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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
38,225.66 +322.37 05/03
ナスダック総合
15,840.96 +235.48 05/03


06月01日 マーケットコメント

06月02日 マーケットコメント

06月03日 マーケットコメント

06月04日 マーケットコメント

06月05日 マーケットコメント

06月06日 マーケットコメント

06月07日 マーケットコメント

06月08日 マーケットコメント

06月09日 マーケットコメント

06月10日 マーケットコメント

06月11日 マーケットコメント

06月12日 マーケットコメント

06月13日 マーケットコメント


    14日の日経平均株価は大幅に4営業日続伸し、3万3502円(前日比483円銭高)引けとなり、連日でバブル経済崩壊後の最高値を更新した。13日の米国株高や、円安・ドル高を受け買い優勢で始まった。利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、海外投資家の継続買いが観測されるとともに、株価指数先物に断続的な買いが入り、上げ幅は一時600円を超えた。衆議院解散を巡る思惑が海外勢の買いを促したとの見方も出ていた。
    前場では3万3500円に届かず、早いうちに頭打ちとなっていたが、後場に入って節目を超えてきた。きのうも後場の動きが良かったが、後場が強いと海外投資家の買いが意識されることから、投資家のセンチメントが強気に傾きやすい。売買代金も高水準となっており、買いが買いを呼ぶ良い流れとなっている。
     
    あす15日の日経平均株価は堅調地合い継続か。
    現地14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)結果や、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見を受け、米国マーケットがどう反応するかが注目される。ただ、国内では衆議院の解散・総選挙が観測され、政策期待による株高思惑が引き続き意識されそうだ。内閣不信任決議案が16日に提出された場合に、岸田首相がその日のうちに解散を表明することを検討していると、一部メディアが報じている。
     
    16日は日銀金融政策決定会合の結果発表日でもあり、慌ただしい日になりそう。FOMCも非常に重要なイベントではあるが、あすは序盤で米国株の反応を消化した後、市場の注目は早々に16日に向かうことになると思われる。「選挙は株高」のイメージが強いことから、本日の米国株の反応がポジティブであれば素直に買いが入るだろう。ネガティブであっても、一定の耐性を示すと予想する。
     
    需給面では、海外投資家の継続買いは根強く、売り方は買い戻しを迫られており、踏み上げ効果も発揮されやすい。一部では、「権利行使価格3万4000円のコール(買う権利)オプションの建て玉が1万枚を超え、先行きコール売り手による225先物ヘッジ買いで上伸する場面も想定される」との声が聞かれた。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
     
    35230.32  ボリンジャー:+3σ(13週)
    34421.80  ボリンジャー:+3σ(25日)
    34178.94  ボリンジャー:+3σ(26週)
     
    33502.42  ★日経平均株価14日終値
     
    33395.14  ボリンジャー:+2σ(13週)
    33341.55  ボリンジャー:+2σ(25日)
    32462.54  6日移動平均線
    32461.27  均衡表転換線(日足)
    32261.30  ボリンジャー:+1σ(25日)
    32251.78  ボリンジャー:+2σ(26週)
    32217.43   新値三本足陰転値
    31559.95  ボリンジャー:+1σ(13週)
    31347.12  均衡表基準線(日足)
    31181.05  25日移動平均線
    30953.60  均衡表転換線(週足)
    30324.61  ボリンジャー:+1σ(26週)
    30100.80  ボリンジャー:-1σ(25日)
    29724.77  13週移動平均線
    29663.71  均衡表基準線(週足)
    29096.16  75日移動平均線
    29020.55  ボリンジャー:-2σ(25日)
    28556.73  均衡表雲上限(日足)
    28397.44  26週移動平均線
    27998.81  200日移動平均線
     
    ローソク足は高値と安値も連日切り上げて陽線を描き、2日連続の「赤三兵」を形成して上昇圧力の強さを窺わせた。一方、上向きの25日線との乖離率は7.44%に上昇した。直近では25日線乖離の7%超えの翌日となった6月7日に日経平均が593.04円安と急反落しており、過熱感の高まりに留意したい。
     

    【大引け概況】


    14日の日経平均株価は4日続伸し、前日比483円77銭(1.47%)高の3万3502円42銭で終えた。節目の3万3500円台を回復し、1990年3月以来およそ33年ぶりの高値を更新した。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:53 容量:12.09M

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    引き続き上値指向の強い地合いだった。前日の米国株市場では5月の米CPI発表を受けインフレへの警戒感が後退、米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りの可能性が高まったとの見方からハイテク株中心に買われた。これを受けて東京株式市場でも市場のセンチメントが強気に傾き、日経平均は上昇基調を強めた。海外投資家の買い攻勢が続くなか、解散・総選挙に対する思惑も物色人気を後押しした。半導体関連株の上昇が一服する一方で自動車や鉄鋼、非鉄などバリュー株への買いが目立ち、全体相場を押し上げている。日経平均はバブル崩壊後の高値更新が続いている。
     
    13日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、物価上昇圧力が和らいだとの見方から、FRBは今週のFOMCで政策金利を据え置くとの見方が改めて強まった。前日の米株式相場が上昇し、東京株式市場でも幅広い銘柄に買いが先行した。
     
    海外勢の買いは午後に入って加速した。FNNプライムオンラインが昼間に「岸田文雄首相は、内閣不信任決議案が16日に提出されれば、同日中に衆院解散を表明することを検討していることが分かった」と、複数の政府・与党関係者の話を基に報じた。21日の今国会の会期末を前に仮に衆院解散となれば、「選挙=株高」という過去の経験則(アノマリー)に乗って株高が一段と加速するとの思惑が買いを誘ったとの見方が出ていた。
     
    ファストリが約2年3カ月ぶりに株式分割考慮後の上場来高値を更新した。トヨタが6%高と、連日で年初来高値を更新した。14日に開いた株主総会で、会社側が提案した豊田章男会長の取締役再任を含む役員選任議案はすべて承認された。ホンダの上昇も目立った。半面、これまで買いを集めてきたアドテストなど一部半導体関連などには利益確定の売りが出た。
     
    東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、前日比29.74ポイント(1.31%)高の2294.53で終えた。1990年7月以来の高値を更新した。
     
    東証プライムの売買代金は概算で4兆7554億円。売買高は16億4811万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1195と、全体の約65%を占めた。値下がりは579、変わらずは60銘柄だった。
     

     
    業種別株価指数(33業種)では輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属の上昇が目立った。医薬品、電気・ガス業は下落した。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、ファナック、リクルートが上昇した。為替の円安を追い風にトヨタ自、ホンダ、日産自の輸送用機器が軒並み高。中国当局が景気刺激策を拡大させる方向に傾いているとの報道で日本製鉄、神戸製鋼所の鉄鋼、住友鉱山、三井金属の非鉄金属、コマツ、日立建機の建機、三井物産、三菱商事の商社、三菱UFJ、三井住友の銀行、三菱重工、川崎重工、IHIの重厚長大産業など景気敏感セクターが大きく上昇。業績予想を上方修正したトルク、自社株買いを発表したアイティフォー、目標株価が引き上げられたAppierなどは急伸した。
     
    一方、半導体株が利益確定売りに押され、ソシオネクスト、アドバンテスト、スクリンなどが軟調。任天堂、シャープが下落した。東エレクはレーティング格下げが重しになったが、下げ渋った。三井ハイテック、新光電工のハイテクの一角が下落。ほか、第一三共、エーザイなどの医薬品や、東京電力HD、中国電力、東北電力などの電力・ガスの下落が目立ち、NTT、KDDIの通信も冴えず、リスクオン相場のなかディフェンシブ銘柄が総じて軟調だった。

     


     
    東証スタンダード市場は米国株高や外国為替市場の円安進行が好感されたほか、中国の景気対策への期待もあり買いが入った。スタンダードTOP20は小幅高。出来高3億2172万株。
    値上がり銘柄数665、値下がり銘柄数607と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では、日本山村硝子、フレンドリーがストップ高。ファインシンター、東邦レマックは一時ストップ高と値を飛ばした。美樹工業、テクノ菱和、日東富士製粉、燦キャピタルマネージメント、カンロなど80銘柄は年初来高値を更新。ビジョナリーホールディングス、神島化学工業、丸千代山岡家、MICS化学、テイツーが買われた。
     
    一方、秋川牧園、システム・ロケーション、マーチャント・バンカーズ、エムケイシステム、GMOアドパートナーズなど14銘柄が年初来安値を更新。レカム、アピリッツ、マツモト、ネポン、フューチャーベンチャーキャピタルが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は、最近の株価上昇を受けた利益確定の動きが優勢となった。東証マザーズ指数は反落。グロースCoreは続伸。大型株に海外勢からとみられる買いが入る一方、小型株には個人投資家による利益確定売りが出て、グロース市場銘柄の7割弱が値下がりした。この日はトヨタが一時8%近く上昇した。「トヨタは大型株だが個人投資家にも好まれる。きょうは個人の資金がトヨタなどに流れ、小型株市場の弱さの一因になったかもしれない」(大手証券)という。株価指数に組み入れられていないIPO銘柄が買いを集めたことも、マザーズ指数にはマイナスに作用したとみられる。
    東証グロース市場ではカバーやリッジアイが下落した。一方、ビジョナルやNATTYは上昇した。
    値上がり銘柄数136、値下がり銘柄数364と、値下がりが優勢だった。
     
    14日に東証グロース市場に新規上場したグロービーは午後に公開価格(1150円)の2.3倍にあたる2666円で初値を付け、終値は初値比286円(10.7%)安の2380円だった。
     
    13日に東証グロース市場に上場したABEJAは上場2日目のきょう午前に公開価格(1550円)の3.2倍にあたる4980円で初値を付け、終値は初値比160円(3.2%)高の5140円だった。
     
    個別では、インフォネットがストップ高。レナサイエンス、BTM、ABEJA、NATTY SWANKYホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。イオレ、ジェイグループホールディングス、GA technologies、LeTech、オークファンなど26銘柄は年初来高値を更新。FFRIセキュリティ、ストリームメディアコーポレーション、モダリス、リックソフト、アドバンスト・メディアが買われた。
     
     一方、スマレジ、Ridge−iが一時ストップ安と急落した。アスカネット、coly、サインド、CINC、ステラファーマなど8銘柄は年初来安値を更新。ティムス、サーキュレーション、アクリート、SERIOホールディングス、INCLUSIVEが売られた。
     


     
    14日午前の日経平均株価は続伸し、前日比288円78銭(0.87%)高の3万3307円43銭で前場を終えた。東証株価指数(TOPIX)は19.70ポイント高の2284.49といずれも続伸で午前の取引を終えた。
     
    米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測から前日の米株式相場が上昇したのを追い風に買いが優勢だった。半面、直近までの上昇で高値警戒感が高まっており、上値では利益確定売りも出た。
     
    前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が上昇基調を続けたことから、リスク選好の地合いが続いた。発表された5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を指し示すものだったことで安心感が広がった。そのなか、きょうはこれまで相場をリードしてきた半導体関連株に利益確定の売りが出たが、一方で自動車株や鉄鋼株などが買われ全体指数を押し上げている。
     
    世界的な株高機運の高まりから、海外投資家が引き続き日本株に買いを入れ、日経平均は朝方には上げ幅を450円超まで広げた。ファストリが株式分割考慮後の上場来高値を更新したほか、トヨタも4%高となり、連日で年初来高値を更新した。
     
    一方、上昇相場をけん引してきた半導体関連株の一角には利益確定売りが出た。買い気配で始まり心理的節目の2万円に迫る場面があったアドテストには買い一巡後、売りが膨らみ下落して前場を終えた。東エレクとスクリンも下げた。
     
    市場では「FOMCを前にいったん持ち高整理の売りが出やすくなっている」との声があった。過熱感が出ていた半導体関連株の下落を受け、日経平均は上げ幅を縮小した。
     
    今後の株式市場の関心事項は期待通りに世界経済がソフトランディングを果たせるかどうかだろう。そうした意味では、明日に米国で発表される5月小売売上高や5月鉱工業生産、そして、6月ニューヨーク連銀製造業景気指数や6月フィラデルフィア連銀景況指数などの景気指標の方が注目度は高いだろう。
     

     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆3324億円、売買高は7億9413万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1121と、全体の6割を占めた。値下がりは633、変わらずは80銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属などが上昇。医薬品、電気・ガス業は下落した。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が商いを伴い続伸、トヨタ自動車、ホンダの上昇も目立つ。三菱商事、三井物産など総合商社株も大きく買われた。信越化、日本製鉄も値を上げた。アイティフォー、SREホールディングスなどが大幅高だった。
     
    半面、売買代金トップのレーザーテックが軟調、ソシオネクストも利食われた。第一三共やエーザイ、HOYA、SMCも安い。JPホールディングスが大幅安、ヤーマンの下げも目立つ。
     


    「卵は安い」

    チョコチョコ売買するのは下げ相場の先方。
    大きな下落が怖いから薄利多売の売買になる。
    どんと構えて株のことを忘れるのは上げ相場の先方。
    果報は寝て待て。
    回転売買の銭失いにならないためには持ち株を忘れることだ。

    BofAセキュリティーズの13日付の顧客フローリポート.
    同社の顧客は先週(6月5〜9日)の1週間に米株を4億7900万ドル買い越した。
    2週ぶりに買い越し。
    主体別動向でヘッジファンド(HF)は7億1800万ドル買い越し。
    4週連続で買い越し。
    機関投資家は6億1800万ドルを売り越し。
    4週ぶりに売り越し。
    個人投資家は5100万ドルを買い越し。
    企業の自社株買いは10億ドル。
    4月の決算シーズンでは例年よりも好調だったが、5月以降は例年の季節的傾向を下回っている。

    米国に上場する日本株の上場投資信託(ETF)で運用資産残高最大の「iシェアーズMSCIジャパン」。
    受益権口数が12日に2億口を突破した。
    2億口を上回るのは2021年1月27日以来。
    受益権口数は5月以降急速に増加。
    「海外投資家による日本株への関心の高さがうかがえる」との解釈。
    6日には3億9000万ドルと、19年1月7日(6億600万ドル)以来の大きさとなる資金流入を記録していた。

    米国で鶏卵の価格が急落している。
    米労働省が13日発表した5月の消費者物価指数(CPI)によると鶏卵価格は前月比で13.8%下落した。
    下落率は過去最大だった1951年1月以来、72年ぶりの大きさ。
    鳥インフルエンザの拡大に伴う供給不足で高騰が続いてきた鶏卵価格は、歴史的な高値からピークアウトしてきた。
    卵の価格は4カ月連続で前月から下落した。
    過去最高値となった1月時点と比べると29%安。
    前年同月比でみると0.4%の下落。
    2021年5月以来2年ぶりに下落に転じた。
    米国の都市部平均で鶏卵12個の価格をみると5月は2.66ドル(約370円)。
    1月(4.82ドル)と比べ大きく下落。


    (櫻井)。


     
    東証スタンダード市場は米国株高や外国為替市場の円安進行が良好な投資家心理を後押し買いが入ったが、次第に利益確定売りに押された。スタンダードTOP20は小幅安。出来高1億9319万株。
    値上がり銘柄数586、値下がり銘柄数618と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では日本山村硝子、フレンドリーがストップ高。ファインシンター、東邦レマックは一時ストップ高と値を飛ばした。美樹工業、テクノ菱和、日東富士製粉、カンロ、北海道コカ・コーラボトリングなど62銘柄は年初来高値を更新。ビジョナリーホールディングス、テイツー、神島化学工業、クラウディアホールディングス、パスコが買われた。
     
    一方、秋川牧園、マーチャント・バンカーズ、エムケイシステム、清和中央ホールディングス、ワークマンなど9銘柄が年初来安値を更新。アピリッツ、レカム、GMB、インタートレード、大日光・エンジニアリングが売られた。
     


     
    東証グロース市場は、東証マザーズ指数は反落。グロースCoreは堅調。東証マザーズ指数の前引けは前日比6.81ポイント(0.84%)安い799.41だった。朝方は高く推移する場面もあったが、次第に個人投資家の利益確定売りに押された。
    東証グロース市場では、AIinsやスマレジが下落した。一方、ビジョナルやインフォネは上昇した。値上がり銘柄数142、値下がり銘柄数352と、値下がりが優勢だった。
     
    市場では「新規株式公開(IPO)がこれから月後半にかけて相次ぐため、既存のグロース市場銘柄から資金が流出しやすくなる」との声も聞かれた。
     
    13日にグロース市場に上場したABEJAは上場2日目となる14日午前に公開価格(1550円)の3.2倍にあたる4980円で初値を付けた。前場終値は初値比150円(3.0%高)の5130円だった。
     
    14日に同市場に上場したグロービーは買い注文が膨らみ、午前は売買が成立しなかった。前引け時点の気配値は公開価格(1150円)を812円(70.6%)上回る1962円だった。
     
    個別では、インフォネットがストップ高。レナサイエンス、ABEJA、NATTY SWANKYホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。イオレ、ジェイグループホールディングス、GA technologies、オークファン、FFRIセキュリティなど24銘柄は年初来高値を更新。モダリス、BTM、ストリームメディアコーポレーション、ファンペップ、東京通信グループが買われた。
     
    一方、Ridge−iが一時ストップ安と急落した。アスカネット、coly、サインド、CINC、ステラファーマなど8銘柄は年初来安値を更新。スマレジ、サーキュレーション、ティムス、SERIOホールディングス、AI insideが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    14日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比312円82銭高の3万3331円47銭。

    前日の欧米株高を受け、日経平均は上値追いが続いている。前日の米国株市場では注目された5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示す内容だったことから、市場のセンチメントが強気に傾き、NYダウなど主要株価指数が揃って上昇した。ナスダック総合株価指数は連日で新高値をつけており、東京株式市場でもハイテクセクター中心に買い意欲が旺盛だ。

    外国為替市場で円安が進行していることも追い風材料となる。今週末に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、日銀による政策変更の可能性は低いとの見方が強く、投資家の強気心理を後押ししている。

    ただ、米株式相場が上昇した一方、インフレ圧力は根強いとの見方から米長期金利は上昇(債券価格は下落)。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いを促したことで、日本株にとっては米株高・円安の追い風が強まった。半面、節目の3万3500円に接近する場面では利益確定の売りも出ている。

    東証株価指数(TOPIX)は上昇している。

    個別では、ファストリが株式分割考慮後の上場来高値を更新した。ソフトバンクグループ(SBG)やファナック、トヨタが高い。
    一方、エーザイや第一三共、スクリンが安い。アドテストは朝高後、一時下落に転じた。

     


    「騒がない、慌てない。そして諦めない」

    「恐怖と欲望指数は78→80」

    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
    S&P500とNASDAQ総合は終値で1年2カ月ぶりの高値を更新した。
    「5月CPIの伸び鈍化を受けFOMCでの利上げ見送り」との見方。
    予定通りの進行という形。
    5月のCPIは前年比の伸び率が4.0%。
    4月の4.9%から大きく鈍化し2021年3月以来2年余りぶりの穏やかな伸びとなった。
    前月比では0.1%上昇。
    前月の0.4%から減速した。
    コア指数は0.4%上昇で前月と変わらず。
    「インフレ率がピークから50%余り低下したことを強気材料とするか。
    インフレ率がFRBの目標の2倍以上の水準になおあることを弱気材料にするか。
    どちらにも解釈可能だ」という声もある。
    FOMCでの金利据え置きの確率は79.1%→95.3%に上昇。
    7月FOMCでの0.25%利上げ確率は63.1%。
    エヌビディアが3.9%高。
    半導体メーカーとして初めて終値ベースの時価総額が1兆ドルの大台の乗った。
    AMDが発表したAIに関する戦略の最新情報が買い材料視されなかったことが背景。
    AMDは3.6%下落。
    インテルは2.5%上昇。
    英半導体設計会社アームのIPOでアンカー投資家となることで協議中との材料を好感。
    中国人民銀行(中央銀行)は短期資金貸し出し金利を10カ月ぶりに引き下げ。
    アリババ・グループは1.9%高。
    JDドットコム(京東商城)は3.5%高。
    10年国債利回りは3.826%。
    2年国債利回りは4.676%。
    ドル円は140円台前半。
    WTI原油先物7月限は前日比2.30ドル(3.4%)高の1バレル=69.42ドル
    SKEW指数は152.78→157.71→156.44。
    (5月31日が158.30)。
    恐怖と欲望指数は78→80(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    火曜のNYダウは145ドル(0.43%)高の34212ドルと6日続伸。
    高値34310ドル、安値334107ドル。
    サイコロは9勝3敗。
    騰落レシオは98.15%(前日93.78%)。
    NASDAQは111ポイント(0.853%)高の13573ポイントと4日続伸。
    高値13594ポイント、安値13473ポイント。
    サイコロは9勝3敗。
    騰落レシオは105.65%(前日102.74%)。
    S&P500は30ポイント(0.69%)高の4369ポイントと4日続伸。
    高値4375ポイント、安値4349ポイント。
    サイコロは9勝3敗。
    騰落レシオは108.32%(前日102.12%)。
    ダウ輸送株指数は143ポイント(1.00%)高の14448ポイントと続伸。
    SOX指数は42ポイント(1.15%)高の3683ポイントと4日続伸。
    VIX指数は14.61(前日15.01、前々日13.83)。
    NYSE出来高は9.71億株(前日9.12億株)。
    3市場の合算売買高は116億株(前日102億株、過去20日平均は106億株)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比385円高の33415円。
    ドル建ては大証日中比470円高の33500円。
    ドル円は140.21円。
    10年国債利回りは3.826%。
    2年国債利回りは4.676%。

    「225の予想PERは15倍台」

    火曜の日経平均は寄り付き234円高。
    終値は584円(△1.80%)高の33018円と3日続伸。
    日足は3日連続で陽線。
    32517円→32638円にマド。
    SQ値32018円38銭に対して3勝0敗。
    TOPIXは26.02ポイント(△1.16%)高の2264ポイントと3日続伸。
    プライム市場指数は13.39ポイント(△1.16%)高の1165.48と3日続伸。
    東証マザーズ指数は8.55ポイント(△1.07%)高の806.22と3日続伸。
    プライム市場の売買代金は4兆1489億円(前日は3兆422億円)。
    SQなどのイベントを除くと実質昨年4月のプライム発足以来最高水準。
    5日に32000円台に乗せて以来6日で33000円台。
    5月17に3万円台に乗せて以来20日も経たずに3000円幅の上昇。
    23日連続で3兆円超。
    値上がり1066銘柄(前日1440銘柄)。
    値下がり695銘柄(前日336銘柄)。
    新高値334銘柄(前日239銘柄)。
    3日連続で3ケタ。
    新安値5銘柄(前日9銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは102.37(前日106.32)。
    NTレシオは14.58倍(前日14.49倍)。
    23日連続で14倍台。
    サイコロは9勝3敗で75.00%。
    TOPIXは8勝4敗で58.33%。
    マザーズ指数は10勝2敗で83.33%。
    上向きの25日線(31005円)からは△6.49%(前日△5.12%)。
    43日連続で上回った。
    上向きの75日線は29010円。
    56日連続で上回った。
    上向きの200日線(27975円)からは△18.03%(前日△16.02%)。
    54日連続で上回った。
    上向きの5日線は32254円。
    3日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.921%(前日▲16.211%)
    買い方▲4.916%(前日▲6.396%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.209%(前日▲10.917%)。
    買い方▲16.060% (前日▲16.648%)。
    空売り比率は38.9%(前日39.6%、2日連続で40%割れ)。
    2日連続で40%割れ。
    空売り規制なしの銘柄の比率7.8%(前日7.5%)。
    3月10日が18.4%だった。
    6月9日時点の信用売り残は515億円増の9587億円。
    2週ぶりに増加。
    同信用買い残は56億円増の3兆2214億円。
    3週連続で増加。
    信用倍率は3.36倍(前週3.55倍)。
    5週連続で3倍台。
    日経VIは21.41(前日20.55)。
    2月16日の安値は14.63。
    日経平均採用銘柄のPERは15.05倍(前日14.85倍)。
    前期基準では15.40倍。
    EPSは2193円(前日2184円)。
    5月10日は2005円まで低下。
    11月15日の過去最高準は2238円。
    225のPBRは1.35倍(前日1.33倍)。
    BPSは24458円(前日2438円)。
    10年国債利回りは0.415%(前日0.425%)。
    日経平均の予想益回りは6.64%。
    予想配当り利回りは1.95%。
    プライム市場の予想PERは15.42倍。
    前期基準では15.90倍。
    PBRは1.32倍。
    プライム市場の予想益回りは6.48%。
    配当利回り加重平均は2.29%。
    プライム市場の単純平均は21円高の2631円。
    プライム初日の2497円を上抜けている。
    東証1部最終日は2266円だった。
    プライム市場の売買単価は2935円(前日2617円)。
    プライム市場の時価総額は810兆円(前日800兆円)。
    ドル建て日経平均は236.68(前日232.50)と3日続伸。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比385円高の33415円。
    高値33540円、安値32595円。
    大証先物夜間取引終値は大証日中比370円高の33400円
    気学では水曜は「朝高きは見送り。押し目買い」。
    木曜は「突っ込むと底入れ。押し目買いの時」。
    金曜は「下寄り買い。上寄り売りの日」。
    ボリンジャーのプラス1σが32049円。
    プラス2σが33094円。
    プラス3σが34138円。
    週足ボリンジャーのプラス1σが31449円。
    プラス2σが33210円。
    プラス3σが34972円。
    アノマリー的には「変化日」。
    今年の水曜は11勝11敗で3連敗中。

    《今日のポイント6月14日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
       10年国債利回りは3.826%。
       2年国債利回りは4.676%。
       ドル円は140円台前半。
       SKEW指数は152.78→157.71→156.44。
       (5月31日が158.30)。
       恐怖と欲望指数は78→80(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    (2)ダウ輸送株指数は143ポイント(1.00%)高の14448ポイントと続伸。
       SOX指数は42ポイント(1.15%)高の3683ポイントと4日続伸。
       VIX指数は14.61(前日15.01、前々日13.83)。
       NYSE出来高は9.71億株(前日9.12億株)。
       3市場の合算売買高は116億株(前日102億株、過去20日平均は106億株)。
       火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比385円高の33415円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆1489億円(前日は3兆422億円)。
       SQなどのイベントを除くと実質昨年4月のプライム発足以来最高水準。
       5日に32000円台に乗せて以来6日で33000円台。
       5月17に3万円台に乗せて以来20日も経たずに3000円幅の上昇。
       23日連続で3兆円超。
       値上がり1066銘柄(前日1440銘柄)。
       値下がり695銘柄(前日336銘柄)。
       新高値334銘柄(前日239銘柄)。
       3日連続で3ケタ。
       新安値5銘柄(前日9銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは102.37(前日106.32)。
       NTレシオは14.58倍(前日14.49倍)。
       23日連続で14倍台。
       サイコロは9勝3敗で75.00%。

    (4)上向きの25日線(31005円)からは△6.49%(前日△5.12%)。
       43日連続で上回った。
       上向きの75日線は29010円。
       56日連続で上回った。
       上向きの200日線(27975円)からは△18.03%(前日△16.02%)。
       54日連続で上回った。
       上向きの5日線は32254円。
       3日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.921%(前日▲16.211%)
       買い方▲4.916%(前日▲6.396%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.209%(前日▲10.917%)。
       買い方▲16.060% (前日▲16.648%)。

    (6)空売り比率は38.9%(前日39.6%、2日連続で40%割れ)。
       2日連続で40%割れ。
       空売り規制なしの銘柄の比率7.8%(前日7.5%)。
       3月10日が18.4%だった。
       6月9日時点の信用売り残は515億円増の9587億円。
       2週ぶりに増加。
       同信用買い残は56億円増の3兆2214億円。
       3週連続で増加。
       信用倍率は3.36倍(前週3.55倍)。
       5週連続で3倍台。
       日経VIは21.41(前日20.55)。
       2月16日の安値は14.63。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.05倍(前日14.85倍)。
       EPSは2193円(前日2184円)。
       5月10日は2005円まで低下。
       11月15日の過去最高準は2238円。
       225のPBRは1.35倍(前日1.33倍)。
       BPSは24458円(前日2438円)。
       10年国債利回りは0.415%(前日0.425%)。

    (8)プライム市場の単純平均は21円高の2631円。
       プライム市場の時価総額は810兆円(前日800兆円)。
       ドル建て日経平均は236.68(前日232.50)と3日続伸。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが32049円。
       プラス2σが33094円。
       プラス3σが34138円。
       週足ボリンジャーのプラス1σが31449円。
       プラス2σが33210円。
       プラス3σが34972円。
       アノマリー的には「変化日」。
       今年の水曜は11勝11敗で3連敗中。

    今年の曜日別勝敗(6月13日まで)

    月曜16勝6敗(月曜4連勝中)
    火曜17勝5敗(火曜3連勝中)
    水曜11勝11敗(水曜3連敗中)
    木曜12勝9敗
    金曜17勝5敗(金曜6連勝中)

    「相場は相場に聞け」と言われる。
    市場関係者の取ってつけたような意味不明の解釈よりもよほど役に立つ。
    昨日の相場でのポイントはいくつかある。
    一つはプライム市場の時価総額800兆円台乗せ。
    プライム市場では過去最高だが旧東証1部時代から見ても過去最高だ。
    日経平均は昨年末から6924億円上昇(△26.55)。
    東証プライムの時価総額は126兆円(18.7%)増加した。
    因みにバブルピーク(日経平均38915円)の時の東証時価総額は606兆円。
    その後2000年3月の226兆円と2009年3月の232兆円がボトム。
    800兆円と言う数字は名目GDPの1.4倍。
    因みにバブル時の名目GDPは430兆円。
    直近は572兆円。
    バフェット指標でいうと1.4倍の限界値水準。
    ここから上は未体験ゾーンでもある。
    二つ目はトヨタのPBR1倍割れ解消。
    「全固体電池」という材料があったとはいえ昨日1日で株価は5%超上昇。
    時価総額は1日で1.7兆円増加した。
    日経の指摘は「日本株のPBR1倍割れと言う割安さの修正期待→本業の成長への注目」。
    年初から多くの企業担当者さんに訴えてきたことだが小手先の自社株買いなどでない本質が問われる時期がきた。
    加えれば注目点は「割安→ピカピカ」への脱皮の時期。
    だからこそJPXプライム150が意味を持ってくることになる。
    いつまでも小手先でいるとおいておかれそうなスピードでもある。
    さらに、昨日の東証プライム市場の売買代金は4兆1489億円(前日は3兆422億円)。
    5月31日に6兆9000億円が過去の最高記録だがあれが月末と銘柄入れ替えが重なった数字。
    SQなどのイベントを除くと実質昨年4月のプライム発足以来最高水準。
    ここ数年は「株安→売買増加」だったが「株高→売買増加」に転じてきた。
    変化している兆しは散見される。
    リーマンショックなどの株安局面でよく言っていた言葉がある。
    「騒がない、慌てない。そして諦めない」。
    安値圏で自分を奮い立たせる意味で使っていたが、どうも高値圏でも通用する気がする。

    「米シタデル、日本再進出」の見出し。
    運用成績で世界首位に立ったヘッジファンド、米シタデルが年内にも東京拠点を再開するという。
    シタデルが東京にオフィスを構えるのは08年以来、約15年ぶりとなる。
    創業者のケン・グリフィン氏への日経新聞の取材。
    「日本企業が株主の利益や海外での利益成長をより重視するようになった。
    日本での投資機会が拡大している」との見方。
    「海外の有力投資家による日本株の再評価が続けば、株価上昇の持続力が高まる」という解釈だ。
    これは間違っていない。
    たしかにかつてのSAMAなどは格好の海外投資家とみなされてきた。
    期待感はある。
    ただ、バブル崩壊以降の過程で海外投資家が日本市場に求めた一番大きなものは「持ち合いの解消」だった。
    世界でも稀有な株式持ち合い制度に守られて時価総額を増やし世界に君臨した日本株。
    特に銀行株がターゲットにされ、集約も進んだ。
    この30年で起こったことの象徴はココだろう。
    しかし、今、彼らが求めているのは日本企業の持つキャッシュ。
    「自社株を買え、配当を増やせ」の大合唱だ。
    多くの危機を経てキャッシュイズベストがしみ込んだ日本企業はようやく腰を上げ始めた。
    学者連中を巻き込んでのROE論争も勉強好きな実務担当者に受けた。
    腰を上げた日本企業がまた丸腰にされないように守ることも重要だろうか。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    キーエンス(6861)・・・動兆

    FAセンサーなど検出・計測制御機器大手。
    生産は国内工場軸に外注でファブレス。
    FAセンサーなど主要製品成長。
    好業績。



    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
    ■首相「若者の所得伸ばす」 児童手当、来年10月拡充 少子化対策決定

    ■NATO、日韓豪NZと新協力計画 サイバー・宇宙で

    ■三井住友<8316>
    CCC 来春Vポイントに統一 ポイント経済圏金融に軸

    ■大江戸温泉R<3472>
    大江戸温泉と湯快リゾート、来春にも経営統合

    ■米消費者物価、5月4.0%上昇 2年2カ月ぶり低い伸び

    ■東京海上<8766>
    無人バス運行支援参入 遠隔監視や事故対応

    ■JR東日本<9020>
    ホームの診療所拡大へ 無人駅ではオンライン駆使

    ■パンパシHD<7532>
    「ドンキ」初の複合ビル 渋谷に8月、PB専門店など

    ■エーザイ<4523>
    連携先の米バイオ企業とアルツハイマー血液診断技術開発

    ■ゼンショーHD<7550> 
    米英すしチェーン買収 M&A最高額874億円

    ■マークラインズ<3901>
    EV分析の専用施設 来年、厚木に

    ■ツルハHD<3391>
    香港オアシスが株主提案 社外取選任を要求

    ■神戸物産<3038>
    11-4月最終益17%減 為替予約で評価損

    ■ビジョナリー<9263>
    四半期報告書、監査人が結論不表明 5-1月期

    ■日立製作所<6501>
    中計目標を引き上げ 来期、EBITA1兆円に

    ■ビジョナル<4194>
    8-4月最終益70億円 ビズリーチ」伸び最高益

    ■卵高騰、緩和の兆し 西日本で一部下落 加工用の輸入増で

    ■ソフトバンクG<9984>
    後藤芳光CFOが自社株を大量売却

    ■リンガーハット<8200>
    7月からちゃんぽん値上げ

    ■トヨタ<7203>
    きょう株主総会、豊田会長の取締役選任など議案判断へ
     


    14日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、3万3100円−3万3600円を想定。(13日終値3万3018円65銭)

    米国株は上昇。ダウ平均は145ドル高の34212ドルで取引を終えた。注目の米CPIが米国株の買い材料となったことで、日本株もこれを好感する動きになると予想する。
    海外投資家とみられる買いを支えに、欧米株高などもあり、買い先行となろう。
    6月FOMCも波乱なく通過できるとの期待が高まる中、リスク選好ムードの強い地合いが続くだろう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(13日は139円48−50銭)、ユーロ・円が1ユーロ=151円台の前半(同150円63−67銭)と円安に振れ、輸出関連銘柄を中心に堅調な値動きとなりそう。
    ただ、日経平均株価は、きのう13日までの直近3日間で終値ベースでは1300円強(約4.4%)の値上がりとなっているだけに、買い一巡後は、短期的な過熱感が警戒される場面も想定される。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比385円高の3万3415円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■太洋基礎工業 <1758> 
    7月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。2-4月期(1Q)経常は14%減益で着地、今期配当を実質増額修正。

    ■アイティフォー <4743> 
    発行済み株式数(自社株を除く)の3.18%にあたる88万2000株(金額で9億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月14日から24年3月29日まで。

    ■ファンペップ <4881> 
    花粉症に対する抗体誘導ペプチドの新規開発化合物「FPP004X」を決定し、前臨床試験を開始。

    ■NATTY SWANKYホールディングス <7674> 
    今期経常を2.5倍上方修正・5期ぶり最高益更新へ。

    ■トルク <8077> 
    今期経常を一転24%増益に上方修正。



    【主な経済指標・スケジュール】

    14(水)
    【国内】
    《決算発表》
    三井ハイテ、パーク24、ANYCOLOR、エイチ・アイエス、ステムリム、ギフトHD、セルソース、MSOL、サンバイオ、丸善CHI、INTLOOP、柿安本店、トウキョベース、pluszero、エニグモ、ダブルエー、Hamee

    【海外】
    米5月生産者物価指数(21:30)
    パウエルFRB議長会見
    《米決算発表》
    レナー

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    13日のNYダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比145ドル79セント(0.4%)高の3万4212ドル12セントで終えた。2月13日以来4カ月ぶりの高値。

    米労働省がこの日発表した5月のCPIは前年同月比4.0%上昇。伸びは11カ月連続で鈍化し、2021年3月以来約2年ぶりの低水準となった。13、14両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で11会合ぶりに金利が据え置かれるとの見方が強まり、市場に安心感が広がった。
    食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想並みの5.3%上昇となり、前月の5.5%から伸びが鈍った。「FRBは6月の会合で利上げを見送る。株式市場に優しい内容だった」と受け止められた。ダウ平均の上げ幅は一時200ドルを超えた。

    米国の利上げ停止は近いとの見方が広がり、米景気の先行きに対する懸念が後退した。中国の景気刺激策への期待もあって、景気敏感株に買いが入りやすかった。建機のキャタピラーが3%高となり、化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)も高い。米原油先物相場が上昇し、石油のシェブロンも上昇した。

    ダウ平均は買い一巡後は伸び悩んだ。前日までの5営業日で500ドルあまり上昇しており、主力株の一部には利益確定売りも出やすかった。14日のFOMC後に公表される参加者らの政策金利見通し(ドットチャート)やパウエルFRB議長の会見で、今後の金融政策を探りたい投資家も多く、積極的な買いが見送られた面もあった。個別銘柄では顧客情報管理のセールスフォースやクレジットカードのビザが安い。

    ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比111.400ポイント(0.8%)高の1万3573.321で終えた。連日で昨年4月以来の高値を更新。電気自動車のテスラは13日続伸した。画像処理半導体のエヌビディアや動画配信のネットフリックスの上昇が目立った。

    S&P500種株価指数は4日続伸し、前日比30.08ポイント(0.7%)高の4369.01で終えた。連日で昨年4月以来の高値となった。

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    13日のシカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前日比740円高の3万3415円で終えた。5月の米消費者物価指数(CPI)の伸び悩みを受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げ見送り観測が強まり、13日のNYダウは上昇した。東京株式市場では日経平均株価が33年ぶり高値を更新したのもあり、日経平均先物に買いが入った。






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7594.78(+24.09)

    13日のFTSE100種総合株価指数は続伸した。前日に比べ24.09ポイント(0.32%)高の7594.78で取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)が13日、短期金融市場への資金供給の金利を引き下げた。中国による景気刺激策への期待が強まるなか、中国需要の回復観測を支えに原油や非鉄金属など商品相場が上昇しており、エネルギーや資源に買いが入った。銀行セクターも上昇した。

    個別では、資源大手グレンコアが5.28%高で上昇率トップ。このほか、アントファガスタが3.54%高、アングロ・アメリカンが2.75%高、リオ・ティントが2.66%高と資源株が上位を占めた。一方、ディフェンシブ銘柄は売られ、自動車保険のアドミラル・グループは5.11%安、住宅大手パーシモンは4.38%安、物流施設大手セグロは3.70%安だった。




    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 16230.68(+132.81)

    13日のドイツ株価指数(DAX)は続伸した。前日に比べ132.81ポイント(0.83%)高の1万6230.68と、5月19日以来約3週間ぶり高値で終えた。5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を受け、米連邦準備理事会(FRB)が13〜14日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見方が強まった。13日の米株式相場が上昇しており、運用リスクを取りやすい雰囲気が広がった。自動車や小売りなどの消費財のほか、資本財やテクノロジーなど幅広いセクターが上昇した。

    個別では、素材化学大手コベストロが2.83%高、通販大手ザランドが2.59%高、スポーツ用品大手アディダスが2.35%高。半面、不動産大手ボノビアは1.70%安、エネルギー大手シーメンス・エナジーは0.80%安、香料大手シムライズは0.61%安と下げた。



    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7290.80(+40.45)

    フランスCAC40種指数は0.57%高だった。
    14日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りがほぼ確実になったと受け止められ、景気敏感株を中心に買いが膨らんだ。



     

06月14日 毎日コラム
櫻井英明の株式辞典【ち行】
・・・続き



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