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【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


01月01日 マーケットコメント

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01月12日 マーケットコメント

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01月14日 マーケットコメント

01月15日 マーケットコメント

01月16日 マーケットコメント


    今週は堅調となった。米政権が中国の「為替操作国」指定を解除すると伝わったことなどを受けて、日経平均は週初から2万4000円台を回復した。
    その後は15日の米国と中国の通商合意署名式を前に利益確定売りに押され、署名式を波乱なく通過した後も、手掛かり難から上値が重くなった。週末17日は米国株の強い上昇を追い風に取引時間中の昨年来高値を更新し、週末値でも2万4000円を上回った。日経平均は週間では約190円の上昇。週足では2週連続で陽線を形成した。
     
    来週は堅調展開か。
    スケジュール的にはやや材料が少なく、主要企業の20年3月期第3四半期(19年4−12月)決算を控え、様子見気分に傾きそうだ。この週は、23日の日電産の決算が注目されるが、発表が本格化するのは再来週(27−31日)後半からであり、内容を確認したいとの空気が広がる可能性があるだろう。
    一方、一週前に強まった中東を巡る地政学リスクが今週は沈静化したことなどから、良好な地合いが維持されると考える。
     
    20日の米国市場はキング牧師誕生記念により休場で、東京株式市場では20〜21日が日銀金融政策決定会合であることから、週前半は動きづらい地合いとなりそうだ。
    ただ、日銀会合は今回も無風通過が濃厚で、波乱を呼ぶ材料にはならないと思われる。また、23日のECB理事会は欧州市場を下支えすると期待できる。米国ではIBM(21日)、テキサス・インスツルメンツ(22日)、インテル(23日)、国内では日本電産、ディスコ(23日)の決算が発表予定。好内容が確認できればリスクオンの流れが強まるだろう。失望決算になったとしても先に多くの決算が控える中、大きく崩れることはないと考える。なお、21日から24日までは世界の要人が集結するダボス会議が開催される。
    今回、トランプ米大統領が出席予定で、良くも悪くも発言がクローズアップされやすい点には一定の注意を払っておきたいところだろう。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(17日現在)
     
    25951.99  ボリンジャー:+3σ(26週)
    24781.39  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24693.43  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24513.58  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24291.34  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24257.86  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    24041.26  ★日経平均株価17日終値
     
    24002.15  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23917.76  6日移動平均線
    23889.24  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23746.43  25日移動平均線
    23610.78  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23533.57  均衡表転換線(日足)
    23533.57  均衡表基準線(日足)
    23490.72  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23487.14  13週移動平均線
     
    終値は上向きの5日線を上放れ、25日線も上昇を継続した。
    一目均衡表では横ばいだった転換線と基準線がともに上向いたほか、ボリンジャーバンドでは+1σを上回って終了し、短期上昇トレンド延長を示唆している。
    ただ、ローソク足は陰線を引いたほか、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は93.63%(昨日94.41%)と3日続落して売り圧力を窺わせた。9月2週から先週まで17週連続で買いサインを点灯してきた週足のパラボリックが今週は陰転して引けたため、来週は反落リスクにも留意が必要となろう。
     

    [概況]  

    17日、東京外国為替市場の米ドル円は一時110.300円まで上昇し、その後も110円台前半で推移している。米国時間に発表された1月米フィラデルフィア連銀業況指数(予想:3.8 結果:17.0)や12月米小売売上高コア (予想:前月比0.5% 結果:前月比0.7%)などの米経済指標が市場の予想値を上回る結果となったことで、米ドル円は買いが優勢。現在、欧州時間に入り米ドル円は110.220円付近で推移している。
     
    テクニカル的には米ドル円は下方に控える5日移動平均線(110.055)付近が引き続きサポートとなり、更に上値を伸ばす展開も期待ができそうか。
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    17日の日経平均株価は続伸し、前日比108円13銭高の2万4041円26銭で終えた。 終値で2万4000円台を回復するのは3日ぶり。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:44 容量:6.6M

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    前日のNYダウは、堅調な景気指標を背景に最高値を更新した。この流れを受けた東京株式市場は買い先行でスタート。寄り付き直後に日経平均株価は一時、前日比182円高の2万4115円まで上昇し、昨年12月の終値ベースの高値2万4066円を上回る場面があった。

    円相場が1ドル=110円台前半と円安・ドル高に傾いたほか、中国国家統計局が発表した2019年12月の工業生産高や同月の小売売上高が市場予想を上回ると、日経平均は騰勢を強める場面もあった。
    ただ、来週以降に国内で主要企業の19年4〜12月期の決算発表が本格化するとあって、後場は一段の上値追いの動きは限られた。
     
    日経平均を、東証1部の全銘柄を対象にする東証株価指数(TOPIX)で割った「NT倍率」は大引け時点で13.85倍と、19年10月28日(13.87倍)以来およそ3カ月ぶりの高水準だった。「短期志向の海外勢が日経平均先物を中心に買いを入れて相場をけん引している半面、中長期志向の機関投資家による買いは本格化していない」といい、日本株の物色は広がりに欠けているとの声が聞かれた。
     
    また、週明け20日に米国市場が休場となるため「海外勢の動きが鈍かった」。この日公表された12月の中国の鉱工業生産は事前予想を上回る好調な内容だったが、上海株は反応が鈍く、「米国の中国製品に対する制裁関税撤廃の遅れによる影響が警戒されているのでは」との指摘もあった。米国の主要株価指数が過去最高値を更新するなど外部環境は良かったが、東京株式市場の商いは盛り上がりを欠いた。
     
    JPX日経インデックス400は3日ぶり反発。終値は前日比62.87ポイント高の1万5543.62だった。TOPIXも3日ぶりに反発し、6.72ポイント高の1735.44で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆13億円。売買高は10億7935万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1194と、全体の55%を占めた。値下がりは837、変わらずは129銘柄だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)では、鉄鋼、海運業、金属製品の上昇率が高かった。下落は電気・ガス業、水産・農林業、小売業など。
     
    個別銘柄では、半導体受託生産(ファウンドリー)の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した19年10〜12月期決算が好調だったことを受け、信越化が昨年来高値を更新した。キーエンスやファナック、SMC、コマツといった設備投資関連株もしっかり。マツダやSUBARU、スズキなど自動車株の上げも目立った。ファナックなど中国関連株も買われた。米金融株の上昇を受け三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も高い。
     
    一方、広島高裁が伊方原発3号機について「運転を差し止める仮処分を決定した」と伝わった四国電が昨年来安値を付けた。関西電や東ガスが安い。村田製作所、太陽誘電が安く、大塚HDや第一三共が下落し、イオンやOLCも売られた。アンリツやNEC、NTTドコモといった通信関連株も安い。
     
    東証2部株価指数は前日比13.60ポイント高の7484.12ポイントと反発した。
    出来高7577万株。値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は197となった。
     
    個別では、くろがね工作所がストップ高。マナックは一時ストップ高と値を飛ばした。サンテック、ブルドックソース、ケー・エフ・シー、川本産業、情報企画など19銘柄は昨年来高値を更新。アクロディア、アサヒ衛陶、アジア航測、東海ソフト、SIGが買われた。
     
    一方、FRACTALE、JMACS、理経、カーチスホールディングス、ダイトーケミックスが売られた。







     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比1円20銭高い3920円58銭だった。米国株高や円安を好感した買いが先行し、好材料の出た銘柄や足元で出遅れが目立っていた銘柄に個人投資家の資金が向かった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で622億円、売買高は7640万株だった。
    値上がり銘柄数は323、値下がり銘柄数は306となった。
     
    個別では、クリエアナブキ、ぱど、イワブチ、ナガオカ、小倉クラッチなど7銘柄がストップ高。大和コンピューター、日本パレットプール、京写は一時ストップ高と値を飛ばした。オリエンタルコンサルタンツホールディングス、和弘食品、佐藤食品工業、WDI、丸千代山岡家など34銘柄は昨年来高値を更新。大日光・エンジニアリング、ビーマップ、IGポート、ETSホールディングス、リバーエレテックが買われた。
     
    一方、三洋堂ホールディングス、スーパーバリューが昨年来安値を更新。エンチョー、ピープル、トミタ電機、ストライダーズ、アンビスホールディングスが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前日比1.79ポイント安の884.81ポイントと4日続落した。
    前日の米国市場で、良好な経済指標などを受けて主要株価が最高値を更新。なかでもハイテク比率の高いナスダックの上げ幅が目立った流れから、東京市場でテクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも朝方から買いが先行した。
    その後は、朝方に取引時間中の昨年来高値を付けた日経平均に上値での利益確定の売りが出るなか、次第にマザーズ銘柄にも利食い売りが優勢となった。中小型株が集まるマザーズ市場など新興市場は置いていかれる形となった。

    また、マザーズ市場の中でも指数インパクトのないIPO銘柄などには部分的な物色は見られたが、指数寄与度の高い時価総額上位銘柄は高安まちまちとなり、こうした背景もマザーズ先物のこう着感を強める要因となった。
    売買高は1億3973万株と2019年2月26日以来11カ月ぶりの高水準だった。売買代金は低水準だったため、OTSなどの商いが活発になった影響とみられる。騰落数は、値上がり118銘柄、値下がり184銘柄、変わらず13銘柄となった。

    個別ではミクシィ、フルッタフルッタ、オイシックス・ラ・大地、UUUM、ウォンテッドリーなど7銘柄が昨年来安値を更新。シンメンテホールディングス、ログリー、マネーフォワード、アジャイルメディア・ネットワーク、ビープラッツが売られた。
     
     一方、イルグルムが一時ストップ高と値を飛ばした。フェイスネットワーク、Jストリーム、JMDC、旅工房、テラプローブなど7銘柄は昨年来高値を更新。オンコセラピー・サイエンス、トゥエンティーフォーセブン、パワーソリューションズ、MTG、プロパティデータバンクが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比123円41銭高の2万4056円54銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、6.99ポイント高の1735.71で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにしっかり。アジアの株価指数が全般に堅調で、為替も円安基調で推移するなど市場を取り巻く環境が良いため、主力株中心に買い優勢の状態が続いている。
     
    外国為替市場では、1ドル=110円20銭近辺で推移。中国の上海総合指数は上昇している。
     
    個別では、ソニー、東エレク、SUMCOが堅調。SUBARUが大きく値を上げ、ファナック、SMC、コマツ、日本製鉄、商船三井、三菱商は買われている。任天堂は強含み。ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJ、三井住友も上昇している。
     
    半面、第一三共が小幅に反落し、資生堂、JTは軟調。トヨタはさえない。アドバンテス、村田製、太陽誘電は続落している。
     
    今後の業績・株価回復が期待できる「出遅れ景気敏感株」を探る動きもなお活発と言える。国内でも今月下旬から決算発表シーズンが始まるのを前に、日経平均は高値もち合いを維持しつつ、個別株やセクターでは循環的な物色が続くとみておきたい。
     

     
    17日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比117円03銭高の2万4050円16銭だった。一時は2万4115円に上昇し2019年12月に付けた昨年来高値2万4066円を上回った。
     
    16日の米国株式市場は、好調な経済指標や企業決算、米議会上院での北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定の承認など「ポジティブなニュースが続いた」ため、投資家心理が一段と積極化した。また、17日午前に公表された中国の経済統計もまずまず好調な内容だった。
    米国の個人消費の強さが、日本株の支えになった。16日発表の19年12月の中国の工業生産高などが予想より伸びたのも買い安心感につながった。ファナックや信越化、日東電などの上昇が目立った。
     
    市場では「2万4000円を上回る水準では高値警戒感が強い」と指摘する声が多い。高値圏では売りと買いが交錯し、日経平均は一進一退の展開となった。
    ただ、「米株最高値の流れのなか、堅調な動きだ。国内決算を見極めたいとの空気はあるが、中味が悪いのは分かっており、そう売られることはないだろう。市場は来期以降の回復を見据えている」との声が聞かれた。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9187億円、売買高は5億1136万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1285と、全体の約6割を占めた。値下がりは745、変わらずは129銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では、金属製品、海運業、証券・商品先物取引業の上昇率が高かった。下落は電気・ガス業、小売業、サービス業など。
     
    個別では、半導体受託生産(ファウンドリー)の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した19年10〜12月期の連結決算が好調だったことを受け、信越化や日東電、東エレクなど半導体株が高い。マツダやSUBARU、スズキなど自動車株の上げも目立った。キーエンスや、SMCといった設備投資関連株もしっかり、ファナックやコマツなど中国関連株も買われた。ソフトバンクグループやファーストリテイリングが高く、ソニーや任天堂が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も高い。
     
    一方、トヨタ自動車や村田製作所、太陽誘電が安く、ディスコが軟調。関西電や東ガスが安い。大塚HDや第一三共が下落し、味の素やイオンも売られた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比1.51ポイント高の7472.03ポイントと反発した。
    出来高5009万株。値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は184となった。
     
    個別では、くろがね工作所がストップ高。マナックは一時ストップ高と値を飛ばした。サンテック、川本産業、情報企画、いい生活、キーウェアソリューションズなど14銘柄は昨年来高値を更新。アクロディア、SIG、エヌリンクス、アジア航測、三谷商事が買われた。
     
     一方、FRACTALE、JMACS、カーチスホールディングス、恵和、ダイトーケミックスが売られた。


    日経ジャスダック平均株価はほぼ横ばいだった。前引けは前日比0円13銭高い3919円51銭となった。前日の米国市場は、良好な企業決算などを好感した買いを受けて主要株価指数は史上最高値を更新するなど騰勢を強めた。また、円相場も1ドル=110円台前半へと円安が進んでおり、個人投資家のセンチメントは好転している。
    好決算を発表した銘柄などに個人投資家の買いが集まった。一方、主力株の一角には売りが出て上値を抑えた。
    京写やクラッチ、ナガオカが上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で383億円、売買高は4863万株。
    値上がり銘柄数は294、値下がり銘柄数は287となった。
     
    個別では、クリエアナブキ、小倉クラッチがストップ高。大和コンピューター、日本パレットプール、ナガオカ、大日光・エンジニアリング、京写は一時ストップ高と値を飛ばした。オリエンタルコンサルタンツホールディングス、和弘食品、佐藤食品工業、WDI、丸千代山岡家など30銘柄は昨年来高値を更新。ぱど、IGポート、幸和製作所、ユビキタス AIコーポレーション、ビーマップが買われた。
     
    一方、スーパーバリューが昨年来安値を更新。エンチョー、ピープル、ストライダーズ、ドーン、トミタ電機が売られた。

    東証マザーズ指数は前日比3.64ポイント安の882.96ポイントと4日続落している。
    直近IPO、好材料銘柄などには活発な物色が見られる一方で、指数にインパクトのある時価総額上位銘柄ではこうした出遅れ感が顕著となっている。
    主要企業の決算発表を来週以降に控えていることなどもあり、買い戻しの動きが一巡したあとは、様子見気分が強まるっている。また、週末要因として持ち高調整の動きがでている。
    値上がり銘柄数は111、値下がり銘柄数は189となった。
     
    個別では、ミクシィ、フルッタフルッタ、オイシックス・ラ・大地、UUUM、ビープラッツなど6銘柄が昨年来安値を更新。シンメンテホールディングス、マネーフォワード、アクセルマーク、アジャイルメディア・ネットワーク、リックソフトが売られた。
     
    一方、フェイスネットワーク、Jストリーム、JMDC、旅工房、テラプローブなど7銘柄が昨年来高値を更新。プロパティデータバンク、エードット、Sansan、ウィルズ、MTGが買われた。
     

    [概況]

     
    16日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となった。NY時間に発表された米指標(12月小売売上高 コア前月比+0.7%、予想+0.5% 1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 結果17.0 予想3.8)が好結果となったことを背景に米ドル買いが進み、再度110円台へと上伸した。その後も110円台を維持して、16日の取引を終えており、大台定着への足掛かりを築いた格好。
     
    サポートとして機能している5日移動平均線も110円台に位置しており、目先も堅調な推移が期待できそうだ。110円台への定着に成功した後は、昨年4月の高値である112.410円が上値目標値となりそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【寄り付き概況】

    17日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比170円32銭高の2万4103円45銭。前日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均やナスダック、S&P500の主要3指数はそろって最高値を更新した。
    米12月小売売上高が堅調だったほか、昨年11~12月の年末商戦の売上高も順調な伸びを示した。
    東京株式市場でも運用リスクをとる動きが先行した。日経平均株価は2万4000円台を回復。昨年12月17日につけた終値ベースの高値2万4066円を上回った。為替は1ドル=110円20銭近辺の円安に振れていることも追い風となっている。

    寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に証券、金属、倉庫、電気機器、ガラス・土石、機械など。一方、値下がりで目立つのは電力・ガス、石油の2業種のみ。

    個別では、ソニー、トヨタ、東エレク、村田製の主力株やソフトバンクG、ファーストリテも高く、三菱UFJ、みずほFG、野村の金融株も値を上げている。また、日本製鉄、コマツの鉄鋼、機械株の一角や郵船、商船三井、川崎船の海運株や昭和電工、三井化学、三菱ケミHDの化学株、三菱マ、住友鉱、三井金の非鉄株も堅調となっている。

    半面、武田、アステラス薬の薬品株やJXTG、出光興産、国際帝石の石油関連株が軟調で、関西電、中部電の電力株が値を下げている。

    テクニカル的には、伊藤米久(2296)、ダイワボウ(3107)、ヨシックス(3221)、ティーガイア(3738)、アドソル(3837)、ショーケース(3909)、ランドコン(3924)、チェンジ(3962)、三菱ガス(4182)、レッグス(4286)、日ペ(4612)、フォーカス(4662)、トーセ(4728)、ビーエンジ(4828)、エステー(4951)、TOTO(5332)、デザインワン(6048)、セガサミー(6460)、GameWith(6552)、三井E&S(7003)、ライトオン(7445)、長野計器(7715)、シンシア(7782)、昭光通(8090)、パスコ(9232)、光通信(9435)、EF−ON(9514)、シーイーシー(9692)が動兆。
     


    「裁定残が増加」
     
     
    NY株式市場で主要3指数は大きく上昇し反発の動き。
    市場の焦点は決算に移行。
    モルガン・スタンレーの2019年第4四半期決算は増収増益で好感された。
    フィラデルフィア連銀業況指数は17.0と12月の2.4から上昇。
    8カ月ぶりの高水準となった。
    市場予想は3.8。業況6カ月予測は前月の34.8から38.4に上昇。
    2018年5月以来の高水準となった。
    新規受注指数、従業員数指数、支払価格指数も上昇。
    「フィラデルフィア指数の伸びが好感され、すでに低い景気後退確率がさらに後退した」という見方だ。
    2019年の米年末商戦小売売上高(自動車ディーラー、ガソリンスタンド、レストランを除く)は前年同期比4.1%増の7302億ドル。
    市場予想は3.8━4.2%増。
    19年は2.1%増だった。
    債券利回りは上昇。
    10年国債利回りは1.80%、
    2年国債利回りは1.56%。
    ドル円は110円台前半。
     
     
    日経平均は寄り付き44円高、終値16円高。
    日足は2日連続陰線。
    今年になって初めての2ケタの変動。
    1月SQ値(23857円)に対しては2勝2敗。
    東証1部の売買代金は1兆9377億円。
    値上がり654銘柄。値下がり1406銘柄。
    新高値76銘柄(前日63銘柄)。
    新安値13銘柄(前日17銘柄)。
    騰落レシオは94.41(前日99.97)と低下。
    NTレシオは13.84倍と上昇(10月28日が13.87倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.0%。
    25日線(23718円)からは0.9%のプラスかい離。
    200日(21962円)からは8.97%のプラスかい離。
    5日線(23893円)は右肩上がりでまたサポート。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.835% 。
    買い方▲6.057%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.729%。
    買い方▲12.463%。
    空売り比率は41.2%で3日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は5.4%。
    1月10日時点の裁定売り残は2223億円減の9354億円。
    2日ぶりの増加。
    当限は32010億円増の6543円。
    翌限以降は212億円増の2811億円。
    同裁定買い残は1484円減の7078億円。
    2週ぶりの増加。
    当限は1486億円減の6917億円。
    翌限以降は1億円増の160億円。
    日経HVは17.0、日経VIは13.90。
    日経平均採用銘柄のPERは14.45倍。
    EPSは1656円。
    PBRは1.16倍。
    BPSは20632円。
    225先物採用銘柄の益回りは6.92%。
    ドル建て日経平均は217.67(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は7円安2324円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    シカゴ225終値は大証日中比105円高の24055円。
    気学では「一方に偏して動く日。足取りにつくべし」。
    来週月曜は高下激しく初高後安の日。下放れたら小底」。
    株高の週末だろう。
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
     
    17日(金):第三次産業活動指数、米鉱工業生産、住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感、変化日
    20日(月):日銀金融政策決定会合(→21日)、キング牧師生誕記念日、上げの日、
    21日(火):黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、世界経済フォーラム(ダヴォス会議)、独ZEW景況感
    22日(水):米シカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売、FHFA住宅価格指数、天赦日+一粒万倍日
    23日(木):貿易統計、全産業活動指数、米CB景気先行指数、ECB理事会(ラガルド総裁会見)
    24日(金):消費者物価、中国春節休暇(→30日頃)、変化日
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    森六HD(4248)・・・動兆
     
    森六HDに注目する。
    同社は化学品と樹脂加工製品が中核。
    樹脂加工はホンダ向けが9割。
    点滴バッグも手掛ける。
    伝統の先に未来がある。


    (兜町カタリスト櫻井)

    17日の日経平均株価は続伸後も、しっかりした展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万4000円−2万4200円。
    16日のNY米ダウ工業株30種平均が最高値を更新したのを受けて運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが日本株にも入る公算が大きいだろう。
    SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も上昇していることから、半導体関連銘柄を中心に堅調な展開が期待される。
     
    17日早朝の外国為替市場で円相場が1ドル=110円台前半に下落しているのを追い風に半導体関連など業績期待のある景気敏感株を中心に見直し買いが入り、日経平均はバブル崩壊後の高値(2万4270円)を試す展開になりそうだ。
    ただ週末とあって朝方の買い一巡後は利益確定売りも出やすそうだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比115円高の2万4055円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■三洋貿易 <3176>
    1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■菊池製作所 <3444>
    持分法関連会社イノフィスが第三者割当増資を実施したことに伴い、20年4月期に持分変更利益として1億円を特別利益に計上する。
     
    ■ナガオカ <6239>
    1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■スパークス・グループ <8739>
    未来創生2号ファンドが航空宇宙企業の米Joby Aviationに投資実行。Joby社は全電動垂直離着陸技術を利用した航空タクシー開発の先駆者。
     
    ■イムラ封筒 <3955>
    今期配当を3円増額修正。
     
    ■CEホールディングス <4320>
    光通信が16日付で財務省に提出した変更報告書によると、光通信の同社株式保有比率は5.49%→6.65%に増加した。
     
    ■タカラバイオ <4974>
    米Therapeutics社に遺伝子治療関連技術の非独占的ライセンスを供与。
     
    ■NEW ART HOLDINGS <7638>
    シンガポールに子会社を設立。東南アジアで海外事業の一層の拡大を図る。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    17(金)
    11月第3次産業活動指数(13:30)
    20年国債入札
    《決算発表》
    津田駒、ネクスG、ティムコ、くろ工、協和コンサ
     
    【海外】
    中国10-12月期GDP(11:00)
    中国12月鉱工業生産(11:00)
    中国12月小売売上高(11:00)
    米12月住宅着工件数(22:30)
    米12月鉱工業生産指数(23:15)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■送電網コスト負担 太陽光企業にツケ回し案
     
    ■ウィーワークのリース9割減 10〜12月 事業拡大にブレーキ
     
    ■AGC<5201>
    営業益1割増 20年12月期 半導体向け材料伸びる
     
    ■前沢工業<6489>
    環境事業 営業赤字に 20年5月期
     
    ■三菱電<6503>
    年間配当40円に 20年3月期
     
    ■JCBと富士通<6702>
    開発へキャッシュレス 相互交換可能に
     
    ■トヨタ<7203>
    タイで23年までにEV生産 現地政府が計画承認
     
    ■シモジマ<7482>
    4〜12月期 営業益17%減 消費増税でレジ袋振るわず
     
    ■パンパシHD<7532>
    営業利益2割増 7〜12月期 ユニーで化粧品など伸びる
     
    ■医療機器のマニー<7730>
    皮膚縫合器具の生産を本格再開へ
     
    ■三井物産<8031>
    アイルランド国鉄から鉄道受注 41車両 141億円
     
    ■SBI<8473>
    筑邦銀<8398>へ出資 地銀連合構想第3弾
     
    ■ヤマトHD<9064>
    営業益3割減 4〜12月 ネット宅配後手
     
    ■KDDI<9433>
    最上位プラン2割値下げ 楽天<4755>参入で囲い込み
     


     
    16日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比267ドル42セント高の2万9297ドル64セントとこの日の高値圏で終え、連日で過去最高値を更新した。
     
    米モルガン・スタンレーが朝方発表した2019年10〜12月期決算は債券取引などが伸び、前年同期比で増収増益となった。調整後の1株当たり利益は1.30ドルと、市場予想の1.03ドルを大きく上回った。今週発表された他の米金融大手の決算もおおむね好調だったことから、市場では米景気の先行きに楽観的な見方が広がり、幅広い銘柄に買いが入った。
     
    全米小売業協会(NRF)が16日午前に発表した2019年11〜12月の年末商戦の小売売上高は前年同期比4.1%増だった。全体の2割を占めるネット通販が大きく伸びた。力強い雇用情勢を背景に個人消費の勢いが増したとの見方が広がった。
     
    米上院は16日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」を賛成多数で承認した。トランプ米大統領が近く署名し批准される見通し。北米の投資環境が見通しやすくなったと受け止められたことも投資家心理を改善させた。
     
    セクター別では、全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比98.436ポイント高の9357.131で終え、過去最高値を更新した。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日に20年12月期の連結売上高が約2割増えるとの見通しを明らかにした。半導体需要の回復への期待が高まり、クアルコムやマイクロン・テクノロジーなどが買われたことが寄与した。グーグルの持ち株会社アルファベットも上げた。
     
    S&P500種株価指数は続伸した。前日比0.8%高い3316.81で終えた。過去最高値を更新した。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    29,297.64+267.42
    S&P500種
    3,316.81+27.52
    ナスダック
    9,357.131+98.436
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,554.00+9.4015日 終値
    NY原油(ドル/バレル)
    58.59+0.78
    円・ドル
    110.15 - 110.16+0.18

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    16日のシカゴ日経平均先物は反発し2万4000円を回復して引けた。
    15日の米中貿易合意の調印や良好な米景気指標を好感した。16日発表の12月の米小売売上高が個人消費の強さを示したほか、フィラデルフィア連銀の1月の製造業景況指数が大幅に伸びた。株高を後押し、3指数とも終盤にかけて上げ幅を広げた。
    3月物は前日比120円高の2万4055円で引け、同限月物終値ベースで1カ月ぶりの高値をつけた。15日の大取終値を115円上回った。
    この日の3月物高値は2万4065円、安値は2万3880円。
     
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    24055 ( +115 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    24065 ( +125 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7609.81(-32.99)
    16日のFTSE100種総合株価指数は4日ぶりに反落した。前日の終値に比べ32.99ポイント安の7609.81で引けた。
    米中貿易協議の「第1段階」合意署名が終了したことで、利益確定売りに押された。「第2段階」に多くの課題が持ち越されたことも投資家心理の重しとなった。株価は主にマイナス圏で推移した。指数構成銘柄全体の約6割が下落した。
     
    個別銘柄では、軟調な決算内容を嫌気して教育事業のピアソンとレジャー・外食のウィットブレッドが8.9%安と大幅に下落し、指数の下げを主導した。ピアソンは2019年12月期の営業利益が予想に達せず、アナリストが目標株価を引き下げたため朝方に一時14%近く下げる場面があった。ウィットブレッドは、5.2%の大幅安と第3四半期の既存店売り上げが減少したことを材料に売られた。時価総額の大きい医薬品株とたばこ株に利益確定の売りが出たことも相場の重荷になった。石油のロイヤル・ダッチ・シェルは売りに転じた。銀行株と保険株はこの日も売りが優勢だった。
     
    半面、衣料小売りと食品事業のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは高くなった。クリスマス商戦期における格安衣料部門の収益が好調で通期の業績見通しを据え置いたことが好感された。総合ヘルスケアのNMCヘルスも大幅高で引けた。住宅建設株と鉱業株も上げた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13429.43(-2.87)
    16日のドイツ株式指数(DAX)は小幅に続落した。終値は前日と比べて2.87ポイント安の13429.43だった。
     
    前日に続き自動車株が売られ相場を押し下げた。タイヤのコンチネンタルも安かった。オンライン決済サービスのワイヤーカードは5日続伸した。電力株も続伸した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6039.03(+6.42)
     

01月17日 毎日コラム
長年の社会経験が相場を見抜く
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