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【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


10月01日 マーケットコメント

10月02日 マーケットコメント

10月03日 マーケットコメント

10月04日 マーケットコメント

10月05日 マーケットコメント

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10月10日 マーケットコメント

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10月12日 マーケットコメント

10月13日 マーケットコメント

10月14日 マーケットコメント

10月15日 マーケットコメント

10月16日 マーケットコメント

10月17日 マーケットコメント


    週明けの日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前週末比43円安の2万9025円だった。前週末の米国株は続伸したが、日経平均は前週末にかけての2日間で900円超上昇し、2万9000円台を回復したことから、急ピッチの上昇に対する警戒感から、次第に利食い売りが膨らんだ。また、原油市況が一時1バレル=83ドル台に乗せるなど、商品市況の上昇基調が続いており、関係者からは「原材料高による交易条件の悪化が半年後に悪影響が出る可能性がある」との指摘も聞かれたことも重荷に。
    一方、資源関連のほか、円安が進んでいることで、自動車など輸出関連株の一角が堅調に推移していることが相場を支えていた。
    米国株が強く戻っていることや円安、新型コロナ新規感染者数減少など支援材料もあって反動安の割に下値は浅い。押し目買い基調が続きそうな流れにある。
     
     
    あす19日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
    18日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、2万9025円(前週末比43円安)引けとなった。前週末の米国株高を支えに小高く寄り付いた後、前週末の大幅続伸の反動でいったん下げに転じた。その後、上げ下げを繰り返し、後場入り後は2万9000円の攻防戦となった。2万9000円割れ水準では押し目買いニーズが確認されたが、上値も抑えられた。市場では、「日経平均2万9000円前後のレベルは商いが膨らんだ価格帯であり、それなりに売りが出てくる」とし、戻り売りへの警戒感は根強いだろう。
    また、前週末にかけての急ピッチな出直り相場は、短期マネー主導とみられ、揺り戻しへの不安を指摘する向きもある。
     
    今週に入ってもまだ米長期金利の不安定な動きが続くようだと、来週以降、決算発表が本格化する中でもグロース株の決算反応が甘くなる可能性がある。決算発表前半戦は注目度の高いハイテク系が多いだけに、グロース株の決算反応が案外になると、全体の先高期待が後退しやすくなる点には警戒を要するだろう。
     
     
     
    ■本日のポイント
     
     ■日経平均は3日ぶり小反落、前週の急騰の反動で売り優勢
    ■プラス圏とマイナス圏往来で、方向感の見えにくい展開に
     ■来週から本格化する決算発表を見極めたいとの思惑も浮上
     ■中国経済減速懸念が重荷となるが下値では押し目買い観測
     ■指数はマイナスでも値上がり銘柄数は値下がり数を上回る
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
     
    31299.59  ボリンジャー:+2σ(25日)
    30944.45  ボリンジャー:+2σ(13週)
    30419.20  ボリンジャー:+2σ(26週)
    30285.63  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29814.84  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29533.17  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29271.66  25日移動平均線
    29044.70  均衡表基準線(日足)
     
    29025.46  ★日経平均株価18日終値
     
    28994.44  均衡表転換線(週足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28760.19  均衡表雲上限(日足)
    28757.20  200日移動平均線
    28685.24  13週移動平均線
    28647.14  26週移動平均線
    28598.34  均衡表雲下限(日足)
    28585.69  6日移動平均線
    28522.75  75日移動平均線
    28257.70  ボリンジャー:-1σ(25日)
    28218.98  均衡表転換線(日足)
     
     
    ローソク足は陰線を引き、胴体部分と上下のヒゲがいずれも短い「コマ」を描いて上昇一服を示唆。しかし、ザラ場高値と安値はともに先週末水準を上回っており、地合いの強さを再確認する格好にもなった。上値抵抗線として意識される25日移動平均線との乖離率は本日大引けで-0.84%まで縮小した。一目均衡表では株価が雲上にとどまるとともに、転換線が上向きをキープして短期上昇トレンド継続を示唆しており、25日線突破が一段と濃厚になってきたようだ。
     

    【大引け概況】
    18日の日経平均株価は3営業日ぶりに小幅反落した。大引けは前週末比43円17銭安の2万9025円46銭だった。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:39 容量:8.38M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    きょうの東京株式市場は方向感の定まらない動きとなった。朝方に日経平均はやや高く始まったもののその直後にマイナス圏に沈み、その後は再びプラス圏に切り返すも売り直され、後場はほぼ前日終値を小幅に下回る水準でもみ合う展開となった。
    内需やディフェンシブ株を中心に売りが目立ち、下げ幅は一時100円を超えた。ただ、2万9000円を下回る水準では押し目買いも入り、下値は堅かった。
     
    前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが400ドル近い上昇をみせたが、東京市場では日経平均が前週後半に大きく水準を切り上げていたこともあって、積極的に上値を買い進む動きには発展しなかった。来週から本格化する国内企業の4〜9月期決算を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。
     
    日経平均は前週末15日までの2営業日で900円超上昇し、終値で心理的な節目の2万9000円を約2週間ぶりに回復していた。次の節目である3万円に向けては、今月下旬から発表が本格化する国内企業の4〜9月期決算を見極める必要があるとの見方が多く、目先の達成感が意識されやすかった。
     
    日本時間午前に発表された中国の7〜9月期国内総生産(GDP)は4〜6月期に比べ減速し、市場予想も下回った。中国・上海や香港の株式相場が下落し、東京株式市場でも投資家心理の重荷になった。
     
    一方、円安・ドル高や資源高の基調が続く中、採算改善が期待される自動車株や資源株には買いが入り、相場全体を下支えした。
     
    JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、前週末比4.70ポイント安の2019.23で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5295億円。売買高は10億8498万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は985、値上がりは1124、変わらずは75だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では医薬品、水産・農林業、食料品の下落が目立った。上昇は鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属など。
     
    個別では、売買代金トップのレーザーテックが値を下げたほか、ベイカレント・コンサルティングが急落、ストップ安に売られた。エムスリーが下落、キーエンス、ソニーグループ、任天堂なども冴えない。リクルートホールディングス、第一三共、大日本住友、明治HD、味の素、高島屋、イオンも安い。マネーフォワードが値下がり率トップに売られ、RPAホールディングス、マツキヨココカラ&カンパニーも大幅安となった。
     
    半面、トヨタ自動車やホンダが堅調、東京エレクトロンも買いが優勢。デンソーが値を上げ、ファーストリテイリングも高い。INPEXが大きく買われたほか、三菱商事など商社株もしっかり。三井松島ホールディングスが急騰し値上がり率トップに買われた。日本製鉄、JFE東邦鉛、三井金も高い。ミタチ産業、キャンドゥ、ベクトル、大紀アルミニウム工業所なども値を飛ばした。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比40.89ポイント高の7724.55ポイントと続伸した。
    出来高2億1368万株。値上がり銘柄数は222、値下がり銘柄数は171となった。
     
    個別では鉄人化計画がストップ高。ユーピーアールは一時ストップ高と値を飛ばした。マーチャント・バンカーズ、日本製麻、クリヤマホールディングス、伊勢化学工業、日本伸銅など11銘柄は年初来高値を更新。インスペック、エリアリンク、アドテック プラズマ テクノロジー、千代田化工建設、キョウデンが買われた。
     
     一方、パシフィックネットがストップ安。SDSホールディングス、サイバーステップ、ぷらっとホーム、ショクブンなど5銘柄は年初来安値を更新。コメ兵ホールディングス、ニッチツ、JMACS、ジー・スリーホールディングス、倉庫精練が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比11円35銭高い4013円21銭だった。9月30日以来約半月ぶりの高値。
    新興企業市場の株価指数は高安まちまち。好決算銘柄などを個別に買う動きと、利益確定売りや手じまい売りが交錯し、明確な方向感は出なかった。
    フェローテクやウエストHD、ハーモニックが上昇した。半面、出前館やマクドナルド、シンバイオは下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で509億円、売買高は5791万株だった。値上がり銘柄数は299、値下がり銘柄数は283となった。
     
    個別では、市進ホールディングス、シー・エス・ランバー、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドがストップ高。アルファクス・フード・システム、室町ケミカルは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、白鳩、ウルトラファブリックス・ホールディングス、イボキン、妙徳など14銘柄は年初来高値を更新。ケアサービス、ユニバーサルエンターテインメント、山大、ナガオカ、三ッ星が買われた。
     
    一方、テラ、fonfun、アズジェント、グラフィコ、ソフィアホールディングスなど11銘柄が年初来安値を更新。アジアゲートホールディングス、テーオーホールディングス、AFC−HDアムスライフサイエンス、アスコット、MITホールディングスが売られた。


    東証マザーズ指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比10.12ポイント安い1116.15だった。時価総額上位の銘柄への売りが目立ち、指数は午後にかけて下げ幅を広げた。
    メルカリやフリー、ビザスクが下落した。半面、楽天モバイルと資本提携すると発表したJTOWERが買われた。エネチェンジやココナラが上昇した。
     
    市場では「円安・ドル高傾向で自動車関連が買われるなど外需系の物色が盛んで、内需系企業の多いマザーズ銘柄を買いに傾ける動きは限られたようだ」との指摘があった。
     
    米国の金利上昇もマザーズ銘柄には重しになったようで、マザーズ市場では値下がり銘柄の数が値上がりの数を上回った。決算などを手掛かりに個別ににぎわう銘柄が見られ、個人投資家の運用意欲は消えていないが、ある市場関係者は「振れ幅が大きく、高値でつかんでしまったり、底値近辺で売ってしまったりした人もいたのではないか」と話していた。
    値上がり銘柄数は156、値下がり銘柄数は214となった。
     
    個別では、クリングルファーマが一時ストップ安と急落した。エムビーエス、フルッタフルッタ、ジェイフロンティア、海帆、ジェネレーションパスなど24銘柄は年初来安値を更新。クリーマ、メタリアル、ビザスク、バリュエンスホールディングス、ALiNKインターネットが売られた。
     
     一方、グローバルウェイ、アスタリスク、アイドマ・ホールディングスがストップ高。サンワカンパニー、ビリングシステム、ENECHANGE、ビジョナル、リビングプラットフォームなど9銘柄は年初来高値を更新。リベロ、ココナラ、レナサイエンス、ワンダープラネット、オムニ・プラス・システム・リミテッドが買われた
     

    「赤い」

    中国国家統計局が発表した7−9月のGDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.9%増。
    4−6(7.9%増)から減速。
    市場予想は5.0%増だったからわずかなが下回っての着地。
    先進国のように前期比の伸びを年率換算した成長率は0.8%程度になる。
    「回復トレンドがいったん緩んだ形」との解釈だ。先進国のように前期比の伸びを年率換算した成長率は0.8%程度になる。
    名目GDPは前年同期から9.8%拡大した。
    もっともマーケットインパクトは限定的。

    日曜の秋華賞はアカイトリノムスメが勝利。
    桜花賞4着、オークス2着。
    ようやくの1着だ。
    白いソダシは失速。
    白の陽線より前日比プラスの意の「アカイ」の勝利。
    株式アノマリー的には悪くない筈。

    「早耳の早耳倒れ」という諺がある。
    スピードやタイミングを競えば、機関投資家には勝てる可能性は薄い。
    しかし、早く出動したからと言って必ずしも儲かるものではないのがマーケット。
    ならば、騒ぎや踊りの嬌声の輪からは離れて高見の見物。
    開幕ベルを華やかに飾りたい気持ちはわかるが、フィナーレ直前の方が見せ場のことが多い。
    逆の意味で「時間を味方につける」方が良いような気がしてきた。

    NYのブラックマンデーメモリアルが近づいてきた。
    1987年10月19日のNYダウの下落幅は508ドル、下落率22.6%。
    これを受けた日経平均も翌日3836円安(下落率14.9%)の21910円。
    ただ翌日は2037円高となった。
    下落の背景は米貿易収支の赤字幅拡大と切り引き上げ観測。
    そして先物オプション市場におけるいわゆるプログラム売買の浸透。
    もっとも売りが売りを呼ぶのはコンピュータのせいばかりではなかろうが・・・。
    ところで・・・。
    日経平均株価が生まれたのは1950年9月7日。
    当時は東証1部修正平均株価と呼ばれた。
    その後東証株価指数とかNSB225種平均株価、日経ダウ平均株価などと名前は変わった。
    (この名残でNYダウと日経平均を混同して話す市場関係者も稀にいる)。
    現在の日経平均株価になったのが1985年5月1日。
    ダウ・ジョーンズ社がデリバティブや先物に否定的だったので「ダウ」の呼称が抜かれた。
    昔日の面影の出来事となる。
    かつては15分から20分程度の更新時間だった。
    というよりもたぶん手作業だったのだろうからそれもすごい。
    因みに・・・。
    最初の東証1部修正平均は東証再開の1949年の5月16日に遡って算出されている。
    その数字は176.21円。
    同じ日のNYダウは176.21ドル。
    作為的なのか、偶然なのかは定かではないが・・・。
    70年以上も前に日米合作で創造した虚構としてしまうと言い過ぎだろうか。

    2011年10月の週刊新潮。
    「ウルトラ円安が日常の光景を一変させる」の記事。
    「20××年。
    新聞は月21000円なので読む人が激減。
    片道30分ほどで通勤できる会社への電車賃は片道1500円。
    だから自転車通勤が急増した。
    ガソリンが1リッター900円となり車の数は激減。
    渋滞もない。
    電気代の上昇で都会も夜は暗闇。
    マーガリンが1200円。
    大間のマグロは2億5000万円」。
    面白おかしく記してあるが、ようやく円安警戒論が登場してきた。


    (櫻井)。


    18日午前の日経平均株価は反落し、前引けは前週末比80円97銭(安の2万8987円66銭だった。
    きょう前場は強弱観が拮抗し、日経平均は方向感の定まらない動きとなった。朝方はやや買いが先行したものの続かず、すぐにマイナス圏に沈み、その後はプラス圏に再浮上する場面もあったが売り直された。
    前週末の欧米株市場が軒並み高となったものの、日経平均は前週後半の2営業日で900円以上の上昇をみせていたこともあり、目先利益確定売りに押される形となった。下げ幅は一時100円を超えた。
     
    足元の急速な円安進行や原油など資源価格の上昇について、市場では「原材料コストなどが上昇しても、値上げが受け入れられにくい国内では製品価格に転嫁しづらいため、企業収益の圧迫要因になりやすい」との指摘が多く、内需株を中心に売りが出た。半面、自動車株など輸出関連株の一角や資源株には採算改善期待から買いが入り、相場全体の下値を支えた。
     
    日本時間11時に公表された7〜9月期の中国国内総生産(GDP)は物価変動を調整した実質で前年同期比4.9%増だった。4〜6月(7.9%増)から減速し、市場予想もわずかに下回ったが、午前の日経平均の反応は限られた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2976億円、売買高は5億5888万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1180、値上がりは890、変わらずは111だった。
     
     

    業種別株価指数(33業種)は医薬品、水産・農林業、食料品などが下落。上昇は鉱業、石油・石炭製品、輸送用機器など。
     
    個別では売買代金トップのレーザーテックが軟調、ベイカレント・コンサルティングが急落した。キーエンス、ソニーグループ、明治HD、味の素なども安い。リクルートホールディングスが値を下げ、任天堂、高島屋、三越伊勢丹、第一三共や大日本住友も売られたマネーフォワードが値下がり率トップに売られた。
     
    半面、トヨタ自動車が堅調、ファーストリテイリングも買いが優勢。東邦鉛、三井金、INPEX、デンソーが高く、三菱商事もしっかり。三井松島ホールディングスが急騰、ミタチ産業、キャンドゥも値を飛ばした。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比39.96ポイント高の7723.62ポイントと続伸した。
    出来高は1億3095万株。値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は155となった。
     
    個別では鉄人化計画がストップ高。ユーピーアールは一時ストップ高と値を飛ばした。マーチャント・バンカーズ、日本製麻、クリヤマホールディングス、伊勢化学工業、ササクラなど10銘柄は年初来高値を更新。キョウデン、アドテック プラズマ テクノロジー、インスペック、エリアリンク、神姫バスは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、SDSホールディングス、パシフィックネット、サイバーステップ、ぷらっとホームが年初来安値を更新。光陽社、川上塗料、ニッチツ、コメ兵ホールディングス、JMACSが売られた。

     



    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比11円61銭高い4013円47銭となった。手掛かり材料難のなか、全体的にも方向感に欠ける動きとなっている。
    商品市況の上昇の恩恵を受ける非鉄金属など資源関連のセクターが買われている
    フェローテクやウエストHD、ハーモニックが上昇した。半面、出前館の売りが続いたほか、マクドナルドやセリアも下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で322億円、売買高は3919万株。値上がり銘柄数は292、値下がり銘柄数は254となった。
     
    個別では、市進ホールディングスがストップ高。アルファクス・フード・システム、室町ケミカルは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、白鳩、ウルトラファブリックス・ホールディングス、イボキン、妙徳など12銘柄は年初来高値を更新。ユニバーサルエンターテインメント、ナガオカ、協和コンサルタンツ、山大、タンゴヤが買われた。
     
     一方、テラ、アズジェント、グラフィコ、CAPITA、アイスコなど8銘柄が年初来安値を更新。テーオーホールディングス、アジアゲートホールディングス、AFC−HDアムスライフサイエンス、アスコット、MITホールディングスが売られた。


    東証マザーズ指数は反落した。前引けは前週末比5.00ポイント安い1121.27だった。米長期金利の上昇に対する警戒が根強く、国内の新興市場では時価総額の大きいIT(情報技術)系の銘柄に売りが目立った。個別材料のある銘柄の商いは活発で、指数は上昇に転じる場面もあった。
    フリーやビジョナル、ビザスクが下落した。一方で、不動産向け電力切り替え事業者を買収すると前週末に発表したエネチェンジが買われた。ココナラやプロカンも上昇した。
    値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は213となった。
     
    個別ではクリングルファーマが一時ストップ安と急落した。フルッタフルッタ、ジェイフロンティア、海帆、ジェネレーションパス、ソーシャルワイヤーなど21銘柄は年初来安値を更新。クリーマ、オンデック、メタリアル、ALiNKインターネット、ビザスクが売られた。
     
     一方、アイドマ・ホールディングスがストップ高。グローバルウェイは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、ビリングシステム、ENECHANGE、ビジョナル、リビングプラットフォームなど7銘柄は年初来高値を更新。ココナラ、プロジェクトカンパニー、ワンダープラネット、オムニ・プラス・システム・リミテッド、エコモットが買われた。
     

    【寄り付き概況】

    18日寄り付きの日経平均株価は一進一退となっている。寄り付きは小幅続伸で始まり、始値は前週末比25円19銭高の2万9093円82銭だった。
     
    前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが1%強の上昇をみせたほかハイテク株比率の高いナスダック総合指数も小幅ながら3日続伸した。東京株式市場では前週末に欧米株に先立ち日経平均が500円あまりの上昇をみせていたこともあって、その分上げ幅は限定的となりそうだ。
    株式需給面でも2万9000円台前半では戻り売り圧力が強く、上値の重さが意識されやすい。
     
    外国為替市場ではドル買い・円売りの動きが続き、足もと1ドル=114円台前半まで円安が進行していることは、輸出株中心に追い風となる。ただ、円安のピッチが急で原油価格の高騰も続いていることから、内需系企業の業績への影響も警戒される局面にある。
     
    業種別では、オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、武田薬、中外薬などの医薬品株が下落。オリエンタルランド(OLC)、リクルートHなどのサービス株も安い。キリンHD、JTなどの食料品株や、信越化、花王などの化学株も軟調。ソニーG、キーエンスなどの電機株やSMC、ダイキンなどの機械株も下げている。


    「恐怖と欲望指数は39→51」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
    NYダウの週間上昇率は1.6%と6月25日終了週以来の高さ。
    S&P500も週間で7月23日終了週以来の大幅高。
    ゴールドマンが3.8%高。
    第3四半期決算は利益が66%増加。
    市場予想を大幅に上回った。
    四半期決算が予想を上回ったアルミ大手アルコアは15.2%急伸。
    ビットコインが半年ぶりに6万ドル台に乗せたことからライオット・ブロックチェーンは6.6%上昇。
    S&P500採用企業の第3四半期利益は前年同期比32%増加すると見通し。
    モデルナは2.3%安。
    小売売上高は前月比0.7%増。
    市場予想は0.2%減だった。
    価格上昇を背景とした自動車販売店の売上高拡大が寄与。
    インフレ期待は2005年以来の高水準に達した。
    10年国債利回りは1.573%。
    2年国債利回りは0.394%。
    ドル円は114円台前半。
    一時2018年10月以来の安値となる114.46円を付けた。
    WTI原油先物は0.97ドル(1.2%)高の1バレル=82.28ドル。
    週間では3.5%上昇、8週連続の上昇。
    ビットコインは一時6万0407.26ドルと4月半ば以来の高値を更新。
    過去最高値(6万4895ドル)に迫った。
    SKEW指数は134.10→135.77→143.78→147.27。
    恐怖と欲望指数は39→51。

    週末のNYダウは382ドル(1.09%)高の35294ドルと続伸。
    高値は35320ドル、安値35023ドル。
    NASDAQは73ポイント(0.50%)高の14897ポイントと3日続伸。
    高値は14904ポイント、安値14847ポイント。
    S&P500は33ポイント(0.75%)高の4471ポイントと3日続伸。
    高値は4475ポイント、安値4447ポイント。
    ダウ輸送株指数は247ポイント高の15190ポイントと3日続伸。
    SOX指数は0.70%高の3314ポイントと3日続伸。
    VIX指数は16.30と低下。
    合算売買高は98.3億株(前日92.6億株、過去20日平均105億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比65円高の29185円。
    ドル建ては大証日中比85円高の29205円。
    ドル円は114.20円。
    10年国債利回りは1.573%。
    2年国債利回りは0.394%。

    週間ベースでNYダウは1.6%高、2週続伸(累計2.8%上昇)。
    NASDAQは2,2%高、2週続伸(同2,3%上昇)。
    S&P500は1.8%高、2週続伸(同2.6%上昇)。 

    「25日線は29310円」

    木曜の日経平均は寄り付き237円高。
    終値は517円高の29068円と続伸。
    半値戻し(29044円)を達成した。
    日足は3日連続で陽線。
    SQ値28098円を終値で上回り5勝1敗。
    週間では1018円の上昇。
    週足は3週ぶりに陽線。
    13週線(28571円)や26週線(28646円)を大きく上回った。
    TOPIXは1.86%高と続伸。
    東証マザーズ指数は2.51%上昇と続伸。
    日経ジャスダック平均は0.89%上昇と続伸。
    東証1部の売買代金は2兆8420億円(前日2兆5657億円)。
    値上がり1989銘柄(前日1048銘柄)。
    値下がり155銘柄(前日1037銘柄)。
    新高値40銘柄(前日27銘柄)。
    新安値15銘柄(前日797銘柄)。
    騰落レシオは89.23(前日86.83)。
    NTレシオは14.36倍(前日14.37倍)。
    93日連続で14倍台。
    サイコロは5勝7敗で41.67%。
    下向きの25日線(29310円)からは▲0.83%(前日▲2.74%)。
    12日連続で下回った。
    横這いの75日線は28523円。
    10日ぶりに上回った。
    右肩上がりの200日線(28744円)からは△1.13%(前日▲0.63%)。
    10日ぶりに上回った。
    右肩上りの5日線(28497円)から△2.00%。
    6日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.563%(前日▲15.332%)。
    買い方▲8.062% (前日▲9.586%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.577%(前日▲7.134%)。
    買い方▲20.755% (前日▲22.422%)。
    空売り比率は41.5%(14日連続で40%超:前日41.8%)。
    空売り規制なしの比率は7.4%(前日7.4%)。
    日経VIは20.23(前日21.36)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.20倍(前日13.97)。
    4日ぶりに14倍台。
    前期基準では18.99倍。
    EPSは2047円(前日2043円)。
    225のPBRは1.31倍。
    BPSは22189円(前日22132円)
    日経平均の益回りは7.04%。
    10年国債利回りは0.075%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.93倍。
    前期基準では21.55倍。
    PBRは1.34倍。
    東証1部単純平均株価は52円高の2460円。
    東証1部売買単価は2486円(前日は2225円)。
    東証1部時価総額は749円(前日は736兆円)。
    38日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は254.76(前日251.64)。
    週末のシカゴ225先物は大証日中比65円高の29165円。
    高値29265円、安値28730円。
    大証先物夜間取引終値は日中比70円高の29190円。
    気学では「前場安いと後場へ戻る日。押し目買い」。
    火曜は「転機を司る重要日。波動につくべし」。
    水曜は「下値にある時は押し目買い方針良し」。
    木曜は「前後場足取りを異にして動くこと多し」。
    金曜は「上寄りは売れ、下寄りは見送り」。
    ボリンジャーのマイナス1σが28288円。
    プラス1σが30333円。
    一目均衡の雲の上限が28729円。
    下限が28598円。
    2日連続で雲の上。
    13日に白くねじれた効果は出た。
    勝手雲の上限は29126円。
    下限が28682円。
    11日連続で勝手雲の下。
    RSIが38.21(前日30.96)。
    RCIが39.84(前日24.73)。
    火曜から水星は順行に戻る。

    《今日のポイント10月18日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
       S&P500採用企業の第3四半期利益は前年同期比32%増加すると見通し。
       10年国債利回りは1.573%。
       2年国債利回りは0.394%。
       ドル円は114円台前半。
       SKEW指数は134.10→135.77→143.78→147.27。
       恐怖と欲望指数は39→51。

    (2)ダウ輸送株指数は247ポイント高の15190ポイントと3日続伸。
       SOX指数は0.70%高の3314ポイントと3日続伸。
       VIX指数は16.30と低下。
       合算売買高は98.3億株(前日92.6億株、過去20日平均105億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比65円高の29185円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆8420億円(前日2兆5657億円)。
       新高値40銘柄(前日27銘柄)。
       新安値15銘柄(前日797銘柄)。
       騰落レシオは89.23(前日86.83)。
       NTレシオは14.36倍(前日14.37倍)。
       93日連続で14倍台。
       サイコロは5勝7敗で41.67%。

    (4)下向きの25日線(29310円)からは▲0.83%(前日▲2.74%)。
       12日連続で下回った。
       横這いの75日線は28523円。
       10日ぶりに上回った。
       右肩上がりの200日線(28744円)からは△1.13%(前日▲0.63%)。
       10日ぶりに上回った。
       右肩上りの5日線(28497円)から△2.00%。
       6日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.563%(前日▲15.332%)。
       買い方▲8.062% (前日▲9.586%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.577%(前日▲7.134%)。
       買い方▲20.755% (前日▲22.422%)。

    (6)空売り比率は41.5%(14日連続で40%超:前日41.8%)。
       空売り規制なしの比率は7.4%(前日7.4%)。
       日経VIは20.23(前日21.36)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.20倍(前日13.97)。
       EPSは2047円(前日2043円)。
       BPSは22189円(前日22132円)
       日経平均の益回りは7.04%。

    (8)東証1部時価総額は749円(前日は736兆円)。
       ドル建て日経平均は254.76(前日251.64)。

    (9)ボリンジャーのマイナス1σが28288円。
       プラス1σが30333円。
       一目均衡の雲の上限が28729円。
       下限が28598円。
       2日連続で雲の上。
       13日に白くねじれた効果は出た。
       勝手雲の上限は29126円。
       下限が28682円。
       11日連続で勝手雲の下。
       RSIが38.21(前日30.96)。
       RCIが39.84(前日24.73)。
       火曜から水星は順行に戻る。

    今年の曜日別勝敗(10月15日まで)

    月曜23勝15敗
    火曜21勝18敗
    水曜15勝26敗
    木曜22勝15敗
    金曜20勝20敗

    週間ベースで日経平均株価は3.6%高。
    TOPIは3.2%高。
    ともに4週ぶり反発。
    東証マザーズ指数1.9%高、4週ぶり反発。
    日経ジャスダック平均は1.2%高、3週ぶり反発。
    東証2部指数は0.4%高、4週ぶり反発。
    東証REIT指数は3.0%高、2週続伸。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    うるる(3979)・・・動兆

    うるるに注目する。
    同社は月額課金の入札情報速報サービスが中核。
    データ入力等のBPO事業、電話代行事業なども展開
    BPO、電話代行拡大。




    (兜町カタリスト櫻井)




    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》  10月 第3週

    11日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに小幅反落。雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万4000人増で着地。9カ月ぶりの小幅な増加にとどまり、市場予想の50万人増を大きく下回った。失業率は4.8%と、8月の5.2%から改善。18カ月ぶりの低水準。週間はNYダウが1.2%、S&P500が0.8%、NASDAQが0.1%上昇。
     
    日経平均株価は449円高の29498円と3日続伸。一時500円以上上昇し18500円台に乗せた場面もあった。SQ値28098円を終値で上回り1勝1敗。
    中国の電力不足による供給制約への懸念が後退。円安・ドル高が進んだことで、自動車など輸出関連株が買われた。「金融所得課税の引き上げ観測の後退も買い安心感につながった」との解釈。
    TOPIXも続伸。東証1部の売買代金は2兆7085億円。パナソニック、ソニーが上昇。安川電、東エレが下落。
     
    12日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続落。「決算シーズンの開始を控えて警戒感が高まった」との解釈。主要株価指数は朝方はプラス圏で推移したが午後になると下落に転じ、引けにかけて下げ幅を拡大した。債券市場はコロンブスデーで休場。「祝日で米債券市場が休場だったため薄商いとなった可能性がある」との指摘も聞かれる。
     
    日経平均株価は267円安の28230円と4日ぶりに反落。原油高を受けたインフレ懸念によるNYY株安同様に売り物優勢の展開。もっとも1ドル113円台の円安トレンドを受け自動車セクターは堅調だった。東証一部の売買代金は25637億円と2日連続の2兆円割れ。トヨタ、三菱商事が上昇。ファーストリテ、SBGが下落。
     
    13日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。「FOMC議事要旨発表とCPIを翌日に控えて警戒感が高まった」との解釈。13日に決算を発表するJPモルガン・チェースは0.8%安。S&P500銀行指数も0.6%下落。テスラは9月の中国製EVの販売台数が5万6006台と約2年前に上海で生産を開始して以来最高を記録。株価は1.7%上昇した。
     
    米労働省がこの日発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)で自発的な離職件数が過去最高を記録。求人件数は1000万件を超えており、賃上げによるインフレへの懸念が高まった。
     
    日経平均株価は90円安の28140円と続落。世界景気の減速懸念からの売り物優勢との解釈。後場ほほ膠着といった格好。東証一部の売買代金は2兆4039億円と約1ヶ月ぶりの低水準。三越伊勢丹、日揮が上昇。商船三井、太陽誘電が下落。
     
    14日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。NYダウは下げ渋り前日比ほぼ変わらず。NASDAQとS&P500は反発。FOMC議事要旨では「11月半ばにもテーパリングに着手できる」との方向。JPモルガン・チェースは好決算だったが2.6%安。デルタ航空が5.8%安。アップルは0.4%安。一方、アマゾン、アルファベット、マイクロソフトは上昇。9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.4%上昇。伸びは前月の5.3%から加速した。前月比で0.4%上昇と前月の0.3%上昇から加速した。2年債利回りは一時0.394%と、2020年3月24日以来の水準に上昇。
     
    日経平均株価は410円高の28550円と3日ぶりに反発。10日ぶりに75日移動平均を上回った。東証一部の売買代金は2兆5647億円。東エレ、富士通が上昇。郵船、東ソーが下落。
     
    15日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅上昇。NYYダウは1.56%高で7月20日以来の上昇率。NASADQは1.73%高で5月20日以来の上昇率。
    S&P500は1.71%高で3月5日以来の上昇率。経済指標を受け利上げ見通しを巡る懸念が後退。好決算を発表したモルガン・スタンレーやユナイテッドヘルス・グループなどが上昇。マイクロソフトやアップルなどのハイテク株も上昇。卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月より0.5%上昇。
    市場予想は0.6%。8月は0.7%上昇。
    前年同月比では8.6%上昇。8月は8.3%上昇だった。比較可能な2010年11月以降の最大値を更新。
    市場予想は8.7%増だった。週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万6000件減の29万3000件。2020年3月中旬以来、約1年7カ月ぶりの低水準。市場予想は31万6000件だった。
     
    日経平均株価は517円高の29068円と続伸。9月30日以来の29000円台。200日線と半値戻し水準の29044円を上回った。売買代金は2兆8420億円。レーザーテック、郵船が上昇。ファーストリテ、東レが下落。
     
    (2) 欧米動向
     
    IMFは想定通りに世界経済成長見通しを5.9%に下方修正。
    前回7月の見通しから0.1ポイント引き下げた。
    背景は自動車関連の部材不足など供給網の目詰まり。
    これによりインフレ加速観測となった。
    その先は原油高などでのインフレ懸念がある、
    もっとも5.9%成長は1980年以降で最大の伸び。
    世界経済2021年5.9%増(▲0.1ポイント)、2022年4.9%。
    米国  2021年6.0%増(▲1.0ポイント)、2022年5.2%(△0.3)
    ユーロ圏2021年5.0%増(△0,4ポイント)、2022年4.3%。
    日本  2021年2.4%増(▲0.4ポイント)、2022年3.2%(△0.2ポイント)。
    中国  2021年8.0%増(▲0.1ポイント)、2022年5.6%(▲0.1ポイント)。
     
    (3)新興国動向
     
    中国国家統計局が14日発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年比10.7%上昇。
    原材料価格の高騰を背景に1996年10月の統計開始以来、最も高い伸びを記録し市場予想も上回った。
    消費者物価指数(CPI)は前年比0.7%上昇。
    伸び率は8月の0.8%から鈍化し、市場予想の0.9%も下回った。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【10月】7勝3敗、(勝率70%、2位)
        気学では「往来相場。底値鍛錬につき高下を繰り返す。売り買い注意月」
     
    15日(金)米小売り売上高、NY連銀製造業景気指数、輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感、株高の日、鬼宿日
    18日(月)首都圏マンション販売、米鉱工業生産、NABG住宅価格、対米証券投資、中国各種経済指標
    19日(火)衆議院選挙公示、CEATECJAPAN(→22日)、米住宅着工件数、衆議院選挙告示(仏滅)変化日、水星順行
    20日(水)貿易統計、米ベージュブック、株高の日
    21日(木)米中古住宅販売、フィラデルフィア連銀製造業景況感
    22日(金)消費者物価、サービス業PMI、製造業PMI
    25日(月)独IFO景況感、
    26日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、新築住宅販売、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格指数、変化日
    27日(水)日銀金融政策決定会合(→28日)、米耐久財受注、天赦日
    28日(木)黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、商業動態統計、米GDP速報値、中古住宅販売、ECB定例理事会、TOPIXパッシブ売買インパクト、大幅高の特異日
    29日(金)失業率、鉱工業生産、消費動向調査、米個人所得、日経平均パッシブ売買インパクト
    30日(土)G20サミット(ローマ→31日)
    31日(日)衆議院選挙投開票(仏滅)、中国製造業・非製造業PMI、COP26(→12日)
     
    証券3社の来年度上場企業の経常利益予想では来年度の増益率が鈍化。
    各社の経常利益予想は5?11%。
    21年度の30%前後からは鈍化する。
    背景は自動車や機械など製造業の伸びの落ち着き。
    鉄鋼や商社などは減益となる。
    2期連続の過去最高益予想ではあるが・・・。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)


    18日の日経平均株価は堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8900円−2万9300円を想定。
    NYダウ平均は382ドル高の35294ドルで取引を終えた。前週末15日の強い地合いや、米国株の強い動きを追い風に買い優勢の展開を予想する。
    国内企業の決算に対する期待も高まりやすく、先物に寄せて上昇して始まった後も、しっかりとした動きが続くだろう。
    ただ、日経平均株価は直近2営業日で930円近い(約3.3%)上昇をみせているだけに、戻り待ちの売りや、短期的な利益確定売りに押される場面もありそう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(前週末15日は114円09−10銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円47−51銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同15日の大阪取引所清算値比65円高の2万9185円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■住石ホールディングス <1514>
    今期経常を3.8倍上方修正。
     
    ■鉄人化計画 <2404>
    前期最終は赤字縮小で着地・6-8月期(4Q)最終は黒字浮上、今期業績は非開示。
     
    ■ミタチ産業 <3321>
    上期経常を80%上方修正、通期も増額、配当も2.5円増額。
     
    ■クリヤマホールディングス <3355>
    今期経常を一転30%増益に上方修正・6期ぶり最高益更新へ。
     
    ■エコモット <3987>
    今期経常は49%増益へ。
     
    ■ティアンドエス <4055>
    今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■市進ホールディングス <4645>
    上期経常は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    ■室町ケミカル <4885>
    上期経常を一転21%増益に上方修正。
     
    ■ベクトル <6058>
    今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
     
    ■アスタリスク <6522>
    今期経常は61%増で2期連続最高益更新へ。
     
    ■アイドマ・ホールディングス <7373>
    今期経常は47%増で6期連続最高益更新へ。
     
    ■幸和製作所 <7807>
    今期経常を一転55%増益に上方修正・4期ぶり最高益、配当も18.06円増額。
     
    ■はせがわ <8230>
    上期経常を一転93%増益に上方修正。
     
    ■北の達人コーポレーション <2930>
    6-8月期(2Q)経常は24%増益。
     
    ■ジェイ・エスコムホールディングス <3779>
    ショーエイコーポレーション <9385> と業務提携。化粧品や通販商材の共同開発、化粧品の卸事業などで協業する。
     
    ■ENECHANGE <4169>
    電力事業と不動産事業を展開するオーベラス・ジャパンの全株式を取得し子会社化する。
     
    ■大庄 <9979>
    今期最終は黒字浮上へ。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    18(月)
    【国内】
    9月首都圏マンション発売(13:30)
     
    【海外】
    中国7-9月期GDP(11:00)
    中国9月鉱工業生産(11:00)
    中国9月小売売上高(11:00)
    米9月鉱工業生産(22:15)
    米8月対米証券投資(10/19 5:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■米国初のビットコイン先物ETF 18日にローンチも
     
    ■パソナG<2168>
    海外人材 遠隔でIT業務 国内企業に紹介
     
    ■ニチレイ<2871>
    業務用食品の受注回復 外食用1割増 緊急事態解除受け
     
    ■すかいらーく<3197>
    配膳ロボを2000店に導入 感染対策を強化
     
    ■三菱ケミカル<4188>
    自前スパコンで素材開発
     
    ■第一三共<4568>
    「狙い撃ち」がん薬 設備増強 3000億円投資
     
    ■住友ゴム<5110>
    米工場への投資増額 SUV・2輪タイヤ好調
     
    ■東洋製缶<5901>
    4〜9月純利益3倍 家飲み需要増 脱プラでアルミ缶伸び
     
    ■トヨタ<7203>
    12月から挽回生産へ調整 「最悪期は脱した」
     
    ■丸紅<8002>
    EV電池再生参入 米新興出資 電力会社向け蓄電池に
     
    ■三菱商事<8058>
    脱炭素に2兆円 30年度までに LNGは投資継続
     
     

    [概況]

     
    15日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時114.475円まで上昇し堅調に推移した。米長期金利の上昇により、日米金利差の拡大が意識され米ドル円は買いが優勢。また、9月米小売売上高 (予想:前月比-0.2% 結果:前月比0.7%)が市場の予想を上回ったことも買い材料に繋がったか。
     
    テクニカル的には米ドル円は引き続き5日移動平均線(113.600円)付近をサポートに上値を探る展開に期待したい。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

10月18日 毎日コラム
感性で選ぶ、アノマリー
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