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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    日経平均が3日続落。終値は前週末比34円安の2万1149円で、3月28日以来、7カ月ぶりの安値となって取引を終えた。
    さて、東京株式市場は米国株、中国株の底入れが先行しないと下値も固まらないようで、本日もこれら外部要因に振り回される展開となった。
    経済規模世界1位と2位の国で起こす貿易戦争の影響が徐々に表われており、しばらくは収益見通しをネガティブに見ざるを得ない状況にある。
     
    明日(30日)の東京株式市場は、前週の日経平均株価が終値ベースで1300円余りの急落となったにもかかわらず、きょう一時、前週末比280円高まで買われながら結局終値でマイナス圏に沈み、反発力を示せなかった地合いの弱さが尾を引きそうだ。
     
    明日から31日までの日程で日銀金融政策決定会合が開催される。株式市場が大きく崩れている際には、中央銀行イベントが相場の雰囲気を変える材料になることもあるので注意したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
     
    22741.91  75日移動平均線
    22710.00  均衡表転換線(週足)
    22710.00  均衡表基準線(週足)
    22710.00  均衡表基準線(日足)
    22674.76  13週移動平均線
    22606.61  26週移動平均線
    22453.69  200日移動平均線
    22042.32  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22010.78  新値三本足陽転値
    21965.67  均衡表転換線(日足)
    21949.17  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21898.37  均衡表雲上限(週足)
    21798.92  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21719.99  6日移動平均線
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21291.74  ボリンジャー:-2σ(26週)
     
    21149.80  ★日経平均株価29日終値
     
    21061.44  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20923.07  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20634.30  ボリンジャー:-3σ(26週)
    20080.55  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20047.22  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
     
     
    【注目の個別銘柄動向】


    ■幸楽苑HD <7554>
    1744円 +175 (+11.15%)
    急反発。先週末に上半期の決算を発表、営業損益は9.9億円の黒字となり、前年同期1.8億円の赤字から大きく収益が改善している。従来予想の4.5億円の黒字も大幅に上回った。「味の改革」やマーケティング戦略の見直しなどによって、既存店販売が計画を上回ったもよう。通期営業利益計画も従来の6.3億円から11.7億円に大幅上方修正。なお、業績回復に伴って、継続企業の前提に関するリスク注記も解消されている。
     
     
    ■ジェイテック<2479>
    228円    +9 (+4.11%)
    26日、2019年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値について発表。
    売上高は前回発表予想の16.74億円から15.25億円に8.9%減少したものの、営業利益は同0.16億円から374.5%増の0.75億円に、経常利益は同0.15億円から403.9%増の0.75億円にそれぞれ増加した。
     
    修正の理由として、売上高は人材不足により受注案件に対応しきれなかったため予想を下回ったが、業務効率化による販売費及び一般管理費の抑制を推し進めた結果、利益面では予想を上回る見込みとなったとしている。
     
     
    ■Aiming <3911>
    375円 +34 (+8.21%)
    大幅に3日ぶり反発。18年12月期の営業損益が従来予想の12.39億円の赤字から10.49億円の赤字に縮小すると発表している。第3四半期累計(18年1-9月)は11.20億円の赤字(前年同期実績19.26億円の赤字)だった。売上の伸長に比べて売上原価が抑えられたため、売上総利益が増加した。また、バンダイナムコオンラインから提供されるスマートフォン専用ゲーム「戦国大河」の事前登録を開始している。
     
     
    ■三栄建築設計<3228>
    1,593円 +126    (+8.59%)
    急反発している。前週末26日の取引終了後、21年9月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高1500億円(18年8月期1006億円)、経常利益125億円(同77億円)を目指すとしたことから、意欲的な中計と評価されているようだ。
     
    三大都市圏(首都圏・中京圏・関西圏)でのシェア拡大を経営戦略の主軸とするほか、19年8月期から業績に寄与する海外事業を含めてグループ全体で事業拡大を図るという。
    同時に、未定としていた19年8月期業績予想と配当予想を発表しており、売上高1200億円(前期比19.2%増)、経常利益100億円(同28.9%増)を見込む。また、配当は前期と同じ48円を予定している。
     

    [概況]

    29日、東京外国為替市場の米ドル円は112円付近で上値が重い展開となった。米ドル円は一時112.045円まで上昇。

    しかしその後、日経平均株価が下落に転じたことなどを受け、米ドル円は上値を抑えられる格好となった。

    また、クロス円ではメキシコペソ円が下落、メキシコシティ国際空港の代替施設となる新空港の建設中止を求める票が住民投票により多数を占めたことなどが材料視されている模様だ。

    メキシコペソ円は一時5.665円付近まで下落していたが、その後やや反発しており、現在5.720円付近で推移している。
    この後9月米PCEコアデフレーター(予想:前年比2.0% 前回:前年比2.0%)など米経済指標の発表が予定されている。
    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲付近で下げ渋る格好となっており、雲上限(111.658円)付近が下値サポートとなりそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    29日の日経平均株価は3日続落した。前週末比34円80銭安の2万1149円80銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画

    時間:00:00:54 容量:8.04M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方、前週末までの株価急落の反動で、買い戻しが強まった。
    一巡後は伸び悩み、中国・上海総合指数の下げ幅拡大とともに下げに転じ、前引けにかけて小安い水準で推移した。後場は、再びプラス浮上して始まった。
     
    昼休みの時間帯に中国・上海総合指数がいったん下げ渋り、日銀のETF(上場投資信託)買い期待も支えとして意識された。
    ただ、その後の戻りは限定的で、後場取引の上海株の一段安を受けて再度マイナス圏に押し戻され、大引けにかけてさえない展開となった。東京株式市場では機械や電気機器、精密機器といった景気敏感株に嫌気した売りが出た。
     
    市場からは「短期的には下値水準にきているが、いかんせん戻りが鈍い。下ヒゲを付けようが、5日連続の陰線では買い意欲がないとしか言いようがない。場中は、上海指数や時間外の米株先物をにらんでの動きであり、国内決算だけではどうしもない」との声が聞かれた。
     
    時価総額の比較的小さい中型や小型の下げが目立った。新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数が約4%下落。「個人投資家が新興株の下げでうまれた損失を穴埋めするため、含み益を確保できていた東証1部の中小型株に換金売りを出した」という。
     
     
    JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は前週末比41.72ポイント安の1万4098.18と、連日で年初来安値を更新した。
    東証株価指数(TOPIX)も3日続落。6.45ポイント安の1589.56で終え、2017年6月以来およそ1年4カ月ぶりの安値水準となった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5060億円、売買高は13億7332万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1402、値上がりは638、変わらずは69銘柄だった。
     
     

    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業などが下落し、化学、陸運業、電気・ガス業は上昇した。
     
    個別では、ソフトバンクグループが軟調、リクルート、NTTドコモが安い。任天堂やトヨタ、第一生命HDも下落した。富士通は大幅安。バリューコマース、イーブックイニシアティブジャパン、ミルボン、さくらインターネットがストップ安となったほか、千趣会、日本特殊陶業も一時ストップ水準まで売り込まれた。多木化学も急落した。
     
    一方、東エレクやディスコ、ファナックが高い。関西電やJR東海、ユニファミマなど内需関連株の一部が上昇した。ファーストリテイリングが堅調、信越化学工業は大きく買われた。武田薬品工業も買い優勢だった。クラリオンも上昇した。大京がストップ高、NSWも一時値幅制限いっぱいに買われる場面があった。アイチコーポレーション、幸楽苑ホールディングスなども値を飛ばした。
     
    東証2部株価指数は前週末比106.69ポイント安の6770.28ポイントと5日続落した。値上がり銘柄数は78、値下がり銘柄数は380となった。
     
    個別では、サンテック、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、ヒガシトゥエンティワンがストップ安。三井金属エンジニアリング、田辺工業、南海辰村建設、森組、高田工業所など159銘柄は年初来安値を更新。アピックヤマダ、天昇電気工業、イクヨ、東邦化学工業、シャルレが売られた。
     
    一方、アイケイが一時ストップ高と値を飛ばした。ロブテックス、トーヨーアサノ、JFEシステムズ、サイバーステップ、金下建設が買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は5日続落した。
    終値は前週末比67円57銭安の3465円78銭と連日で年初来安値を更新した。ジャスダック平均は17年9月以来、約1年ぶりの安値となった。
    前週までの日本株全般の急落で信用取引の追い証(追加担保の差し入れ義務)が発生した個人投資家などから、換金を目的とする損失覚悟の売りが出た。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で631億円、売買高は1億2191万株だった。
    値上がり銘柄数は131、値下がり銘柄数は542となった。
     
    個別では、ケア21、三栄コーポレーション、サカイホールディングスがストップ安。地域新聞社、ジャストプランニング、エムティジェネックスは一時ストップ安と急落した。
    安江工務店、ミサワホーム中国、シード平和、常磐開発、ETSホールディングスなど222銘柄は年初来安値を更新。エイケン工業、幸和製作所、高橋カーテンウォール工業、fonfun、エスプールが売られた。
     
    一方、トシン・グループ、菱友システムズ、リリカラが一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、アジアゲートホールディングス、地域新聞社、サンリン、ナカニシなど7銘柄は年初来高値を更新。ディ・アイ・システム、倉元製作所、APAMAN、アイレックス、東映アニメーションが買われた。

     


    東証マザーズ指数は前週末比35.42ポイント安の838.00ポイントと5日続落で連日の安値更新。
    東証1部市場が不安定な値動きとなり、新興市場は投資家心理の悪化で下値模索を継続。信用需給の悪化で投げ売りも散見された。マザーズ指数は16年11月以来、約2年ぶりの安値となった。
    値上がり銘柄数は39、値下がり銘柄数は224となった。
     
    個別では、ラクスル、中村超硬、エリアリンクがストップ安。アイリッジ、ダブルスタンダードは一時ストップ安と急落した。キャンディル、インタースペース、トライステージ、アスカネット、ユナイテッドなど91銘柄は年初来安値を更新。ライトアップ、ピーバンドットコム、ハイアス・アンド・カンパニー、バリューデザイン、and factoryが売られた。
     
    一方、イーソルが一時ストップ高と値を飛ばした。ジェネレーションパスなど2銘柄は年初来高値を更新。窪田製薬ホールディングス、フィンテック グローバル、Aiming、ギフト、カヤックが買われた。
     



    「効率」

    昨年末に登場していた「十二支の相場」。
    「戌年を含む申年〜亥年は、それぞれ戦後では一度ずつしか日経平均が年間で下落した事がない。
    十二支別の平均パフォーマンスを累積すると、2020年(次の子年)まで上昇するイメージ)。
    一方その先では、丑年(2021年)は酷い年が多い。
    翌年となる寅年(次は2022年)の日経平均は過去一度しか上昇したことがない。
    年足で見ると・・・。
    戊(つちのえ、西暦末尾が8の年)は年足が陽線だと年初が安値、陰線だと年初が高値になることが多い。
    寄り切り線、寄り付き坊主と言われる足。
    前年の底入れから上昇中の年が多い。

    この中の「寄り付き坊主」というのは妙に気にかかる。
    大発会742円高。
    その後高値はとったものの、現在時点で年足陰線。
    あと2ヶ月あるが・・・。

    11月アノマリーを見てみると・・・。
    「転機になりやすい」。
    12月のサンタクロースラリーに向けての前哨戦。
    「ハロウィンに市場に戻って来い」の格言もある。
    45日ルール(投信解約事前通告)の11月15日近辺は注意。
    冬時間になるので、取引が1時間遅くなり、東京の朝の準備が忙しくなる。
    ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜・今年は23日)。
    翌月曜のサイバーマンデー(今年は26日)の売上は注目。

    そろそろ2019年投資アノマリーと「平成三十一年、称元の年の相場予見」を作らなくてはならない時期。
    NHK大河ドラマは第58作。
    「いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」は宮藤官九郎脚本、主演は中村勘九郎、阿部サダヲ。
    朝の連ドラは第100回で「なつぞら」。主演は広瀬すず。
    その他のイベントでは・・・。
    1月6日部分日食
    1月21日皆既月食(日本からは見えない)
    2月24日天皇陛下在位30周年記念式典。
    3月16日埼玉県に「ムーミンバレーパーク」が開業。
    3月29日英国がEU離脱予定
    4月19日〜帝劇で「レ・ミゼラブル」が再演。
    GWは10連休。
    5月5日〜イスラムのラマダン(〜6月3日)
    6月28〜29日G20首脳会議が大阪で開催。
    7月3日皆既日食(日本からは見えない)
    7月7日サッカー女子ワールドカップ決勝(フランス)
    7月17日部分月食
    7月参議院選挙
    9月1日ヒジュラ暦の新年
    9月13日中秋の名月
    9月20日ラグビーワールドカップが日本で開催
    10月消費増税
    10月新天皇即位の礼
    10月26日- オーストラリア、エアーズロックへの登頂を全面禁止
    11月2日ラグビーワールドカップ決勝戦
    11月11日〜12日水星の太陽面通過(日本では見えず。次回2032年11月13日は日本から一部見える)
    11月新国立競技場竣工
    12月26日部分日食、インドなどでは金環食
    小惑星リュウグウに着陸している小惑星探査機「はやぶさ2」の滞在終了、帰還は2020年

    その他では・・・。
    ヤマ発は欧州で四輪車事業開始
    次世代高速通信規格「5G」の商用化
    コンビニ納税スタート

    「米中間選挙頃から翌年前半にかけての米国株は特に堅調相場が期待できる時期。
    中間選挙の年の10月末から翌年4月末までの半年間のNYダウは1942年以降の全てのケースで上昇。
    平均上昇率も約15%と大きい」というのもアノマリー。

    以下、3年前に書いたこと。

    「効率的市場仮説」という考え方がある。
    簡単に言えば、「現時点での株式市場には利用可能なすべての新たな情報が直ちに織り込まれており、
    超過リターン(投資家が取るリスクに見合うリターンを超すリターン)を得ることはできず、株価の予測は不可能である」
    (野村証券用語解説集)という学説。
    2013年のノーベル経済学賞はユージン・ファーマ氏、ロバート・シラー氏、ラース・ピーター・ハンセン氏に与えられた。
    ただ、効率的市場仮説で有名なファーマ氏に対し、シラー氏は反効率的市場仮説派。
    まったく反対のことを言っている2人の学者がノーベル賞を取れる唯一の分野とも揶揄された。


    この説のミソは、「特定の手法によって儲かるような機会が放置されることはなく、価格変動の予測が困難である以上、
    たとえ専門的な知識や技術を持つファンドマネージャーが銘柄を独自選別するアクティブ運用型のファンドであっても、
    市場平均に勝つのは難しい」(野村証券用語解説集)。

    だからこそ効率的市場仮説はインデックス投信やETF拡大のバックボーンになったと言える。
    あるいはインデックス投資隆盛のお墨付きでもあったことになる。
    ひねくれて考えると、「市場はあらゆる情報を織り込んでいる」のであれば、株価が右往左往することはなかろう。
    もしも市場が本当に効率的であるならば、株価チャートは真上か真下を向いた直線でなければならないだろう。
    あるいは…。
    同じ銘柄・同じ指数に対して、売りも買いも存在するということは、市場は効率的でないことの証拠なのではなかろうか。
    そういう罫線にお目にかからない以上、市場は完全に効率的ではないと言える。
    不完全な効率的市場と言い換えた方がよいかもしれない。
    ひねくれ説の2つ目も見つけた。
    それは・・・。
    効率的市場仮説が正しければ、すべての株価は適正で、割高、割安といったものが存在しない。
    ならばいくら分析をしても無意味となる。
    しかし、効率的市場仮説を市場参加者みんなが信じたらどうなるだろう。
    市場参加者全員が株価の予測は意味がないと信じた結果、
    全員が財務諸表の分析や新しいニュースの影響等を考えるのは時間の無駄だと考える。
    そんな分析が必要だったら、とっくに市場がやっているはずだというのがその理由。
    その結果、市場は新しい情報を織り込まなくなり、効率的ではなくなってしまう?

    効率的市場仮説は、みんなが効率的市場仮説を信じないときにより正しくなる。
    みんなが信じると、正しくなくなってしまうというパラドックス。
    ノーベル経済学賞受賞の学説では儲からないという格言だけが正しそうな気がしてくる。



    (櫻井)。

    【寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比70円94銭高の2万1255円54銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、0.86ポイント高の1596.87で始まった
    最近の株価下落を受けた押し目買いが入り、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小じっかり。ただ、上海株の軟調な値動きを背景にした売りも止まらず、上値の重さも目立つ。
    外国為替市場では、1ドル=111円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、信越化が大幅高で、SUMCO、ファナックは堅調。ファーストリテ、武田、菱地所がしっかり。オリックスが高く、大京はストップ高買い気配。
    半面、任天堂が安く、リコーは急落し、ソニー、ソフトバンクGは軟調。トヨタ、三菱UFJ、東海カが売られ、日立化成が大幅安となっている
     
    寄り付き段階では信越化の決算がセンチメントを明るくさせたが、日経平均の戻りは限定的となり、下降する5日線に上値を抑えられる格好となった。もっとも、マザーズ指数が早い段階で下げに転じ、下落率が3%を超える状況の中、個人主体の需給悪化への警戒が戻りを鈍くした感はあろう。
     
    下値不安の強い相場展開が続く中、決算を手掛かりとした日替わり的な物色になろう。
    また、日経平均は足元で2万4000円までの上昇分を倍返しで下げてきており、いったんは落ち着きがみられやすい水準ではある。冷静に押し目を探りたいところ。
     
    ランチバスケットは20件、298.74億円、10億買い越し。

     


     
    29日午前の日経平均株価は続落した。前週末比19円30銭安の2万1165円30銭で前場を終えた。
    朝方に日経平均は上げ幅を281円まで広げる場面があった。前週に大きく下げたため、目先の戻りを見込んだ個人投資家などの買いが先行。2019年3月期通期の業績見通しを引き上げた信越化が大幅高となるなど、半導体関連に見直し買いが入ったことも相場を支えた。
     
    しかし、日本時間午前10時半に中国・上海市場が軟調にスタートすると、大幅高だった日経平均は短時間のうちに値を消した。
    下落して始まった中国・上海株式相場が水準を切り下げたほか、香港や韓国といったアジア各国・地域の株価指数が総じて下げ、日本株にも嫌気した売りが優勢となった。
    中国景気の先行き不透明感が改めて意識され、機械や精密機器、電気機器といった景気敏感株が相場を下押した。
     
    株式相場の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)が低下した後、相場の下げにつれて上昇に転じた。変動率の高い状態が続いていることも買い手控えにつながった。
     
    「国内外の機関投資家が持ち高削減を続けている」との指摘もあり、「午後は買い戻しが期待できず、買い手不在に陥り、日経平均の下げ幅が拡大しかねない」との見方が出ていた。
     
    JPX日経インデックス400は続落。東証株価指数(TOPIX)も続落し、午前の下落率は0.27%だった。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1592億円、売買高は6億4706万株だった。
    東証1部の値下がり銘柄数は1269と、全体の約6割だった。値上がりは750、変わらずは89銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業などが下落し、陸運業、電気・ガス業、空運業は上昇した。
     
    個別では、任天堂が軟調、トヨタ自動車も売りに押された。NTTドコモやKDDIが安い。富士通が大幅安、リコーの下げも目立つ。米長期金利の低下が嫌気され、T&DやSOMPO、三菱UFJなど金融株の一部が下落。千趣会、バリューコマースが急落、システナ日本航空電子工業も大きく値を下げた。
     
    半面、信越化学工業が大きく買われ、クラリオンも上昇した。大東建託もしっかり。富士ピー・エスは一時ストップ高、幸楽苑ホールディングスも商いを膨らませて値を飛ばした。富士通ゼネラルも大幅高。関西電やオリックスが上昇。ファナックや武田、東エレクが高い。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比62.32ポイント安の6814.65ポイントと5日続落した。
    出来高4921万株。値上がり銘柄数は109、値下がり銘柄数は311となった。
     
    個別では、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、ヒガシトゥエンティワンがストップ安。
    三井金属エンジニアリング、南海辰村建設、森組、サンテック、中央ビルト工業など110銘柄は年初来安値を更新。
    アピックヤマダ、KIホールディングス、コーア商事ホールディングス、ピクセラ、キャピタル・アセット・プランニングが売られた。
    一方、アイケイが一時ストップ高と値を飛ばした。兼房、ロブテックス、カネヨウ、JFEシステムズ、ショクブンが買われた。


    日経ジャスダック平均は前週末比45円02銭安の3488円33銭と5日続落した。
    前週までの日本株全般の急落で信用取引の追加証拠金(追い証)が発生した個人投資家は多く、換金のための損失覚悟の売りが増えた。個人の存在感が大きい新興企業市場では、こうした売りが相場を押し下げている。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で361億円、売買高は6943万株だった。
    値上がり銘柄数は169、値下がり銘柄数は462となった。
     
    個別では、三栄コーポレーション、サカイホールディングスがストップ安。地域新聞社は一時ストップ安と急落した。 安江工務店、ミサワホーム中国、シード平和、常磐開発、ETSホールディングスなど156銘柄は年初来安値を更新。 エムティジェネックス、エイケン工業、ブロッコリー、ジーダット、ケア21が売られた。
     
    一方、トシン・グループがストップ高。菱友システムズ、リリカラは一時ストップ高と値を飛ばした。
    ウエストホールディングス、アジアゲートホールディングス、地域新聞社、サンリン、ナカニシなど7銘柄は年初来高値を更新。 ジェイテック、倉元製作所、アイレックス、スターツ出版、イナリサーチが買われた。


     


    東証マザーズ指数は前週末比35.42ポイント安の838.00ポイントと5日続落で連日の安値更新。東証1部市場が不安定な値動きとなり、新興市場は投資家心理の悪化で下値模索を継続。
    信用需給の悪化で投げ売りも散見された。マザーズ指数は下落率が4%を超え、16年11月以来、約2年ぶりの安値となった。
    市場関係者からは「新興企業市場はひどい状態。個人の投資意欲は失われつつある」との見方が出ていた。
    値上がり銘柄数は39、値下がり銘柄数は224となった。
     
    個別では、中村超硬がストップ安。エリアリンクは一時ストップ安と急落した。
    キャンディル、インタースペース、トライステージ、アスカネット、ユナイテッドなど76銘柄は年初来安値を更新。
    ラクスル、サイジニア、ロゼッタ、イーエムネットジャパン、ピーバンドットコムが売られた。

    一方、ジェネレーションパス、イーソルが年初来高値を更新。 Aiming、窪田製薬ホールディングス、カヤック、ブティックス、タイセイが買われた。

     


    【寄り付き概況】

    29日の日経平均株価は、前週末比139円01銭高の2万1323円61銭と3日ぶりに反発してスタートした。
     
    前週末のNYダウが300ドル近い下げをみせており、リスクオフの流れが続いている。東京市場では日経平均が10月2日の年初来高値から3000円強下落しており、目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが足もとは優勢となっている。
     
    ただ、外国為替市場で円高含みに推移していることや、米国との通商摩擦問題に対する警戒感から上値も重い可能性がある。
     
    個別には決算発表を絡め明暗を分けそうだが、市場コンセンサスに届かなかった銘柄については好内容でも売られるケースがあり、投資マインドが冷え込むなか、総じて神経質な展開が予想される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に石油、紙パルプ、非鉄、建設、その他金融など。
     
    個別では、ソニーが買われ、任天堂も上げ、ファーストリテは大幅高となっている。武田、塩野義が上伸し、花王、資生堂はしっかり。三井住友、三菱UFJが高く、東京海上も値上がり。JR東日本が強含み、JAL買われている。
    半面、ソフトバンクGは小安く、KDDI、NTTドコモも売りに押されている。トヨタが下げ、デンソーは弱含みとなっている。
     
    225先物は、GS・野村・バークレイズ・ドイツ・日興・ソジェンが買い越し。
    モルスタ・アムロ・みずほ・UBS・クレディが売り越し。
    TOPIX先物はソジェン・GS・ドイツ・SBIが買い越し。
    バークレイズ・野村・JP・UBS・アムロが売り越し。
     
    テクニカル的には、ワタベ(4696)、シーズ(4924)、北恵(9872)が動兆。
     
     
     

     
    「序破急のリズム」
     
    週末のNY株式市場は反落。
    ハイテクセクターの下落がきつくS&P500は5月初旬以来の安値。
    「NASDAQは再び調整局面入りが確認された」という見方だ。
    第3四半期GDP速報値は前期比3.5%増と市場予想の3.3%増を上回った。
    しかし前日引け後に決算を発表したアマゾンは7.8%下落。
    1日の下落率としては2014年10月以来の大きさだった。
    アルファベットは一時5.6%下落。
    東京市場で懸念された決算失望売りがNYでも起きたということ。
    フェイスブック、アップル、ネットフリックスも下落。
    週足ではNASDAQが3.8%下落し3月23日週以来の大幅な下落。
    NYダウは3%、S&Pは4%下落となった。
    MSCI世界株価指数は5週連続で下落で2013年以降で最長。
    株安を背景に10年国債利回りは一時3.057%まで下落(価格は上昇)。
    安全資産志向が大きくなった。
    「原油安がインフレ期待を押し下げ、債券高の大きな要因になっている」という見方もある。
    株価下落に歩調を合わせ、主要6通貨に対するドル指数は一時0.57%下落。
    ただドル円は111円台後半での推移。
    VIX(恐怖)指数は24.16と低下。
    SKEW指数は125.26。
     
     
    木曜のNY株は大幅高だったが日本株は下落。
    「アルファベットとアマゾンが決算を受けて時間外で下落したことが上値を重くした要因」という見方。
    シーソーみたいな動きだった。
    日経平均は寄り付き172円高で大引け84円安。
    「まだともうの織りなす展開。
    一時21000円割れでも、解放感は感じられない。
    嵐が過ぎ去るのを待つ局面」という声も聞こえる。
    TOPIXやマザーズ指数が年初来安値を更新。
    日経平均も7月の安値を下回った。
    日経平均は週間では1347円の下落。
    週足は長い陰線。
    4週連続の週足陰線は2月の5週連続以来。
    週間ベースでは日経平均株価は6.0%安、4週続落(累計12.2%下落)。
    TOPIXは5.7%安、4週続落(同12.1%下落)。
    東証マザーズ指数は10.9%安、4週続落(同18.9%下落)、
    日経ジャスダック平均は5.7%安、2週ぶり反落。
    東証2部指数は5.0%安、2週ぶり反落。
    東証1部の売買代金は3兆1854億円と前日より2000億円増。
    値上がり554銘柄、値下がり1502銘柄と前日より減少。
    新高値4銘柄、新安値805銘柄と連日の800銘柄台。
    2月12日が1023銘柄、2011年3月15日が1023銘柄でレコード。
    騰落レシオが73.83まで低下したことは好感だ。
    25日線(23124円)からは9.2%のマイナスかい離。
    2016年6月24日がマイナス11.9%まであった。
    200日線(22467円)からは5.7%のマイナス乖離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲4.172%。
    買い方▲17.730%(16年2月12日さん▲25.918%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△7.98%と過去最大のプラス。
    (18年10月25日△5.07%)。
    買い方▲27.91%と過去最低更新 (18年10月25日  ▲25.58%)。
    空売り比率は48.4%で19日連続40%超。
    規制なし銘柄の空売り比率は6.7%。
    日経HVは25.3%。
    日経VIは28.11%。
    日経平均採用銘柄のPERは12.37倍。
    EPSは1712円。
    徐々に決算を通過してもEPSが増加してこないのが相場の弱点だ。
    「決算発表を見て、売るべき銘柄と買うべき銘柄の選別が鮮烈となる。
    個別銘柄でどうかが問われる」という声が現実感を持ってきた。
    シカゴ225先物は大証日中比20円高の21250円。
    高値は21545円。安値は20795円だ。
    ボリンジャーのマイナス2σは21303円。
    マイナス3σは20393円。
    24か月移動平均21046円は死命線となってきた。
    気学では「押し目買いの日。後場へかけて高きことあり」。
    火曜は「飛びつき買い警戒の日。急伸高値は利入れ方針」。
    水曜は「下落含みの日。戻り売り方針」。
    木曜は「保合いとなるかジリ安を辿る日」。
    金曜は「吹き値売り、突っ込み買いの逆張り日」。
    「秋の2週連続スタジオジブリ祭り」が邪魔しないことが望まれる。
     
    週末金曜は新高値4銘柄、新安値805銘柄と連日の800銘柄台。
    これが1000を超えるとリーマンショック、東日本大震災、トランプショックレベルの下げだ。
    騰落レシオが73.83まで低下したことは好感。
    25日線(23124円)からは9.2%のマイナスかい離。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△7.98%と過去最大のプラス。
    反騰の素地は整ってきた。
    これで反騰しないならそれこそ「隠れた悪材料」があるということになる。
    「総悲観は行き過ぎ」と日経ヴェリタスも勇ましい。
    「東証1部の騰落レシオは11月1日頃に60%で底打ちの可能性」とは証券大手のレポート。
     
     
    「下げのリズムの序破急」というのがあるような気がする。
    序は10月4日までの3日連続陰線で135円安での24000円割れ。
    破は10月11日の窓開け急落の915円安で23000円割れ。
    急は10月23日600円安と25日の822円安でのマド明けを含めた4日連続陰線。
    これはNYダウでも4日の200ドル安(序)→10日の831ドル安(破)。
    そして24日の608ドル安(急)と似たようなものだが・・・。
    急の次は幕というのが常識ではある。
     
    商売というのは「臆病」あるいはその反対の「豪胆・勇敢」につけこみがちなもの。
    市場では心理があるベクトルを持ったときに悪魔の囁きが聞こえ出す。
    「もっと下がるよ。どんどん下がるよ。早く売らないと損が増えるよ」。
    市場関係者の声ではなく、自分の心の中での悪魔の声だ。
    株価が上がってくれば「早く買わないと儲けそこなうよ。早く早く」。
    しかし「損が増えるよ」と「儲け損なうよ」ではその影響力に差がある。
    人間心理は基本的に「臆病」にできているからだ。
    古来、寺社仏閣に参拝参詣する人は多い。
    これだって多くは漠とした将来への不安が芽生えているからこその行動だろう。
    悪魔の囁きが勇敢心理を相手にするとバブルが起こり、逆に臆病心理を相手にすると暴落が起こる。
    この繰り返しが相場なのだろう。
     
     
    NYダウは296ドル安の24688ドルと反落。
    NASDAQは151ポイント安の7167ポイント。
    S&P500は46ポイント安の2658ポイント。
    ダウ輸送株指数は1ポイント安の9965ポイント。
    SOX指数は1.72%の反落。
    3市場の売買高は102億株と拡大。
    CME円建ては大証比20円高の21250円。
    ドル建ては大証比50ポイント高の21280ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比300円高の21700円。
    ドル円は111.89円。
    10年国債利回りは3.077%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    アスカネット(2438)・・・動兆
     
    アスカネットに注目する。
    同社は葬儀社向け遺影写真加工と個人写真集制作が中核。
    従来製品比で高品質かつ高輝度の空中結像を可能にする樹脂製ASKA3Dプレートの開発に成功。
    11月から新バージョンとしてサンプル供給を開始すると発表。
    量産が可能な体制も構築方向。


    (兜町カタリスト櫻井)

     
    29日の東京株式市場は、もみ合いで上値の重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1000円−2万1300円。
     
    シカゴ日経平均先物からは、プラスからのスタートも想定されるが、寄った後はアジア株や米株先物の動向に神経質となる可能性が高く、方向感に欠ける地合いが続くと予想する。
    前週は週を通じて軟調な展開を強いられたことから反発が期待されるものの、変動率が高い相場展開のなか決算発表の本格化もあり、模様眺めムードが広がりそうだ。
     
    一方で、業績の上方修正や好決算を発表した銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末27日終値は112円01−02銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同127円41−45銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比20円高の2万1250円だった。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    21250 ( +20 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    21280 ( +50 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■クラリオン <6796>
    仏自動車部品大手フォルシア傘下のエナップ シス エスエーエスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2500円で26日終値を6.3%上回る水準。買い付けは19年1月を予定する。
     
    ■大京 <8840>
    オリックス <8591> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価
    格は1株2970円で26日終値を24%上回る水準。買い付け期間は10月29日から12月10日まで。
     
    ■Aiming <3911>
    非開示だった今期最終は赤字縮小へ。また、同社が運営・開発を担当し、バンダイナムコオンラインが提供するスマートフォン向けゲーム「戦国大河」の事前登録を開始。
     
    ■エリアリンク <8914>
    日本初のストレージ(レンタル収納)リート組成に向けて準備室を設置。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    29(月)
    【国内】
    日印首脳会談
    9月商業動態統計(8:50)
    《決算発表》
    大和証G、JR東日本、マネックスG、インフォコム、大正薬HD、JPX、マクニカ富士、積水化、塩野義、三菱電、OBC、特殊陶、カルビー、野村不HD、JSR、オービック、小林製薬、日電硝、TOTO、コマツ、アマノ、日精工、スタンレ電、ファナック、JR西日本、JR東海、カプコン、SCSK、オークマ、日清粉G、レーザーテク、エクセディ、コクヨ、ゼンリン、ミスミG
     
    【海外】
    米9月個人所得(21:30)
    米9月個人支出(21:30)
    《米決算発表》
    アカマイ・テクノロジーズ
    休場:トルコ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■日工営<1954>
    バングラで初の地下鉄エンジ受注
     
    ■アズジェント<4288>
    車載向けECUの開発段階検査サービス開始へ
     
    ■ニチリン<5184>
    ベトナム工場を拡張し2輪車用ブレーキホース増産
     
    ■GSユアサ<6674>
    車載向け電池の生産能力引き上げ
     
    ■アシックス<7936>
    カスタムメード事業拡大へ
     

    [概況]
     
    先週末26日に発表された米経済指標は好悪マチマチで、取引開始前に発表されたアマゾンやアルファベットといったIT・ハイテク企業の決算が予想を下回った為にNY株式市場は3市場とも大きく値下がりした。そして株価の下落によるリスク回避の円買いにドルは112円を割れる下げ(-66銭)となり、他の主要通貨も値下がりしたが、トルコリラは20円台に乗せる上昇(+12銭)で引けた。
     
    NY株式市場は先週25日に反発したが、翌26日には再び下落するなど米国の好景気にも拘わらず、史上最高値を更新したあとの調整が続いており、どこでこの調整安が終わるのか未だ見極められない状況となっている。
     
    今週は週末に雇用統計を始め多くの米経済指標が発表される予定で、其の結果次第では株価が底を打つ可能性が出て来ると見ているが、29日(月)9月個人所得・支出、30日(火)8月S&Pケースシラー住宅価格指数、10月消費者信頼感指数、31日(水)MBA住宅ローン申請件数、10月ADP雇用統計、第3四半期雇用コスト指数、10月シカゴ購買部協会景気須数、1日(木)新規失業保険申請件数、第3四半期非農業部門労働生産性指数、10月ISM製造業景況指数、2日(金)9月貿易収支、9月製造業受注、そして10月雇用統計となっている。指標の結果次第でドルは再び上値を目指す可能性があると見る一方、ユーロやポンドはイタリア財政不安や英国のEU離脱問題が長引く事を考慮して上値の重い展開を予想している。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     



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