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    新興市場は安値圏で神経質な値動きを続けている。
    マザーズ市場は価格的な調整に一巡感が台頭している。
    マザーズ指数は16日に559ポイントの安値を形成したが、取引時間中では13日の527ポイントが現時点での底。外部環境が不透明なままで、下値不安は引き続き大きいが、売買代金の推移からも需給的な売りのピークは通過したとみられる。

    買い持ちの多いマーケットだけに、一気に売りが出やすく、出尽くしも早いケースが多い。ただ、投資家心理の悪化もすさまじく、下げ止まりの兆しが出てきた程度で安易に買いを入れづらい状況にある。
    ここから底練りの動きとなっていくことが期待されるが、買い参戦のチャンスは来週以降も多く残る。新規参戦には慎重な姿勢を続けておきたい。
     
     
     

     

    19日の米株式相場は反発した。NYダウ工業株30種平均は前日比188ドル27セント高の2万0087ドル19セントと、2万ドル台を回復した。前日比の騰落幅が1000ドル未満となるのは9営業日ぶり。
     
    前日に3年1カ月ぶりの安値を付けた後で、値ごろ感からの買いが大型ハイテク株を中心に入った。世界の中央銀行が相次ぎ金融緩和に動いたのも支えとなった。ただ、新型コロナウイルスによる景気懸念から売りが膨らむ場面もあり、不安定な動きが続いた。
     
    米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、短期資金の運用手段に使われるMMF市場の安定化を目指した緊急制度を10年ぶりに再開すると発表。欧州中央銀行(ECB)も、新たに7500億ユーロ(約89兆円)規模の資産購入計画を決定した。
     
    さらに19日には、FRBがドル資金を市場に供給する枠組みについて、新たにオーストラリアやブラジルなど9カ国の中銀に対象を拡大すると表明。英イングランド銀行は政策金利を過去最低の0.1%に引き下げるとともに、量的金融緩和の拡大を決めた。
    世界の中銀による矢継ぎ早の金融緩和が相場を支えた。
     
    大型ハイテク株が堅調だった。交流サイト(SNS)のフェイスブックが4%上げ、ソフトウエアのマイクロソフトも買われた。足元で株価下落がきつかった外食のマクドナルドや金融のゴールドマン・サックスなども買い直された。
     
    前日に18年ぶりの安値を付けていたニューヨーク原油先物相場が大きく反発した。シェブロンなど石油関連株の買い直しを誘った。ダウ平均の上げ幅は午後に一時543ドルに達した。
     
    一方、米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数は28万1000件と前週比7万件増加し、約2年半ぶりの高水準を記録。新型コロナ問題の影響で企業の人員削減が加速し、世界経済が景気後退入りするとの懸念から、ダウは一時700ドル超安まで売られる場面もあった。
    フィラデルフィア連銀が発表した3月の製造業景況指数はマイナス12.7と前月(プラス36.7)から急低下し、市場予想も下回った。週間の新規失業保険申請件数は前週末比7万件の大幅増となった。新型コロナのまん延が経済を下押しするとの警戒感が強まった。
     
    セクター別では消費者サービス、自動車・自動車部品が上昇した一方、公益事業や家庭・パーソナル用品が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は同160.734ポイント高の7150.578で終えた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    20,087.19+188.27
    S&P500種
    2,409.39+11.29
    ナスダック
    7,150.578+160.734
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,479.30+1.40
    NY原油(ドル/バレル)
    24.73−0.49
    円・ドル
    110.76 - 110.77+0.17


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    19日のシカゴ日経平均先物は反発した。
    6月物は前日比465円高の1万6995円で引け、19日の大取終値を445円上回った。
     
    原油価格が過去最大の上昇率を記録したほか、欧州中央銀行(ECB)と英中銀による緩和策拡大、また、トランプ大統領が多くの新しい抗ウイルス療法で、臨床試験をすでに実施していることを明らかにすると、投資家心理が改善しNYダウは上昇に転じた。
    新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、世界の中央銀行が金融緩和に動き、シカゴ日経平均先物は米株とともに買われた。
     
    米連邦準備理事会(FRB)は18日夜、MMF(マネー・マーケット・ファンド)に向けた資金供給を発表した。イングランド銀行(英中央銀行)も19日に緊急利下げや資産購入策の再開を発表した。円安進行も支援材料になった。ただ、新型コロナによる景気先行き不安は根強く、一本調子の上げにはなっていない。
    この日の6月物高値は1万7340円、安値は1万6055円。
     
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    16995 ( +445 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    17400 ( +850 )

    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    19日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前日の終値に比べ71.03ポイント高の5151.61で引けた。
    イングランド銀行(英中央銀行)が19日、緊急利下げや資産購入策の再開を決めた。景気の悪化が幾分和らぐとの見方から買いが優勢だった。
    この日のFT指数は、前日の欧州中央銀行(ECB)による緊急追加緩和もむなしく、序盤で大幅に下落。午後に入って4942.37の安値を付けたが、その後に発表された英中銀行の緊急利下げや、安寄りした米株価の持ち直しを眺めて切り返し、引け際に5181.04の高値を付けた。
     
    個別銘柄では、英金融大手M&Gが34.4%の大幅高。旅行大手カーニバルは18.9%高、旅行代理店大手トゥイは18.8%高、英中古車販売サイトのオートトレーダー・グループは15.9%高など、このところ下げが目立っていた銘柄に買い戻しが入った。
     
    一方、欧州航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とスイス資源大手グレンコア、ロシア鉄鋼大手エブラズは各9.0%安。英ホテル大手インターコンチネンタルホテルズグループは8.4%安、英物流施設大手セグロは7.8%安、住宅大手バラット・デベロップメンツは7.6%安とふるわなかった。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    19日のドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日と比べて168.72ポイント高の8610.43だった。
    欧州中央銀行(ECB)が18日夜、90兆円規模の緊急資産購入策を決めた。米連邦準備理事会(FRB)は19日、MMF(マネー・マーケット・ファンド)向けに緊急の資金供給に乗り出すと発表し、イングランド銀行(英中央銀行)は緊急利下げや資産購入策の再開を決めた。各国中銀の政策により、景気が下支えされたり、金融市場の混乱が和らいだりするとの見方から買いが入った。



    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40(仏)3,855.50+100.66
    フランス株価指数は3%近く上昇した。

     

03月20日 毎日コラム
「投資のチカラ八策」其の四
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