株式市場でもリスクをとる動きが強まりそうだ。
     
    ただ、足元で変動が大きく推移する相場自体が投資家の慎重姿勢を強めており、新型コロナウイルスの感染拡大が世界景気に悪影響をもたらすとの警戒も残ったままだ。2万1500円近辺では戻り待ちの売り圧力が強まることも想定され、上値は抑えられそうだ。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比260円高の2万1390円だった。日経平均はこの水準が意識され、買いが先行する公算が大きい。
     
    新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒も根強い。特に日本に関しては、2020年東京五輪が予定通り開催できるかに投資家の関心が集まっている。
    新型コロナ問題が一段と深刻化した場合、開催の不透明感が高まることには変わりがなさそうだ。2021年3月期の日本企業の業績悪化につながる可能性があるだけに、投資家の悲観が後退するには時間がかかるとみられている。
     
    日程面では、2月の輸入車販売、2月の車名別新車販売など。海外では1月の米製造業受注、1月の豪貿易収支など。また、臨時OPEC総会が行われる。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ティーライフ <3172>
    上期経常が54%増益で着地・11-1月期も3.1倍増益。
     
    ■オプティム <3694>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■グリー <3632>
    発行済み株式数(自社株を除く)の2.2%にあたる500万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月5日から9月23日まで。
     
    ■スリー・ディー・マトリックス <7777>
    新規自己組織化ペプチド配列の組織閉塞剤としての特許が米国で成立。
     
    ■サニーサイドアップグループ <2180>
    Gunosy <6047> との合弁会社が新型コロナウイルスの影響で中止になったイベントを記者・観客ゼロで行う動画配信サービス「グッテレLive」を提供開始。
     
    ■フーバーブレイン<3927>
    エルテス <3967> [東証M]とテレワークを推進する製品・サービスの開発で業務提携。
     
    ■武田薬品工業 <4502>
    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として血漿分画製剤の開発を開始。
     
    ■島津製作所 <7701>
    「新型コロナウイルス遺伝子検出試薬キット」の開発に着手と正式発表。
     
    ■三井物産 <8031>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる3000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月9日から6月23日まで。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    5(木)
    30年国債入札
    《決算発表》
    積水ハウス、日ハウスHD、ラクーンHD、アルチザ、トップカルチャ
     
    【海外】
    米1月製造業受注(3/6 0:00)
    OPEC臨時総会
    《米決算発表》
    コストコ・ホールセール
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
     

    [株価材料]
     
     
    ■新型コロナ検査 6日から保険適用 厚労省が発表
     
    ■中国の鉄鋼 在庫が最高に 新型コロナで出荷できず
     
    ■半導体製造装置 インテルなど今年投資最高に 微細化「EUV」で加速
     
    ■犬が新型コロナウイルスに感染 感染者の女性が自宅で飼育 香港政府
     
    ■新型コロナ 5G基地局整備に打撃も 部品供給に遅れ
     
    ■同行者や家族にも適用 新型肺炎で旅行保険需要が急増
     
    ■中国乗用車販売 2月は80%減 新型肺炎で客足激減=業界団体
     
    ■ZHD<4689>
    印オヨに株売却 共同出資会社 出資時83億円を339円で
     
    ■東芝機<6104>
    30年度までにROE10%目指す 旧村上ファンドに対抗
     
    ■NEC<6701>
    毎秒10ギガの屋外無線通信を実験
     
    ■OKI<6703>
    車載向け二次電池のEMC試験施設拡充 評価サービス増強
     
    ■ノーリツ鋼機系<7744>
    中国企業と新型コロナ感染判定にAI活用 
     
    ■キヤノン<7751>
    HP提携終了も ゼロックスがTOB
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    出資のオヨ 世界で約5000人削減へ 不振の中国など
     
     


    4日のNYダウ工業株30種平均は前日比1173ドル45セント(4.5%)高の2万7090ドル86セント急反発した。
    ダウ平均の上げ幅は、過去最大だった2日(1293ドル96セント)に次ぐ大きさとなった。
     
    米大統領選の民主党候補者争いで3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われた。バイデン氏は9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまった。市場はこれを歓迎し、恩恵を受けるヘルスケア関連を中心に幅広い銘柄に買いが膨らんだ。
     
    ダウ平均の構成銘柄では医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが11%上昇し、1銘柄でダウ平均を190ドル押し上げた。製薬のファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも大幅高。
     
    4日発表の好調な米経済指標も買いを促した。米ADPが発表した2月の全米雇用リポートは民間雇用が前月比18.3万人増え、市場予想(15.5万人)を上回った。2月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は前月から1.8ポイント上昇の57.3と1年ぶりの高水準となり、市場予想(55.0)以上だった。新型コロナウイルスによる米景気下振れが懸念されていただけに、株の買い安心感につながった。
     
    午後に入り、上げ幅はさらに拡大。米下院が4日にも採決する新型コロナ対策の緊急予算が80億ドル(約8600億円)規模に達すると報じられ、買いを促した。
     
    セクター別ではヘルスケア機器・サービス、公益事業の上昇が目立った一方、エネルギー、銀行の上昇は限定的となった。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比333.998ポイント(3.8%)高の9018.088で終えた。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アップルなど主力ハイテク株が軒並み上昇した。半導体株も総じて上げた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    27,090.86+1,173.45
    S&P500種
    3,130.12+126.75
    ナスダック
    9,018.088+333.998
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,643.00−1.40
    NY原油(ドル/バレル)
    47.20+0.02
    円・ドル
    107.52 - 107.53±0.00
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    4日のシカゴ日経平均先物は米株式の急反発を好感し反発した。
    11月の米大統領選に向けての民主党候補選びで左派を抑え中道派のバイデン氏が優勢になり、投資家心理が上向いた。
    3日に民主党の大統領選候補を選ぶ予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」が開かれ、国民皆保険を訴えるサンダース氏を抑えてバイデン氏が予想以上の勝利を収めた。
    3月物は前日比510円高の2万1390円で引け、4日の大取終値を260円上回った。この日の3月物高値は2万1435円、安値は2万0785円
     

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21390 ( +260 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21395 ( +265 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6815.59(+97.39)
    4日のFTSE100種総合株価指数は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて英イングランド銀行(中央銀行)が金融緩和策に乗り出すとの期待から3日続伸した。前日の終値に比べ97.39ポイント高の6815.59で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    新型コロナウイルスの感染拡大で世界景気の後退懸念が強まる中、各国の中銀と政府が景気刺激策に動き出すとの思惑が広がった。医薬品株の上昇が株価指数の上げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、医薬品のアストラゼネカは4%近く、グラクソ・スミスクラインは3%超、それぞれ上げた。アナリストが株価目標を引き上げた総合公益会社のユナイテッド・ユーティリティーズ・グループの上げも目立った。日用品のレキットベンキーザーは3.5%高と大幅高だった。
     
    一方、3日に買い戻された旅行関連株は下落した。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループとイージージェットが売られた。旅行のTUIは、アナリストによる株価目標引き下げも響いて4%超下げた。航空機エンジンのロールス・ロイスの下落も大きくなった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12127.69(+142.30)
    4日のドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前日と比べて142.30ポイント(1.19%)高の12127.69だった。
    新型コロナウイルスの感染拡大で世界景気の下振れが懸念される中、各国の中銀と政府が景気刺激策に動き出すとの観測が広がった。
     
    個別銘柄では、医薬・農薬大手のバイエルは、アナリストが投資判断を引き上げたことなどが好感され上昇した。不動産のボノビアと電力のエーオンも上げた。オンライン決済サービスのワイヤーカードとタイヤのコンチネンタルは売られた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5464.89(+71.72)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて1%超、上昇した。
     

03月05日 毎日コラム
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