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【市況一覧】
日経平均株価
38,274.05 -131.61 05/01
TOPIX
2,729.40 -13.77 05/01
マザーズ
646.25 -1.15 05/01
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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    30日の日経平均は続落。181円10銭安の2万3656円62銭(出来高概算7億9000万株)で、2019年大納会の取引を終えた。
    市場参加者が限られる中、断続的なインデックス売買によって、寄り付き直後には23658.49円まで下落幅を広げる局面もみられた。その後は、日経平均は2万3700円を挟んでのこう着が続いていたが、為替市場の円高なども重石となり、結局は前場の安値を割り込んで本日の安値で取引を終えている。
     
    年間騰落では18.2%の上昇。終値ベースでは大発会が安値(1万9561円、1/4)となり、12月に年初来高値を更新(2万4066円、12/17)と、トレンドとしては右肩上がりであった。TOPIX(+15.2%)、マザーズ指数(+10.5%)、ジャスダック平均(+19.6%)、REIT指数(+20.9%)とおしなべて2桁の上昇となっており、運用環境は良好であったと言える。
     
    日経平均は12月単月でみると1.6%の上昇で、中盤以降に上値が重くなった割には健闘したと言える。年末売りをこなしつつ、月間ではプラスとなったことから、まだしばらくは上昇基調が継続するとみて良いだろう。
     
    来週はもみ合い展開か。大発会では休場の間の海外動向の影響を大きく受けるだろう。
    ただ、悲観ムードが強まった前年と比べると、年末年始の波乱の要素は少ない。
    足元で米国株が高値圏で推移している一方、12月後半の日本株は米国株の上昇には乗り切れていない。これらの点から強弱感は定まりづらく、一時的に上下どちらかに振れたとしても、週の中でそれを修正する動きが出てくると予想する。
    新しい年になることで、テーマ性のある銘柄には物色が向かいやすい。また、ファストリや安川電機など注目度の高い企業の決算が出てくることから、個別重視の様相が強まると考える。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(30日現在)
     
    25571.92  ボリンジャー:+3σ(26週)
    24976.20  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24467.25  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24422.62  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24387.53  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24153.51  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23884.39  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23851.36  均衡表転換線(日足)
    23808.97  6日移動平均線
    23798.87  ボリンジャー:+1σ(13週)
     
    23656.62  ★日経平均株価30日終値
     
    23615.28  25日移動平均線
    23567.95  均衡表基準線(日足)
    23408.92  均衡表転換線(週足)
    23362.58  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23346.17  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23210.20  13週移動平均線
    23141.55   新値三本足陰転値
    23077.05  ボリンジャー:-2σ(25日)
    23048.84  均衡表雲上限(日足)
    22842.69  75日移動平均線
    22807.94  ボリンジャー:-3σ(25日)
     

    【大引け概況】
    2019年の大納会を迎えた30日の日経平均株価は続落し、前週末比181円10銭安の2万3656円62銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:22 容量:12.18M

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    年末終値としては1990年(2万3848円)以来、29年ぶりの高値水準。
    日経平均は年間では3641円(18%)高となり、年間ベースで2年ぶりに上昇した。
     
    年末年始の休みを控え、投資家が持ち高を減らす手じまい売りが優勢だった。午前は薄商いの中、先物の売りに押されて始まった。日経平均株価は取引時間中として約半月ぶりに2万3600円台に下落した。また、円相場が1ドル=109円ちょうど付近まで上昇したことも、投資家心理を冷やした。
     
    市場からは「年内最終取引で円高への警戒もあり利益確定売りが優勢だ。4カ月連続で月足陽線となり、19年相場は十分上昇したが、足元で上値が重くなってきた点は気になる」との声が聞かれた。
    また、「年明けの値動きに対する警戒感が強い」と指摘する関係者が多かった。1月3日の米サプライ管理協会(ISM)の製造業景況指数など、海外投資家が重視する経済指標が続く。また、「今年の大発会で米アップルの業績予想下方修正を嫌気し、日経平均が大幅安となった記憶が残っている」との声も聞かれた。積極的な買いは手控えられ、商いは盛り上がらなかった。
     
    30日のJPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比105.54ポイント(0.68%)安の1万5376.38だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、11.82ポイント(0.68%)安の1721.36で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆4338億円。売買高は7億9662万株と低調だった。東証1部の値下がり銘柄数は1541と、全体の約7割を占めた。値上がりは542、変わらずは78銘柄だった。19年合計の売買代金は前年比20.1%減の512兆5315億円で、7年ぶりの低水準だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)は、金属製品、電気・ガス業、建設業の下落が目立った。上昇は鉱業の1業種だった。
     
    個別では、ファーストリテイリングが下落、エーザイ、資生堂も売りに押された。ソニーが軟調、ファナック、アドバンテストなども値を下げた。レーザーテックが利食われ、安川電機も冴えない。アダストリアが大幅安、コロプラ、エニグモも売られた。新日本科学も安い。
     
    半面、任天堂がしっかり、バンナムHD、東エレク、TDK、オリンパスが上昇した。ニトリホールディングスが買い優勢となった。パイプドHDが大商いで値上がり率トップに買われ、日本電子材料も値を飛ばした。パルコも物色人気。さくらインターネットが買いを集めたほか、丸運も高い。アイフルが出来高を膨らませ堅調、ムゲンエステート、力の源ホールディングスなども上昇した。
     
    東証2部株価指数は前週末比9.27ポイント高の7265.29ポイントと3日続伸した。
    値上がり銘柄数は283、値下がり銘柄数は153となった。
     
    個別では、川口化学工業が一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、金下建設、高田工業所、エスビー食品、情報企画など30銘柄は年初来高値を更新。恵和、中北製作所、イトーヨーギョー、キャピタル・アセット・プランニング、ジオスターが買われた。
     
    一方、ビットワングループが年初来安値を更新。竹田印刷、インスペック、ダイナパック、省電舎ホールディングス、日本精機が売られた。


    日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前週末比14円46銭高い3837円58銭と、今年最後の取引日とあって東証1部市場での取引参加者が少ない中、引き続き中小型株物色が続く形で、連日で年初来高値を更新した。年間上昇率は19.5%だった。
    ただ、新規の手掛かり材料の欠けるなか、年末年始休暇中に米中で重要な経済指標の発表が控えていることなどもあり、全体としては模様眺め気分が強い市場ムードだった。
    株式相場全体で材料不足のなか、値動きの軽い銘柄や低位株が上昇をけん引した。
    中国での第3相臨床試験での好結果を発表したラクオリア薬が上伸したほか、ビジョナリー、ストリムメデア、ソレキアなど値動きが活発な銘柄に個人投資家の資金が集中した。
     
    「個人投資家やトレーダーの短期資金による、幕あいつなぎの物色が中心だった」ようだ。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で505億円、売買高は7507万株だった。
    値上がり銘柄数は368、値下がり銘柄数は264となった。


    個別では、岡山製紙、ビジョナリーホールディングス、ソレキア、セキチューがストップ高。ジェイエスエスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、ETSホールディングス、大成温調、燦キャピタルマネージメント、ジェーシー・コムサなど33銘柄は年初来高値を更新。ストリームメディアコーポレーション、太洋工業、サンユー建設、アイビー化粧品、植松商会が買われた。
     
    一方、地域新聞社、オンキヨー、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。山陽百貨店、日本プロセス、大谷工業、ソーバル、クリエアナブキが売られた。


    東証マザーズ指数は前週末比10.20ポイント安の897.47ポイントと5日ぶり反落した。
    大納会で市場参加者も限られるなか、マザーズ指数は売りが先行して取引を開始すると、一時894.49ポイントまで下落した。ただ、日経平均同様に売り一巡後は狭いレンジでのもみ合いとなり、こう着感が強まった。
    NC-6004開発プログラムの1つである膵がんを対象とした第3相試験に基づく承認申請をしないと発表し18%安と急落したナノキャリアを筆頭にそーせい、GNI、アンジェスなどバイオ株の下げが目立った。その他、4%安となったサイバーダインの下げも指数に影響した。
    売買代金は概算で1163.61億円。騰落数は、値上がり115銘柄、値下がり193銘柄、変わらず7銘柄となった。
     
    個別ではナノキャリアが一時ストップ安と急落した。フルッタフルッタ、ランディックス、はてな、リビン・テクノロジーズ、ウィルズなど11銘柄は年初来安値を更新。霞ヶ関キャピタル、マクアケ、インパクトホールディングス、ライトアップ、セルソースが売られた。
     
     一方、ジェネレーションパスがストップ高。ITbookホールディングス、マネーフォワード、ランサーズ、JTOWER、メドピアなど11銘柄は年初来高値を更新。フロンティアインターナショナル、バリューデザイン、HPCシステムズ、中村超硬、ホープが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    30日午後寄り付きの日経平均株価は、前営業日比135円63銭安の2万3702円09銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、9.35ポイント安の1723.83で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含みもみ合い。連休前で積極的な買いは入らず、小口の売りに押される銘柄が多い。
     
    個別では、ソニーが軟調で、レーザーテック、ファナックが売られ、アドバンテスは値を下げている。トヨタ、コマツはさえない。ファーストリテ、JTが続落し、三井住友、野村、菱地所が小安く、積水ハウスは小反落した。
     
    半面、NTTが小高く、ソフトバンクGが切り返し、エムスリーは買われている。レオパレス21が値を上げ、パイプドは急伸。任天堂はしっかり。日立は小幅に続伸している。
     
    日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行すると、寄り付き直後に下げ幅をさらに広げる展開となっており、チャート形状では25日線レベルに接近している。
    売り一巡後は底堅さが意識されているが、25日線を割り込んで引けてくるようだと、シグナルが悪化することになる。
    25日線を支持線にリバウンドの動きをみせられないと年明け以降の上昇を意識した展開にはなりづらいところ。リバランス中心とはいえ、25日線割れを警戒するようだと、売りが優勢にもなりやすいところである。
     

    「舞い納めの大納会にあたり」

    令和元年の株式劇場「舞納め」の大納会。
    問われたのは「覚悟と勇気」の1年でした。
    情報伝達手段の発達が地球を小さくし、海外動向に敏感になってきた時代。
    それにしても北米大陸やユーラシア大陸など海の向こうの一挙手一投足に過敏に反応する相場。
    当然ではあるのですが、地に足がついていない相場観の横行はただ手の筋肉の反射神経を鍛えるだけの代物。
    お医者さんが患者さんに触れず、目も合わせず、ただパソコンに向かう姿勢みたいなもの。
    それで身体の全体像という診断や治療ができるのかというと結構微妙でしょう。
    ヒトを見ないから局所に拘り全身の未来を見逃してることは株式市場も同様。
    「気をつけましょう」なんて覚悟のない言葉の横行が相場の正しい方向を歪めているような気がします。
    そして、局部的な悪材料にだけ反応することが市場から勇気をなくしているのでしょう。
    しばしば間違える専門家に頼らす、自分を礎に自分を信じること。
    他力で右往左往するのではなく自分の頭で考えて自分の体で感じること。
    これが今後も求められることは間違いありません。
    まさに「投資家のプライド」です。
    「勘と度胸」の従来的相場観を軽く見る向きもありますが、相場は欲望と心理の集積場。
    機械ではなく人としての「勘=記憶力」と「度胸=推理判断力」の可能性に未来を見つけていきたいものです。
    相場は本来の自由奔放さのなかで形成しが育まれるもの。
    「かくあらねばならない」とか「過去の経験則の延長戦上では」なんて固い頭では相場の想像や創造なんてできません。
    大きな白いキャンパスに自由に絵を描くこと。
    そうすれば相場はますます大きくなっていくことでしょう。
    いい加減で無責任な市場関係者の意見に従うのではなく、自分で感じた疑念やシナリオを重視しましょう。
    「相場は明日もある。
    そして未来永劫に繰り返し続くもの」。
    これを忘れないことこそ大切です。
    前人未到の未体験の高値への階はかならず架けられていると信じたいものです。
    今年1年お読みいただきありがとうございました。
    来る子年も「元気の出る相場観」を提供していきたいと考えています。


    スケジュールを見てみると・・・

    31日(火):大晦日、米CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格、中国製造業PMI
     1日(水):元日、日米貿易協定と日米デジタル貿易協定発効、所得税の見直し施行、パリ協定運用開始
     2日(木):東京休場、中国財信製造業
     3日(金):東京休場、米ISM製造業景況感、建設支出
     6日(月):大発会、自動車販売台数
     7日(火):マネタリーベース、米貿易収支、ISM非製造業景況感、製造業受注、英国議会再開
     8日(水):消費動向調査、毎月勤労統計、米ADP雇用レポート、消費者信用残高、下げの日
     9日(木):国民の生活に関するアンケート調査
    10日(金):オプションSQ、家計調査、景気動向指数、TOKYO AUTO SALON(幕張メッセ)、米雇用統計、鬼宿日、一粒万倍日、天恩日、神吉日
    週末:東京eスポーツフェスタ(ビッグサイト)、台湾総統選挙

    引け後はストボ年末特番のナマ放送。
    舞い初めは1月4日の日本橋「2020年株式劇場 初め良ければ総て良し」。
    そして大発会は1月6日で6日新甫。
    良いお年を、そして良い相場をお迎えください。




    (櫻井)。

    30日午前の日経平均株価は続落し、前週末比123円04銭(0.52%)安の2万3714円68銭で前場を終えた。
     
    年末年始の休場を控えた手じまい売りや利益確定売りが相場の重しとなった。
    今年最後の取引日とあって市場参加者が少ないなか、海外のヘッジファンドの一部が株価指数先物に売りを出し、現物株を押し下げた。外国為替市場での円高・ドル安も輸出関連株の売りを促した。
     
    断続的な小口のインデックス売買の他は、個人主体の売買が中心だろう。中小型株では大きく値を上げている銘柄も目立っており、物色に広がりがみられていないものの、センチメントは悪くないとみられる。本日のところは連休前でポジションを持ち越す流れとはなりづらく、短期的な売買が中心になりやすいところとなっている。
     
    市場では「地政学リスクや米国株の短期的な調整の可能性も意識されるなか、日本株については年末年始に備えていったん先物の持ち高を調整する動きが出やすいようだ」との声があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で6040億円、売買高は3億7625万株と、低調だった。東証1部の値下がり銘柄数は1481と、全体の約7割を占めた。値上がりは569、変わらずは110銘柄だった。

     
    業種別株価指数(全33業種)は、金属製品、機械、不動産業の下落が目立った。上昇は小売業、その他製品の2業種。
     
    個別では、ソニーが軟調、ファナック、信越化、安川電機、アドバンテストも売りに押された。ファーストリテイリングも冴えない。アダストリアが急落、レーザーテックも利食われた。
     
    半面、ニトリホールディングスが買い優勢、エムスリーも堅調。パイプドHDが値上がり率トップに買われ、パルコも物色人気。さくらインターネットが大幅高となり、日本電子材料も値を飛ばした。エムスリー、バンナムHD、オリンパス、Jフロントが上昇した。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比9.79ポイント高の7265.81ポイントと3日続伸した。
    出来高3557万株。値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は158となった。
     
    個別では川口化学工業が一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、金下建設、高田工業所、エスビー食品、恵和など22銘柄は年初来高値を更新。ダイトーケミックス、フリージア・マクロス、中北製作所、キャピタル・アセット・プランニング、岡野バルブ製造が買われた。
     
    一方、ビットワングループが年初来安値を更新。竹田印刷、インスペック、ダイナパック、FRACTALE、ダイコー通産が売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比7円78銭(0.20%)高い3830円90銭となった。相場全体が材料不足のなか値動きの軽い銘柄への買いが入り、指数をわずかながら押し上げた。一方、時価総額が大きい銘柄には売りが目立った。
    やや利食い優勢の相場展開になろう。もっとも、商いは膨らみづらい需給状況でもあるため、こう着感の強い相場展開は想定内だろう。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で317億円、売買高は4744万株。ビジョナリーやラクオリア、Tホライゾンが上昇した。
    値上がり銘柄数は327、値下がり銘柄数は273となった。
     
    個別では岡山製紙、ビジョナリーホールディングス、セキチューがストップ高。ジェイエスエス、ソレキアは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、大成温調、燦キャピタルマネージメント、ジェーシー・コムサ、システム ディなど26銘柄は年初来高値を更新。ストリームメディアコーポレーション、サンユー建設、プラザクリエイト本社、天龍製鋸、ラクオリア創薬が買われた。
     
    一方、地域新聞社、オンキヨー、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。大谷工業、日本プロセス、ソーバル、ホーブ、チエルが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比11.39ポイント安の896.28ポイントと5日ぶり反落した。
    やや利食い優勢の相場展開となっている。指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄の売りがゆうせいとなっている。ジーエヌアイやそーせい、セルソースが下落した。本日のところは連休前でポジションを持ち越す流れとはなりづらく、短期的な売買が中心になりやすい。
    値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は205となった。
     
    個別では、ナノキャリアが一時ストップ安と急落した。フルッタフルッタ、ランディックス、はてな、リビン・テクノロジーズ、ウィルズなど11銘柄は年初来安値を更新。霞ヶ関キャピタル、AI inside、WDBココ、セルソース、アクセルマークが売られた。
     
    一方、ITbookホールディングス、ランサーズ、JTOWER、メドピア、ホープなど9銘柄が年初来高値を更新。ALiNKインターネット、ジェネレーションパス、トランザス、HPCシステムズ、フロンティアインターナショナルが買われた。

    【寄り付き概況】

    30日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比66円79銭安の2万3770円93銭。
     
    2019年の大納会となるきょうの東京株式市場では売りに押される展開でスタートした。
    年末年始の休場を控えた手じまい売りが相場全体の重荷になっている。
     
    前週末のNYダウは上値の重い展開、プラス圏を確保したものの、ナスダック総合指数は12日ぶりに前日終値を下回り、上昇一服の様相。米中貿易協議におけり第1段階合意が来年1月に調印される見通しにあることで、リスクオンの流れは続いているものの、目先高値警戒感もくすぶり来年6日の大発会まで休場となる東京市場では積極的な買いは見込みにくい。全般薄商いのなか、個別材料株中心の物色が予想される。

    寄り付き時点で業種別では33業種中、水産、小売、情報通信を除き安い。値下がりで目立つのは鉱業、石油、ガラス土石など。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)や信越化など主力株の一角に売りが出てトヨタ、ソニー、SUMCOが安く、スクリン、アドバンテス、三井住友は軟調。
    半面、エーザイ、ニトリHD、ケーヨーが堅調となっている。
     
    テクニカル的には、スペースV(1448)、清水建(1803)、戸田建(1860)、トーエネク(1946)、中部飼料(2053)、コア(2359)、Jフロント(3086)、APC(3175)、シュッピン(3179)、ハウスコム(3275)、イーグランド(3294)、クリレス(3387)、ツルハ(3391)、RSTECH(3445)、電算システム(3630)、じげん(3679)、プロシップ(3763)、ヴィンクス(3784)、ネオジャパン(3921)、日曹達(4041)、セ硝(4044)、希元素(4082)、積水樹(4212)、大倉工(4221)、積水化成(4228)、DNC(4246)、日精化(4362)、ハリマ化(4410)、フルキャスト(4848)、ICU(4975)、有沢製(5208)、三井金(5706)、KeePer(6036)、グローキッズ(6189)、ヤマハモ(6274)、ユニオンツ(6278)、オルガノ(6368)、アネスト岩田(6381)、平和(6412)、ソウルドア(6553)、芝浦メカ(6590)、第一精工(6640)、メルコ(6676)、電子材料(6855)、オプテックス(6914)、遠藤照(6932)、古河池(6937)、日CMK(6958)、三菱ロジ(7105)、きらぼし(7173)、ジェイリ(7187)、モーゲージS(7192)、産車体(7222)、イオン北(7512)、大研医機(7775)、前田工繊(7821)、永大産業(7822)、藤森工(7917)、シナネン(8132)、トーホー(8142)、モス(8153)、松屋(8237)、地銀セクター、リロ(8876)、インテリ(8940)、郵船(9101)、商船三井(9104)、ナルミヤ(9275)、近鉄エク(9375)、朝日放送(9405)、テレ朝(9413)、スバル興(9632)、TKC(9746)、ヤマダ電(9831)、SBG(9984)、ベルーナ(9997)が動兆。
     
     


    「終値ベースの23000円台は1990年以来」
     
    週末のNY株式市場でNYダウとS&P500は終値ベースの過去最高値を更新。
    S&P500は年初来29%超上昇。
    年間の上昇率としては2013年以来の大きさとなる見込み。
    NASDAQは12日ぶりに反落。
    米取引所の合算出来高は約52億株(直近20日平均は68億株)。
    債券市場も年末を迎え薄商いながら売りが一服。
    「ポートフォリオ調整の買いが入った」という見方もある。
    10年国債利回りは1.877%。
    2年国債利回りは1.587%。
    為替市場も商いの中ドルが下落。
    「米中が通商合意書の署名に近づいているという期待からリスク選好が上向いた。
    安全資産と見られるドルが売られた」との解釈だ。
    ドル円は109円台半ば。
     
     
    日経平均は寄り付き29円高、終値87円安と反落。
    日足は安値引けで2日ぶりに陰線。
    日経平均はNY株高に連動せずの反落。
    12月決算銘柄の権利落ち分が約40円。
    加えてファーストリテイリングの下落寄与が48円。
    「両方足すと下落幅87円がそっくり説明できてしまう」という解釈だ。
    日経平均は週間で21円上昇。
    週足陽線基準23821円はクリアで陽線。
    TOPIXは続伸。
    マザーズ指数、日経ジャスダック平均も続伸。
    東証1部の売買代金は1兆4333億円。
    値上がり1479銘柄、値下がり601銘柄。
    新高値103銘柄と増加し4日ぶりに3ケタ復活。
    新安値4銘柄。
    騰落レシオは108.65。
    NTレシオは13.75倍。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    25日線(23600円)からは1.00%、200日(21859円)からは9.05%のプラスかい離。
    微妙に右肩下がりになった5日線(23839円)はサポート。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.012% 。
    買い方▲5.949%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.500%。
    買い方▲10.340%。
    売り比率は37.2%で11日連続の40%割れ。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.4%。
    日経HVは11.6、日経VIは13.69。
    日経平均採用銘柄のPERは14.46倍。
    EPSは1648円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20374円。
    225先物採用銘柄の益回りは6.92%。
    ドル建て日経平均は217.70(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は1円安の2341円(昨年末2077円)。
    シカゴ225終値は大証日中比70円安の23770円。
    高値23930円、安値23745円。
    気学では「初め高くても吹き値売り良し。但し急落は利入れ」。
    大発会は「転換注意日。後場の足取りに注意せよ」。
    月足陽線基準は23529円。
    4カ月連続の月足陽線。
    今年は月足では8勝4敗。
    前月比では9勝3敗。
    年足陽線基準は19561円。
    年末終値で23000円台を確保すれば1990年以来となる。
     
    週間ベースではNYダウは0.7%高、3週続伸(累計2.2%上昇)。
    NASDAQは0.9%高、3週続伸(同4.0%上昇)。
    S&P500は0.6%高 5週続伸(同4.2%上昇)。
    日経平均株価は0.1%高。
    TOPIXは0.0%高、ともに2週ぶりの反発。
    東証マザーズ指数は4.0%高、4週ぶり反発。
    日経ジャスダック平均は1.7%高、12週続伸(累計12.7%上昇)。、
    東証2部指数は0.2%安、2週ぶり反落。
    日経ジャスダック平均の12週続伸は2012年3月以来、6年9カ月ぶり。
    また円の対ドルでの年初来高値と安値の差は27日時点で8円30銭。
    年間値幅は過去最少だった18年(9円99銭)を下回る見通し。
     
    世界の株式。
    主要25市場のうち年初来騰落率が上昇したのは23市場。
    年間上昇率首位は産油国でもあるロシアが45%のプラス。
    13年3月以来の高値圏。
    2位ブラジルで年間上昇率33%。
    3位イタリア30%高。
    フランス28%高、スイス27%高、ドイツ26%高。
    9位NYダウ23%上昇。
    年間上昇率としては2000年以降で過去4番目に高い水準。
    12位日経平均株価は19%。
    英国は113の上昇(14位)。
    マイナスはマレーシアとポーランドの2指数だけだった。
     
    NYダウは23ドル高の28645ドルと続伸。
    サイコロは10勝2敗。
    NASDAQは15ポイント安の9006ポイントと12日ぶりの反落。
    9000ポイント台キープ。
    サイコロは11勝1敗。
    S&P500は0.11ポイント高の3240ポイントと続伸。
    サイコロは10勝2敗。
    3指数揃って史上最高値を更新した。
    ダウ輸送株指数は13ポイント安の10936ポイント。
    SOX指数は0.32%下落。
    VIX指数は13.43。
    3市場の売買高は約52億株と低調(直近20日平均は68億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比70円安の23770円。
    ドル建ては大証比日中比45円安の23795円。
    大証夜間取引終値は日中比80円安の23760円。
    ドル円は109.41円。
    10年国債利回りは1.877%。
    2年国債利回りは1.587%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆

    ワイヤレスゲートに注目する。
    同社は公衆無線LAN、WiMAXサービス展開。
    IoT子会社は法人や教育向け拡大。
    サイバーセキュリティ関連としての注目


    (兜町カタリスト櫻井)


    [概況]

     
    今週の為替市場は年末年始にかけて取引参加者が限定的となりそうだ。そのため小幅な値動きが続きそうで、米ドル円では12月以降のレンジ上限付近109.700円から12/19安値109.170円付近での往来相場を予想する。
     
    経済指標の発表など予定としては、30日に11月中古住宅販売仮契約指数 (予想:前月比1.1% 前回:前月比-1.7%)、2日に12月中国財新製造業PMI(予想:51.7 前回:51.8)や米新規失業保険申請件数(予想:22.7万件 前回:22.2万件)、3日に12月米ISM 製造業購買担当者景気指数(予想:49 前回:48.1)や米FOMC(12月11日開催分)議事録の公開などが予定されている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    大納会となる週明け30日の日経平均株価は、スタートは若干弱めとなりそうだが、大きく崩れることもなく、終日静かな展開を予想する。
    日経平均株価の予想レンジは2万3700円−2万3900円。
     
    円相場がやや強含み、輸出関連株の重荷となるとみられる。年末年始の休場中に海外市場が変動するリスクに備え、買い持ち高を圧縮する動きや手じまい売りも広がりやすいだろう。
    市場参加者は限られ薄商いとなる公算が大きく、日中は2万3700〜2万3800円の狭いレンジで膠着するとの見方が優勢だ。
     
    27日のNYダウ工業株30種平均は前日比23ドル(0.1%)高の2万8645ドルで取引を終え、過去最高値を更新した。個人消費の底堅さが意識され、スポーツ用品のナイキなど消費関連銘柄が上昇したが、ダウ平均は引けに掛けて上げ幅を縮小。半導体やハイテク関連株の一角に利益確定目的の売りが出て、ナスダック総合株価指数は12営業日ぶりに反落した。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同27日の大阪取引所終値比70円安の2万3770円で終えた。円相場は1ドル=109円40銭台と前週末と比較すると若干ながら円高・ドル安に振れている。米長期金利も低下しており、東京株式市場では輸出関連やハイテク、金融株に対する売り圧力が高まりやすいだろう。
     年末年始の休暇に入った投資家も多く、株式市場の流動性も低下しそうだ。

    日程面では、休場明けの20年1月6日までの間は、海外では12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や12月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数など経済指標の発表が相次ぐ。このほか30日は主な国内経済指標の発表は予定されていない。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■岡山製紙 <3892>
    上期経常を一転34%増益に上方修正・10期ぶり最高益、通期も増額。
     
    ■バンク・オブ・イノベーション <4393>
    配信時期を延期していた「ミトラスフィア」の台湾、香港、マカオ向け配信が20年1月上旬に決定。
     
    ■ラクオリア創薬 <4579>
    韓国CJヘルスケアへ導出した胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」の中国における第3相臨床試験で主要評価項目を達成。
     
    ■アダストリア <2685>
    今期経常を20%上方修正。
     
    ■ケーヨー <8168>
    3-11月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    ■岩塚製菓 <2221>
    20年3月期第3四半期に受取配当金4.1億円を計上する。
     
    ■アスクル <2678>
    12月単体売上高は前年同月比0.7%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
    ■神戸物産 <3038>
    11月売上高は前年同月比14.8%増の251億円、営業利益は同27.2%増の15億円。
     
    ■ココカラファイン <3098>
    エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> と合弁会社を設立。H2O傘下のイズミヤ店舗内でドラッグストアを運営する。
     
    ■アイ・ピー・エス <4390>
    子会社IVANがフィリピン航空と、航空券予約システムと拠点を結ぶデータ通信サービスを提供することで合意。本格的なサービス提供に向けた実証実験を開始する。
     
    ■ソレイジア・ファーマ <4597>
    東証が30日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】

    【国内】
    30(月)
    大納会
     
    【海外】
    米11月NAR仮契約住宅販売指数


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■デジカメ市場、冷え込み一段と 世界出荷ピークの8分の1に
     
    ■介護事業、利益率が低下 18年度3.1%、人件費増で
     
    ■ビックカメラ<3048>
    千葉駅前に大型店 池袋本店上回る規模
     
    ■セブン&アイ<3382>
    出版事業撤退 21年にも会社清算
     
    ■東レ<3402>
    5G回路基板向けPPSフィルム 誘電特性・熱寸法安定性を両立
     
    ■エーザイ<4523>
    認知症発見支援 豪社とアプリを共同開発
     
    ■サニックス<4651>
    防災関連機器販売に参入 自治体・企業向け開拓
     
    ■ポーラオルビス<4927>
    傘下のポーラが中国でフランチャイズ店 現地展開加速
     
    ■三菱電機<6503>
    「青空照明」を量産 自然光を再現
     
    ■SOMPOHD<8630>
    傘下の損保ジャパン、風力発電で稼働率保証の新保険
     
    ■ケーユーHD<9856>
    神奈川の輸入車販売店を子会社化
     

12月30日 毎日コラム
大納会
・・・続き



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