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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
38,225.66 +322.37 05/03
ナスダック総合
15,840.96 +235.48 05/03


06月01日 マーケットコメント

06月02日 マーケットコメント

06月03日 マーケットコメント

06月04日 マーケットコメント

06月05日 マーケットコメント

06月06日 マーケットコメント


     7日の日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落し、3万1913円(前日比593円安)と安値で引けた。朝高後は、先物主導で下げ幅を拡大した。市場では、日銀保有のETF(上場投資信託)を巡る植田総裁の発言にアルゴリズム取引が反応したとの見方や、「ロールオーバー(期近から期先への乗り換え)による影響が出たのではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。特殊要因による下げとも言えるが、今回の大幅下落が一過性のものかを見極める必要がありそうだ。
     
    あす8日の日経平均株価は、強弱感が対立する可能性があるだろう。
    海外投資家の継続買いが期待される一方、利益確定売りへの懸念が残る。
    海外投資家の買いが継続し、早期の相場修復となれば、改めて基調の強さを確認することになろう。反面、6日までほぼ一本調子で上げてきただけに高値警戒感から利益確定売りが広がるようだと調整色を一段と強めかねない。一部では、「海外投資家の根強い買いをバックにそう簡単に調整入りするとも思えない。ここからは上下に振りつつ、落ち着き所を探るのではないか」との指摘もあった。
     
    きょうは593円安(3万1913円)となったが、5日と6日に大きく上昇しており、先週末(3万1524円)との比較ではまだ400円近いプラス。終値では5日線(3万1862円、7日時点)を上回っており、日足でもチャートが大きく崩れたわけではない。あすの値動きが9日金曜にも影響を及ぼしそうであるだけに、あす5日線を支えに踏みとどまることができるかが注目される。
     
    なお、日経平均が派手に下げた一方で、マザーズ指数は小幅ながらプラスで終えており、年初来高値の794.36p(終値、2/9)を上回る場面もあった。もし、日経平均が持ちこたえられず調整色を強めるようなら、大型株から新興銘柄へのシフトが一気に進む可能性があるだろう。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
     
    33803.03  ボリンジャー:+3σ(13週)
    33598.21  ボリンジャー:+3σ(25日)
    32974.45  ボリンジャー:+3σ(26週)
    32562.28  ボリンジャー:+2σ(25日)
    32276.43  ボリンジャー:+2σ(13週)
     
    31913.74  ★日経平均株価7日終値
     
    31747.26  均衡表転換線(日足)
    31699.68  6日移動平均線
    31526.36  ボリンジャー:+1σ(25日)
    31367.67  ボリンジャー:+2σ(26週)
    31328.16   新値三本足陰転値
    30749.83  ボリンジャー:+1σ(13週)
    30604.02  均衡表基準線(日足)
    30490.43  25日移動平均線
    30152.86  均衡表転換線(週足)
    29760.89  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29454.50  ボリンジャー:-1σ(25日)
    29223.23  13週移動平均線
    29185.21  均衡表基準線(週足)
    28755.59  75日移動平均線
    28418.57  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    バブル後最高値からの高寄りから値を消して安値引け。ローソク足は昨日陽線の値幅が本日大陰線の胴体部分に収まる「包み足」を示現し、下落基調への転換を示唆した。25日線との乖離率は4.67%(昨日7.04%)と過熱ラインの5%を下回ったが、直近の上昇ペースが急だったため、明日以降も強い売り圧力が続くリスクに留意したい。
     

    【大引け概況】


    7日の日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落し、前日比593円04銭(1.82%)安の3万1913円74銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:14 容量:16.51M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    安値引けとなり、今年に入って2番目の下げ幅を記録した。朝方は買いが先行して200円超上げる場面があったが、その後は高値警戒感から利益確定目的の売りが優勢だった。日中を通して株価指数先物が主導した不安定な相場展開が続き、日中値幅(高値と安値の差)は今年最大の794円となった。
     
    朝方は買いが先行した。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったことや、米国株市場でもNYダウやナスダック総合株価指数が小幅ながらプラス圏を維持したことを受けて、強気優勢の地合いだった。
    しかし、買い一巡後に日経平均は先物主導で値を崩した。これまで上昇相場を主導した半導体関連株に利食われる銘柄が目立っている。日経平均は後場に入ると押し目買いでいったん戻り足をみせたが、今週末にメジャーSQ算出を控えていることもあり、先物を絡めたインデックス売りに抗えず、後場後半になると売り直された。結局3万2000円台を下回り、この日の安値で引けた。
     
    日銀の植田和男総裁が7日の衆院財務金融委員会で、日銀が保有するETF(上場投資信託)の処分について「物価安定の目標の実現が近づいたら具体論について金融政策決定会合で議論し、適切に情報発信していきたい」と述べた。発言を受け、日経平均は急速に下げ幅を広げる場面があった。市場では、総裁発言にアルゴリズム取引が反応して先物売りが膨らんだとの観測が出ていた。
     
    日経平均はその後、いったん値を戻したが、大引けにかけてじり安となる展開だった。今週末に控える株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ思惑的な売買も活発になりやすかった。
     
    日経平均は下落したが、当然の一服で、値幅調整の一環との見方が大半である。足元の市場は板が薄く真空地帯のため、仕掛け的な売買に値動きの荒い展開となってしまうのは仕方の無いことのようだ。また、海外投資家の買いについても、これまではマクロ系ファンドが中心で、ロングターム専門の投資家は、久しぶりの日本株投資となるだけに、足元で調査中のところが多く、今後も海外投資家の買いは継続する可能性は高いとの指摘も聞かれる。目先は値幅・日柄調整を入れながらの展開となりそうで、押し目買いのタイミングを見極める場面と言えそうだ。
     
    東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反落し、前日比29.98ポイント(1.34%)安の2206.30で終えた。
     
     

    東証プライムの売買代金は概算で4兆6521億円。売買高は16億8794万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1268と、全体の約7割を占めた。値上がりは504、変わらずは62銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では、機械、電気機器、医薬品の下落が目立った。上昇はゴム製品のみ。
     
    個別では、売買代金トップのレーザーテックが大幅安となったほか、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソシオネクストといった半導体主力株が大きく売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクや、三菱商事、三井物産といった大手商社株、SMCなど機械株も大幅に値を下げた。日本ゼオンが値下がり率トップに売られ、ワイエイシイホールディングスも急落。カチタスも大幅安となった。ダイキン、第一三共、ソニーGが下落した。
     
    半面、川崎重工業、住友重、IHIなどが逆行高、スズキ、シャープも高い。岩谷産業は大幅高に買われた。JNSホールディングス、CIJはストップ高、ユーザーローカル、RPAホールディングスが値を飛ばしたほか、円谷フィールズホールディングスなどの上げも目立った。



     


     
    東証スタンダード市場は米国株高を好感し買いが先行した。しかし、買い一巡後は利益確定売りが膨らみ荒い値動きとなった。スタンダードTOP20は軟調。出来高2億8790万株。
    値上がり銘柄数534、値下がり銘柄数693と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では,インタートレード、ショーケース、加地テックが一時ストップ高と値を飛ばした。日本電技、オーテック、大本組、三晃金属工業、サイネックスなど65銘柄は年初来高値を更新。ぷらっとホーム、山王、パシフィックネット、新日本理化、GMBが買われた。
     
     一方、秋川牧園、ユタカフーズ、メディカル一光グループ、歯愛メディカル、オーベクスなど8銘柄が年初来安値を更新。ワットマン、シダー、ゼネテック、東洋合成工業、クラウディアホールディングスが売られた。
     


     
    東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCoreいずれも4営業日続伸した。
    東証マザーズ指数の終値は前日比2.24ポイント(0.29%)高い786.29だった。2月9日に付けた年初来高値(794.36)以来、およそ4カ月ぶりの高値となる。
    東証プライム市場で株価上昇をけん引していた大型株で利益確定売りが出た一方、新興株には資金が入った。
    市場関係者は、強かった銘柄が売られ、弱かったものが買われる「循環物色の一環」と指摘。「市場全体が売られているわけではなく、主力株から周辺の小型株に投資家が移った」とみていた。
    「チャート上では、2021年11月を起点に形成した『三角もちあい』から5日に上放れたことで、上昇に弾みが付きやすかった」と指摘。米連邦準備理事会(FRB)が13〜14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まり、マザーズ指数を構成する高PER(株価収益率)のグロース(成長)株の投資環境が改善するとの見方も追い風となったようだ。
     
    マザーズ指数は下げる場面もあった。日経平均株価が下げに転じたのを受け、新興市場にも売りが波及したが、その後に持ち直した。
     
    東証グロース市場では、アイスペースやCANBAS、フロンテオが上昇した。一方、ビジョナルやエクサWiz、チャットWは下落した。
    値上がり銘柄数260、値下がり銘柄数238と、売り買いが拮抗した。
     
    個別では、コラボス、フィーチャ、マーキュリーリアルテックイノベーター、キューブ、フューチャーリンクネットワークがストップ高。サークレイス、Recovery Internationalは一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、クリアル、BRUNO、バルニバービ、アルファクス・フード・システムなど35銘柄は年初来高値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、カラダノート、AIAIグループ、イード、Waqooが買われた。
     
     一方、デコルテ・ホールディングスが年初来安値を更新。レントラックス、セキュア、トリドリ、海帆、Chatworkが売られた。
     

     

     
    7日午前の日経平均株価は反落し、前日比467円44銭(1.44%)安の3万2039円34銭で前場を終えた。東証株価指数(TOPIX)が21.27ポイント安の2215.01と、いずれも反落した。
     
    朝方は高く始まったものの、買い一巡後は先物主導で値を崩し、日経平均は一時500円を超える下げで3万2000円台を割り込む場面もあった。その後はいったん下げ渋ったものの、前引けにかけて売り直され460円あまりの大幅な下げとなっている。日経平均は前日まで4連騰で、この間に1600円以上も水準を切り上げていたことで目先高値警戒感からの売りが表面化した。また、今週末のメジャーSQ算出を控え、売り仕掛け的な動きも観測された。
     
    日経平均は朝方に200円超上昇した後、9時半頃に下落に転じると急速に売りが膨らんだ。前場の値幅(高値と安値の差)は715円に達し、日中値幅としてもすでに今年最大となった。
    今週末に控える株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いなどが先物に先行したが、一転して利益確定の売りが優勢となった。ファストリが下げたほか、東エレクやアドテストといった半導体関連の下落も目立った。
     
    日経平均は5月以降に3000円超から4000円近くも上昇してきただけに、急ピッチでの上昇の反動も出やすいだろう。
    日経平均が後場に力強い回復を見せれば、日本株の強気モードはメジャーSQ後も続きそうだが、ここからは楽観の揺り戻しなど総じて慎重な姿勢で臨みたい。
     

     

    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆3061億円、売買高は8億2413万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は984と、全体の5割強に達した。値上がりは758、変わらずは92銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では機械、電気機器、精密機器の下落が目立った。上昇はゴム製品、石油・石炭製品、空運業など。
     
     
    個別ではレーザーテック、アドバンテスト、東京エレクトロンといった半導体製造装置関連が値を下げたほか、ソシオネクスト、ルネサスエレクトロニクスなども大きく売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも安い。ダイキン、HOYA、第一三共、ソフトバンクグループが下落した。
    三菱商事など総合商社株や、SMCなど機械株の下げも目立つ。日本ゼオンは急落した。
     
     
    半面、スズキ、シャープ、ネクソンが上昇した。川崎重工業、IHIなどが堅調、岩谷産業は大幅高。JNSホールディングス、CIJはストップ高、ユーザーローカル、RPAホールディングスも値を飛ばした。

     

    「予想PER20倍なら4万円台」

    計算だけは誰でもできる。
    しかしNY市場並みにPER20倍前後まで買われてもおかしくないだろう。
    因みに、S&P500の最低PERは1917年12月の5.31倍。
    過去最高は2009年5月の123.73倍だったのが歴史。
    直近は実績PERで20倍台前半。

    日経平均採用銘柄のEPS2189円×PER15倍=32835円
         ×PER16倍=35024円
         ×PER17倍=37213円
         ×PER18倍=39402円
         ×PER19倍=41591円
         ×PER20倍=43780円

    電子端末で見た声。
    ?
    「一世代に一度の株高局面」
    「日本株をトップピックとする一方、中国株の買い持ち高を減らす」は米モルガン・スタンレーの投資戦略。
    企業の自己資本利益率(ROE)やガバナンス(企業統治)の改善などを評価し、日本株をアジアで最も有望と説いている。
    ゴールドマン・サックス証券は「日本株は新たな強気サイクルの入り口にいる可能性がある」と強調。
    今回の株高は日本株が一世代に一度あるかないかという再評価の局面にあるという。

    「日本株、オーバーウエイトに自信あり」

    クレディ・スイスのグローバル・エクイティ・ストラテジストのアンドリュー・ガースウェイト氏。
    6月に入り、日本株の投資判断を「アンダーウエイト」から「スモール・オーバーウエイト」に一気に引き上げた。
    背景には「ゴルディロックス(過熱も冷え込みもない適温状態)」を演出する日銀の金融政策。
    日本のインフレ率は今後1年以内に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を終わらせるほど高くはない。
    しかし「個人が現金を株式や不動産にシフトするには十分な高さ」と。

    米運用会社ニューヨークライフ・インベストメント・マネジメントのジェイ・ユーン最高投資責任者(CIO)。
    今週、「日本株の買い持ち高を増やしており、日本株のオーバーウエイトは最も自信をもっている方針の一つ」と説明した。
    。「これまで安いのには理由があるとされてきた日本株に本格的な投資機会が生じている」と強気の見解。

    「3万2000円のコールオプション価格83倍」

    日経平均オプション6月物の権利行使価格3万2000円のコール(買う権利)は権利行使で利益が得られる「イン・ザ・マネー」の状態になった。
    同コールの価格は6日の日中取引で一時、585円を付けた。
    5月の大型連休前は7円程度だったのが、この1カ月で83倍になった。
    売り方はコール・オプションを買い戻すか、「損失回避(デルタヘッジ)で先物や指数の連動性を示すベータ値の高い銘柄を買う」。
    6日に2週間ぶりに年初来高値を更新したファーストリテイリングの日経平均に対するベータ値は1を超え、デルタヘッジの対象になりやすかった。
    その買いそのものが日経平均をさらに押し上げる構図だ。

    三菱UFJモルガン・スタンレー証券のクオンツリポート。
    TOPIXや日経平均株価の日次リターン(前日の終値から当日の終値のリターンを点検。
    (1)前日の終値から当日の寄付のリターン(いわゆるオーバーナイト部分)
    (2)当日の寄付から当日の終値で分解。
    その結果、海外投資家の大幅な買い越し基調が観察された4月以降、
    (2)の当日の寄付から当日の終値で計算される部分。
    すなわち東京・アジア時間帯におけるリターンの割合がオーバーナイト部分と同程度の水準であることが分かる。
    2012年12月以降のいわゆるアベノミクス相場初動における3カ月間の同データと比較。
    「今回の東京・アジア時間帯におけるリターンの割合が相対的に大きいことが分かる」と指摘。
    直近の日本株の大幅な上昇が海外投資家の大幅な買い越しによるものならば、
    「ここまではアジア拠点経由の買いの貢献が大きい」。
    「この仮説が正しいとすれば、欧米経由の日本株買い余地はまだ十分にあるという見方もできる」。

    ゴールドマン・サックスの米株ストラテジーリポート。
    投資家が企業のAI(人工知能)導入による生産性向上と利益増の可能性を評価することで、
    S&P500種株価指数に更なる上値余地が生じるとの見方。
    AI普及で今後10年間の生産性がCAGR(年平均成長率)1.5%ポイントで伸びた場合、
    今後20年におけるS&P500のEPS(1株利益)はCAGR5.4%。
    現在想定している同4.9%から上振れると指摘。
    S&P500のフェアバリューは現在の水準より9%高い水準で支持されるとの見方。
    S&P500のフェアバリューは最小でプラス5%、最大でプラス14%押し上げられる可能性もがあるという。
    直近のAI関連銘柄の上昇を受けて株式市場では過熱感が強まっているとしつつも、
    指数レベルでは、現在の株式リスクプレミアム(ERP)と長期EPS成長期待値が過去平均とほぼ一致していると。
    また、AI導入に対する投資家の楽観論が極端な水準にはないと指摘。
    エヌビディア(@NVDA/U)のようなAI最大の受益者の評価が2000年代のドットコムブームで見られたマイクロソフトやインテルの評価に接近していると指摘。
    それでも、ドットコムバブル時に最も過熱感が強まったシスコシステムズほどではないとも補足している。


    (櫻井)


     
    東証スタンダード市場は米国株高や株式先物高を受けて買いが先行、その後は利益確定売りが膨らみ荒い値動きとなった。スタンダードTOP20は軟調。出来高1億8615万株。
    値上がり銘柄数494、値下がり銘柄数680と、値下がりが優勢だった。
     
    個別ではインタートレード、ショーケース、加地テックが一時ストップ高と値を飛ばした。日本電技、オーテック、大本組、三晃金属工業、ヒビノなど56銘柄は年初来高値を更新。ぷらっとホーム、enish、山王、GMB、新日本理化が買われた。
     
     一方、秋川牧園、メディカル一光グループ、歯愛メディカル、オーベクス、システムズ・デザインなど7銘柄が年初来安値を更新。ゼネテック、シダー、アースインフィニティ、アップガレージグループ、テラプローブが売られた。
     


     
    東証グロース市場は、グロースCoreはしっかり。東証マザーズ指数は小幅安。
    東証マザーズ指数の前引けは前日比2.48ポイント(0.32%)安い781.57だった。前日の米ハイテク株高を受けて朝方は買いが先行したが、7日午前の日経平均株価が下げに転じると、新興市場でも次第に売りが広がった。
    マザーズ指数は朝方に一時795.39と、2月9日に付けた年初来高値(794.36)を上回る場面もあったが、買いは続かなかった。
     
    東証グロース市場では、ビジョナルやフリー、チャットWが下落した。一方、CANBASやPAコンサル、フロンテオは上昇した。値上がり銘柄数206、値下がり銘柄数290と、値下がりが優勢だった。
     
     個別ではフィーチャ、マーキュリーリアルテックイノベーターがストップ高。サークレイス、Recovery International、フューチャーリンクネットワークは一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、クリアル、BRUNO、バルニバービ、アルファクス・フード・システムなど30銘柄は年初来高値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、キューブ、夢展望、カラダノート、Green Earth Instituteが買われた。
     
     一方、デコルテ・ホールディングスが年初来安値を更新。レントラックス、セキュア、網屋、海帆、トランザクション・メディア・ネットワークスが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    7日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比112円高の3万2618円78銭。

    前日の欧米株高を引き継ぎ、きょうもリスク選好の地合いとなっている。
    次回FOMCでの利上げ見送りの可能性が意識されるなか、海外投資家のリスク許容度は大きく、依然として割安感がある日本株に対する買い意欲は強い。

    ただ、日経平均は前日まで4連騰で合計1600円あまり水準を切り上げており、その反動も警戒されるところだろう。

    今週末に控える株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いなども株価指数先物に入りやすくなっており、先物主導で強含んでいる。ただ、朝方の買い一巡後は日経平均は伸び悩む場面もあるだろう。

    東証株価指数(TOPIX)は上昇している。

    個別では、ファナック、ファストリ、信越化が高い。一方、東エレク、ダイキン、村田製が安い。


     


    「30手先を読み切る力と詰め」

    「VIX指数は13.96と低下。」

    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反発。
    FOMCでの金利据え置き予想を背景に落ち着いた展開。
    「誰もが上位7銘柄程度に集中していたような状況は少し解消され始めた」との声もある。
    半導体大手AMDは5.34%上昇。
    アップルは0.21%安と続落。
    コインベースが12.09%急落。
    債券市場は来週の消費者物価指数(CPI)とFOMC待ちの状態。
    FRBが政策金利を据え置く確率は79.4%。
    10年国債利回りは3.677%。
    2年国債利回りは4.497%。
    ドル円は139円台半ば。
    WTI原油先物7月限は前日比0.41ドル(0.6%)安の71.74ドル。
    ビットコインは3.82%高の2万6723ドル。
    SKEW指数は142.61→143.18→146.27.
    (5月31日が158.30)。
    恐怖と欲望指数は73→74(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    火曜のNYダウは10ドル(0.03%)高の33573ドルと反発。
    高値33631ドル、安値33399ドル。
    サイコロは4勝8敗。
    騰落レシオは79.38%(前日76.93%)。
    NASDAQは46ポイント(0.36%)高の13276ポイントと反発。
    高値13306ポイント、安値13165ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは101.06%(前日96.91%)。
    S&P500は10ポイント(0.24%)高の4283ポイントと反発。
    高値4288ポイント、安値4263ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは91.89%(前日89.84%)。
    ダウ輸送株指数は71ポイント(0.51%)高の14061ポイントと反発。
    SOX指数は44ポイント(1.28%)高の3488ポイントと3日ぶりに反発。
    VIX指数は13.96と低下。
    NYSE出来高は8.99億株(前日8.02億株)。

    3市場の合算売買高は97億株(前日は110.5億株、過去20日平均は105億株)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比225円高の32645円。
    ドル建ては大証日中比225円高の32645円。
    ドル円は139.63円。
    10年国債利回りは3.677%。
    2年国債利回りは4.497%。

    「プライム市場の時価総額800兆円に挑戦」

    火曜の日経平均は寄り付き229円安。
    終値は289円(△0.90%)高の32506円で4日続伸。
    日中値幅は600円で1月18日の604円以来の大きさ。
    日足は3日連続で陽線。
    4日間の上昇幅は1529円。
    2日は31185円→31257円にマド。
    5日は31555円→31798円にマドで2空。
    TOPIXは16.49ポイント(△0.74%)高の2236ポイントと4日続伸。
    プライム市場指数は8.49ポイント(△0.74%)高の1150.81と4日続伸。
    東証マザーズ指数は6.57ポイント(△0.85%)高の784.05と3日続伸。
    プライム市場の売買代金は3兆4501億円(前日は38712億円)。
    18日連続で3兆円超。
    値上がり933銘柄(前日1625銘柄)。
    値下がり829銘柄(前日164銘柄)。
    新高値207銘柄(前日240銘柄)。
    2日連続で3ケタ。
    新安値6銘柄(前日3銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは114.37(前日115.53)。
    NTレシオは14.54倍(前日14.51倍)。
    18日連続で14倍台。
    サイコロは9勝3敗で75.00%。
    TOPIXは6勝6敗で50.00%。
    マザーズ指数は7勝5敗で58.33%。
    上向きの25日線(30368円)からは△7.04%(前日△6.66%)。
    38日連続で上回った。
    上向きの75日線は28696円。
    51日連続で上回った。
    上向きの200日線(27891円)からは△16.55%(前日△15.61%)。
    49日連続で上回った。
    上向きの5日線は31656円。
    4日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.412%(前日▲17.162%)
    買い方▲5.538%(前日▲5.855%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.665%(前日▲10.150%)。
    買い方▲18.375% (前日▲18.767%)。
    空売り比率は40.2%(前日40.8%、10日連続で40%超)
    空売り規制なしの銘柄の比率8.1%(前日7.1%)。
    6月2日時点の信用売り残は739億円減の9071億円。
    4週ぶりに減少。
    同信用買い残は274億円増の3兆2157億円。
    2週連続で増加。
    信用倍率は3.55倍(前週3.25倍)。
    4週連続で3倍台。
    日経VIは21.15(前日21.81)。
    2月16日の安値は14.63。
    日経平均採用銘柄のPERは14.85倍(前日14.72倍)。
    前期基準では15.19倍。
    EPSは2189円(前日2188円)。
    5月10日は2005円まで低下。
    11月15日の過去最高準は2238円。
    225のPBRは1.33倍(前日1.32倍)。
    BPSは24441円(前日24249円)。
    10年国債利回りは0.420%(前日0.430%)。
    日経平均の予想益回りは6.73%。
    予想配当り利回りは1.97%。
    プライム市場の予想PERは15.23倍。
    前期基準では15.69倍。
    PBRは1.30倍。
    プライム市場の予想益回りは6.56%。
    配当利回り加重平均は2.30%。
    プライム市場の単純平均は8円高の2590円。
    プライム初日の2497円を上抜けている。
    東証1部最終日は2266円だった。
    プライム市場の売買単価は2714円(前日2622円)。
    プライム市場の時価総額は799兆円(前日793兆円)。
    ドル建て日経平均は233.24(前日229.81)と4日続伸。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比225円高の32645円。
    高値32705円、安値31930円。
    大証先物夜間取引終値は大証日中比210円高の32630円
    気学では「小幅利食いの方針」。
    木曜は「戻り売り方針」。
    金曜は「一方に片寄って動く。足取りにつけ」。
    ボリンジャーのプラス1σが31409円。
    プラス2σが32450円。
    プラス3σが33491円。
    週足ボリンジャーのプラス2σが32494円。
    プラス3σが34107円。
    アノマリー的には「SQ週の荒れる水曜日」。
    そのSQ値は5月が29235円。
    3月メジャーSQ値は28377円。
    12月メジャーSQ値は27576円。
    木曜が「変化日」。
    金曜が「リーマンショック以降株安の日」。

    《今日のポイント6月7日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反発。
       10年国債利回りは3.677%。
       2年国債利回りは4.497%。
       ドル円は139円台半ば。
       SKEW指数は142.61→143.18→146.27.
       (5月31日が158.30)。
       恐怖と欲望指数は73→74(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    (2)ダウ輸送株指数は71ポイント(0.51%)高の14061ポイントと反発。
       SOX指数は44ポイント(1.28%)高の3488ポイントと3日ぶりに反発。
       VIX指数は13.96と低下。
       NYSE出来高は8.99億株(前日8.02億株)。
       火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比225円高の32645円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆4501億円(前日は38712億円)。
       18日連続で3兆円超。
       値上がり933銘柄(前日1625銘柄)。
       値下がり829銘柄(前日164銘柄)。
       新高値207銘柄(前日240銘柄)。
       2日連続で3ケタ。
       新安値6銘柄(前日3銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは114.37(前日115.53)。
       NTレシオは14.54倍(前日14.51倍)。
       18日連続で14倍台。
       サイコロは9勝3敗で75.00%。

    (4)上向きの25日線(30368円)からは△7.04%(前日△6.66%)。
       38日連続で上回った。
       上向きの75日線は28696円。
       51日連続で上回った。
       上向きの200日線(27891円)からは△16.55%(前日△15.61%)。
       49日連続で上回った。
       上向きの5日線は31656円。
       4日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.412%(前日▲17.162%)
       買い方▲5.538%(前日▲5.855%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.665%(前日▲10.150%)。
       買い方▲18.375% (前日▲18.767%)。

    (6)空売り比率は40.2%(前日40.8%、10日連続で40%超)
       空売り規制なしの銘柄の比率8.1%(前日7.1%)。
       6月2日時点の信用売り残は739億円減の9071億円。
       4週ぶりに減少。
       同信用買い残は274億円増の3兆2157億円。
       2週連続で増加。
       信用倍率は3.55倍(前週3.25倍)。
       4週連続で3倍台。
       日経VIは21.15(前日21.81)。
       2月16日の安値は14.63。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは14.85倍(前日14.72倍)。
       前期基準では15.19倍。
       EPSは2189円(前日2188円)。
       5月10日は2005円まで低下。
       11月15日の過去最高準は2238円。
       225のPBRは1.33倍(前日1.32倍)。
       BPSは24441円(前日24249円)。
       10年国債利回りは0.420%(前日0.430%)。

    (8)プライム市場の単純平均は8円高の2590円。
       プライム市場の時価総額は799兆円(前日793兆円)。
       ドル建て日経平均は233.24(前日229.81)と4日続伸。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが31409円。
       プラス2σが32450円。
       プラス3σが33491円。
       週足ボリンジャーのプラス2σが32494円。
       プラス3σが34107円。
       アノマリー的には「SQ週の荒れる水曜日」。
       そのSQ値は5月が29235円。
       3月メジャーSQ値は28377円。
       12月メジャーSQ値は27576円。
       木曜が「変化日」。
       金曜が「リーマンショック以降株安の日」。

    今年の曜日別勝敗(6月6日まで)

    月曜15勝6敗(月曜3連勝中)
    火曜16勝5敗(火曜2連勝中)
    水曜11勝10敗(水曜2連敗中)
    木曜12勝8敗(木曜6連勝中)
    金曜16勝5敗(金曜5連勝中)

    世界銀行は世界経済見通しを発表。
    2023年の実質GDP(国内総生産)成長率予測は2.1%。
    今年1月公表の前回予測の1.7%から上方修正した。
    ただ、成長率は22年の3.1%を下回る。
    一方、24年の成長率見通しは2.4%と前回予測の2.7%から下方修正。
    主要中央銀行による政策金利の上昇が予想されていたよりも大きく足を引っ張ると分析した。
    金融引き締めの強化の影響で、特に企業の設備投資や住宅投資が減っていると指摘した。
    25年の成長率は3.0%に回復すると予測。
    米国の23年の成長率見通しは1.1%。
    前回予測の0.5%から引き上げた。
    24年見通しは0.8%と、前回予測の1.6%から半減した。
    中国の23年の成長率予測は5.6%。
    前回予測の4.3%から上方修正。
    24年見通しは5.0%から4.6%へ引き下げた。
    ユーロ圏の23年成長率見通しは0.4%。
    前回予測の横ばいから引き上げた。
    日本の23年成長率予測は0.8%と0.2%引き下げ。
    24年予測は0.7%、25年予測は0.6%。

    最近の藤井聡太七冠の活躍。
    名人戦の対局後に「32手先まで読んでいた」との言葉。
    32手先は10億通り以上の局面があらわれ数千手を読むことが必要だと言われる。
    株の世界もここまでとは言わないが「先を読む」という行為が求められる、
    しかし、どうもその読み方が単純す過ぎるような気がする。
    換言すれば「1手先」しか見ない戦法のように映る。
    もともと複雑思考があまり見られない株式市場だけにそれが目立つ。
    一つの材料に拘泥し、通過すれば次の材料に拘泥する姿勢。
    これでは勝てない。
    「答えにたどりつくまでどこまででも読む」という詰将棋の言葉は重く響く。
    ただ「莫大な時間を費やしても、指せる手は一手だけ」というのは微妙に違うが核心だろう。
    株式市場ではヘッジという手もあるからだ。
    それでも真の目的は勝つことのため最善手を差すことに変わりはない。
    序中盤では、どれだけ先に進めるかというよりも、形勢判断の正確性が重要。
    詰む詰まないを考えなければならない終盤は、あらゆる可能性について、直線的に何手先までも読んで、つぶしていく感覚。
    答えにたどりつくまでどこまででも読む」。
    これは株式市場に応用可能だろう。
    「読みの大半は実際の指し手には表れません。
    その読みの無駄は決して無駄にはなりません。
    形が変わるかもしれないけれど、必ずどこかで応用できます」。
    これは羽生三冠の言葉だが重い。
    その意味で市場ではストーリーやシナリオが大切になる。
    「ニュースは自分で想像し、創造する。
    その先の市場動向も想像し、創造する」。
    これを日々行い鍛錬することで少なくても一手先以上は読めるようになるに違いない。
    受けの相場観、単品営業の相場観でなくなる。
    つまり自立的な攻めの相場観、クロスセル相場観に近づける筈だ。

    昨日の日経朝刊に登場したローンスターの創業者ジョン・グレケン会長。
    「米景気は後退局面に入る可能性が高く、不良債権の投資機会が出てくる」。
    いわゆるハゲタカファンドの面目躍如だ。
    しかし・・・。
    「日本市場は割安感は安定性から投資先としての魅力が増している。
    インフレ率は欧米に比べれば低水準にとどまり金利は低い。
    だから不良債権の投資機会は少ない。
    むしろ日本市場の資産価格は他地域と比べると割安感があり透明性が高い」。
    ハゲタカも時に天使のような言葉を発するらしい。
    もっとも、その笑みの向こう側はうかがい知れない。

    《兜町ポエム》「小さな株の歌」

    広い宇宙の数ある一つ
    青い地球の広い市場で
    小さな株の思いは届く
    小さな島の投資家のもとへ

    あなたと出会い時は流れる
    思いを込めた取引もふえる

    いつしか株価互いに響く
    時に激しく時に切なく
    響くは遠くはるか彼方へ
    優しい株は世界を変える

    ほら投資家にとって大事な株ほど
    すぐそばにいるの
    ただ投資家にだけ届いて欲しい
    響け株の歌

    夢ならば覚めないで
    夢ならば覚めないで
    高値と過ごした時
    永遠の壁となる


    〇新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画
    2023改訂版案
    (目次)

    《1》資本主義のバージョンアップに向けて 

    1.新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画の改訂の考え方1
    2.市場の失敗の是正と普遍的価値の擁護 
    3.「市場も国家も」による課題解決と新たな市場・成長、国民の持続的な幸福実現 
    4.経済安全保障の徹底

    《2》新しい資本主義を実現する上での考え方 

    1.分配の目詰まりを解消し、更なる成長を実現 
    2.技術革新に併せた官民連携で成長力を確保 
    3.民間も公的役割を担う社会を実現 

    《3》人への投資・構造的賃上げと「三位一体の労働市場改革の指針」

    (1)三位一体の労働市場改革の指針の基本的考え方 
    (2)目標 
    (3)改革の方向性 
    (4)リ・スキリングによる能力向上支援
    (5)個々の企業の実態に応じた職務給の導入 
    (6)成長分野への労働移動の円滑化 
    (7)多様性の尊重と格差の是正
    (8)国家公務員の育成・評価に関する仕組みの改革 
    (9)三位一体の労働市場改革の指針の関連事項

    《4》GX・DX等への投資 

    1.レジリエンス上の日本の優位性と国内企業立地促進・高度外国人材の呼び込み 
    (1)国内企業立地促進の考え方と戦略分野
    (2)戦略分野への対応(半導体、蓄電池、バイオものづくり、データセンター等) 
    (3)横断的環境整備
    (4)高度外国人材の呼び込み
    2.GX・エネルギー安全保障
    (1)エネルギー安定供給の確保を大前提としたGXに向けた脱炭素の取組
    (2)「成長志向型カーボンプライシング構想」の実現・実行
    (3)国際展開戦略 
    (4)社会全体のGXの推進
    (5)資源の効率的・循環的な利用
    3.食料安全保障 
    (1)平時からの食料安全保障の確立 
    (2)農林水産業のグリーン化 
    (3)農林水産物・食品の輸出拡大 
    (4)スマート農林水産業
    4.AI 
    (1)国際的な議論とリスクへの対応 
    (2)AIの利用の促進 
    (3)AIの開発力の強化 
    (4)政府の検討体制の強化 
    5.DX 
    (1)Web3.0 の推進に向けた環境整備 
    (2)ポスト5G、6Gの実現 
    (3)DX投資促進に向けた環境整備 
    6.官民連携による科学技術・イノベーションの推進 
    (1)量子技術 
    (2)健康・医療 
    (3)フュージョンエネルギー・イノベーション戦略 
    (4)国立研究機関による研究開発力の強化
    (5)大学ファンドによる支援 
    (6)地域中核・特色ある研究大学への支援 
    (7)国際的な人的ネットワークや研究成果へのアクセスの確保 
    (8)留学派遣・受入れ
    (9)ムーンショット型研究開発 
    (10)博士課程学生・若手研究者等への支援 
    (11)2025 年大阪・関西万博 

    7.クリエイターへの支援 

    《5》企業の参入・退出の円滑化とスタートアップ育成5か年計画の推進 

    1.産業構造の転換と企業の参入・退出の円滑化の必要性
    2.スタートアップ育成5か年計画の推進 
    (1)基本的考え方 
    (2)目標 
    (3)パッケージの方向性
    (4)スタートアップ創出に向けた人材・ネットワークの構築 
    (5)スタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化 
    (6)オープンイノベーションの推進 
    3.事業不振の場合の総合的な支援策と事業再構築・事業承継等を含めた退出の円滑化 
    (1)企業経営者に退出希望がある場合の早期相談体制の構築等の制度整備 
    (2)事業再構築法制の整備 
    (3)企業の事業性に着目した資金調達 

    《6》社会的課題を解決する経済社会システムの構築 
      
    1.インパクトスタートアップに対する総合的な支援策 
    2.社会的課題を解決するNPO・公益法人等への支援
    3.競争当局のアドボカシー(唱導)機能の強化 
    4.コンセッション(PPP/PFIを含む)の強化 


    《7》資産所得倍増プランと分厚い中間層の形成 
    1.資産所得倍増プランの推進 
    (1)基本的考え方 
    (2)目標 
    (3)NISA 制度
    (4)iDeCo 制度 
    (5)消費者に対して中立的で信頼できるアドバイスの提供を促すための仕組みの創設 
    (6)雇用者に対する資産形成の強化 
    (7)金融経済教育の充実 
    (8)世界に開かれた国際金融センターの実現 
    (9)金融資本市場の活性化
    (10)金融行政・税制のグローバル化 
    (11)外国籍の高度金融人材を支える生活・ビジネス環境整備 
    (12)顧客本位の業務運営の確保 
    2.資産運用立国に向けた取組の促進 

    《8》経済社会の多極化

    1.デジタル田園都市国家構想の実現
    (1)デジタル田園都市国家の実現に向けた基盤整備・中山間地の生活環境改善
    (2)デジタル田園都市国家を支える地域交通、ヘルスケア、教育の整備 
    (3)デジタル田園都市国家構想の前提としての安心の確保
    2.企業の海外ビジネス投資の促進 

    《9》日本の魅力を活かしたインバウンドの促進 

    (1)コンテンツの整備 
    (2)受入れの円滑化 
    (3)観光地域づくり 
    (4)文化芸術
    (5)スポーツ 

    《10》個別分野の取組 

    1.宇宙
    2.海洋
    3.対外経済連携の促進
    4.グローバルヘルス(国際保健) 
    5.福島をはじめ東北における新たな産業の創出

    《11》新しい資本主義実現に向けた枠組み 
    1.フォローアップ 
    2.官と民の連携 



    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
    ■米SEC、コインベースを提訴 バイナンスに続き

    ■水素価格3分の1へ 政府が戦略改定 官民で15兆円投資

    ■ホンダ<7267>
    インドにEV 3年以内に投入、市場開拓

    ■NXHD<9147>
    倉庫シェア 1億円出資、新興と提携

    ■商船三井<9104>
    脱炭素スタートアップ発掘へ 米に投資会社

    ■パーソルHD<2181>
    傘下が農業人材育成 インドネシアから受け入れへ

    ■NEC<6701>
    太平洋島しょ国の海底ケーブル受注

    ■23年の世界半導体市場、10%減に下方修正 WSTS見通し

    ■世界の航空大手、再生燃料で連携 排出ゼロ目標

    ■クボタ<6326>
    31年ぶりドル建て債発行 米販売金融向けに5億ドル

    ■アプリで子育て支援情報 政府方針

    ■台湾TSMC、第2工場も熊本に 会長「土地は取得段階」

    ■ミズノ<8022>
    寝具市場に本格参入 2年後10億円売り上げめざす

    ■双日<2768>
    S&Pが「トリプルB」に格上げ 非資源事業の成長で

    ■三菱重工<7011>
    「目標観測弾」で防衛省と契約 防空網避け標的探索

    ■JAL<9201>とANA<9202>
    パリ航空ショーで発注発表 

    ■世銀、23年の世界成長率2.1%に上方修正

    ■任天堂<7974>
    ロシア向けオンラインサービスを事実上終了

     


    7日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、3万2400円−3万2800円を想定。(6日終値3万2506円78銭)

    米国株は上昇。ダウ平均は10ドル高の33573ドルで取引を終えた。目新しい材料に乏しくプラス圏とマイナス圏を行き来したが、終盤に買いが入ってプラスで終えた。
    きのうの日経平均は、米国株安を跳ね返して大幅高となった。6日の米国株は小動きであったが、ダウ平均がプラスを確保して終えたことは、外部環境の落ち着きと好意的に捉えられるだろう。

    連日の強い地合いや、現地6日の欧米株式の上昇もあり、買い優勢のスタートとなろう。短期的な過熱感が警戒されるものの、しっかりした値動きが見込まれる。
    ただ、週末の9日には株価指数数先物・オプション6月限SQ(特別清算指数)値の算出を前に、「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり注意したい。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(6日は139円30−32銭)とやや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の前半(同149円25−29銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比225円高の3万2645円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■キャンバス <4575> 
    抗がん剤候補「IDO/TDO阻害剤」に関する国内特許査定を受領。

    ■オンコリスバイオファーマ <4588> 
    胃がん・胃食道接合部がんを対象としたテロメライシンとペムブロリズマブを併用したフェーズ2試験で良好な忍容性を確認。

    ■クミアイ化学工業 <4996> 
    今期経常を11%上方修正。

    ■イード <6038> 
    発行済み株式数(自社株を除く)の2.99%にあたる15万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月7日から7月31日まで。うち10万株を6月7日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

    ■不二電機工業 <6654> 
    2-4月期(1Q)経常は31%増益で着地。



    【主な経済指標・スケジュール】

    7(水)
    【国内】
    4月景気動向指数(14:00)
    《決算発表》
    アイル、楽天地

    【海外】
    中国5月貿易収支
    米4月貿易収支(21:30)
    米4月消費者信用残高(6/8 4:00)
    OECD経済見通し公表


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    6日のNYダウ工業株30種平均は小反発し、前日比10ドル42セント(0.03%)高の3万3573ドル28セントで終えた。これまで出遅れ感があった景気敏感株やハイテク株の一角に物色が入り、相場を支えた。一方、米利上げ継続への警戒が相場の重荷となり、上げ幅は限られた。

    13、14両日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合や、5月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、積極的な売り買いが控えられた格好だ。FRBのジェファーソン理事ら高官が、次回のFOMC会合での利上げ見送りを示唆していることから、市場では政策金利が据え置きとなる可能性が高いとの見方が広がっている。

    13日公表予定の米CPIを巡り、市場関係者は「FRBが重視する、食品とエネルギーを除いたコア指数は鈍化するだろう」と予想。その上で、「メインシナリオは利上げ見送りだ」と指摘している。

    主要ハイテク株の上昇に出遅れてきた化学のダウや建機のキャタピラーなどに値ごろ感からの買いが入り、相場の下値を支えた。米連邦政府の債務上限問題が前週に決着し、「投資家心理は悪くない」との声があった。

    保有するモービルアイ・グローバル株の一部売却が明らかになった半導体のインテルが高かった。ダウ平均の構成銘柄以外では、地銀株の上昇も目立った。

    ダウ平均は160ドルあまり下げる場面があった。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が6日に2会合連続で利上げを決めた。据え置きが予想されていたこともあり、世界的なインフレ懸念が改めて意識された。

    医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなど、ディフェンシブ株が売られた。主力中型機「787」に不具合が見つかり、出荷が遅れているとの報道で航空機のボーイングも下げた。前日に上場来高値を更新したスマートフォンのアップルは小幅続落で終えた。株価が高値圏で推移するソフトウエアのマイクロソフトにも利益確定売りが出た。

    ナスダック総合株価指数は反発し、前日比46.989ポイント(0.4%)高の1万3276.418と、2022年4月以来の高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の上昇が目立った。電気自動車のテスラやネット通販のアマゾン・ドット・コム、ネット検索のアルファベットも高い。

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    6日のシカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前日比545円高の3万2645円で終えた。6日は東京株式市場で日経平均株価が33年ぶりの高値を更新した。
    NYダウは、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週開く金融政策会合への様子見姿勢が広がる中、小反発で引けた。投資家心理が強気に傾き、日経平均先物にも買いが広がった。


    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    32645 ( +225 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    32645 ( +225 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7628.10(+28.11)

    6日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前日に比べ28.11ポイント(0.37%)高の7628.10で取引を終えた。取引開始後は原油先物相場の下落でエネルギーセクターの下げが指数全体を押し下げた。ただ、下値の堅さを意識した買いが次第に入り、上昇に転じた。金融セクターのほか、消費財や医薬品、公益事業などディフェンシブセクターが上昇した。

    個別では、オンライン食品販売大手オカドが4.37%高と反発。投資信託アブルドンが4.05%高、投資会社メルローズ・インダストリーズは2.71%高と続いた。一方、ブックメーカーのフラッター・エンターテイメントは1.58%安、通信大手ボーダフォンは1.28%安と下落した。





    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15992.44(+28.55)

    6日のドイツ株価指数(DAX)は反発した。前日に比べ28.55ポイント(0.18%)高の1万5992.44で取引を終えた。前日に下げた銘柄を中心に値ごろ感からの買いが入った。金融やヘルスケア、資本財の一角が買われた。半面、ドイツ経済の先行きへの警戒感から上値は限られた。

    個別では、製薬会社サルトリアスが2.85%の上昇。航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは1.65%高、不動産大手ボノビアは1.61%高と買われた反面、通販大手ザランドは2.22%安の続落、高級車メーカーポルシェが1.77%安と反落した。




    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7209.00(+8.09)

    フランスCAC40種指数は0.11%高だった。
    午前の欧州株はやや値を下げたが、その後はヘルスケア関連株がけん引するなどして買いが優勢になり、軒並み上昇した。




     

06月07日 毎日コラム
櫻井英明の株式辞典【く行】【け行】
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