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日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
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2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    27日の日経平均は大幅に下落。483円67銭安の23343円51銭(出来高概算11億8000万株)で取引を終えた。
    新型肺炎を巡り、中国メディアによると、患者数は累計で2000人を超えてきており、団体客の渡航中止なども伝えられる中、中国経済のみならず、世界経済への影響等も警戒されるなか、売り優勢の相場展開となった。
    大証225先物はシカゴ日経225先物清算値(2万3635円)を大きく下回る2万3300円で始まったこともあり、インデックス売りに押される格好となった。
     
    物色は新型肺炎に関連する銘柄に短期筋の値幅取り狙いが集中しているが、マスクなどの関連の他、臨床試験、医薬品など、関連物色に広がりがみられていた。
     
    明日28日の東京株式市場は、調整継続か。
    新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する警戒感は根強く、景気減速への懸念とともに手控えムードが尾を引こう。
    中国政府は27日、午前零時(日本時間同1時)時点で、感染者が前日発表から769人増えて計2744人、死者は同24人増加の81人に上ると発表した。
    市場では、「新型肺炎患者の拡大ペースが強まっているうちは、不透明感が強く調整相場が続きそうだ」との声が聞かれた。
     
    テクニカル面ではきょうの下げで25日線(2万3798円、27日時点、以下同じ)を大きく割り込んだ。5日線(2万3772円)が25日線を下回り、日足の一目均衡表では雲の中に入り込むなど、チャート形状は大きく悪化した。
    この先は75日線(2万3218円)がサポートになるかどうかが焦点となる。
    年初に値を崩した場面では75日線に接近したところで反転している。きょうの売られ方はセリングクライマックスに近いようにも思われるため、ここで切り返してくれば、今週中にきょうの下げ分を取り戻す展開も期待できる。
     
    一方、あっさり75日線を割り込んでしまうようだと、26週線(2万2610円)が控える2万2000円台半ば辺りまで調整色が強まる可能性がある。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(27日現在)
     
    24034.31  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23905.73  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23824.26  6日移動平均線
    23798.93  25日移動平均線
    23773.48  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23716.64  均衡表転換線(日足)
    23604.07  13週移動平均線
    23563.56  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23533.57  均衡表転換線(週足)
    23533.57  均衡表基準線(日足)
    23467.89  均衡表雲上限(日足)
     
    23343.51  ★日経平均株価27日終値
     
    23328.19  ボリンジャー:-2σ(25日)
    23302.42  ボリンジャー:-1σ(13週)
    23218.00  75日移動平均線
    23092.81  ボリンジャー:-3σ(25日)
    23000.76  ボリンジャー:-2σ(13週)
    22699.10  ボリンジャー:-3σ(13週)
    22663.03  均衡表雲下限(日足)
    22610.39  26週移動平均線
    22113.36  均衡表基準線(週足)
    22046.56  200日移動平均線
    21698.33  均衡表雲上限(週足)
    21447.29  ボリンジャー:-1σ(26週)
     
     
    ローソク足はマドを空けて陰線を引いたほか、ともに下向きの5日線と25日線が短期デッドクロス(DC)を形成し、下落局面入りを示唆した。一目均衡表では、雲上限を上回ることなく推移。遅行線は株価との下方乖離幅を拡大して弱気シグナルを増大したほか、転換線が下降し、目先の売り圧力継続が予想される。
    ボリンジャーバンドでは、一時-2σを割り込んで下値拡張局面入りを示唆。東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は83.28%(先週末89.09%)に低下し、売られ過ぎ圏入りの目安となる80%に接近した。
     

    【大引け概況】
    27日の日経平均株価は大幅反落し、前週末比483円67銭安の2万3343円51銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:49 容量:7.31M

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    下げ幅は今年最大で2019年3月25日以来約10カ月ぶりの大きさ。
     
    中国発の新型肺炎の流行が拡大し、日本や欧米で景気や企業業績が悪化するとの懸念から売りが優勢だった。また、イラクの米大使館にロケット弾が着弾したと伝わったことで、投資家心理が一段と冷えた。
    日経平均株価は取引開始直後に付けた2万3317円32銭(前週末比509円86銭安)をこの日の安値に底ばいが続いた。
     
    為替も一時1ドル=108円台後半に円高・ドル安が進んだことも株式の値下がり材料となった。時間外取引で米国株先物も大幅に値下がりした。
    春節休暇で上海や香港などアジア市場が休場のため、日本株にはグローバル運用の投資家のヘッジ売りが膨らんだ。「個人や海外の短期売買ファンドなど幅広い層の投資家が売り手に回った」という。
    東証1部の売買代金は概算で2兆1772億円。売買高は11億8046万株だった。
     
    JPX日経インデックス400は大幅反落。終値は前週末比246.78ポイント安の1万5250.42だった。東証株価指数(TOPIX)も大幅下落し、27.87ポイント安の1702.57で終えた。
     
    東証1部の値下がり銘柄数は1961と全体の9割を占めた。値上がりは166、変わらずは32銘柄だった。

     

    業種別株価指数(全33業種)は、小売業、情報・通信業、電気機器、銀行業などが下落し、不動産業だけが上昇した。
     
     
    個別では、売買代金トップのファーストリテイリングが3500円超の急落、任天堂も下げた。ソフトバンクグループ(SBG)が大幅安。東京エレクトロン、アドバンテストなどの半導体関連も大きく値を下げた。安川電と日精工が安い。トヨタ自動車などが軟調、オリエンタルランド、資生堂も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも安い。ネットワンシステムズ、ピー・シー・エーはストップ安。ツガミ、ダブル・スコープなども大幅安となっている。
     
    半面、三菱地所、三井不動産がいずれも買い優勢となり目を引く。明治HDと日ハムが上昇した。また、ニイタカ、日本エアーテック、シキボウ、富士製薬工業、大幸薬品などが急騰、新型肺炎関連へのマネーゲーム的な買いが勢いを増している。ジャフコ、イワキなども物色された。

     
    東証2部株価指数は前週末比102.82ポイント安の7280.01ポイントと続落した。
    出来高9731万株。値上がり銘柄数は72、値下がり銘柄数は367となった。
     
    個別では、ビットワングループ、日創プロニティ、児玉化学工業、ワシントンホテル、アサヒ衛陶など8銘柄が昨年来安値を更新。ラオックス、インタートレード、カーチスホールディングス、サイバーステップ、高田工業所が売られた。
     
    一方、オーミケンシ、新内外綿、アゼアス、川本産業、マナックなど6銘柄がストップ高。日本アビオニクスは一時ストップ高と値を飛ばした。プロスペクト、リスクモンスター、伊勢化学工業、浅香工業、安楽亭など11銘柄は昨年来高値を更新。昭和化学工業、マミヤ・オーピー、大興電子通信、フマキラー、大同信号が買われた。
     


    日経ジャスダック平均は前週末比47円58銭安の3877円45銭と3日続落。
    中国で多発する新型肺炎の拡大懸念により、日経平均株価が大幅続落し、新興企業市場でも売りが先行した。新型肺炎の感染拡大でリスク回避のムードが広がっている。個人投資家はマスクメーカーなど新型肺炎関連銘柄や好業績銘柄などへの物色を続けているが、相場を押し上げる力はない。東証1部の大型株が大幅に下げるなか、ハーモニックなど外需関連の売りが目立った。一方、個人投資家の資金が新型肺炎の関連とされる銘柄に向かい、商いは膨らんだ。
     
    市場関係者からは「投資家からすれば、今無理に買う理由はなく、当面は下げ相場になる」との指摘も聞かれた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で819億円と、2018年10月18日以来の高水準だった。売買高は1億511万株だった
    値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は551となった。

     
    個別では、クリエアナブキがストップ安。極楽湯ホールディングス、スーパーバリュー、フジタコーポレーション、フィスコ、メディシノバ・インクなど8銘柄は昨年来安値を更新。中央化学、メディアリンクス、東京貴宝、メイコー、セレスポが売られた。
     
    一方、大木ヘルスケアホールディングス、カイノス、中京医薬品、免疫生物研究所、興研など7銘柄がストップ高。ミヤコ、大日光・エンジニアリング、カーメイト、太洋物産は一時ストップ高と値を飛ばした。第一建設工業、佐藤食品工業、ハビックス、クリエアナブキ、イマジニアなど21銘柄は昨年来高値を更新。重松製作所、札幌臨床検査センター、リプロセル、エイアンドティー、ASIAN STARが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比17.95ポイント安の851.45ポイントと4日続落。
    米国株安などを受けて東京市場全般が急落しており、マザーズ市場も投資家心理悪化の影響を受けた。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が世界景気に悪影響をもたらすとの懸念が広がるなか、イラクの米大使館にロケット弾が着弾したと伝わったことで、投資家センチメントが一段と冷え込む形となった。幅広い銘柄が売りに押された。
    値上がり銘柄数は41、値下がり銘柄数は269となった。

    個別では、ミクシィ、フルッタフルッタ、オイシックス・ラ・大地、ジェイテックコーポレーション、ユニフォームネクストなど18銘柄が昨年来安値を更新。トランザス、ビーブレイクシステムズ、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング、プロパティデータバンク、エスユーエスが売られた。
     
    一方、サーバーワークス、BuySell Technologiesが昨年来高値を更新。ヘリオス、カイオム・バイオサイエンス、ジャパンインベストメントアドバイザー、プレシジョン・システム・サイエンス、メディア工房が買われた。

    【後場寄り付き概況】


    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比426円99銭安の2万3400円19銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、24.55ポイント安の1705.89で始まった。前場に続き、中国発の新型肺炎が世界経済に与える影響を警戒した売りが優勢で、買いは手控えられている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも安値圏でもみ合っている。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円近辺の推移。
     
    ランチバスケットは130億円、差し引き売り買い均衡との観測。
     
    個別では、ファーストリテが後場に入り一段安。OLCが下押し、ソフトバンクGも軟調。ネットワンが大幅安。資生堂、任天堂も安い。東エレク、アドバンテスがさえず、ソニーは弱含みとなっている。
     
    半面、菱地所はじり高。三井不、住友不もしっかり。神戸物産も買いが優勢。シキボウが大幅高。スズキは強含み。HOYAが小幅高となっている。
     
    テクニカル面では75日線に接近してきており、これが支持線として意識される格好から、さらに売り込む流れにはなっていないようである。
    ただ、新型肺炎を巡る報道等が押し目買い意欲を後退させているほか、イラクの首都バグダッドにある米大使館がロケット弾攻撃を受けたと、一部通信社が報じており、地政学リスクも警戒されているところであろう。
    後場も大きなリバウンドは期待しづらく、引き続き新型肺炎に関連する材料株には短期筋の値幅取り狙いの資金が向かうだろう。
    インデックスに絡んだ売買に振らされ難い中小型株優位の相場展開になろう。
     
     


     
    27日の日経平均株価は大幅に反落し、前週末比455円12銭安の2万3372円06銭で前場を終えた。一時下げ幅を500円超まで広げた。
     
    中国発の新型肺炎の感染者数増加が嫌気された。「肺炎の流行拡大で今後、工業生産や消費など中国の経済活動が全般的に滞り、日本や米国の景気減速を招く」との見方から幅広い銘柄が売られ、全面安となった。
     
    中国・上海や香港市場が休場のため、リスク回避を目的とした空売りが東京株式市場に流入したことも日経平均の下げ幅を拡大する要因になったとみられる。「中国と関係の薄い建設業や情報通信業の株式まで値下がりしており、投資家の間で株式の持ち高を減らす動きが強まっている」という。
     
    中国政府が25日、国内の旅行会社に対し、日本を含む海外旅行も中止するように命じたことで、資生堂などインバウンド(訪日外国人)関連銘柄への売りが目立った。
     
    きょうは春節(旧正月)休暇で中国や香港、台湾、韓国、シンガポールなどアジアは休場の市場が多い。国内外の機関投資家が、運用するポートフォリオを維持するために、開いている日本市場でヘッジ目的の売りに動いたことも大幅安につながった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に下落した。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆566億円、売買高は6億62万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の9割に当たる1941と全面安の展開だった。値上がりは167、変わらずは51だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は、電気機器、小売業、情報・通信業、銀行業などが下落し、不動産業だけが上昇した。
     
    個別では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループ(SBG)が安く、東エレクやアドテスト、任天堂も軟調、資生堂、オリエンタルランドなども大きく値を下げた。ネットワンシステムズが一時ストップ安に売られ、アルヒなども急落した。
     
    半面、三菱地所や住友不、三井不が堅調なほか、シキボウ、ニイタカ、日本エアーテックなどが新型肺炎をテーマに高い。ジャフコも物色人気になっている。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比100.71ポイント安の7282.12ポイントと続落した。
    出来高は7033万株。値上がり銘柄数は71、値下がり銘柄数は358となった。
     
    個別では、ビットワングループ、日創プロニティ、児玉化学工業、ワシントンホテル、アサヒ衛陶など8銘柄が昨年来安値を更新。ラオックス、カワニシホールディングス、サイバーステップ、ダイコー通産、カーチスホールディングスが売られた。
     
    一方、オーミケンシ、アゼアス、マナックがストップ高。プロスペクト、リスクモンスター、伊勢化学工業、浅香工業、安楽亭など9銘柄は昨年来高値を更新。日本アビオニクス、新内外綿、マミヤ・オーピー、フマキラー、大興電子通信が買われた。
     

     
    日経ジャスダック平均株価は続落し、前引けは前週末比38円09銭安い3886円94銭だった。
    前週末の米国市場は、中国発の新型肺炎による中国経済の悪化懸念から売られ、主要株価指数は下落し、円相場も1ドル=108円台後半まで円高が進んでいる中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、業績や景気に悪影響が出るとの警戒感から日経平均株価が大幅安となり、新興株にも売りが波及した。
    半面、新型肺炎関連と位置づけられる銘柄には個人など短期視点で売買する投資家の買いが集まった。ワークマンやマクドナルド、ハーモニックが下落した。一方、防塵マスクの興研や防毒マスクを手掛ける重松製は急伸した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円、売買高は5714万株。
    値上がり銘柄数は114、値下がり銘柄数は518となった。
     
    個別では、極楽湯ホールディングス、スーパーバリュー、フジタコーポレーション、フィスコ、メディシノバ・インクなど8銘柄が昨年来安値を更新。ソレキア、メイコー、ぱど、東京貴宝、アイエックス・ナレッジが売られた。
     
    一方、大木ヘルスケアホールディングス、興研、重松製作所がストップ高。大日光・エンジニアリング、太洋物産は一時ストップ高と値を飛ばした。佐藤食品工業、クリエアナブキ、カイノス、イマジニア、日本興業など13銘柄は昨年来高値を更新。札幌臨床検査センター、免疫生物研究所、エイアンドティー、リプロセル、ハビックスが買われた。
     
     


    東証マザーズ指数は続落し、前引けは前週末比18.47ポイント安い850.93だった。
    前週末の米国市場は、中国発の新型肺炎による中国経済の悪化懸念から売られ、主要株価指数は下落し、円相場も1ドル=108円台後半まで円高が進んでいる。新型コロナウイルスによる肺炎の感染者数拡大が報じられ、この先の不透明感に対する警戒感が個人投資家のマインドを悪化するなか、ジーエヌアイやアンジェスなどバイオ関連銘柄への売りが目立った。Sansanやメルカリなどマザーズの主力株も売られ、指数を押し下げた。マネフォやUUUMが下落した。
     
    値上がり銘柄数は34、値下がり銘柄数は276となった。
     
    個別では、ミクシィ、フルッタフルッタ、オイシックス・ラ・大地、ジェイテックコーポレーション、ユニフォームネクストなど18銘柄が昨年来安値を更新。トランザス、ベストワンドットコム、ビーブレイクシステムズ、プロパティデータバンク、テラプローブがり率上位に
    一方、サーバーワークスが昨年来高値を更新。ジャパンインベストメントアドバイザー、メディア工房、エクストリーム、インタースペース、旅工房が買われた。

    【寄り付き概況】


    27日の日経平均株価は大幅に反落して始まった。始値は前週末比399円28銭安の2万3427円90銭だった。
    前週末の米国株市場では米国内で新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が新たに見つかったことなど、感染拡大への懸念がリスク回避の売りを誘発、NYダウなど主要株価指数が揃って下落した。
     
    加えて外国為替市場ではドル売り・円買いの動きとなり、1ドル=108円台後半の円高に振れており、東京株式市場でも買い手控えムードが強い。
    一部の個別材料株は買いを集める銘柄も観測されるが、主力株は逆風が強いなかで下値模索の展開を余儀なくされている。
     
    中国政府は25日、国内の旅行会社に対し、すべての団体旅行を中止するよう命じた。中国国内の団体旅行は24日から中止しており、日本を含めた海外旅行も27日から中止する。インバウンド関連銘柄の一角とされる、資生堂は大幅安となっている。
    市場では「春節(旧正月)休暇の恩恵が期待されていた小売り関連銘柄は軟調な値動きになりやすい」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も下落している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、特に値下がりが目立つのは鉱業、空運、非鉄、海運、電気機器など。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニー、トヨタの主力株や東エレク、アドバンテス、信越化値を消し、村田製、ファナック、キーエンス、太陽誘電、京セラ、TDK、日本製鉄、JFE、神戸鋼、コマツ、日立建、クボタも下落した。また、三菱UFJ、みずほFG、野村、JAL、ANAも軟調で、ファーストリテも値を下げた。
     
    半面、菱地所や住友不、三井不など不動産株は高い。シキボウ、富士紡HDの新型肺炎関連の一角が堅調だった。
     
     
    テクニカル的にはディップ(2379)、ヒューリック(3003)、KIXILビ(3564)、三浦工(6005)、丸山製(6316)、デンヨー(6517)、東京精密(7729)、リコー(7752)、ホクシン(7897)、リンテック(7966)、オークワ(8217)、トランコム(9058)、クロップス(9428)、カプコン(3697)、NSD(9759)、ナック(9788)が動兆。
     
    人気はイマジニア(4644)、鋳鉄管(5612)、ヤマト(1967)、ヤマトイン(7886)、オンコリス(4588)、メドレー(4480)、JSR(4185)、ジャフコ(8595)、川本産業(3604)、山一電機(6941)、ディスコ(6146)、HEENGE(4475)、AIIN(4488)、三益半(8155)。

     


     
    「相場先行型のニュース」
     
     
    週末のNY株式市場は主要3指数揃って反落。
    背景はまた「新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大懸念」。
    中国関連銘柄とされるダウ、キャタピラーなどが下落。
    NYダウの下落幅は一時は300ドルを超えた場面もあった。
    もっとも「新型コロナウイルスは利益を確定させるための口実に過ぎない」という見方もある。
    第4四半期決算の利益と売上高が市場予想を上回ったインテルが8.1%上昇。
    通年の売上高見通しも市場予想を上回り「半導体業界が長い低迷期から脱しつつある」との見方が優勢となった。
    クレジットカートのアメックスは2.8%高で取引時間中の過去最高値を更新。
    週間ではNYダウとS&P500が昨年8月以来の大幅下落。
    NSADAQは7週間ぶりの下落。
    国債価格は上昇。利回りは4日連続で低下。
    10年国債利回りは1.685%。
    2年国債利回りは1.497%。
    10年債利回りは約2カ月ぶり、2年債利回りは2週間ぶりの水準に低下した。
    ドル円は109円台前半
     
     
    週末の日経平均は寄り付き55円高、終値31円高。
    日足は陰線。
    日経ジャスダック平均もマザーズ指数も下落。
    ただ25日線(23823円)のサポートが効いた格好。
    日経平均は週間では約214円の下落。
    週足は3週ぶりに陰線で今年初。
    東証1部の売買代金は1兆8104億円と5日連続の2兆円割れ。
    値上がり524銘柄(前日433銘柄)、値下がり1536銘柄(前日1660銘柄)。
    新高値71銘柄(前日98銘柄)。
    新安値34銘柄(前日19銘柄)。
    騰落レシオは89.09(前日96.37)と90%割れ。
    NTレシオは13.77倍(10月28日が13.87倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.7%。
    右肩下がりの25日線(23823円)からは0.02%のプラスかい離。
    200日(22036円)からは8.16%のプラスかい離。
    5日線(23920円)は右肩下がり。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.551% 。
    買い方▲6.949%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.292%。
    買い方▲13.546%。
    空売り比率は44.9%で4日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は8.4%。
    日経HVは15.2、日経VIは14.88。
    日経平均採用銘柄のPERは14.48倍。
    EPSは1645円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20365円。
    225先物採用銘柄の益回りは6.91%。
    ドル建て日経平均は217.50(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は10円安の2323円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1873円(前日1860円)。
    シカゴ225終値は大証日中比165円安の23635円。
    高値23890円、安値23550円。
    気学では「上寄りすると後下押す日。逆に下放れると戻す」。
    火曜は「往来相場、逆迎え」。
    水曜は「前日高かりし時は反落する日」。
    木曜は「弱体日、吹き値売り方針」。
    金曜は「案外高き日なり、逆に安き時は翌日高し」。
    勝手雲の上限は今日また白くねじれる。
    1月17ザラ場高値24115円は遠くなってきた。
    上海は旧正月で木曜まで休場。
    「中国株式市場のヘッジとして東京が使われるとも度々あった」と市場関係者。
    月足陽線基準23204円は死守したい月末週。
    そして75日線(23197円)がサポートだろう。
     
    週間ベースではNYダウは1.2%安、3週ぶりの下落。
    NASDAQは0.8%安、7週ぶりに反落。
    S&P500は1.0%安、3週ぶりの下落。
    英FTSEは1.15%高、2週ぶり反発。
    独DAX指数は0.37%高 3週続伸。
    仏CSC400は1.25%高 2週ぶり反発。
     
    週間ベースで日経平均株価は0.9%安。
    TOPIXは0.3%安、ともに3週ぶり下落。
    東証マザーズ指数は11.7%安、4週続落(累計4.2%)下落。
    日経ジャスダック平均は0.1%高、16週続伸(同16.1%上昇)、
    東証2部指数は1.4%安、4週ぶり下落。
     
    「相場はニュースを食べて生きている」。
    あるいは「ニュースは相場で作られる」。
    本来はニュースが先で相場が反応するのだろう。
    しかし相場動向によってクロースアップされたりデフォルメされるニュースもある気がする。
    良い例はトランプ大統領の行動かも知れない。
    株価が上昇局面でネガ子コメント。
    株価の下落局面ではポジコメント。
    しかし相場を的確にウォッチしながらの対中姿勢というのは相場先行型とも言える。
    人間の行うことだから相場動向は心理に大きく影響することもある。
    そういう意味ではニュースのリズムというのも重要だ。
    「今、なぜ武漢なのか」。
    そんなことも考えておきたい局面でもあろうか。
     
    週末のNYダウは170ドル安の28989ドルと4日続落。
    NASDAQは87ポイント高の9314ポイントと3日ぶりの反落。
    S&P500は30ポイント安の3295ポイントと3日ぶりの反落。
    ダウ輸送株指数は83ポイント安の11059ポイントと反落。
    SOX指数は1.10%下落。
    VIX指数は14.56。
    3市場の売買高は79.6億株(直近20日平均71.3億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比165円安の23635円。
    ドル建ては大証比日中比145円安の23655円。
    ドル円は109.27円。
    10年国債利回りは1.685%。
    2年国債利回りは1.497%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    東京エレクトロンデバイス(2760)・・・動兆
     
    東京エレクトロンデバイスに注目する。
    同社は東京エレ系半導体商社。
    産業用に強み。
    製品開発、設計、製造のPB事業も
    ネットワーク機器やストレージが堅調。
    3Dビジョンロボットシステムに期待感。
    先週末まで4連騰。


    (兜町カタリスト櫻井)

    週明け27日の日経平均株価は反落後、軟調な展開が続きそうだ。
    前週末の終値(2万3827円)を200円程度下回りそうだ。
    日経平均株価予想レンジは、2万3600円−2万3800円を想定。
    24日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、170ドル安の2万8989ドルで終えた。前週末の米株安や円相場が1ドル=108円台後半まで上昇した流れを受け、売りが先行する公算が大きいだろう。
     
    2021年3月期業績に対する見方は強弱入り交じっており、国内主要企業の19年4〜12月期決算を見極めたいという雰囲気も広がりやすい。
    また、米国内で新型肺炎の患者が新たに見つかり、感染拡大への警戒から相対的に安全資産とされる債券などに資金を移す動きが優勢となった。
     
    24日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日の大阪取引所終値比165円安の2万3635円だった。
     
    中国政府は25日に国内の旅行会社に対して全ての団体旅行を中止するよう命じた。観光庁が発表した19年の訪日外国人旅行消費額(速報)では中国が1兆7718億円と全体の36.8%を占めており、小売業などへの影響が引き続き警戒される。
     
    24日の日経平均は23日に割り込んだ25日移動平均(24日時点で2万3823円)を辛うじて上回ったが、東証1部の7割強の銘柄が下落するなど物色対象は限られた。今週以降、25日移動平均を明確に下回れば「日経平均のレンジが2万3500円〜2万4000円から2万3000円〜2万3500円に再び切り下がる可能性が意識されやすい」との声があった。
     
    日程面では、19年12月の白物家電出荷、12月の外食売上高など。12月の米新築住宅販売件数など。
    春節で中国・上海や香港、台湾、韓国といったアジアの主要株式市場は軒並み休場となる。
     

     
    【好材料銘柄】
     
    ■カゴメ <2811>
    前期最終を6%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.54%にあたる48万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月5日から3月24日まで。
     
    ■日本興業 <5279>
    今期経常を29%上方修正。
     
    ■ヒガシトゥエンティワン <9029>
    今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
     
    ■建設技術研究所 <9621>
    前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■IGポート <3791>
    オリジナルアニメーションシリーズ「GREAT PRETENDER」がNetflixで全世界独占配信されることが決定。
     
    ■未来工業 <7931>
    今期経常を18%上方修正。
     
    ■KG情報 <2408>
    今期経常は黒字浮上へ。
     
    ■ブルドックソース <2804>
    4-12月期(3Q累計)経常が20%増益で着地・10-12月期も26%増益。
     
    ■神戸物産 <3038>
    12月売上高は前年同月比14.3%増の274億円、営業利益は同36.5%増の17.2億円。
     
    ■コムシード <3739>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    27(月)
    《決算発表》
    日東電、JSR、コーエーテクモ、松井証、マクニカ富士、ジューテックH、高純度化、MK精工、弁護士コム、エスティック、SPK、信越ポリ、ナガワ、篠崎屋、洋シヤタ、ヤギ、サンウッド、トランコム、インソース、KOA、岩井コスモ、タカラレーベン
     
    【海外】
    独1月Ifo景況感指数(18:00)
    米12月新築住宅販売(1/28 0:00)
    休場:香港(春節、〜1/28)
    《米決算発表》
    D.R.ホートン、F5ネットワークス、ジュニパーネットワークス


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

     
    今週の外国為替市場では引き続き新型コロナウイルスに対する感染拡大への警戒感からリスク回避的な円買いが優勢となる可能性が考えられそうだ。ウイルスに関しては、中国国内に止まらず、アジアや欧米豪にまで徐々に感染は拡大していることが報じられている。
     
    その他、28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表や、29日に日銀金融政策決定会合(1月20日・21日開催分)に対してする主な意見など金融政策などの発表も予定されている。
     
    テクニカル的には米ドル円はまずは1月8日の安値から17日高値までの上昇分に対する半値押し水準にあたる一目均衡表の基準線(108.970円)付近を目標値として下落する展開などが考えられそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■中国 27日から海外団体旅行を禁止 新型肺炎拡散防止で
     
    ■国産ドローン普及を支援 政府 中国製に安保上懸念
     
    ■ギリアド 新型肺炎治療でエボラ治験薬利用の可能性を協議
     
    ■サッポロHD<2501>
    営業益4割減 19.12期 北米飲料で売却損
     
    ■東レ子会社<3402>
    炭素繊維複合材の3Dプリンター開発
     
    ■ダイセル<4202>
    最短2カ月で海中で生分解するプラスチック
     
    ■タカギセイコー<4242>
    など木材から高強度の「マイクロ」繊維 
     
    ■オリエンタルランド<4661>
    営業益6%減の1000億円 19年4〜12月
     
    ■リプロセル<4978>
    iPS細胞を受託製造 欧米規制準拠
     
    ■日本鋳鉄管<5612>
    20.3期経常益4億円強に 予想上回る
     
    ■古河電工<5801>
    30年めどに走行中のEVに無線充電
     
    ■日本精工<6471>
    19〜21年度設備投資2割減 米中摩擦が長期化
     
    ■シャープ<6753>
    有機ELテレビに参入 LGからパネル調達
     
    ■三菱重<7011>
    民間旅客機 納入来年以降に 延期6度目
     
    ■アルヒ<7198>
    投資用マンション融資案件で書類改ざん
     
    ■日産<7201>
    ルノーは株一部売却せざるを得ない恐れ資金逼迫で−シティ
     
    ■ワークマン<7564>
    2月末に楽天<4755>撤退 「送料無料」受け
     
    ■住友商事<8053>
    五輪を機にテレワーク加速
     
    ■イワキ<8095>
    製剤開発企業を60億円で買収
     
    ■東京海上<8766>とぜんち共済
    初の知的障害向けがん保険
     
    ■ソフトバンク<9434>
    機密情報 ロシアに譲渡か 元社員逮捕
     
    ■GMO<9449>
    新型肺炎で国内4000人を在宅勤務に27日から
     
    ■四国電<9507>
    伊方原発で停電 一時電源喪失
     
     
     

01月27日 毎日コラム
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