会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


03月01日 マーケットコメント

03月02日 マーケットコメント

03月03日 マーケットコメント


    4日の日経平均が小反発。終値は前日比17円高の2万1100円だった。
    前日の米国株の急落を受けて200円以上安く始まったが、米大統領選の民主党候補者争いでバイデン氏が優勢と伝わると買い戻されて行った。
    一方、国内では新型肺炎の感染拡大が止まらず日経平均がプラス圏に浮上しても勢いは乏しい。TOPIXやジャスダック平均はマイナスで下押し圧力は依然残っている
     
    外出抑制でゲームの利用時間が増加するとの見方からバンナムやスクエニ、コロプラなどゲーム関連株が幅広く上昇。テレワーク関連として足元賑わっているブイキューブが急伸した。また、FRBの緊急利下げを材料に、野村不HDや住友不動産など不動産株に資金が向かった。
     
     
    明日5日の日経平均株価は、神経質な展開か。
    米大統領選の民主党候補を選ぶ予備選・党員集会が各州で開かれる「スーパーチューズデー」の開票作業が進み、その結果次第では米国株を通じて日本株にも影響が及ぶ。直近では、中道派のジョー・バイデン前副大統領が複数の州で勝利する見通しだが、大票田のカリフォルニア州では左派のバーニー・サンダース上院議員が優勢となり、不透明感を残す。
     
    12日にはECB理事会、17〜18日にはFOMC、18〜19日には日銀金融政策決定会合が予定されている。これらのイベントを通過するまでは、「日銀やECBが動くかもしれない」「米国もさらなる緩和策を出してくるかもしれない」との思惑がストッパーとなりやすく、一方的な下げが続くということが少なくなると考える。
     
    市場では、「当面は、2万1000円割れから2万2000円割れのレンジでもみ合いになるのではないか」との声が聞かれた。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    22367.81  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22320.43  均衡表転換線(日足)
    22181.99  200日移動平均線
    22056.00  ボリンジャー:-1σ(26週)
    22047.71  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21507.38  6日移動平均線
    21396.88  ボリンジャー:-2σ(13週)
    21153.35  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21151.03  均衡表雲下限(週足)
    21144.36  ボリンジャー:-2σ(26週)
     
    21100.06  ★日経平均株価4日終値
     
    20425.95  ボリンジャー:-3σ(13週)
    20259.00  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20232.72  ボリンジャー:-3σ(26週)
     
     
    安寄りしたが2日安値を下回る場面はなく、ローソク足は陽線を引き、下値での買い需要を確認した格好。一目均衡表では基準線と転換線がともに横ばいとなったこともあり、下値拡張から底値形成局面へ移りつつある可能性が出てきた。
     
    ただ、ボリンジャーバンド(25日ベース)では1σ相当の値幅が880.39円もあり、明日5日も日中の乱高下リスクに留意したい。
     

    [概況]
     
    4日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は上値の重い推移となった。昨日行われたFRBによる緊急利下げを受けての米ドル売りが一巡し、ショートカバーから水準を戻したものの、戻りも107円台半ばまでと限定的で、上値の重さが目立つ形となった。
     
    早い段階で利下げが実現されたものの、市場は早くも追加利下げの可能性を織り込み始めており、積極的な米ドル買いは生まれにくいようだ。
    米ドル円は朝方に一時106.84円の年初来安値を示現して以降はじりじりと水準を戻したものの、高値も107.70円までと昨日まで位置した108円台には届いていない。108.07円にここまで上値抵抗として機能している5日移動平均線が差し掛かっており、当面は107円台以下が中心の取引が継続しそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は反発し、前日比17円33銭高の2万1100円06銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:40 容量:15.32M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    振れ幅を伴ったもみ合い相場となった。
    3日の米国株は連邦準備制度理事会(FRB)が緊急利下げを決めたものの大幅安となった。このため東京株式場も売りが先行した。日経平均株価は2万0800円台に下落した。
     
    ただ、株価指標面で割安なことから、値頃感を評価した買いも入った。
    また、米大統領選に向けた民主党候補を選ぶ予備選・党員集会が全米14州・1地域で一斉に開かれる「スーパーチューズデー」で、中道派のジョー・バイデン前副大統領が複数の州で勝利を確実にしたと米メディアが報じ、短期志向の海外投資家による先物への買い戻しが入った。
    上げ幅は一時160円を超えたものの、開票状況を見極めたいとの姿勢が強く、戻り待ちの売りが上値を抑えた。新型コロナウイルスの感染拡大が世界景気に悪影響をもたらすとの見方も、引き続き相場の重荷となった。運用リスクを回避するため積極的な売買を手控えようとする投資家が増えた。
     
    市場では、米緊急利下げについて「新型肺炎が世界経済に与えるインパクトの大きさを印象付けた」と指摘する声が聞かれた。日銀が緩和姿勢を強めるとの思惑で不動産株が買われた半面、金融株は下落した。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5244億円と、2月21日以来、7営業日ぶりに3兆円を下回った。売買高は15億767万株だった。
     
    JPX日経インデックス400は小幅に続落し、終値は前日比14.86ポイント安の1万3501.00だった。東証株価指数(TOPIX)も小幅続落し、2.62ポイント安の1502.50で終えた。
     
    東証1部の値上がり銘柄数は802。値下がりは1265と全体の6割近くに上った。変わらずは95銘柄だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)では、不動産業、情報・通信業、その他製品の上昇が目立った。下落は、銀行業、保険業、海運業など。
     
    個別銘柄では、KDDIが急反発。NTTドコモ、ソフトバンクも値を上げた。住友不、東急不HD、ファーストリテが高く、ブイキューブが上伸。任天堂、富士通がしっかり。ソニー、キヤノンは小幅高となった。
     
    半面、トヨタ、信越化、東エレク、ファナック、三菱UFJ、三井住友、第一生命がさえない。ソフトバンクGが売られ、商船三井も値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比20.64ポイント高の6247.03ポイントと反発した。
    出来高5085万株。値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は199となった。
     
    個別では、ハイパー、Abalanceがストップ高。東京インキは昨年来高値を更新。スガイ化学工業、ビート・ホールディングス・リミテッド、グローバルダイニング、東洋テック、ファーマフーズが買われた。
     
    一方、ボーソー油脂、カワニシホールディングス、マーチャント・バンカーズ、倉庫精練、自重堂など29銘柄が昨年来安値を更新。ロブテックス、大和、三光マーケティングフーズ、ラピーヌ、小島鉄工所が売られた。
     

    ジャスダック市場は、新型肺炎の感染拡大による国内企業の業績悪化懸念が拭えず、買い見送りムードの強い展開となった。
    新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、国内の企業業績を下押しするとの懸念が出て新興市場でも投資家心理の悪化を映した売りが優勢だった。
     
    新型コロナの感染拡大による企業活動の停滞で、産業用ロボットなどの受注減につながるとの見方からハーモニックが売られた。このほかマクドナルドやセリアが下落。
    外出自粛で出前館、世界景気不安を反映した金価格高騰で第一商品がそれぞれ値上がりした。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で402億円と、2019年11月22日以来の少なさだった。売買高は9122万株。値上がり銘柄数は315、値下がり銘柄数は311となった。
     
    個別では、ヒビノ、翻訳センター、ジェイホールディングス、ナフコ、フジコーなど27銘柄が昨年来安値を更新。エッチ・ケー・エス、fonfun、昴、マツモト、エンチョーが売られた。
     
    一方、地域新聞社がストップ高。ニックス、アトミクスは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイテック、ウチダエスコ、ロングライフホールディング、セレスポ、イワブチが買われた。
     
     


    東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比11.56ポイント高い736.17だった。
    前日の大幅安を経て再び下値買いが入り、マザーズ市場はジリ高基調になった。
    前週に心理的な節目とされる700を下回るなど大きく下落していた反動で、自律反発狙いの買いが優勢だった。
    オンコリスは制限値幅の上限で配分されたほか、マネフォやメルカリも高かった。
     
    4日にマザーズ市場に新規上場したキッズSHDは、初値を18%上回るストップ高水準の3235円で配分された。午前に公募・売り出し価格(公開価格、2260円)を20.9%上回る2732円で初値を付けた。売り買いが膨らみ、売買代金は新興市場全体で首位だった。
     
    値上がり銘柄数は226、値下がり銘柄数は83となった。
     
    個別では、オンコリスバイオファーマ、Kids Smile Holdingsがストップ高。AI insideは昨年来高値を更新。ジーニー、リボミック、アクリート、オイシックス・ラ・大地、マクアケが買われた。
     
    一方、ジェイグループホールディングス、バルニバービ、ジェイテックコーポレーション、ティーケーピー、GMOリサーチなど23銘柄が昨年来安値を更新。霞ヶ関キャピタル、リアルワールド、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、HENNGE、JMDCが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】
     
    4日午後の日経平均株価は、前営業日比137円22銭高の2万1219円95銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、6.64ポイント高の1511.76で始まった。
     
    円高進行の一服や米株先物高を好感し、買いが優勢となっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも堅調。
    後場に入り上げ幅を前日比で一時160円超まで広げる場面があったが、戻り待ちの売りも出て、足元では100円ほど高い2万1100円台後半で推移している。米株価指数先物が一時350ドルを超す上げとなった。「今晩の米株式相場が反発し、5日の日本株を押し上げるとの期待から、個人投資家を中心に買いが入った」という。
     
    外国為替市場では、1ドル=107円40銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
    ランチバスケットは26件、511.71億円、差し引き売り買い均衡との観測。
     
    個別では、KDDIがじり高。NTTドコモ、ソフトバンク、ファーストリテ、OLCも高い。ブイキューブ、任天堂がしっかり、ソニー、東エレクは強含みとなっている。
     
    半面、ソフトバンクGがさえない。三菱UFJ、三井住友、みずほFGも軟調。信越化が値を下げ、トヨタ、武田は小幅安となっている。
     
     

    4日午前の日経平均株価は反発した。午前終値は前日比74円26銭高の2万1156円99銭だった。
     
    米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げにもかかわらず、前日の米株式相場が大幅安となった流れを引き継いで売りが先行した。一時は下げ幅が200円を超えたものの、米大統領選に向けた民主党候補を選ぶ予備選・党員集会が全米14州・地域で一斉に開かれる「スーパー・チューズデー」で、中道穏健派のバイデン前副大統領が複数の州で勝利を確実にしたと伝わったのを好感した押し目買いが入り、値がさ株の一角に底堅く推移した。
    日経平均の上げ幅は一時150円に迫ったが、新型コロナウイルスの感染拡大が世界景気に悪影響をもたらすとの警戒感が引き続き相場の重荷となった。
     
    中国メディアと英調査会社が4日発表した2月の中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が26.5と前月比で25ポイント超低下した。世界景気に対する悲観は根強く、利益確定目的の売り圧力も強かった。
     
    市場からは「スーパーチューズーの行方と日銀対応の両にらみだ。(米民主党候補を選ぶ予備選で)中道派のバイデン前副大統領が優勢と伝えられ買われた場面があったが、左派のサンダース上院議員と接戦になる地区もあり、売りに傾く場面もあった。また、FRBの緊急利下げを受け、日銀が緊急対応に動くとみられたが、現状では何も出てこず、手控えられた面もある」との声が聞かれた。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2084億円、売買高は7億2423万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
     
    東証1部の値上がり銘柄数は1042と全体の48%を占めた。値下がりは1030、変わらずは88銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では、不動産業、その他製品、情報・通信業の上昇が目立った。下落は、銀行業、海運業、保険業など。
     
    個別では、ファーストリテイリングが高く、任天堂も堅調。KDDI、NTTドコモなども買いが優勢。パナソニック、富士通、NECが高く、ジーンズメイトが急伸、ツクイも大幅高。ネットワンシステムズ、オルトプラスなども上昇した。住友不が買われた
     
    半面、ソフトバンクグループが軟調、T&Dが安く三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売られる。安川電、東ソー、信越化学工業、スター精密も売りに押された。KeePer技研、シンクロ・フードなどが大幅安、ZHDやイオンが売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比34.91ポイント高の6261.30ポイントと反発した。
    値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は220となった。
     
    個別では、ハイパー、Abalanceがストップ高。東京インキは昨年来高値を更新。スガイ化学工業、ウイルコホールディングス、東洋テック、ファーマフーズ、ビート・ホールディングス・リミテッドが買われた。
     
    一方、ボーソー油脂、カワニシホールディングス、マーチャント・バンカーズ、倉庫精練、自重堂など29銘柄が昨年来安値を更新。小島鉄工所、大和、ロブテックス、三光マーケティングフーズ、ラピーヌが売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比9円34銭安い3381円56銭となった。新型コロナウイルスの感染拡大が国内の企業業績を下押しするとの懸念が続き、新興市場でも弱気な投資家心理を映した売りが主力株を中心に優勢となった。
    ただ、その後は米国の民主党候補予備選「スーパーチューズデー」の開票で中道派のバイデン氏が複数の州で勝利を確実にしたと伝わったことを受け、押し目買いや買い戻しが入っていた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で238億円、売買高は6119万株。
    値上がり銘柄数は280、値下がり銘柄数は319となった。
     
    個別では、ヒビノ、翻訳センター、ジェイホールディングス、ナフコ、フジコーなど24銘柄が昨年来安値を更新。エッチ・ケー・エス、fonfun、テクノクオーツ、ハーモニック・ドライブ・システムズ、グッドライフカンパニーが売られた。
     
    一方、地域新聞社がストップ高。ジェイテック、豊商事、イワブチ、AKIBAホールディングス、ロングライフホールディングが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前日比9.04ポイント高の733.65ポイントと反発。
    朝方は大きく売り優勢で始まったが、米国の民主党候補予備選「スーパーチューズデー」の開票で中道派のバイデン氏が複数の州で勝利を確実にしたと伝わったことを受け、日経平均は戻り足に転じ、マザーズ市場も押し目買いや買い戻しが優勢となった。前週末に指数が一時、心理的節目の700を下回るなど大きく下落していたことで、自律反発狙いの買いが優勢だった。
    値上がり銘柄数は203、値下がり銘柄数は101となった。
     
    きょうマザーズ市場に上場したキッズSHDは公募・売り出し価格(公開価格、2260円)を20.9%上回る2732円で初値を付けた。一時は制限値幅のストップ高水準である3235円まで上昇した。

     
    個別ではKids Smile Holdingsが一時ストップ高と値を飛ばした。AI insideは昨年来高値を更新。オンコリスバイオファーマ、ジーニー、ブリッジインターナショナル、リボミック、Aimingが買われた。
     
    一方、ジェイグループホールディングス、バルニバービ、ティーケーピー、GMOリサーチ、アドバンスト・メディアなど21銘柄が昨年来安値を更新。霞ヶ関キャピタル、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、JMDC、ロコンド、gooddaysホールディングスが売られた。
     
     

    【寄り付き概況】

    4日の日経平均株価は、前営業日比185円53銭安の2万0897円20銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、16.19ポイント安の1488.93で始まった。
     
    前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅反落となったことで再びリスク回避の売り圧力が意識されている。前日にFRBは0.50%の緊急利下げを発表、NYダウはいったん上昇する場面もあったが、その後大きく売り直される展開で東京株式市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。
    円相場が一時1ドル=106円台後半まで円高・ドル安が進行したことも投資家心理を一段と冷やし、売りが優勢となっている。これも輸出株中心に買い手控え要因。取引時間中はアジア株の動向も横目にボラティリティの高い不安定な動きを余儀なくされそうだ。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは海運、銀行、金属製品、陸運、ゴム製品など。
     
     
    個別では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクG、東エレク、日本電産、村田製が値を下げ、三菱UFJ、みずほFG、三井住友、野村、東京海上も売られている。また、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機が値を消し、任天堂、信越化も軟調となっている。
     
    半面、新型肺炎関連として帝人、東洋紡、ダイトウボウが買われ、ジンズメイト、小林洋行も堅調となっている。
     
    人気は霞が関(3498)、帝人(3401)、モブキャスト(3664)、サムコ(6387)、中村超硬(6166)、アイスタディ(2345)、昭和飛行機(7404)、ビーロット(3452)、オーデリック(6889)、HENNGE(4475)、GMOイン(9449)、AI inside(4488)、ツクイ(2398)、NTTデータインド(3850)、セグエ(3968)。
     

     
    「日経平均の2019年3月末値は21205円」
     
    過去最高の上昇幅を記録した翌日のNY株式市場は値動きの荒い展開。
    主要株価3指数は一時1%超上昇する場面もあったがFRBの利下げ後に3%近く下落して引けた。
    NYダウの終値は前日比785ドル安の25917ドル。
    高値27084ドル、安値25706ドルと日中値幅は1378ドルだった。
    FRBが0.5%緊急利下げを実施。
    「新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響の大きさが一層意識された」との解釈だ。
    緊急利下げは世界的な金融危機に見舞われた2008年以来。
    FOMCの2週間前倒しで対応した形が危機感を煽ったという皮肉な展開だ。
    トランプ大統領に「パウエル議長の動きは遅い」と言われたという背景もあったのだろうか。
    金融政策の選択肢を徒に狭めた格好となった。
    FRBが4月のFOMCで追加利下げを決定するとの観測も高まった。
    「利下げは世界経済が直面している問題の大きさを浮き彫りにした。
    通常なら市場は利下げを歓迎するし、利下げを望んでいた。
    利下げが実施されたら問題は次は何かということだ」との声も聞こえる。
    新型肺炎の問題を金融政策に置換したことが仇になった印象。
    「FRBの政策変更は失敗したようだ。
    FRBが利下げする必要はなかった。
    なぜなら利下げしても新型ウイルスの感染拡大阻止にはつながらないからだ」。
    これがマトモな見方だろう。
    なんでも欲しがる市場に迎合しても市場は優しく応えてくれる訳ではないというのが明確だ。
    10年国債利回りは一時1%を下回り過去最低を更新。
    30年国利回りも一時1.507%まで低下し過去最低を更新。
    2年国債利回りは一時0.628%まで低下し約4年ぶりの低水準を更新。
    10年国債利回りは0.999%。
    2年国債利回りは0.701%。
    緊急利下げを受けてドルは下落。
    「米国には利下げ余地があるが他の先進国は金利が過去最低水準にあるため利下げには消極的。
    それがドルの重荷」との見方だ。
    ドル円は107円台後半。
    恐怖と欲望指数は13→10。
    SKEW指数は123.06に低下。
     
     
    日経平均は寄り付き307円高、終値261円安と反落。
    前日の上昇幅を消してのマイ転。
    日足は3日ぶりの陰線。
    東証1部の売買代金は3兆720億円と6日連続の3兆円超(22日連続の2兆円超)。
    値上がり189銘柄(前日1892銘柄)。
    値下がり1938銘柄(前日240銘柄)。
    新高値1銘柄(前日0銘柄)。
    新安値84銘柄(前日583銘柄)。
    騰落レシオは58.35(前日60.09)。
    NTレシオは14.01倍。
    2月20日の14.02倍に迫ってきた。
    サイコロは3勝9敗で25.0%。
    右肩下がりの25日線(23031円)からは8.46%のマイナスかい離。
    右肩下がりになった75日線は23402円。
    右肩下がりになった200日線(22183円)からは4.96%のマイナスかい離。
    5日線(21588円)ははるか上。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲2.624% 。
    買い方▲18.525%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.871%。
    買い方▲29.941%。
    空売り比率は49.0%で15日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は8.0%。
    2月28日時点の信用売り残は1947億円減の7435億円。
    2週ぶりの減少。
    同信用買い残は454億円減の2兆3479億円。
    2週連続の減少。
    信用倍率は3.16倍(前週2.55倍)。
    日経HVは23.9、日経VIは37.80。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.99倍。
    EPSは1623円。
    PBRは1.01倍。
    BPSは20873円。
    PBR1倍割れ容認か回避かの瀬戸際だ。
    225先物採用銘柄の益回りは7.70%。
    ドル建て日経平均は195.66(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は38円安の1959円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1740円(前日1730円)。
    東証1部の時価総額は573兆円。
    シカゴ225先物終値は日中比100円安の20880円。
    高値21725円、安値20675円。
    気学では「逆行性強き日」。
    木曜は「気味が悪くても突っ込み売りは見送り。悪目買い狙え」。
    金曜は「高下荒く前後場波動を異にする」。
    ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が20589円。
    マイナス2σ(収まる確率95。4%)が21403円。
    RSIが16.85。
    RCIが2.20。
    今年5勝3敗の水曜日は変化日かつ株高の日ではある。
    水星逆行終了まであと1週間。
    日経平均の2019年3月末値は21205円、
    同3月中平均は21414.88円。
    トピは1602ポイント。
    終値ベースは1591ポイント。
     
     
    今年の曜日別勝敗(3月3日まで)

    月曜2勝5敗
    火曜3勝5敗
    水曜5勝3敗
    木曜4勝4敗
    金曜4勝4敗
     
    トランプ大統領の2日のツイート。
    「いつものようにジェイ・パウエルとFRBは行動するのが遅い。
    ドイツなどは自国経済に資金を注ぎ込んでいる。
    他の中央銀行はもっと積極的だ。
    米国はあらゆる正当な理由から最も低い金利を設定すべきである。
    今は競争上不利な状態。
    私たちはリードすべきで後追いすべきでない」。
    これが効いたのか、FRBは0.5%の金利引き下げに動いた。
    引き下げ観測だけの時点の一昨日のNYダウは過去最大の上昇幅。
    そして実現した昨日は大幅安。
    格言は「希望で買い、実現で売る」。
    あるいは「噂で買い、事実で売る」。
    最近は「ツイートで買い、事実で売る」という変形バージョンも登場した。
    「相場は場は期待で動くもの。
    その期待が事実の発表によって実現または消滅した時。
    それまで買っていた人や売っていた人が次の行動に移るために反対売買に転じる。
    結果として株価は反転」。
    わかりにくい相場でも人の心理と行動の原理原則は失われていないと考えるべきだろう。
    それにしても、利下げが短期的には警戒感を惹起したという皮肉。
    これは政策等の動きでよくあることだ。
    何でも欲しがる市場に政策当局は迎合してはいけないという好事例かも知れない。
    まさにアイロニー(皮肉)と表現される事態だろう。
    もっとも米金融政策に関しては大統領まで登場するからややこしい。
     
    新型ウィルス肺炎の震源の中国・武漢での投資口座開設が増えているとの報道。
    封鎖された武漢での籠城生活の潤いがゲームと同様に投資であるという。
    ある証券会社の武漢支社の口座開設は武漢封鎖後に大きく伸びたという。
    そして「投資熱」という言葉も登場してきた。
    NYや中国とのこの「投資熱」の違いはそれこそ埋め込まれた記憶の歴史。
    概ね30年で一世代が後退すると、東京に残された記憶はバブル崩壊後の展開。
    「株は儲かる」として育った人と「株は損する」として育った人の行動論理の違い。
    これは大きい。
     
    過去の緊急利下げ(90年以降)
     
    98年10月15日(LTCM破綻)
    01年1月3日(ITバブル崩壊)
    01年4月18日(〃)
    01年9月17日(911同時多発テロ)
    07年8月17日(※FFは据置)
    08年1月23日(サブプライム問題)
    08年3月16日(※FFは据置)
    08年10月8日(リーマンショック)
    20年3月3日(コロナショック)
     
     
    NYダウは785ドル安の25917ドルと反落。
    高値27084ドル、安値25706ドルと日中値幅は1378ドルと荒い値動き。
    NASDAQは288ポイント安の8684ポイントと反落。
    高値9070ポイント、安値8602ポイント。
    S&P500は88ポイント安の3003ポイントと反落。
    高値3136ポイント、安値2976ポイント。
    ダウ輸送株指数は275ポイント安の9200ポイントと反落。
    SOX指数は3.41%下落。
    VIX指数は36.34。
    3市場の売買高は約147億株(直近20日平均98億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比100円安の20880円。
    ドル建ては大証比日中比90円安の20890円。
    ドル円は107.91円。
    10年国債利回りは1.003%。
    2年国債利回りは0.709%。
     
     
    大和のレポートは「日銀ETF買いのインパクトの大きい銘柄」

    阪急阪神(9042)、中外薬(4519)、東亜合成(4045)、ニッコン(9072)、JPX(8697)、東武(9001)、伊予銀(8385)、キッセイ(4547)、NTT(9432)、トヨタ(7203)、長瀬産(8012)、ダイキン(6367)、豊通商(8015)、テルモ(4543)、近鉄(9041)、戸田建(1860)、三菱電(6503)、ホトニクス(6965)、セコム(9735)、サンゲツ(8130)、オリンパ(7733)、海上(8766)、ダスキン(4665)、MS&AD(8725)、日清食品(2897)。
     
    逆にインパクトの小さい銘柄。

    ZOZO(3092)、SUMCO(3436)、ガンホー(3765)、スルガ銀(8358)、かんぽ(7181)、アンリツ(6754)、太陽誘電(6976)、昭電工(4004)、DeNA(2432)、ネットワン(7518)、東海カ(5301)、GMOPG(3769)、アルバック(6728)、神戸物産(3038)、三井金(5706)、スクエニ(9684)、LINE(3938)、任天堂(7974)、楽天(4766)、DMG森(6141)、ポーラ(4927)、安川電(6506)、良品計画(7453)。
     
    とても暗い「春なのに」もあるが・・・。

    「買いなのに」
     
    肺炎だけが理由でしょうか
    しばらく駄目かな、と独り言
    儲からなくなるよ それだけですか
    金銀債券で儲けてきますね
    流れる株価たちを微笑みで
    買い続けたいけれど
    買いなのにお別れですか
    買いのに涙がこぼれます
    買いなのに買いなのに
    ため息またひとつ
     
    卒業しても変わらない市場
    今までどおりに買えますねと
    トレンドラインはどっちなのと
    聞かれるまでは言う気でした
    記念にください日経レバ
    兜の空に捨てます
    売りなのにお別れですか
    売りのに涙がこぼれます
    売りのに売りなのに
    ため息またひとつ
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ヤオコー(8279)・・・動兆
     
    ヤオコーに注目する。
    同社は埼玉県中心に食品スーパーを展開。
    総菜注力で買い上げ点数増。
    店内調理を省力化する拠点を数年内に建設するなど拡大基調。
    好業績。
     
     
    (兜町カタリスト櫻井)


    [概況]

    3日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時106.940円まで下落し軟調な展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が懸念されるなか、米連邦準備制度理事会(FRB)は米フェデラルファンド(FF)金利を0.5%緊急利下げの実施を発表した。これらの内容を受け、米ドル円は売りが優勢となり一時106円台が示現した。
     
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(108.039円)付近がレジスタンスとなり、2019年8月の安値104.440円付近を今後目指す可能性も考えられそうか。
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    4日の日経平均株価は、軟調な展開を強いられそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万700円−2万1000円。
    きのう3日の日経平均株価は、反発後、下げに転じるなど上値の重い動きだった。
    現地3日のNYダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比785ドル安の2万5917ドルで終えた。下げ幅は一時1000ドルに迫った。米国株式が下落したこともあり、売り優勢の状況が続くとみられる。
    米国の緊急利下げを受け、日銀の対応にも注目が集まりそう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(3日終値は108円03−05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の後半(同120円13−17銭)と円高方向に振れている。円高による企業業績への影響を警戒する動きが浮上することも想定され、重しとなりそう。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比100円安の2万880円だった。
     
    米国では3日、大統領選の予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、大統領選は序盤のヤマ場を迎えた。首位を走る左派サンダース上院議員の対抗馬をめざす穏健派は、バイデン前副大統領とブルームバーグ前NY市長の2人に事実上絞られる。金融・資本市場に批判的なサンダース氏が勢いづけば、投資家はいっそうリスク回避姿勢を強める可能性が高く、日本株にとっても重荷になるとの見方は多い。今後の動向次第で日経平均の値動きを大きく左右しそうだ。
     
    日程では、国内はKids Smile Holdings(7084)が東証マザーズ市場に新規上場する。
     
    海外では、東京市場の取引時間中に2月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表される。2月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートのほか、2月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)も発表になる。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ジェイテック <2479>
    発行済み株式数(自社株を除く)の5.83%にあたる50万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月4日から9月30日まで。
     
    ■カイオム・バイオサイエンス <4583>
    小野薬品工業 <4528> との新規抗体作製や抗原・タンパク質調製などに関する業務委受託契約を延長。
     
    ■モブキャストホールディングス <3664>
    スマートフォン向けゲーム「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」の正式リリース日が3月26日に決定。
     
    ■スガイ化学工業<4120>
    東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■ラクオリア創薬<4579>
    韓国で選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許の一つであるピロロピリジノン誘導体に関する特許査定を受領。
     
    ■良品計画<7453>
    2月直営既存店売上高は前年同月比4.2%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
    ■システナ<2317>
    SBドライブから業務の一部を受託し、川口市で行われた自動運転バスの実証実験におけるソフトウェア開発を支援。
     
    ■ウェルネット<2428>
    Eストアー <4304>の通販システム「ショップサーブ」にスマホ決済「支払秘書」を導入。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    4(水)
    《決算発表》
    アインHD、内田洋、DyDo、オリバー、ウチダエスコ、泉州電、ティーライフ、アマナ
     
    【海外】
    米2月ADP全米雇用リポート(22:15)
    米2月ISM非製造業指数(3/5 0:00)
    ベージュブック
    《米決算発表》
    ダラー・ツリー
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■FRBが0.5%緊急利下げ 市場安定へ追加緩和の余地
     
    ■米長期金利初の1%割れ 利下げでも投資家リスク回避
     
    ■世界企業1〜3月減益も 市場予想 資源や物流が悪化
     
    ■IOC会長「東京五輪の成功へ用意」<>予定通りの開催方針強調
     
    ■OPECプラス合同委 日量100万バレルの追加減産を勧告
     
    ■東洋紡<3101>
    新型コロナ検査試薬を大幅増産 20倍に
     
    ■日本製鉄<5401>
    来期は単独で営業黒字に コスト削減・鋼材値上げで
     
    ■リクルート系<6098>
    授業動画4万本を無償提供 臨時休校で
     
    ■ヤマハ発<7272>
    国内工場一部ライン停止 新型コロナ影響で
     
    ■島津<7701>
    新型コロナ迅速検出検査キット ノロ向け応用
     
    ■キヤノン<7751>
    有機EL剤の生産検討
     
    ■伊藤忠<8001>
    米新興と本気で取り組む海洋プラごみ再利用
     
    ■東京ドーム<9681>
    イベント中止・延期 2月は減収に
     
    ■ソフトバンクG<9984>中国不動産企業に10億ドル大型投資
     
     
     


    3日のNYダウ工業株30種平均は前日比785ドル91セント(2.9%)安の2万5917ドル41セントと大幅に反落で終えた。下げ幅は一時997ドルに広げた。
    米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを発表したが、前日に急騰した後だけに材料出尽くしの売りが強まった。
     
    新型コロナウイルスの世界的な感染拡大はいまだ終息の兆しがみえない。米国では、西海岸で感染者が増えつつあるほか、経済の中心地ニューヨーク州でも確認されている。ニューヨーク市内の高校1校は、感染が疑われるケースが見つかったとして、休校にする措置をとった。米国でも新型コロナウイルスの感染者数が増え、欧州やアジア各国でも感染拡大が続いている。景気懸念の高まりも重荷だった。
     
    相場の不安定さは値動きの荒さに表れた。ダウ平均の高値と安値の差である日中値幅は1378ドルとなり「VIXショック」で揺れた2018年2月5日以来の大きさだった。投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は10%高の36台に上昇し、不安心理が高まった状態とされる20を大幅に上回って推移した。不安心理の一方で短期的な戻りを狙った買いも入りやすく、変動が大きくなった。
     
    FRBは3日午前、緊急の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を0.50%引き下げると発表した。声明文では「経済を支えるために適切に行動する」と主張し、発表直後は好感した買いでダウ平均は381ドル高となる場面があった。
     
    ただ、利下げを好感した買いは続かず、FRBのパウエル議長の記者会見を受けて売りが優勢になった。議長は「(新型コロナで)米景気見通しが大幅に変わった」と利下げの理由を説明した。市場では「議長が景気への警戒感を強調したため、市場の想定以上に景気が悪いのではないかと疑念を招いた」との声が聞かれた。
     
    債券市場ではリスク回避の米国債買いが強まり、長期金利の指標である10年物国債利回りが一時0.90%と初めて1%を割り込んだ。市場では「米金利低下に歯止めがかからず、先行きの景気懸念につながった」との指摘もあった。
     
    貸し出し利ざや縮小が警戒され、JPモルガン・チェースなど銀行株の下げが目立った。クレジットカードのビザが新型コロナの影響で1〜3月期の売上高見通しを引き下げ、同業のアメリカン・エキスプレス(アメックス)も連れ安した。
     
    前日に大幅高だったスマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトといったハイテク株も大幅安だった。
     
    セクター別では銀行、ソフトウェア・サービス、半導体などの下げが目立った一方、低金利の恩恵を受ける不動産の下げは限定的となった。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比268.075ポイント(3.0%)安の8684.090で終えた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,917.41−785.91
    S&P500種
    3,003.37−86.86
    ナスダック
    8,684.090−268.075
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,644.40+49.60
    NY原油(ドル/バレル)
    47.10+0.35
    円・ドル
    107.11 - 107.12−0.92


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    3日のシカゴ日経平均先物は反落した。米当局の緊急利下げにもかかわらず新型コロナウイルスによる景気悪化リスクへの警戒感が強まり、日経平均先物は米株と同じように売られた。米連邦準備理事会(FRB)は3日午前中、新型コロナの感染拡大に対応し緊急利下げを決めた。
    利下げを受け米株は一時買われたものの、その後は利下げの景気下支え効果が疑問視され、大幅な下げに転じた。利下げ決定後のパウエルFRB議長の記者会見も先行き不透明感で売りを誘った。
     
    3月物は前日比545円安の2万0880円で引け、3日の大取終値を100円下回った。
    この日の3月物安値は2万0675円、高値は2万1725円。


    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    20880 ( -100 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    20890 ( -90 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6718.20(+63.31)
    3日のFTSE100種総合株価指数は米連邦準備制度理事会(FRB)による緊急利下げなどを好感して続伸した。前日の終値に比べ63.31ポイント高の6718.20で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。
    新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気への悪影響に対して、主要各国が対応策を講じるとの期待感から買いが先行した。3日午後には米連邦準備理事会(FRB)が利下げを発表したが、その後米国株が下落に転じると、英国も上げ幅を縮めた。
    たばこと鉱業株の上昇が株価指数を押し上げた。最近下落傾向にあった旅行関連株は買い戻された。
     
    個別銘柄では、航空のインターナショナル・エアラインズ・グループは7%超上昇した。投資関連のM&Gとオランダのオンライン食品デリバリー大手ジャストイート・テークアウェイは4.5%高、英再保険大手リーガル・アンド・ゼネラルは4.2%高、ロシア鉄鋼大手エブラズは4.1%高と上げが目立った。
     
    一方、バークレイズなど銀行株は売られた。アナリストが株価目標を引き下げた金融サービスのハーグリーブス・ランズダウンも2.3%安と下げた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11985.39(+127.52)
    3日のドイツ株式指数(DAX)は9営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて127.52ポイント(1.08%)高の11985.39だった。
     
    新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界景気への悪影響に対して、主要各国が対応策を講じるとの期待感から欧州各国の株式市場で買いが先行した。3日午後には米連邦準備理事会(FRB)が利下げを発表したが、その後米国株が下落に転じると、欧州各国も上げ幅を縮めた。
     
    個別では、新型コロナの感染拡大で最近売り傾向にあった航空のルフトハンザが買い戻され9%近く上げた。オンライン決済サービスのワイヤーカードと、航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズも大幅高となった。一方、ドイツ銀行と医薬・農薬大手のバイエルは売られた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5393.17(+59.65)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて1%以上、上昇した。

     

03月04日 毎日コラム
今年も花粉飛散量が多い、シーズン突入
・・・続き

03月05日 マーケットコメント

03月06日 マーケットコメント

03月07日 マーケットコメント



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv