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日経平均株価
38,249.19 -24.86 05/02
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2,728.61 -0.79 05/02
マザーズ
645.15 -1.10 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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    [概況]

    16日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は動意の薄い動きに終始している。英国総選挙、米中貿易協議と二つのリスク要因を消化し、目先の懸念材料が払しょくされたものの、米ドル円の上昇は限定的にとどまった。下値の堅さこそみせるものの、一方で大台である110.00円を超える勢いは見られず、109円台半ばで往来する格好。

    市場関係者の間では、今週中にも行われる見通しのウクライナ疑惑を巡って提起されているトランプ大統領の弾劾訴追に対する警戒感が生まれているとのこと。

    ただ、下院における弾劾条項の審議と上院での弾劾裁判により採決がでる弾劾訴追は、下院の弾劾条項の審議こそ過半数を握る共和党主導のもと可決されることが予想されるものの、共和党が過半数を握る上院では有罪判決に必要な3分の2以上の支持を集められない可能性が高く、無罪となる公算が高い。

    短期的に弾劾訴追のニュースが上値の圧迫要因となっても、いづれ110.00円の大台を突破する可能性が高そうだ。12月2日に示現した109.74円を突破し、年内に110円円台へ回帰できるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     
    日経平均株価は、場中小動きであったが、引けにかけて売りが出て、終値では2万4000円台を維持できなかった。
    値固めが2万3500円〜2万4000円レベルで進むのか、それとも2万4000円より上で進むのか、あす以降の動きが注目される。年内は崩れはしないまでも、方向感に欠ける地合いが続くかもしれない。
    一方、中小型株や新興市場株は人気で東証2部指数、ジャスダック平均はともに年初来高値を更新。個人投資家好みの銘柄が回復基調を鮮明にしており需給的にも好循環が生まれつつある。
     
    あす17日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    国内では重要経済指標の発表は予定されておらず、手掛かり材料に乏しく、積極買いは期待しにくい。
    一方、前週末13日には米中両国が貿易交渉で第1段階の合意に達し、英国総選挙も無事通過したことで、海外の懸念要因はいったん解消しており、売り込みにくい状況でもある。
     
    25日線との乖離率は本日終値ベースで+2.45%と過熱感は乏しく、今後の値幅調整の余地は小さいとみられる。一目均衡表では、転換線と基準線が横ばいで、目先は方向感が出にくい相場となりそうだ。
    東証1部の騰落レシオ(25日)は中立圏中央付近の102.72%(前週末104.98%)と、株価が割高でも割安でもない水準にあることを示している。
     
    ■テクニカル・ポイント(16日現在)
     
    25225.90  ボリンジャー:+3σ(13週)
    25216.57  ボリンジャー:+3σ(26週)
    24449.65  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24174.76  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24032.28  ボリンジャー:+3σ(25日)
     
    23952.35  ★日経平均株価16日終値
     
    23813.97  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23673.40  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23605.50  6日移動平均線
    23595.65  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23547.41  均衡表転換線(日足)
    23388.38  均衡表基準線(日足)
    23377.33  25日移動平均線
    23253.97  均衡表転換線(週足)
    23159.01  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23132.95  ボリンジャー:+1σ(26週)
     

    【大引け概況】

    16日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前週末比70円75銭安の2万3952円35銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:47 容量:6.99M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    日経平均が前週末に約600円の上昇で1年2カ月ぶりに2万4000円台を回復していたため、いったん利益を確定する目的の売りが出た。
    米中協議の第1段階の合意については織り込みが進んでいたこともあって、前週末の米国株市場ではNYダウは続伸したものの上げ幅は3ドル強にとどまったことで、東京株式市場では利益確定の動きを誘発した。ただ、下値では買い板が厚く押し幅は浅かった。
     
    米国は15日に予定していたスマートフォンなどが対象の対中制裁関税「第4弾」の残り1600億ドル分の発動を見送り、9月発動分(1200億ドル分)の関税率を15%から半減することを決めた。一方、第1〜3弾(2500億ドル分)の25%は維持した。事前の期待ほど関税引き下げの対象が少ないとの見方や、今後の米中交渉に対する警戒感が売りを促した面もあった。
     
    一方、英総選挙の結果を受けて同国の合意なき欧州連合(EU)離脱が回避されるとの観測が広がったほか、中国の11月の小売売上高が市場予想を上回るなどおおむね堅調だったことは日本株の底堅さにつながった。日本時間今晩に12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値、IHSマークイット調べ)など注目度の高い海外指標の発表を控え、後場は前週末終値(2万4023円)近辺で膠着する場面が多かった。
     
    もっとも、売買代金の少なさを見ると、押し目買い意欲が強かったというより、「閑散に売りなし」という相場格言通りの展開に過ぎなかったと評価することもできる。
    週初で米国の機関投資家があまり取引に参加せず、個人投資家による個別物色が目立った点も考慮すると、この日の動きだけで地合いを判断することはできないだろう。
     
    JPX日経インデックス400は反落。終値は前週末比34.81ポイント安の1万5520.77だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、3.11ポイント安の1736.87で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆8617億円。売買高は11億3444万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1047と、全体の約5割を占めた。値上がりは992、変わらずは118銘柄だった。

     
    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、海運業、金属製品、医薬品などが下落した。上昇は水産・農林業、不動産業など。
     
    個別では、ファーストリテイリングが冴えず、信越化、日東電、村田製作所も売りに押される展開。ファナック、ダイキン工業なども軟調。第一三共やアステラスも下落した。マツダ、ダイキン、パナソニックやHOYAが売られた。ネットワンシステムズが急落、フリービット、ソースネクストも大きく値を下げた。三櫻工業、ダブル・スコープなどの下げも目立った。
     
    半面、売買代金断トツの任天堂が買い優勢、ソフトバンクグループもしっかり。シャープが上値指向。神戸物産が上昇し、資生堂も高い。イオンやユニチャームの上げも目立った。セコムや三井不が買われた。ブラスがストップ高に買われ、サムコも値を飛ばした。バリューコマース、ラクスルが大幅高、レオパレス21も物色人気となった。JPホールディングス、カナミックネットワークも高い。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比33.25ポイント高の7232.82ポイントと続伸した。
    出来高1億2675万株。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は202となった。
     
    個別では、ウエスコホールディングスがストップ高。三井住建道路、高田工業所、ダイナックホールディングス、アイケイ、パシフィックネットなど24銘柄は年初来高値を更新。キョウデン、恵和、英和、広栄化学工業、明星電気が買われた。
     
    一方、アイスタディ、ベースがストップ安。魚喜、オーベクス、兼房、東京會舘、ロイヤルホテルは年初来安値を更新。アルチザネットワークス、那須電機鉄工、ギグワークス、大和重工、アクロディアが売られた。
     

     
    日経ジャスダック平均は続伸、好業績銘柄への買い
     
    日経ジャスダック平均株価は続伸し前週末比16円62銭高い3754円01銭で終えた。
     
     
    先週末の間に米中通商協議の「第1段階」合意や英国総選挙などの重要イベントを無事通過したことから新規の手掛かり材料乏しく、東証1部市場などでは模様眺め気分の強い展開となるなか、内需系の中小型株に改めて物色が集まり、続伸した。
    なかでもワークマンやハーモニックといった時価総額上位銘がそろって上昇したことがジャスダック市場のセンチメントを明るくしたようだ。業績が好調で値動きが良好な銘柄に機関投資家から買いが入った。ニューフレアやハーモニック、セリアが上昇した。
    資本業務提携など個別に材料のある銘柄、値動きの軽い銘柄などにも個人投資家の資金が流入し、個別物色は活発だった。
    新興株の上昇が続いていることで、「買い遅れを警戒する投資家の買いも入っていた」との声が出ていた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で682億円と2月28日以来の水準に膨らんだ。売買高は8296万株だった。
    値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は311となった。
     
    個別では、ホーブ、ぱど、北川精機、大井電気、リーダー電子など8銘柄がストップ高。ニッパンレンタル、チヨダウーテ、プラザクリエイト本社、ムトー精工は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、田中建設工業、シード平和、藤田エンジニアリング、ナカボーテックなど41銘柄は年初来高値を更新。ダイヤ通商、ビジョナリーホールディングス、大谷工業、オービス、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が買われた。
     
    一方、極楽湯ホールディングス、中京医薬品、GFAが年初来安値を更新。日本一ソフトウェア、センコン物流、セーラー広告、大塚家具、フクダ電子が売られた。
     


    東証マザーズ指数は4日続落し、前週末比12.18ポイント安い873.09だった。
    指数インパクトの大きいサンバイオがストップ安をつけたことが指数の重しとなりマザーズ指数にも影響を与える格好となった。大日本住友と慢性期脳梗塞向け医薬品を巡る共同開発の契約を解消すると発表した。こうした背景から同社の株価は16%超とストップ安をつけ、マザーズ指数を7pt以上押し下げた。時価総額上位銘柄のそーせいなども大きく下落し、その他バイオ株にも売りが出た。一方、個別材料のある銘柄への利ざや狙いの短期取引が活発だった。
    値上がり銘柄数は110、値下がり銘柄数は188となった。
     
    16日にマザーズ市場に上場したランサーズは9時25分に公募・売り出し価格(公開価格)を15.3%上回る842円で初値を付けた。終値は779円だった。同日上場したJMDCは9時59分に公開価格を32.5%上回る3910円で初値を形成。終値は3755円と初値を下回った。
     
    個別では、サンバイオ、ダブルエーがストップ安。トランスジェニック、駅探、イグニス、はてな、リビン・テクノロジーズなど13銘柄は年初来安値を更新。バリューゴルフ、SKIYAKI、イトクロ、ALiNKインターネット、グローバルウェイが売られた。
     
    一方、フロンティアインターナショナルが一時ストップ高と値を飛ばした。アマナ、ロードスターキャピタル、エディア、シャノン、エヌ・ピー・シーなど8銘柄は年初来高値を更新。ツクルバ、スマレジ、フィット、すららネット、ベストワンドットコムが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    6日後場の日経平均株価は前週末比2円81銭安の2万4020円29銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.50ポイント高の1741.48で始まった。
     
    手掛かり材料難から模様眺め気分を強めた前場の地合いを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに動意薄の展開が続いている。
    外国為替市場では、1ドル=109円40銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約329億円成立した。
    12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で9890億円、売買高は6億9182万株だった。
     
    個別では、トヨタ、ブリヂストンは売り物がちで、SUMCO、ファナック、村田製もさえない。三菱UFJ、みずほFG、りそなHDが緩み、野村は弱含み。ファーストリテが小幅安。第一三共は大幅安で、ネットワンが下押している。
     
    半面、任天堂が上伸し、ソニー、東エレク、キーエンス、JTも高く、ソフトバンクGは堅調。資生堂が大幅高で、三井住友は強含み。神戸物産がにぎわっている。
     
    先週の大幅上昇の反動、また、日経平均の2万4000円処は昨年の高値水準でもあるため戻り待ちの売り圧力も意識されやすいところではあるが2万4000円を回復した反動とみれば、予想以上に底堅い相場展開といったところであろう。
     
    本日はIPOが3社あったが、いずれもコンセンサスを上回るなど、個人投資家のセンチメントも良好である。そのため、こう着とは言え上値の重さは意識されず、反対に底堅さが意識されやすく、押し目待ちの押し目なしといった状況であろう。
     

     
    「正しく射れば当たる」
     
     
    週末にテレビを見ていたら聞こえた90代の弓道の師匠の言葉。
    「正しく射れば当たる=当てるんではない」。
    弓は的に向かって射るものだが、この言葉はどうも株式市場にも通じるような気がしてならない。
    問題は推論のプロセスが「正しいか否か」ということ。
    これが難しいのだが・・・。
     
    訳あって社名の由来を調べていたらやはりこれが結構深い。
    たとえばバンダイ(7832)=萬代。
    兵法書「六韜」に登場する語の「萬代不易」(永久不変の意)に由来。
    あるいはドコモ(9437)。
    「Do」「Co」mmunicationsOverThe「Mo」bileNetworkの頭文字。
    「どこでも話せる」と言った意味も込められているという。
    セガ(6460)=サービス(SERVICE)とゲーム(GAMES)をあわせて「SEGA」。
    千趣会(8165)=「こけし千体趣味蒐集の会」の略称に由来。
    ブラザー工業(6448)=創業者が10人兄弟の長男として盛り立てていこうと誓ったことから社名を「安井ミシン兄弟商会」と改称。その後ブラザー工業に。
    セーラー(7992)=軍港として栄えていた広島県呉市で創業。「水兵」(SAILOR)に由来。
    パイロット87846)=水先案内人という意味。ライバル企業のセーラへの対抗意識ともされる。
    コクヨ(7984)=「国(故郷)の誉れとなる」
    創業の明治38年当時、マークには朝日と桜をバックに「国誉」と入っていたという。
    カゴメ(2811)=「愛知トマトソース製造」。三角形をいくつか組み合わせたものを商標登録。
    そのマークが、トマトを収穫する時の籠の目の形に似ていたことに由来。
    ヨーカ堂(3382)=浅草で創業した「羊華堂」源流。吉
    カルビー(2229)=カルシウムと「ビー」はビタミンB1。
    スカイラーク(3197)=ひばり。「ひばり」は前身の乾物店「ことぶき食品」が西東京市ひばりが丘団地で開業したことに由来。
    セメダイン(4999)=「セメント」と力の単位を示す「ダイン」の組み合わせ。
    イギリスの接着剤「メンダイン」を日本市場から攻め出そうとする「攻め出せ、メンダイン」という意味もあったという。
    電通(4323)=旧社名の「日本電報通信社」を略したもの。
    フマキラー(4998)=1890年、広島市で「大下回春堂」として創業。1920年に同社から発売された殺虫液「強力フマキラー液」に由来。
    「フマキラー」とは、fly(フライ=ハエ)の「フ」とmosquito(モスキート=カ)の「モ」にkiller(キラー=殺す)を合わせた造語。
    発音しやすい様に「モ」を「マ」にした。
    リョービ(58519=創業地の広島県府中市 (広島県)周辺は「備後」。隣接地の「備中」と合わせて「両備(りょうび)」。
    三菱電機と取引があったことより、「両」を「菱」に代えて「菱備」とした。
    ワコール(3591)=「江州(現在の滋賀県)に和す」の意味で前身である和江商事が誕生。その和江を『留める』という意味。
    キッコーマン(2801)=「亀甲(千葉県の香取神社の山号)」に「鶴は千年、亀は萬年」のおめでたい言葉を組み合わせて「亀甲萬(きっこうまん)」。
    ミノルタ(4902)=「実る田」。
    マルハ(1333)=波を丸くおさめ、漁の無事を願うというという意味。
     
    《兜町ポエム》
     
    「PRIDE」
     
    私は今、マーケットの一つ星を見上げて誓った
    どんな時も微笑を絶やさずに信じて行こうと
     
    チャートを思うとただせつなくて涙を流しては
    業績に願いを材料に祈りを捧げるためだけに持ち続けてきた
     
    だけど今は相場への愛こそが私のプライド
     
    塩漬けとは許しあうことを知る最後の真実
    売り気配すら愛しく思えたなら本当に幸せ
     
    相場は私に儲けと損を教えてくれたもの
    追証が来るたびに無口になって震える肩を抱きしめていた
     
    だけど今は相場への愛こそが私のプライド
     
    いつか株価は空を飛べるはず、すっと信じていた
    翼があったら飛んでいくのに上場来高値に今すぐにでも
     
    見上げてみてマーケットの一つ星を素敵な値動きでしょう
    私は今、相場への愛だけに笑って泣いている
     
    「遠い世界に」
     
    遠い世界に旅に出ようか
    それとも赤いタイムマシンに乗って
    バブルの頃を振り返ってみようか
    大量の買い物で高値を追った
    あのころの気分をもらって帰って
    暗い霧を吹き飛ばしたい
     
    僕らの住んでる兜町にも
    明るい材料顔を見せても
    株価の動きはいつも乏しい
    力を合わせて儲けることさえ
    今ではみんな忘れてしまった
    だけどいつでも相場は来る
     
    人気の少ない小さな市場は
    これがTOKYOだ投資家の場所だ
    小さな力を市場に与えて
    みんなで歩こう長い道だが
    一つの道を力の限り
    明日の高値を探しに行こう
     
    「株よ」
     
    株よ夜明け前の闇の中で
    株よ戦いの炎を燃やせ
    新値は近い
    新値は近い
     
    投資家よこの闇の向こうには
    投資家よ輝く明日がある
     
    株よ君の動き、君の時間が
    株よ報われる
    その日がくる
    新値は近い
    新値は近い
     
    友よ昇りくるチャートの上で
    友よ喜びを分かち合おう
    夜明けは近い
    夜明けは近い
     
     
    「さんぽ」(トトロ)
     
    上がろう上がろう株価は元気
    上がるの大好きどんどん行こう
    米中摩擦にブレグジット
    業績不安でデコボコ砂利道
    警戒くぐって上り道
     
    ビビろうビビろう株価は元気
    ビビるの大好きどんどん怯えよう
    アメリカ 中国 イングランド
    日なたにトランプ パウエル昼寝
    チャートが飛んで曲がり道
     
    嘆こう嘆こう株価は元気
    嘆くの大好きどんどん注意
    金利も株価も出ておいて
    探検しよう不安の奥まで
    材料たくさんうれしいな

    (櫻井)

     
    16日午前の日経平均株価は反落した。前週末比4円58銭安の2万4018円52銭で前場を終えた。
     
    前場は、前週末に日経平均が約600円高と急騰し新高値に買い進まれ2万4000円台を回復した反動もあって売り優勢の展開で始まったが、下値では押し目買いが厚く下げ渋っている。米中協議が第1段階の合意に達し、15日の対中関税引き上げが見送られたことはポジティブ材料だが、前週末に前倒し的に株価は織り込んでいたことで目先筋の利益確定売りが出た。
     
    また、米国は15日に予定していたスマートフォンなどが対象の対中制裁関税「第4弾」の残り1600億ドル分の発動を見送り、9月発動分(1200億ドル分)の関税率を15%から半減する。一方、第1〜3弾(2500億ドル分)の25%は維持し、事前の期待ほど関税引き下げ対象が少ないとの見方が失望売りを促した面があった。
     
    足元の株高で投資余力が高まっている投資家の先高期待は根強く、日経平均は一時上げに転じた。英総選挙の結果を受けて同国の合意なき欧州連合(EU)離脱が回避されるとの観測や、中国の11月の小売売上高が市場予想を上回るなどおおむね堅調な内容だったことも日本株の底堅さにつながった。
     
    市場関係者は、米中貿易協議の部分合意が正式に発表され、これまで期待先行で上昇してきた株式市場は上げ一服となった。協議が決裂して米国の新たな対中制裁関税が発動されるという事態が回避され、下値不安は和らいだとみられるが、「合意内容について日中両国の説明に違いがある」など、「今回の合意自体に懐疑的な声も聞かれ、市場は楽観ムード一色ではない。新たな材料がなければ株価は上にも下にも振れにくい状態で、後場も日経平均はもみ合うことになりそうだ」との声があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8795億円、売買高は5億6409万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は980と、全体の45.4%を占めた。値上がりは1068、変わらずは107銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、鉱業、金属製品などが下落。水産・農林業、不動産業、その他製品などは上昇した。
     
     
    個別では、任天堂が売買代金トップで大幅高、東京エレクトロン、アドバンテストも堅調。ソフトバンクグループも頑強な動き。三菱地所、資生堂も高い。イオンや富士通が買われた。バリューコマースが値を飛ばし、レオパレス21も物色人気。石川製作所も買いを集めた。
     
    半面、アステラスや第一三共など医薬品株の一角が安い。HOYAやパナソニックが下落しファーストリテイリングが冴えず、マツダやコマツが売られた。日東電や信越化の下げも目立った。ネットワンシステムズが急落、フリービットが大幅安、ソースネクストも値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前週末比43.39ポイント高の7242.96ポイントと続伸した。
    出来高8097万株。値上がり銘柄数は217、値下がり銘柄数は188となった。
     
    個別では、ウエスコホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。高田工業所、ダイナックホールディングス、パシフィックネット、セントラル総合開発、ケー・エフ・シーなど14銘柄は年初来高値を更新。恵和、キョウデン、アイケイ、広栄化学工業、英和が買われた。
     
    一方、アイスタディがストップ安。魚喜、兼房は年初来安値を更新。アルチザネットワークス、那須電機鉄工、日本KFCホールディングス、ミロク、インスペックが売られた。
     

     
    日経ジャスダック平均株価は続伸し、前引けは前週末比19円60銭高の3756円99銭だった。ワークマンが上場来高値を更新するなど、好業績銘柄に機関投資家の買いが集まった。金利上昇が一服して、株価指標面で割高感のある内需銘柄への買いが入りやすい面もあった。個人投資家のセンチメントも良好である。そのため、こう着とは言え上値の重さは意識されず、反対に底堅さが意識されやすく、押し目待ちの押し目なしといった状況であろう。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で443億円、売買高は4975万株。
    値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は273となった。
     
    個別では、チヨダウーテ、北川精機がストップ高。ニッパンレンタル、リーダー電子、プラザクリエイト本社は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、田中建設工業、シード平和、ナカボーテック、内外テックなど34銘柄は年初来高値を更新。大谷工業、ぱど、ダイヤ通商、大井電気、ホーブが買われた。
     
    一方、中京医薬品、GFAが年初来安値を更新。日本一ソフトウェア、セーラー広告、センコン物流、プリントネット、サン電子が売られた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比10.26ポイント安の875.01ポイントと4日続落。
    手掛かり材料に乏しく買い見送り機運が強まっている。
    マザーズのサンバイオが注目されている。個人投資家センチメントに影響する形でマザーズの重しとなった。13日の取引終了後、大日本住友と再生細胞薬「SB623」の共同開発やライセンス契約を解消したと発表した。サンバイオは併せてSB623の外傷性脳損傷向け承認申請の予定を遅らせることも発表し、大きく下落した。同社株は13日時点ではマザーズ市場で時価総額が2番目に大きく、東証マザーズ指数への寄与度も大きい。
    そーせいなど他のバイオ株にも売りが波及した。時価総額上位銘柄群も大幅な下落基調で指数インパクトの大きい銘柄は引き続き軟調推移となっている。
    値上がり銘柄数は120、値下がり銘柄数は168となった。
     
    東証マザーズ市場に上場したランサーズは9時25分に公募・売り出し価格(公開価格)を15.3%上回る842円で、同じくマザーズに上場したJMDCは9時59分に公開価格を32.5%上回る3910円で、それぞれ初値を付けた。
     
    個別ではダブルエーがストップ安。トランスジェニック、イグニス、はてな、リビン・テクノロジーズ、新日本製薬など11銘柄は年初来安値を更新。バリューゴルフ、ジェイック、SKIYAKI、イトクロ、ホープが売られた。
     
    一方、アマナ、ロードスターキャピタル、エディア、シャノン、エヌ・ピー・シーなど7銘柄が年初来高値を更新。ツクルバ、スマレジ、フロンティアインターナショナル、フィット、ベストワンドットコムが買われた。

    【寄り付き概況】

    16日前場寄り付き日経平均株価は反落して始まり、前週末比67円90銭安の2万3955円20銭と3日ぶりに反落してスタートした。
     
    前週末の米国株市場ではNYダウが続伸したものの上げ幅は3ドル強にとどまり、米中貿易交渉における第1段階の合意については、かなり織り込みが進んでいた。
    日経平均は合意への期待から13日に急伸し、年初来高値を更新したこともあって、利益確定売りが先行している。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落して始まった。
     
    前週末13日の日経平均は、米中合意への期待から598円高と急伸し、1年2カ月ぶりに心理的節目となる2万4000円台を回復した。ただ、13日の米株式市場の取引時間中にトランプ米大統領がツイッターに「2020年の米大統領選を待つことなく、すぐに第2段階の合意へ向けた交渉を始める」と投稿したことも先行きへの警戒感を強めるきっかけとなっている。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位に水産、繊維、空運など。値下がりで目立つのは鉱業、ゴム製品、精密など。
     
    個別では、三菱UFJ、アステラスやHOYAが安い。ファナックやコマツなど中国関連株の一角の下げも目立つ。トヨタ、SUBARU、マツダ、国際石開帝石、デンソー、SUMCO、スクリン、オリンパスやブリヂストンも売られた。
     
    一方、資生堂が高い。富士通や任天堂が上昇し、キヤノン、アドバンテス、神戸物産が堅調、ソフトバンクGや三井不が買われた。
     

    テクニカル的には日鉄鉱(1515)、ユアテック(1934)、日比谷(1982)、名糖産業(2207)、ブラス(2424)、サッポロ(2501)、なとり(2922)、ピックルス(2925)、クラボウ(3106)、トーカロ(3433)、アツギ(3529)、ワコール(3591)、レナウン(3606)、SRA(3817)、チェンジ(3962)、日産化(4021)、東ソー(4042)、信越化(4063)、四国化(4099)、大日精(4116)、三菱ガス(4182)、応化工(4186)、ゼオン(4205)、宇部興(4208)、積水樹(4212)、タキロン(4215)、タイガポリ(4231)、ハイマックス(4299)、クイック(4318)、科研薬(4521)、ZHD(4689)、荒川化(4968)、ユシロ化(5013)、住友ゴム(5110)、三谷セキ(5273)、フジミイン(5384)、クニミネ(5388)、東京鉄(5445)、住友鉱(5713)、UACJ(5741)、洋缶(5901)、三和(5929)、三協立山(5932)、ノーリツ(5943)、長府製(5946)、パイオラ(5988)、三浦工(6005)、タクマ(6013)、Jマテ(6055)、キャリアリ(6070)、平田機工(6258)、タツモ(6266)、ローツェ(6323)、タカキタ(6325)、クボタ(6326)、椿本チ(6371)、アネスト岩田(6381)、タダノ(6395)、ブラザー(6448)、大和冷(6459)、大豊工(6470)、安川(6506)、東光高岳(6617)、宮越(6620)、オムロン(6645)、岩通(6704)、電気興(6706)、ルネサス(6723)、アンリツ(6754)、鈴木(6785)、ヨコオ(6800)、ホシデン(6804)、ヒロセ電(6806)、新電元(6844)、岩崎電(6924)、山一電(6941)、図研(6947)、ファナック(6954)、京セラ(6971)、村田(6981)、富山第一(7184)、タチエス(7239)、ヨロズ(7294)、シマノ(7309)、はるやま(7416)、佐鳥電(7420)、尾家産(7481)、コナカ(7494)、エコス(7520)、リックス(7525)、丸文(7537)、魚力(7596)、進和(7607)、オーハシテク(7628)、東京精(7729)、IFIS(7833)、ヴィア(7918)、ウェーブロック(7940)、イトーキ(7972)、松風(7979)、オカムラ(7994)、ナイガイ(8013)、紙パ商(8032)、ワキタ(8125)、ヤマトイン(8127)、三益半(8155)、ケーヨー(8168)、松屋(8237)、近鉄百(8244)、あおぞら(8304)、三菱UFJ(8306)、三住トラスト(8309)、三井住友(8316)、地銀、ジャフコ(8595)、トモニ(8600)、ARM(8769)、T&D(8795)、地所(8802)、サンヨーナゴヤ(8904)、センコー(9069)、東陽倉(9306)、宇徳(9368)、キムラユニ(9368)、関電(9503)、沖電(9511)、東ガス(9531)、邦ガス(9533)、ナガワ(9663)、空港ビル(9706)、TKC(9746)、イオンディ(9787)、加藤産業(9869)、東テク(9960)、ベルク(9974)が動兆。

    「買うての幸い、売っての幸せ」
     
    週末のNY株式市場で主要3指数は過去最高値を更新。
    トランプ大統領は「米中が第一段階の通商合意に到達した」とコメント。
    15日に予定していた対中追加関税の発動を見送る方向となったことを好感。
    英総選挙で与党・保守党が勝利。
    「年初から市場の重しになっていた2つの大きなリスクが少なくとも当面は解消した」という見方だ。
    S&P500は週初から0.7%上昇。
    過去10週間のうち9週上昇となった。
    好調な米経済指標やFRBの金融緩和などが株価押し上げ要因となりS&P500種は年初から26%上昇。
    11月の小売売上高は前月比0.2%増と市場予想の0.5%増を下回ったが影響は限定的。
    実態よりもムードで動いているのは日米共通だ。
    10年国債利回りは1.824%。
    2年国債利回りは1.607%。
    ドル円は109円台前半。
    SKEW指数は132.68と3日続落。
    ただ130以上は5日連続。
    恐怖と欲望指数は62→70→75に上昇。
     
     
    週末金曜の日経平均の寄り付き386円高、終値598円高。
    上昇幅は一時600円を超え今年最大の上昇幅となり年初来高値を更新。
    日足は3日ぶりに大幅陽線。
    23468円と23775円で大きく窓を開けた。
    月足陽線基準23529円はクリア。
    11月の幻のSQ値23637円もクリアし12月メジャーSQ値23895円にも1勝。
    日経平均は週間では約668円上昇。週足は陽線。
    「年末株高への期待も高まりやすく、下げづらく上げやすい地合い」という声もある。
    鰻の匂いだけを嗅いでいた米中貿易摩擦は半歩前進。
    ブレグジットは英国保守党の選挙勝利で一歩前進。
    日銀短観の悪化は見えないフリという都合の良い相場だ。
    東証1部の売買代金は3兆4415円。
    値上がり1548銘柄、値下がり535銘柄。
    新高値224銘柄と7日連続の3ケタ。
    新安値11銘柄。
    騰落レシオは104.98。
    NTレシオは13.81倍。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    25日線(23352円)からは2.87%、200日(21739円)からは10.50%のプラスかい離。
    200日線から10%プラスかい離はプラスと読みたいところ。
    5日線(23536円)は右肩上がり継続。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.889% 。
    買い方▲6.336%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.150%。
    買い方▲12.357%。
    売り比率は38.6%で2日連続の40%割れ。
    空売り規制なし銘柄の比率は8.6%。
    日経HVは12.2、日経VIは14.74。
    日経平均採用銘柄のPERは14.44倍。
    EPSは1663円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20532円。
    東証単純平均株価は2333円(昨年末2077円)。
    ドル建て日経平均は219.25と年初来高値更新(安値は1月4日の180.78)。
    シカゴ225終値は大証日中比20円安の23940円。
    高値24035円、安値23375円。
    気学では「転機を司る重要日。波動につくべし」。
    月曜は「ポイントをつくる日」。
    火曜は「前日の足取りに反して動く日」。
    水曜は「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
    木曜は「変化注意日」。
    金曜は「弱体日。戻り売り方針良し」。
    月足陽線基準は23338円。
    年足陽線基準は19655円。
    金曜のボリンジャーのプラス3σが23904円。
    これを上抜けたのは少し行き過ぎ。
    ボリンジャーの拡大を待つ時間が少し必要か。
    「買うての幸い、売っての幸せ」というのが商いの理想だが・・・。
     
    見えないフリは日銀短観。
    大企業・製造業の最近の業況判断指数(DI)が0となり、前回9月調査から5ポイント悪化。
    悪化は4四半期連続で、2013年3月調査(マイナス8)以来、6年9カ月ぶりの低水準。
    市場予想はプラス2だった。
    自動車や窯業・土石製品、繊維から消費増税前の駆け込み需要の反動減を指摘。
    鉄鋼などからはオリンピック関係需要のピークアウトを指摘。
    大企業・非製造業の業況判断はプラス20。
    9月調査から1ポイント悪化。
    悪化は2四半期連続。
    小売や卸売、建設の住宅関係から消費税増税後の反動減や客足鈍化を指摘する声。
    台風の影響を指摘する声もあったという。
    ただし・・・。
    大企業・全産業の設備投資計画は前年度比6.8%増と9月調査から0.2%ポイント上方修正。
    市場予想の同6.0%増も上回った。
    想定為替レートは1ドル=107.83円と、9月調査の108.68円から円高方向に修正。
    現状と1.5円近く違っているのは興味深い。
     
     
    週末のNYダウは3ドル高の28135ドルと3日続伸。
    NASDAQは17ポイント高の8734イント。
    S&P500は0.23ポイント高の3168ポイント。
    3指数揃って史上最高値を更新した。
    ダウ輸送株指数は13ポイント安の10775ポイント。
    SOX指数は0.60%下落。
    VIX指数は12.63。
    3市場の売買高は74億株(過去20日平均は68億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比20円安の23960円。
    ドル建ては大証比日中比69円安の23900円。
    大証夜間取引終値は日中比100円安の23860円。
    ドル円は109.36円。
    10年国債利回りは1.824%。
    2年国債利回りは1.607%。

     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    16日(月):米NY連銀製造業景況感、対米証券投資、NAHB住宅指数、中国各種経済指標
    17日(火):米住宅着工件数、鉱工業生産
    18日(水):日銀金融政策決定会合(→19日)、貿易統計、訪日外客数、独IFO景況感
    19日(木):黒田日銀総裁会見、イランのロウハニ大統領来日、米経常収支、CB景気先行指数、中古住宅販売、
           米民主党候補者討論会、英金融政策
    20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
     
     
    【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)
     
    18日(水)日銀金融政策決定会合
    19日(木)ECB理事会
    20日(金)米メジャーSQ、変化日
    25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
    26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
    30日(月)大納会
     
    《兜町ポエム》
     
    「株高が止まらない」
     
    I Can't Stop The Loneliness
    こらえきれず株高が止まらない
     
    I Can't Stop The Loneliness
    どうしてなの株高が止まらない
     
    トランプに周さん会わせることを
    市場今も望んでいる
    二人はシンパシイ感じてる
    昼下がりのホワイトハウス
    あの日電話はふいに鳴ったの
    「関税を上げないで」とお互いに
     
    I Can't Stop The Loneliness
    どうしてなの株高が止まらない
     
    「ラスト・クリスマス」
     
    去年のクリスマス
    僕は相場にハートを奪われたんだ
    でも市場は次の日にそれを忘れ去った
    今年は
    涙を流さないように
    僕はそれを特別な株と過ごすんだ
     
    一度噛まれたら二度目は臆病になる
    市場とは距離を置いたけど
    いまだに株は僕の目を奪うんだ
    教えてよ
    僕のこと覚えてる?
    まあ
    あれから一年経つから
    もう驚かないけどね
     
    よいクリスマスを
    僕はそれを包んで送ったさ
    「上がってね」ってメモを添えてね
    本気だったよ
    僕がバカだったのは、今なら分かるよ
    でも今株価は復活してくれたから
    きっとまた僕は騙されちゃうだろうね
     
    「買うての幸い、売っての幸せ」
     
    週末のNY株式市場で主要3指数は過去最高値を更新。
    トランプ大統領は「米中が第一段階の通商合意に到達した」とコメント。
    15日に予定していた対中追加関税の発動を見送る方向となったことを好感。
    英総選挙で与党・保守党が勝利。
    「年初から市場の重しになっていた2つの大きなリスクが少なくとも当面は解消した」という見方だ。
    S&P500は週初から0.7%上昇。
    過去10週間のうち9週上昇となった。
    好調な米経済指標やFRBの金融緩和などが株価押し上げ要因となりS&P500種は年初から26%上昇。
    11月の小売売上高は前月比0.2%増と市場予想の0.5%増を下回ったが影響は限定的。
    実態よりもムードで動いているのは日米共通だ。
    10年国債利回りは1.824%。
    2年国債利回りは1.607%。
    ドル円は109円台前半。
    SKEW指数は132.68と3日続落。
    ただ130以上は5日連続。
    恐怖と欲望指数は62→70→75に上昇。
     
     
    週末金曜の日経平均の寄り付き386円高、終値598円高。
    上昇幅は一時600円を超え今年最大の上昇幅となり年初来高値を更新。
    日足は3日ぶりに大幅陽線。
    23468円と23775円で大きく窓を開けた。
    月足陽線基準23529円はクリア。
    11月の幻のSQ値23637円もクリアし12月メジャーSQ値23895円にも1勝。
    日経平均は週間では約668円上昇。週足は陽線。
    「年末株高への期待も高まりやすく、下げづらく上げやすい地合い」という声もある。
    鰻の匂いだけを嗅いでいた米中貿易摩擦は半歩前進。
    ブレグジットは英国保守党の選挙勝利で一歩前進。
    日銀短観の悪化は見えないフリという都合の良い相場だ。
    東証1部の売買代金は3兆4415円。
    値上がり1548銘柄、値下がり535銘柄。
    新高値224銘柄と7日連続の3ケタ。
    新安値11銘柄。
    騰落レシオは104.98。
    NTレシオは13.81倍。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    25日線(23352円)からは2.87%、200日(21739円)からは10.50%のプラスかい離。
    200日線から10%プラスかい離はプラスと読みたいところ。
    5日線(23536円)は右肩上がり継続。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.889% 。
    買い方▲6.336%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.150%。
    買い方▲12.357%。
    売り比率は38.6%で2日連続の40%割れ。
    空売り規制なし銘柄の比率は8.6%。
    日経HVは12.2、日経VIは14.74。
    日経平均採用銘柄のPERは14.44倍。
    EPSは1663円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20532円。
    東証単純平均株価は2333円(昨年末2077円)。
    ドル建て日経平均は219.25と年初来高値更新(安値は1月4日の180.78)。
    シカゴ225終値は大証日中比20円安の23940円。
    高値24035円、安値23375円。
    気学では「転機を司る重要日。波動につくべし」。
    月曜は「ポイントをつくる日」。
    火曜は「前日の足取りに反して動く日」。
    水曜は「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
    木曜は「変化注意日」。
    金曜は「弱体日。戻り売り方針良し」。
    月足陽線基準は23338円。
    年足陽線基準は19655円。
    金曜のボリンジャーのプラス3σが23904円。
    これを上抜けたのは少し行き過ぎ。
    ボリンジャーの拡大を待つ時間が少し必要か。
    「買うての幸い、売っての幸せ」というのが商いの理想だが・・・。
     
    見えないフリは日銀短観。
    大企業・製造業の最近の業況判断指数(DI)が0となり、前回9月調査から5ポイント悪化。
    悪化は4四半期連続で、2013年3月調査(マイナス8)以来、6年9カ月ぶりの低水準。
    市場予想はプラス2だった。
    自動車や窯業・土石製品、繊維から消費増税前の駆け込み需要の反動減を指摘。
    鉄鋼などからはオリンピック関係需要のピークアウトを指摘。
    大企業・非製造業の業況判断はプラス20。
    9月調査から1ポイント悪化。
    悪化は2四半期連続。
    小売や卸売、建設の住宅関係から消費税増税後の反動減や客足鈍化を指摘する声。
    台風の影響を指摘する声もあったという。
    ただし・・・。
    大企業・全産業の設備投資計画は前年度比6.8%増と9月調査から0.2%ポイント上方修正。
    市場予想の同6.0%増も上回った。
    想定為替レートは1ドル=107.83円と、9月調査の108.68円から円高方向に修正。
    現状と1.5円近く違っているのは興味深い。
     
     
    週末のNYダウは3ドル高の28135ドルと3日続伸。
    NASDAQは17ポイント高の8734イント。
    S&P500は0.23ポイント高の3168ポイント。
    3指数揃って史上最高値を更新した。
    ダウ輸送株指数は13ポイント安の10775ポイント。
    SOX指数は0.60%下落。
    VIX指数は12.63。
    3市場の売買高は74億株(過去20日平均は68億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比20円安の23960円。
    ドル建ては大証比日中比69円安の23900円。
    大証夜間取引終値は日中比100円安の23860円。
    ドル円は109.36円。
    10年国債利回りは1.824%。
    2年国債利回りは1.607%。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    16日(月):米NY連銀製造業景況感、対米証券投資、NAHB住宅指数、中国各種経済指標
    17日(火):米住宅着工件数、鉱工業生産
    18日(水):日銀金融政策決定会合(→19日)、貿易統計、訪日外客数、独IFO景況感
    19日(木):黒田日銀総裁会見、イランのロウハニ大統領来日、米経常収支、CB景気先行指数、中古住宅販売、米民主党候補者討論会、英金融政策
    20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
     
     
    【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)
     
    18日(水)日銀金融政策決定会合
    19日(木)ECB理事会
    20日(金)米メジャーSQ、変化日
    25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
    26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
    30日(月)大納会
     
    《兜町ポエム》
     
    「株高が止まらない」
     
    I Can't Stop The Loneliness
    こらえきれず株高が止まらない
     
    I Can't Stop The Loneliness
    どうしてなの株高が止まらない
     
    トランプに周さん会わせることを
    市場今も望んでいる
    二人はシンパシイ感じてる
    昼下がりのホワイトハウス
    あの日電話はふいに鳴ったの
    「関税を上げないで」とお互いに
     
    I Can't Stop The Loneliness
    どうしてなの株高が止まらない
     
    「ラスト・クリスマス」
     
    去年のクリスマス
    僕は相場にハートを奪われたんだ
    でも市場は次の日にそれを忘れ去った
    今年は
    涙を流さないように
    僕はそれを特別な株と過ごすんだ
     
    一度噛まれたら二度目は臆病になる
    市場とは距離を置いたけど
    いまだに株は僕の目を奪うんだ
    教えてよ
    僕のこと覚えてる?
    まあ
    あれから一年経つから
    もう驚かないけどね
     
    よいクリスマスを
    僕はそれを包んで送ったさ
    「上がってね」ってメモを添えてね
    本気だったよ
    僕がバカだったのは、今なら分かるよ
    でも今株価は復活してくれたから
    きっとまた僕は騙されちゃうだろうね
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    スカパー(9412)・・・動兆
     
    スカパーJサットに注目する。
    同社はCSで有料多チャンネル放送「スカパー!」事業とアジア最大の通信衛星サービスが中核。
    市場の視点は放送に向けられるが衛生宇宙事業の方が大きい。
    世界の国策の「宇宙」に乗っている。

    (兜町カタリスト櫻井)


    16日の日経平均株価は軟調展開か。
    日経平均の予想レンジは2万3800円−2万4050円。
    13日のNYダウ工業株30種平均は前日比3ドル高の2万8135ドルで取引を終えた。
    米中両国は13日に貿易交渉を巡る「第1段階」の合意に達したと発表したが、13日の日経平均は合意の観測報道を背景に急伸していた。同様の思惑から12日に急伸していた米株式相場も13日はほぼ横ばい圏で終えており、きょうの東京株式市場では目先の利益を確定する目的の売りが出やすいだろう。
     
    13日の日経平均は598円高の2万4023円と急伸した。今年最大の上げ幅を記録するとともに年初来高値を更新し、心理的節目の2万4000円をおよそ1年2カ月ぶりに回復した。シカゴ日経平均先物の3月限円建て清算値は、同13日の大阪取引所終値比60円安の2万3900円だった。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(前週末13日終値は109円62-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の後半(同122円39-43銭)と円高方向に振れていることも重しとなりそう。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■フィット <1436>
    20年4月期第2四半期累計(5-10月)の経常損益(非連結)は2200万円の黒字(前年同期は2億9800万円の赤字)に浮上し、従来予想の500万円の黒字を上回って着地。通期計画の2億円に対する進捗率は11.0%となった。
     
    ■ブラス <2424>
    8-10月期(1Q)経常は9.7倍増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の1.14%にあたる6万5000株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■バリューコマース <2491>
    今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
     
    ■ツクルバ <2978>
    8-10月期(1Q)経常は2400万円で着地。スター・マイカグループとリノベーション販売事業で業務提携。
     
    ■スマレジ <4431>
    上期経常は3倍増益で上振れ着地。
     
    ■Link-u <4446>
    1月15日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    ■クミアイ化学工業 <4996>
    19年10月期の連結経常利益は前の期比20.6%増の97.3億円になり、従来予想の81億円を上回って着地。20年10月期は前期比0.7%増の98億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、4期連続増益になる。
     
    ■ウエスコホールディングス <6091>
    8-10月期(1Q)経常は6.2倍増益で着地。
     
    ■オービス <7827>
    前期経常が上振れ着地・今期は19倍増益へ。
     
    ■ニッピ <7932>
    今期経常を32%上方修正。
     
    ■神戸物産 <3038>
    今期経常は4%増で7期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は実質増配。中期経営計画を策定。22年10月期に営業利益230億円(19年10月期実績は192億円)を目指す。
     
    ■ブシロード <7803>
    8-10月期(1Q)経常は12億円で着地。また、アニメ制作会社のサンジゲンと資本提携。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    16(月)
    《決算発表》
    パーク24、プロレド、システムディ、ウイルコHD、アークランド
     
    【海外】
    中国11月固定資産投資(11:00)
    中国11月鉱工業生産(11:00)
    中国11月小売売上高(11:00)
    米12月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
    米12月NAHB住宅市場指数(12/17 0:00)
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。



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    《マーケットストラテジーメモ》12月2週

    【推移】
     
    9日(月)
    週末のNY株式市場で主要3指数は続伸。11月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月から26万6000人増と予想の18万人を超えて増加。伸びは10カ月ぶりの大きさになった。失業率は3.5%と前月の3.6%から低下。「やや軟調な経済指標も見られる中で、今回の雇用統計は経済状況の力強さを裏付ける内容だ」との解釈からの株高トレンドとなった。
     
    日経平均株価は76円高の23430円と3日続伸。雇用統計の力強さを受けた週末のNY株の上昇を好感し買い物優勢となったが上値は重く寄り天。後場はほぼ膠着。ファーストリテ、SBGの上昇寄与が25円。花王、キッコーマンが上昇。アドバンデスト、テルモが下落。10年国債利回りは一時マイナス0.05%まで上昇。終値はマイナス0.015%だったが、約9ヵ月ぶりの水準。金利のプラス転換をきっかけにした上昇にも期待だ。
     
    10日(火)
    週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。対中制裁関税「第4弾」の全面発動期日は15日。市場では「見送り観測」が支配的だがスケジュールが近づいたことでの買い手控えモード。もっとも先週の大幅高の反動での反落とみる向きもある。11日のFOMCの結果発表を見極めたいという指摘もある。「見極めて」は常套句で「見極めて」からどうするのかは不明だ。
     
    日経平均株価は20円安の23410円。4日ぶりの反落ながら日足は5日ぶりに陽線。売り一巡後は戻したがFOMC、英国総選挙、追加関税発動期限など動けず材料満載。方向感に欠ける展開となった。第一三共、ファミマが上昇。トヨタ、東エレが下落。ジャスダック平均は13連騰。マザース指数は反発。
     
    11日(水)
    火曜のNY株式市場で主要3指数は小幅続落。15日に発動予定の米国の対中追加関税への警戒から上下にブレても終値は小幅続落。もっとも対中関税発動は延期する方向で調整との報道もある。11日のFOMCは金利据え置き予想。
    ただ消費者物価指数(CPI)ECB理事会なども材料視されてきた。通過すれば関心を示さない材料でも事前には何かとスケジュール視されるのは市場の癖なのだろう。
     
    日経平均株価は18円安の23391円と続落。ただ下落幅は限定的だった。東エレ、ファーストリテが上昇。ファナック、ダイキンが下落。メジャーSQ控えで「期近売り・期先買い」の買いロールが優勢。「期近の日経先物に売り圧力が掛かり易い。相対的に日経平均株価が弱含む展開」との見方だ。
    資金は新興市場に向かいジャスダック平均は14連騰。9月5日→26日にかけての14連騰の記録に並んだ。マザース指数は続落ながら売買代金は4カ月ぶりの1000億円超。
     
    12日(木)
    NY株式市場で主要3指数は3日ぶりに小幅反発。FOMCはFF金利の誘導目標を1.50─1.75%に据え置くことを全会一致で決定。「来年の米大統領選まで緩やかな経済成長が続き、失業も低水準にとどまる」との見方を示した。
    パウエルFRB議長は記者会見で「利上げの必要性は1990年代半ばの利下げサイクル時より低い」とコメント。「ドットプロット」では、2020年の利上げがないことが示された。「株式などリスク資産にとって非常にポジティブ」と解釈とされた。
    11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇。恐怖と欲望指数は65→62に低下。
     
    日経平均株価は32円高の23424円と小幅反発。円高トレンドで一時下げに転じた場面もあったが小動きが継続した。信越。アドバンテストが上昇。コナミ、塩野義が下落。ジャスダック平均は14日ぶりの反落。9月5日→26日にかけての14連騰の記録は抜けなかった。
     
    13日(金)
    木曜のNY株式市場は主要3指数が大幅上昇。NYダウの上昇幅は一時300ドルを超える場面があり28000ドル台回復。S&P500は過去最高値を更新した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が「米政府は15日に発動を予定する対中追加関税の見送りを提案。すでに課している約3600億ドル分の中国製品に対する関税を最大50%引き下げる案も提示した」と報道。一気に買い物優勢となった。
     
    日経平均株価は598円(2.55%)高の24023円と大幅続伸。11月26日の年初来高値2万3608円を更新した。昨年10月3日(24110円)以来1年2カ月ぶりに24000円台を回復。上昇幅は今年最大で昨年12年12月27日(750円高)以来の大きさ。「米中貿易問題や英下院総選挙に関して市場の懸念が後退する報道が相次ぎ、短期筋を中心に投資家が運用リスクをとる動きを強めた」との解釈だ。次の上値の目途は昨年10月2日のバブル後最高値2万4448円08銭。
     
    一方12月メジャーSQ値は23895円88銭で前月と打って変わって「幻」でないかった。東証1部の売買代金は3兆4415億円。値上がり1548銘柄、値下がり535銘柄。ファーストリテ、ダイキンが上昇。富士通、コナミが下落。12月の日銀短観は大企業・製造業の業況判断指数(DI)がゼロ。前回9月調査のプラス5から悪化したが見えないフリ。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    JPモルガンは9日付の2020年の米株式見通しのリポートでS&P500の目標値を3400ポイント。
    1株当たり利益を180ドルとした。
    一方、VIX指数は平均で14.5以下との見通し。
    「現在のファンダメンタルズに基づくVIXのフェアバリューは15以下だ」と指摘。
     
    明るいのは世界の半導体出荷額の伸びに2ー3カ月先行する米国の半導体製造装置輸出額。
    10月は1年ぶりに前年同月比でプラスに転じた。
    日本からアジアへの輸出にも、底打ちの動きが出ている。
    このペースが続けば、20年1→3月期の世界の半導体出荷額は前年同期比でプラスに転じる可能性があるという。
     
    (3)アジア・新興国動向
     
    先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち24指数が上昇。
     
    上位11位メキシコ週間騰落率5.52%、2位香港4.49%、3位韓国4.25%、
    4位ロシア3.66%、6位日本2.86%、8位中国1.91%。
    下位25位スイス▲0.33%、24位インドネシア0.17%、23位マレーシア0.17%、
    22位ベトナム0.27%、21位米国0.43%。
     
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    16日(月):米NY連銀製造業景況感、対米証券投資、NAHB住宅指数、中国各種経済指標
    17日(火):米住宅着工件数、鉱工業生産
    18日(水):日銀金融政策決定会合(→19日)、貿易統計、訪日外客数、独IFO景況感
    19日(木):黒田日銀総裁会見、イランのロウハニ大統領来日、米経常収支、CB景気先行指数、中古住宅販売、米民主党候補者討論会、英金融政策
    20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
     
     
    【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)
     
    18日(水)日銀金融政策決定会合
    19日(木)ECB理事会
    20日(金)米メジャーSQ、変化日
    25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
    26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
    30日(月)大納会
     
    金曜の日経平均の寄り付き386円高、終値598円高。
    上昇幅は一時600円を超え今年最大の上昇幅となり年初来高値を更新。
    日足は3日ぶりに大幅陽線。
    23468円と23775円で大きく窓を開けた。
    月足陽線基準23529円はクリア。
    11月の幻のSQ値23637円もクリアし12月メジャーSQ値23895円にも1勝。
    日経平均は週間では約668円上昇。週足は陽線。
    「年末株高への期待も高まりやすく、下げづらく上げやすい地合い」という声もある。
    鰻の匂いだけを嗅いでいた米中貿易摩擦は半歩前進。
    ブレグジットは英国保守党の選挙勝利で一歩前進。
    日銀短観の悪化は見えないフリという都合の良い相場だ。
     
    OECDの10月の景気先行指数は前月比0.015ポイント上昇の99.290。
    2017年10月以来2年ぶりに前月から改善した。
    世界経済を半年ほど先取りするといわれる指数の改善。
    「景気の停滞観測から脱する兆し」という声も聞こえる。
     
    (兜町カタリスト 櫻井英明)

    [概況]

    今週の外国為替市場は、米ドル円の上値に注目だ。先週の値動きをおさらいすると、米ドル円は、米中が第1段階の貿易合意で妥結したことにより、直近の高値109.740円に迫る上昇を見せた。
     
    今週はこの高値を抜け切れるかが焦点となりそうだが、米中対立の懸念後退やFOMCや英国の総選挙などイベントを通過したことへの安堵感を考えると、レンジブレイクはそう難しくないと予想する。上昇の動意が生まれるとすれば、米国の経済指標だろうか。
     
    今週は17日に11月住宅着工件数と11月鉱工業生産、20日に第3四半期GDPなど比較的注目度の高い経済指標の発表が控えている。仮に指標が米景気の先行きを楽観視させる内容であれば、米ドル円は買われる可能性が高い。上値としては節目110.00円が、同水準を上値抜ければ、5/21高値110.685円円といった水準が目標となりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■米中貿易交渉 第1段階の合意 両政府が発表
    ■日韓 輸出管理めぐり政策対話へ
    ■食肉市場揺さぶる豚コレラ 代替需要で牛肉高値
    ■量子暗号で電子カルテ保管 先行実験成功 災害にそなえ10年計画
    ■韓国からの観光客急減で政府が支援へ 対馬念頭に旅行商品の開発など
    ■北朝鮮 衛星発射場で再び実験 米に対抗し「新兵器開発」を強化
     
    ■長谷工<1808>
    マンション電気室に止水ドア 台風19号受け
     
    ■博報堂<2433>
    産学連携のオープン拠点 20年春に開設
     
    ■楽天<4755>
    総務省から再発防止要請 10日の携帯通信障害で
     
    ■京セラ<6971>
    社長 太陽光サービスで稼ぐ
     
    ■三井E&S<7003>
    富山・入善の洋上風力から撤退 合理化の一環
     
    ■日立造船<7004>と伊藤忠<8001>
    陸上風力を新設 青森で23年稼働
     
    ■ホンダ<7267>
    自動運転レベル3 20年発売へ 日本勢で初
     
    ■ヤマハ発<7272>
    海洋プラ汚染調査に協力 事業の持続狙う
     
    ■中国無印商標訴訟で良品計画<7453>が敗訴 1000万円支払い
     
    ■オリンパス<7733>
    純現金収支1000億円黒字 23年3月期
     
    ■ファミマ<8028>
    販売不振店の立て直し部署 20年度に新設
     
    ■住商<8053>
    インドネシアで地熱発電 仏大手などと700億円
     
    ■住友不<8830>
    空き家を民泊などへ 用途変更リフォーム
     
     

12月16日 毎日コラム
「老後資金2000万円不足」対策
・・・続き



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