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日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    30日の日経平均は大幅反落。終値は前日比401円安の2万2977円で、昨年11月1日以来、約3カ月ぶりの安値となって取引を終えた。
    中国の新型肺炎の感染拡大が止まらず、国内でも二次、三次感染が危惧される状態となってきたことで、改めてリスクを回避する動きが強まってきた。
    日本でも始まった10−12月決算でネガティブな数字が出たことも重しとなっている。
    スクリーン<7735> の業績予想の下方修正と期末一括配当予想の減額がネガティブな反応となったことで、先行き業績への楽観的な見方後退する可能性もある。市場では「業績に対する懐疑的な見方も浮上しかねない」と慎重な見方もあった。
     
    31日の日経平均株価は月末と週末が重なることもあり様子見姿勢が強まりそうだ。
    週末要因や、新型肺炎の流行を警戒する動きも見込まれ、取引時間の後半にはポジションの売りが優勢となる場面も想定される。20年3月期第3四半期(19年4−12月)の決算発表が本格化。
     
    米国株が落ち着きつつある中、日本株も個別を見直すことで出直り基調に入るとみていたが、きょうの主力どころの決算反応の弱さをみると、もう一段の下押しはあるとみておいた方が良いかもしれない。
    26週線(2万2596円、30日時点、以下同じ)が控える2万2500円どころ、もしくは、200日線(2万2075円)や52週線(21971円)が控える2万2000円どころで売りが一巡するかが当面の注目点となるだろう。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(30日現在)
     
    23752.65  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23707.23  25日移動平均線
    23575.94  13週移動平均線
    23560.65  均衡表雲上限(日足)
    23504.45  均衡表転換線(週足)
    23504.45  均衡表基準線(日足)
    23500.53  均衡表転換線(日足)
    23423.17  6日移動平均線
    23405.82  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23290.61  75日移動平均線
    23236.59  ボリンジャー:-1σ(13週)
    23104.41  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    22977.75  ★日経平均株価30日終値
     
    22897.24  ボリンジャー:-2σ(13週)
    22803.00  ボリンジャー:-3σ(25日)
    22683.57  均衡表雲下限(日足)
    22596.32  26週移動平均線
    22557.89  ボリンジャー:-3σ(13週)
    22113.36  均衡表基準線(週足)
    22075.68  200日移動平均線
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21439.99  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21101.88  均衡表雲下限(週足)
    20283.65  ボリンジャー:-2σ(26週)
    19127.32  ボリンジャー:-3σ(26週)
     
    ローソク足は長い陰線を引き、強い売り圧力を窺わせた。ザラ場安値は8日に付けた直近安値22951.18円を下回り、昨年12月17日と今年1月17日を頂点とするダブルトップを形成。ボリンジャーバンドで終値が-2σを下回ったこともあり、下値拡張局面入りのリスクが警戒される。
    パラボリックは日足、週足ともに売りサイン点灯中。一目均衡表では、ともに下向きの転換線が基準線を割り込んだほか、遅行線は弱気シグナルを増大。終値は雲中央より下限側に位置しており、雲下限割れとなれば3役逆転が完成し、地合いは売り手優位へ一段と傾くことになる。
     

    【大引け概況】
    30日の日経平均株価は大幅に反落した。前日比401円65銭安の2万2977円75銭で終え、2019年11月1日以来およそ3カ月ぶりの安値となった。
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    歯止めがかからない新型肺炎の拡大を受けて、景気悪化懸念が強まった。
    円高やアジア株安も投資意欲を冷え込ませ、輸出関連株中心に売りが広がった。投資家のリスク回避姿勢が強まった。前日の19年4〜12月期の主要企業決算の発表を受け先行きへの警戒感からの売りも出た。
     
    寄り付きは94円安で始まった。前日に今期純利益の下方修正を発表したスクリンが一時制限値幅の下限(ストップ安水準)となったほか、前日に今期純利益を上方修正したアドテストも下落し指数を押し下げた。底入れ感が期待されていた主要企業の決算への先行き懸念から、幅広い銘柄に売りが広がった。
     
    日経平均はその後もじりじりと下げ幅を広げ、後場に入って一段安となり、下げ幅は一時490円近い下げに見舞われた。新型肺炎の感染拡大が懸念されて、台湾や香港などアジアの主要株価指数が軒並み大幅に下落。国内外の投資家がリスク回避目的の売りを強めた。
     
    テクニカル面で重要な支持線も下回り、「相場は下降局面に入った可能性が高い」との声が上がっていた。中国での新型肺炎による死者は170人に達し、感染者数は7700人を超えた。底入れ期待が高まっていた企業業績も、発表が本格化している2019年4〜12月期決算を見る限り良好とは言えない。
     
    東証株価指数(TOPIX)も反落し、終値は前日比25.18ポイント安の1674.77だった。JPX日経インデックス400も反落し、終値は前日比223.07ポイント安の1万5004.65だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5135億円、売買高は13億6771万株だった。大引けでTOPIXの浮動株比率の見直しに伴う売買があった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割に当たる1819、値上がりは296、変わらずは40だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は電気機器、ガラス・土石製品、機械の下落が目立ち、上昇は証券・商品先物取引業のみ。
     
    個別では、指数寄与度の高いファストリやソフトバンクグループ(SBG)が安い。売買代金トップのソニーが値を下げ、東エレクトロンやTDKも軟調だったほか、任天堂、トヨタ自動車も軟調。信越化学工業が売りに押され、資生堂、武田薬品工業なども下げた。SCREENホールディングスはストップ安で値下がり率トップに売り込まれた。ダイキンやエムスリーも下落した。ゼンリン、コムチュアなども大幅下落した。
     
    半面、前日に今期純利益の上方修正を発表したファナックは高い。オムロンやスズキが堅調なほか、アステラスや住友不も上昇した。サイバーエージェントも商いを伴い上昇した。このほか、ダイトウボウがストップ高、ユニチカも値を飛ばした。日本エアーテック、シキボウ、ニイタカなども大きく買われ、新型肺炎の対策関連株に値を飛ばすものが目立っている。
     
     
    東証2部株価指数は前日比133.33ポイント安の7056.27ポイントと5日続落した。
    出来高9441万株。値上がり銘柄数は61、値下がり銘柄数は392となった。
     
    個別では、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートがストップ安。カンロ、日創プロニティ、児玉化学工業、ワシントンホテル、中国工業など12銘柄は昨年来安値を更新。光陽社、エヌリンクス、ダイトーケミックス、恵和、ウインテストが売られた。
     
    一方、新内外綿、川本産業、スガイ化学工業、昭和化学工業がストップ高。オーミケンシ、アゼアス、マナック、東京自働機械製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。いい生活、日本アビオニクス、東急レクリエーションなど11銘柄は昨年来高値を更新。オーベクス、伊勢化学工業、フマキラー、赤阪鐵工所、川口化学工業が買われた。






     


    日経ジャスダック平均株価は6日続落した。終値は前日比76円72銭安い3773円93銭と19年12月24日以来1カ月ぶりの安値となった。
    前日の米国株式市場は、上値の重さが意識されて主要3指数はまちまちとなったほか、為替市場は朝方に1ドル=109円台を割り込んだこともあり、朝方から売りが優勢になった。
    新型肺炎の感染拡大が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が根強く、主力銘柄を中心に海外勢などが売りを出した。東証1部の主力銘柄が大幅安となったことで、投資家心理が冷え込んだとの見方もあった。
    新型肺炎の感染拡大で製品需要が増加するとの思惑から、興研や重松製が前場、後場ともに制限値幅の上限まで買われた。免疫生物研も上昇した。新型肺炎関連銘柄への個別株物色は散見されたものの、全体としてリスクオフムードに包まれるなか、大引けまで下げ幅を拡げる展開となった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1172億円と、2018年2月以来およそ2年11カ月ぶりの高水準だった。売買高は1億7677万株と19年5月以来およそ8カ月ぶりの水準に膨らんだ。
    値上がり銘柄数は98、値下がり銘柄数は518となった。
     
    個別では、クリエアナブキがストップ安。スーパーバリュー、メディシノバ・インク、浜木綿は昨年来安値を更新。多摩川ホールディングス、大日光・エンジニアリング、リバーエレテック、ヤマト・インダストリー、愛光電気が売られた。
     
    一方、大木ヘルスケアホールディングス、不二硝子、カーメイト、MICS化学、興研など6銘柄がストップ高。藤田エンジニアリング、ジーダット、松本油脂製薬、カイノス、リプロセルなど14銘柄は昨年来高値を更新。重松製作所、免疫生物研究所、日本エマージェンシーアシスタンス、鉱研工業、ハビックスが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前日比27.50ポイント安の810.27ポイントと7日続落。
    前日の米国株式市場は、上値の重さが意識されて主要3指数はまちまちとなったほか、為替市場は朝方に1ドル=109円台を割り込んだこともあり、本日のマザーズ市場は朝方から売りが優勢になった。春節休場明けの台湾をはじめとしたアジア株式市場が、新型肺炎への懸念の高まりから軟調推移となるなか、センチメント悪化し売りが波及した。
    売買代金は概算で978.70億円。騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり292銘柄、変わらず2銘柄となった。
     
    個別では、ミクシィ、フルッタフルッタ、SREホールディングス、ランディックス、シェアリングテクノロジーなど20銘柄が昨年来安値を更新。Global bridge HOLDINGS、イグニス、BuySell Technologies、インティメート・マージャー、サイバー・バズが売られた。
     
    一方、メディア工房がストップ高。ブライトパス・バイオは一時ストップ高と値を飛ばした。JMDCなど2銘柄は昨年来高値を更新。カイオム・バイオサイエンス、弁護士ドットコム、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、バリューデザイン、リックソフトが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】


    30日の日経平均株価が大幅反落し、日経平均株価は、前営業日比362円50銭安の2万3016円90銭で始まった。一時2万3000円を下回った。
    午後1時時点の日経平均は前日比442円05銭安の2万2937円35銭。取引時間中としては8日以来およそ3週間ぶりの安値を付けた。
    東証株価指数(TOPIX)は、25.14ポイント安の1674.81で始まった。
    新型肺炎の感染拡大による世界景気への影響を警戒し、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
     
    連休明けの台湾株が大幅下落したことで「日本市場でも先物を中心に売りが加速した」との指摘があった。
    前日に決算を発表したキヤノンが5%安、通期業績を下方修正したSCREENホールディングスは午後に制限値幅の下限で売り気配となっている。
     
    明日は400社超の企業決算が控えているタイミングでもあり、後場にかけても高値圏にある銘柄に対する積極的な押し目買いは手控えられる可能性がありそうだ。
    日銀の上場投資信託(ETF)買い入れに対する思惑は下支えとして意識されるものの、物色としては、決算前に出遅れ感のある銘柄や内需・ディフェンシブ銘柄に対する消去法的な商いに留まりそうである。
     
    外国為替市場では、1ドル=108円90銭近辺の推移している。
    ランチバスケットは20件、294.26億円、70億売り越し
     
    個別では、東エレク、ソニー、村田製が売られ、SUMCO、キヤノン、キーエンスは値を下げている。任天堂は軟調で、トヨタは弱含んでいる。資生堂は緩み、ファーストリテはさえない。ソフトバンクGは下落している。
    半面、サイバエジェは急騰し、ファナックは上昇している。オムロンは買われ、東レは堅調。コナミHD、東急不HD、住友不は値を上げている。
     
     

    30日午前の日経平均株価は反落した。午前終値は前日比365円80銭安の2万3013円60銭だった。

    前日のNYダウが続伸したものの終盤失速する引け味の悪さが東京株式市場にも地合いを引き継ぎした。

    中国で発生した新型肺炎の感染拡大に対する警戒感がくすぶるなか、本格化する企業の決算発表を横目に買い手控えムードが強い。外国為替市場でも円高に振れ主力株中心に向かい風となった。

    また、業績の底入れ観測が高まっていた半導体関連企業のスクリンが29日の決算発表で業績予想を下方修正。新型肺炎を受けた景気の先行きに対する警戒感の一層の高まりに加え企業業績への不透明感も再燃し、「日経平均は当面、上値の重い展開を強いられる」との声が上がっていた。

    JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下落した。
    東証1部の売買代金は概算で1兆463億円、売買高は5億8361万株だった。
    東証1部の値下がり銘柄数は全体の約9割に当たる1904、値上がりは197、変わらずは54だった。
     


    業種別株価指数(33業種)はガラス・土石製品、精密機器、電気機器などを中心に全業種が下落した。

    個別では、ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、ソニー、アドバンテストが安く、任天堂も軟調。東エレクやTDK、資生堂、武田薬品工業なども下げた。SCREENホールディングスはストップ安に売り込まれた。gumi、コムチュアなども大幅下落、レーザーテックも売られた。
     

    半面、ファナックが堅調、オムロンも買い優勢だった。サイバーエージェントが活況高。このほか、日本エアーテックがストップ高、シキボウは大幅高となるなど新型肺炎の対策関連株に値を飛ばすものが目立つ。
     
    東証2部株価指数は前日比106.38ポイント安の7083.22ポイントと5日続落。
    出来高5070万株。値上がり銘柄数は82、値下がり銘柄数は342となった。

    個別では、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートがストップ安。日創プロニティ、児玉化学工業、ワシントンホテル、中国工業、小島鉄工所など10銘柄は昨年来安値を更新。恵和、光陽社、ダイトーケミックス、ファーマフーズ、鶴弥が売られた。

    一方、オーミケンシ、アゼアス、マナックがストップ高。東京自働機械製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。いい生活、日本アビオニクス、東急レクリエーションなど7銘柄は昨年来高値を更新。川口化学工業、オーベクス、伊勢化学工業、マミヤ・オーピー、フマキラーが買われた。

    日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。前引けは前日比50円62銭安い3800円03銭となった。

    前引け時点で2019年12月下旬以来およそ1カ月ぶりの安値水準。新型肺炎の感染拡大で世界景気が減速するとの警戒感から、投資家のリスク回避姿勢が強まり、ワークマンなど時価総額が大きい銘柄を中心に売りが出た。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で705億円と前日1日分の9割に達し、売買高は1億1304万株と同8割を超えた。値上がり銘柄数は98、値下がり銘柄数は518となった。

    個別では、クリエアナブキがストップ安。スーパーバリュー、メディシノバ・インク、浜木綿は昨年来安値を更新。多摩川ホールディングス、大日光・エンジニアリング、リバーエレテック、ヤマト・インダストリー、愛光電気が売られた。

    一方、大木ヘルスケアホールディングス、不二硝子、カーメイト、MICS化学、興研など6銘柄がストップ高。藤田エンジニアリング、ジーダット、松本油脂製薬、カイノス、リプロセルなど14銘柄は昨年来高値を更新。重松製作所<、免疫生物研究所、日本エマージェンシーアシスタンス、鉱研工業、ハビックスが買われた。

    30日前引けの東証マザーズ指数は前日比27.50ポイント安の810.27ポイントと7日続落。

    新規の手掛かり材料に乏しいなか、買い見送りムードの強い展開となっている。前日の米国市場では、主力企業の好決算を映した買いが先行したが、総じて上値は重く主要株価指数はまちまち。
    朝方からマザーズ先物にも売りが波及する可能性がありそうだ。また、主力企業の決算発表が本格化しているだけに、市場の関心も東証1部の主力株に移りやすく、マザーズ市場への積極的な売買は期待しにくくなっている。

    値上がり銘柄数は22、値下がり銘柄数は286となった。


    個別ではミクシィ、フルッタフルッタ、SREホールディングス、ランディックス、シェアリングテクノロジーなど20銘柄が昨年来安値を更新。global bridge HOLDING、イグニス、BuySell Technologies、インティメート・マージャー、サイバー・バズが売られた。

    一方、メディア工房>がストップ高。ブライトパス・バイオは一時ストップ高と値を飛ばした。JMDCなど2銘柄は昨年来高値を更新。カイオム・バイオサイエンス<m、弁護士ドットコム、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、バリューデザイン、リックソフトが買われた。

    【寄り付き概況】

    30日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比94円82銭安の2万3284円58銭だった。一時下げ幅は100円を超えた。
    底入れ感が期待されていた2019年4〜12月期の主要企業の決算は減益が目立ち、先行きに慎重姿勢を崩さない企業が多かった。新型肺炎の感染拡大で世界景気が減速するとの警戒も根強く、売りが優勢となっている。
     
    米株市場ではザイリンクスが急落したほかインテルなども安く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反落となったが、東京市場でも半導体関連中心に輸出ハイテクセクターには逆風が意識される局面だろう。
    米連邦公開市場委員会(FOMC)については市場の大方の予想通り政策金利が据え置かれた。
    一方、短期国債の買い入れについては、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長から「量的緩和ではなく技術的な措置」との説明がなされた。
     
    市場では「量的緩和として株高の材料として捉えていた投資家の売りを促しやすい」との声があった。
    個別は本格化する決算発表を横目に明暗を分ける展開が想定される。
     
    JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はいずれも下落している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、繊維、証券、石油を除き安く、値下がりで目立つのは海運、水産、医薬品など。
     
    個別ではソフトバンクグループ(SBG)やファストリが安い。今期純利益の下方修正を発表したスクリンが売り気配。今期純利益を上方修正したアドテストも軟調。トヨタ、アドバンテス、三菱UFJが安く、キヤノン、ホンダ、コマツも売られている。
     
    半面、今期純利益を上方修正したファナックは高い。オムロン、東エレクも堅調。テルモやダイキンも上昇している。
     
    テクニカル的には、ナカノフドー(1827)、雪印メグ(2270)、養命酒(2540)、積水樹(4212)、メック(4971)、東製鉄(5423)、キトー(6409)、日産車体(7222)、アルゴグラフ(7595)、キングジム(7962)、キャノンMJ(8060)、アイザワ(8708)、メイテック(9744)、愛眼(9854)が動兆。
     
    人気は、マクアケ(4479)、モバファク(3912)、ニホンフラッシュ(7820)、ASIAN(8946)、ジェイテック(3446)、キャノン電子(7739)、プレシジョン(7707)、ユニゾ(3258)、免疫医学(4570)、ドーム(9681)、いい生活(3796)、パルコ(8251)、クリエイトSD(3148)。
     


    [概況]

    29日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は109円台前半で上値が重い展開となった。引き続き、新型コロナウイルスに対する警戒感が残るなか、発表された米経済指標では12月米中古住宅販売仮契約指数 (予想:前月比0.5% 結果:前月比-4.9%)が市場の予想値を大きく下回り、米ドル円は一時108.975円まで下落する場面がみられた。
     
    その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)により、政策金利の現状維持が発表された。会見においては、パウエル米FRB議長は米景気の拡大が続き、金融政策は現状が適切であると述べた。当面は現行の金融政策を維持することなどが示唆されたことにより、米ドル円は一時109.275円付近まで上昇したものの、引き続き会見のなかで、新型コロナウイルスについて経済への影響などは不透明であると警戒感を示したため、米経済に対する影響なども不安視されることとなり、米ドル円は再び弱含む展開となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(109.172円)を上抜け切れずにいることから、引き続き同線がレジスタンスとなりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    30日の日経平均株価は弱含みの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3200円−2万3500円を想定。
    29日のNY米ダウ工業株30種平均は続伸し、前日比11ドル高の2万8734ドルで終えた。米主要企業の決算が市場予想を上回り、好感した買いが入った。
    ただ、「パウエル議長も新型肺炎の拡大について警戒感をにじませている。当面は中長期志向の機関投資家の買い手控え要因となりやすく、注意が必要だ」と指摘した。
    新型肺炎の流行が警戒されるなか、手控えムードが続く可能性もありそう
     
    アドバンテストの動向が注目される。2019年4〜12月期の主要企業の決算発表が始まり、前日はアドバンテストなど指数寄与度の高い銘柄の決算が相次いだ。今期見通しを上方修正する企業もあったが、先行きに慎重姿勢を崩さない企業は多い。新型肺炎の感染拡大の影響が読み切れないなか、減益の企業も多く、売り優勢の展開となりそうだ。市場では2万3150円が下値メドになるとの声が聞かれた。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比115円安の2万3245円だった。
    外国為替市場では円相場が1ドル=109円台前半と、前日17時時点からほぼ横ばいで推移している。
     
    日程面では、国内外で企業の19年4〜12月期の決算発表が続く。国内では東京エレクトロン(8035)や任天堂(7974)、アルプスアルパイン(6770)、JR東日本(9020)などが19年4〜12月期決算を、海外ではアマゾン・ドット・コム、ビザなどが19年10〜12月期決算を発表する。米国では19年10〜12月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が公表になる。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■農業総合研究所 <3541>
    住友商事 <8053> 、住商アグリビジネスと肥料販売から生産した農産物の販売にわたるトータルサービスで業務提携。
     
    ■バンク・オブ・イノベーション <4393>
    20年9月期第2四半期中の配信開始を予定していた「幻獣契約クリプトラクト」の英語圏向け配信時期を2月上旬に決定。
     
    ■サイバーエージェント <4751>
    10-12月期(1Q)経常は50%増益で着地。
     
    ■鉱研工業 <6297>
    4-12月期(3Q累計)経常が8.6倍増益で着地・10-12月期も10倍増益。
     
    ■東京自働機械製作所 <6360>
    今期経常を一転2%増益に上方修正。
     
    ■三谷産業 <8285>
    4-12月期(3Q累計)経常が37%増益で着地・10-12月期も56%増益。
     
    ■バリューコマース <2491>
    今期経常は10%増で4期連続最高益、1円増配へ。
     
    ■ビオフェルミン製薬 <4517>
    今期経常を14%上方修正。
     
    ■NEC <6701>
    4-12月期(3Q累計)税引き前が3倍増益で着地・10-12月期も7倍増益。
     
    ■アドバンテスト <6857>
    今期税引き前を24%上方修正、未定だった配当は17円減配。
     
    ■沖縄セルラー電話 <9436>
    今期経常を一転3%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■東北電力 <9506>
    4-12月期(3Q累計)経常は2.5倍増益・通期計画を超過。
     
    ■ユニゾホールディングス<3258>
    米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループがTOB価格を4100円から5200円に引き上げ、買い付け期間も2月4日までを2月13日までに延長。
     
    ■グリー <3632>
    保有するメドレー <4480>]株式の売却に伴い、20年6月期第2四半期に売却益20.3億円を特別利益に計上する。
     
    ■コムチュア <3844>
    4-12月期(3Q累計)経常は7%増益で着地。
     
    ■プレステージ・インターナショナル <4290>
    4-12月期(3Q累計)経常が17%増益で着地・10-12月期も14%増益。
     
    ■サイバネットシステム <4312>
    AIを搭載した大腸内視鏡診断支援ソフトを昭和大学、名古屋大学と共同開発。内視鏡検査中に大腸ポリープの検出を支援する。医薬品医療機器等法(薬機法)承認を取得。
     
    ■ダイトーケミックス <4366>
    4-12月期(3Q累計)経常は4%増益・通期計画を超過。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    30(木)
    2年国債入札
    《決算発表》
    東エレク、OLC、NTTドコモ、任天堂、中外薬、JR東海、三井住友、三住トラスト、京セラ、ANA、JR東日本、NRI、大東建、ヒューリック、邦ガス、メイテック、ゼオン、インフォコム、JPX、積水化、四国電、日軽金HD、東海理化、中電工、きんでん、M&A、ハウス食G、TOKAI HD、野村不HD、大日住薬、マンダム、ファンケル、MARUWA、日立金、M&Aキャピ、ニューフレア、日精工、富士電機、明電舎、マキタ、アンリツ、アルプスアル、スタンレ電、カシオ、TSテック、ネットワン、新生銀、アコム、野村HD、平和不、ヤマトHD、中国電、大ガス、コナミHD、王将フード、日清粉G、ベネ・ワン、JCRファーマ、特殊陶、小糸製、あおぞら、東電力HD、東ガス
     
    【海外】
    米10-12月期GDP速報値(22:30)
    《米決算発表》
    ビザ、デュポン、ベライゾン・コミュニケーションズ、UPS、コカ・コーラ カンパニー、アムジェン、イーライリリー、バイオジェン、ウエスタンデジタル


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     



    「結局1月は往ってこい」
     
     
    NY株式市場はNYダウとNASDAQが小幅高。
    S&P500が小幅反落とマチマチの動き。
    好決算のアップル。
    737MAX関連費用が一部の予想ほど膨らまなかったボーイング。
    2020年のキャッシュフロー目標が予想を上回ったGE。
    途中まではこれらの銘柄が上昇をけん引した。
    FOMCは予想通りFF金利の誘導目標を1.50─1.75%に据え置きで通過。
    パウエル議長が会見で「新型コロナウイルスの感染拡大の見通しは引き続き不透明」とコメント。
    このパウエル議長発言を受けて引け際に失速した。
    12月の中古住宅販売仮契約指数は前月比4.9%低下の103.2。
    2010年5月以来、約9年半ぶりの大幅な落ち込みとなった。
    背景は「住宅ローン金利が低下しているものの在庫不足が響いた」こと。
    市場予想の0.5%上昇に反して低下した形だ。
    FOMCの金利据え置きや新型コロナウィルスの拡大などから国債利回りは低下。
    10年国債利回りは1.580%。
    2年国債利回りは1.412%。
    ドル円は109円を挟んだ動き。
    恐怖と欲望指数は53→52。
    1週間前は74、1か月前は90、1年前は55だった。
     
     
    水曜の日経平均は寄り付き94円高、終値163円高と3日ぶりの反発。
    日足は2日連続の陽線。
    窓は2つで止まった格好。
    終値(232379円)は75日線(23269円)を回復。
    月足陽線基準23204円は守った。
    東証1部の売買代金は1兆9685億円と3日ぶりの2兆円割れ。
    値上がり1094銘柄(前日735銘柄)。
    値下がり967銘柄(前日1335銘柄)。
    新高値31銘柄(前日24銘柄)。
    新安値23銘柄(前日87銘柄)。
    騰落レシオは81.90(前日83.28)と上昇。
    NTレシオは13.75倍(10月28日が13.87倍)。
    サイコロは7勝5敗で58.3%。
    右肩下がりの25日線(23742円)からは1.53%のマイナスプラスかい離。
    200日(22068円)からは5.94%のプラスかい離。
    75日線(23269円)はサポート。
    5日線(23512円)は依然右肩下がり。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.535% 。
    買い方▲8.744%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.787%。
    買い方▲16.448%。
    空売り比率は44.1%で7日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.3%。
    Quick調査の1月24日時点の信用評価損率は▲10.60%と4週ぶりの悪化。
    1月24日時点の裁定売り残は537億円増の9790億円。
    2週ぶりの増加。
    当限は429億円増の6946億円。
    翌限以降は107億円増の2844億円。
    同裁定買い残は937円増の6565億円。
    5週ぶりの増加。
    当限は879億円増の6344億円。
    翌限以降は58億円増の220億円。
    日経HVは17.1、日経VIは17.58。
    日経平均採用銘柄のPERは14.28倍。
    EPSは1637円。
    PBRは1.15倍。
    BPSは20329円。
    225先物採用銘柄の益回りは7.01%。
    ドル建て日経平均は214.23(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は2円高の2273円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1905円(前日1873円)。
    シカゴ225終値は大証日中比115円安の23245円。
    高値23395円、安値23185円。
    気学では「弱体日、吹き値売り方針」。
    金曜は「案外高き日なり、逆に安き時は翌日高し」。
    前日下値をサポートしてくれたボリンジャーのマイナス2σが23216円。
    マイナス1σが23479円。
    逆にマイナス3σが22952円。
    一目均衡の雲の上限(23560円)は割り込んだまま。
    勝手雲の下限(23533円)も割り込んだまま。
    上限は23764円。
    結局1月は「往ってこい」になってきた。
    今年2勝1敗の木曜日。
     
    今年の曜日別勝敗

    月曜1勝2敗
    火曜2勝2敗
    水曜2勝2敗
    木曜2勝1敗
    金曜3勝無敗
     
    NYダウは11ドル高の28734ドルと小幅続伸。
    NASDAQは5ポイント高の9275ポイントと小幅続伸。
    S&P500は2ポイント安の3273ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は44ポイント高の10905ポイントと続伸。
    SOX指数は1.83%下落。
    VIX指数は16.38。
    3市場の売買高は68.8億株(直近20日平均74.5
    億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比115円安の23245円。
    ドル建ては大証比日中比110円安の23250円。
    ドル円は108.99円。
    10年国債利回りは1.580%。
    2年国債利回りは1.412%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    京写(6837)・・・動兆
     
    京写に注目する。
    同社はプリント配線板メーカーで片面プリント配線板で世界首位。
    ベトナムの両面板工場は20年4月から順次稼働で中国提携先等からの生産移管進行。
    ノンシリコーンでも高温工程で繰り返し使用可能な「部品搬送用キャリア」に期待。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

    [株価材料]
     
    ■電子部品受注 5四半期ぶり増加 5G基地局需要で
     
    ■東証 株価の刻み幅 500銘柄でより細かく
     
    ■iPS細胞から作った免疫細胞でがん攻撃 治験計画を提出
     
    ■グーグル 中国の全オフィス一時閉鎖へ 新型肺炎感染拡大で
     
    ■ルネサンス<2378>
    営業利益7%増 運動需要で会員増加
     
    ■シキボウ<3109>
    マスク増産 新型肺炎、関西企業に需要
     
    ■デュポンと帝人<3401>
    フィルム合弁の売却再び目指す
     
    ■東洋合成<4970>
    4〜12月営業益1割増 感光材が好調
     
    ■日工<6306>
    タイに現地法人 アスファルトプラント拡販へ
     
    ■ミネベア<6479>
    車載攻略へ「歯車」そろう アナログ半導体買収
     
    ■JDI<6740>
    1000億円調達へ いちご系<2337>と最終調整
    廉価版iPhone向け液晶 茂原で生産開始
     
    ■かんぽ<7181>
    不適切販売 6万人追加調査へ
     
    ■ホンダ<7267>
    広州も操業停止 中国で四輪全面生産停止の恐れ
     
    ■ヤマハ発<7272>やスズキ<7269>
    上海などの製造拠点再開を延期
     
    ■アズワン<7476>
    EC好調で純利益1割増 4〜12月
     
    ■壱番屋<7630>や物語コーポ<3097>
    新型肺炎響き中国で休業
     
    ■伊藤忠エネ<8133>
    内航船向け燃油1割引き上げ 環境規制後初
     
    ■SBI系<8473>
    住信SBIが上場を検討 ネット専業銀行で初
     
    ■川崎汽船<9107>
    4〜12月期 経常利益200億円の黒字
     
     


    29日のNYダウ工業株30種平均は前日比11ドル60セント高の2万8734ドル45セントと続伸で終えた。
    業績の改善期待から買いが先行した。米連邦準備理事会(FRB)による緩和政策の長期化観測も相場の支えとなったが、取引終了にかけて伸び悩んだ。金融株や石油株の下落が相場の重荷となった。
     
    スマートフォンのアップルが28日引け後に発表した2019年10〜12月期決算は、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルの販売が好調で、売上高、純利益ともに2年ぶりに過去最高を更新した。
     
    また、ボーイングが29日発表した19年12月通期決算は、墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の運航停止の影響で、純損益が22年ぶりの赤字に転落。しかし、関連コストの見積もりは市場の想定を下回った。こうした主力企業の決算内容を好感した。
     
    FRBが午後、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表した。声明で消費の伸びについて「力強いペース」から「穏やかなペース」に変え、景気認識をやや弱めたと受け止められた。金融緩和が長引くとの見方から株価は一段高となり、ダウ平均の上げ幅は一時180ドルを超えた。
     
    ただ、パウエル議長の記者会見が始まると上値が重くなった。世界景気に慎重な発言が相次ぎ、米長期金利が一段と低下。金融株が下落して相場の重荷となった。
     
    新型肺炎の感染拡大への警戒感は続いており、原油先物相場の下落に伴いエクソンモービルなど石油株が下げた。アメリカン航空グループが中国便の一部の運航を停止するとも伝わり、世界景気の先行き不透明感が意識された。
     
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や運輸が上昇する一方で、電気通信サービスや半導体・半導体製造装置が軟調だった。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比5.483ポイント高の9275.164で終えた。フェイスブックやマイクロソフト主力ハイテク株が上昇した。ただ、前日夕に四半期決算とあわせて発表した1〜3月期の見通しが市場予想に届かなかったアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が大幅に下げ、半導体株全般に売りが広がった。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    28,734.45+11.60
    S&P500種
    3,273.40−2.84
    ナスダック
    9,275.164+5.483
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,569.80−7.60
    NY原油(ドル/バレル)
    53.06−0.42
    円・ドル
    109.03 - 109.04−0.06


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    29日のシカゴ日経平均先物は反落した。
    注目のFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。雇用拡大や家計支出の増加を理由に足元の米景気に一定の自信を示したが、弱含むインフレや海外動向を見極めたいとの思惑から、今後も政策金利の据え置きを示唆した。
    新型肺炎の感染拡大による景気への影響を懸念が相場を下押した。世界の航空会社が相次いで中国便の一部運航休止を決め、企業への影響が意識された。

    3月物は前日比95円安の2万3245円で引け、29日の大取終値を115円下回った。
    この日の3月物安値は2万3185円、高値は2万3395円。


    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23245 ( -115 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23250 ( -110 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7483.57(+2.88)
    29日のFTSE100種総合株価指数は小幅続伸した。前日の終値に比べ2.88ポイント高の7483.57で引けた。構成銘柄の6割近くが上昇した。
    米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて小動きだった。新型肺炎は感染拡大が続いているが、株式市場の反応は乏しかった。
     
    新型肺炎の拡大懸念が根強く、日中を通して取引は低調だった。買いが先行して始まったが、午後は上げ幅を縮小し、前日終値付近で一進一退した。
    時価総額の大きい医薬品株が買われ、相場を下支えした。感染症対策などの需要増を期待した買いが入ったようだとの指摘があった。保険株とたばこ株も上げた。石油株は朝方から売られ、指数の重荷になった。
     
    個別銘柄では、航空機エンジン製造大手ロールス・ロイスが3.4%高と締まったほか、製薬大手グラクソ・スミスクラインも1.2%高と堅調。一方、航空のインターナショナル・エアラインズ・グループは、一時上昇する局面もあったが、結局小幅安となった。傘下の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が29日に中国本土と英国間の直行便を休止すると発表した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13345.00(+21.31)
    29日のドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前日と比べて21.31ポイント高の13345.00だった。
    個別では、不動産のボノビアや航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズの上げが目立った。フォルクスワーゲン(VW)など自動車関連株は売りが優勢だった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5954.89(+29.07)
    欧州の主要株式市場も総じて上昇した。フランスの株価指数CAC40では、次期最高経営責任者(CEO)の人事を発表した自動車のルノーが1%超、上げた。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは下落した。


    30日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比124ドル99セント高の2万8859ドル44セントで終えた。
    新型コロナウイルスによる肺炎の拡大懸念から、取引終盤までは売り優勢だった。中国では30日夜、感染者が8000人を突破したことが明らかになり、米国でもこの日、人から人への感染が初めて確認された。
    世界景気の下押しリスクになるとの見方から売りが先行した。ただ、一巡後は、業績期待の高い銘柄には買いが入り、午後には上昇に転じて終えた。
     
    米疾病対策センター(CDC)は「米国人一般への差し迫ったリスクは依然低い」との見方を表明した。午後に入り世界保健機関(WHO)が国際的な緊急事態を宣言したものの、テドロス事務局長は感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと説明。経済への影響をめぐる警戒感が和らいだことから終盤に買い戻しが入り、ダウ平均は下げ幅を244ドルまで広げる場面もあった。
     
    29日夕に市場予想を上回る増収増益決算を発表したソフトウエアのマイクロソフトは一時上場来高値を更新した。30日発表の四半期決算で売上高が市場予想以上だった飲料のコカ・コーラも高い。
     
    米債券市場で大幅に低下していた長期債利回りが午後に下げ幅を縮小し、利ざや悪化懸念がやや後退した金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが上げに転じた。午後に原油先物相場が下げ幅を縮小したのを受け、石油のエクソンモービルやシェブロンも上昇した。
     
    世界景気の重荷になるとみて、業績が景気の影響を受けやすい化学のダウや中国での生産や販売比率が高いスポーツ用品のナイキなどが下落した。
     
    セクター別では、ソフトウェア・サービスや食品・飲料・タバコが上昇する一方で、メディアや医薬品・バイオテクノロジーが軟調。
     
    ナスダック総合株価指数も3日続伸し、前日比23.770ポイント(0.3%)高の9298.934で終えた。29日夕に市場予想を上回る四半期決算を発表した電気自動車(EV)のテスラは10%高だった。一方、29日夕に発表した四半期決算でコスト増が嫌気されたSNS(交流サイト)のフェイスブックは6%下落した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    28,859.44+124.99
    S&P500種
    3,283.66+10.26
    ナスダック
    9,298.934+23.770
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,570.40+0.60
    NY原油(ドル/バレル)
    52.95−0.3830日 16:59
    円・ドル
    108.94 - 108.95+0.08
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    30日のシカゴ日経平均先物は小幅に続落した。
    世界的な新型肺炎の感染拡大で景気悪化を懸念する売りが先行した。売り一巡後は米株とともに反発に転じ下げ渋った。30日に新型肺炎の緊急事態を宣言した世界保健機関(WHO)が「中国への渡航や貿易の制限などは必要ない」と判断したため投資家心理が改善した。
    3月物は前日比50円安の2万3195円で引け、30日の大取終値を225円上回った。
    この日の3月物安値は2万2820円、高値は2万3285円。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23195 ( +225 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23210 ( +240 )
    ( )は大阪取引所終値比
     

    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7381.96(−101.61)
    30日のFTSE100種総合株価指数は大幅に反落した。前日の終値に比べ101.61ポイント安の7381.96で引けた。終値としては2019年12月中旬以来の安値となった。
    構成銘柄の約7割が下落した。
    新型肺炎の感染が広がっていることを受け、世界経済への悪影響を懸念した売りが優勢だった。午後に米株市場で株安が進むと、英株も下げ幅を広げた。またイングランド銀行(英中銀)が政策金利を据え置いたことを受けて、外国為替市場でポンドが上昇し、多国籍企業銘柄に売りが広がったことも相場の重荷になった。通信株のほか、資源株や旅行関連株の下げも目立った。
     
    個別銘柄では、減益決算を発表したロイヤル・ダッチ・シェルはA株(4.4%安)、B株(3.7%安)とも大幅に下落したことも響いた。通信のBTグループも7.4%と大幅安だった。決算が悪化したことで複数のアナリストが目標株価を引き下げたことが売り材料になった。ポンド高が業績を圧迫するとの見方から時価総額の大きい医薬品株やたばこ株、酒類のディアジオなどの多国籍企業が軒並み下落した。
    一方で、住宅建設株は買いが優勢だった。日用品・食品大手ユニリーバは2.0%高と買われた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13157.12(−187.88)
    30日のドイツ株式指数(DAX)は大幅反落した。終値は前日と比べて187.88ポイント安の13157.12だった。
    新型肺炎の拡大懸念を材料に23日以降、株価指数は大幅な上げ下げが続いている。
    個別では、フォルクスワーゲン(VW)や医療機器のフレゼニウスを筆頭にほぼ全ての銘柄が下落。上昇したのはドイツ銀行だけだった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5871.77(−83.12)
    欧州の主要株式市場も総じて大幅に下げた。フランスの株価指数CAC40は1%以上、下落した。
     

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