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【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


10月01日 マーケットコメント

10月02日 マーケットコメント

10月03日 マーケットコメント

10月04日 マーケットコメント

10月05日 マーケットコメント


     
     
    6日の日経平均株価は8日続落。終値は前日比293円安の2万7528円で8月23日以来の安値となった。前日の米国株の反発で序盤は380円近く上げていたが、時間外取引の米国株が金利上昇を嫌気して値下がりしたことをきっかけにマイナスへ転じてしまった。世界的なエネルギー価格の上昇は国内にも波及しており、インフレを警戒する動きはしばらく続きそうな雰囲気だ。ただ、売り物は先物に集中しており、東証1部では値上がり銘柄の方が多いのが実情だった。
    週末にオプションSQを控えていることもあり、合成ポジションのヘッジ対応の動きなどから、波乱含みの展開だった。
    きょうは日経平均が1.1%安となったのに対して、TOPIXが0.3%安。東証1部の値上がり・値下がりは均衡しており、実体をより正確に映しているのはTOPIXだろう。そのTOPIXはきょうの安値(1927p)ときのうの安値(1928p、10/5)が非常に近い。1920〜1930p辺りで下げ止まることができるかが注目されるだろう。
     
    あす7日の日経平均株価は目先底接近が意識されそうだ。
    6日の日経平均株価は大幅に8営業日続落し、2万7528円(前日比293円安)引けとなった。不安心理は尾を引き、きのうに続き取引時間中には心理的なフシ目となる2万7500円を割り込んだが、終値では同ラインを死守し、下値では押し目買いが入った。2009年7月の9営業日続落以来約12年ぶりの連続安となったこともあり、早晩下げにブレーキが掛かるとみられる。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
     
    28771.07  新値三本足陽転値
    28688.75  200日移動平均線
    28650.59  26週移動平均線
    28628.36  ボリンジャー:-1σ(25日)
    28593.98  6日移動平均線
    28569.42  75日移動平均線
    28449.62  13週移動平均線
    28217.83  均衡表雲上限(日足)
    28171.52  均衡表雲上限(週足)
    27726.63  ボリンジャー:-1σ(26週)
    27715.61  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    27528.87  ★日経平均株価6日終値
     
    27527.74  均衡表雲下限(日足)
    27263.33  ボリンジャー:-1σ(13週)
    26802.85  ボリンジャー:-3σ(25日)
    26802.67  ボリンジャー:-2σ(26週)
    26077.04  ボリンジャー:-2σ(13週)
    25878.71  ボリンジャー:-3σ(26週)
     
     
    ローソク足は6本連続の陰線で終了した。一目均衡表では遅行線が弱気シグナル発生を開始し、基準線とその下を走る転換線はともに下向きで下落トレンド継続を示唆。本日終値は雲下限の1.13円上にあって三役逆転の完成に肉薄している。RSI(14日ベース)は16.68%と20%ラインを下回り、25日移動平均線とのマイナス乖離率は6.81%と売られ過ぎ圏にある。
    ただ、東証1部の騰落レシオ(25日ベース)はほぼ中立圏中央の100.30%にあって底値到達には遠く、下値拡張リスクを残している点に留意したい。
     
     

    【大引け概況】
    6日の日経平均株価は8日続落し、前日比293円25銭安の2万7528円87銭で終えた。終値ベースで8月23日以来、1カ月半ぶりの安値となった。8日続落は2009年7月に9日続落して以来、約12年3カ月ぶりとなる。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:41 容量:6.08M

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    取引時間中に米長期金利が一段と上昇し、成長(グロース)株を中心に売りが優勢となった。
     
    きょうは、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って上昇したことを受け、リスク選好ムードのなか始まった。しかし買いは続かず、前場後半に日経平均はマイナス圏に沈んだ。原油市況の高騰などを背景にインフレ懸念が一段と高まっており、米株価指数先物が軟調な値動きとなっているのを横目に市場のセンチメントが悪化した。
    後場寄りには下げ幅を一気に広げ一時は500円を超える下落となったが、アジア株市場が高安まちまちとなっていたこともあり、その後は押し目買いが入り下げ渋った。リスクパリティ・ファンドなどの機械的な売りも影響したとみられる。
     
     
    相場下落で変動率に応じて持ち高を調整するリスクパリティ戦略をとるファンドなどの売りが観測された。「海運株の下落で個人心理が悪化し、損失覚悟の売りにつながっている」との見方もあった。午後の中ごろには好業績が期待できる銘柄に買いが入り、日経平均は下げ渋った。
     
    前日に真鍋淑郎氏らがノーベル物理学賞を授与されることが決まった。同氏らの研究分野と関係する気候変動問題への関心で再生エネルギー関連銘柄の一角が動意付く場面もあった。
     
    JPX日経インデックス400は8日続落。終値は前日比23.74ポイント安の1万7504.59だった。東証株価指数(TOPIX)は8日続落し、5.84ポイント安の1941.91で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で3兆7420億円。売買高は16億7382万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1015と、全体の5割弱を占めた。値上がりは1073、変わらずは95銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では、空運業、海運業、輸送用機器の下落が目立った。上昇は鉱業、石油・石炭製品、銀行業など。
     
    個別では、売買代金トップの日本郵船や川崎汽船など海運株が売り優勢だったほか、ソフトバンクグループ(SBG)が年初来安値を付けた。ファーストリテイリングの下値模索が続き、武田薬品工業は大幅安。ベイカレント・コンサルティングも売られた。ソニーグループが冴えず、トヨタ自動車も下落した。テイクアンドギヴ・ニーズ、コシダカホールディングス、ラウンドワンなども値を下げた。
     
    半面、任天堂が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクもしっかり。ダイキン工業も高い。カワタがストップ高に買われ、住友大阪セメント、太平洋セメント、タツモ、TSIホールディングス、三井松島ホールディングスも買いを集めた。
     
    東証2部株価指数は前日比7.80ポイント高の7579.92ポイントと7日ぶり反発した。
    出来高は3億873万株。値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は223となった。
     
    個別では、ニッチツがストップ高。コメ兵ホールディングス、スーパーバッグは年初来高値を更新。加地テック、リミックスポイント、アートスパークホールディングス、京進、岡野バルブ製造が買われた。
     
    一方、朝日印刷、マナック・ケミカル・パートナーズ、アサヒペン、イトーヨーギョー、北越メタルなど13銘柄が年初来安値を更新。リード、ダイハツディーゼル、川口化学工業、レオクラン、パスが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は7日続落した。終値は前日比51銭安い3925円14銭と、8月25日(3912円66銭)以来の安値水準だった。ジャスダック市場は反発して始まった後は急失速する展開となった。後場中ごろにはマイナス圏に下落した。引けにかけては下げ渋る動きも見られたが、戻りは鈍く、前日終値同水準で引けた。米中にまつわる外部環境の不透明感や世界的なインフレ懸念に加え、国内での岸田新政権への期待後退が投資家心理へ影響していたもよう。
    ハーモニックや出前館、放電精密が下落した。半面、ウエストHDやセリア、東洋合成は上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は5941万株だった。値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は332となった。
     
    個別では、ルーデン・ホールディングス、ソフトウェア・サービス、ネクストジェン、まぐまぐ、タカギセイコーなど26銘柄が年初来安値を更新。放電精密加工研究所、ランシステム、ゼネテック、ファブリカコミュニケーションズ、アイビー化粧品が売られた。
     
    一方、アジアゲートホールディングス、ディーエムソリューションズ、かんなん丸がストップ高。LAホールディングス、応用技術、川崎地質、ムラキなど5銘柄は年初来高値を更新。カーディナル、三ッ星、シイエム・シイ、小田原エンジニアリング、ランドネットが買われた。

     


    東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比14.02ポイント安い1064.11と、8月23日(1064.49)以来の安値水準となった。前日の米株高を受け朝方に反発したものの、フリーなど時価総額の大きな銘柄につられて下げ足を速めた。
    メドレーやヘリオス、JMDCは上昇した。
    市場からは「投げ売りに追い込まれるほどではなく、悲観ムードは高まっていない」との声が聞かれた。
    値上がり銘柄数は115、値下がり銘柄数は264となった。
     
    個別ではジェネレーションパス、アンビション DX ホールディングス、パルマ、オークファン、アプリックスなど28銘柄が年初来安値を更新。セーフィー、Amazia、ベストワンドットコム、ジィ・シィ企画、フリーが売られた。
     
    一方、インパクトホールディングス、シンメンテホールディングス、プロジェクトカンパニーが年初来高値を更新。キャリア、ラキール、ENECHANGE、モビルス、エンバイオ・ホールディングスが買われた。

    「200億円の壁」

    「200億円の壁」というのがどうもあるような気がする。
    企業の売上高の200億円だ。
    起業から発展し歴史の長短はあるものの上場。
    そして中期経営計画等で打ち出されるの売上高の数字の多くは「200億円」。
    現にこのところ取材した企業の多くが中計の売上高目標が200億円。
    あるいは今期の売上高見通しが200億円だった。
    経験則では2ケタの売り上げが3ケタになるまでが5年から7年。
    200億円を超えてから1000億円になるまでがやはり5年から7年。
    ただ200億円を超えると加速度的に売上高が増加する傾向があるような気がする。
    「そんな長い時間軸では待てない」という声もあろう。
    しかし50億円程度の売り上げが1000億円になれば20倍。
    10年で20倍というのはそんなに少ない数字ではない。
    同じような伸び率で行けば20年で400倍。
    50億円が2兆円になることになる。
    もっとも200億円と1000億円の間にも500億円や800億円の壁はある。
    しかし、これも経験則だが200億円の壁よりは薄いような気がする。
    200億円に乗ったら1000億円は近い。

    「山より大きなイノシシはでない」と市場ではよく言われる。
    この数十年、さまざまな市場の危機がありさまざまな市場の上昇があったが実に該当すると思う。
    例えばボリンジャーバンドのプラスマイナス2σが目先の限界値。
    上でも下でもどういうわけかココで止まる。
    行き過ぎがプラスマイナス3σ。
    どんな土砂降りもどんな青天もここが限界値。
    外部材料に惑わされることなくほとんど反転するタイミングを迎える。
    「山より大きなイノシシが出そう」と思っても出ないのが相場なのだろう。

    ☆2021年9月月中平均29893.47円トピ2058ポイント
    ★2021年3月月中平均29315.26円トピ1945.84ポイント

    8日続落は2009年7月1日→13日の9日続落以来。
    あの時はその後7月14日から27日ま9日続伸。
    その先は2008年6月18日→7月4日までの12日続落。
    因みに上昇は2017年10月2日→10河う19日までの16日続伸。

    三菱UFJモルガン・スタンレー証券のリポート。
    「21年10〜12月期の自社株買いと増配銘柄予想」

    東証1部上場の3月決算企業、金融除く、時価総額500億円以上で10〜12月に自社株買いの発表が期待できる銘柄・
    増配が期待できる銘柄。

    ★自社株買いの発表が期待できる銘柄
    コード  銘柄名
    1719    安藤ハザマ
    1812    鹿 島
    1835    東鉄工
    1878    大東建
    2282    日本ハム
    4021    日産化
    4041    日曹達
    4061    デンカ
    4182    三菱ガス
    4403    日 油
    4503    アステラス薬
    4534    持田薬
    5122    オカモト
    6013    タクマ
    6113    アマダ
    6622    ダイヘン
    6804    ホシデン
    6923    スタンレ電
    6988    日東電
    7545    西松屋チェ
    8130    サンゲツ
    9075    福山運
    9364    上 組
    9682    DTS
    9744    メイテック
    9759    NSD
    9934    因幡電産


    ☆増配の発表が期待できる銘柄
    コード  銘柄名
    1925    大和ハウス
    2801    キッコーマン
    3132    マクニカ富士
    3407    旭化成
    4021    日産化
    4042    東ソー
    4062    イビデン
    4091    日本酸素
    4183    三井化学
    4188    三菱ケミHD
    4205    ゼオン
    4368    扶桑化学
    4401    ADEKA
    4403    日 油
    4527    ロート
    4543    テルモ
    4901    富士フイルム
    5122    オカモト
    5384    フジミインコ
    6101    ツガミ
    6201    豊田織機
    6302    住友重
    6367    ダイキン
    6368    オルガノ
    6407    CKD
    6448    ブラザー
    6516    山洋電
    6594    日電産
    6645    オムロン
    6652    IDEC
    6902    デンソー
    6967    新電工
    6976    太陽誘電
    6981    村田製
    7701    島津製
    7732    トプコン
    7867    タカラトミー
    7917    藤森工
    8035    東エレク
    8078    阪和興
    8088    岩谷産
    8154    加賀電
    9962    ミスミG

    (櫻井)。


    6日午前の日経平均株価は続落し、前日比278円06銭安の2万7544円06銭で前場を終えた。
    きょう朝方は前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が上昇したことを受け主力株中心に幅広く買いが優勢となった。このところ日本株は下げていたため、自律反発を見込んだ買いも入り、上げ幅が300円を超える場面もあった。
    その後は売り圧力が強まり日経平均はマイナス圏に沈んだ。
    原油市況の上昇が顕著となっており、これが企業のコスト増加につながるとの思惑や、米長期期金利が再び上昇歩調を強めていることに対する警戒感も強い。中国不動産大手・恒大集団のデフォルトリスクに対する懸念もくすぶっている。日経平均の下げ幅は一時300円を上回った。
     
    東エレクやソフトバンクグループ(SBG)など値がさのハイテク銘柄がさえず、指数を押し下げた。米株価指数先物が日本時間午前の時間外取引で軟調に推移したことも投資家心理を冷やした。原油高による日本企業のコスト増も懸念材料として意識された。
     
    前日と今日とで特に何も変わっていない。株価急落を生み出した要因は何も解消されていない。中国での恒大集団をはじめとした不動産業資金繰り問題や深刻な電力不足、米連邦政府の債務上限問題などは依然くすぶる。米国の政治問題については与野党の間のチキンレースに過ぎず、長期的な波乱要因にはならないと考えるが、短期的にはテクニカル的な調整色を強めている米国株の一層の下押し圧力にはなり得るだろう。
     
    そして、中国の問題については長期的な話だ。不動産業の停滞から消費減などを通じて他産業へ影響が及べば、実体経済の後退につながる恐れがある。電力不足問題も、同国の環境規制強化のほか、石炭価格の高騰、世界的な脱炭素への急速シフトに伴う構造的変化など複数の要因が絡み合っており、すぐに解決できる問題とはいえない。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆8826億円、売買高は8億3640万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は667と、全体の約3割を占めた。値上がりは1429、変わらずは82銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は空運業、海運業、輸送用機器などが下落。上昇は鉱業、石油・石炭製品、パルプ・紙など。
     
    個別では売買代金トップの日本郵船や川崎汽船など海運株が安く、ファーストリテイリングやファナックが下げた。トヨタ自動車、三菱自動車工業、ソニーグループも売りに押された。武田薬品工業の下げも目立つ。ラウンドワンも大幅安となっている。
     
    半面、任天堂が高く、キーエンスも上昇した。原油高を背景にINPEXも高い。ダイキン工業、住友大阪セメント、太平洋セメントも買われている。タツモが大幅高となり、TSIホールディングスの上げも目立った。
     
     
    東証2部株価指数は前日比20.95ポイント高の7593.07ポイントと7日ぶり反発した。
    出来高は2億4067万株。値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は168となった。
     
    個別では、コメ兵ホールディングス、スーパーバッグが年初来高値を更新。ニッチツ、アートスパークホールディングス、鈴与シンワート、田岡化学工業、あかつき本社が買われた。
     
    一方、アサヒペン、イトーヨーギョー、北越メタル、アマテイ、トーアミなど10銘柄が年初来安値を更新。レオクラン、梅の花、川口化学工業、川崎近海汽船、ぷらっとホームが売られた。

     



    日経ジャスダック平均株価は7営業日ぶりに反発し、前引けは前日比12円47銭高い3938円12銭となった。
    NYダウなど主要株指数が上昇したことを受け主力株中心に買い戻しが優勢となった。
    ただ、日経平均などが連日急落するなか、東証1部の主力株を抱えていた個人投資家の含み損は拡大し、新興市場でも追証回避の投げ売りなどが出ているようだ。
    セリアやウエストHD、ワークマンが上昇した。半面、放電精密やエイジスが下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で268億円、売買高は3344万株。値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は252となった。
     
    個別ではディーエムソリューションズ、かんなん丸が一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、応用技術、川崎地質、ムラキなど5銘柄は年初来高値を更新。カーディナル、三ッ星、ランドネット、シイエム・シイ、SEMITECが買われた。
     
     一方、ソフトウェア・サービス、まぐまぐ、エイジス、オーネックス、精工技研など8銘柄が年初来安値を更新。放電精密加工研究所、ファブリカコミュニケーションズ、ランシステム、山大、フジタコーポレーションが売られた。
     
     
     


    東証マザーズ指数は3日続落し、前引けは前日比4.10ポイント安い1074.03だった。
    米株高の流れを受け、朝方は買いが優勢で2%超上昇する場面もあったが、買い一巡後は下落に転じた。
    市場では「前日までに7日続落していた日経平均がきょうも下落に転じるなど地合いが悪く、期待先行で動きやすいマザーズ銘柄は手掛けにくい」との見方があった。
    フリーやアンジェス、プレイドが下落した。一方で、JMDCやヘリオスは上昇した。
    値上がり銘柄数は163、値下がり銘柄数は204となった。
     
    個別では、ジェネレーションパス、アンビション DX ホールディングス、パルマ、オークファン、シリコンスタジオなど13銘柄が年初来安値を更新。ベストワンドットコム、Amazia、MRT、バーチャレクス・ホールディングス、スペースマーケットが売られた。
     
     
    一方、インパクトホールディングス、シンメンテホールディングス、プロジェクトカンパニーが年初来高値を更新。バンク・オブ・イノベーション、アスタリスク、ENECHANGE、フィードフォースグループ、ヘリオスが買われた。

    【寄り付き概況】


    6日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比211円79銭高の2万8033円91銭。
    前日の米国株市場では、目先リバウンドを狙った押し目買いが優勢となり、NYダウなど主要3指数が揃って上昇し、NYダウは前日に下げた分をほぼ帳消しにした。発表された9月の米ISM非製造業景況感指数が事前の市場予測を上回ったことがポジティブ視され、主力株をはじめ広範囲に買いを引き寄せた。
     
    ただ、米長期金利上昇を背景にナスダック総合指数の戻りは鈍い。東京株式市場では前日まで日経平均が7日続落し、この間に2400円以上の下落をみせていたことから、きょうは突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが優勢になっている。
     
    外国為替市場で円安が進行していることも輸出セクターに追い風となる。ただ、米金利高や原油市況の高騰を横目に警戒感も拭えず、買い一巡後は戻り売りに上げ幅を縮小するケースも考えられるだろう。
     
    東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=111円台の半ば(5日は1ドル=111円09−10銭)、1ユーロ=129円台の前半(同128円83−87銭)で取引されている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発。
     
    個別では、任天堂やキーエンスが上昇している。ソフトバンクグループ(SBG)も高い。一方、郵船など海運株や武田は下げている。


     



    「金利上昇継続でも反発」

    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って約1%の反発。
    マイクロソフトやアップルがなどの大手ハイテク株が上昇しグロース株の回復を主導した。
    フェイスブックは2.1%上昇。
    S&P500は4日連続で騰落率が1%超。
    ボラティリティーがこれほど高まったのは2020年11月の7日連続以来。
    もっとも・・・。
    金利上昇継続でも前日とは打って変わっての今度は株高。
    NYの相場解釈への信頼感は鈍い。
    ISM非製造業総合指数は61.9と、前月の61.7からやや上昇。
    市場予想の60.0は上回った。
    ただ「供給制約と物価高で伸びは抑制された」との解釈だ。 
    債務上限が引き上げられなければ政府の資金が枯渇するとされる期限が10月18日。
    償還期限が短い債券の利回りが上昇した。
    10年国債利回りは1.527%。
    2年国債利回りは0.285%。
    5年国債利回りは0.979%。
    週末の雇用統計で非農業部門雇用者数は48.8万人増の見通し。
    ドル円は111円台前半。
    WTI原油先物は前日比1.31ドル(1.7%)高の1バレル=78.93ドル。
    一時2%超高の79.48ドルと2014年以来約7年ぶりの高値を付けた。
    ビットコインは5万ドルを回復。
    5万ドル台回復は9月7日以来。
    SKEW指数は135.50→130.87→131.68。
    恐怖と欲望指数は25→26。

    火曜けのNYダウは311ドル(0.92%)高の34314ドルと反発。
    高値は34490ドル。
    NASDAQは178ポイント(1.05%)高の14433ポイントと反発。
    高値は14508ポイント。
    S&P500は45ポイント(1.05%)高の4345ポイントと反発。
    安値は4369ポイント。
    ダウ輸送株指数は251ポイント安の14461ポイントと反発。
    SOX指数は1.48%高3227ポイントと反発。
    VIX指数は21.30と低下。
    合算売買高は103億株(前日は111億株。過去20日平均は109億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比435円高の28175円。
    ドル建ては大証日中比475円高の28215円。
    ドル円は111.45円。
    10年国債利回りは1.527%。
    2年国債利回りは0.285%。

    「アノマリー的には株高の日」

    火曜の日経平均は寄り付き394円安。
    終値は622円安の27822円と7日続落。
    7日続落は2019年4月26日→5月14日以来2年5カ月ぶり。
    水星の逆行が始まってから7連敗。
    7日間合計で2425円安。
    日足は5日連続陰線。
    TOPIXは1.33%下落と6日続落。
    東証マザーズ指数は2.34%下落と続落。
    日経ジャスダック平均は0.85%下落と6日続落。
    東証1部の売買代金は3兆6153億円(前日3兆2589億円)。
    値上がり288銘柄(前日872銘柄)。
    値下がり1843銘柄(前日1229銘柄)。
    新高値13銘柄(前日33銘柄)。
    新安値187銘柄(前日82銘柄)。
    騰落レシオは106.26(前日111.50)。
    NTレシオは14.28倍(前日14.41倍)。
    85日連続で14倍台。
    サイコロは2勝10敗で16.67。
    右肩上がりの25日線(29551円)からは▲5.85%(前日▲3.72%)。
    4日連続で下回った。
    5月18日の▲6.15%以来の水準。
    右肩下がりの75日線は28592円。
    3日連続で下回った。
    右肩下がりの200日線(28654円)からは▲3.01%(前日▲0.52%)。
    2日連続で下回った。
    右肩下りの5日線(28807円)から▲3.42%。
    5日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.744%(前日▲13.996%)。
    買い方▲11.000% (前日▲9.990%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲5.302%(前日▲6.642%)。
    買い方▲23.695% (前日▲22.237%)。
    空売り比率は46.8%(5日連続で40%超:前日47.1%)。
    空売り規制なしの比率は10.8%(前日9.9%)。
    10月1日時点の信用売り残は2248億円減の7029億円。
    4週間ぶりに減少。
    同信用買い残は2866億円増の3兆5365億円。
    2週間ぶりに減少。
    信用倍率は5.03倍。
    8月6日時点以来の5倍台(前週3.56倍)。
    日経VIは24.66(前日23.88)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.64倍(前日13.82倍)。
    5日連続13倍台。
    前期基準では18.30倍。
    EPSは2039円(前日2058円)。
    225のPBRは1.26倍。
    BPSは22081円(前日22397円)
    日経平均の益回りは7.33%。
    10年国債利回りは0.060%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.34倍。
    前期基準では20.87倍。
    PBRは1.29倍。
    東証1部単純平均株価は41円安の2382円。
    東証1部売買単価は2382円(前日は2460円)。
    東証1部時価総額は721兆円(前日は732兆円)。
    31日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は250.29(前日256.21)。
    火曜の225先物は大証日中比435円高の28175円。
    高値28285円、安値27450円。
    気学では「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
    木曜は「前日の相場に反して動く」。
    金曜は「安値をある時は買い方針良し」。
    ボリンジャーのマイナス1σが28650円。
    マイナス2σが27769円。
    マイナス3σが266787円。
    一目均衡の雲の上限が28217円。
    下限が27521円。
    25日ぶりに雲の中。
    13日に白くねじれる。
    勝手雲の上限は30121円。
    下限が29138円。
    3日連続で勝手雲の下限を下回った。
    RSIが21.73(前日26.30)。
    RCIが4.40(前日4.40)。
    アノマリー的には「株高の日」。
    やはり「山より大きなイノシシは出ない」ようである。


    《今日のポイント10月6日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って約1%の反発。
       S&P500は4日連続で騰落率が1%超。
       金利上昇継続でも前日とは打って変わっての今度は株高。
       NYの相場解釈への信頼感は鈍い。
       10年国債利回りは1.527%。
       2年国債利回りは0.285%。
       週末の雇用統計で非農業部門雇用者数は48.8万人増の見通し。
       ドル円は111円台前半。
       SKEW指数は135.50→130.87→131.68。
       恐怖と欲望指数は25→26。

    (2)ダウ輸送株指数は251ポイント安の14461ポイントと反発。
       SOX指数は1.48%高3227ポイントと反発。
       VIX指数は21.30と低下。
       225先物CME円建ては大証日中比435円高の28175円。

    (3)東証1部の売買代金は3兆6153億円(前日3兆2589億円)。
       新高値13銘柄(前日33銘柄)。
       新安値187銘柄(前日82銘柄)。
       騰落レシオは106.26(前日111.50)。
       NTレシオは14.28倍(前日14.41倍)。
       サイコロは2勝10敗で16.67。

    (4)右肩上がりの25日線(29551円)からは▲5.85%(前日▲3.72%)。
       4日連続で下回った。
       5月18日の▲6.15%以来の水準。
       右肩下がりの75日線は28592円。
       3日連続で下回った。
       右肩下がりの200日線(28654円)からは▲3.01%(前日▲0.52%)。
       2日連続で下回った。
       右肩下りの5日線(28807円)から▲3.42%。
       5日連続で下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.744%(前日▲13.996%)。
       買い方▲11.000% (前日▲9.990%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲5.302%(前日▲6.642%)。
       買い方▲23.695% (前日▲22.237%)。

    (6)空売り比率は46.8%(5日連続で40%超:前日47.1%)。
       空売り規制なしの比率は10.8%(前日9.9%)。
       10月1日時点の信用売り残は2248億円減の7029億円。
       4週間ぶりに減少。
       同信用買い残は2866億円増の3兆5365億円。
       2週間ぶりに減少。
       信用倍率は5.03倍。
       8月6日時点以来の5倍台(前週3.56倍)。
       日経VIは24.66(前日23.88)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.64倍(前日13.82倍)。
       EPSは2039円(前日2058円、前々日2066円、週末は2152円)。
       BPSは22081円(前日22397円)。
       日経平均の益回りは7.33%。

    (8)東証1部時価総額は721兆円(前日は732兆円)。
       ドル建て日経平均は250.29(前日256.21)。

    (9)ボリンジャーのマイナス1σが28650円。
       マイナス2σが27769円。
       マイナス3σが266787円。
       一目均衡の雲の上限が28217円。
       下限が27521円。
       25日ぶりに雲の中。
       13日に白くねじれる。
       勝手雲の上限は30121円。
       下限が29138円。
       3日連続で勝手雲の下限を下回った。
       RSIが21.73(前日26.30)。
       RCIが4.40(前日4.40)。
       アノマリー的には「株高の日」。
       やはり「山より大きなイノシシは出ない」ようである。

    今年の曜日別勝敗(10月5日まで)

    月曜22勝15敗
    火曜21勝17敗
    水曜15勝24敗
    木曜20勝15敗
    金曜18勝20敗

    IMFのゲオルギエワ専務理事はイタリアのボッコーニ大学向けのオンライン講演。
    「2021年の世界経済の成長率は7月時点予測の6%をやや下回る」との見通しを示した。
    来週発表する最新の世界経済見通しで「先進国のGDPは22年までにパンデミック前に回復する。
    しかし新興国や途上国の多くは回復に何年もかかる。
    米国と中国は依然、重要な成長エンジン。
    イタリアと欧州は勢いを増しているが、その他の地域では成長が悪化している。
    世界の債務残高はGDPの約100%に達している。
    多くの途上国は有利な条件で新規に債務を発行する能力が限られている。
    先進国と貧困国の間にあるワクチン接種率の大きな差を解消できなければ世界経済の回復が妨げられる。
    今後5年間で世界のGDPの累積損失が5兆3000億ドルに達する可能性がある。
    各国中央銀行は金融引き締めに関連する方針を明確に伝達する義務がある」。

    しかしまあ・・・。
    ノーベル賞までが気候変動モデル研究を対象にしてきた。
    新聞の見出しは「地球の未来に警鐘」。
    そして「IPCC報告書の礎に」。
    そのIPCCは8月の報告書で「工業化による気候変動は科学的に疑う余地がない」。
    温暖化に疑問があったのは間違いないが、科学的に疑う余地がないのなら、本当なのだろう。
    しかもノーベル賞のお墨付きという箔までついてきたことなる。
    壮大な地球温高思想になってきたようだ。
    もっとも祝ノーベル賞受賞ではある。
    因みに・・・。
    地球温暖化についての興味深いサイトがあった。

    https://www.carbonbrief.org/

    「昨日は床屋さんに行って髪を切ってきました」。
    下げが続くと髪の毛を切りに行く市場関係者のメール。
    願いが届いて欲しいSQ週の荒れる水曜日。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    ギフティ(4449)・・・動兆

    ギフティに注目する。
    同社は商品・サービスと交換できる電子チケット・eギフト発券・流通を一貫展開
    GoToトラベル復活に期待感。
    法人向けギフト案件に期待感。
    Webキャンペーン特典等でのeギフト活用を開始。
    (4170円)



    (兜町カタリスト櫻井)



    6日の日経平均株価は直近の下げに対する押し目買いが活発になるだろう。
    日経平均株価予想レンジ:2万7900円−2万8200円。
    NYダウ平均は311ドル高の34314ドルで取引を終えた。ダウ平均は前日の下落分(323ドル)をほぼ埋めており、ナスダックもしっかりとした上昇を見せた。
    日経平均株価はきのう5日まで大幅に7日続落していた反動や、リバウンド狙いなどから、買い先行スタートとなろう。ただ、大幅な下落が続いていただけに、投資家心理が悪化しているとみられるなか、中国・恒大集団に対する先行き警戒感もあり、買い一巡後は停滞商状となることも予想される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(5日は111円09−10銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円83−87銭)と円安方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比435円高の2万8175円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■Lib Work <1431>
    戸建住宅事業の7-9月期(第1四半期)受注棟数は前年同期比56%増、受注金額は同79%増。
     
    ■TSIホールディングス <3608>
    上期経常は一転黒字浮上で上振れ着地・通期計画を超過。
     
    ■アジュバンホールディングス <4929>
    メンズ育毛ブランド「NUOSS」を販売開始。通期業績予想には織り込んでいない。
     
    ■カワタ <6292>
    NEDO公募事業で実施していた「全固体リチウムイオン電池の量産化に資する技術開発」が終了。技術面と事業面で一定の評価を得た。
     
    ■カーディナル <7855>
    山田マーケティングが実施中のTOB価格を1株851円から955円に引き上げるとともに、買い付け期間を10月19日まで(従来は5日まで)に延長する。
     
    ■フェリシモ <3396>
    上期経常は18%増益・通期計画を超過。
     
    ■JCRファーマ <4552>
    血液脳関門通過型ムコ多糖症1型治療酵素製剤「JR-171」が米国食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定。
     
    ■日本金銭機械 <6418>
    上期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■CYBERDYNE <7779>
    日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「医工連携イノベーション推進事業」の交付決定。
     
    ■トーセイ <8923>
    12-8月期(3Q累計)税引き前は2.5倍増益で着地。
     
    ■クロスキャット <2307>
    DX推進のサポート体制強化に向けて経産省「DX認定取得事業者」の認定を取得。
     
    ■トシン・グループ <2761>
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.3%にあたる2万株(金額で1億3780万円)を上限に、10月6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    6(水)
    【国内】
    ウエルシアHD、イオンFS、イオンディライ、壱番屋、MV西日本、MV東海、WNIウェザー、サーラ、ファンタジー、三協立山、カネコ種、ジーフット、サンデー、毎コムネット、霞ヶ関キャ、天満屋ス、日フイルコン、GameWith
     
    【海外】
    ノーベル化学賞発表
    米9月ADP全米雇用リポート(21:15)
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [概況]

    米ドル円は一時111.575円まで上昇。
     
    5日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時111.575円まで上昇した。米債務上限問題などの懸念が残るなか、米国のインフレは加速するとの見方から、米長期金利は1.52%付近まで上昇し、9月米ISM非製造業景況感指数(予想:60.0 結果:61.9)が市場の予想を上回ったことで米ドル円は買いが優勢となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の転換線が上向きに推移したことで基準線を上抜け、三役好転が形成されている。地合いは改善傾向にあることから、引き続き上値を試す展開にも期待か。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

    [株価材料]
     
     
    ■住友林業<1911>
    NTT系と豪最大級木造ビル CO2排出減に商機
     
    ■旭化成<3407>
    台湾でスパンデックス増産検討 スポーツ・部屋着に需要
     
    ■三洋化成<4471>
    タイで界面活性剤増産
     
    ■太平洋セメント<5233>
    3年10カ月ぶり値上げ 石炭・物流高で
     
    ■日立<6501>
    エジプトとサウジつなぐ送配電 約1000億円で受注
     
    ■OKI<6703>
    航空装備品に参入へ 横河電機から事業買収
     
    ■新生銀<8303>
    TOB反対へ 11月総会で防衛策諮る
     
    ■アマゾン ヤマト<9064>
    割安配送サービス 囲い込み競争激化
     
    ■NTT<9432>
    環境債3000億円発行 脱炭素へ国内最大
     


    5日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前日比311ドル75セント高の3万4314ドル67セントで終えた。前日の下げを受けた自律反発狙いの買いが主力ハイテク株に入った。9月の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が市場予想より好調だったことが分かると、米景気の底堅さを意識した買いが強まった。
    ISMが朝方発表した9月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は61.9と、前月の61.7から小幅上昇。市場予想(ロイター通信調べ)の60.0を上回った。サービス業の景況感が引き続き回復していることが示され、相場を下支えした。
    ただ、米連邦政府の借り入れ限度を定めた債務上限の引き上げをめぐり、議会与野党は対立したままで、相場の重しとなっている。
     
    このほか、医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は5日、新型コロナワクチンの追加接種(ブースター接種)の緊急使用許可に関するデータを米当局に提出したと発表した。経済正常化につながるとの見方から、消費関連や景気敏感株の買いを誘った。
     
    クレジットカードのアメリカン・エキスプレスと映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇。化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株も高い。長期金利の上昇を受け、金融のゴールドマン・サックスは3%上げた。原油高を好感して石油のシェブロンも買われた。
     
    米連邦債務の上限問題は相場の重荷になった。イエレン米財務長官が5日朝に米CNBCに出演し、米議会が18日までに債務上限を引き上げられなければ「米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性がある」と警告した。
     
    ナスダック総合株価指数も反発し、前日比178.345ポイント高の1万4433.830で終えた。前日に大幅安だったスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが反発した。交流サイトのフェイスブックやネット通販のアマゾン・ドット・コムなど主力ハイテク株が軒並み買われた。動画配信大手のネットフリックスは5%高だった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    34,314.67+311.75
    S&P500種
    4,345.72+45.26
    ナスダック
    14,433.830+178.345
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,760.90−6.70
    NY原油(ドル/バレル)
    79.13+0.20
    円・ドル
    111.51 - 111.52+0.42
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】


     
    5日のシカゴ日経平均先物は急反発。12月物終値は前日比275円高の2万8175円で引け、大取終値を435円上回った。良好な9月ISM非製造業景況指数の結果を受け、景気回復期待が再燃し米国株相場が反発し、日経平均先物もつれ高となった。
     
     


     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    28175 ( +435 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    28215 ( +475 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     




    【欧州株式市場】

     
     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7077.10(+66.09)
    5日のFTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。前日の終値に比べ66.09ポイント(0.9%)高の7077.10で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。午後に米国市場が上がって始まると、ロンドン株は一段高となった。
    長期金利の上昇で利ざやの改善が期待できる銀行株が買われ、株価指数を押し上げた。原油高を背景に石油株も上昇し、指数の押し上げ要因となった。
     
    個別銘柄では、銀行のバークレイズが3.9%高と上昇率トップで、ロイズ・バンキング・グループが3.8%高と上げが目立った。
    資源大手グレンコアが3.6%高、小売り大手JDスポーツファッションが3.3%と買われた。石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルはB株が2.2%高、A株が1.6%高、同BPは1.8%高だった。
     
    一方、医薬品のヒクマ・ファーマシューティカルズは3%近く下落した。投資会社のメルローズ・インダストリーズも下げた。傘下の自動車部品事業について、世界規模の半導体不足で自動車メーカーからの受注の取り消しが増えていると明らかにし、売り材料となった。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15194.49(+157.94)
    5日のドイツ株式指数(DAX)は4営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて157.94ポイント(1.1%)高の1万5194.49だった。最近下げが続いた反動で買い戻しが広がった。午後に米国市場が上がって始まると、ドイツ株も上げ幅を広げた。
     
    個別では、半導体のインフィニオンテクノロジーズが5%近く上昇した。2022年9月期通期の増収見通しを示したことが買い材料となった。食材・レシピ宅配のハローフレッシュも大幅高だった。アナリストが株価目標を引き下げた医薬・農薬大手のバイエルは売られた。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6576.28(+98.62)



     

10月06日 毎日コラム
[えっ!] セクシー美脚が好きな男性は5割越え
・・・続き

10月07日 マーケットコメント



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