会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


10月01日 マーケットコメント

10月02日 マーケットコメント

10月03日 マーケットコメント

10月04日 マーケットコメント

10月05日 マーケットコメント

10月06日 マーケットコメント

10月07日 マーケットコメント

10月08日 マーケットコメント

10月09日 マーケットコメント

10月10日 マーケットコメント

10月11日 マーケットコメント

10月12日 マーケットコメント

10月13日 マーケットコメント

10月14日 マーケットコメント

10月15日 マーケットコメント

10月16日 マーケットコメント

10月17日 マーケットコメント

10月18日 マーケットコメント

10月19日 マーケットコメント

10月20日 マーケットコメント

10月21日 マーケットコメント

10月22日 マーケットコメント

10月23日 マーケットコメント

10月24日 マーケットコメント


     
    週明けの日経平均株価は反落した。終値は前週末比204円安の2万8600円だった。
    米国でハイテク株や半導体株が売られた流れを受けて売り先行の展開に。円安トレンドが一服していることもこのセクターの売りにつながっている。
    ファーストリテイリングとソフトバンクGの売られ方を見ると、指数主導という感が非常に強い。大きなトレンドを下とみて売っているというよりは、衆院選投開票近辺で買い戻すことを念頭に置いて売っているように見える。
    静岡補選に関しては、岸田首相が現地入りまでしたにもかかわらず自民党候補が負けており、メディアの論調としては、衆議院選挙では自民党が苦戦するという流れができやすい。この先、自民党に厳しい選挙情勢などが多く報じられるようだと、短期的には日本株固有の売り材料となり得るだろう。
    時間外取引の米株先物が軟調に推移するなど本日は良いところなしの1日に。それでも下値支持ポイント2万8500円で下げ止まり基調自体は維持している。
     
    ただ、衆院選を通過すれば、仮に自民党が苦戦したとしても政局絡みの話は一段落する。
    野党連合が大きな風を起こして議席数を大幅に増やしたとしても、それはそれで二大政党の足掛かりができ、長期的視点の日本の未来にとっては悪くない結果となる。
     
    国内は11月以降も決算発表が多い。もし今週、選挙を材料に日本株が弱かったとしても、来週には雰囲気が一変する可能性を念頭に置いておく必要があるだろう。
     
    あす26日の日経平均株価は、様子見ムードか。
    4−9月期決算の本格化をにらみ、内容を見極めたいとして手控えに傾く可能性がある。
    明日は国内では引け後に日本電産の決算発表があり、米国ではアルファベットやマイクロソフトなどが決算を発表予定。きょうはグロース株が弱かったこともあり、これらを前にしては、やや警戒ムードが強まりそう。下に振れた場合、52週線(2万8374円、25日時点)辺りまでで踏みとどまることができるかが注目される。
     
    新興市場もさえず業績相場としての強さが薄れている様子も見受けられる。手詰まり感は衆院選後も続きそうで、当面は個別物色が中心の相場となりそうだ。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
     
    29513.24  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29503.93  均衡表雲上限(日足)
    29044.70  均衡表転換線(週足)
    28961.68  25日移動平均線
    28958.01  均衡表基準線(日足)
    28935.06  6日移動平均線
    28875.30  均衡表雲下限(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28808.77  200日移動平均線
    28769.56  13週移動平均線
    28741.29  均衡表転換線(日足)
    28630.49  26週移動平均線
     
    28600.41  ★日経平均株価25日終値
     
    28534.65  75日移動平均線
    28529.97  均衡表雲上限(週足)
    28135.23  ボリンジャー:-1σ(25日)
    27822.12   新値三本足陰転値
    27747.73  ボリンジャー:-1σ(26週)
    27715.75  ボリンジャー:-1σ(13週)
    27308.77  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    200日移動平均線を下放れてザラ場高値と安値はともに先週末水準を下回って売り圧力の強さを窺わせた。反面、終値は75日線上方にとどまり、下値での一定の買い需要を確認した格好。
     
    ローソク足は小陽線の胴体から上下ともに短いヒゲを出す「コマ」に似た形状を描いて売り買い拮抗状態を示したほか、一目均衡表は基準線と転換線が横ばいで引けており、短期的にはもみ合い相場に入る可能性を示唆している。
     

    【大引け概況】
    25日の日経平均株価は反落し、前週末比204円44銭安の2万8600円41銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:48 容量:7.15M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    きょうの東京株式市場は寄り付きから先物主導で下値を試す展開を強いられた。
     
    前週末の米国株市場ではNYダウが反発し過去最高値を更新したが、一方でハイテク株比率が高いナスダック総合指数は売りに押される格好となっており、インフレ警戒ムードのなか金利上昇懸念がくすぶっている。東京市場でもハイテク主力株中心に幅広く売りが優勢となった。ただ、鉄鋼や海運などグローバル景気敏感株には買いが目立ち、石油や石炭など資源関連株に強い動きを示す銘柄が多かった。
    また、半導体関連も主力どころは売られる一方で、中小型株には上昇する銘柄も少なくなかった。日経平均は一時300円を超える下げをみせたが、後場終盤は買い戻され下げ幅を縮小した。
     
    国内の政治情勢の不透明感も相場の重荷だった。24日投開票の参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党の候補が敗北。総選挙で自民党の議席数が伸び悩み、岸田政権の求心力の低下につながるとの懸念が強まった。
     
    日経平均は午前に下落率が1%を超える場面があったが、午後に入ると下げ渋る場面が目立った。米株価指数先物が日本時間午後の取引で堅調に推移し、下値を支えた。日経平均が心理的な節目の2万8500円に近づく水準では、主力銘柄に押し目買いも入りやすかった。
     
    市場からは「米ハイテク株安をにらみ先物が売られ、インデックス売りの影響が下げ幅を大きくした。24日投開票の参院2補選で与野党痛み分けとなり、衆院選に対する不透明感も意識される。まだ、ボラティリティ(価格変動性)は高めで全体相場の方向性ははっきりしないが、押し目買い、戻り売りが基本だろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反落した。東証株価指数(TOPIX)も反落し、6.81ポイント安の1995.42で終えた。TOPIXは午前に上げる場面もあった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆2792億円。売買高は10億4576万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1326と、全体の約6割を占めた。値上がりは736、変わらずは122銘柄だった。
     
     

    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、食料品、情報・通信業などが下落。鉄鋼、鉱業、海運業などは上昇した。
     
    個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ(SBG)が売られたほか、日本郵政も大きく値を下げた。ファーストリテイリングが午前に年初来安値を更新した。任天堂も安い。東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体主力株も下値を試す展開に。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが冴えず、ダイキン工業も軟調。アイ・ピー・エスが値下がり率トップに売られ、東京機械製作所も急落した。
     
    半面、ソニーグループが堅調、業績上振れをきっかけに中外製薬も商いを伴い大幅高に買われた。リクルートホールディングスが買いを集め、日本郵船、商船三井など大手海運株も上昇した。エスケイジャパンがストップ高となったほか、東京製鐵が大幅高に買われ、ヤマト、FIGなども値を飛ばした。このほか、三井松島ホールディングス、住石ホールディングスなど石炭関連株が大きく上昇した。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比11.59ポイント安の7669.89ポイントと3日続落した。
    出来高1億211万株。値上がり銘柄数は158、値下がり銘柄数は230となった。
     
    個別ではニッチツがストップ安。SDSホールディングス、パシフィックネット、オーミケンシ、サイバーステップ、イムラ封筒など11銘柄は年初来安値を更新。東京ボード工業、アサヒ衛陶、日本鋳造、東京コスモス電機、フライトホールディングスは値下がり率上位に売られた。
     
    一方、光陽社がストップ高。ツインバード工業は一時ストップ高と値を飛ばした。マーチャント・バンカーズ、オーウイル、ウェルス・マネジメントは年初来高値を更新。リミックスポイント、タカトリ、クシム、シャルレ、日和産業が買われた。


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比9円97銭(0.25%)安い3995円29銭だった。前週末の米国株式市場でハイテク株が下落したことが重しとなり、戻り売りが優勢だった。じりじりと下げ幅を拡げた。引けにかけては下げ幅を縮小したものの、終日マイナス圏での推移となった。また、参議院静岡選挙区補欠選挙での自民党候補敗北を受けて日経平均などが下げ幅を拡げたことも投資家心理を悪化させた。そのほか、新興市場でも今後企業の決算発表が本格化するほか、週末には衆院選投開票が控えており、積極的な買いが手控えられた。「最近強かった銘柄ほど売りが多かった」という。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は7825万株だった。
    値上がり銘柄数は247、値下がり銘柄数は337となった。
     
    個別ではテラ、極楽湯ホールディングス、オーシャンシステム、テリロジー、アクサスホールディングスなど29銘柄が年初来安値を更新。ルーデン・ホールディングス、植松商会、NITTOKU、タンゴヤ、シー・エス・ランバーが売られた。
     
    一方、シーズメン、元旦ビューティ工業がストップ高。ピクセルカンパニーズは一時ストップ高と値を飛ばした。暁飯島工業、湖池屋、石光商事、東北特殊鋼、ユニバーサル園芸社など6銘柄は年初来高値を更新。CAICA、応用技術、フェローテックホールディングス、太洋工業、トミタ電機が買われた。
     


    東証マザーズ指数は4日続落した。終値は前週末比14.24ポイント(1.28%)安い1098.02だった。米ハイテク株安などを背景に、東京株式市場全般が売り先行となり、新興市場にも売りが広がった。13日以来およそ2週ぶり安値だった。前週末の米ハイテク株安を受け、IT(情報技術)関連の一角に売りが出た。新型コロナウイルス禍で注目を集めた企業の株価が軟調だったのも相場を押し下げた。
    メルカリ、フリーが下げた。BASEは8%安となり、2020年6月以来の安値を付けた。一方、ココナラ、HENNGEが上げた。
     
    売買代金は概算で1484.33億円。騰落数は、値上がり137銘柄、値下がり239銘柄、変わらず14銘柄となった。
     
    個別では、グローバルウェイがストップ安。フルッタフルッタ、海帆、ファンデリー、スタジオアタオ、ディー・ディー・エスなど51銘柄は年初来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、ジモティー、BASE、ALiNKインターネット、アクリートが売られた。
     
    一方、インバウンドテックがストップ高。FRONTEO、霞ヶ関キャピタル、グローバルウェイ、シンメンテホールディングス、アスタリスクなど7銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、インティメート・マージャー、ブレインズテクノロジー、ロジザード、アールプランナーが買われた。

    [概況]


    25日、東京外国為替市場の米ドル円は113円台後半付近で伸び悩む展開となった。先週末、パウエル米FRB議長がオンライン会合において、インフレ圧力の長期化に対する警戒感を示す一方、高インフレは緩和する可能性が高いとの見方から米早期利上げに関しては否定した。同議長の発言を受け米早期利上げ観測が後退し、米ドル円は113円台前半まで弱含んだ。
    本日、東京時間では米ドル円は反発し一時113.840円上昇するも、その後113円台半ば付近で上値が重い。
    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の転換線(113.632円)付近で推移していることから、同線を上抜け切れるか注目したい。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

    「またですか?」

    またですか?
    というのはアメリカの債務上限のデフォルト観測。
    国債発行枠の引き上げ問題である。
    2015年にも同じことが起こっていた。
    2013年10月には一部の政府機関が閉鎖の憂き目にあった。
    結局2014年2月に債務上限を2015年3月まで引き上げて落着した。
    しかし2015年3月に債務は上限に達し財務省は緊急措置を発動してしのいできた。
    そしていよいよ手元資金は枯渇。
    どう凌ぐのかの局面となってきた。
    債務上限を上げれば済むという簡単なことが出来ないから困ったもの。
    売り手の舌舐めずりが見えるような気がする。
    というか、また茶番が起こるとすればばかばかしい限りである。

    その年の秋にあったのは日本郵政のIPO。
    郵政(6178)が公開価格1400円。
    初値1631円(9時33分)・終値1760円(公開価格比25.7%上昇)。
    かんぽ(7181)が公開価格2200円。
    初値2929円(10時6分)・終値3430円(公開価格比55.9%上昇)。
    ゆうちょ銀(7182)が公開価格1450円。
    初値1680円(9時33分)・終値1671円(公開価格比15.2%上昇)。
    備忘録ではある。
    驚異的だったのは朝の寄り付き前8時30分頃のかんぽ株の気配値が8800円だったこと、
    いくら何でも公開価格比4倍はないだろうとは思ったものの人気は窺われた。
    結果は初値に対してストップ高。
    売買高は4146万株、売買代金は1308億円と膨らんだ。
    因みに売買代金トップは日本郵政の2780億円、2位がゆうちょ銀の2114億円。
    3位が日経レバ(1570)の1889億円で断然トップの座を郵政に譲り渡した格好。
    4位がトヨタで614億円、5位が三菱UFJで487億円。
    郵政が日経レバを抜いたことで森から木の時代という印象もあるが、それでも日経レバがトヨタの3倍。
    まだまだ架空指数の売買が主役ということなのだろう。

    株価水準を決めるのはどんな時でも投資家の意思と判断と結論。
    というか志向だろうと思う。
    言い換えれば・・・。
    株価を決定するのは天という投資家の気持ちの集大成でしかあり得ないもの。
    その昔は「ウチの株式部が買えば上る」なんて声もあった。
    「今月の何々証券情報部注目銘柄」なんてのもあった。
    こういって脚色された銘柄が本当に上っていたこともたまにあった。
    しかし力に任せての商いの結果はたいていそこが天井。
    今ではなく大昔の証券会社の注目銘柄というのは大抵が裏があったもの。
    そこで踊らされた投資家はたまったものではなかった。
    市場関係者にも同じことは該当するのだろうか。
    時折聞かれる「私が取り上げれば上る」とか「私が書けば上る」という声。
    思い上がりも甚だしいものだろう。
    株価の推移を左右できるほど市場関係者に力はないだろうし、もしそうならばこんなコメントは出さない筈。
    もっとも自己売買を行っている市場関係者の宿命は「自分の買い値よりも高く買ってくれる投資家を見つけること」。
    いわゆるポジショントークの横行になる。
    とはいえ「私が取り上げる前に買っておきなさい」というような悪魔の囁きに惹かれる人も多い。
    しかしそれはあくまでも悪魔のささやき。
    「次はこれを取り上げる」なんていうのはモラル以前の愚の言葉だ。
    過信とか驕慢とか厚顔をはるかに超えている。
    そんな市場勘や相場観を持った市場関係者はロクなものではない。
    市場に棲息する資格すらない。
    というか・・・。
    市場に対する敬虔さが圧倒的に足りない。
    誤解と錯覚を惹起するような論法は消えて欲しいものだがなかなか消えないもの。
    大体・・・。
    大昔の証券会社は創設者やオーナーの自己売買がまずは至上命題だった。
    ということは、株式部も営業部もこぞってオーナーらの提灯持ちだったことになる。
    清水一行氏の作品などにはフィクションとしてよく登場するところでもある。
    こんな姿が今はなかろうが・・・。

    株価は投資家が決める。
    発行体ではないし、機関投資家でも外国人投資家でもない。
    ましてやアナリストや市場関係者でもない。
    大体自分を含めて株価水準の未来が的確に読めるのなら、わざわざ未来予想図を他人に発しはしない。
    親切すぎる好意にしか見えないが余計なことである。。
    株価は投資家が決めるという投資の大原則を忘れると手痛いしっぺ返しにあうことになろうか。
    一部のファンドや機関投資家が株価を決めるわけではない。
    株価はマスコミがあまり気にしない大衆投資家の総意思の方向に実は向かうもの。
    これに棹さす声はいずれ間違うことになるに違いない。
    株価は神聖なもの、株価は敬うもの。
    決して一部のものの占有物ではない。
    「フェアバリュー・フェアプライス」。
    そして市場は謙虚に恥ずかしげに推移する。
    これは永遠の正義である。

    (櫻井)。

     
    25日午前の日経平均株価は反落し、前週末比284円50銭安の2万8520円35銭で前場を終えた。
     
    きょうは朝方からリスク回避の売りに押され、日経平均株価は一時300円を超える下げとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが史上最高値を更新したものの、ナスダック総合指数は反落しており、金利上昇懸念がくすぶるなかハイテク株は総じて目先利益確定の売りが優勢となっている。
    ただし、個別株の物色意欲は旺盛といえる。日経平均の下げは先物主導で指数寄与度の高い銘柄にインデックス売りがかさんでいることの影響が大きく、TOPIXの下げ幅は5ポイントと小幅にとどまっている。
     
    24日投開票の参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党の候補が敗北した。総選挙での自民党の議席数の伸び悩みや岸田政権の求心力低下につながるとの懸念も売りを誘った。
     
    午前の取引終了にかけて日経平均は下げ幅を拡大した。中国の新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念などを背景にファストリが年初来安値を更新し、指数を押し下げた。下げ幅は一時300円を超えた。
     
    午前の中ごろには米株価指数先物が下げ幅を縮めたため、日経平均も下げ渋る場面があった。心理的な節目の2万8500円に近づいたことで押し目買いも入りやすかった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下落。TOPIXは上げに転じる場面もあった。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆992億円、売買高は4億9390万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1109と、全体の約5割を占めた。値上がりは932、変わらずは139銘柄だった。
    業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、ゴム製品、食料品などが下落。上昇は鉄鋼、鉱業、海運業など。
     
    個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ(SBG)が大幅安となったほか、ファーストリテイリングの下げも際立つ。東京エレクトロン、レーザーテックなどの半導体主力株も下値を試す展開に。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。東京機械製作所が急落、KIMOTO、クロス・マーケティンググループも大幅安。
     
    半面、ソニーグループが堅調、業績の上振れをきっかけに中外製薬は活況高となった。日本郵船など海運株も買いが優勢。東京製鐵が大幅高に買われ、サインポストも物色人気。
     
    東証2部株価指数は前週末比9.96ポイント安の7671.52ポイントと3日続落した。
    出来高は6818万株。値上がり銘柄数は153、値下がり銘柄数は222となった。
     
    個別では、ニッチツがストップ安。SDSホールディングス、パシフィックネット、オーミケンシ、サイバーステップ、児玉化学工業など9銘柄は年初来安値を更新。東京ボード工業、日本鋳造、アサヒ衛陶、アートスパークホールディングス、フライトホールディングスが売られた。
     
    一方、光陽社が一時ストップ高と値を飛ばした。マーチャント・バンカーズ、オーウイル、ウェルス・マネジメントは年初来高値を更新。ツインバード工業、アオイ電子、タカトリ、SANEI、理経が買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前週末比17円87銭安い3987円39銭となった。インフレ懸念や米ハイテク株安を背景に、週明けの東京株式市場でもハイテク株を中心に売りが広がり、新興市場も売られている。ハーモニック、NITTOKUが下げた。一方、東映アニメ、フェローテクが上げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で267億円、売買高は4288万株。値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は345となった。
     
    個別では、テラ、極楽湯ホールディングス、オーシャンシステム、テリロジー、アクサスホールディングスなど26銘柄が年初来安値を更新。ルーデン・ホールディングス、NITTOKU、植松商会、かんなん丸、シー・エス・ランバーが売られた。
     
    一方、シーズメンがストップ高。ピクセルカンパニーズは一時ストップ高と値を飛ばした。暁飯島工業、湖池屋、石光商事、東北特殊鋼、ユニバーサル園芸社など6銘柄は年初来高値を更新。CAICA、応用技術、フェローテックホールディングス、地域新聞社、太洋工業が買われた。


    東証マザーズ指数は続落した。前引けは前週末比14.06ポイント安い1098.20だった。
    前週末の米市場でハイテク株が売られた流れを受け、IT(情報技術)関連の一角が売られた。国内の新型コロナウイルスの感染減少で、コロナ禍で注目を集めた企業に売りが出たのも重荷だった。
    証券会社が投資判断を引き下げたフリーが売られた。メルカリ、FRONTEOも安い。一方、ココナラ、ビジョナルが高い。
    値上がり銘柄数は122、値下がり銘柄数は257となった。
     
    個別では、グローバルウェイがストップ安。フルッタフルッタ、海帆、ディー・ディー・エス、ユーザベース、シェアリングテクノロジーなど47銘柄は年初来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、ジモティー、サーキュレーション、リビングプラットフォーム、アクリートはが売られた。
     
    一方、インバウンドテックがストップ高。FRONTEO、霞ヶ関キャピタル、グローバルウェイ、シンメンテホールディングス、アスタリスクなど7銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、アールプランナー、リベロ、ロジザード、ブレインズテクノロジーが買われた。

    【寄り付き概況】


    25日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比277円72銭安の2万8527円13銭。
    前週末の米国株市場では主要株指数が高安まちまちとなり、NYダウが小幅ながら上昇し約2カ月ぶりに過去最高値を更新したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は軟調な展開となった。
    足もとで米10年債利回りが1.6%台前半まで低下したが、期待インフレ率が高まるなかでハイテク系グロース株に安い銘柄が目立った。
    これを受けて東京株式市場でもリスクオフのムードが漂い、日経平均は下値を探る状況に。ただ、今週から国内企業の決算発表が徐々に本格化するなか、好決算銘柄に対する思惑が下値を支える展開が想定される。
     
    東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=113円台の半ば(前週末22日は1ドル=113円88−90銭)、1ユーロ=132円台の前半(同132円57−61銭)で取引されている。
     
    東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体製造装置関連の主力株が売り優勢の展開となっている。


    「主要3指数が週間で上昇」
     
    週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチ。
    NYダウは反発。
    NASDAQは反落。
    S&P500は8日のぶりに反落。
    FRBパウエル議長の「テーパリングを近く開始すべきだ」との発言が警戒された。
    もっとも「雇用は過度な低水準になおとどまっている。
    来年は高インフレが緩和される可能性がある。
    まだ利上げすべきではない」とも発言した。
    アメックスが5.4%高。
    第3四半期決算は売上高が市場予想を下回ったスナップが25%超下落。
    インテルは約12%安。
    フェイスブックとツイッターはともに約5%安。
    主要3指数の週間上昇率はS&Pが1.6%、NYダウが1.1%、ナスダックが1.3%。
    いずれも3週連続で上昇。
    3週連続の上昇は7月上旬以来初めて。
    総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.3。
    前月の55から上昇した。
    一時1.7%台に乗せた10年債利回りは低下。
    10年国債利回りは1.637%。
    2年国債利回りは0.459%。
    ドル円は113円台半ば。
    WTI原油先物は前日比1.26ドル(1.5%)高の83.76ドル。
    週間では1.7%高。
    9週連続上昇。
    ビットコインは2.98%安の6万0367ドル。
    20日の過去最高値は6万7017ドル。
    SKEW指数は141.23→140.94→139.34。
    恐怖と欲望指数は69→67。
     
    週末のNYダウは73ドル(0.21%)高の35677ドルと反発。
    サイコロは7勝5敗。
    高値は35765ドル、安値35533ドル。
    NASDAQは125ポイント(0.82%)安の15090ポイントと反落。
    高値は15193ポイント、安値15021ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    S&P500は4ポイント(0.11%)安の4544ポイントと8日ぶりに反落。
    高値は4559ポイント、安値4524ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    ダウ輸送株指数は154ポイント高の15771ポイントと8日続伸。
    SOX指数は1.22%安の3370ポイントと反落。
    VIX指数は15.43。
    合算売買高は110.3億株(前日100.7億株、過去20日平均103.8億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比140円安の28730円。
    ドル建ては大証日中比115円安の28755円。
    ドル円は113.46円。
    10年国債利回りは1.637%。
    2年国債利回りは0.459%。
     
    週間ベースでNYダウは1.1%高、3週続伸(累計3.9%上昇)。
    NASDAQは1.3%高、3週続伸(同3.6%上昇)。
    S&P500は種指数は1.6%高 3週続伸(同4.3%上昇)。
     
    「13・26週線がサポート」」
     
    週末の日経平均は寄り付き130円安。
    終値96円高の28804円と反発。
    2日連続でに29000円割れ。
    日足は3日ぶりに陽線。
    週間では263円の下落。
    週足は2週間ぶりに陰線。
    13週線は28668円。
    26週線は28638円。
    TOPIXは0.07%高と反発。
    東証マザーズ指数は0.17%下落と続落。
    日経ジャスダック平均は0.39%上昇と3日ぶりに反発。
    東証1部の売買代金は2兆4303億円(前日2兆4439億円)。
    10日連続の3兆円割れ。
    値上がり933銘柄(前日323銘柄)。
    値下がり1122銘柄(前日1786銘柄)。
    新高値15銘柄(前日19銘柄)。
    新安値47銘柄(前日24銘柄)。
    騰落レシオは77.27(前日73.60)。
    NTレシオは14.39倍(前日14.35倍)。
    98日連続で14倍台。
    サイコロは8勝4敗で66.67%。
    下向きの25日線(29030円)からは▲0.78%(前日▲1.34%)。
    2日連続で下回った。
    横這いの75日線は28534円。
    36日連続で上回った。
    右肩上がりの200日線(28803円)からは△0.00%(前日▲0.30%)。
    2日ぶりに上回った。
    右肩下りの5日線(29001円)から▲0.68%。
    2日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.999%(前日▲14.978%)。
    買い方▲8.540% (前日▲8.602%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲10.446%(前日▲10.618%)。
    買い方▲22.000% (前日▲21.984%)。
    空売り比率は47.5%(20日連続で40%超:前日44.9%)。
    空売り規制なしの比率は10.6%(前日8.4%)。
    日経VIは20.95(前日21.84)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.04倍(前日14.05倍)。
    6日連続で14倍台。
    前期基準では18.77倍。
    EPSは2051円(前日2043円)。
    225のPBRは1.29倍。
    BPSは22329円(前日22254円)
    日経平均の益回りは7.12%。
    10年国債利回りは0.090%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.76倍。
    前期基準では21.32倍。
    PBRは1.33倍。
    東証1部単純平均株価は3円高の2437円。
    東証1部売買単価は2311円(前日は2350円)。
    東証1部時価総額は741兆円(前日は741兆円)。
    44日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は252.72(前日251.72)。
    週末のシカゴ225先物は大証日中比140円安の28730円。
    高値28990円、安値28420円。
    大証先物夜間取引終値は日中比180円安の28690円。
    気学では「安日柄なれど、前日来安き時は小底入れする」。
    火曜は「後場高の日。前場安ければ買い狙い良し」。
    水曜は「転換注意日。後場の波動を注視せよ」。
    木曜は「不時高をみることあり。悪目買い方針良し」。
    金曜は「逆行性強き日なり」。
    ボリンジャーのマイナス1σが28166円。
    マイナス2σが27301円。
    プラス1σが29895円。
    一目均衡の雲の上限が29288円。
    下限が28875円。
    2日連続で雲の下。
    勝手雲の上限は28958円。
    下限が28361円。
    2日連続で雲の中。
    RSIが54.40(前日49.28)。
    RCIが92.03(前日95.05)。
    火曜が「変化日」。
     
    《今日のポイント10月25日》
     
    (1)週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチ。
       主要3指数の週間上昇率はS&Pが1.6%、NYダウが1.1%、ナスダックが1.3%。
       いずれも3週連続で上昇。
       10年国債利回りは1.637%。
       2年国債利回りは0.459%。
       ドル円は113円台半ば。
       SKEW指数は141.23→140.94→139.34。
       恐怖と欲望指数は69→67。
     
    (2)ダウ輸送株指数は154ポイント高の15771ポイントと8日続伸。
       SOX指数は1.22%安の3370ポイントと反落。
       VIX指数は15.43。
       合算売買高は110.3億株(前日100.7億株、過去20日平均103.8億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比140円安の28730円。
     
    (3)東証1部の売買代金は2兆4303億円(前日2兆4439億円)。
       新高値15銘柄(前日19銘柄)。
       新安値47銘柄(前日24銘柄)。
       騰落レシオは77.27(前日73.60)。
       NTレシオは14.39倍(前日14.35倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.67%。
     
    (4)下向きの25日線(29030円)からは▲0.78%(前日▲1.34%)。
       2日連続で下回った。
       横這いの75日線は28534円。
       36日連続で上回った。
       右肩上がりの200日線(28803円)からは△0.00%(前日▲0.30%)。
       2日ぶりに上回った。
       右肩下りの5日線(29001円)から▲0.68%。
       2日連続で下回った。
     
    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.999%(前日▲14.978%)。
       買い方▲8.540% (前日▲8.602%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲10.446%(前日▲10.618%)。
       買い方▲22.000% (前日▲21.984%)。
     
    (6)空売り比率は47.5%(20日連続で40%超:前日44.9%)。
       空売り規制なしの比率は10.6%(前日8.4%)。
       日経VIは20.95(前日21.84)。
     
    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.04倍(前日14.05倍)。
       EPSは2051円(前日2043円)。
       BPSは22329円(前日22254円)
       日経平均の益回りは7.12%。
     
    (8)東証1部時価総額は741兆円(前日は741兆円)。
       ドル建て日経平均は252.72(前日251.72)。
     
    (9)ボリンジャーのマイナス1σが28166円。
       マイナス2σが27301円。
       プラス1σが29895円。
       一目均衡の雲の上限が29288円。
       下限が28875円。
       2日連続で雲の下。
       勝手雲の上限は28958円。
       下限が28361円。
       2日連続で雲の中。
       RSIが54.40(前日49.28)。
       RCIが92.03(前日95.05)。
       火曜が「変化日」。
     
    今年の曜日別勝敗(10月22日まで)

    月曜23勝16敗
    火曜22勝18敗
    水曜16勝26敗
    木曜22勝16敗
    金曜21勝20敗
     
    週間ベースで日経平均株価は0.9%安。
    TOPIXは1.1%安、ともに2週ぶり反落。
    東証マザーズ指数は1.2%安、2週ぶり反落。
    日経ジャスダック平均は0.1%高、2週続伸(累計1.2%上昇)、
    東証2部指数は0.0%安、2週ぶり反落。
    東証REIT指数は1.3%安、2週ぶりの反落。 
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    萩原工業(7856)・・・動兆
     
    萩原工業に注目する。
    同社は樹脂繊維製品のほか機械部門も持ち原糸からの一貫生産にが中核。
    コンクリート補強繊維は下期回復。
    野菜包装資材は海外向け伸長。
    偏光板や食品容器向けも復調。


    (兜町カタリスト櫻井)


    25日の日経平均株価は、軟調展開か。
    日経平均株価は、2万8600円−2万8900円を想定する。
    NYダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックは下落。ダウ平均は73ドル高の35677ドルで取引を終えた。ダウ平均は終値で史上最高値を更新している。
    しかし、インテルの下げの大きさやナスダックの下落は、ハイテク株への警戒を高める。
    また、為替市場では円安一服感が鮮明となっており、このことも外需株を買いづらくする。
    前週末22日の日経平均株価は、買い先行後に上げ幅を拡大したが、戻り待ちの売りや週末を控えたポジション調整の売りに押される格好で取引を終えている。21年4−9月の決算発表の本格化を控えることもあり、模様眺めムードが広がりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(前週末22日は113円88−90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同132円57−61銭)と円高方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同22日の大阪取引所清算値比140円安の2万8730円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ヤマト <1967>
    上期経常を一転33%増益に上方修正。
     
    ■アイロムグループ <2372>
    子会社IDファーマが新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験実施に向けてPMDAと治験相談を開始。
     
    ■ジェイ・エスコムホールディングス <3779>
    上期経常を4倍上方修正。
     
    ■アジュバンホールディングス <4929>
    今期経常を一転16%増益に上方修正。
     
    ■東京製鐵 <5423>
    今期経常を45%上方修正、配当も9円増額。
     
    ■エスケイジャパン <7608>
    大株主の久保泰子氏と久保千晶氏が保有する一部株式をラウンドワン <4680> へ売却する。ラウンドワンは議決権ベースで32.83%を保有する筆頭株主になる。
     
    ■ピクセルカンパニーズ <2743>
    TRICOA、XクリエーションとNFT・ブロックチェーン技術を用いたゲーミングアプリケーションの提供に向けた基本合意書を締結。
     
    ■メドレー <4480>
    NTTドコモと共同で市販薬のEC販売を手掛けるミナカラの全株式を取得。また、ミナカラが実施する第三者割当増資と転換社債型新株予約権付社債を引き受け、同社を持ち分法適用関連会社化する予定。
     
    ■中外製薬 <4519>
    7-9月期(3Q)最終は43%増益、今期配当は60円を未定に変更。
     
    ■たけびし <7510>
    上期経常を31%上方修正、通期も増額。
     
    ■ビーアンドピー <7804>
    東証は29日付で東証2部に市場変更する。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
     
    25(月)
    【国内】
    《決算発表》
    コーエーテクモ、東映アニメ、キヤノンMJ、コクヨ、ナガワ、トランコム、キヤノン電、不二家、ピーシーエー、高純度化
     
    【海外】
    独10月Ifo景況感指数(18:00)
    《米決算発表》
    フェイスブック


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■再生エネ導入「最優先に」 政府、原案踏襲で計画決定
     
    ■明治HD<2269>
    傘下KMバイオのコロナワクチン、中期治験入り
     
    ■キリンHD<2503>
    茶葉投入ロボ ファナック<6954>と共同開発
     
    ■メルカリ<4385>
    稼げる会社に 多額の宣伝費、収益力に結実
     
    ■楽天G<4755>
    楽天モバイル、基地局整備目標先送り 半導体不足で来春に
     
    ■三菱電機<6503>
    不正アクセスで顧客情報流出
     
    ■三菱自<7211>
    部品調達難で軽を減産へ 来月、岡山の工場で
     
    ■SUBARU<7270>
    インドネシア再参入 日本から輸出
     
    ■エイベックス<7860>
    本社ビル、パソナG<2168>が丸ごと賃借
     
    ■三谷産業<8285>
    機能性食品素材、ベトナムで受託生産拡大
     
    ■三井不<8801>
    東京タワー地区の再開発検討 10年後めど
     
    ■NTT<9432>
    NTTコム・コムウェア、ドコモの子会社に 年内メド
     
    ■ソフトバンク<9434>
    東電<9501>傘下とガス販売 電気・通信とセット割引
     
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


    coulumn_06.jpg
    《マーケットストラテジーメモ》 10月 第4週

     
    18日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。NYダウの週間上昇率は1.6%と6月25日終了週以来の高さ。S&P500も週間で7月23日終了週以来の大幅高。ゴールドマンが3.8%高。第3四半期決算は利益が66%増加。市場予想を大幅に上回った。四半期決算が予想を上回ったアルミ大手アルコアは15.2%急伸。S&P500採用企業の第3四半期利益は前年同期比32%増加すると見通し。小売売上高は前月比0.7%増。市場予想は0.2%減だった。
     
    日経平均株価は43円安の29025円と3日ぶりに反落。朝方はやや買いが先行したものの続かず。マイナス圏に沈み、その後はプラス圏に再浮上する場面もあったが売り直された。「売買材料が乏しく値動きは限定的」との解釈。中国GDPの軟調も影響薄。東証1部の売買代金は2兆5295億円。トヨタ、ファーストリテが上昇。SBG、レーザーテックが下落。
     
    19日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチ。NYダウは3日ぶりに小反落。ディズニーの下落を重荷として下落幅は一時260ドルまで拡大。
    一方S&P500とNASDAQが4日続伸。中国のGDPの軟調を嫌気し売りもの優勢のスタートだった午前の取引終盤に買いが加速。フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベットの「FAANG」銘柄。マイクロソフトが上昇。アップルは1%高。フェイスブックは3%超上昇。
     
    鉱工業生産統計は、製造業生産指数が予想に反し0.7%低下。世界的な半導体不足が続く中、自動車生産が落ち込んだ。市場予想は0.1%上昇だった。
     
    日経平均株価は190円高の29215円と反発。上昇幅は一時200円を超え25日線を上回った場面もあったが終値では10円ほど下回った。東証一部の売買代金は2兆4409億円。東エレ、ファーストリテが上昇。アステラス、トヨタが下落。
     
    20日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。S&P500は5日続伸し9月初旬に付けた終値での最高値までわずか0.4%の水準に迫った。NYダウは8月半ばに付けた最高値にあと0.5%の水準。調整後1株利益予想を上方修正したJ&Jが2.3%高。トラベラーズも四半期利益が予想を上回り1.6%高。アップル、フェイスブック、マイクロソフトが上昇。ネットフリックスは0.2%高で終了後、時間外取引でさらに上昇。住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.6%減の155万5000戸。市場の増加予想(162万戸)に反し減少し4月以来の低水準となった。
     
    日経平均株価は40円高の29255円と続伸。約3週間ぶりの高値を回復し15日ぶりに25日線を上回った。結局は売り物に押された印象。東証一部の売買代金は2兆7099億円。SBG、京セラが上昇。富士フイルム、ダイキンが下落。
     
    21日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチ。NYダウは8月半ばに付けた過去最高値を上回り取引時間中の高値を更新。S&Pは一時、9月初旬に付けた最高値まで5ポイント以内の水準に迫った。ナスダック総合はテクノロジー株の上昇が一服したことから小幅に下落した。S&P500採用企業の第3四半期利益は前年同期比33%増加する見通し。これまでに決算を発表した企業は全体の約14%。利益が予想を上回った企業の割合は85%超となっている。
     
    日経平均株価は546円安の28708円と3日ぶりに大幅反落。後場下落幅を拡大。米株価指数先物が軟調に推移したことで、海外短期筋などによる日経平均先物への売りが膨らんだ。株安と歩調を合わせるように円が上昇。「これが輸出関連株の下げを加速させた面もあった」との解釈。下落幅は一時550円を超えた。
    衆院選をめぐって与党の自民党が議席数を減らし衆院定数の過半数を維持できるかどうかの攻防だと一部の報道も警戒された。東証1部の売買代金は2兆4488億円。KDDI、富士フイルムが上昇、東エレ、レーザーテックが下落。騰落レシオは73.60まで低下した。
     
    22日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチ。軟調な四半期決算を発表したIBMが9.6%下落しNYダウは反落。一方でNASDAQは反発しS&P500は7日続伸で過去最高値を更新した。週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比6000件減の29万件。2020年3月半ば以来、1年7カ月ぶりの低水準となった。
    中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比7%増の629万戸。1月以来の高水準。市場予想の609万戸も上回った。
     
    日経平均株価は96円高の28804円と反発。中国恒大集団の利息支払い方向を好感したが上値は重かった。東証一部の売買代金は2兆4303億円。エムスリー、コナミが上昇。ファーストリテ、東邦鉛が下落。
     
    (2) 欧米動向
     
    米アマゾン・ドット・コムは年末商戦に備え、米国で15万人を臨時雇用する計画。
    臨時雇用する従業員に対し最大3000ドルの一時金を支給。
    シフトによっては時間当たり3ドル、割り増し人材確保を目指すという。
    昨年の年末商戦では10万人の臨時雇用を発表していた。
     
    (3)新興国動向
     
    中国国家統計局が発表した7?9月のGDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.9%増。
    4?6(7.9%増)から減速。
    市場予想は5.0%増だったからわずかなが下回っての着地。
    先進国のように前期比の伸びを年率換算した成長率は0.8%程度になる。
    「回復トレンドがいったん緩んだ形」との解釈だ。先進国のように前期比の伸びを年率換算した成長率は0.8%程度になる。
    名目GDPは前年同期から9.8%拡大した。
    もっともマーケットインパクトは限定的。
     
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【10月】7勝3敗、(勝率70%、2位)
        気学では「往来相場。底値鍛錬につき高下を繰り返す。売り買い注意月」
     
    25日(月)独IFO景況感、
    26日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、新築住宅販売、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格指数、変化日
    27日(水)日銀金融政策決定会合(→28日)、米耐久財受注、天赦日
    28日(木)黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、商業動態統計、米GDP速報値、中古住宅販売、ECB定例理事会、TOPIXパッシブ売買インパクト、大幅高の特異日
    29日(金)失業率、鉱工業生産、消費動向調査、米個人所得、日経平均パッシブ売買インパクト
    30日(土)G20サミット(ローマ→31日)
    31日(日)衆議院選挙投開票(仏滅)、中国製造業・非製造業PMI、COP26(→12日)
     
    世界銀行の商品市場見通し。
    エネルギー価格は2021年に80%超の高騰。
    22年もさらに小幅上昇する見通し。
    「短期的に世界のインフレに著しいリスクをもたらす恐れがある」との解釈だ
    22年下期には、供給制約が和らぐにつれ、エネルギー価格は低下し始めるとも予想。
    ただ現在の在庫不足や供給のボトルネック継続からエネルギー価格が短期的に一段高となる可能性があると警告。
    原油価格について、21年は1バレル=70ドル、22年は74ドルに上昇。
    23年は65ドルに下落すると予想した。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

10月25日 毎日コラム
日本の株式市場参加者は
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv