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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26



    10月初日の日経平均は上昇し、終値ベースで年初来高値を更新した。
    個別にはそれほど過熱感がないため、目先で調整が入ったとしても、売り崩すような動きにはならないだろう。
    買い遅れた投資家を多く残したまま、このまま2万5000円からその上に向けて上昇が加速するリスクを意識すべきだろう。
     
    明日(2日)の東京株式市場は、内閣改造やそれに関連して経済政策の輪郭が明確になることへの期待感から、買い優勢の展開となりそうだ。
    また、1日夕刻の東京外国為替市場で、1ドル=114円台と、17年11月以来、約11カ月ぶりの円安水準へと円安・ドル高が進行していることも買い支援材料となりそうだ.
     
    2018年のノーベル生理学・医学賞を、人の体を守る免疫の新しい仕組みを突き止めてがん免疫療法の発展に貢献した京都大学の本庶佑特別教授(76)に贈ると発表した。様々ながんで効果が出る新薬の実現につながった。
     
    小野薬はPD―1の特許を京大と共同で出願するなど、開発当初から共同研究を続けた。20年以上にわたる京大と小野薬の二人三脚といえる産学連携が新しいがん治療薬として実を結んだ。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    24937.06  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24915.09  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24457.68  ボリンジャー:+3σ(26週)
    24315.53  ボリンジャー:+2σ(25日)
    24271.01  ボリンジャー:+2σ(13週)
     
    24245.76  ★日経平均株価1日終値
     
    24001.09  6日移動平均線
    23940.26  新値三本足陰転値
    23863.51  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23715.98  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23672.90  均衡表転換線(日足)
    23604.97  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23269.34  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23239.72  均衡表基準線(日足)
    23116.43  25日移動平均線
    23078.93  均衡表転換線(週足)
    22938.92  13週移動平均線
     
     
    ローソク足は陽線を引き、先週末より上ひげは短く、強気相場が持続した。
    25日線や200日線など主な移動平均線は上昇を続けているが、25日線との上方乖離率は4.9%と高水準にあり、明日2日は高値警戒感が意識されよう。
     
    ボリンジャーバンドでは、日々線は3営業日連続で+1σから+2σのレンジのうち上方で推移し、過熱感が少しずつ解消されている。
    RSIは88.27%と高い水準にあり、レンジ上方拡張の流れが続いた
     
    【増資・売り出し】
    銘柄 (1日大引け後 発表分)
     
    ○ソフィア <6942>
    E-BONDホールディングスを引受先とする50万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は1000円で調達する約5億円は調剤薬局のM&A資金に充てる。
     
     

    [概況]

    1日、東京外国為替市場の米ドル円は一時114.065円まで上昇し堅調となった。堅調な日経平均株価などを背景に円売りが優勢となっている。
     
    現在、欧州時間に入り、米ドル円は113.980円付近で推移しており、この後は9月米ISM製造業景況指数(予想:60.3 前回:61.3)など米経済指標の発表が予定されている。米ドル円は再び114円台の推移となるか注目したい。
     
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(113.327円)などが控えており、下値サポートとなりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    1日の日経平均株価が続伸し、前週末比125円72銭高の2万4245円76銭で取引を終了した。
    本日のマーケット動画

    時間:00:00:56 容量:8.08M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    今年1月23日に付けた年初来高値(2万4124円15銭)を更新し、1991年11月13日以来26年11カ月ぶりの高値となる。
     
    前週末の流れを引き継ぎリスク選好ムード。前週末の欧州株市場がイタリアの財政赤字に対する不透明感を嫌気して売られたものの、米国株市場が底堅さをみせたことや、外国為替市場の円安・ドル高を受け、割安感を評価した海外投資家の買いが続いた。
     
    トランプ米政権は9月30日(日本時間10月1日)に北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しでカナダと合意したと発表した。好感した買いが米株価指数先物に入り、円相場も1ドル=113円台後半に下落したことから日本株にも買いが広がった。
     
    日銀が寄り付き前に発表した全国企業短期経済観測調査(短観、9月調査)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス19と市場予想を下回ったが、相場への悪影響は限られた。2日の内閣改造で経済政策に期待する声もあった。
    また、沖縄県知事選の結果についてもネガティブな反応は限られ、あすに予定される内閣改造や党役員人事に期待する形で買いが続いた
     
    JPX日経インデックス400は小幅続伸。終値は前週末比10.79ポイント高の1万6106.83だった。東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸し、0.71ポイント高の1817.96で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4411億円。売買高は12億1087万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は958、値下がりは1079、変わらずは68銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、卸売業、繊維製品の上昇が目立った。下落は陸運業、空運業、非鉄金属など。
     
    個別では、売買代金首位の任天堂が上昇したほかファーストリテイリングも買い優勢。2019年3月期の純利益予想を上方修正のほか、配当増額修正、自社株消却も発表した伊藤忠が買われた。東京エレクトロン、キーエンス、ファナックも堅調。安川電機が高く、太陽誘電も値を上げた。ランドビジネス、オプティムがストップ高に買われ、ネオスは活況高。GMOペイメントゲートウェイも上昇した。
     
    半面、ソニーが冴えず、武田薬品工業も軟調。台風24号の影響で公共交通が混乱し、JR東日本など電鉄株は軒並み安だった。トヨタ自動車、SUBARUもやや売りに押された。アジアパイルホールディングス、ハピネットが急落、ハニーズホールディングス、エムアップも大きく値を下げた。ライト工業、市光工業、アイシン精機なども下落した。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比34.04ポイント高の7392.38ポイントと続伸した。
    出来高7178万株。値上がり銘柄数は261、値下がり銘柄数は182となった。
     
    個別ではフュートレックがストップ高。日本リーテック、ベネフィット・ワン、マックスバリュ東北、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、川金ホールディングスなど14銘柄は年初来高値を更新。杉村倉庫、ピクセラ、フライトホールディングス、東亜石油、野崎印刷紙業が買われた。
     
    一方、エルナーがストップ安。森下仁丹、東邦金属、浜井産業、FDK、ヤギなど11銘柄は年初来安値を更新。パシフィックネット、ニチリン、萬世電機、金下建設、ICDAホールディングスが売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。
    終値は前日比19円54銭高い3851円03銭だった。外国為替市場での円安・ドル高傾向を受けて日経平均株価が年初来高値を上回る水準で推移し、投資家心理がやや強気に傾いた。日経平均と比べた新興株指数の出遅れ感を意識した買いも入った。
    市場では、個人投資家による売買は日経レバが突出しており「個別株を積極的に買っている印象はない」との声も聞かれる。この日も、値動きが軽い傾向がある直近の新規株式公開(IPO)銘柄などへの値幅取りの動きが目立った。
    9月26日上場のBBSecは、ストップ高水準で取引を終えた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で656億円、売買高は1億473万株だった。
    値上がり銘柄数は399、値下がり銘柄数は229となった。
     
    個別では、テラ、ソフトフロントホールディングス、ブロードバンドセキュリティ、極東産機がストップ高。大村紙業、オプトエレクトロニクスは一時ストップ高と値を飛ばした。クルーズ、エスプール、翻訳センター、夢の街創造委員会、ACKグループなど14銘柄は年初来高値を更新。ホロン、倉元製作所、ヴィスコ・テクノロジーズ、フューチャーベンチャーキャピタル、シンバイオ製薬が買われた。
     
    一方、岩塚製菓、極楽湯ホールディングス、ホットマン、イメージ情報開発、日本エス・エイチ・エルなど12銘柄が年初来安値を更新。ワイエスフード、エージーピー、ソフトウェア・サービス、五洋インテックス、ソーバルが売られた。


    東証マザーズ指数は小幅に反落した。終値は前週末比2.56ポイント安い1074.99だった。
    マザーズ指数は高安まちまち。為替の円安以外に目立った材料がなく、売り買いが交錯した
    マザーズ市場は上昇銘柄数が下落より多かったが、時価総額上位の銘柄が売られて指数を押し下げた。時価総額首位のメルカリをはじめ、そーせいやアンジェスといったバイオ株の一角など指数寄与度の高い銘柄の下落が重荷だった。
    特に材料はないが最近の価格変動が大きい銘柄が買いを集めており、「値動きありきという感じだった」との声が聞かれた。
    値上がり銘柄数は146、値下がり銘柄数は101となった。
     
    個別では、トライステージ、夢展望、WASHハウス、SBIインシュアランスグループが年初来安値を更新。日本リビング保証、アクセルマーク、イグニス、リンクバル、ロコンドが売られた。
     
    一方、アズーム、フロンティア・マネジメントがストップ高。チームスピリットは一時ストップ高と値を飛ばした。マーケットエンタープライズ、農業総合研究所、ビリングシステム、ラクス、ダブルスタンダードなど14銘柄は年初来高値を更新。ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、アクリート、エクスモーション、オークファン、みらいワークスが買われた。

     

    「短観通過」


    前引けの日経平均株価は前週末比143円03銭高の24263円07銭と続伸。
    円安・ドル高基調を受け買いが先行の展開。
    時間外取引での米株価指数先物の上昇も支えとなり、上昇幅を拡大。
    一時24306円54銭(前週末比186円50銭高)まで上昇した場面もあった。
    「名実ともに下半期相場入りしたことで資金配分への思惑もある。
    上昇ピッチが速く目先調整も想定されるが、一方で乗り遅れた投資家が出動してくるとの期待もある」という声も聞こえる。
    寄り前に発表された日銀短観。大企業・製造業の景況感はプラス19で着地し3四半期連続の悪化。
    大企業・製造業の業況判断DIが3四半期連続で悪化するのは、2007年12月調査から2009年3月調査にかけて5四半期連続で悪化して以来だ。
    しかし影響は薄かった印象。

    「買えば下がり、売れば上がる」というのも実は株式投資の法則。
    これには理由があります。
    フツーの場合買う時も売り時も成り行きではなく指値で投資をすることは多いのでしょう。
    売りの場合は現値よりも上、買いの場合は現値よりも下。
    ということは売りの場合は上昇トレンドでなければ売れず、買いの場合は下落トレンドでなければ買えません。
    つまりトレンドが逆を向いているのに売れたり買えたりしてしまうのですから「買えば下がる、売れば上がる」。
    運が悪い訳ではありません。
    逆説的な動きになっていますが当然の結果なのです。
    自分の相場観不足ではありません。
    だから、そんなことでめげていてはいけません。
    株は買えば下がるもの、売ればあがるもの。
    そう決めてしまえば何の心配もないでしょう。
    これを防ぐためには成り行きが良いというのは前の部分でも言いました。
    最高のベストショットなんてめったにありません。
    林に入ってもラフの阻まれても、それでも最善のプレーをするのは株も一緒。
    その先はどうすると常に考えましょう。
    「常に考えること。常に相場に関連付けて考え抜くこと。
    そうすることで、相場の本質に近づけるような気がしてくるものだ」。
    前向きな思考法で相場に対峙していればいつかはラッキーもやってきます。
    「株価を買わず株を買う、株価を売らず株を売る」。
    こんな思考法が求められているのです。

    ノーベル賞の日本人有力候補
     医学・生理学賞(10/1発表)
     森和俊京都大教授 細胞内のストレス管理
     本庶佑京都大特別教授 がん免疫治療
     坂口志文大阪大栄誉教授 免疫抑える細胞

     物理学賞(10/2発表)
     佐川真人大同特殊鋼顧問 ネオジム磁石
     十倉好紀東大教授 マルチフェロイック物質
     細野秀雄東工大教授 鉄系超電導物質
     古沢明東大教授 量子コンピューター

     化学賞(10/3発表)
     神谷信夫大阪市立大教授 光合成
     藤田誠東大教授 自己組織化
     北川進京都大特別教授 多孔性材料
     山本尚中部大教授 有機合成

     経済学賞(10/8発表)
     清滝信宏米プリンストン大教授 マクロ経済学


    (櫻井)

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比161円10銭高の2万4281円14銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.78ポイント高の1821.03で始まった。
     
    円安を好感して上伸した午前の地合いを引き継ぎ、日経平均株価は堅調を持続し、年初来高値圏で推移している。東証株価指数(TOPIX)もしっかり。
    外国為替市場では、1ドル=113円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
    114円台に迫っている円安基調も買い安心感につながっているとみられる。
    需給状況が大きく改善するなか、引き続きインデックス主導でのトレンド形成に向かいやすいだろう。一方で、個人主体による中小型株物色は広がり難い面はありそうだ。マザーズ指数がマイナス圏で推移していることも神経質にさせやすいところである。
     
    日経平均が高値圏での底堅さが示されるようだと、センチメント改善から次第に中小型株への資金シフトも意識されやすくなるだろう。
     
    個別では、任天堂が高く、東エレク、SUMCOは値を上げ、キーエンス、ファナックもしっかり。三菱UFJ、三井住友が締まり、ファーストリテは堅調。サイバエジェが強含みで、資生堂は小幅高。東海カ、昭和電工が買い優勢となっている。
    半面、ソフトバンクGが安く、ソニーは軟調。SUBARUは大幅安で、トヨタは弱含み。武田が下押している。みずほFGは小甘い。
     
    ランチバスケットは18件、108.15億円、差し引き10億円の売り越しとの観測。



     

    東証マザーズ指数は前週末比0.90ポイント安の1076.65ポイントと反落した。
    1ドル=113円台後半と為替の円安基調が続いていることなど良好な外部環境を背景、買いが先行も短期的な利益確定の流れから一服症状。
    マザーズ市場でも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回ったが、指数への寄与度が高い時価総額上位のメルカリやそーせい、ラクスルなどの下落が響いた。押し目拾いのスタンスで臨みたいところであろう。
    値上がり銘柄数は152、値下がり銘柄数は95となった。 
     
    個別では、トライステージ、夢展望、WASHハウス、SBIインシュアランスグループが年初来安値を更新した。 
    日本リビング保証、アクセルマーク、イグニス、リンクバル、ラクスルが売られた。 
    一方、アズームがストップ高。マーケットエンタープライズ、農業総合研究所、ビリングシステム、ラクス、ダブルスタンダードなど12銘柄は年初来高値を更新した。 
    チームスピリット、バリューデザイン、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、フロンティア・マネジメント、みらいワークスが買われた。


     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。午前終値は前週末比19円21銭高い3850円70銭だった。
    外国為替市場での円安・ドル高傾向を受けて日経平均株価が堅調に推移し、投資家心理がやや強気に傾いた。

    売買代金は概算393億円、売買高が5988万株だった。
    値上がり銘柄数は388、値下がり銘柄数は214となった。
     
    個別では、キャシュレス決済を実現するQRコード関連の一角に買いが入り、オプトエレクトロニクスがストップ高、先月26日に上場したブロードバンドセキュリティもストップ高となった。
    テラ、大村紙業は一時ストップ高と値を飛ばした。 
    クルーズ、エスプール、翻訳センター、夢の街創造委員会、ACKグループなど13銘柄は年初来高値を更新した。 
    ホロン、倉元製作所、ヴィスコ・テクノロジーズ、ウルトラファブリックス・ホールディングス、エイジスが買われた。 

    一方、岩塚製菓、ホットマン、イメージ情報開発、日本エス・エイチ・エル、プラコーなど7銘柄が年初来安値を更新した。 
    ソーバル、ワイエスフード、テクノアルファ、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、五洋インテックスが売られた。 

    01日午前の日経平均株価は続伸し、前週末比143円03銭高の2万4263円07銭した。
    1月23日に付けた年初来高値(2万4124円15銭)を上回り、一時1991年11月以来ほぼ27年ぶりの高値圏を付けた。
    前週末の欧米株市場はイタリアの財政赤字への不透明感から欧州株が安かったが、米株市場が底堅く推移したこともあって不安心理は拡大しなかった。
     
    11時ごろに米ダウ・ジョーンズ通信などが「米国とカナダが北米自由貿易協定(NAFTA)を巡る再交渉で合意しそうだ」と伝えると、日経平均先物に商品投資顧問(CTA)など海外ヘッジファンドの買いが増えた。

    日銀が寄り付き前に発表した全国企業短期経済観測調査(短観、9月調査)は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス19と市場予想を下回り、3期連続で悪化した。ただ、市場では「国内の相次いだ自然災害の影響で一時的」と冷静に受け止める声が多く、相場への影響は限定的だった。

    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1487億円、売買高は5億9289万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1152、値下がりは862、変わらずは91だった。

    業種別株価指数は、22業種が上昇、鉱業、石油・石炭製品、繊維製品と続いた。変わらず、医薬品の1業種。10業種が下落し、陸運業、非鉄金属、空運業と続いた。

    個別では、売買代金トップの任天堂が堅調、SUMCOも買い優勢。東京エレクトロンも上昇した。ファナック、ファストリテーリング、安川電機、ネオスが買われ、オプティムがストップ高。ランドビジネスも一時ストップ高となった。

    半面、SUBARUが売りに押され、ソニーが冴えず、武田薬品工業も安い。ハピネット、エムアップ、ヤマハも大幅安となった。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比47.48ポイント高の7405.82ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は258、値下がり銘柄数は159となった。 出来高は4558万株。
     
    個別では、日本リーテック、ベネフィット・ワン、川金ホールディングス、NTTデータ・イントラマートなど11銘柄が年初来高値を更新した。 
    フライトホールディングス、ピクセラ、マルマエ、エリアクエスト、フマキラーが買われた。 
    一方、浜井産業、ヤギ、シャルレ、ラピーヌ、栗林商船が年初来安値を更新した。
    金下建設、萬世電機、ニチリン、平和紙業が売られた。


    【寄り付き概況】

    1日寄付きの日経平均株価は、前営業日比53円33銭高の2万4173円37銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、3.20ポイント安の1814.05で始まった。
     
    現地9月28日のNYダウ、ナスダック総合指数がともに続伸。米国株が堅調な動きだったことに加え、為替市場では対ドルがやや円安で推移していることもあり、買いが先行したようだ。
    外国為替市場では、1ドル=113円80銭近辺の推移とドル高・円安が進行、これが主力株中心に追い風となっている。
    一方、イタリアの財政赤字を巡る不透明感から前週末の欧州株は総じて軟調だったことから、目先利益確定売りを誘発しやすい環境にある。中国国家統計局が30日発表した9月のPMIが春節に伴う特殊要因を除くと2年ぶりの低水準であったことも、中国関連株中心にマイナス材料として意識される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位にその他製品、医薬品、証券など。一方、値下がりで目立つのは陸運、輸送用機器、倉庫、小売など。
     
    個別では、東エレクが値を上げている。任天堂は強含み。東海カ、昭和電工が堅調。SUMCO、ソースネクストが上伸。ファーストリテも買われている。
    半面、トヨタ、SUBARU、ホンダが軟調。ソニーもさえない。武田は安い。ソフトバンクG、サイバエジェが売られている。
     
     
    225先物は、野村・JP・みずほ・UBS・クレディ・SBIが買い越し。
    バークレイズ・ソジェン・ドイツ・三菱・GS・アムロが買い越し。
    TOPIX先物は野村・モルスタ・シティ・アムロが買い越し。
    ドイツ・モルスタ・GS・パリバ・ソジェンが売り越し。
     
    テクニカル的には、ソフトバンクテク(4726)、電硝(5214)、アジアパイル(5288)、富士ダイス(6167)、リタリコ(6187)、ハピネット(7552)、ニプロ(8086)、空港施設(8864)、九電(9508)、ソフトバンク(9984)が動兆。
     

     

     
    「27年ぶり」
     
    週末のNY株式市場は小動き。
    NYダウとNASDAQは小幅高。
    S&Pはかすかに反落だった。
    週足ではS&P500が0.5%下落。
    通期売上高目標達成に楽観的な見方を示したインテルが3%上昇。
    フェイスブックはセキュリティー上の欠陥が見つかり最大5000万件のアカウントに影響が出たと公表。
    2%超下落した。
    イタリア政府が示した2019年予算で財政赤字が従来目標よりも大幅に拡大見通し。
    「これが欧州株の売りにつながり投資家が投資先として米国に目を向ける展開となった」という声も聞こえる。
    個人消費支出は前月比0.3%増、コア個人消費支出(PCE)価格指数が前年同月比2%上昇。
    ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は100.1と今年3月以来の高水準。
    10年国債利回りは3.05%台。
    9月の国債相場は0.95%近く下落。
    月間で1月以来の大幅安となった。
    背景は財政赤字に対応するための国債発行とに見方だ。
    「債券で心を躍らせる材料はない。
    良いニュースはNY株が非常に底堅く推移したこと」という声。
    債券市場と株式市場の違いが鮮明になってきた印象だ。
    FRBが2020年まで利上げを継続するとの見方からドルが上昇。
    イタリア予算案を巡る懸念がユーロの重しとなったことも影響した格好。
    ドル円は113円台後半での推移。
    米歳出法案はトランプ大統領の署名を経て成立。
    今年度予算の今月末に期限切れを控え政府機関の閉鎖はひとまず回避。
     
    大幅反発の週末・月末・中間期末。
    「お化粧とかドレッシング」という古色蒼然とした言葉も甦らないではない。
    日経平均は寄り付き283円高。
    終始買い先行で一時500円近く上昇し24286円まで上伸。
    1月23日のザラ場高値24129円を更新し27年ぶりの高水準となった。
    「1月23日終値24124円に終値バースであと4円足りないから警戒」。
    見えない影に怯えた負け惜しみのような声も聞こえる。
    枝葉末節に拘り大局観を失っているというところ。
    「23000円突破からはノンストップで24000円台に到達。
    同じタイミングでドル円も年初来高値を更新。
    この先も上昇トレンド継続」という見方がマトモだろう。
    ソフトバンクが株式分割を考慮した実質で2000年3月以来18年半ぶりの高値に戻ったことは象徴だ。
    週間では約250円上昇、週足では3週連続陽線。
    月足は2015年5月以来の4カ月連続陽線。
    3日新甫の9月は日経平均で1000円超の上昇と良い方に荒れた。
    東証1部の売買代金は3兆1929億円と拡大。
    値上がり1399銘柄、値下がり623銘柄。
    新高値118銘柄、新安値28銘柄。
    騰落レシオは131.65%。
    25日線(23043円)からは4.7%、200日線(22469円)からは7.3%のプラスかい離。
    5日線は23952円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.958%、買い方▲7.320%とその差は依然拡大。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.89%、買い方▲12.75%とようやく逆転。
    個人の逆襲の狼煙になるかも知れない。
    空売り比率は39.2%と40%割れ。
    日経平均のPERは13.88倍でEPSは1737円。
    9月第3週(18〜21日)の主体別売買動向で外国人投資家が先物を1兆円規模で買い越し。
    中間期末特有の動きとは言え悪くない。
    シカゴ225先物終値は大証日中比165円高の24180円。
    週末はボリンジャーのプラス2σの24179円で止まったがプラス3σは24747円だ。
    気学では「人気に逆行して動く波乱日」。
    火曜は「前日後場の相場に反して動くこと多し」。
    水曜が「戻り売りの日」だ。
     
     
     
    NYダウは18ドル高の26458ドルと続伸。
    NASDAQは4ポイント高の8046ポイントと続伸。
    S&P500は0.02ポイント安の2913ポイントと小幅に反落。
    ダウ輸送株指数は4ポイント安の11379ポイント。
    SOX指数は0.65%上昇。
    3市場の売買高は70億株。
    CME円建ては大証比20円高の24150円。
    高値は24285円まであった。
    ドル建ては大証比55ポイント高の24185ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比130円安の23870円。
    ドル円は113.68円。
    10年国債利回りは3.064%。
     
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    相模ゴム(5194)・・・動兆
     
    相模ゴムに注目する。
    同社はコンドーム大手。
    製品が需要に追い付かずマレーシア工場を拡張。
    新工場の生産拡大し在庫確保でき次第、販促強化検討。
    隠れたインバウンド関連。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     


    日銀は1日、9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業・製造業がプラス19と、前回6月調査のプラス21から悪化した。悪化は3四半期連続。
     
    業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。9月の大企業・製造業DIは、QUICKがまとめた市場予想の中央値であるプラス21を下回った。
     
    3カ月後の先行きについては、大企業・製造業がプラス19と横ばいの見通し。市場予想の中央値はプラス20だった。


     

     
    10月1日の東京株式市場は、もみ合い展開となりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3900円−2万4200円。
    朝方は、良好な地合いは続くであろうし、押し目があれば買いが入ると考える。
    1月23日の年初来高値(2万4124円15銭)が意識され、利益確定売りに押される場面もありそうで、荒い値動きには注意したい。
    また、台風被害が続々と報じられる中、積極的な買いは手控えられると思う。寄り付いた後は一進一退が続くと考える。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(前週末9月28日終値113円43−44銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同131円79−83銭)と円安に振れている。対ドルでの円安傾向を支えに、輸出関連銘柄への物色が中心になりそう。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所終値比30円高の2万4150円だった。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)  24150 ( +20 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て) 24185 ( +55 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■フュートレック <2468>
    グローリー <6457> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、資本業務提携を締結。TOBは計2回実施する予定で、第1回の買い付け価格は1株569円で筆頭株主の藤木英幸氏から取得する。
    第2回は一般株主から1株当たり770円で取得する。今期経常を一転赤字に下方修正。
     
    ■岡山製紙 <3892>
    上期経常を40%上方修正。
     
    ■ウィザス <9696>
    学研ホールディングス <9470> と資本業務提携。教室・学習塾事業を中心に連携するほか、資本面では相互に株式を持ち合う。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    1(月)
    9月日銀短観(8:50)
    9月新車販売台数(14:00)
    9月軽自動車新車販売台数(14:00)
    日経平均株価の定期銘柄入れ替え実施・新構成銘柄で算出開始
    上場企業の株式の売買単位が100株に統一
    《決算発表》
    しまむら、象印、クリエイトSDH、ダイセキソリュ、ダイセキ、メディカネット、日フイルコン、オークワ、キユソー流通
     
    【海外】
    米8月建設支出(23:00)
    米9月ISM製造業景況指数(23:00)
    ノーベル医学生理学賞発表
    休場:中国(〜10/5)、香港
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [株価材料]
     
    ■ゼオン<4205>
    タイで車部品向けアクリルゴム工場新設
     
    ■パイオラックス<5988>
    本社機能の一部を研究拠点に集約
     
    ■住友重<6302>
    系列が海外事業テコ入れ
     
    ■富士電機<6504>
    船舶の排ガス装置を本格展開
     
    ■ローム<6963>
    1/18に小型化した車内装用LED開発


     

    [概況]

    先週末28日に発表された米経済指標は予想を下回るものが多かったが、NY株式市場はS&P500以外続伸し、ドルも株価の上昇や対ユーロで買われた事などに対円でも上昇して、昨年12月12日以来の高値113.670円を付けた。
     
    また先週の米FOMCでは年内あと1回、来年は3回の利上げ予測が出され、声明でも米経済の力強さが確認されるなど、NY株式市場は堅調で日経平均も年初来高値を更新するなど、株価の上昇を受けたリスク選好の円売りが続いている。
     
    今週の米国は1日(月)8月建設支出、9月ISM製造業景況指数、2日(火)ナシ、3日(水)MBA住宅ローン申請件数、9月ADP雇用統計、9月ISM非製造業景況指数、4日(木)新規失業保険申請件数、8月製造業受注、5日(金)9月雇用統計、8月貿易収支、などが発表予定となっている。
    今週はドルがどこまで上値を伸ばす事が出来るか、トルコリラが戻り基調を維持出来るかどうかに注目している。



    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

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