会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


09月01日 マーケットコメント

09月02日 マーケットコメント

09月03日 マーケットコメント

09月04日 マーケットコメント

09月05日 マーケットコメント

09月06日 マーケットコメント

09月07日 マーケットコメント

09月08日 マーケットコメント

09月09日 マーケットコメント

09月10日 マーケットコメント

09月11日 マーケットコメント

09月12日 マーケットコメント

09月13日 マーケットコメント

09月14日 マーケットコメント

09月15日 マーケットコメント

09月16日 マーケットコメント

09月17日 マーケットコメント

09月18日 マーケットコメント

09月19日 マーケットコメント

09月20日 マーケットコメント

09月21日 マーケットコメント

09月22日 マーケットコメント


    日経平均は小反落して取引を終えた。
    日本の連休中に欧米株が大幅に下落したことを受けリスク回避の売りが序盤から広がった。
    一方、9月末の配当取りや日銀のETF買い期待が相場を支え日経平均は後場に大きく持ち直して13円安。休場の間に海外ではキナ臭い材料がいくつか出てきたにもかかわらず、安値は2万3154円までで2万3000円も割り込まなかった。
    新興市場は値上がりしており、連休前の流れがキープされている部分もある。
    マザーズ指数に至っては連日の高値更新で、海外市場の軟調はどこ吹く風。日本株の底堅さは大型連休が明けても健在であった。
     
    明日24日の日経平均株価は、底堅い展開か。
    欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大懸念や、世界的な金融機関での巨額なマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑、米追加経済対策の成立遅れなど不透明要因は尾を引くものの、それらを背景に22日に大幅下落した欧米株式は翌23日にいったん落ち着きを取り戻した。引き続き欧米株式動向を注視する必要はあるが、とりあえず織り込んだ格好となれば、再度の揺れは回避されそうだ。
    一方、国内では「配当再投資に伴う先物買いが来週月曜日を中心に入るとみられ、支えとなっている」との読みがある。9月末の配当・優待取りの動きも続くとみられる。前場軟調なら後場入り後の日銀のETF(上場投資信託)買い期待にもつながり、下値は限定される可能性がある。
     
    明日は、マザーズにトヨクモ、ジャスダックにまぐまぐとグラフィコの計3銘柄が新規に上場する。足元では大型株に比べて新興市場の動きが良くなっており、IPO環境は良好。8月上場銘柄が跳ねたこともあり、9月の銘柄への期待も高まる。ここからしばらくはIPOが多いことから、ニューカマーが投資家のリスク許容度を高め、全体市場にも好影響を与える展開に期待したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
     
    24839.98  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24325.71  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23819.61  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23774.84  ボリンジャー:+3σ(25日)
    23588.26  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23419.31  6日移動平均線
    23401.68  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    23346.49  ★日経平均株価23日終値
     
    23313.51  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23289.92  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23230.46  均衡表転換線(日足)
    23215.11  25日移動平均線
    23088.50  均衡表基準線(日足)
    23028.53  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22882.65   新値三本足陰転値
    22841.95  ボリンジャー:-2σ(25日)
    22807.41  13週移動平均線
    22779.59  75日移動平均線
    22655.38  ボリンジャー:-3σ(25日)
    22648.05  均衡表雲上限(日足)
    22646.11  均衡表転換線(週足)
    22434.31  均衡表雲下限(日足)
    22301.30  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22019.62  200日移動平均線
     
     
    下向きの5日線が上値を抑える一方、ローソク足は緩やかに上昇する25日線下までヒゲを伸ばしたが、終値は25日線上に戻して陽線を示現し、短期的な底値確認を示唆している。日足の一目均衡表では8月28日、9月9日に続いて本日も基準線付近がサポートラインとなった。
    遅行線が応当日株価を上回って弱気シグナルの発生を回避した一方、基準線や転換線が横ばいを続けているため、目先はもみ合い継続が予想される。
     

    【大引け概況】
    23日の日経平均株価は小反落し、前営業日に比べ13円81銭安の2万3346円49銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:26 容量:12.66M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    連休中に欧米株市場が波乱安の展開となったことを受けリスク回避の売り圧力が意識される地合いだったが、結果的に底堅さを発揮した。下値では押し目買い意欲も強かった。
     
    フランスや英国など欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻になっているほか、米国の追加経済対策の先行き不透明感が強まっているのを受け、国内でも投資家の運用リスクを回避する動きが先行した。下げ幅は一時200円を超えた。
     
    もっとも、後場に入ると日経平均は下げ幅を縮小し、上げに転じる場面もあった。日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測が浮上したほか、富士フイルムが昼ごろ、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」の承認申請を10月にも実施すると発表したのも支えとなった。取引最終盤には前営業日の終値を小幅ながら上回る局面もあった。
     
    市場では28日の権利付き最終日を控え「配当狙いの買いもかなり入り始めているようだ」との声も聞かれた。
     
    昼には菅義偉首相と日銀の黒田東彦総裁が首相官邸で会談し、思惑的な買いを誘ったとの見方もあった。
     
    JPX日経インデックス400は小反落し、終値は前営業日比3.27ポイント安の1万4792.60だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、2.17ポイント安の1644.25で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7632億円。売買高は15億1983万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1367と、全体の約6割を占めた。値上がり銘柄は732、変わらずは77銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、保険業などが下落。上昇は陸運業、小売業など。
     
    個別では、日産自や三菱自、ホンダなどが売られた。ソフトバンクGが売られ、ソニー、キーエンス、ファーストリテは軟調だった。三井住友、三菱UFJが小安く、T&DやSOMPOも安い。ジェイテクトやNTN、日本製鉄、JFE、三井金、国際帝石が値を下げた。
     
    一方、富士フイルムが買われたほか、東エレクやアドテストも上昇。トヨタ、日本電産が値を上げ、富士フイルムは大幅続伸。JR東日本やJR西日本も高い。
    ソフトバンクは親会社のソフトバンクグループによる売り出し株の受け渡し日で流動性が高まり、売買代金が2916億円と東証1部全体の約1割を占めた。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比59.24ポイント安の6353.49ポイントと反落した。
    出来高1億3371万株。値上がり銘柄数は226、値下がり銘柄数は199となった。
     
    個別では、アウンコンサルティング、ジャパンエンジンコーポレーション、日本鋳造、東京衡機、オーミケンシが売られた。
     
    一方、東邦金属、鈴与シンワートがストップ高。ダイショー、ファーマフーズ、アートスパークホールディングス、情報企画、ダイトーケミックスなど15銘柄は年初来高値を更新。理経、ウインテスト、ジュンテンドー、マルヨシセンター、DNAチップ研究所が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前営業日比13円28銭高い3609円86銭となり、2月25日以来7カ月ぶりの高値を付けた。
    欧州を中心にした新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に、経済活動の制約により業績の恩恵を受けやすくなる巣ごもり関連やデジタル関連株への連想買いが広がった。
    市場関係者は、「有力な投資対象に乗り換える個人の動きは依然として活発。新興企業市場の上昇基調はなかなか崩れそうにない」と指摘していた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で752億円と7月10日以来の高水準、売買高は1億5973万株だった。値上がり銘柄数は310、値下がり銘柄数は304となった。
     
    個別では、ブロードバンドタワーがストップ高。クリエアナブキは一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、アクシーズ、ナフコ、三洋堂ホールディングス、歯愛メディカルなど19銘柄は年初来高値を更新。プラコー、No.1、シンクレイヤ、fonfun、セキチューが買われた。
     
    一方、清和中央ホールディングス、Nutsが年初来安値を更新。アズ企画設計、文教堂グループホールディングス、不二硝子、メイコー、メディシノバ・インクが売られた。
     

    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前営業日比29.01ポイント高い1212.99だった。
    2018年3月16日以来2年6カ月ぶりの高値を付けた。
    終日買い優勢の展開となった。日本の4連休中に欧米株が下落した流れを引き継いで日経平均は反落スタートしたが、22日の米国株がハイテク関連を中心に反発したことから、東京株式市場でもグロース(成長)株には買いが入った。日経平均が引けにかけて一時プラス転換するなど底堅さを見せたことも安心感につながったと考えられる。
    メルカリやBASEなど電子商取引(EC)関連銘柄などに買いが集まった。GAテクノ、HENNGE、ITbookも値を飛ばした。半面、KIYO、サンバイオがさえない。
    売買代金は概算で1938.33億円。騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり137銘柄、変わらず11銘柄となった。
     
    個別では、HENNGE、ログリーがストップ高。GA technologies、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。ITbookホールディングス、ジーエヌアイグループ、トライステージ、総医研ホールディングス、ユナイテッドなど24銘柄は年初来高値を更新。ユナイトアンドグロウ、ジェイテックコーポレーション、すららネット、ケアネット、リビン・テクノロジーズが買われた。
     
    一方、ポートがストップ安。ALBERT、SERIOホールディングス、リグア、サンバイオ、フィットが売られた。
     
     

    23日日経平均株価は反落した。午前の終値は前営業日比139円97銭安の2万3220円33銭だった。
     
    前場の東京株式市場は、リスク回避の動きが優勢となり日経平均は反落となった。連休期間中に欧米株市場が波乱含みに売り込まれたことを受け、主力株中心に買いが手控えられた。欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大していることで世界景気への影響を懸念する売りに押された。
    また、前場は保険や銀行など金融関連株も下落率がやや大きくなった。複数の世界的金融機関が巨額のマネーロンダリング(資金洗浄)に利用されていた疑いがあるとの米政府の文書の内容が報じられ、欧米で金融株が売られた影響を受けた。
     
    もっとも、売り一巡後は下げ幅を縮小し、日経平均は一段と下値を探る展開にはならなかった。9月末の配当狙いの買いや、日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れるとの期待が相場を支えた。25日移動平均(2万3205円、18日時点)を割り込んだ水準では押し目買いも入りやすかった。半導体関連など調整一巡感が出ている銘柄の一角は堅調に推移した。
     
    市場関係者は「欧米株が急落した翌日の22日が休場だったことは、日本株には幸いだった」と話していた。「米国株は調整局面に入ったと判断している。日本株は配当再投資に伴う先物買いが来週月曜日を中心に入るとみられ、支えとなっているが、配当落ち(29日)後は米国株安がストレートに響いてくるだろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3496億円、売買高は7億6546万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1483と、全体の7割弱を占めた。値上がりは630銘柄、変わらずは61銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、鉄鋼、不動産業、保険業などが下落。上昇は海運業、小売業など。
     
    個別では、日産自やホンダ、オリンパスやニコンが大幅安。三菱UFJ、三井住友が軟調で、第一生命HDやSOMPOも売られた。ソフトバンクG、武田が売られ、KDDI、ファーストリテはさえなかった。三井不、菱地所は反落。日本製鉄、国際帝石は値を下げた。ソニー、キーエンスも安かった。
     
    半面、小田急や京王が上昇。トヨタが小高く、東エレク、日本電産は堅調。任天堂は続伸。郵船は値を上げた。DCMは急伸。チェンジ、サイバーやエムスリーも高い。
     
    東証2部株価指数は前週末比59.60ポイント安の6353.13ポイントと反落した。
    出来高7213万株。値上がり銘柄数は203、値下がり銘柄数は195となった。
     
    個別では、アウンコンサルティング、東京衡機、日本鋳造、ジャパンエンジンコーポレーション、エムジーホームが売られた。
     
    一方、鈴与シンワートがストップ高。ダイショー、ファーマフーズ、アートスパークホールディングス、ダイトーケミックス、アサヒペンなど9銘柄は年初来高値を更新。理経、ビューティ花壇、フジックス、ストリーム、DNAチップ研究所が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前営業日比9円44銭高い3606円02銭となった。一時は3607円30銭まで上昇し取引時間中としては2月26日以来およそ7カ月ぶりの高値を付けた。BBタワーやブロメディア、ワークマンが上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で428億円、売買高は9071万株
    値上がり銘柄数は269、値下がり銘柄数は326となった。
     
    個別では、ブロードバンドタワーがストップ高。クリエアナブキは一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、ナフコ、三洋堂ホールディングス、歯愛メディカル、No.1など15銘柄は年初来高値を更新。プラコー、ブロードメディア、fonfun、エンチョー、ユニリタが買われた。
     
    一方、清和中央ホールディングス、Nutsが年初来安値を更新。日本パレットプール、文教堂グループホールディングス、アズ企画設計、ミクロン精密、メディシノバ・インクが売られた。


    東証マザーズ指数は前週末比19.25ポイント高の1203.23ポイントと続伸。
    1200台を付けるのは2018年4月以来およそ2年6カ月ぶり。
    菅首相が推進している政府のデジタル化に関して具体的な材料が出ることが見込まれている。このことから、時価総額上位のAI inside、フリーなどデジタル化、在宅ワーク関連銘柄に注目が集まり事業拡大を期待した買いが入った。また、時価総額上位の弁護士ドットコムの元榮会長が財務大臣政務官に任命され同社を辞任することはデジタル化推進へ思惑を呼びそうだ。
    値上がり銘柄数は139、値下がり銘柄数は166となった。
     
    個別ではGA technologies、インターネットインフィニティー、ログリーが一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、トライステージ、総医研ホールディングス、ユナイテッド、SREホールディングスなど19銘柄は年初来高値を更新。ユナイトアンドグロウ、ITbookホールディングス、ジェイテックコーポレーション、HENNGE、リビン・テクノロジーズが買われた。
     
    一方、ポートがストップ安。ALBERT、ティーケーピー、フィット、うるる、ランディックスが売られた。

    【寄り付き概況】

     
    23日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前営業日比114円41銭安の2万3245円89銭。
     
    連休期間中、東京市場が休場となっている間に欧米株市場が急落に見舞われた。欧州で新型コロナウイルス感染症が再拡大していることや、米国では追加の財政政策が紛糾している状況などから経済先行きに対する警戒感が強まっている。運用リスクを回避する動きが先行している。下げ幅は一時150円を超えた。
     
    欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大してロックダウン(都市封鎖)への警戒感が強まっているほか、ギンズバーグ米最高裁判事の死去に伴う与野党対立で、米国の追加経済対策が遅れるとの懸念が投資家心理の重荷になっている。自動車株の一角や鉄鋼株といった景気敏感株を中心に売りが出ている。
     
    一方、日経平均で25日移動平均(2万3205円、18日時点)に接近すると押し目買いが入っている。円相場が一時1ドル=105円台前半まで戻して前週末に比べると円安・ドル高に振れており、日経平均は積極的に下値を探る展開にはならず、底堅さもみられる。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落している。
     
    個別では、ファナック、ダイキン、富士電機が安く、ソフトバンクG、京セラ、TDKは軟調。三菱自や日産自、日本製鉄やJFEが売られているほか、三井不や東急不HDが下落している。
    半面、東エレク、アドバンテス、トヨタが堅調。NECや富士通が上昇。バンナムHDやコナミHD、NTTデータも高い。


     
    「書斎?」

    週末のNY株式市場で主要3指数は続落。
    アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットの下げが目立った。
    主要株価3指数がそろって3週連続下落。
    3週連続での下落はNASDAQが昨年8月以来、NYダウとS&P500昨年10月以来。
    「優良ハイテク株を売り、他のセクターに買いを入れる最近の動きが継続。
    経済成長を巡る懸念と言うよりは、利食い売りや調整、セクター間のローテーション」という見方だ。
    22日に開かられる「バッテリーデー」が注目されテスラが4.4%上昇。
    3市場の売買高は143億株と拡大。
    第2四半期の経常収支は、赤字額が前期比52.9%増の1705億4100万ドル。
    世界金融危機さなかの2008年第3四半期以来、約12年ぶりの大幅な赤字額となった。
    市場予想は1579億ドルの赤字だった。
    ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は78.9に改善。
    予想の75.0も上回った。
    10年国債利回りは0.697%。
    2年国債利回りは0.141%。
    円は対ドルで5日連続上昇し104円台半ばと7週間ぶりの高値水準。
    欧州で新型コロナウイルス感染が急拡大していること。
    米国で追加景気対策法案を巡る与野党間の協議に進展が見られないこと。
    これらを背景に安全通貨としての円の需要が高まった。
    SKEW指数は132.09(前日139.41)。
    恐怖と欲望指数は53→52。
     
    「週明けも続落」
     
    週明けのNY株式市場で主要3指数は続落。
    NYダウは一時900ドル下落し509ドル安と下落幅は大きかった。
    S&P500は2日に付けた最高値から約9%下落。
    欧州市場の下落を受けたとの指摘もある。
    新型コロナウイルス感染が再拡大している欧州でのロックダウン(都市封鎖)再導入に懸念が高まったとの解釈。
    米議会の追加経済対策成立がさらに遅れる見通しが出ていることも懸念要因となった。
    ルース・ギンズバーグ最高裁判事の死去も追加の景気刺激策が11月3日の大統領選前に成立する見通しを後退させた。
    医療保険制度改革法(オバマケア)の先行きを巡る不透明感の高まりからヘルスケアセクターが軟調。
    航空、ホテル、クルーズ船会社などが下落。
    複数の大手銀行が内部で問題性を指摘されながらも20年近くにわたり違法とされる巨額な資金を移動させていたとの報道も悪材料視された。
    一方、情報技術セクターは上昇。
    新たなロックダウンでサービス利用が増加するとみられた。
    ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが6.8%高。
    3市場の売買高は106億2000万株。
    株式相場が続落する中、債券市場に資金が流れ、国債利回りは低下。
    10年国債利回りは0.669%。
    2年国債利回りは0.139%。
    ドル円は商いが薄く104円台後半。
    SKEW指数は130.64(前日132.09)。
    恐怖と欲望指数は52→51。
     
    「火曜は反発したものの売買エネルギーは低下」
     
    火曜のNY株式市場で主要3指数は反発。
    財政刺激策や景気回復期待は依然後退モード。
    ただこのところ足を引っ張っていたアマゾンはバーンスタインが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げたことから5.7%高。
    マイクロソフト、アップル、アルファベット、フェイスブックがそれぞれ1.6%超の上昇。
    「市場は安定を求めている。
    投資家やトレーダーは過度に下げた銘柄に再び注目するだろう」との見方だ。
    ただS&P500は過去4日で3.5%下落。
    FRBパウエル議長は「米経済が新型コロナ禍に伴うリセッション(景気後退)から著しく回復している。
    しかし見通しにはかなりの不透明性が存在するため、FRBは必要に応じ一段の措置を講じる」とコメント。
    シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は「議会が新型コロナ追加対策を可決させなければ、景気回復の足取りが緩慢になる恐れがある」と警告。
    3市場の売買高は86.8億株(前日106.2億株、前々日143.1億株、20日平均は94.7億株)。
    全米リアルター協会(NAR)の8月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.4%増の600万戸。
    2006年12月以来約14年ぶりの高水準に達した。
    ただ影響は限定的。
    10年国債利回りは0.670%。
    2年国債利回りは0.137%。
    ユーロ/ドル一時、節目となる1.17ドルを下抜け7月以来の安値を付けた。
    ドル円は104円台後半。
    SKEW指数は130.08(前日130.64)。
    恐怖と欲望指数は51→52。
     
    「5日連続で日中な値幅は200円以下」
     
    週末の日経平均は寄り付き2円高。
    終値40円高の23360円と反発。
    日中値幅は108円と8カ月の小幅。
    しかも5日連続で日中値幅は200円を下回っている。
    終値ベースでメジャーSQ値23272円を上回り6勝。
    日足は2日ぶりの陽線。
    日経平均は週間では46円の下落。
    週足は3週ぶりに陰線。
    一方、TOPIXやマザーズ指数、ジャスダック平均は上昇。
    マザーズ指数は4%超の上昇。
    東証1部の売買代金は2兆7152億円と9日連続の2兆円超。
    4連休控えにしては膨らんだ。
    もっともこればFTSE日本指数パッシブ入替の売買インパクトの影響。
    「上昇は海外勢の買い戻し」という声もある。
    値上がり1600銘柄(前日1116銘柄)。
    値下がり488銘柄(前日931銘柄)。
    新高値160銘柄(前日131銘柄)と増加。
    新安値2銘柄(前日0銘柄)。
    騰落レシオは118.64(前日111.65)。
    NTレシオは14.19倍(前日14.28倍)。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩上がりの25日線(23205円)からは△0.67%。
    29日連続で上回っておりサポート。
    右肩上がりの75日線は22769円。
    横ばいの200日線(22019円)からは△6.09%。
    右肩上がりの5日線(23433円)から▲0.31%。
    2日連続で割れ込んだ。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.663%(前日▲17.773%)。
    買い方▲6.167%(前日▲6.364%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.929%(前日▲15.829%)。
    買い方▲11.278%%(前日▲11.740%)。
    空売り比率は39.4%(4日連続40%割れ:前日38.7%)。
    空売り規制なしの比率は5.7%(11日が10.8%、9日が13.5%)。
    ボトムは6月3日の35.4%。
    日経HVは12.2、日経VIは21.12。
    日経平均採用銘柄の予想PERは23.25倍(前日23.22倍)。
    前期基準では18.20倍。
    EPSは1004円(前日1004円)。
    一気に50円低下したまま。
    225のPBRは1.10倍。
    BPSは21236円(前日21199円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.30%(前日4.31%)。
    配当利回りは1.91%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは25.02倍。
    前期基準では19.78倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.23倍。
    ドル建て日経平均は222.88(前日222.09)と年初来高値更新。
    東証1部単純平均株価は21円高の2243円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1810円(前日1806円)。
    東証1部の時価総額は626兆円(前日623兆円)。
    週末のシカゴ225先物終値は大証日中比110円高の23210円。
    高値23340円、安値23060円。
    週末の大証夜間取引終値は日中比130円安の23090円。
    火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比335円安の22885円。
    高値22930円、安値22575円。
    9月配当落ちは試算では144円。
    気学では「悪目買いの日。初め安いと後高のこと多し」。
    木曜は「強象日にして高値を見る日。買い方針良し」。
    金曜は「前日が高い時はこの日反落する」。
    ボリンジャーのプラス1σが23391円。
    プラス2σが23577円。
    一目均衡の雲の上限が22576円。
    34日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は23134円。
    7日連続で勝手雲の上。
    勝手雲は24日に瞬間ねじれる。
    RSIが55.57。
    RCIが71.98。
    アノマリー的には「動かない日」。
     
    今年の曜日別勝敗(9月18まで)

    月曜17勝16敗
    火曜19勝16敗
    水曜17勝18敗
    木曜15勝21敗
    金曜17勝18敗。
     
    《今日のポイント9月23日》
     
    (1)NY株式は週明けまで続落し火曜に反発。
       SKEW指数は130.08(前日130.64)。
       恐怖と欲望指数は51→52。
     
     
    (2)ダウ輸送株指数は85ポイント高の11215ポイント4日ぶりに反発。
       SOX指数は1.21%高の2180ポイントと5日ぶりの反発。
       VIX指数は26.90と低下。
       3市場の売買高は86.8億株(前日106.2億株、前々日143.1億株、20日平均は94.7億株)。
     
    (3)日中値幅は108円と8カ月の小幅。
       5日連続で日中値幅は200円を下回っている。
       終値ベースでメジャーSQ値23272円を上回り6勝。
       日足は2日ぶりの陽線。
       ドル建て日経平均は222.88(前日222.09)と年初来高値更新。
     
     
    (4)東証1部の売買代金は2兆7152億円と9日連続の2兆円超。
       新高値160銘柄(前日131銘柄)と増加。
       新安値2銘柄(前日0銘柄)。
       騰落レシオは118.64(前日111.65)。
     
    (5)右肩上がりの25日線(23205円)からは△0.67%。
       29日連続で上回っておりサポート。
       横ばいの200日線(22019円)からは△6.09%。
       右肩上がりの5日線(23433円)から▲0.31%。
       2日連続で割れ込んだ。
     
     
    (6)空売り比率は39.4%(4日連続40%割れ:前日38.7%)。
       空売り規制なしの比率は5.7%(11日が10.8%、9日が13.5%)。
       ボトムは6月3日の35.4%。
     
    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは23.25倍(前日23.22倍)。
       前期基準では18.20倍。
       EPSは1004円(前日1004円)。
       一気に50円低下したまま。
       225のPBRは1.10倍。
       BPSは21236円(前日21199円)。
     
    (8)ボリンジャーのプラス1σが23391円。
       一目均衡の雲の上限が22576円。
       34日連続で雲の上。
       シカゴ225先物終値は大証日中比335円安の22885円。
       9月配当落ちは試算では144円。
       アノマリー的には「動かない日」。
     
    週末のNYダウは244ドル安の27657ドルと続落。
    NASDAQは117ポイント安の10793ポイントと3日続落。
    S&P500は37ポイント安の3319ポイントと3日続落。
    ダウ輸送株指数は120ポイント安の11431ポイントと続落。
    SOX指数は1.51%安の2160ポイントと3日続落。
    VIX指数は25.83と低下。
    3市場の売買高は143.1億株(20日平均は94.7億株)。
    6月以来の高水準。
    225先物CME円建ては大証比日中比120円安の23100円。
    ドル建ては大証日中比65円安の23155円。
    ドル円は104.53円。
    10年国債利回りは0.697%。
    2年国債利回りは0.141%。
     
    週明けのNYダウは509ドル安の27147ドルと3日続落。
    安値は26715ドルと1000ドル近く下落した場面もあった。
    NASDAQは14ポイント安の10778ポイントと4日続落。
    S&P500は38ポイント安の3281ポイントと4日続落。
    ダウ輸送株指数は302ポイント安の11129ポイント3日と続落。
    SOX指数は0.31%安の2154ポイントと4日続落。
    VIX指数は27.78と上昇。
    3市場の売買高は106.2億株(前日143.1億株、20日平均は94.7億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比410円安の22810円。
    ドル建ては大証日中比365円安の22855円。
    ドル円は104.64円。
    10年国債利回りは0.669%。
    2年国債利回りは0.139%。
     
    火曜のNYダウは184ドル高の27288ドルと4日ぶりに反発。
    NASDAQは184ポイント高の10963ポイントと5日ぶりに反発。
    S&P500は34ポイント高の3315ポイントと5日ぶりに反発。
    ダウ輸送株指数は85ポイント高の11215ポイント4日ぶりに反発。
    SOX指数は1.21%高の2180ポイントと5日ぶりの反発。
    VIX指数は26.90と低下。
    3市場の売買高は86.8億株(前日106.2億株、前々日143.1億株、20日平均は94.7億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比335円安の22885円。
    ドル建ては大証日中比280円安の22940円。
    ドル円は104.91円。
    10年国債利回りは0.670%。
    2年国債利回りは0.137%。
     
    コロナ禍の中の断捨離的行動の結果起きたのは、部屋がまるまる一つ空いたこと。
    格好良く言えば「書斎」ができたということ。
    長年の憧れであったが、出来てしまえば「だから何」という感じでもある。
    考えてみれば、早朝出社の深夜帰宅の証券マン現役時代は家にはほとんどいなかったのだから部屋など不必要。
    時間が出来たから精力的な読書や勉強ができるかと言えば、ほとんど無理。
    TVやパソコンが邪魔なだけでもある。
    江戸時代は隠居という制度があったが、永遠に隠居とは程遠いだろう。
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    丸全昭和(9068)・・・動兆
     
    丸全昭和運輸に注目する。
    同社は京浜発祥の総合物流企業で3PLや工場移転も手掛ける
    昭和電工、旭ファイバー、ライオン等が顧客。
    日用品関連が堅調。
    国際埠頭の大規模修繕件数増。
     


    (兜町カタリスト櫻井)

    23日の日経平均株価は反落後、もみ合いとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2900円−2万3200円。
    東京市場が連休のあいだ、欧州では、各地で新型コロナウイルスの新規感染者数の増加が続いている。英政府の首席科学顧問は21日、対策が取られなければ英国の1日あたりの新規感染者数は10月中旬に5万人に達する可能性を指摘。ロックダウンへの警戒感が高まるなか、21日の欧州株は急落し、米国株式相場も大幅に下落した。
    21〜22日のNYダウ工業株30種平均は前週末から369ドル下落し、2万7288ドルで終えた。
    欧米株式は下落していることもあり、売り先行のスタートとなろう。日経平均株価は、心理的なフシ目の2万3000円を挟んだ展開が想定される。
     
    前週に続き、手がかり材料に乏しいなか、時間外取引での米株価指数先物の動きに左右される場面もありそう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(前週末18日終値は104円57−58銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同123円87−91銭)と円高に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所終値比335円安の2万2885円だった。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■LIFULL <2120>
    今期最終を2.3倍上方修正。
     
    ■DCMホールディングス <3050>
    上期経常を72%上方修正・9期ぶり最高益、通期も増額。また、島忠 <8184> に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、傘下に収めると複数メディアが報道。会社側は「これは当社の発表に基づくものではありません」とコメント。
     
    ■ジェイテックコーポレーション <3446>
    東証が28日付で東証1部に市場変更する。
     
    ■ビーグリー <3981>
    総合出版社のぶんか社、海王社、新アポロ出版、文友舎、楽楽出版を傘下に持つNSSK-CCの全株式を取得し、子会社化する。取得価額は約53億円。
     
    ■ジーンテクノサイエンス <4584>
    千寿製薬との眼科治療領域のバイオ後続品(バイオシミラー)の国内医薬品製造販売承認を申請。
     
    ■北越メタル <5446>
    上期経常を一転63%増益に上方修正、通期も増額、未定だった上期配当は5円増配。
     
    ■ウィルグループ <6089>
    上期税引き前を42%上方修正、通期も増額、配当も4円増額。
     
    ■ストライク <6196>
    前期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6.5円増額。
     
    ■島忠 <8184>
    DCMホールディングス <3050> が同社株に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると複数メディアが報道。会社側は「当社が発表したものではありません」とコメント。
     
    ■じげん <3679>
    介護・保育領域の人材サービスを手掛けるHITOWAキャリアサポートの持ち株会社PCHホールディングスの株式を取得し子会社化する。
     
    ■GFA <8783>
    駐車場設備機器メーカーのアイテックと業務提携。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    23(水)
    【国内】
    東京ゲームショウ2020 (オンライン開催、〜9/27)
     
    【海外】
    米7月FHFA住宅価格指数(22:00)
    《米決算発表》
    ゼネラル・ミルズ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

     
    22日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時105.080円まで上昇した。シカゴ地区連銀のエバンス総裁は平均2%のインフレ率になる前に利上げすることはあり得るとし、FRBは議論を詰める必要があると述べた。
     
    また、追加量的緩和について、米経済の一段の押し上げに繋がらない可能性があると指摘するなど、タカ派とも受け止められる発言をしたことで、米ドル円は買われた。一方、ユーロ円や、英ポンド円などは軟調な推移となった。
    欧州の一部ではコロナウイルスの感染が再拡大しており、ジョンソン英首相は英国民に対し、感染拡大阻止に向けた新たな制限措置を呼び掛けた。24日からレストランやバーの営業を午後10時までとすることや、来月から予定されていたスポーツイベントの観戦再開を取りやめるなどの措置が加わった。ウイルス感染拡大による経済の更なる打撃が懸念され、ユーロ円は一時122.650円、英ポンド円は一時133.06円まで下落した。
     
    テクニカル的には米ドル円は上方に位置する一目均衡表の転換線(105.017円)付近を上抜け切れるか注目したい。一方、ユーロ円では一目均衡表の雲を下抜けたことで三役逆転が形成され、地合いは悪化傾向にある。そのため、雲下限(123.033円)付近がレジスタンスとなる可能性が考えられそうか。また、英ポンド円では引き続き一目均衡表の転換線(134.415円)付近がレジスタンスと予想する。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
     
    ■欧州で感染再拡大 英仏など規制再強化
     
    ■東京五輪開催に自信 IOCのバッハ会長
     
    ■イベント支援 月内に判断 GoTo事業で西村再生相
     
    ■武田総務相 携帯料金下げ「国際水準目標に」
     
    ■「オンライン診療恒久化へ 報酬見直しも」 厚労相
     
    ■サクソバンク証券に業務改善命令 金融庁 個人情報流出で
     
    ■アイロムG<2372>
    先端医療を海外展開 米に現地法人
     
    ■グンゼ<3002>
    人工皮膚で米参入 「ペルナック」を現地社と独占契約
     
    ■クオール<3034>
    店舗にロッカー処方薬 24時間受け取り 
     
    ■ホーマック展開のDCM<3050> 
    島忠<8184>を傘下に
     
    ■東レ<3402>
    燃料電池車向け炭素繊維を5割増産
     
    ■スーパーセルがグリー<3632>
    特許侵害 850万ドルの支払い義務
     
    ■エーザイ<4523>
    認知症薬22年度に申請へ 脳神経の減少抑制
     
    ■富士フイルム<4901>
    「アビガン」製造販売申請へ 年内承認も
     
    ■日本トリム<6788>
    再生医療を共同研究 東大医科研などと
     
    ■三菱商事<8058>
    米新興と提携 再生コンクリにCO2封入
     

     
    22日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比140ドル48セント(0.5%)高の2万7288ドル18セントで終えた。
    欧州でのコロナ感染の再拡大が相場の重荷だったが、業績がコロナ禍の影響を受けにくいハイテク株が買われ相場を押し上げた。
     
    ダウ平均は前日、欧州での新型コロナウイルス感染拡大をめぐる懸念が広がる中、一時下げ幅が900ドルを超えた。この日も新型コロナなどへの警戒感は根強くマイナス圏で推移する場面もあったものの、安値拾いが入りやすい状況となった。このところ売られやすかったハイテク株への買いが強まったほか、一般消費財、通信、不動産株への買いも目立った。
     
    22日にクラウド事業の拡充を発表したソフトウエアのマイクロソフトが2%上昇。アナリストが投資判断を引き上げたネット通販のアマゾン・ドット・コムは6%近く上げた。市場では「主力ハイテク株は9月上旬の高値から15%前後下げており、値ごろ感から買いが入った」との指摘があった。
     
    欧州ではコロナ感染が再び広がり、英国はレストランやバーの営業規制を強化した。ただ、ハイテク株はコロナ禍が業績の逆風になりにくい。在宅勤務が広がればむしろ業績の追い風になるとの見方から、ビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズは3週間ぶりに上場来高値を更新した。
     
    ダウ平均は前日終値を下回る場面もあった。欧州に続き、米国でも冬場にかけてコロナ感染が再び広がれば景気を冷やしかねないとの懸念が景気敏感株の重荷となった。大手銀行のマネーロンダリングへの関与疑惑が尾を引き、金融株が総じて売られたのも響いた。
     
    米不動産業者協会(NAR)がこの日発表した8月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は、2006年12月以来13年8カ月ぶりに600万戸を突破したが、相場への影響は限定的だった。
     
    ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発し、前日比184.84ポイント(1.7%)高の1万0963.64で終えた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    27,288.18+140.48
    S&P500種
    3,315.57+34.51
    ナスダック
    10,963.637+184.839
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,907.60−3.00
    NY原油(ドル/バレル)
    39.75−0.05
    円・ドル
    104.94 - 104.95+0.37

     

    【シカゴ日本株先物概況】

     
    22日のシカゴ日経平均先物は小幅反発した。
    12月物は前日比75円高の2万2885円で引け、18日の大取終値を335円下回った。
    欧州で広がっている新型コロナウイルス第2波への懸念が広がったものの、パウエルFRB議長やムニューシン財務長官が下院の証言で依然追加経済救済策が必要であると主張すると、ハイテク株主導で米株が反発し日経平均先物に買いが波及した。
    円安も支援材料だった。この日の12月物高値は2万2930円、安値は2万2575円。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    22885 ( -335 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    22940 ( -280 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 5829.46(+25.17)
    22日のFTSE100種総合株価指数は5営業日ぶりに反発した。前日の終値に比べ25.17ポイント高の5829.46で引けた。前日の大幅安の後の反動で買い戻しが優勢となった。指数構成銘柄全体のうち、上昇は半分に満たなかった。エネルギー関連株がけん引した。
     
    英国での新型コロナウイルスの感染者数の急増で、ジョンソン首相は22日に飲食店の深夜営業禁止などの規制の再強化策を発表した。発表前には景気への悪影響が懸念され、株価指数は下げる場面もあった。原油相場の上昇で石油株が買われ、たばこ株とともに株価指数の上昇に大きく貢献した。
     
    主な個別銘柄では、DIY関連用品小売りのキングフィッシャーは10%近く急伸した。新型コロナの影響で在宅勤務者が増えたことがDIYやガーデニングの需要を後押しし、同社の2〜7月期は大幅増益となった。たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコとインペリアル・ブランズは、ともにアナリストによる買い推奨などが好感され大幅高だった。
    前日まで急落続きだった航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が4.9%高と反発となった。
     
    半面、医薬品株が売られるなか、複数のアナリストが投資評価を引き下げたヒクマ・ファーマシューティカルズは4%超下げた。アドミラル・グループなど保険株の下落も目立った。英金融監督当局が保険各社に対し、既存客向けの保険料が新規客向けと比べて高めに設定されている状態を改めるよう提案したことが材料となったようだ。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12594.39(+51.95)
    22日のドイツ株式指数(DAX)は4営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて51.95ポイント高の1万2594.39だった。前日の大幅安の反動で買い戻しが広がった。
     
    個別銘柄では料理宅配大手のデリバリーヒーローが大幅高となり、ドイツ取引所の上昇も目立った。保険のアリアンツは下げた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4772.84(−19.20)
    欧州の主要株式相場はまちまちだった。フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて0.4%と上昇した。
     

09月23日 毎日コラム
騙されないで!罫線は紙芝居
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv