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【市況一覧】
日経平均株価
37,552.16 +113.55 04/23
TOPIX
2,666.23 +3.77 04/23
マザーズ
650.64 -0.61 04/23
NYダウ平均
38,239.98 +253.58 04/23
ナスダック総合
15,451.31 +169.30 04/23


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09月09日 マーケットコメント


     
    10日の日経平均株価は大幅反発。終値は前日比202円高の2万3235円だった。
    米ハイテク株相場の調整がひとまず一服し、前日の米国株は大きくリバウンドした。
    市場には安心感が生まれ買い戻す動きが進行。
     
    日経平均は後場にマザーズ指数の失速を横目で見ながら、取引終盤の14時55分にきょうの高値(2万3250円)をつけた。直近IPO株のいくつかがハシゴを外されたような下げとなったが、これらは米アップルやテスラ同様、上がるから買う、買うから上がるで、押し上げられていた側面も強い。そういった銘柄の値崩れに対して冷静に対応できているところをみると、当面は強い基調が続きそうだ。
     
     
    11日の日経平均株価手がかり材料難のなか、様子見姿勢が強まる場面が想定される。
    海外市場頼みの状況が続き「現地10日の米国株の動き次第で、上下の方向が決まる展開が続くとみられ、9月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出は波乱なく通過しそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
    主体的に動くセクターは見当たらないことから、「森(株価指数)よりも木(個別材料株)」への物色が中心になりそうだ。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
     
    24925.93  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23972.35  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23842.29  ボリンジャー:+3σ(25日)
    23580.64  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23535.65  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23318.98  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    23235.47  ★日経平均株価10日終値
     
    23229.61  均衡表転換線(日足)
    23217.18  6日移動平均線
    23122.59  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23098.96  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23057.33  25日移動平均線
    22892.56  均衡表基準線(日足)
    22882.65   新値三本足陰転値
    22795.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22662.26  13週移動平均線
    22645.26  均衡表転換線(週足)
    22640.44  75日移動平均線
    22534.03  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
     
    一目均衡表では3日を起点に横ばいだった転換線が上向きで終了し、短期的な上昇圧力の増大を窺わせた。ローソク足は下ヒゲと胴体部分が短い小陽線を描き、下値は堅いながらも市場の気迷いムードが窺える。
    本日もボリンジャーバンド(25日ベース)の+1σ(23320.91円)が上値抵抗線として作用しており、目先は+1σ突破を待つ相場となろう。
     

    【大引け概況】
    10日の日経平均株価は反発し、前日比202円93銭高の2万3235円47銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:24 容量:12.12M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米国株市場では、NYダウなど主要株指数が大きく切り返した。ワクチン開発を巡る不透明感がやや和らいだことや、これまで下げを主導してきたハイテク株が自律反発局面に移行したことが市場心理を改善させており、この流れが東京株式市場にも波及した。ただ、2万3200円台では戻り売り圧力も強く、上値の重さも意識される展開となった。
     
    日経平均は米国株の先物相場の動向に振らされる展開だった。日本時間10日、ダウ先物がマイナス圏で推移する時間帯には日経平均も上げ幅を縮める場面があったが、大引けにかけダウ先物が持ち直すと日経平均も次第に強含んだ。
     
    東証業種別では、海運業が6.9%高と値上がりが目立った。このところ証券会社による投資判断の引き上げが相次いでおり、商船三井、川崎汽、日本郵船がそろって大幅高となった。設備投資需要の底堅さを示す指標の発表を受け、ファナックも買われ、年初来高値を更新した。
     
    JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比182.08ポイント高の1万4683.35だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、19.46ポイント高の1624.86で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1663億円。売買高は11億5119万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1523と、全体の約7割を占めた。値下がりは562、変わらずは87銘柄だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)はすべて上昇した。海運業、ガラス・土石製品、その他金融業などの上昇が目立った。
     
    個別銘柄では、任天堂が続伸。楽天が7%超の上昇で、年初来高値を更新。日電産、信越化も高値を更新した。ファナック、ソニー、トヨタ、アサヒ、AGCが上伸。ソフトバンクGは6営業日ぶりに反発したほか、商船三井、JPXも買われた。
     
    半面、東エレク、アドバンテストなどの半導体関連がさえない。スズキが軟調、ダイキン、ファストリ、日本通信が値を下げ、ソフトバンク、NTT、エムスリーは弱含み。
     
    東証2部株価指数は前日比13.67ポイント高の6364.15ポイントと5日ぶり反発した。
    値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は191となった。
     
    個別では、ストリーム、鶴弥、アマテイが一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、アヲハタ、イムラ封筒、ヤマシナなど6銘柄は年初来高値を更新。日本パワーファスニング、ベリテ、鈴与シンワート、カクヤス、省電舎ホールディングスが買われた。
     
    一方、インタートレード、アゼアス、グローバルダイニング、日本鋳造、天昇電気工業が売られた。


    日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比1円86銭高い3519円62銭だった。
    米国市場が上昇したことや、寄り付き前の日経平均先物が上昇してスタートしたことを受けて個人投資家の投資心理が改善し、ジャスダック平均は反発してスタートした。
    しかし、時価総額上位のワークマンや出前館が徐々に値を下げたことや、セリアが終日軟調に推移したことが重しとなり、ジャスダック平均は徐々に上げ幅を縮小し、ほぼこの日の安値付近で取引を終了した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で530億円、売買高は1億2514万株だった。
    値上がり銘柄数は308、値下がり銘柄数は295となった。
     
    個別では、ニックス、メディアリンクス、ミナトホールディングスがストップ高。サンエー化研は一時ストップ高と値を飛ばした。マサル、三洋堂ホールディングス、日本エス・エイチ・エル、東映アニメーション、ソフィアホールディングスなど9銘柄は年初来高値を更新。fonfun、大戸屋ホールディングス、光・彩、セプテーニ・ホールディングス、フェローテックホールディングスが買われた。
     
    一方、トミタが年初来安値を更新。エブレン、グッドライフカンパニー、セレスポ、日本テレホン、No.1が売られた。
     

    東証マザーズ指数は前日比9.14ポイント安の1122.59ポイントと続落した。
    米国株高を受けて東京市場全般は堅調な推移となったが、新興市場は前場からまちまち。マザーズ指数は後場になってマイナス転落した。
    NTTドコモのドコモ口座で不正引き出しが相次いで発見されたことで、時価総額上位のBASEやAI insideなどEC関連や在宅ワーク関連銘柄へのセキュリティ懸念が相場の重しとなり、需給悪化要因となったようだ。
    市場では「目先は日柄調整が続きそうだが、下値メドは1100ポイント程度とみており、大きく下がるイメージはない」との声があった。個人投資家の視線が「成長期待株から景気敏感株に向かいつつある」との声が聞かれ、新興企業株は迫力を欠く展開だった。
    値上がり銘柄数は134、値下がり銘柄数は184となった。
     
    個別では、アイキューブドシステムズが年初来安値を更新。インターファクトリー、Sun Asterisk、ティアンドエス、日本情報クリエイト、テノ.ホールディングスが売られた。
     
    一方、アクリート、gooddaysホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。アドウェイズ、ユーザベース、SERIOホールディングス、リグア、SBIインシュアランスグループなど6銘柄は年初来高値を更新。サンワカンパニー、INCLUSIVE、エードット、グッドスピード、アドベンチャーが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比150円高前後と前場終値と比較して上げ幅を広げている。
    米国株高を好感し買いが優勢だった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれもしっかり。値がさ株の一角に買いが入っている。
     
    外国為替市場では、1ドル=106円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、ソフトバンクGがじり高。楽天、商船三井も値を上げている。ファーストリテは小じっかり。アサヒが買いを集め、任天堂、ソニー、日本電産、ファナックは堅調。キーエンス、トヨタは強含みとなっている。
     
    半面、ソフトバンク、NTT、NTTドコモがさえない。伊藤忠は小安い。スズキ、日産自が軟調。東エレクが安い。
     

    「古希」
     
    日経平均株価は古希を迎えた。
    1950年9月7日が最初の算出日。
    当時は東京証券取引所が算出。
    途中から日本経済新聞社が引き継いだ。
    ちなみに・・・。
    日経平均のいちばん最初の値は176円21銭。
    東証は算出開始にあたり、戦争で中断していた株式売買の再開日だった1949年5月16日を起点の100円にした。
    10年前に迎えた「還暦」。
    その時はこう書いていた。

    日経平均株価の60回目の誕生日。
    人間で言えば還暦ですから、ソコソコの歴史となりました。
    その60年間の平均値は概ね9150円。
    現在は、その60年間の平均値の水準に位置しているということになります。
    因みに、リーマンショック時には58年しか経っていませんでしたから存在しなかった60年平均。
    55年平均を持ち出してきた市場関係者がいたことが思い起こされます。
    それにしてもかつての売買高上位銘柄を見てみると社名も結構な様変わり。
    50年代は鐘淵紡績(旧カネボウ)、東洋レーヨン(東レ)、日本鋼管(JFE)など。
    70年代は小西六(コニカミノルタ)、東京芝浦電機(東芝)など。
    90年代は日本電気(NEC)、松下電器産業(パナソニック)など。
    株価はともかく社名だけはまだまだ進化するのでしょう。
     
     
    自然の営みには必ず光と影があるもの。
    太陽があれば月も星もでる。
    しかし、マーケットは不思議と一方通行で見ることが多い。
    日銀が金融緩和を打ち出したのは、ある意味光の部分。
    でも、「出尽くし感」という影の論理に置き換えてしまう。
    この絶妙な論理。
    「知ったら終い」とか「噂で買って事実で売る」。
    それもまた影の部分。
    素直な心で相場を眺めると痛い目に遭遇するということ。
    もっとも小賢しく振舞っても大きな流れには逆らえないのも相場だが・・・。
    「時よ止まれ おまえは美しい」はファウスト。
    でもマーケットでは時間が止まるのはご法度かも知れない。
     
     
    「火焔太鼓」
     
    株好きの甚兵衛は女房と甥の定吉の三人暮らし、
    お人好しで気が小さいので株式投資はまるでダメ。
     
    おまけに恐妻家でしっかり者のかみさんに毎日尻をたたかれ通し。
    今日もかみさんに「株で損ばかりしている」と小言を食っている。
    今回甚兵衛が買ったのは上場もしていない未公開ベンチャー企業だった。
     
    何せ甚兵衛の株式投資の「実績」は時として「監理銘柄」、「整理ポスト」、「上場廃止」、「会社更生法」。
    「立派」な代物ばかりだから、かみさんの怒るのも無理はない。
     
    それでも「買っちまったものは仕方がない」と定吉に調べさせてみると・・・。
    「累損増加」、「債務超過」でホコリが出るわ出るわ、
    もはやリストラもできず市場の誰も見向きもしないボロ銘柄。
     
    調子に乗って定吉がホコリのいくつかを数え上げながら「ボロ株だボロ株だ」と踊りだす始末。
     
    どこで聞きつけたか、外から身なりの良い侍が入ってきた。
    「コレ、ボロ株と騒いでいたのはその方の宅か」
    「今、殿さまがお駕籠でお通りになって『ボロ株』の声がお耳に入り、
    ぜひ見たいと仰せられる。
    すぐに屋敷にて披露いたせ」。
     
    最初はどんなお咎めがあるかとビビっていた甚兵衛、
    もしかすると「ボロ株」をお買い上げになるかも知れないと考えてにわかに得意満面。
     
    ところがかみさんに
    「ふん。そんな上場もしていない株が売れると思うのかい。
    こんなにヒドイのを持ってってごらん。
    お大名は気が短いから、
    『かようなむさいものを持って参った者。当分帰すな』
    てんで、庭の松の木へでも縛られちゃうよ」
    と脅かされる。
    「どうせそんなボロ株は誰も見向きもしないのだから
    買い値の一分で押しつけてこい」と家を追い出される。
     
    さすがに心配になった甚兵衛、
    震えながらお屋敷に着くと、
    さっきの侍が出てきて
    「ボロ株を殿にお目にかけるから、
    暫時そこで控えておれ」
     
    今にも侍が出てきて
    「かようなむさいボロ株を」
    ときたら、
    風のようにさっと逃げだそうと、
    びくびくしながら身構えていると、
    意外や意外、
    殿様がえらくお気に召して、
    三百両の値がついた。
     
    聞けば
    「調べてみれば・・・。
    あれはノーベル賞級の技術開発をしている国宝級の株」
    というからまたびっくり。
     
    甚兵衛感激のあまり、
    百五十両まで数えると泣きだしてしまう。
     
    興奮して家に飛んで帰ると、
    早速かみさんに五十両ずつたたきつける。
     
    「それ二百五十両だ」
    「あァらま、お前さん商売がうまい」
    「うそつきゃあがれ、こんちくしょうめ。それ、三百両だ」
    「あァら、ちょいと水一ぱい」
    「ざまあみゃあがれ。オレもそこで水をのんだ」
    「まあ、おまえさん、株ってのはたいへんに儲かるねェ」
    「うん、未公開株ってのも怪しいけどたまにはこういうことがあるんだな。
    でもハラハラドキドキはもう懲りた。
    おらァこんだ上場しているまともな株を買ってくる」。
    「お前さんどんな株だい」
    「そうさな、腹も減ってきたから牛丼・寿司・ファミレスの株かな。
    そうだ、ゼンショーを買ってくる」。
    「ゼンショー?いけないよ。半鐘みたいな社名だとおジャンになるから」
    (終)。
     
     
     
    《兜町ポエム》
     
    「大阪で生まれた株価」
     
    踊り疲れた高値の戻り
    これで相場も終わりかなと呟いて
    あなたの株価眺めながら
    下げたなと思ったら泣けてきた
    大阪で生まれた相場やさかい
    大阪の材料よう捨てん
    大阪で生まれた材料さかい
    NYへはようついていかん
    踊りつかれた高値の戻り
    25日線にしがみついた板
     

    (櫻井)。


    10日午前の日経平均株価は反発し、前日比119円82銭高の2万3152円36銭で前場を終えた。
    前場の東京株式市場は主力株中心に買い戻しが優勢となり、日経平均は反発に転じた。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など揃って大きく切り返したことで目先の市場心理が改善した。アジア株が総じて堅調だったことも追い風材料となった。
    米ハイテク株相場の調整がひとまず一服したことや新型コロナワクチン開発の不透明感がやや払拭されたことが買いを誘った。上げ幅は一時200円を超える場面があったが、買い一巡後は利益確定売りが出て、伸び悩んだ。
     
    日本時間10日の米株先物相場はダウ平均、ナスダック100ともに軟調に推移している。米ハイテク株相場の先行きに対する慎重な見方も根強く、日経平均の上値の重さにつながった。
     
    7月の機械受注統計や8月の工作機械受注を受け、設備投資需要の底堅さが意識され、ファナックやオークマなど関連株が上昇した。このところ証券会社による投資判断の引き上げが相次いでいる海運業種の上昇が目立ち、商船三井、川崎汽、日本郵船はそろって値上がりした。
     
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
     
    市場では「8月に株価指数が上昇を演じた際、連動しなかった出遅れ銘柄にも物色の矛先が向かっているもようで、再びグロースとバリューを交互に物色する動きになりそう」との声が聞かれた。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9047億円、売買高は4億7568万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1336と、全体の約6割を占めた。値下がりは701、変わらずは133銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では、海運業、その他金融業、電気機器の上昇が目立った。下落はパルプ・紙、繊維製品、鉄鋼など。
     
    個別銘柄では、任天堂が続伸。ソニー、日本電産、ファナックが堅調。アサヒも買われた。トヨタは強含み。楽天、ディーエヌエ、信越化は年初来高値を更新。チェンジが上伸。商船三井も値を飛ばした。中外薬、JPXがしっかり。ソフトバンクGは小幅高となった。
     
    半面、ソフトバンク、NTTがさえない。ファーストリテは小幅安。東エレクが弱含み。ダイキン、ファミマ、日本製鉄、王子HD、ユニチカは値を下げた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比12.38ポイント高の6362.86ポイントと5日ぶり反発。
    出来高9118万株値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は165となった。
     
    個別では、アマテイがストップ高。ストリーム、鶴弥は一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、アヲハタ、イムラ封筒、ヤマシナなど6銘柄は年初来高値を更新。日本パワーファスニング、価値開発、鈴与シンワート、グローバルダイニング、日本鋳造が買われた。
     
    一方、インタートレード、アゼアス、天昇電気工業、宮入バルブ製作所、ファーマフーズが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反発。前引けは前日比12円14銭高い3529円90銭となった。先週末以降、調整が続いていた米国株が9日は反発したことを受けて投資家心理が改善し、新興市場でも主力のIT関連銘柄を中心に買いが入った。
     
    SBI証券が投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたハーモニックが買われた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で287億円、売買高は6526万株。値上がり銘柄数は322、値下がり銘柄数は225となった。
     
    個別ではミナトホールディングスがストップ高。サンエー化研、ニックス、メディアリンクスは一時ストップ高と値を飛ばした。マサル、三洋堂ホールディングス、東映アニメーション、ソフィアホールディングス、ハンズマンなど8銘柄は年初来高値を更新。fonfun、ジェーソン、フェローテックホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、サンオータスが買われた。
     
    一方、マツモト、グッドライフカンパニー、アルファクス・フード・システム、ケア21、日本テレホンが売られた。


    東証マザーズ指数は反発。前引けは前日比5.34ポイント高い1137.07だった。
    米国市場が上昇したことや堅調な流れを引き継ぎ反発している。
    いちよし経済研究所が新規に「A(買い)」で格付けしたユーザベースが一時13%高となり、指数を押し上げた。時価総額上位のフリー、JMDCも買われた。
    値上がり銘柄数は180、値下がり銘柄数は132となった。
     
    個別では、アドウェイズ、ユーザベース、SERIOホールディングス、リグア、SBIインシュアランスグループなど6銘柄が年初来高値を更新。ブランディングテクノロジー、アクリート、ピースリー、サンワカンパニー、Branding Engineerが買われた。
     
    一方、リビン・テクノロジーズ、データホライゾン、Sun Asterisk、クックビズ、リンクバルが売られた。

    【寄り付き概況】

     
    10日午前の東京株式市場は、前日の海外市場で欧州株が全面高となり、米国株もハイテク銘柄の上昇で4日ぶりに反発したことが好感され、買いが先行している。日経平均株価は前日比160円93銭高の2万3193円47銭と反発して始まった。
     
    NYダウは大引けにかけ伸び悩んだものの、一時700ドル超の上げ幅をみせる場面があった。これを引き継ぎ、東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に買い戻される流れにある。
     
    ただ、明日に株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出を控え、先物主導で不安定な動きにもなりやすい。積極的に上値を買い進む展開も見込みにくく上げ幅は限定的になる可能性もある。
     
     
    個別では、ソニー、トヨタ、ファナックが高く、ファーストリテ、東エレク、ソフトバンクGは堅調。半面、ダイキン、富士フイルム、日立建機がさえない。
     

     
    「タイムラグ」
     
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに反発。
    主要株価指数の上昇率はS&P500が6月5日以来、NASDAQが4月29日以来、NYダウが7月14日以来の大きさ。
    ただ上昇幅は前日の下落幅ほどではなかった。
    このところ急落していたハイテクセクターの反発が効いた格好。
    テスラが10.92%、アップル、マイクロソフト、アマゾンが約4%の上昇。
    フェイスブックやアルファベットも上昇した。
    「新型コロナでどのような問題が起こっても、これらの企業が生き残ることを市場は知っている」という見方だ。
    S&P500グロース指数が2.59%上昇しS&P500バリュー指数の1.13%上昇を上回った。
    10年国債利回りは0.698%。
    2年国債利回りは0.146%。
    「追加新型コロナウイルス対策法案が追加策が策定されなければ、国債増発を巡る懸念は後退。
    米国債に対する需要が高まる可能性がある」という声もある。
    ドル円は106円台前半。
    VIX指数は31.64→28.85と上昇。
    SKEW指数は133.20。
    恐怖と欲望指数は55→66。
     
     
    水曜の日経平均は寄り付き308円安。
    終値241円高の23032円。
    日足は2日連続の陽線。
    空けたマドは23129円ー23059円。
    3連休明けのNY株式の大幅続落の割には被害は軽微だった。
    東証1部の売買代金は2兆4181億円と2日連続の2兆円超。
    値上がり588銘柄(前日1757銘柄)。
    値下がり1497銘柄(前日344銘柄)。
    新高値37銘柄(前日57銘柄)。
    新安値1銘柄(前日3銘柄)。
    騰落レシオは107.86(前日118.29)。
    NTレシオは14.35倍(前日14.36倍)。
    サイコロは5勝7敗で41.67%。
    右肩上がりの25日線(23028円)からは△0.02%。
    22日連続で上回っておりサポート。
    右肩上がりの75日線は22607円。
    微妙に下向いた200日線(22012円)からは△4.63%。
    右肩上下がりの5日線(23213円)から▲0.78%。
    2日ぶりに下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.872%(前日▲18.604%)。
    買い方▲8.321%(前日▲7.329%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲18.853%(前日▲21.415%)。
    買い方▲14.166%(前日▲13.191%)。
    空売り比率は46.4%(4日連続の40%超:前日41.8%)。
    空売り規制なしの比率は13.5%。
    Quick調査の9月4日時点の信用評価損率は▲13.79%。
    (前週▲15.85%)。
    2週ぶりに好転。
    9月4日時点の裁定売り残は860億円減の1兆6966億円。
    (当限は1兆3988億円)
    4週ぶりに増加。
    同裁定買い残は419億円増の5530億円。
    (当限は4467億円)。
    2週ぶりの増加。
    日経HVは13.5、日経VIは24.56。
    日経平均採用銘柄の予想PERは21.82倍(前日22.08倍)。
    前期基準では17.96倍。
    EPSは1055円(前日1054円)。
    225のPBRは1.08倍。
    BPSは21326円(前日21158円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.58%(前日4.53%)。
    配当利回りは1.95%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは23.70倍。
    前期基準では19.27倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
    ドル建て日経平均は217.49(前日219.09)。
    東証1部単純平均株価は15円安の2146円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1777円(前日1948円)。
    東証1部の時価総額は610兆円(前日616兆円)。
    シカゴ225先物終値は大証日中比220円高の23190円。
    高値23235円、安値22770円。
    大証夜間取引終値は日中比220円高の23190円。
    気学では「押し込むと戻す日。悪目買い方針良し」。
    金曜は「上寄りすると押し込む日」。
    収束し始めたボリンジャーのプラス1σが23308円。
    プラス2σが23587円。
    一目均衡の雲の上限が22327円。
    27日連続で雲の上。
    ねじれは17日。
    勝手雲の上限は22989円で下限は22817円。
    2日ぶりに勝手雲の中。
    RSIが53.42。
    RCIが47.80。
    9月3日の窓が23287円ー23426円。
    9月4日の窓が23426円ー23257円。
    昨日の窓が空けたマドは23129円ー23059円。
    今日は変化日。
     
    《今日のポイント9月10日》
     
    (1)NY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに反発。
       3市場の売買高は89.1億株と減少(前日104.8億株、20日平均は93.2億株)。
       ダウ輸送株指数は164ポイント高の11244ポイントと反発。
       SOX指数は2.89%高と大幅反発。
       VIX指数は31.64→28.85と上昇。
       SKEW指数は133.20。
       恐怖と欲望指数は55→66。
     
    (2)日足は2日連続の陽線。
       空けたマドは23129円ー23059円。
       東証1部の売買代金は2兆4181億円と2日連続の2兆円超。
     
    (3)右肩上がりの25日線(23028円)からは△0.02%。
       22日連続で上回っておりサポート。
       微妙に下向いた200日線(22012円)からは△4.63%。
       右肩上下がりの5日線(23213円)から▲0.78%。
       2日ぶりに下回った。
     
    (4)空売り規制なしの比率は13.5%。
       Quick調査の9月4日時点の信用評価損率は▲13.79%。
       (前週▲15.85%)。
       2週ぶりに好転。
       9月4日時点の裁定売り残は860億円減の1兆6966億円。
       (当限は1兆3988億円)
       4週ぶりに増加。
       同裁定買い残は419億円増の5530億円。
       (当限は4467億円)。
       2週ぶりの増加。
     
    (5)収束し始めたボリンジャーのプラス1σが23308円。
       プラス2σが23587円。
       一目均衡の雲の上限が22327円。
       27日連続で雲の上。
       ねじれは17日。
       勝手雲の上限は22989円で下限は22817円。
       2日ぶりに勝手雲の中。
     
    (6)9月3日の窓が23287円ー23426円。
       9月4日の窓が23426円ー23257円。
       昨日の窓が空けたマドは23129円ー23059円。
       今日は変化日。明日はメジャーSQ。
     
     
    今年の曜日別勝敗(9月9日まで)

    月曜16勝16敗
    火曜19勝15敗
    水曜16勝18敗
    木曜14勝20敗
    金曜15勝18敗。
     
    水曜のNYダウは439ドル高の27940ドルと4日ぶりに反発。
    高値は28206ドル。
    NASDAQは293ポイント高の11141ポイントと4日ぶりに反発。
    S&P500は67ポイント高の3398ポイントと4日ぶりに反発。
    ダウ輸送株指数は164ポイント高の11244ポイントと反発。
    SOX指数は2.89%高と大幅反発。
    VIX指数は28.85と低下。
    3市場の売買高は89.1億株と減少(前日104.8億株、20日平均は93.2億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比215円高の23185円。
    ドル建ては大証日中比220円高の23190円。
    ドル円は106.17円。
    10年国債利回りは0.698%。
    2年国債利回りは0.146%。
     
    新聞の見出しと現実の相場展開とのタイムラグ。
    新聞が1日1回朝しか出ない以上いたし方ないのかも知れないが違和感は残る。
    今朝は「ハイテク株、過熱一転」。
    しかしNYはハイテク主導での戻しになった。
    あるいは「東証1部、7割弱が下げ」。
    これは事実だ。
    しかしどうも体感とは違和感。
    個別材料については1日どころか3日くらいのタイムラグの印象。
    勿論、活字を重要視する向きも多いし、記録として残る。
    しかし、ここまでもろもろ発達してくると、ネットは新幹線、活字は蒸気機関車みたいな感じ。
    そもそも朝になって昨日の相場表を見る人なんていずれいなくなるだろう。
    だったら週刊でも月間でも良いから気の利いたコラムや分析でも増やしてくれた方が良いような気がする。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    マックビープラネット(7095)・・・動兆
     
     
    マックビープラネットに注目する。
    同社はWeb広告のデータ分析・管理システム「ハニカム」展開。
    Web広告管理システムが、証券や銀行、美容関連向け軸に伸長。
    Web接客ツールも貢献拡大。
    Web接客ツールの解約防止チャットボット拡大。
    動画配信等サブスク関連の新規顧客開拓。

    (兜町カタリスト櫻井)



    10日の日経平均株価は反発後、もみ合いとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3000円−2万3300円。
    NYダウ平均は439ドル高の27940ドルで取引を終えた。前日に急落したテスラやアップルが大幅高となり、投資家心理が改善。全般的に買い戻しが優勢となった。
    きのう9日の日経平均株価は下げ渋りの動きをみせ、終値ベースで心理的なフシ目の2万3000円を維持したことや、現地9日の欧州株式が反発した動きをみせたことから、買い先行スタートとなろう。
    ただ、買い一巡後は、手がかり材料難が続くことから、戻り待ちの売りの売りに上値を抑えられる格好となりそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(9日終値は105円93−94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円72−76銭)と円安方向に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比215円高の2万3185円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ベステラ<1433>
    非開示だった今期経常は2.1倍増益へ。
     
    ■JESCOホールディングス<1434>
    ベトナムでサンライズリバーサイドプロジェクト新築工事を受注。受注金額は3.3億円。21年8月期に売上計上する予定。
     
    ■ビューティガレージ<3180>
    5-7月期(1Q)経常は11%増益・上期計画を超過。プロ用まつげエクステンション関連製品の老舗メーカーを買収。
     
    ■アゼアス<3161>
    上期経常を2.2倍上方修正。
     
    ■グッドコムアセット<3475>
    11-7月期(3Q累計)経常は2.2倍増益・通期計画を超過。東京都大田区に販売用不動産(マンション)2物件を取得。収益計上は21年10月期以降になる見込み。
     
    ■プロスペクト<3528>
    子会社キーノートがロボットホームと業務提携。不動産物件にロボットホームのIoT製品を導入する。
     
    ■リミックスポイント<3825>
    暗号資産交換所を運営する子会社ビットポイントジャパンがステイクテクノロジーズと共同で独自ブロックチェーン基盤を開発する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    10(木)
    【国内】
    7月機械受注(8:50)
    20年国債入札
    《決算発表》
    積水ハウス、神戸物産、クミアイ化、ラクスル、ドーム、シーイーシー、ステムリム、セルソース、ネオジャパン、JDI、鎌倉新書、ACCESS、gumi、テンポスHD、オハラ、サムコ、アイモバイル、MacbeeP、トーエル、ギグワークス、イムラ封筒、神島化、クシム、トップカルチャ、シャノン
     
    【海外】
    ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
    米8月生産者物価指数(21:30)
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

     
    9日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時106.285円まで上昇した。NYダウをはじめ米主要株価が反発したことなどで、米ドル円の下値を支えたようだ。
     
    そのほか、欧州中央銀行(ECB)の一部当局者のコメントが伝わっている。
    域内の景気回復見通しに自信を深めており、年内の追加緩和の必要性は後退する見通しであることなどが報じられた。
     
    ECB理事会を控えていることから、同当局者は匿名での条件でインタビューに応じたようだが、同内容を受け、ECB追加緩和観測が後退しユーロ買いの反応で、ユーロ円は一時125.620円、ユーロ米ドルでは一時1.1830付近まで上昇した。この後は欧州時間帯に発表されるECB理事会の金融政策動向に注目が集まりそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
     
    ■東証 英調査会社と協業 貸株データを共同作成
     
    ■東京都 時短営業要請を終了へ 警戒レベルも引き下げ
     
    ■対ファーウェイ 日台韓で2.8兆円の部品供給停止リスク
     
    ■GoTo「東京」来月にも 政府判断へ 都 警戒引き下げ方針
     
    ■TikTokと米政府 米事業の完全売却回避へ協議
     
    ■IOCバッハ会長「東京五輪は安全な環境下でのみ開催」
     
    ■新築の瓦は全て固定 義務化へ 台風による飛散・落下を防止
     
    ■キリン堂<3194>
    東証上場廃止を検討 米ファンドの子会社に
     
    ■セブン<3382>
    コンビニ宅配1000店規模 食品など店から直送
     
    ■小松マテーレ<3580>
    開発 軽量で保水性に優れた土のう
     
    ■日本製紙<3863>
    抗ウイルスの紙 飲食店メニュー向け
     
    ■LINE<3938>と松竹<9601>
    提携 映画や歌舞伎を共同配信
     
    ■住友理工<5191>
    自動運転向け部品を量産 日産<7201>のEVで採用へ
     
    ■アルプスアル<6770>
    M&A戦略に600億円 CASEに対応
     
    ■武蔵精密<7220>
    肌ケアや求人システム 多角化へ愛知で協業
     
    ■NTTドコモ<9437> 
    ドコモ口座全35行で新規登録停止
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    株主が情報要求 オプション取引の責任者は誰か
     

09月10日 毎日コラム
【株を買う】企業、チャートの順で見る
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