会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


02月01日 マーケットコメント

02月02日 マーケットコメント

02月03日 マーケットコメント

02月04日 マーケットコメント

02月05日 マーケットコメント

02月06日 マーケットコメント

02月07日 マーケットコメント

02月08日 マーケットコメント

02月09日 マーケットコメント

02月10日 マーケットコメント

02月11日 マーケットコメント


     
    休場明けの日経平均は3桁上昇。終盤にかけて買いが入り、終値では175円高(2万3861円)と、休場前10日の下落分(142円安)を埋めた。
    この日はジャスダックなど新興市場も弱く内容的にはさえない1日だった。
     
    値下がり銘柄は多く、SBGに押し上げられたことは事実、その意味では、このタイミングで指数寄与度の大きい銘柄に急伸する材料が出てきたという巡り合わせの良さのようなものを感じ取っておくべきだろう。
    引け後に出てきたSBGの決算は、3Q累計で前年同期比減収、130億円の営業赤字、純利益は同69%減の4766億円と見栄えは悪い。直近で買われた理由は決算ではないが、それなりの反動が出てくる展開は想定される。
     
    あす13日の日経平均株価は上値の重い展開か。
    日経平均株価は、心理的なフシ目となる2万4000円乗せ後にハネ返されてきた経緯があり、大台を前に「売りが出やすい水準」との声は根強い。
    一方、新型肺炎の感染者拡大ペースは鈍り、警戒感が後退したとの読みもあるが、「今後の経済的影響を考えると全てを織り込むにはまだ時間が掛かる」、「新型肺炎の影響で欧米株買い、アジア株売りに動いており、この流れは当分続くだろう」との声も聞かれる。
     
     
     
    ■テクニカル・ポイント(12日現在)
     
    24687.90  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24580.84  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24333.74  ボリンジャー:+2σ(25日)
    24277.19  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23979.58  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23973.55  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23894.74  ボリンジャー:+1σ(26週)
     
    23861.21  ★日経平均株価12日終値
     
    23669.90  13週移動平均線
    23625.42  25日移動平均線
    23608.82  6日移動平均線
    23562.90  均衡表雲上限(日足)
    23448.08  75日移動平均線
    23445.94  均衡表転換線(週足)
    23445.94  均衡表基準線(日足)
    23385.65  均衡表転換線(日足)
    23366.25  ボリンジャー:-1σ(13週)
    23271.26  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23258.02  均衡表雲下限(日足)
    23062.60  ボリンジャー:-2σ(13週)
    22971.94   新値三本足陰転値
     

    [概況]

    12日、東京外国為替市場の米ドル円は109円台後半でじり高の推移が続いた。NY時間において、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による下院での議会証言がおこなわれた。同議長は短期金利の乱高下などが収まったとの見方を示し、短期国債の購入を7月以降縮小に転じる旨を示唆した。一方で新型コロナウイルスによる世界経済への影響などには、警戒感を示したため、米ドル円はやや売りが優勢となった。
     
    その後、本日の東京時間帯では中国上海総合指数などが連日続伸し、堅調な中国株などの動向を受け、米ドル円は109円台後半でじり高に推移した。欧州時間に入ると米ドル円は一時110.150円まで本日の高値を更新。現在、米ドル円は109.970円付近で推移しており、大台110円付近ではやや上値が重いか。
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(109.866円)を上抜け切れるか注目したい。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    12日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前営業日比175円23銭高の2万3861円21銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:14 容量:11.04M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、11日の米ナスダック総合指数の連日最高値更新を受け、半導体関連株を中心に買いが先行した。東エレクやアドテストといった半導体関連株が堅調に推移した点も上昇の支えとなった。
    半面、企業業績の低調さなどを受けて上値追いに慎重な雰囲気も根強く、東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落した。
     
    11日の欧米株は全般に底堅く推移しており、「欧米市場では新型肺炎への不安はいくぶん後退した感じがある」とされる。ただ、この日はソフトバンクGが1銘柄だけで日経平均株価を100円以上押し上げており、「日経平均の値動きは、ソフトバンクG1銘柄だけでほぼ全て説明できる」状況。相場全体の地合いは小幅安で推移し続けた東証株価指数(TOPIX)に表れており、「地理的に中国と近い東京市場では、新型肺炎への警戒感はぬぐえない」ようだ。
     
    日経平均は大引けにかけて上昇幅を180円あまりに広げる場面があったが、日中は上値の重さも目立った。新型肺炎の影響度合いが読みづらく、国内景気や企業業績の先行き不透明感が引き続き意識された。市場では「2万4000円を超えて買い上がるほどの強い材料はない」との見方が多い。
     
    JPX日経インデックス400は小幅ながら3日続落した。終値は前営業日比14.18ポイント安の1万5407.04だった。TOPIXも3日続落し、0.72ポイント安の1718.92で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆6061億円、売買高は13億9577万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は796と全体の4割未満にとどまった。値下がりは1275、変わらずは88銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は、情報・通信業、その他金融業などが上昇した。下落はゴム製品、建設業、電気・ガス業、鉱業など。
     
    個別では、ソフトバンクGが上伸し、ファストリやTDK、ファナックが高い。東エレク、アドバンテス、SUMCO、京セラ、セコム、オムロンも上昇した。ソニー、トヨタが買われ、村田製、ファーストリテ、武田、野村が反発した。
    半面、三菱UFJが軟調で、東京海上は反落。塩野義やアステラス、中外薬が安い。信越化やNTTデータ、スズキも下落した。中部電、大成建が売られ、資生堂がさえず、任天堂、国際帝石、ブリヂストン、キヤノンも値を下げた。
     
     
    東証2部株価指数は前営業日比23.74ポイント安の7235.22ポイントと反落した。
    出来高8094万株。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は201となった。
     
    個別では、アサヒ衛陶、小島鉄工所、ムーンバットが昨年来安値を更新。KHC、櫻護謨、天昇電気工業、いい生活、アゼアスが売られた。
     
    一方、キーウェアソリューションズがストップ高。ファーマフーズ、オーウイル、エス・ディー・エス バイオテック、ニッキ、小池酸素工業など12銘柄は昨年来高値を更新。理経、川本産業、赤阪鐵工所、ラピーヌ、千代田化工建設が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅ながら反落した。終値は前営業日比4円71銭安い3815円32銭だった。
    ジャスダックは好業績株や新たな手掛かり材料が出た銘柄が買われた一方で、利益確定売りに押される銘柄もあり、売り買い交錯だった。受注の底入れ期待からハーモニックが買われたほか、新型肺炎関連で値を消す銘柄が多く、ジャスダック平均は引けにかけて上値が重くなった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で626億円、売買高は8330万株だった。
    値上がり銘柄数は314、値下がり銘柄数は296となった。
     
    個別では、高橋カーテンウォール工業がストップ安。エスケーエレクトロニクスは一時ストップ安と急落した。極楽湯ホールディングス、スーパーバリュー、ハーバー研究所、コーユーレンティア、五洋インテックスなど6銘柄は昨年来安値を更新。セレスポ、豊商事、ソレキア、リバーエレテック、翻訳センターが売られた。
     
    一方、日本パレットプールが一時ストップ高と値を飛ばした。プラマテルズ、佐藤食品工業、昭和パックス、大伸化学、アイエーグループなど10銘柄は昨年来高値を更新。ホロン、ウィザス、メイコー、札幌臨床検査センター、ブロードメディアが買われた。


    東証マザーズ指数は前営業日比11.59ポイント高の852.49ポイントと3日ぶり反発。
    1月24日以来およそ2週間ぶりの高値だった。東京市場全般が方向感を欠いた展開となり、新興市場は短期資金を呼び込む展開となった。
    マザーズ市場は朝方から買いが先行。その後開始されたアジア株式市場も堅調な動きとなるなか、個人投資家のセンチメントも良好であり、マザーズ時価総額上位銘柄中心に堅調な推移になった。決算銘柄や材料株に対する資金流入が目立った。
    売買代金は概算で813.60億円。騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり124銘柄、変わらず15銘柄となった。
     
    個別では、Aiming、あんしん保証が一時ストップ高と値を飛ばした。Amazia、サーバーワークス、エル・ティー・エス、ジモティーなど6銘柄は昨年来高値を更新。スペースマーケット、プラッツ、JIG−SAW、ジャパンインベストメントアドバイザー、アイ・ピー・エスが買われた。
     
    一方、トランスジェニック、SREホールディングス、リボミック、レントラックス、ジェイックなど7銘柄が昨年来安値を更新。旅工房、ブリッジインターナショナル、フルッタフルッタ、フロンティア・マネジメント、グローバルウェイが売られた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比142円37銭高の2万3828円35銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、1.14ポイント安の1718.50で始まった。
    日経平均株価は値がさ株の買いに支えられて堅調に推移しているが、新型肺炎への警戒感が消えない中で値下がりする銘柄が多く、東証株価指数(TOPIX)は小安い。
    外国為替市場では、1ドル=109円80銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、東エレク、アドバンテス、SUMCOが買われ、レーザーテックは続伸。ソニー、村田製、太陽誘電、トヨタは高い。ソフトバンクGが急伸し、武田は小反発となっている。
     
    半面、ファーストリテがさえず、資生堂、ユニチャームは反落している。三菱UFJ、三井住友、東京海上は軟調。三菱商、ブリヂストンが値を下げ、信越化、キヤノン、日立も下落している。
     
    実態としては祝日前の水準を挟みもみ合いといったところだろう。東証1部全体としては半数以上の銘柄が値下がりし、TOPIXは小幅安となっており、日経平均の上げ幅ほど市場のムードは明るくない。新型肺炎を巡っては世界的に感染拡大ペースが鈍化しつつあるとの見方がじわりと広がっているが、横浜港で検疫中のクルーズ船では新たな感染者が確認され、国内外の企業活動にもなお影響を及ぼしている。
    市場の警戒感が完全に払しょくされるまでにはまだ時間を要するだろう。
     

    「監督」
     
    今朝の日経朝刊「春秋」でも触れたられていた昨年7月11日の神宮球場。
    ヤクルト球団設立50周年記念のOB戦。
    野村監督の最後の打席の「申告敬遠」。
    アレを見られたのは良かった。
    そして野村監督の遺した多くの言葉。
    野球ばかりでなく市場でも通用するような気がする。
     
     
    〇「どうするか」を考えない人に、
    「どうなるか」は見えない。
    〇楽を求めたら、
    苦しみしか待っていない。
    〇「恥ずかしい」と感じることから
    進歩は始まる。
    〇失敗の根拠さえ、
    はっきりしていればいい。
    それは次につながるから。
    〇自己を過大評価した瞬間から、
    思考の硬直が始まる。

    優勝というのは強いか、
    弱いかで決まるんじゃない。
    優勝するにふさわしいかどうかで決まる。
    〇限界が見えてからが勝負だ。
    〇「もうダメ」ではなく、
    「まだダメ」なのだ。
    〇ID野球の極意は、
    重い予備知識と
    軽い先入観。
    〇貴い知識・本質はいつの世でも、
    本来、単純明快である。
    〇勝っているときが一番怖い。
    リードしているときが一番怖い。
    〇配球も人生も、大事なのは「緩急」
    〇小さなことにこだわれば、大きなものを手にできる
    〇常に原理原則を見据えよ
    〇強者とは対等に戦ってはいけない
    〇弱者が強者を倒すには、まとまるしかない
    〇情報は持つだけでは意味がなく、使ってはじめて価値を持つ
    〇目に見える表面的な現象だけを追いかけていたのでは、物事の本質に迫ることはできない
    〇負けは謙虚さと慎重さの母
    〇「一日3ゲーム」を自分に課していた
    〇忍耐の裏にあるのは希望である
    〇“記憶”から始まり、打者“分析”をして試合に臨み、
    ”観察”や“洞察力”を通して、“判断”したあとに、“決断”する
    〇「どうするか」を考えない人に、「どうなるか」は見えない。
     
    大和のレポートは4月のTOPIX浮動株比率(FFW)見直しに伴う売買インパクト。
    4月の見直しでは本決算が7〜9月に該当する企業が対象となる。
    4月7日発表、4月30日から適用予定。
     
    ★4月TOPIX−FFW見直し、売買インパクト上位銘柄(大和証券調べ、一部抜粋)
     
    買いインパクト上位
                           売買代金(百万円) インパクト(日)
      8127  ヤマトインタ          270            29.13
      4958  長谷川香             2234            18.03
      3539  JMHD             1439            17.63
      4025  多木化               1073            17.63
      6356  日ギア                98             13.33
      6237  イワキポンプ          477            10.44
      3447  信 和                385            9.99
      5821  平河ヒューテ          429            9.44
      8739  スパークス G        794            8.69
      2311  エプコ                173            8.02
     
    売りインパクト上位
                           売買代金(百万円) インパクト(日)
      8944  ランビジネス         -155           -24.48
      9869  加藤産業             -1067          -10.56
      7447  ナガイレーベ         -723            -7.87
      6037  ファーストロジ        -55            -5.02
      4433  ヒトコムHD         -236            -4.55
      7839  SHOEI           -436            -4.44
      4928  ノエビアHD         -1417           -4.36
      3376  オンリー              -37            -3.97
      2353  日 駐               -407            -3.97
      2874  ヨコレイ             -455            -3.87
     
    (櫻井)

    12日午前の日経平均株価は反発した。前営業日比127円54銭高い2万3813円52銭で前場を終えた。
     
    きょう前場の日経平均が反発に転じた。中国や香港などのアジア株市場が底堅い動きをみせたことも投資家の不安心理を和らげている。
     
    半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の前日の上昇などを受け、国内の半導体関連株に買いが向かったことも支えとなった。
     
    米ニューヨークの連邦地裁は11日、米携帯大手のTモバイルUSとSBG傘下のスプリントの合併を認める判断を下した。合併が実現すればスプリントはSBGの子会社から外れる見通し。財務改善などに対する期待から、12日午前の東京市場でSBG株は一時同14.2%高の5871円と、およそ6カ月半ぶりの高値を付けた。前引け時点では1銘柄で日経平均を約152円押し上げた。
     
    半面、JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
    TOPIXは取引開始から30分足らずでマイナスに沈み、日経平均も構成銘柄の7割弱が下落するなど、全体に軟調さが目に付いた。
     
    欧州株もドイツの主要株価指数であるDAXが過去最高値を付けるなど堅調で、日本株は欧米株と対照的な動きになっている。2019年10〜12月期の決算発表では、米国に比べて日本企業の業績改善の鈍さがやや目立っている上、「新型肺炎の感染が広がる中国との地理的な近さが嫌われているのではないか」という。国内には積極的に買いを入れる材料も見当たらず、後場も軟調な展開が続きそうだ。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3168億円、売買高は7億2009万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は793と全体の4割弱にとどまった。値下がり銘柄数は1234、変わらずは130銘柄だった。
     
     

    業種別株価指数(33業種)は、情報・通信業、証券・商品先物取引業などが上昇。ゴム製品、電気・ガス業、建設業、保険業などが下落した。
     
    個別では、ソフトバンクグループの上昇が目立ち、売買代金も群を抜いている。また、東京エレクトロンやアドテストなどの半導体関連株への買いも目立った。村田製作所、キーエンス、TDK、京セラ、セコム、オリンパスなども堅調。大幸薬品、日精エー・エス・ビー機械、メディカル・データ・ビジョンはストップ高となった。ワールドホールディングスが値上がり率トップに買われた。
     
    半面、任天堂、信越化学工業が冴えず、NTTデータ、ブリヂストンも安い。アイスタイル、イーレックスが急落、アシックスも値を下げた。足元で相対的に堅調さが目立っていた医薬品株には売りを出す動きもみられ、塩野義やアステラスが下落した。中外薬や大塚HDも下げた。
     
    東証2部株価指数は前営業日比31.45ポイント安の7227.51ポイントと反落した。
    出来高5002万株。値上がり銘柄数は224、値下がり銘柄数は179となった。
     
    個別では、アサヒ衛陶、小島鉄工所、ムーンバットが昨年来安値を更新。KHC、櫻護謨、天昇電気工業、いい生活、ヴィスコ・テクノロジーズが売られた。
     
    一方、キーウェアソリューションズがストップ高。ファーマフーズ、ニッキ、小池酸素工業、千代田化工建設、兼松エンジニアリングなど10銘柄は昨年来高値を更新。川本産業、理経、マナック、日和産業、サイバーステップが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前営業日比1円88銭高い3821円91銭となった。日経平均が反発に転じた。中国や香港などのアジア株市場が底堅い動きをみせたことも投資家の不安心理を和らげている。決算や受注を発表したハーモニックが買われたほか、新型肺炎の関連銘柄が物色され、売買代金の上位に顔を出した。もっとも高値圏で推移しているため利益確定売りも出やすく、下げる場面が見られた。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で367億円。売買高は5027万株。値上がり銘柄数は330、値下がり銘柄数は264となった。
     
    個別では、プラマテルズ、昭和パックス、日本パレットプール、アイエーグループ、国際計測器など7銘柄が昨年来高値を更新。中京医薬品、ウィザス、札幌臨床検査センター、ブロードメディア、メイコーが買われた。
     
    一方、スーパーバリュー、ハーバー研究所、コーユーレンティア、五洋インテックス、テーオーホールディングスが昨年来安値を更新。エスケーエレクトロニクス、豊商事、ソレキア、翻訳センター、パピレスが売られた。
     


    東証マザーズ指数は反発した。前引けは前営業日比8.85ポイント高い849.75だった。
    新型コロナウィルスによる肺炎感染者数が発生地以外では減少しているとの観測もあり、事態収束への期待から全体として米国市場は堅調な展開であった。日経平均株価も反発しており、個人投資家センチメントは改善している。今期業績が大幅増益になるとの見込みを発表したJIAが買われた。Aimingやメルカリも高い。
    値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は115となった。
     
    個別では、Aimingがストップ高。Amazia、サーバーワークス、エル・ティー・エス、あんしん保証など5銘柄は昨年来高値を更新。ジャパンインベストメントアドバイザー、プラッツ、ジモティー、すららネット、フルッタフルッタが買われた。
     
    一方、SREホールディングス、ジェイック、トゥエンティーフォーセブン、和心が昨年来安値を更新。旅工房、バルテス、くふうカンパニー、and factory、ランサーズが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    12日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前営業日比55円23銭高の2万3741円21銭。
    新型肺炎への警戒感がくすぶるものの、ここにきて感染拡大ペースが鈍化しているとの見方もあり、リスクオフの流れが目先一服している。前日の米国株市場ではNYダウはわずかながら反落したが、ナスダック総合指数は続伸した。パウエルFRB議長の議会証言に金融緩和を示唆する要素が少なかったことで、上値は重くなっているものの引き続き高値圏で売り物をこなしており、相対的に出遅れる東京市場も主力株中心に買い戻しが入りやすいタイミングにある。
    株式相場全体の下値不安が和らいでいるとの受け止めから、日本株にも買いが先行している。
     
    米ニューヨークの連邦地裁は11日、SBG傘下のスプリントと同じく米携帯大手のTモバイルUSの合併を承認した。合併が実現すればスプリントはSBGの連結対象から外れる見込みで、財務改善などを見込んだ買いが優勢になった。SBG1銘柄で日経平均を100円超押し上げている。11日の米株式市場で半導体関連株を構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%高となったことを受け、東エレクやアドテストなどが上昇していることも相場を支えている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は横ばい圏で推移しており、下落に転じる場面もある。日経平均も一時7円高まで上げ幅を縮小する場面があった。新型肺炎の感染拡大により「1〜3月期とみられていた企業業績の底入れが遅れる」との見方から、日本株の上値追いに対する警戒感は根強い。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く、値上がり上位に証券、精密機器、海運など。値下がりで目立つのはゴム製品、電力ガス、空運など。
     
    個別では、米連邦地裁が子会社の合併を容認したソフトバンクGが買い気配から始まり、ソニー、東エレク、アドバンテスが値を上げ、日立、NEC、富士通も上昇している。また、村田製、TDK、日本電産、ファナック、安川電が堅調で、コマツ、エムスリー、日立建機も買われている。
     
    半面、三菱UFJ、みずほFG、三井住友が値を消し、JFE、神戸鋼、塩野義、大塚HD、アステラス薬、大日住薬が下落した。また、ブリヂストン、住友ゴム、菱ガス化、ダイセル、宇部興が下落し、任天堂、ファースリテも軟調に推移している。
     
     
    テクニカル的には、アルトナー(2183)、SBS(2384)、ジーフット(2686)、永谷園(2899)、システムリ(3771)、ステラケミ(4109)、CTC(4739)、フルキャスト(4848)、栗本鉄(5602)、テクノプロ(6028)、ホソカワミク(6277)、竹内製(6432)、セガサミー(6460)、日ピラー(6490)、イントラスト(7191)、丸文(7537)、ダイトロン(7609)、コロワイド(7616)、大建工(7905)、イワキ(8095)、ユニチャーム(8113)、京阪神ビ(8818)、近鉄エクス(9375)、JKHD(9896)は動兆、
     
    人気は、新日本科(2395)、Amazia(4424)、デジハ(3676)、大興電子(8023)、ホロン(7748)、BBタワー(3776)、T&G(4331)、LTS(6560)、タムロン(7740)、アクセル(6730)、レオパ(8848)、京三(6742)。
     
     


    「おせっかい」
     
    週明けのNY株式市場で主要3指数はそろって反発。
    S&P500とNASDAQは終値ベースで過去最高値を更新した。
    「中国の春節明けで中国企業が順次操業を再開していることを好感」と都合の良い解釈だ。
    上昇に寄与したのはアマゾン、アルファベット、マイクロソフトなど。
    WTOは新型ウイルス肺炎についての懸念を示している。
    しかし市場は逆に中国の景気拡大策に期待した格好だ。
    S&P500採用銘柄のうち324社が決算を発表。
    そのうち70.7%が市場予想を上回って着地。
    第4四半期利益は前年同期比2.3%増になるという予想だ。
    1月1日時点では0.3%減予想だった。
    一方、債券市場では新型コロナウイルスへの警戒から国債利回りは低下。
    3カ月物財務省短期証券と10年債の金利差は逆転した。
    10年国債利回りは1.562%。
    2年国債利回りは1.385%。
    ドル円は109円台後半。
    欧州株は続落。
    恐怖と欲望指数は57→57。
     
    火曜のNY株式市場は小動き。
    NYダウは一時100ドル以上上昇。
    23400ドル台をつけた場面もあった。
    ただ終値は0.48ドル安と小幅反落。
    S&P500とNASDAQは連日の過去最高値更新。
    上昇幅縮小の要因は米連邦取引委員会(FTC)の大手IT企業に対する要請。
    「規制当局に報告していない小規模なM&Aに関する情報の提供」。
    これを受けてマイクロソフトが大きく下落した。
    WHOのテドロス事務局長は「中国の新型コロナウイルス感染拡大は世界全体に非常に重大な脅威」とコメント。
    一方、中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏は「中国国内における新型コロナウイルスの流行は2月にピーク。
    4月ごろに終息する可能性がある」と予想。
    また中国の習近平国家主席は「新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対策は効果を発揮している。
    中国はこのウイルスとの戦いに勝利する。
    戦いに勝利した後は、中国は一段と繁栄する」とコメント。
    市場はこれらを好感した。
    FRBのパウエル議長は半期に一度の議会証言。
    「米経済は良い位置にある。
    景気拡大が継続できない理由はない。
    現行の政策金利は適切。
    ただ新型コロナウイルスの動向をFRBは緊密に注視している」とコメント。
    国債利回りは上昇。
    10年国債利回りは1.602%。
    2年国債利回りは1.425%。
    3カ月物財務省短期証券と10年債との利回り格差は依然として逆転した状態継続。
    昨年12月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数(季節調整済み)は642万3000件。
    2017年12月以来の低水準となった。
    ドルは対ユーロで前日に付けた4カ月ぶり高値から下落。
    ドル円は109円台後半。
    恐怖と欲望指数は57→56。
     
     
    週明けの日経平均は寄り付き196円安、前引け49円安と戻したが終値142円安と続落。
    日足は2日ぶりの陽線。
    26週線(22725円)は割り込んだ。
    13週線(23626円)を上回っている。
    東証1部の売買代金は2兆685億円と8日連続の2兆円超。
    値上がり588銘柄(前日588銘柄)。
    値下がり1434銘柄(前日1409銘柄)。
    新高値63銘柄(前日85銘柄)。
    新安値14銘柄(前日9銘柄)。
    騰落レシオは86.75(前日86.44)。
    NTレシオは13.77(10月28日が13.87倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.0%。
    横ばいになった25日線(23599円)からは0.37%のプラスかい離。
    200日(22135円)からは7.00%のプラスかい離。
    5日線(23558円)は右肩上がり。
    75日線(23429円)も3日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.540% 。
    買い方▲9.177%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.870%。
    買い方▲18.729%。
    空売り比率は42.09%で3日ぶりに40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.2%。
    日経HVは16.0、日経VIは17.97。
    日経平均採用銘柄のPERは14.61倍。
    EPSは1621円。
    一気に30円減少した。
    PBRは1.16倍。
    BPSは20418円。
    225先物採用銘柄の益回りは6.93%。
    ドル建て日経平均は215.72(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は14円安の2282円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1780円(前日1897円)。
    シカゴ225終値は大証日中比245円高の23885円。
    高値24010円、安値23670円。
    気学では「人気の反対に動く日。逆張り方針良し」。
    木曜は「吹き値売り方針の日。前場高くても後安し」。
    金曜は「前日の相場に反して動く日なり」。
    ボリンジャーのプラス1σが23959円。
    プラス2σが24319円だ。
    逆にマイナス1σが23239円。
    要は25日線がサポートしているということ。
    一目均衡の雲の上限は23709円。
    月曜終値は3日ぶりに雲の中。
    勝手雲の下限が23452円、上限が23533円。
    10日に黒くねじれた。
    1月17日高値は24115円。
    20日高値は24108円。
    1月SQ値23857円を意識し始めるSQ週の荒れる水曜。
    5日線(23558円)と25日線(23599円)のゴールデンクロスは近そう。
    休場明けの水曜はアノマリー的には「株高の日」。
     
    今年の曜日別勝敗(2月10日まで)

    月曜1勝4敗
    火曜3勝2敗
    水曜3勝2敗
    木曜3勝2敗
    金曜4勝1敗
     
    IMF(国際通貨基金)の日本経済に関する年次審査報告書。
    「新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大は新たな景気へのリスク」。
    これはわかる。
    余計だったのは「高齢化による社会保障費増大で財政悪化が深刻になる。
    消費税率を2030年までに段階的に15%へ引き上げるよう提言」。
    消費税率を30年までに15%に引き上げれば、財政赤字がGDPの2.5%分減るとの試算。
    社会保障費削減などと組み合わせることで、赤字は最大8%減らせるシナリオ。
    「だから何?」という気がしないでもないが・・・。
    いつでもおせっかいなIMFだ。
     
    トランプ米政権は2021会計年度(20年10月→21年9月)の予算教書を公表。
    社会保障費などの圧縮で、年1兆ドル財政赤字を5年で半減するよう提案。
    一方で国防費を増額してインフラにも1兆ドルを投じるなど選挙を前に支持基盤の保守層に強く配慮。
    ただ「経済成長率を3%と見込むなど試算は極めて楽観的」という声もある。
    トランプ政権は連邦議会に対し21年度の歳出全体を前年度比0.8%増の4兆8290億ドルと要求。
    国防費を7540億ドルと5.7%%増やすよう求めた。
    一方、社会保障費などは0.3%の減額を要請。
    10年間で1兆ドルのインフラ投資を実行すると表明。
    高速道路や鉄道など陸上輸送に8100億ドル。
    高速通信や水道などに1900億ドルを拠出する。
     
    ただ、財政赤字は5年後に1兆3000億ドルを超える見通し。
    10年後には1兆7000億ドルに達すると分析されている。
    トランプ政権は発足3年で歳出を20%も膨らませた。
    財政赤字も年6000億ドル台から1兆ドル超へと悪化。
    いずこも「大盤振る舞い」のツケはいずれ来るのだろう。
    というか「何でも欲しがるマーケットの尻ぬぐい」の感もあるが・・・。
    自分たちはほとんど何もせずに議会に責任転嫁する習性は東京だけではないようだ。
     
    週明け10日のNYダウは174ドル高の29276ドルとほぼ高値引けで反発。
    NASDAQは107ポイント高の9628ポイント。
    S&P500は24ポイント高の3352ポイント。
    ダウ輸送株指数8ポイント高の10866ポイントと反発。
    SOX指数は1.53%上昇。
    VIX指数は15.04。
    3市場の売買高は約66億株(直近20日平均76.6億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比45円高の23685円。
    ドル建ては大証比日中比60円高の23700円。
    ドル円は109.74円。
    10年国債利回りは1.562%。
    2年国債利回りは1.385%。
     
    火曜11日のNYダウは0.48ドル安の29276ドルと反落。
    NASDAQは10ポイント高の9638ポイントと続伸
    S&P500は5ポイント高の3357ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数38ポイント高の10902ポイントと続伸。
    SOX指数は2.02%上昇。
    VIX指数は15.19。
    3市場の売買高は約73.3億株(直近20日平均76.7億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比245円高の23885円。
    ドル建ては大証比日中比255円高の23895円。
    ドル円は109.77円。
    10年国債利回りは1.602%。
    2年国債利回りは1.425%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    第一実業(8059)・・・動兆
     
    機械商社の第一実業に注目する。
    石油掘削・精製装置から成形機、実装機まで広範囲をカバー。
    自動車向け装置堅調。
    錠剤外観検査装置や空港用タラップ・航空機トラクターが拡大。
    リチウムイオン電池製造装置・蓄電池システムに期待感。
     


    (兜町カタリスト櫻井)


    12日の日経平均株価は反発後、堅調な動きとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3600円−2万3900円
    現地11日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新。東京株式市場は10日、前週末7日に米国株式が下落したことを受け続落していたこともあり、反動から買いが先行するとみられる。
     
    また、指数寄与度の高いソフトバンクグループ(9984、SBG)について、米携帯通信TモバイルUSとSBG傘下の米スプリントの合併が認められた。スプリントが子会社から外れるとSBGの財務が改善するため、好感された買いが入れば全体の相場を押し上げそうだ。
    新型肺炎の感染拡大の勢いが弱まっているとの見方が広がっていることも日本株相場の支えとなりやすい。市場では2万4000円が上値メドになるとの声があった。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比245円高の2万3885円だった。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(10日終値は109円80−81銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の後半(同120円19−23銭)と円高方向に振れている。ドル・円相場の落ち着きもあり、輸出関連銘柄を中心に戻りを試す場面も想定される。
     
    米大統領選の民主党候補選びの第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選の投票が11日始まった。即日開票され、日本時間12日昼にも大勢が判明する見通しだ。結果次第で日本株相場を左右する可能性がある。
     
    日程面では、国内は日本工作機械工業会が1月の工作機械受注額(速報値)を発表する。鹿島(1812)や大林組(1802)、JFE(5411)、SMC(6273)などが19年4〜12月期決算を発表する。海外ではパウエルFRB議長が米上院銀行委員会で証言する。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■ワールドホールディングス <2429>
    今期経常は74%増で2期ぶり最高益、前期配当減配も今期増配。
     
    ■トラストホールディングス <3286>
    上期経常が4.5倍増益で着地・10-12月期も3.4倍増益。
     
    ■大幸薬品 <4574>
    今期経常を41%上方修正、配当も10円増額。また、3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
     
    ■兼松エンジニアリング <6402>
    今期経常を一転10%増益に上方修正・最高益、配当も5円増額。
     
    ■日東工業 <6651>
    4-12月期(3Q累計)経常が99%増益で着地・10-12月期も69%増益。
     
    ■マネジメントソリューションズ <7033>
    3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    ■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
    今期経常は39%増で2期ぶり最高益、10円増配へ。
     
    ■あんしん保証 <7183>
    4-12月期(3Q累計)経常が47%増益で着地・10-12月期も82%増益。
     
    ■小田原機器 <7314>
    前期経常を31%上方修正、配当も4円増額。
     
    ■国際計測器 <7722>
    4-12月期(3Q累計)経常が8.4倍増益で着地・10-12月期も4.5倍増益。
     
    ■プラッツ <7813>
    上期経常が2.2倍増益で着地・10-12月期も68%増益。
     
    ■ウィザス <9696>
    今期経常を一転11%増益に上方修正。
     
    ■日邦産業 <9913>
    4-12月期(3Q累計)経常は2倍増益・通期計画を超過、未定だった今期配当は2期ぶり10円で復配。
     
    ■ツクイ <2398>
    10-12月期(3Q)経常は26%増益。
     
    ■セック <3741>
    10-12月期(3Q)経常は17%増益、今期配当を23円増額修正。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    12(水)
    1月マネーストック(8:50)
    1月工作機械受注(15:00)
    10年物価連動国債
    《決算発表》
    ソフトバンクG、ダイキン、SMC、ルネサス、国際帝石、近鉄GHD、シマノ、東急、大林組、鹿島、ヨコオ、阪和興、安藤ハザマ、三住建設、GMOPG、DNC、ケネディクス、Welby、HENNGE、ロート、東和薬品、エンJPN、ミルボン、東海カ、JFEHD、丸一管、三井金、三菱マ、DOWA、リンナイ、荏原、CKD、日信号、ピアズ、サイババズ、ライフネット、ヤマハ発、シチズン、タカラトミー、凸版印、テーオーシー、スターツ、GMO、高松G、カネカ、アドベンチャ、パイロット、サンリオ、OBARA−G、AIinside、ユー・エス・エス
     
    【海外】
    米1月財政収支(2/13 4:00)
    米10年国債入札
    《米決算発表》
    シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■スプリント・Tモバイル 米裁判所が合併を承認
     
    ■FRB短期国債購入を縮小へ パウエル議長が明示
     
    ■政府の基盤クラウド アマゾンに発注へ
     
    ■政府 自動運転車「レベル3」解禁に向け新審査導入へ
     
    ■タカラバイオ<4974>
    米に試薬の研究開発拠点 80億円投資
     
    ■三菱電機<6503>
    機密流出の可能性 防衛省が発表
     
    ■スバル<7270>
    HV販売地域拡大 アジアや欧州電動化急ぐ
     
    ■丸紅<8002>
    工場設備に通信サービス 独自SIMでスマート化支援
     
    ■SBI<8473>
    地銀連合 勘定系システム共同化へ
     
    ■レオパレス21<8848>
    「賃貸」売却否定
     
    ■イオンモール<8905>
    オフィス併設型拡大 働き方改革が商機
     
    ■米社とドコモ<9437>
    複合現実メガネで工場・教育を支援
     
    ■アインHD<9627>
    買い物袋をLIMEXに切り替え
     

     
    11日のNYダウ工業株30種平均は前日比0ドル48セント安の2万9276ドル34セントと小幅反落で終えた。
    新型肺炎の感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの見方から、朝方は買いが先行した。ただ、米議会で証言に臨んだ米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長から金融緩和を示唆する発言がなく、次第に利益確定売りが優勢になって伸び悩んだ。
     
    中国政府は11日、新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時時点の死者が1016人、感染者が4万2638人に達したと発表した。ただ、発生地とみられる湖北省以外の新規感染者は7日連続で減少しており、ウイルス封じ込めに向けた対策が効果を表し始めているとの期待が浮上。この日のダウは午前中に一時138ドル余り上昇し、取引時間中の最高値を更新した。
     
    一方、午前10時に始まったパウエル議長の議会証言の最中にダウ平均は伸び悩み、小幅安に転じる場面もあった。議長は「現在の金融政策のスタンスは米経済成長の継続を支える」との認識を繰り返した。新型肺炎は世界経済の新たなリスクになると指摘したが、米景気への影響は「見極めるのは時期尚早」と述べた。市場では金融緩和に前向きな発言が出る可能性も意識されていたが、期待外れに終わったことから売りが出たもようだ。
     
    米連邦取引委員会(FTC)が11日、巨大ハイテク企業5社の過去の企業買収が競争を制限していないか調査すると発表した。
     
    その後、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が、米連邦取引委員会(FTC)がアップルやマイクロソフトなどのIT大手5社に対し、過去に買収した小規模企業の情報を提出するよう命じたと報道。反トラスト法(独占禁止法)に基づく調査が業績を圧迫するとの思惑から調査対象に加えられたマイクロソフトが2%強の下落となり、ダウ平均を押し下げた。
     
    セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品やソフトウェア・サービスが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比10.553ポイント高の9638.942と過去最高値で終えた。半導体株が幅広く買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    29,276.34−0.48
    S&P500種
    3,357.75+5.66
    ナスダック
    9,638.942+10.553
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,570.10−9.40
    NY原油(ドル/バレル)
    49.95+0.38
    円・ドル
    109.78 - 109.79−0.02


     

    【シカゴ日本株先物概況】


     
    11日のシカゴ日経平均先物は続伸。コロナウイルス感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの報道を受け、買いが先行。また、米国金融資産の安全性に着目する声から米国株相場が堅調に推移、これをはやした買い物が日経平均先物を支えた。
    3月物は前日比200円高の2万3885円で引けた。この日の高値は2万4010円、安値は2万3670円だった。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23885 ( +245 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23895 ( +255 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7499.44(+52.56)
    11日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前日の終値に比べ52.56ポイント高の7499.44で引けた。
    新型肺炎の感染拡大が続いているが、金融市場では景気刺激策や早期終息への期待感が広がった。英国の昨年10〜12月期実質GDP(国内総生産)の伸び率は横ばいだったが、市場予想通りとあって反応は薄かった。
    前日10日に下落した業種を中心に上げた。銀行株や石油株、鉱業株などが軒並み買い戻された。いずれも時価総額が大きく相場の上げに貢献した。航空株の上げも目立った。
    構成銘柄の約8割が上昇した。
     
    個別銘柄では、格安航空会社(LCC)のイージージェットは4%高、アナリストが目標株価を引き上げたことも材料になった。旅行のTUIが日中を通して13%の大幅高。2019年10〜12月期の決算で予約数が好調となり買われた。航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)も3.8%高と旅行関連株が連れ高した。金融大手HSBCホールディングス(2.3%高)、同バークレイズ(1.2%高)など銀行株も買われた。
     
    半面、前日に30%高となった総合ヘルスケアのNMCヘルスは、この日は16%近く下落した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13627.84(+133.81)
    11日のドイツ株式指数(DAX)は大幅に反発した。終値は前日と比べて133.81ポイント高の13627.84となり、1月下旬に付けた過去最高値(終値)を更新した。
    新型肺炎の感染拡大をめぐる過度な警戒感がひとまず和らぎ、買い安心感につながった。ドイツテレコムが大幅に上昇したことも相場の上げに貢献した。
     
    個別では、ドイツテレコムは、ニューヨークの連邦地裁が11日、子会社の米携帯通信TモバイルUSとソフトバンクグループ傘下の米スプリントの合併を認めたことを材料に買われた。航空のルフトハンザも高かった。下落したのは、2019年12月通期の決算が2年連続で最終減益となった自動車のダイムラーなど3銘柄だった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6054.76(+39.09)
    フランスの株価指数CAC40は前日終値比で0.65%上昇した。
     

02月12日 毎日コラム
【これで万全!】タダの株を増やす
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv