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【市況一覧】
日経平均株価
40,369.44 +201.37 03/29
TOPIX
2,768.62 +17.81 03/29
マザーズ
746.45 +11.66 03/29
NYダウ平均
39,807.37 +47.29 03/29
ナスダック総合
16,379.46 -20.06 03/29


02月01日 マーケットコメント

02月02日 マーケットコメント

02月03日 マーケットコメント

02月04日 マーケットコメント

02月05日 マーケットコメント


    6日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は前日比554円高の2万3873円で、先月22日以来、約2週間ぶりの高値で取引を終えた。上げ幅は今年最大を記録。
     
    前日の米国株が大幅高を演じ、円相場も1ドル=109円台後半まで下落したことが支援材料に。取引時間中は中国上海株、香港株も大きく上げて株高を促した。新型肺炎に対する治療薬の実効性はまだ疑問だが、悪材料ばかりでないことはひとつの救いとなった
     
    日経平均は500円を超える大幅上昇。寄り付きから節目の2万3500円や25日線(2万3598円、6日時点)を上回ってきたことから、センチメントが一気に強気に傾いた。
     
    7日の日経平均株価は、堅調に推移しそうだ。
    6日は、新型肺炎の流行に対する警戒感の後退や、中国が米国からの一部輸入品の関税を引き下げると伝わり、投資家心理が好転した。
    明日は米雇用統計の発表を控えた週末となるが、昨晩の米国株が大幅高となった要因の一つに雇用指標が良かったことがあるだけに、よほどの悪材料が出てこない限り、売りは手控えられると考える。国内は来週も決算発表が多く、地合いの改善で決算反応もよりポジティブになると見込まれる。
    ただ、急ピッチな上昇の反動や現地7日には米1月雇用統計の発表を控えることもあり、ポジション調整の売りが優勢となる場面も想定される。
    あすはしっかり節目を超えられるかに注目したい。
     
     
     
    ■テクニカル・ポイント(6日現在)
     
    24678.39  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24576.52  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24318.39  ボリンジャー:+2σ(25日)
    24261.17  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23958.39  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23945.83  ボリンジャー:+1σ(13週)
     
    23873.59  ★日経平均株価6日終値
     
    23846.07  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23663.90  均衡表雲上限(日足)
    23630.49  13週移動平均線
    23598.38  25日移動平均線
    23445.94  均衡表転換線(週足)
    23445.94  均衡表基準線(日足)
    23395.31  75日移動平均線
    23385.65  均衡表転換線(日足)
    23315.15  ボリンジャー:-1σ(13週)
    23238.77  6日移動平均線
    23238.38  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22999.80  ボリンジャー:-2σ(13週)
    22971.94   新値三本足陰転値
    22878.37  ボリンジャー:-2σ(25日)
    22874.70  均衡表雲下限(日足)
     
    ローソク足はマドを空けて上げ、胴体の長い陽線を引いた。25日線を下回ることなく推移し、5日線は下向きから上向きに転換。パラボリックは8営業日ぶりに買いサインを点灯して短期的な強気局面入りを示唆している。
     
    一目均衡表では終値が雲上に復帰したほか、転換線が上向きに転換。遅行線は強気シグナル発生を再開し、形勢は一気に買い手優位に移った。
    RSI(14日ベース)は49.75%(昨日39.74%)と中立圏中央へ上昇。4日の32.66%をボトムとする回復トレンドが鮮明になっており、中立圏上限の60%を目指したRSI上昇にサポートされた株価上昇基調が期待できよう。
     
     

    [概況]

    6日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は立会い開始からしっかりとした値動きとなり一時109.99円まで買われる場面もあった。

    その後も概ね109円後半で推移している。WHOは有効な治療法はまだないと否定したもののワクチン開発に大きな前進があったとの報道や、効果的な治療薬を発見したとの報道が伝わったことで新型コロナウイルスへの過度な警戒感が後退した格好となった。

    また中国財政省から14日に750億ドル相当の米産品への関税率を半分に引き下げる方針との声明を発表したことが伝わったことも追い風となった模様。

    テクニカルは、短期的に上げ幅を拡大しているが短期相対力指数が45となっており過熱感はない。19年4月の高値112.40を目標にドル高基調が継続する展開を予想する。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】

    6日の日経平均株価は大幅に3日続伸し、前日比554円03銭高の2万3873円59銭で終えた。上げ幅は2019年12月13日(598円29銭)以来およそ2カ月ぶりの大きさ。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:28 容量:12.77M

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    投資家のリスク回避姿勢が後退し、海外勢とみられる買いがほぼ終日続いた。米株高や円安を背景に輸出関連株が人気を集めた。

    感染拡大の続く新型肺炎を巡り、5日にロイター通信が中国メディアを引用し「中国の大学の研究者が効果的な治療薬を発見した」などと伝えた。「世界保健機関(WHO)がワクチンや治療薬の開発に向け、11〜12日にジュネーブで専門家会合を開く」とも伝わった。

    日経平均株価は前日終値から約300円上昇して始まり、その後も上海株などアジア市場の株高と歩調を合わせるように上昇幅が拡大し、午後2時前には2万4000円に迫った。

    日経平均の上げ幅は午後に一時675円を超え、2万4000円に接近する場面があった。

    また、中国政府が米国との合意文書署名に合わせ、米国から輸入する一部の製品の関税率を引き下げると発表し、改めて材料視する買いが入った。
    トヨタが20年3月期の純利益予想の上方修正を発表すると、自動車関連銘柄を中心に一段高となった。

    ただ中国の関税下げは米中両政府が20年1月、1200億ドル分の追加関税税率を半分引き下げるのに合わせた措置で、大引けにかけてやや上げ幅を縮めた。

    JPX日経インデックス400は3日続伸し、終値は前日比323.23ポイント高の1万5570.30だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸で、35.15ポイント高の1736.98で終えた。

    東証1部の売買代金は概算で3兆510億円。売買高は16億5442万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1838と、全体の85%を占めた。値下がりは271銘柄、変わらずは50銘柄だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)は全て値上がりした。上昇率上位は保険業、精密機器、石油・石炭製品など。
     

    個別では、売買代金トップのトヨタ自動車が活況高の様相を呈し、ソニーも大きく買われた。村田製作所、日本電産が物色人気。ファーストリテイリングが値を飛ばし、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも高い。T&Dや第一生命HDが上昇。ダイキン、テルモ、武田薬品工業なども上昇した。

    パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが商いを伴い急伸、総合メディカルホールディングスは値上がり率トップに買われ、巴川製紙所はストップ高となった。

    一方で、ディー・エヌ・エーは大幅安。明治ホールディングスが値を下げ、スクウェア・エニックス・ホールディングスも売り込まれた。カルビーの下げも目立つ。コロプラ、メンバーズが急落、フジクラ、三井海洋開発、大陽日酸なども下落した。

    東証2部株価指数は前日比134.02ポイント高の7261.93ポイントと3日続伸した。

    出来高9510万株。値上がり銘柄数は304、値下がり銘柄数は120となった。

    個別では、JMACS、インスペック、平和紙業がストップ高。FRACTALE、スガイ化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。アスモ、ファーマフーズ、いい生活、神島化学工業、東海ソフトなど14銘柄は昨年来高値を更新。恵和、PALTEK、NCS&A、Abalance、ハイレックスコーポレーションが買われた。

    一方、川本産業が一時ストップ安と急落した。昭和飛行機工業、マナック、アゼアス、新内外綿、GMOペパボが売られた。
     



    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比20円73銭高い3829円12銭だった。
    新型肺炎の治療薬に関する海外メディアの報道や良好な経済指標を受けて前日の米国株が上昇したほか、東証1部の主力銘柄が大きく上昇したことで個人投資家の心理が上向き、ジャスダック市場にも買いが波及する展開となった。
    好材料を発表した銘柄やワークマンなど時価総額上位銘柄を中心に買いが入った。マクドナル、ハーモニックなど時価総額上位銘柄が値を上げた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で633億円、売買高は1億3014万株だった。
    値上がり銘柄数は417、値下がり銘柄数は201となった。
     
    個別ではセーラー広告、ミヤコ、大村紙業、クリエアナブキ、ヤマト・インダストリーなど7銘柄がストップ高。日本パレットプールは一時ストップ高と値を飛ばした。燦キャピタルマネージメント、佐藤食品工業、パシフィックシステム、岡山製紙、東北特殊鋼など23銘柄は昨年来高値を更新。日本ユピカ、エムティジェネックス、ニューテック、オーデリック、アバールデータが買われた。
     
    一方、応用技術、中京医薬品、興研が一時ストップ安と急落した。オンキヨー、植松商会は昨年来安値を更新。アマガサ、ケアサービス、重松製作所、エイアンドティー、ザインエレクトロニクスが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比6.04ポイント高の851.01ポイントと3日続伸。
    前日の米国株式市場では、中国の大学がコロナウイルスによる肺炎に効果的な治療薬を発見したとの報道や市場予想を上回る米経済指標を受け、主要3指数は揃って3日続伸。
    為替相場でも1ドル=109円台後半と円安基調に振れるなか、本日のマザーズ市場には朝方から買いが先行した。メルカリやアンジェス、JTOWERが上昇した。
    中国が一部米産品への関税引き下げとのヘッドラインが伝わったことなどから、個人投資家によるセンチメント改善も相まってマザーズ指数は後場にかけて一段高をつける場面もあった。
     
    売買代金は概算で506.20億円。騰落数は、値上がり188銘柄、値下がり116銘柄、変わらず9銘柄となった。
     
    個別ではAimingがストップ高。手間いらず、ソーシャルワイヤー、日本リビング保証、日本アセットマーケティングは昨年来高値を更新。フレアス、HPCシステムズ、ALiNKインターネット、フロンティアインターナショナル、旅工房が買われた。
     
    一方、ホープがストップ安。フルッタフルッタは昨年来安値を更新。Jストリーム、バーチャレクス・ホールディングス、イノベーション、ブライトパス・バイオ、ブランディングテクノロジーが売られた。

    【後場寄り付き概況】

     
    6日後場の日経平均株価は前日比492円49銭高の2万3812円05銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、33.32ポイント高の1735.15で始まった。
    海外株高や円安を受け、後場も引き続き輸出関連株を買う動きが見られる。日経平均株価は一段高となり、上げ幅は前日比500円を超えている。東証株価指数(TOPIX)は高値圏でもみ合っている。
    外国為替市場では、1ドル=109円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、ファーストリテ、ソフトバンクG、ZHDが高く、三菱UFJ、三菱商、任天堂、ソニー、トヨタ、パンパシHDは値を上げている。
     
    半面、スクエニHD、デーエヌエーが軟調。三井不、菱地所、フジクラが安く、NECは弱含みとなっている。
     
     
    中国当局による景気下支え策への期待感や新型肺炎治療薬に絡んだ報道を背景に、中国をはじめとしたアジア株式市場も総じて朝方から上げ幅を拡大している。
     
    決算を手掛かりとした個別物色にシフトする流れも想定しておきたいところだろう。
    市場環境の落ち着きを背景に、直近下落の目立っていたマザーズ市場銘柄や東証1部の中小型銘柄に対する見直しの動きといった物色の広がりに対しても目を向けておきたいところだ。
     


    「あちこち無罪感」
     
    意外なことというのは結構あるもの。
    例えば日本語を話す人は世界でどのくらいの位置にあるのだろう。
    ウィキペディアで調べてみると・・・。
    「普段話されている言語の人口順位(2018年上位15言語)。
     
     1位中国語     13億7000万人 
     2位スペイン語    4億4200万人 
     3位英語       3億7800万人 
     4位アラビア語    3億1500万人 
     5位ヒンディー語   2億6000万人 
     6位ベンガル語    2億4300万人 
     7位ポルトガル語   2億2300万人 
     8位ロシア語     1億5400万人 
     9位日本語      1億2800万人 
    10位ラフンダー語   1億1900万人(インド) 
    11位ジャワ語             8440万人 
    12位トルコ語             7850万人 
    13位朝鮮語               7720万人 
    14位フランス語           7680万人 
    15位ドイツ語             7600万人 
    人口は2018年現在の概算。
    ただし、中国語は13方言, アラビア語は20方言, ラフンダー語は4方言の合計。
    最も話者の多い言語は中国語。
    しかし世界において広く使用されている言語というわけではない。
    スペイン語は南アメリカや北アメリカ南部における広大な言語圏。
    2007年度においてスペイン語を公用語とする国々は19カ国。
    7位のポルトガル語圏を合わせればさらに拡大する。
    英語3位だが、公用語としては55か国と最も多くの国で話されている。
    フランス語の母語話者は7680万人だがフランス語を公用語とする国々はアフリカの旧フランス植民地を中心に29カ国。
    とはいえ、日本語はフランス語やドイツ語よりも話す人口が多いという現実。
    日本語はローカルではあるものの卑下する必要もなかろう。
    ドイツ語に比べれば、地球上での存在感は大きい。
    相場だってそう考えれば東京のローカル性を卑下する必要はないだろう。
     
     
    前引けの日経平均株価は483円高の23803円と大幅に3日続伸。
    NY株高を受けて買い物優勢の展開で前引けにかけて上昇幅を拡大。
    上昇率は2%を超えた。
    1月24日以来9日ぶりの25日線奪還。
    あそこで空けた窓が23755円→23463円。
    これも埋めた。
    一目均衡の雲の上限は22663円も上抜けた。
     
    イラン問題、ブレグジット、米中貿易摩擦、国内企業の業績不安などなど。
    そして加わったのは新型コロナウイルス問題。
    それでもNYは過去最高値。
    日経平均は25日線、75日線回復で23000円台後半になってきた。
    日経平均は1000円下げて1000円戻したという形。
    「株は下げなきゃ上がれない」と実感した2週間ということだろう。
    もう一つは「株は上げなきゃ下がらない」もあるが・・・。
    大切なのは「騒がない、慌てない、諦めない」だ。
     
    トランプ大統領の弾劾は予想されていたとはいえ無罪。
    そしてカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地では大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験。
    搭載された模擬弾頭は約6700キロ飛行。
    太平洋のマーシャル諸島付近に落下したという。
    ダブルトップではなくオンリーワンの誇示という印象だ。 
     

    (櫻井)


     
    6日午前の日経平均株価は大幅続伸し、前日比483円63銭高の2万3803円19銭で終えた。
    前場の東京株式市場はリスクオンの流れが強まり、日経平均は寄り付き大幅高で始まり、その後も先物を絡めて上値指向を強めた。
    新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発が進んでいるとの報道を受け、欧州主要国や米国の株価指数が上昇した。
    日経平均株価は前引けで2万3800円台に上昇。1月27日の相場下落の際に開いたチャートの「窓」を埋め、さらなる相場上昇への期待が高まる形となった。
     
    5日の米NYダウ工業株30種平均の上げ幅が480ドル超となり、投資家が運用リスクをとりやすくなった。市場では米大統領選に向けたアイオワ州の民主党の党員集会で、中道派のブティジェッジ氏が優勢を維持しているのが一定の買い安心感につながっているとの見方があった。
     
    また、5日に公表された米国の雇用関連指標や、米サプライ管理協会(ISM)の非製造業景況指数が景気の強さを示す結果だったこともプラスとなった。「米国株高で投資余力の高まった海外投資家の買いが入っている」とみられ、商いが膨らんだ。幅広い銘柄が値上がりし、これまで新型肺炎の影響で売り込まれていた非鉄金属や機械などの銘柄で上昇が目立った。
     
    円相場が1ドル=109円台後半まで下げるなかで輸出関連株などへの買いが膨らみ、日経平均の上昇に拍車がかかった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2863億円、売買高は7億7543万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1927と、全体の約9割を占めた。値下がりは187銘柄、変わらずは45銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(全33業種)は全業種が上昇。パルプ・紙、石油・石炭製品、鉱業の上昇率が高かった。
     
    個別では、ソフトバンクG、ソニーが堅調、トヨタ自動車も買われた。ファーストリテイリング、三井化学、川重が大幅高、武田薬品工業、協和キリンやデンカなども上昇した。ZHDや日清紡HDも買われた。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが物色人気となり、総合メディカルホールディングスは値上がり率トップに買われた。
     
    半面、東京エレクトロン、富士通、フジクラが冴えず、ディー・エヌ・エーが大幅安。スクウェア・エニックス・ホールディングスも大きく売り込まれた。メンバーズ、コロプラも急落した。
     
    東証2部株価指数は前日比160.15ポイント高の7288.06ポイントと3日続伸した。
    出来高5681万株。値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は99となった。
     
    個別ではJMACS、インスペックがストップ高。スガイ化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。アスモ、いい生活、神島化学工業、東海ソフト、JFEシステムズなど11銘柄は昨年来高値を更新。PALTEK、NCS&A、FRACTALE、恵和、パシフィックネットが買われた。
     
    一方、昭和飛行機工業、川本産業、マナック、アゼアス、昭和化学工業が売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比23円92銭高い3832円31銭だった。前日の米国株高や円安進行など外部環境の好転を背景に、買い優勢となっている。
    好材料を発表した銘柄が買われたほか、日経平均株価の急伸を受けた投資家心理の改善で主力銘柄にも買いが入り、指数を押し上げた。
    ワークマンやリプロセル、オーデリックが上昇した。一方で中京医薬や重松製、興研など、新型肺炎の感染拡大で製品需要が増えるとの思惑から一時買いを集めていた銘柄が軒並み安となった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で378億円、売買高は7281万株。
    値上がり銘柄数は441、値下がり銘柄数は150となった。
     
    個別では、クリエアナブキがストップ高。セーラー広告、アマガサ、日本パレットプール、ヤマト・インダストリーは一時ストップ高と値を飛ばした。燦キャピタルマネージメント、佐藤食品工業、パシフィックシステム、岡山製紙、イハラサイエンスなど17銘柄は昨年来高値を更新。アバールデータ、ニューテック、ミナトホールディングス、大日光・エンジニアリング、オーデリックが買われた。
     
    一方、応用技術が一時ストップ安と急落した。オンキヨー、植松商会は昨年来安値を更新。中京医薬品、重松製作所、興研、ザインエレクトロニクス、ケアサービスが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比6.05ポイント高の851.02ポイントと3日続伸。
    前日の米国株高や円安進行など外部環境の好転を背景に、買い優勢の展開。日経平均も大幅続伸で、個人投資家のセンチメントが大きく改善する形でマザーズ市場にも買い気が波及している。メルカリやJTOWER、そーせいが上昇した。
     
    値上がり銘柄数は205、値下がり銘柄数は94となった。
     
    個別では、手間いらず、ソーシャルワイヤー、日本アセットマーケティングが昨年来高値を更新。フレアス、タイセイ、フロンティア・マネジメント、ソケッツ、イオレが買われた。
     
    一方、ホープが一時ストップ安と急落した。フルッタフルッタは昨年来安値を更新。バーチャレクス・ホールディングス、ベストワンドットコム、カヤック、日本リビング保証、リアルワールドはが売られた。

    【寄り付き概況】

    6日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比321円54銭高の2万3641円10銭。
    前日のNYダウが480ドルを上回る上昇をみせ3日続伸、3営業日合計で上げ幅は1000ドルを超えた。ナスダック総合指数も3連騰で過去最高値を更新するなど、リスクオンが加速する形となった。

     
    5日にロイター通信が中国メディアを引用し「中国の大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」などと伝わった。「世界保健機関(WHO)がワクチンや治療薬などの開発に向け、11〜12日にジュネーブで専門家会合を開く」とも伝わっており、新型肺炎に対する警戒感が和らいだ。これが買いの手掛かりとなった。中国人民銀の資金供給や中国政府による財政政策など景気刺激策への期待感も株高を助長する環境にある。
     
    外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半と円安・ドル高が進行しており、トヨタやホンダなど輸出関連株の買いが指数を押し上げている。
    個別では、佳境入りとなっている企業の決算発表を横目に明暗を分けそうだ。
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸している。

    寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に鉱業、海運、鉄鋼など。
     
    個別では、ソニー、トヨタ、ソフトバンクGの主力株や東エレク、アドバンテス、信越化、村田製、TDK、日本製鉄、コマツ、安川電が高い。また、前日決算を発表した古河電、住友電、パンパシHDは買い気配から始まり、武田、アステラス薬も値を上げている。
    半面、上場来初の赤字に転落したディーエヌエーが売り気配から始まり、スクエニHD、コロプラ、レノバが値を消している。

    テクニカル的には、ヤマウラ(1780)、住友林(1911)、太平電(1968)、フィード・ワン(2060)、LIFULL(2120)、亀田菓(2220)、カルビー(2229)、プリマ(2281)、林兼産(2286)、伊藤米久(2296)、ルネサンス(2378)、サッポロ(2501)、オエノン(2533)、キーコーヒー(2594)、カワチ(2664)、キッコーマン(2801)、東洋水産(2875)、フジッコ(2908)、わらべや(2918)、なとり(2922)、クリエイトSD(3148)、スターティア(3393)、宮地エンジ(3431)、トーカロ(3433)、プロパティA(3464)、日フェルト(3512)、ワコール(3591)、三菱総研(3636)、ティーガイア(3738)、テクマト(3762)、大王紙(3880)、ネオジャパン(3921)、テモナ(3985)、日本化(4092)、フェイス(4295)、メディカルシ(4350)、サカタイン(4633)、オービック(4684)、BML(4694)、トレンド(4704)、トーセ(4728)、ビーエンジ(4828)、メック(4971)、高純度(4973)、東特線(5807)、ベクトル(6058)、SMN(6185)、クボタ(6326)、ダイキン(6367)、栗田工(6370)、米カレント(6532)、能美防(6744)、横河(6841)、ノジマ(7419)、西松屋(7545)、オリンパ(7733)、トランザ(7818)、前田工繊(7821)、エフピコ(7947)、忠(8001)、ヤマトイン(8127)、日ガス(8174)、コメリ(8218)、イオン(8267)、新生銀(8303)、広銀(8379)、JR東海(9022)、ヤマト(9064)、スマートバ(9417)、KDDI(9433)、関電(9503)、燦(9628)、スクエニ(9684)、元気寿司(9828)、ニトリ(9843)、ミニスト(9946)が動兆。
     
     
    人気は、セプテーニ(4293)、WSCOPE(6619)、BEENOS(3328)、AICROSS(4476)、日曹達(4041)、タマホーム(1419)、セーレン(3569)、日ユニシス(8056)、新日本建(8893)、日水(1332)、横河ブ(5911)、ファーマF(2929)、チェンジ(3962)。
     


     


    「リセット?」
     
     
    NY株式市場で主要3指数は3日続伸。
    S&P500、NASDAQは終値ベースで過去最高値を更新。
    S&Pは結局先週からの下落を全部取り戻した。
    「新型コロナウイルスを巡る懸念が緩和した」との解釈。
    オハイオ州の民主党大会で結果が出ない体たらくも効いた印象。
    エネルギー、ヘルスケアなどのセクターが強い動き。
    個別ではテスラ、フォードが下落。
    1月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者数は29万1000人増。
    2015年5月以来の大幅な伸びとなった。
    ISM非製造業総合指数は55.5。
    2019年8月以来の高水準となった。
    中国の浙江大学の研究チームが新型ウィルスの効果的治療薬を発見したと中国のテレビが報道。
    英スカイ・ニュースは英国の科学者によるのワクチン開発に大きな進展があったと報道。
    これらを背景に安全資産とされる国債利回りは上昇(価格は下落)。
    10年国債利回りは1.649%。
    2年国債利回りは1.443%。
    ドル円は109円台後半。
    恐怖と欲望指数は55→60に上昇。
     
     
    水曜の日経平均は寄り付き267円高、終値234円高と続伸。
    NYダウの上昇を受けて買い物優勢の展開。
    中国の景気対策への期待感が高まったとの解釈だ。
    TOPIXは7日ぶりに1700ポイント台復活。
    もっとも高値は午後2時で引けにかけては上昇幅を縮小。
    日足は4日ぶりの陰線。
    東証1部の売買代金は2兆4412億円と5日連続の2兆円超。
    値上がり1581銘柄(前日1581銘柄)。
    値下がり493銘柄(前日386銘柄)。
    新高値66銘柄(前日38銘柄)。
    新安値3銘柄(前日27銘柄)。
    騰落レシオは90.83(前日83.38)。
    NTレシオは13.70(10月28日が13.87倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.0%。
    右肩下がりの25日線(23600円)からは1.19%のマイナスかい離。
    200日(22104円)からは5.50%のプラスかい離。
    5日線(23111円)は5日ぶりに上回った。
    残念ながら75日線(23373円)が上値を抑えた格好だった。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.263% 。
    買い方▲9.235%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.484%。
    買い方▲16.429%。
    空売り比率は42.7%で12日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は5.5%。
    Qiock調査の1月31日時点の信用評価損率は▲13.19%と2週連続の悪化。
    1月31日時点の裁定売り残は683億円増の1兆474億円。
    2週連続の増加。
    当限は932億円増の7878億円。
    翌限以降は248億円減の2595億円。
    同裁定買い残は1009円減の5555億円。
    2週ぶりの減少。
    当限は1212億円減の65132億円。
    翌限以降は203億円増の423億円。
    裁定売り残がまた1兆円台。
    しかも買い残の2倍になった。
    日経HVは16.8、日経VIは17.34。
    日経平均採用銘柄のPERは14.21倍。
    EPSは1641円。
    PBRは1.14倍。
    BPSは20455円。
    225先物採用銘柄の益回りは7.04%。
    ドル建て日経平均は213.10(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は21円高の2268円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1835円(前日1841円)。
    シカゴ225終値は大証日中比330円高の23690円。
    高値23700円、安値23215円。
    気学では「人気に逆行して動く日なり」。
    金曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
    ボリンジャーのマイナス1σが22328円でサポート。
    プラス1σが23962円だ。
    一目均衡の雲の上限は22663円。
    勝手雲の下限が23533円、上限が23916円。
    10日に黒くねじれている。
    1月24日以来9日ぶりの25日線奪還に期待。
    あそこで空けた窓が23733円→23463円。
    昨日空けた窓は23118円→23241円。
    日足の陽線が欲しい木曜日。
    週足陽線基準は22971円。
    前月比プラス基準は23205円。
     
    今年の曜日別勝敗

    月曜1勝3敗
    火曜3勝2敗
    水曜3勝2敗
    木曜2勝2敗
    金曜4勝無敗
     
     
    NYダウは483ドル高の29290ドルと3日続伸。
    NASDAQは40ポイント高の9508ポイントと3日続伸。
    S&P500は37ポイント高の3334ポイントと3日続伸。
    ダウ輸送株指数145ポイント高の10928ポイントと続伸。
    SOX指数は2.19%上昇。
    VIX指数は15.15。
    3市場の売買高は約80億株(直近20日平均77億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比330円高の23690円。
    ドル建ては大証比日中比335円高の23700円。
    ドル円は109.80円。
    10年国債利回りは1.649%。
    2年国債利回りは1.443%。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    MDV(3902)・・・動兆
     
    メディカル・データ・ビジョンに注目する。
    同社は医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供 
    リアルタイム診療データ活用し治験データ事業始動。
    メディパルとのクラウドサービスにも期待感。
    保有する診療データの実患者数が2015万人に到達。
    国民3人に一人となった。
    民間企業の医療データベースとしては最大規模。
     

    (兜町カタリスト櫻井)


    6日の日経平均株価は続伸後も、しっかりした展開となりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3800円を想定。
    5日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比483ドル高の2万9290ドルで終えた。ナスダック総合株価指数やS&P500種株価指数は最高値を更新した。新型肺炎への懸念が和らいだことなどから5日の米株式相場は大幅に上昇した。
     
    外国為替市場で円相場は1ドル=109円台後半で推移していることも支援材料となり、東京市場でも景気敏感株を中心に買いが先行しそうだ。
    ただ、3月期末を控えた国内機関投資家による決算対策売りや持ち合い解消売りは出やすく積極的に上値を追う展開にはなりづらい。市場では2万3700円が上値のメドとの声があった。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比330円高の2万3690円だった。
     
    13時25分に19年4〜12月期の決算を発表するトヨタも注目だろう。20年3月期の連結業績予想は上方修正せず、相場への影響は限定的との見方が多い。一方で「決算会見で新型肺炎の影響について言及され、トヨタの中国向け輸出が停滞するなど現実的なリスクとしての認識が広がれば、日本株相場全体を冷やす要因となる」との声があった。
     
    日程面では、きょうは1月の都心オフィス空室率、1月の輸入車販売、30年国債の入札など。三菱ケミHDやテルモ、NTTなどが19年4〜12月期決算、メルカリが19年7〜12月期決算、JTや資生堂が19年12月期決算を発表する。
    海外ではフィリピン中央銀行、インド中央銀行がそれぞれ政策金利を発表。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ぐるなび <2440>
    今期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■Aiming <3911>
    スクウェア・エニックスがスマートフォン向けゲーム最新作「ドラゴンクエストタクト」を発表。Aimingが開発を担当する。20年中に配信開始する予定。
     
    ■イビデン <4062>
    今期最終を29%上方修正。
     
    ■中京医薬品 <4558>
    4-12月期(3Q累計)経常は46%増益・通期計画を超過。
     
    ■日本電気硝子 <5214>
    今期最終は黒字浮上へ。
     
    ■MCJ <6670>
    今期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1.15円増額。
     
    ■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532>
    今期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■PALTEK <7587>
    前期経常を89%上方修正。
     
    ■ミツウロコグループホールディングス <8131>
    4-12月期(3Q累計)経常が3倍増益で着地・10-12月期も2倍増益。
     
    ■東京建物 <8804>
    今期経常は3%増で3期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は4円増配へ。
     
    ■日本アセットマーケティング <8922> [東証M]
    発行済み株式数の8.00%にあたる6197万1700株(金額で82億6882万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は2月6日から3月6日まで。買い付け価格は5日終値を23.8%上回る1株130円。
     
    ■総合メディカルホールディングス <9277>
    MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。投資会社のポラリス・キャピタル・グループ傘下のPSMホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2550円で5日終値を22.6%上回る水準。買い付け期間は2月6日から3月23日まで。
     
    ■協和キリン <4151>
    今期税引き前は42%増益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ。
     
    ■オイレス工業 <6282>
    今期経常を16%上方修正。
     
    ■スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684>
    4-12月期(3Q累計)経常は68%増益・通期計画を超過。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    6(木)
    1月都心オフィス空室率(11:00)
    30年国債入札
    《決算発表》
    トヨタ、NTT、JT、富士フイルム、資生堂、テルモ、オリンパス、バンナムHD、太陽HD、川重、三菱ケミHD、三菱ロジ、三菱重、森永乳、明治HD、オルガノ、フジテック、ニプロ、日本粉、イントランス、スシローGHD、TIS、ティーガイア、クレハ、メルカリ、鳥居薬、神戸鋼、椿本チ、東芝テック、GSユアサ、サンケン電、エレコム、IHI、ゼンショーHD、Uアローズ、島津製、ニコン、フジシール、ヤマハ、デサント、加賀電、AOKI HD、丸井G、ケーズHD、東センチュリー、カチタス、西武HD、TBSHD、日テレHD、セコム、ヤマダ電、アルペン、ライト工、洋缶HD、ジャックス、西鉄、NATTY
     
    【海外】
    《米決算発表》
    ツイッター、フィリップモリス・インターナショナル、ブリストル・マイヤーズ、スナップオン、タイソン・フーズ、ヤム・ブランズ、モトローラ・ソリューションズ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■新型コロナウイルスのワクチン 効果あるか不明
     
    ■新型肺炎 クルーズ船の寄港中止相次ぐ 観光に打撃
     
    ■iPS心筋移植 慶大が了承 今夏にも実施
     
    ■オエノンHD<2533>
    営業利益2割減 20.12期 原材料高響く
     
    ■ケイアイスター<3465>
    カインズと提携 リフォーム拡大
     
    ■トヨタ<7203>
    EV電池を家庭で再利用、蓄電に使いやすく
     
    ■伊藤忠<8001>
    アフリカにミニ電力網 英新興企業に出資
     
    ■オンワード<8016>
    新型肺炎で納品遅れ
     
    ■ミズノ<8022>
    五輪シューズ発売前倒し検討「厚底」決着で
     
    ■SBI<8473>
    地銀支援会社 システム提供 今月設立
     
    ■オリックス<8591>
    傘下オリックス生命 中堅代理店を買収
     
    ■東京海上<8766>
    ウェブ本人確認に保険 サイバー攻撃被害対応
     


    5日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比483ドル22セント高の2万9290ドル85セントで終えた。過去3日間の上昇幅は1034ドルに達した。
    新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、中国や英国の研究者が治療薬やワクチンの開発で前進したと報じられ、株価は寄り付きから上昇した。この日発表された米経済指標が良好な内容だったことも、ダウ平均をさらに押し上げた。
     
    5日、ロイター通信などが中国メディアを引用して「中国の浙江大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」と伝えた。英国の科学者がワクチン開発で大きく前進したとの報道もあった。中国人民銀行(中央銀行)は金融市場への巨額の資金供給に加え、預金準備率の引き下げなど追加緩和に動くとの観測も強まっている。5日の中国株高も重なり、投資家心理が改善した。
     
    米雇用サービス会社、ADPが朝方発表した1月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が前月比29万100人増えた。市場予想(15人増)を上回った。米サプライマネジメント協会(ISM)発表の1月の非製造業景況感指数は55.5と市場予想(55.0)より良かった。米景気の拡大基調は続いているとの見方も買いを促した。
     
    この日は米原油先物相場が6営業日ぶりに反発したことを好感し、エクソンモービルなどのエネルギー株が上げを主導。また、アイオワ州で行われた民主党の大統領選候補指名争いで、事前予想に反してブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長がリードしたことが好感された。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比40.709ポイント高の9508.683、S&P500種株価指数は37.10ポイント高の3334.69で終えた。ともに3日続伸し、過去最高値を更新した。
     
    個別銘柄では、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが大きく上げ、1銘柄でダウ平均を100ドル強押し上げた。原油先物相場の上昇を受け、シェブロンなど石油株が上昇。IT(情報技術)のIBMの上げも目立つ。中国売上高が大きい化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム、建機のキャタピラーも高い。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    29,290.85+483.22
    S&P500種
    3,334.69+37.10
    ナスダック
    9,508.683+40.709
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,562.80+7.30
    NY原油(ドル/バレル)
    51.17+1.56
    円・ドル
    109.79 - 109.80+0.46


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    5日の日経平均先物は3営業日続伸した。
    新型肺炎の治療薬開発を巡る前向きな報道や5日発表の1月ADP雇用統計が15年5月以来の大きな伸びとなったほか、ISM非製造業指数も予想を上回る堅調な内容となり、終日堅調となった。日経平均先物は好調な景気指標を手掛かりに米株とともに買い進まれた。
    3月物は前日比325円高の2万3690円で引け、今年1月23日の終値を約2週間ぶりに回復した。5日の大取終値を330円上回った。
    この日の3月物高値は2万3700円、安値は2万3215円。
     
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23690 ( +330 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23695 ( +335 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7482.48(+42.66)
    5日のFTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日の終値に比べ42.66ポイント高の7482.48で引けた。構成銘柄の7割が上昇した。
     
    中国の大学の研究チームが新型肺炎の効果的治療薬を発見したとの報道を受けて、感染拡大への過度な警戒感が和らいだ。投資家心理が改善し、新型肺炎の発生から下落傾向にあった銘柄を中心に買いが入った。
    中国の需要減少を巡る懸念が後退したことで、原油と銅相場が上昇。これを追い風に石油株と鉱業株が買われた。保険や銀行など金融株も軒並み上昇した。
     
    個別銘柄では、好決算を発表したアイルランド段ボール大手スマーフィット・カッパが6.7%高。英包装資材DSスミスは6.1%高、包装資材大手モンディは5.1%高、英ビジネス情報会社インフォーマは4.4%高となった。
     
    半面、たばこのインペリアル・ブランズと医薬品のグラクソ・スミスクラインが大幅に下落した。それぞれ決算が悪化し、売りが膨らんだ。インペリアルは一時10%超下げた。ボーダフォン・グループなど通信株も売られた。アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの民間医療サービス最大手NMCヘルスケアは3.1%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13478.33(+196.59)
    5日のドイツ株式指数(DAX)は大幅に続伸した。終値は前日と比べて196.59ポイント高の13478.33だった。
    新型肺炎の感染拡大をめぐる過度な警戒感が和らぎ、買い安心感につながった。幅広い銘柄が買われ、構成銘柄の約8割が上昇した。
     
    個別では、決算を発表した半導体のインフィニオンテクノロジーズが10%高と急伸。通年の決算が増収になる見通しを示したことなどが好感された。
    一方で航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズは売られた。アナリストが投資判断を引き下げたことが響いた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5985.40(+50.35)
    欧州の主要株式市場も総じて上昇した。

02月06日 毎日コラム
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02月07日 マーケットコメント



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