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日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
38,225.66 +322.37 05/03
ナスダック総合
15,840.96 +235.48 05/03


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    27日の日経平均株価は4営業日続落し、3万2538円(前日比160円安)で引けた。26日の米国株安を受け、売りが先行した。需給悪化懸念もあって先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時400円近く下落した。一巡後は押し目買いに下げ渋ったが、戻りは限定された。
    安値は3万2306円までで、25日移動平均線(3万2273円、27日時点)を支えに下げ渋って終えた。
    マザーズ指数の方も25日線近辺で切り返している。先週後半に崩れた時点でテクニカル重視の投資家は、軽い押しでもこの25日線近辺までは調整することをイメージしていたと思われる。目先はこのラインを維持できるかどうかが注目される。
     
     
    あす28日の日経平均株価は調整含みの展開か。
    国内発の手掛かり材料に乏しく、引き続き月末の年金リバランス(資産の再配分)売りや、来月上旬のETF(上場投資信託)の分配金捻出に伴う売りが警戒され、需給悪化要因が重しとして意識される。ただ、それを見据えて売りが先行していた面もあり、27日の米国株次第では押し目買いを誘う可能性もあるだろう。
     
    あす、反発できるようなら押し目買い機運が盛り上がり、上に値幅が出やすくなるだろう。一方、反発できずに25日線を明確に割り込むようなら、下げはここでは止まらないとの見方が強まる。その場合には逆に仕掛け的な売りが出やすくなることから、下に値幅が出る可能性がある。日経平均は4月11日に25日線を上回って以降、約2カ月半、同水準を下回っていない。中期での上向き基調が継続するのか否かを占う意味で、要注目の1日となるだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
     
    36173.69  ボリンジャー:+3σ(13週)
    35306.21  ボリンジャー:+3σ(26週)
    35218.54  ボリンジャー:+3σ(25日)
    34282.94  ボリンジャー:+2σ(13週)
    34236.77  ボリンジャー:+2σ(25日)
    33255.01  ボリンジャー:+1σ(25日)
    33172.44  ボリンジャー:+2σ(26週)
    33041.27  6日移動平均線
    33039.94  均衡表転換線(日足)
     
    32538.33  ★日経平均株価27日終値
     
    32506.78   新値三本足陰転値
    32392.19  ボリンジャー:+1σ(13週)
    32273.24  25日移動平均線
    32165.52  均衡表基準線(日足)
    31352.35  均衡表転換線(週足)
    31291.47  ボリンジャー:-1σ(25日)
    31038.67  ボリンジャー:+1σ(26週)
    30501.45  13週移動平均線
    30309.71  ボリンジャー:-2σ(25日)
    29921.45  均衡表雲上限(日足)
    29743.53  75日移動平均線
    29717.39  均衡表基準線(週足)
    29327.94  ボリンジャー:-3σ(25日)
    28992.73  均衡表雲下限(日足)
    28904.90  26週移動平均線
    28610.70  ボリンジャー:-1σ(13週)
    28220.32  200日移動平均線
     
    ローソク足は小陰線で終了し、 終値は新値三本足の陰転値32506.78円に迫った。高値は下降中の5日移動平均線を2日連続で下回り、25日線とのプラス乖離幅を33.75円まで縮めた。一目均衡表では下降2日目の転換線の下方で推移し、短期的な地合い悪化を裏付ける格好となった。
     

    【大引け概況】


    27日の日経平均株価は4日続落し、前日比160円48銭(0.49%)安の3万2538円33銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:10 容量:15.85M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    日経平均が4日続けて下げたのは今年初めてで、2022年12月中旬に5日続落して以来の長さ。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化観測を背景に、値がさの成長(グロース)株の一角が売られた。日経平均の下げ幅は一時400円に迫った。一方、押し目買いも入って底堅い展開となった。
     
    前週後半からの利益確定の動きが継続し、日経平均は先物主導で一時400円近い下げをみせたが、売り一巡後は下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら6日続落となったほか、ナスダック総合株価指数の下げがきつかった。FRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感に加え、経済指標も景気減速を示唆するものが相次いだことから、投資家心理が冷やされている。東京市場でも、米株安を受けて相変わらず上値の重い展開に。ただ、売り一巡後は大きく値を下げた銘柄を中心に押し目買いが活発化し日経平均を下支えした。業種別では海運株の上昇が際立っている。個別株も後場に上昇に転じる銘柄も多くなり、値下がり銘柄数は全体の57%にとどまっている。
     
    生成AI(人工知能)関連の半導体大手エヌビディアが大幅安となったことを受け、東京市場はアドテストなど関連銘柄への売りが目立った。
     
    日経平均の上昇をけん引してきた海外投資家が前週、11週ぶりに現物と先物の合算で売り越したとあって、海外勢が売りに転じるのではないかとの懸念が強い。今週は月末で四半期末とあって、年金基金などからリバランス(資産の再配分)に伴う売りが出るとみられており、需給悪化を警戒して先物主導で下げる場面があった。
    半面、下値では押し目買いが入り、日経平均が下げ渋る場面も目立った。
     
    東証株価指数(TOPIX)は3日続落し、6.36ポイント(0.28%)安の2253.81で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆4387億円。売買高は12億2720万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1049。値上がりは701、横ばいは84銘柄だった。
     


     
    業種別株価指数(33業種)では医薬品、不動産業、精密機器の下落が目立った。上昇は海運業、石油・石炭製品、空運業など。
     

    個別では、ソシオネクストの下値模索が続き、アドバンテスト、ディスコなども軟調。ソフトバンクグループも冴えない。キーエンスも売りに押された。三菱商事、丸紅など総合商社も安い。リクルートホールディングス、サイバー、住友不が安かった。も下値を探った。そーせいグループがストップ安で売り物を残し、フェイスネットワーク、力の源ホールディングスが急落、ファーマフーズの下げも目立った。
     
    半面、川崎汽船が大商いで急騰したほか、日本郵船、商船三井など海運株の強さが目立った。前日ストップ高のJSRも上値追い継続。OLCが大幅高となり、終値で時価総額が10兆円台になった。任天堂がしっかり、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも堅調。NTTも頑強な値動きをみせた。フリュー、ミマキエンジニアリングが値を飛ばし、人・夢・技術グループも大幅高だった。
     


     
    東証スタンダード市場は米国株安や需給悪化への警戒感から買いは手控えられ、利益確定売りが優勢だった。
    スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億2826万株。
    値上がり銘柄数569、値下がり銘柄数675と、値下がりが優勢だった。
     
    きょう東証スタンダード市場に新規上場したエリッツHDは9時53分に公開価格(1580円)を420円(26.5%)上回る2000円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比500円(25%)高の2500円で配分された。
     
    個別では、エリッツホールディングスがストップ高。三東工業社、THEグローバル社、ショーケースは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、マサル、テノックス、中央ビルト工業、東洋精糖など61銘柄は年初来高値を更新。太洋基礎工業、インプレスホールディングス、ヤマト・インダストリー、サンオータス、マツモトが買われた。
     
     一方、ウエストホールディングス、クックパッド、クシム、ギグワークス、オールアバウトなど14銘柄が年初来安値を更新。オプトエレクトロニクス、ニチリョク、アイ・ピー・エス、フルヤ金属、東京自働機械製作所が売られた。
     
     


     
    東証スタンダード市場は米国株安や需給悪化への警戒感から買いは手控えられ、利益確定売りが優勢だった。
    スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億2826万株。
    値上がり銘柄数569、値下がり銘柄数675と、値下がりが優勢だった。
     
    きょう東証スタンダード市場に新規上場したエリッツHDは9時53分に公開価格(1580円)を420円(26.5%)上回る2000円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比500円(25%)高の2500円で配分された。
     
    個別では、エリッツホールディングスがストップ高。三東工業社、THEグローバル社、ショーケースは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、マサル、テノックス、中央ビルト工業、東洋精糖など61銘柄は年初来高値を更新。太洋基礎工業、インプレスホールディングス、ヤマト・インダストリー、サンオータス、マツモトが買われた。
     
     一方、ウエストホールディングス、クックパッド、クシム、ギグワークス、オールアバウトなど14銘柄が年初来安値を更新。オプトエレクトロニクス、ニチリョク、アイ・ピー・エス、フルヤ金属、東京自働機械製作所が売られた。
     


     
    東証グロース市場は買いの勢いが鈍る中で利益確定の売りに押される展開が続いた。グロースCoreは急落。東証マザーズ指数は4営業日続落し、800を割った。終値は前日比12.64ポイント(1.56%)安い798.66だった。前日の米株式市場でハイテク株などが軟調だった流れを受け、国内の新興株市場でもPER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄に売りが出た。
    四半期末を控え、年金基金などの機関投資家がリバランス(資産の再配分)による売りを出すことへの警戒が強い。市場では「新興株市場の主な取引主体である個人投資家も当面の相場下落を見込み、現金比率を高めるために新興主力株の一角に換金売りを出していた」との声があった。
    引き続き新規株式公開(IPO)銘柄は売買代金上位に並ぶなどにぎわったが、「新規公開が続いているため、個々の銘柄の人気は長続きしない」といい、売りに押される銘柄も見られた。
     
    東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研が売られた。一方、マイクロ波やグロービーが買われた。
    値上がり銘柄数137、値下がり銘柄数365と、値下がりが優勢だった。
     

    26日に東証グロース市場に新規上場したブリッジGは上場2日目となる27日10時13分に公開価格(1300円)の3.2倍にあたる4110円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)である初値比700円(17.0%)高の4810円で配分された。
     
    きょう東証グロース市場に新規上場したクオリプスは9時10分に公開価格(1560円)を120円(7.6%)上回る1680円で初値を付けた。終値は初値比368円(21.9%)安の1312円だった。
     
    きょう札証本則市場に新規上場したGSIは9時20分に公開価格(1350円)を108円(8.0%)下回る1242円で初値を付けた。終値は初値比25円(2.0%)安の1217円だった。
     
    個別では、オンコリスバイオファーマ、ARアドバンストテクノロジ、ブリッジコンサルティンググループがストップ高。ソフトフロントホールディングス、オークファン、ネクストジェン、トライアイズ、Waqooなど6銘柄は年初来高値を更新。シーユーシー、Globee、マイクロ波化学、スマートドライブ、レナサイエンスが買われた。
     
    一方、クラウドワークス、サインド、ライトワークス、ZUU、カオナビなど14銘柄が年初来安値を更新。プログリット、シェアリングテクノロジー、フーディソン、アンジェス、リプロセルが売られた。
     


     
    東証グロース市場は買いの勢いが鈍る中で利益確定の売りに押される展開が続いた。グロースCoreは急落。東証マザーズ指数は4営業日続落し、800を割った。終値は前日比12.64ポイント(1.56%)安い798.66だった。前日の米株式市場でハイテク株などが軟調だった流れを受け、国内の新興株市場でもPER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄に売りが出た。
    四半期末を控え、年金基金などの機関投資家がリバランス(資産の再配分)による売りを出すことへの警戒が強い。市場では「新興株市場の主な取引主体である個人投資家も当面の相場下落を見込み、現金比率を高めるために新興主力株の一角に換金売りを出していた」との声があった。
    引き続き新規株式公開(IPO)銘柄は売買代金上位に並ぶなどにぎわったが、「新規公開が続いているため、個々の銘柄の人気は長続きしない」といい、売りに押される銘柄も見られた。
     
    東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研が売られた。一方、マイクロ波やグロービーが買われた。
    値上がり銘柄数137、値下がり銘柄数365と、値下がりが優勢だった。
     
     
    26日に東証グロース市場に新規上場したブリッジGは上場2日目となる27日10時13分に公開価格(1300円)の3.2倍にあたる4110円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)である初値比700円(17.0%)高の4810円で配分された。
     
    きょう東証グロース市場に新規上場したクオリプスは9時10分に公開価格(1560円)を120円(7.6%)上回る1680円で初値を付けた。終値は初値比368円(21.9%)安の1312円だった。
     
    きょう札証本則市場に新規上場したGSIは9時20分に公開価格(1350円)を108円(8.0%)下回る1242円で初値を付けた。終値は初値比25円(2.0%)安の1217円だった。
     
    個別では、オンコリスバイオファーマ、ARアドバンストテクノロジ、ブリッジコンサルティンググループがストップ高。ソフトフロントホールディングス、オークファン、ネクストジェン、トライアイズ、Waqooなど6銘柄は年初来高値を更新。シーユーシー、Globee、マイクロ波化学、スマートドライブ、レナサイエンスが買われた。
     
    一方、クラウドワークス、サインド、ライトワークス、ZUU、カオナビなど14銘柄が年初来安値を更新。プログリット、シェアリングテクノロジー、フーディソン、アンジェス、リプロセルが売られた。
     


    27日午前の日経平均株価は続落し、前日比252円11銭(0.77%)安の3万2446円70銭で前場を終えた。下げ幅が400円に迫る場面もあった。
     
    きょうはリスク回避の売りが続いた。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったが、米国株市場ではハイテク株中心に売り優勢に傾き、NYダウが小幅ながら6日続落、ナスダック総合株価指数も続落で下落基調を強めている。これを受け東京株式市場でも投資家のセンチメントが冷やされ、利益確定を急ぐ動きが全体株価に反映された。値下がり銘柄数はプライム市場全体の7割を占めている。日経平均は25日移動平均線とのプラスカイ離をほぼ解消する場面があった。
     
    前日に米株式市場でハイテク株の一角が売られた流れが東京市場に波及し、成長(グロース)株の一角が売られた。
    生成AI(人工知能)開発に利用される画像処理半導体(GPU)を手掛ける米エヌビディア株が大幅安となり、東京株式市場でも生成AI関連とされるアドテストなどに売りが目立った。
     
    今週は月末で四半期末とあって、年金基金などがリバランス(資産の再配分)による売りを出し需給が悪化するとの警戒も広がった。
     
    半面、4月からの大幅な相場上昇を受け、押し目買いの機会を待つ投資家も少なくない。下落した場面では買いが入り、日経平均は下げ渋る場面もあった。
     
    先物・オプション取引の決済期日が重なるクアドラプル・ウィッチング通過後は、米株式市場でも記録的な上昇率を見せていたナスダック総合指数を中心に利益確定売りが続いている。
     ただ、どちらもこれまでの株価上昇率を考えれば、四半期末に伴う利益確定売りはあくまで想定内の範囲内であり、足元の株価下落を悲観的に捉えている向きは少ない。日経平均やナスダック指数など主要株価指数については、25日移動平均線が依然として下値支持線として機能していることもあり、まだトレンドは上向きのままだろう。本日の日経平均については、前場中ごろに安値を付けた後は引けにかけて回復し、3万2500円を回復しようとする動きも見られていて、むしろ前日に続き底堅さも確認されている。


     

    東証株価指数(TOPIX)は続落した。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8196億円、売買高は6億3781万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1267、値上がりは480、横ばいは84銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)では不動産業、医薬品、卸売業の下落が目立った。上昇は海運業、石油・石炭製品、銀行業など。
     
    個別ではソシオネクストの下値模索が続き、アドバンテストも軟調。三菱商事、丸紅など総合商社も安い。住友不、菱地所が売られている。ソフトバンクグループ、サイバーも売りに押された。力の源ホールディングスが急落、フェイスネットワークが大幅安、ファーマフーズも大きく値を下げた。
     
    半面、川崎汽船が大商いで急騰したのをはじめ海運株の強さが目立った。東証の業種別株価指数の海運業は4%超高で前場を終えた。トヨタ自動車がしっかり、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも堅調。JSRは上値追いが続いた。OLC、京成が高い。

     


     
    東証スタンダード市場は米国株安を受けて買いが手控えられた。月末を前にした投資家の持ち高調整売りへの懸念も重しとなった。
    スタンダードTOP20は小安い。出来高1億4888万株。
    値上がり銘柄数411、値下がり銘柄数768と、値下がりが優勢だった。
     
    きょう東証スタンダード市場に上場したエリッツHDは公開価格(1580円)を420円(26.5%)上回る2000円で初値を付けた。前引け時点は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比500円(25%)高の2500円だった。
     
    個別では三東工業社、エリッツホールディングスがストップ高。THEグローバル社、ショーケースは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、マサル、中央ビルト工業、東洋精糖、B−R サーティワンアイスクリームなど47銘柄は年初来高値を更新。クボテック、インプレスホールディングス、大谷工業、サンオータス、マツモトが買われた。
     
     一方、クックパッド、ギグワークス、ジェイホールディングス、片倉工業、サイバーステップなど9銘柄が年初来安値を更新。PKSHA Technology、フルヤ金属、アイ・ピー・エス、Speee、GMBが売られた。


     
    東証グロース市場は、グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅安。東証マザーズ指数の前引けは前日比19.60ポイント(2.42%)安い791.70だった。前日の米株式市場でハイテク株などが軟調だった流れを受け、国内の新興株市場でもPER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄に売りが出た。
    出遅れ解消の動き継続が期待されていた新興株については、新規株式公開(IPO)ラッシュに伴う需給の重荷もあるだろうが、マザーズ指数が足元で再び800ptを割り込むなど残念な動きになっている。ただ、今は地合いの悪化に連れられている要因も大きいと思われる。マザーズ指数は25日移動平均線水準までの調整が完了し、短期的な過熱感が解消されていることもあり、今後は再び物色が向かう展開に期待したい。
     
    東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研が売られた。一方、シーユーシーやマイクロ波が買われた。
    値上がり銘柄数84、値下がり銘柄数411と、値下がりが優勢だった。
     
    26日に東証グロース市場に上場したブリッジGは上場2日目となる27日午前、公開価格(1300円)の3.2倍にあたる4110円で初値を付けた。前引け時点では制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比700円(17.0%)高の4810円だった。
     
    きょう東証グロース市場に上場したクオリプスは公開価格(1560円)を120円(7.6%)上回る1680円で初値を付けた。前引けは初値比214円(12.7%)安の1466円だった。
     
    きょう札証本則市場に新規上場したGSIは公開価格(1350円)を108円(8%)下回る1242円で初値を付けた。前引けは初値比2円(0.1%)安の1240円だった。
     
     
    個別では、ブリッジコンサルティンググループがストップ高。ソフトフロントホールディングス、オークファン、ネクストジェン、トライアイズ、Waqooなど6銘柄は年初来高値を更新。エーアイ、シーユーシー、Globee、マイクロ波化学、Fusicが買われた。
     
     一方、クラウドワークス、ライトワークス、カオナビ、コマースOneホールディングス、ラクオリア創薬など12銘柄が年初来安値を更新。リアルゲイト、ティムス、セキュア、アイデミー、シェアリングテクノロジーが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    27日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比68円85銭(0.2%)安の3万2629円96銭。

    前日の米国株市場ではNYダウ小幅ながら6日続落となったほか、ナスダック総合株価指数も続落し下落率は相対的に大きくなった。景気敏感株の一角に押し目買いが入った一方、金融引き締め長期化懸念を背景にグロース株には向かい風の強い地合いとなっている。
    これを受けて東京株式市場でもハイテクセクター中心に上値の重い地合いを強いられている。
    あす28日にECB主催の金融シンポジウムで日米欧の中央銀行総裁がパネル討議に参加するが、この内容を確認したいとの思惑も買い手控え感を助長する要因となるだろう。

    今週は月末と四半期末とあって、年金基金のリバランス(資産の再配分)に伴う売りで需給が悪化するとの警戒も強い。

    もっとも、4月以降の相場上昇を背景に押し目買いの機会を待つ投資家も多い。下落した場面では買いが入り、底堅く推移している。

    東証株価指数(TOPIX)は朝安後に上昇に転じた。

    個別では、ソフトバンクグループやファストリが軟調。そーせいは売り気配で始まった。アドテストは一時3%安まで売られた。一方、東エレクが買われており、半導体関連の値動きはまちまち。トヨタが高い。


     


    [株価材料]
     
    ■JSR<4185>
    TOB価格35%上乗せ 1株4350円

    ■国税庁、マンション節税防止へ 相続税、高層階の負担増

    ■オリコ<8585>
    インドネシアでクレカ事業参入 年内にも

    ■FRONTEO<2158>
    裁判書類の機密性保護 文書解析、AI活用

    ■三菱自<7211>
    新卒賞与2倍に 夏季、能力開発を支援

    ■Jマテリアル<6055>
    半導体用ガス、三重〜岩手間鉄道輸送 JRと実験

    ■塩野義<4507>
    米製薬を買収 143億円、薬剤耐性の新薬開発へ

    ■伊藤園<2593>
    「お〜いお茶」など10月から値上げ

    ■しまむら<8227>
    純利益2%減 3〜5月、3年ぶり減益 コスト増重荷

    ■パナソニック<6752>
    社長「PBR2〜3倍めざす」

    ■あさひ<3333>
    税引き益8%増 3〜5月単独、ヘルメット需要拡大

    ■航空貨物輸出量、5月28%減 アジア向け低調

    ■KNTCT<9726>
    傘下の近ツー過大請求でコンプラ本部

    ■フォーラムE<7088>
    インドで就活マッチング サイトを開設

    ■クレディセゾン<8253>
    社長、次期中計で事業利益1000億円超めざす

    ■ソニーG<6758>
    半導体社長、TSMCと意思疎通「ゼロでない」
     


    27日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、3万2400円−3万2800円を想定、(26日終値3万2698円81銭)
    米国株は下落。ダウ平均は12ドル安の33714ドルで取引を終えた。プラス圏とマイナス圏を行き来する方向感に乏しい展開となったが、終盤に売られて下落で終えた。
    ダウ平均は横ばい程度であることから、日経平均はきのう同様に大きく下げる場面があれば押し目は拾われるとみる。節目の3万2500円はサポートとして機能する公算が大きい。
    日経平均株価はきのう26日、約3カ月ぶりに3日続落となったが、月末を控えて年金資金のリバランス(資産の再配分)売りも警戒され、上値は重そう。
    一方、下値では出遅れた投資家の買いや買い戻しの動きも見込まれることから、下げ渋る場面も想定される。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(26日は143円18−20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円10−14銭)と、やや円安方向にある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比75円安の3万2575円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■三東工業社 <1788> 
    今期配当を30円増額修正。

    ■ソフトフロントホールディングス <2321> 
    非開示だった今期経常は黒字浮上へ。

    ■THEグローバル社 <3271> 
    今期最終を75%上方修正。

    ■JSR <4185> 
    産業革新投資機構傘下のJICC-02がTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4350円で26日終値を10.6%上回る水準。買い付け開始時期は12月下旬をメドとした。

    ■メタリアル <6182> 
    子会社社ロゼッタが東洋経済新報社とChatGPTを活用した「四季報AI」の共同開発を開始。

    ■壱番屋 <7630> 
    3-5月期(1Q)経常は87%増益で着地。

    ■リズム <7769> 
    翔栄からタッチパネルやヘッドアップディスプレイなど車載関連製品事業を譲受。新会社を設立。

    ■人・夢・技術グループ <9248> 
    今期配当を20円増額修正。また、クラウドサービスを強みとするニックスの株式を追加取得し完全子会社化する。



    【主な経済指標・スケジュール】


    27(火)
    【国内】
    20年国債入札
    《決算発表》
    スギHD

    【海外】
    米5月耐久財受注(21:30)
    米4月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
    米6月消費者信頼感指数(23:00)
    米5月新築住宅販売(23:00)
    米5年国債入札
    夏季ダボス会議(中国・天津、〜6/29)

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     


    「歴史は韻を踏む」

    「NYダウは6日続落」

    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
    NYダウは6日続落。
    米国の利上げ継続観測などからハイテク株の一角に軟調。
    一方で、このところ下げが目立っていた景気敏感株や消費関連株には値ごろ感からの買いが入り下落幅は限定的だった。
    キャタピラーやナイキなどが買われ、相場を下支え。
    NYダウは一時100ドル近く上昇する場面があった。
    マイクロソフト、アップル、アムジェン、メルクが下落。
    テスラ、アルファベットが軟調。
    エヌビディアは4%安。
    FF金利先物市場で政策金利は1月まで5%以上の水準を維持するとの見方。
    7月FOMCで利上げに踏み切る確率は73.9%。
    2年国債と10年国債のイールドギャップは0.110%。
    10年国債利回りは3.723%。
    2年国債利回りは4.744%。
    ロシア通貨ルーブルは一時、対ドルで2022年3月以来の安値に下落。
    神田真人財務官は「経済のファンダメンタルズを反映しない過度な円安は急速で一方的。
    高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対しては適切に対応したい」コメント。
    日銀が直近に市場介入を行った際の相場は1ドル=145円前後。
    「相場が介入時の水準に再び戻ると、口先介入がまた始まる」との見方だ。
    ドル円は143円台半ば。
    WTI原油先物8月限は前日比0.21ドル高の1バレル=69.37ドル。
    SKEW指数は136.15→137.85→140.09。
    (5月31日が158.30)。
    恐怖と欲望指数は74→72(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    週明けのNYダウは12ドル(0.04%)安の33714ドルと6日続落。
    高値33819ドル、安値33610ドル。
    サイコロは5勝7敗。
    騰落レシオは101.07%(前日103.25%)。
    NASDAQは156ポイント(1.16%)安の13335ポイントと続落。
    高値13573ポイント、安値13334ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは96.46%(前日97.57%)。
    S&P500は19ポイント(0.45%)安の4328ポイントと続落。
    高値4362ポイント、安値4328ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは104.07%(前日104.10%)。
    ダウ輸送株指数は203ポイント(1.38%)高の14891ポイントと反発。
    SOX指数は9ポイント(0.25%)高の3515ポイントと続伸。
    VIX指数は14.25(前日13.44)。
    NYSE出来高は8.61億株(前日26.51億株)。
    3市場の合算売買高は92.8億株(前日は159.3億株。過去20日平均は116.2億株)。
    週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。
    ドル建ては大証日中比15円安の32635円。
    ドル円は143.50円。
    10年国債利回りは3.723%。
    2年国債利回りは4.744%。

    「日足は3日ぶりに陽線」

    週明けの日経平均は寄り付き134円安。
    前引けはプラスだったが終値は82円(▲0.25%)安の32698円と3日続落。
    日足は3日ぶりに陽線。
    TOPIXは4.56ポイント(▲0.20%)安の2260ポイントと続落。
    プライム市場指数は2.29ポイント(▲0.20%)安の1163.12と続落。
    東証スタンダード指数は3日続落。
    東証マザーズ指数は18.99ポイント(▲2.29%)安の811.30と3日続落。
    プライム市場の売買代金は3兆2604億円(前日は4兆4312億円)。
    32日連続で3兆円超。
    値上がり632銘柄(前日325銘柄)。
    値下がり1134銘柄(前日1456銘柄)。
    新高値60銘柄(前日189銘柄)。
    12日ぶりに2ケタ。
    新安値28銘柄(前日16銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは99.19(前日104.75)。
    NTレシオは14.47倍(前日14.47倍)。
    16日が14.65倍で21年7月12日以来の高水準だった。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    TOPIXは7勝5敗で58.33%。
    マザーズ指数は7勝5敗で58.33%。
    上向きの25日線(32210円)からは△1.52%(前日△1.98%)。
    52日連続で上回った。
    上向きの75日線は29688円。
    64日連続で上回った。
    上向きの200日線(28195円)からは△15.97%(前日△16.36%)。
    63日連続で上回った。
    下向きの5日線は33141円。
    3日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.708%(前日▲16.111%)
    買い方▲6.310%(前日▲5.548%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.890%(前日▲7.576%)。
    買い方▲16.820% (前日▲15.622%)。
    空売り比率は42.9%(前日44.5%、3日連続で40%超)。
    空売り規制なしの銘柄の比率9.2%(前日10.6%)。
    6月9日の16.1%以来の2ケタ。
    3月10日が18.4%だった。
    日経VIは20.98(前日21.11%)。
    2月16日の安値は14.63。
    日経平均採用銘柄のPERは15.03倍(前日15.05倍)。
    前期基準では15.39倍。
    EPSは2175円(前日2178円)。
    5月10日は2005円まで低下。
    11月15日の過去最高準は2238円。
    225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
    BPSは24221円(前日24282円)。
    10年国債利回りは0.350%(前日0.365%)。
    日経平均の予想益回りは6.65%。
    予想配当り利回りは1.97%。
    プライム市場の予想PERは15.39倍。
    前期基準では15.88倍。
    PBRは1.31倍。
    プライム市場の予想益回りは6.49%。
    配当利回り加重平均は2.28%。
    プライム市場の単純平均は8円安の2621円。
    プライム市場の売買単価は2786円(前日2789円)。
    プライム市場の時価総額は808兆円(前日809兆円)。
    ドル建て日経平均は228.06(前日228.73)と3日続落。
    週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。
    高値32865円、安値32325円。
    週明けの大証先物夜間取引終値は大証日中比120円安の32530円
    気学では「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引きせよ」。
    水曜は「上寄りすると押し込む日」。
    木曜は「前日より安きは極力変え」。
    金曜は「足取りについて駆け引きする日」。
    ボリンジャーのプラス1σが33223円。
    プラス2σが34236円。
    週足ボリンジャーのプラス1σが32418円。
    プラス2σが34322円。
    6月23日に始まった「八専」は7月4日に終わる。
    アノマリー的には明日は「大幅高の特異日」。

    《今日のポイント6月27日》

    (1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
       NYダウは6日続落。
       10年国債利回りは3.723%。
       2年国債利回りは4.744%。
       ドル円は143円台半ば。
       SKEW指数は136.15→137.85→140.09。
       (5月31日が158.30)。
       恐怖と欲望指数は74→72(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    (2)ダウ輸送株指数は203ポイント(1.38%)高の14891ポイントと反発。
       SOX指数は9ポイント(0.25%)高の3515ポイントと続伸。
       VIX指数は14.25(前日13.44)。
       NYSE出来高は8.61億株(前日26.51億株)。
       3市場の合算売買高は92.8億株(前日は159.3億株。過去20日平均は116.2億株)。
       週明けのシカゴ225先物円建ては大証日中比75円安の32575円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆2604億円(前日は4兆4312億円)。
       32日連続で3兆円超。
       値上がり632銘柄(前日325銘柄)。
       値下がり1134銘柄(前日1456銘柄)。
       新高値60銘柄(前日189銘柄)。
       12日ぶりに2ケタ。
       新安値28銘柄(前日16銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは99.19(前日104.75)。
       NTレシオは14.47倍(前日14.47倍)。
       16日が14.65倍で21年7月12日以来の高水準だった。
       サイコロは7勝5敗で58.33%。

    (4)上向きの25日線(32210円)からは△1.52%(前日△1.98%)。
       52日連続で上回った。
       上向きの75日線は29688円。
       64日連続で上回った。
       上向きの200日線(28195円)からは△15.97%(前日△16.36%)。
       63日連続で上回った。
       下向きの5日線は33141円。
       3日連続で下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.708%(前日▲16.111%)
       買い方▲6.310%(前日▲5.548%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.890%(前日▲7.576%)。
       買い方▲16.820% (前日▲15.622%)。

    (6)空売り比率は42.9%(前日44.5%、3日連続で40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率9.2%(前日10.6%)。
       6月9日の16.1%以来の2ケタ。
       3月10日が18.4%だった。
       日経VIは20.98(前日21.11%)。
       2月16日の安値は14.63。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.03倍(前日15.05倍)。
       EPSは2175円(前日2178円)。
       5月10日は2005円まで低下。
       11月15日の過去最高準は2238円。
       225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
       BPSは24221円(前日24282円)。
       10年国債利回りは0.350%(前日0.365%)。

    (8)プライム市場の単純平均は8円安の2621円。
       プライム市場の売買単価は2786円(前日2789円)。
       プライム市場の時価総額は808兆円(前日809兆円)。
       ドル建て日経平均は228.06(前日228.73)と3日続落。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが33223円。
       プラス2σが34236円。
       週足ボリンジャーのプラス1σが32418円。
       プラス2σが34322円。
       6月23日に始まった「八専」は7月4日に終わる。
       アノマリー的には明日は「大幅高の特異日」。

    今年の曜日別勝敗(6月26日まで)

    月曜16勝8敗
    火曜18勝5敗(火曜4連勝中)
    水曜13勝11敗(水曜2連勝中)
    木曜12勝11敗
    金曜18勝6敗

    米大統領選前年の6月のNASDAQ総合は強含む傾向があるという。
    ただ7月以降11月にかけては横ばいの傾向が高いとも。
    「6月は『ベストな8カ月間』の終わり。
    7月がアノマリー的にはピークとなりやすい。
    7月から10月は『最悪の4カ月間』と呼ばれている。
    アノマリーと見るか、「今回は違う」と見るかで相場観は全く異なる。
    大型株とグロース株が共存している東京市場というのはやや稀有な立場だが・・・。

    トレーダーズ・アルマナックの指摘。
    1950年以降のNYダウは7月に月間で平均上昇率が1.3%、
    「サマーラリーに対する期待を高めそうだ」との声。
    だだ実際はそれほど強くないため誇大広告には注意する必要があるとの言。
    大統領選挙前の1950年以降の7月相場。
    NYダウは上昇11回、下落が7回で勝率61.1%。
    平均上昇率は1.0%。
    NASDAQ総合指数は1971年以降で上昇7回、下落が6回で勝率53.8%。
    平均上昇率は1.0%。
    選挙前の7月相場はダウ、S&P500指数ともに7位、NASDAQとラッセル1000指数はともに9位。
    「比較的上昇は見込めるものの、大幅高にはなりづらい経験則があるようだ」とのコメント。

    「歴史は繰り返さない。
    でも歴史は韻を踏む」。
    マークトウェインの言葉。
    市場展開にも該当する気がするがただ巧妙に時間軸が変わることもまたあるような。

    SMBC日興証券のクオンツリポート。
    7月に予定されるETFの分配金支払いにより、計1.3兆円の売り需要が発生すると推計。
    7月7日と10日に多くのETFで分配金が支払われる。
    また、日銀のETF買い入れ額が昨年大きく減少。
    TOPIX連動型ETFの発行口数が増加傾向。
    小型株への影響が強まると指摘。
    指数構成ウエートと比較して売買代金が少ない銘柄でインパクトが大きくなるとの見方。
    足もとでは、売りインパクトが大きい銘柄群がTOPIXを大きくアンダーパフォーム。
    ただ分配金支払い後は反発する可能性を挙げている。

    大和証券の試算。
    現物株では7日にTOPIXが約700億円、日経平均が約800億円。
    10日にTOPIXが約2300億円、日経平均が約300億円のポジション解消売りを想定。
    先物は7日にTOPIXが約1350億円、日経平均が約1650億円。
    10日にTOPIXが約4000億円、日経平均が約500億円のポジション解消売りが発生すると推計。

    ところで・・・・。
    専門家というのは当てになるのだろうか。
    コロナの専門家は「第9波が来る」という。
    だから何をすればよいのか。
    それがこの3年もの間ほとんどわからない。
    「ワクチンの第6回目を打つべき」というのがその答えなのだろうか。
    どうも違うような気がする。
    「大変だ。大変だ」と騒ぐだけ。
    解決策はない。
    注意や警戒することは動物でもできる。
    こんな株式市場関係者にだけはなりたくない。

    (兜町カタリスト櫻井)

     


    26日のNYダウ工業株30種平均は6日続落し、前週末比12ドル72セント安の3万3714ドル71セントで終えた。
    米国の利上げ継続観測などからハイテク株の一角に売りが出た。一方で、このところ下げが目立っていた景気敏感株や消費関連株には値ごろ感からの買いが入り、ダウ平均の下げ幅は限られた。

    英国やスイスなど先進国で相次ぐ利上げに伴う景気後退懸念がくすぶる中、ダウ平均はもみ合いで始まった。その後は上昇基調を続けたものの、引けにかけて下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が来月下旬に開催する金融政策会合に先立って公表される雇用統計などの経済指標を見極めたいとの思惑が広がり、積極的な取引は行われなかった。

    米国の利上げ継続観測が強まっており、景気悪化懸念が広がっている。前週末までは景気敏感株や消費関連の持ち高を減らす動きが続いていたが、26日は最近までの相場上昇をけん引してきたハイテク株への売りが出た。一部の大型ハイテク株には買われ過ぎとの指摘も出ており、売りが目立った。

    一方、市場では「景気敏感株には出遅れ感があり、買い直す動きが出ている」との見方があった。ダウ平均の構成銘柄では、建機のキャタピラーやスポーツ用品のナイキなどが買われ、相場を下支えした。ダウ平均は100ドル近く上昇する場面があった。

    28日には欧州中央銀行(ECB)主催の金融シンポジウムでパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が日米欧の中銀トップとのパネル討議に参加する。発言内容を見極めたいとの雰囲気もあり、相場全体の動きは小さく、持ち高調整の動きが続いた。

    個別では、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップル、製薬のアムジェンとメルクが下げた。

    ナスダック総合株価指数は続落した。前週末比156.738ポイント(1.2%)安の1万3335.778で終えた。アナリストが投資判断を引き下げた電気自動車のテスラとネット検索のアルファベットが下げた。半導体のエヌビディアは4%安だった。

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    26日のシカゴ日経平均先物は下落した。9月物は前週末比60円安の3万2575円で終えた。
    NYダウは、世界的な金融引き締めへの警戒感が広がる中、6営業日続落した。
    同日の米株式市場で上昇基調にあったハイテク株が売られた。投資家心理が弱気に傾き、日経平均先物にも売りが優勢となった。


    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    32575 ( -75 )
     
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    32635 ( -15 )
    ( )は大阪取引所終値比
     




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7453.58(−8.29)

    26日のFTSE100種総合株価指数は6日続落した。前営業日に比べ8.29ポイント(0.11%)安の7453.58と約1カ月ぶりの安値で取引を終えた。高インフレへの懸念が続く中、イングランド銀行(英中央銀行)による金融引き締め継続が英経済を悪化させるとの観測が強い。医薬品や日用品、公益事業などディフェンシブ銘柄の下落が目立った。

    FTSE100の構成銘柄では、通信大手ボーダフォンが3.62%安と最も大きく売られた。航空・防衛大手BAEシステムズは2.07%安、大衆医薬品のヘイリオンは1.77%安、投資会社メルローズ・インダストリーズは1.34%安だった。
    一方、流通大手セインズベリーは2.60%高、住宅大手バークリー・グループは1.96%高、小売り大手JDスポーツファッションは1.95%高と買われた。




    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15813.06(−16.88)

    26日のドイツ株価指数(DAX)は6日続落した。前営業日に比べ16.88ポイント(0.11%)安の1万5813.06と、約1カ月ぶりの安値で取引を終えた。ドイツIfo経済研究所が26日発表した6月の企業景況感が市場予想を下回った。前週末には6月のドイツ購買担当者景気指数(PMI、速報値)も市場予想を下回るなど、低調な結果が続いた。ドイツ経済の減速懸念が投資家心理の重荷だった。
    ヘルスケアや消費財、テクノロジーの一角が売られた。半面、相場下落が続いているため、値ごろ感を意識した買いも入り、下値は堅かった。

    個別では、防衛大手ラインメタルが4.18%安、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.05%安、ヘルスケアのフレゼニウスが1.79%安となった。半面、通販大手ザランドは1.88%高、商用車大手ダイムラー・トラックは1.43%高、化学大手BASFは1.30%高で引けた。



    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7184.35(+20.93)

    フランスCAC40種指数は0.29%高だった。
    防衛関連株を中心に売りが膨らんだ。
     

     

06月27日 毎日コラム
櫻井英明の株式辞典【も行】
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