日経平均株価 | 37,934.76 | +306.28 | 04/26 |
TOPIX | 2,686.48 | +22.95 | 04/26 |
マザーズ | 644.61 | +4.49 | 04/26 |
NYダウ平均 | 38,085.80 | -375.12 | 04/26 |
ナスダック総合 | 15,611.76 | -100.99 | 04/26 |
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちだったもの、外国為替市場で円相場が1ドル=109円台半ばまで円高・ドル安が進行し、海外投資家による株価指数先物への売りが優勢となった。
中国で発生した新型肺炎の感染拡大に対する警戒感がくすぶるなか、きょうは、香港株と中国・上海株が大きく値を下げており、これを横目に先物に海外ヘッジファンド筋とみられる売りが出て、現物株もこれに引きずられる格好となった。
新型肺炎の感染拡大が止まらなければ中国の経済活動が停滞し、「日本の景気や企業業績に対する下押し圧力が強まる」との見方から、素材や海運など世界景気の動向を敏感に反映する業種で値下がりが目立った。
中国・武漢市が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、公共交通機関の運行を停止する措置を発表した。中国景気が減速し、訪日客(インバウンド)需要が低迷するとの懸念が広がり、運用リスクを回避する雰囲気も強まった。
半導体など電子部品関連株の一部が値上がりしたが、投資家心理は好転せず、「東証1部全体では値上がりした銘柄を売って現金化する動きが強かった」とみられる。
日経平均は下値支持とみられていた25日移動平均を下回った。
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比125.63ポイント安の1万5483.29だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、13.63ポイント安の1730.50で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9516億円。売買高は10億4906万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1660と全体の8割弱を占めた。値上がりは433、変わらずは66銘柄だった。
日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比15円26銭安い3949円81銭だった。
中国で多発している新型肺炎の感染拡大への懸念から日経平均が反落したことや、上海、香港などのアジア市場も下落していたことから、リスク回避の流れが波及した。前日まで4日続伸していたことでワークマンなど主力株を中心に利益確定売りが出やすかった。1部市場が軟調に推移したことも重荷となった。新型肺炎の関連銘柄への物色は続いたが明暗が分かれた。
また、主要企業の決算内容を見極めたいという思惑もあり、下げ幅を大きく拡げるような展開にまでは至らなかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で553億円、売買高は8714万株だった。
値上がり銘柄数は215、値下がり銘柄数は411となった。
個別では、スーパーバリュー、オンキヨーが昨年来安値を更新。KYCOMホールディングス、小倉クラッチ、インフォメーションクリエーティブ、プラコー、ぱどが売られた。
一方、クリエアナブキ、中京医薬品、東京貴宝、光・彩、ヤマト・インダストリーなど6銘柄がストップ高。大木ヘルスケアホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。コモ、きょくとう、ドーン、エヌアイデイ、ブロッコリーなど35銘柄は昨年来高値を更新。中央化学、ソフィアホールディングス、トミタ電機、エムケー精工、小田原エンジニアリングが買われた。
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