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01月01日 マーケットコメント

01月02日 マーケットコメント


    [概況]

    3日の東京外国為替市場は、リスク回避姿勢が強まった。理由は中東の地政学リスクの台頭である。具体的には、トランプ米大統領の指示でイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害されたことだ。日本時間3日未明に伝わった同報道によって、本日の為替市場は序盤からリスク回避姿勢が鮮明で、米ドル円は108円台半ばから108円台前半まで水準を切り下げた。その流れは欧州時間に入っても変わらず、安値を107.905円としている。
     
    さて、この後の為替市場は、今回の攻撃によって強まったリスク回避姿勢が、しばらく続くと予想する。なぜなら、殺害されたソレイマニ司令官は中東でのイランの影響力拡大に尽力した経歴からイラン国内で英雄視される人物であるため、イラン側が何らかの報復措置を実施する可能性が非常に高いと考えるからだ。米ドル円に言及すると、実勢レートが一目均衡表の雲の下限(108.00円近辺)を推移しており、同水準での攻防に注目だ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


    2020年最初の取引である2日のNYダウ工業株30種平均は前営業日の19年12月31日に比べ330ドル36セント(1.2%)高の2万8868ドル80セントと続伸した。この日の高値圏で終え、過去最高値を更新した。
    ダウ平均の上げ幅は12月6日以来ほぼ1カ月ぶりの大きさだった。
    S&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

    中国人民銀行(中央銀行)は1日、金融機関から強制的に資金を預かる預金準備率を6日付で0.5%引き下げると発表した。引き下げは2019年9月以来4カ月ぶり。これに伴い8000億元(約12兆5000億円)を超える資金が市場に放出されるといい、中国経済の下支え効果に期待が高まった。
    米中貿易交渉の第1段階合意の署名式を15日に控え投資家心理が楽観に傾いていることもあり、幅広い銘柄に買いが入った。

    また、調査会社IHSマークイットが2日発表した19年12月のユーロ圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値が一部の市場予想を上回ったのも世界景気の回復期待を後押しした。

    日系証券関係者は「年末年始に発表された中国の一連の経済指標が、警戒されていたほど悪い内容ではなかった」と指摘した。

    スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが上場来高値をつけた。アナリストが20年の動画配信サービスの契約者数予想を引き上げたと伝わった映画・娯楽のウォルト・ディズニーが高い。

    セクター別では資本財やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で、不動産や公益事業が軟調。

    ナスダック総合株価指数は前営業日比119.585ポイント(1.3%)高の9092.189と過去最高値をつけた。アマゾン・ドット・コムや交流サイトのフェイスブックなど主力ハイテク株が総じて上げた。アナリストが目標株価を引き上げたアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株も上昇し、同指数を押し上げた。
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は続伸した。3月物は19年12月31日比265円高の2万3690円で引け、30日の大取終値を50円上回った。
    中国の金融緩和策を手掛かりに米株が続伸し、日経平均先物にも買いが波及した。
    中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す預金準備率の引き下げを決めた。中国及び世界景気が上向くとの期待が市場に広がった。

    この日の3月物高値は2万3770円、安値は2万3420円。

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23690 ( +50 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23710 ( +70 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    年明け2日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前営業日の2019年12月31日の終値に比べ61.86ポイント高の7604.30で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。

    中国の中央銀行が1日に預金準備率を引き下げると発表した。景気の下支えなどのための中国の金融緩和に加え、米中貿易協議の「第1段階」合意に対する期待感に加え、中国の景気刺激策にも好感が広がった。

    IHSマークイットが2日発表したユーロ圏の製造業の購買担当者景況指数(PMI)はふるわない内容だったが、米国株が史上最高値を更新する中、英国株もプラス圏で推移した。
    資源と金融株の上昇が株価指数を押し上げた。

    個別銘柄では、旅行代理店大手トゥイが3.9%と大幅高。金融大手バークレイズ(3.1%高)など銀行株も軒並み堅調。産銅大手アントファガスタも3.1%高となるなど、資源株も締まった。

    半面、不動産投資信託(REIT)のブリティッシュ・ランドとネット専業スーパーのオカド・グループは売られた。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    年明け2日のドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前営業日の2019年12月30日と比べて136.92ポイント(1.03%)高の13385.93だった。中国の金融緩和のほか、米中貿易協議が進展すると期待され、欧州各国株式相場がそろって上昇した。

    個別では、ドイツ銀行が6%超上がった。オンライン決済サービスのワイヤーカードも大幅高だった。電力のRWEと消費財のヘンケルは売られた。


    ■フランス・パリ株価指数
    フランスの株価指数CAC40の終値が前営業日に比べて1%以上、上昇し終値ベースで07年7月中旬以来の高値で引けた。

     


01月03日 毎日コラム
2020年 干支と狙い目
・・・続き

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