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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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12月22日 マーケットコメント


     
    週明けの日経平均が4日ぶりに小反発。終値は前週末比4円高の2万3821円だった。前週末の米株上昇の流れを受けて100円を超える上げで始まったが、買いはそこまででその後は2万3800円台の狭い範囲でもみ合う展開。
    米国株が最高値を更新しているというのに本日も買い手不在という寂しい状態。外国人のクリスマス休暇入りで商いも細り、東証1部の出来高は10億株を下回るなど今月2番目の少なさとなっている。
     
    きょうはIPO銘柄にも急落するものが多かったが、こちらに関してはトゥエンティーフォーセブンのストップ安が痛い。同社は11月21日に上場したばかりにもかかわらず、前19.11期の見通しを引き下げている。
    先週は12月のIPO銘柄が派手に動き、少し前に上場した銘柄にも資金が向きかけていたが、思い切り冷や水が浴びせられた格好。大型株が米国株高を受けても動かず、直近IPOのバブル的な動きにもブレーキがかかったことから、明日以降は手じまいムードが一段と強まると思われる。指数がきょう高く寄ったにもかかわらず買いが続かなかったところをみると、現状ではいったん大きく下げない限りは、強い反発も期待薄だろう。
     
    明日24日の東京株式市場は手控えムードか。海外投資家のクリスマス休暇入りに伴い、市場エネルギーは縮小している。
    市場では、「米株高で高くスタートしても、国内材料はなく買いが続かない。年末で手じまい売りも出やすい」との声が聞かれた。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(23日現在)
     
    25397.61  ボリンジャー:+3σ(26週)
    25258.03  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24517.39  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24380.09  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24326.34  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24083.19  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23909.25  6日移動平均線
     
    23821.11  ★日経平均株価23日終値
     
    23786.29  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23776.76  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23712.38  均衡表転換線(日足)
    23489.39  25日移動平均線
    23408.92  均衡表基準線(日足)
    23398.36  均衡表転換線(週足)
    23255.07  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23192.49  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23141.55   新値三本足陰転値
    23036.12  13週移動平均線
     
     
    高寄りした後は上値が重く、終値は下降する5日線を下回った。
    ローソク足は6日連続で陰線を引く一方で、ザラ場安値は先週末20日安値を上回り、上下いずれにも動意は窺えなかった。
    ボリンジャーバンドでは+1σに接近して終了し、+3σを超えた17日を直近ピークとするスピード調整が続いた格好。RSI(14日ベース)は58.11%(先週末62.76%)、東証1部の騰落レシオ(25日)は101.13%(同105.22%)といずれも中立圏中央付近で取引を終え、相場が割高感にも割安感にも乏しい位置にあることを示している。
     

    [概況]
     
    23日の東京外国為替市場は、各通貨とも限定的な値動きだ。クリスマスが近いということもあり積極的に売買を試みる動きが控えられている印象だ。
    米ドル円は午前中に高値109.550円まで上昇して以降は水準を切り下げており、現在は109.30円近辺だ。
     
    さて、この後は米国の新築住宅販売戸数の発表が控えているが、おそらく結果を受けても動意は生まれないだろう。理由は前記の通り、クリスマスウィークで取引参加者が少なくなっているからだ。というわけで、NY時間にかけても小動きは続きそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    23日の日経平均株価は4営業日ぶりに小幅に反発し、前週末比4円48銭高の2万3821円11銭で終えた。上値の重さが目立った。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:51 容量:7.52M

    過去のマーケット動画はこちら
     
     前週末に米中両国首脳が貿易交渉の進展に前向きな発言をしたことで、日経平均は一時100円強上昇した。
    しかし、「景気回復や企業業績の改善に確信が持てる環境ではない」との見方が多く、積極的な買いは手控えられた。
     
    日経平均は取引開始直後に高値を付けた後は伸び悩み、6営業日連続で終値が始値を下回る「陰線」となった。買い意欲より売り圧力の強さを示す形状が連日で出ている状態では、上値追いには慎重にならざるを得ない。さえない展開が続く状況に、市場関係者は「連日の陰線は相場が崩れるサインとして意識されかねない」と先行きを警戒していた。
     
    また、「米株高で高くスタートしても、国内材料はなく買いが続かない。年末で手仕舞い売りも出やすい。外国人投資家はクリスマス休暇入りで出来高は細っており、総じて見送り状態だ」との声が聞かれた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆4998億円と9月3日以来約3カ月半ぶりの低水準だった。
    JPX日経インデックス400は4日続落。終値は前週末比21.21ポイント安の1万5459.98だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、3.65ポイント安の1729.42で終えた。
     
    東証1部の売買高加重平均価格(VWAP)は前週末に比べて243円81銭低下し、1569円26銭となった。11月18日以来、およそ1カ月ぶりの低水準。ZHDなど、相対的に低位株の商いが多かったことが影響した。
     
    東証1部の売買高は9億5578万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は586と、全体の3割弱にとどまった。値下がりは1486、変わらずは86銘柄だった。
    業種別株価指数(33業種)は医薬品、精密機器、サービス業の上昇が目立ち、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙などは下落した。
     
    個別では、従業員による買収(エンプロイー・バイアウト=EBO)により株式を非公開化すると発表したユニゾHDが年初来高値を更新した。第一三共や小野薬、アステラスなど医薬品株の上げが目立った。ソニーがしっかり、Zホールディングス、プレサンスコーポレーション、イオン、OLC、資生堂も買われた。千趣会がストップ高、タカラトミーが値を飛ばし、東陽テクニカも上昇した。
     
    一方、SUBARUやいすゞ、日産自など自動車株が安い。住友鉱や国際石開帝石の下げも目立った。日立製作所が軟調、日本電産、キーエンス、村田製作所なども売りに押された。
    日本板硝子、サンデンホールディングス、三櫻工業なども大きく値を下げた。

    東証2部株価指数は前週末比25.42ポイント安の7244.23ポイントと3日ぶり反落した。値上がり銘柄数は179、値下がり銘柄数は252となった。
     
    23日に東証2部に新規上場したカクヤスは公募・売り出し価格(公開価格、1600円)を266円(16.6%)上回る1866円で初値を付け、終値は1835円だった。
     
    個別では、魚喜、日創プロニティ、ジー・スリーホールディングス、東京會舘、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。パシフィックネット、北日本紡績、東邦金属、ハイパー、共和コーポレーションが売られた。
     
    一方、オリエンタルチエン工業、カーチスホールディングス、竹田印刷がストップ高。ダイトーケミックスは一時ストップ高と値を飛ばした。三井住建道路、田辺工業、高田工業所、ダイナックホールディングス、ロンシール工業など21銘柄は年初来高値を更新。恵和、NCS&A、JESCOホールディングス、FRACTALE、大興電子通信が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。終値は前週末比1円10銭安い3757円33銭だった。
    海外投資家がクリスマス休暇に入っており、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはなっておらず、日経平均が上げ幅を縮めると、ジャスダック市場も模様眺めムードが強まり、個別材料株中心の売買にとどまっていた。
    株主優待狙いの買いなどが入ったマクドナルドは上昇し、売買代金はおよそ半年ぶりの高水準となった。一方、カルナバイオなど材料が出た銘柄が後場に下げ幅を広げ、指数を押し下げた。「足元で上昇基調にあった銘柄には、年末の税金対策の売りが出た」との声もあった。
    買いは「直近の新規公開銘柄や、優待に魅力があり個人の人気を集めたマクドナルドなどに限られた」という。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で541億円、売買高は6727万株だった。値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は381となった。
     
    個別では、FHTホールディングス、中京医薬品、ゲームカード・ジョイコホールディングス、GFA、サカイホールディングスなど6銘柄が年初来安値を更新。カルナバイオサイエンス、ケイブ、SHINWA Wise Holdings、ダイヤ通商、ホーブが売られた。
     
    一方、ネクストジェン、豊商事、日本ロジテム、ソレキアがストップ高。佐藤渡辺、大成温調、ジェーシー・コムサ、グッドライフカンパニー、ユニリタなど25銘柄は年初来高値を更新。ナビタス、ぱど、テセック、チエル、SIホールディングスが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比2.70ポイント安の869.65ポイントと3日ぶり反落した。
    東京株式市場全般が年末相場の終盤に入って売買が細って方向感が乏しく、新興市場も主力株が小動きだった。為替が若干の円高方向に振れるのに合わせて、次第に利益確定売りに押されていく展開となった。個人投資家の物色の矛先は先週末に引き続き直近IPO銘柄に向かった。ただ、IPO銘柄の物色が盛んな中、マザーズ市場全体のセンチメントも改善したようで、本日は、メルカリが3%超の上昇をみせるなど、時価総額上位銘柄でも堅調な動きがみられた。
    値上がり銘柄数は104、値下がり銘柄数は199となった。
     
    23日、マザーズ市場に上場したgbHDの終値は3660円で、初値(4020円)を360円(9.0%)下回った。初値を上回る場面もあったものの、引けにかけて利益確定売りが出た。
     
    個別では、トゥエンティーフォーセブンがストップ安。フルッタフルッタ、ランディックス、Chatwork、オンコセラピー・サイエンス、レントラックスなど11銘柄は年初来安値を更新。アズーム、INCLUSIVE、ユナイトアンドグロウ、エディア、ウィルズが売られた。
     
    一方、マクアケがストップ高。SERIOホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ピーバンドットコム、ドリコム、マネーフォワード、Jストリーム、フリーなど10銘柄は年初来高値を更新。エードット、ライトアップ、チームスピリット、アドベンチャー、サイバー・バズが買われた。

    23日午前の日経平均株価は小幅に反発した。前週末比42円23銭高の2万3858円86銭で前場を終えた。
    前週末のNYダウなど主要株指数がいずれも最高値を更新したことを受け、リスクを取る動きが優勢となった。ただ、海外勢を中心にクリスマス休暇に入った投資家が多く、上値を追う動きは限られた。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
     
    日経平均が年初来高値圏で推移するなか、利益確定売りも散見された。中国国営の新華社は23日午前、ツイッターで「中国政府は2020年1月から一部の輸入製品に対する関税を引き下げる予定だ」と伝えたが、投資家の反応は限られた。
     
    米中貿易交渉の第1段階の合意は織り込み済みで、次の上昇ステージ入りには「景気回復ストーリーへの信頼性が必要になる」という。期待先行で上昇した株価は、既に企業業績面での割安感が薄れた状況。日経平均が一段高となるには、景気回復と業績改善を確信できる新たな材料が必要になりそうだ。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7222億円、売買高は4億8520万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は704と、全体の約3割にとどまった。値下がりは1330、変わらずは124銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は医薬品、サービス業、精密機器などが上昇し、下落は鉱業、非鉄金属、電気・ガス業など。
     
    個別では、従業員による買収(エンプロイー・バイアウト=EBO)により株式を非公開化すると発表したユニゾHDが年初来高値を更新した。ソニーが買い優勢、任天堂もしっかり。第一三共や小野薬、アステラスなど医薬品株の上げも目立った。Zホールディングスも上値追いが続く。千趣会がストップ高、タカラトミーも物色人気。エノモト、冨士ダイスなど半導体関連も値を飛ばした。
     
    半面、日立製作所が軟調、積ハウスや富士通、日本電産、村田製作所なども売りに押された。オルトプラスが大幅安、アクセル、サンデンホールディングスなども大きく値を下げた。いすゞやSUBARUの下げも目立った。住友鉱や国際石開帝石が安い。
     
    東証2部株価指数は前週末比35.63ポイント安の7234.02ポイントと3日ぶり反落した。
    出来高8916万株。値上がり銘柄数は186、値下がり銘柄数は211となった。
     
    23日に東証2部に新規上場したカクヤスは公募・売り出し価格(公開価格、1600円)を266円(16.6%)上回る1866円で初値を付け、前引けは1999円だった。
     
    個別では、魚喜、日創プロニティ、ジー・スリーホールディングス、東京會舘、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。パシフィックネット、共和コーポレーション、アスモ、サイバーステップ、東邦金属が売られた。
     
    一方、竹田印刷がストップ高。ダイトーケミックスは一時ストップ高と値を飛ばした。三井住建道路、田辺工業、高田工業所、ダイナックホールディングス、恵和など17銘柄は年初来高値を更新。カーチスホールディングス、JESCOホールディングス、サイオス、ベース、NCS&Aが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比3円81銭高い3762円24銭となった。前週末の米主要株価指数が過去最高値を更新し、東証1部の主力銘柄が上昇するなど全体の株高基調が崩れず、個人投資家センチメントの改善に寄与し新興市場でも相場の支えとなっている。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で352億円、売買高は4002万株。
    値上がり銘柄数は247、値下がり銘柄数は357となった。
     
    個別では、豊商事、ソレキアがストップ高。佐藤渡辺、大成温調、グッドライフカンパニー、ユニリタ、チエルなど22銘柄は年初来高値を更新。太洋基礎工業、ナビタス、栄電子、テセック、オービスが買われた。
     
    一方、FHTホールディングス、中京医薬品、GFA、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。カルナバイオサイエンス、日本パレットプール、スリー・ディー・マトリックス、ホーブ、ケイブが売られた。


    東証マザーズ指数は前週末比2.10ポイント安の870.25ポイントと3日ぶり反落した。
    NYダウ、ナスダック総合指数はともに過去最高値を更新した。個人投資家センチメントの改善に寄与しているが、直近IPO銘柄への資金集中によって時価総額上位銘柄が大きく下落するとなると、マザーズ指数の重石となっている。
    マザーズ市場では、IPOが相次ぎ、好スタートを切る銘柄多い。
    足元では、マザーズ指数に直接影響を与えることはないが、直近IPO銘柄が騰勢を強めることで個人投資家心理の改善に繋がってくるだろう。
     
    値上がり銘柄数は113、値下がり銘柄数は188となった。
     
    23日にマザーズ市場に上昇したgbHDは10時36分、公募・売り出し価格(公開価格、2690円)を49.4%上回る4020円で初値をつけた。午前の終値は3755円。
     
    個別では、フルッタフルッタ、ランディックス、オンコセラピー・サイエンス、レントラックス、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズなど10銘柄が年初来安値を更新。アズーム、INCLUSIVE、ウィルズ、JTOWER、エディアが売られた。
     
    一方、SERIOホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。ピーバンドットコム、ドリコム、Jストリーム、スペースマーケット、レアジョブなど8銘柄は年初来高値を更新。エードット、アドベンチャー、チームスピリット、ブリッジインターナショナル、ライトアップが買われた。

    【寄り付き概況】
     
    23日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比104円66銭高の2万3921円29銭。
     
    前週末の米国株市場ではリスクオンが継続しNYダウが続伸、ナスダック総合指数は8日続伸と上値指向が強く、主要株指数が揃って最高値を更新している。
    トランプ米大統領と習近平国家主席が電話協議を行い、米中合意を歓迎したと伝わり、来年1月の合意文書署名に向けての期待が株価を押し上げているが、東京市場でもこの流れを受けて買い優勢となっている。
    一方、海外投資家の参戦が限られ、市場エネルギーの低調が予想されるなか、上げ足に勢いも伴いにくいとの見方がある。個別では半導体関連株の一角が買い人気となる可能性が高い。
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅上昇して始まった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位にサービス、精密機器、機械、食料品、倉庫など。
     
    個別では、ソニー、ソフトバンクG、ファナック、トヨタも主力株や東エレク、アドバンテス、SUMCOの半導体関連株、コマツや日立建機、クボタの建機株が高い。また、日本電算やキーエンスの電子部品関連が買われている。
     
    半面、三菱UFJ、みずほFG、三井住友のメガバンク株や日本製鉄、JF Eの鉄鋼株が値を消し、三菱マ、住友鉱の非鉄株や武田、塩野義、エーザイの薬品株の一角が軟調。積ハウス、ファーストリテも小甘い。

    テクニカル的には、日本国土(1887)、寿(2222)、カルビー(2229)、Jオイル(2613)、パル(2726)、フジオフ(2752)、東エレデバ(2760)、ブロンコB(3091)、メディアス(3154)、ディア・ライフ(3245)、サンセイラン(3277)、ワールド(3612)、セレス(3696)、日本ア(3751)、フルービット(3843)、サイバーコム(3852)、パイプド(3919)、カナミック(3939)、多木化(4025)、テイカ(4027)、NRI(4307)、理研ビ(4526)、久光(4530)、東和薬(4553)、早稲アカ(4718)、大成ラミ(4994)、MARUWA(5344)、昭和電線(5805)、ヨーカネツ(6269)、メルコ(6676)、サンケン(6707)、アイシン(7259)、プロネク(7893)、前澤化(7925)、バルカー(7995)、日ガス(8174)、京阪神ビ(8818)、日神不(8881)、JR東海(9022)、国際紙パ(9274)、AIT(9381)、内外トラ(9384)、KADOKAWA(9468)、学研(9470)、松竹(9601)、東宝(9602)、スペース(9622)、DTS(9682)が動兆。


     

     
    「気がかりは10年債利回り」
     
    週末のNY株式市場で主要3指数は上昇。
    S&P500は7連続で取引時間中としての最高値を更新。
    2017年10月以来最長となった。
    NASDAQは8日続伸。
    NYダウの年間上昇幅は過去最高。
    トランプ大統領が中国の習近平国家主席と通商面や香港および北朝鮮の問題について協議。
    「前進した」とコメントされた。
    11月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.4%増と底堅く伸び市場予想と一致。
    「毎年この時期は市場は追い風を受ける。
    年末までの間に、現在の市場の方向性を変えるようなものは何もない」との楽観姿勢だ。
    オプションや先物の決済日が重なるクアドルプル・ウィッチングで3市場の出来高は約115億3000万株と年初来最大。
    週足ではS&P500が1.7%上昇。
    週間としての上昇は9月上旬以来の大きさとなり4週続伸。
    ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は99.3と速報値の99.2から上方修正。
    市場予想の99.2を上回った。
    第3四半期の実質GDP確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増。
    改定値から変わらずで市場予想と一致で着地。
    10年国債利回りは1.918%。
    2年国債利回りは1.631%。
    ドルは上昇しドル円は109円台半ば。
    SKEW指数は150.14と続伸し9日連続で130超。
    恐怖と欲望指数は90→91に上昇。
    1年前はたった5ポイントだった。
     
     
    週末の日経平均は寄り付き29円高、終値48円安と3日続落。
    日足は5日連続の陰線。
    12月メジャーSQ値23895円に4勝2敗。
    後場に若干戻したものの12月13日の安値23775円を一時下回っており短期的には調整基調。
    ただ「個別銘柄レベルでは戦闘意欲衰えずという市場の雰囲気」という声もある。
    日経平均は週間では約206円下落。
    週足は陰線。
    日経ジャスダック平均は11週続伸。
    2012年3月の17週続伸以来7年9ヶ月ぶりの記録となった。
    東証1部の売買代金は2兆3923円。
    FTSEの浮動株比率調整に伴う組み入れ銘柄の入れ替え商いの影響で引け際に5000億円程度増加。
    値上がり1139銘柄、値下がり905銘柄。
    新高値128銘柄と12日連続の3ケタ。
    新安値9銘柄。
    騰落レシオは105.22。
    NTレシオは13.74倍。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    25日線(23473円)からは1.46%、200日(21802円)からは9.24%のプラスかい離。
    右肩下がりになった5日線(23924円)が上値抵抗線継続。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.558% 。
    買い方▲6.556%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.593%。
    買い方▲13.242%。
    売り比率は37.0%で7日連続の40%割れ。
    空売り規制なし銘柄の比率は5.9%。
    日経HVは11.9、日経VIは13.52。
    日経平均採用銘柄のPERは14.48倍。
    EPSは1644円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20356円。
    ドル建て日経平均は217.86(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は6.66円高の23340円(昨年末2077円)。
    シカゴ225終値は大証日中比90円高の23810円。
    高値23840円、安値23680円。
    気学では「押し目買いの日。ただし大上放れ高きは利食い」。
    火曜は「高くば売り。安きは買い」。
    水曜は「弱体日にして安き日。吹き値売り方針良し」。
    木曜は「逆行性強き日。逆張り方針良し」。
    金曜は「よく動く日。波動について駆け引きせよ」。
    月足陽線基準は23529円。
    年足陽線基準は19561円。
    週足のボリンジャーのプラス2σが24412円、プラス1σが23649円。
    このレンジをどちらに放れるかが年末の課題。
    年初に「今年はもう2万円台を見ることはできない」といった市場関係者はどういう気持ちだろうか。
    注目は10年国債利回りの0.010%。
    今年3月6日以来のプラス水準。
    再度「グレートローテーション」の声が聞こえ始めよう。
     
    NYダウは78ドル高の28455ドルと続伸。
    NASDAQは34ポイント高の8921ポイントと8日続伸。
    S&P500は15ポイント高の3220ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数は95ポイント高の10900ポイント。
    SOX指数は1.09%上昇。
    VIX指数は12.51。
    3市場の売買高は115億株と増加。
    これはSQの影響だ。
    225先物CME円建ては大証日中比90円高の23810円。
    ドル建ては大証比日中比110円高の23830円。
    大証夜間取引終値は日中比80円高の23800円。
    ドル円は109.44円。
    10年国債利回りは1.918%。
    2年国債利回りは1.631%。
     
    週間ベースではNYダウは1.1%高、2週続伸(累計1.6%上昇)。
    NASDAQは2.1%高、2週続伸(同3.1%上昇)。、
    S&P500は1.6%高 4週続伸(同3.5%上昇)。
    日経平均株価は0.9%安。
    TOPIXは0.4%安、ともに4週ぶり反落。
    東証マザーズ指数は1.5%安、3週続落(累計4.7%下落)。
    日経ジャスダック平均は0.6%高、11週続伸(同11.2%上昇)、
    東証2部指数は1.0%高、3週ぶり反発。
     
     
    「子年の日経平均は大台替えとなることが多い」と大和のレポート。
    1984年は初の一万円乗せ。
    1960年は初の千円乗せだった。
    逆に2008年はザラ場で7000円割れ。
    96年は前半高後半安だった。
     
    干支別の過去59年間の平均騰落率では子年がダントツの1位。
    辰・卯・亥・酉・申と続く。
    最下位は丑。
    「戌亥で仕込み、子で一旦売却。
    丑で再度仕込み、辰巳で売る」という仕組みなのかも知れない。
     
    IRで滑って郵政でインサイダー疑惑。
    トランプ大統領の所作どころか国内懸念も多い年末。
    冬至は通過。
    アノマリーは「TOPIXの冬2つの底=立冬と冬至」。
    だが今年の立冬は高かった。
     
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
    23日(月):安倍首相中国訪問、米シカゴ連銀全米活動指数、新築住宅販売
    24日(火):日中韓サミット、米耐久財受注
    25日(水):企業向けサービス価格指数、クリスマス
    26日(木):年内受け渡し最終日、黒田日銀総裁会見、ボクシングデー
    27日(金):失業率、鉱工業生産
    30日(月):大納会、米中古住宅販売仮契約
    31日(火):大晦日、米CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格、中国製造業PMI
     
    【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)
     
    25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
    26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
    30日(月)大納会
     
    【1月】(気学では「弱含み。売り方針にて、戻りがあれば売るべし」)
     
     1日(水):元日、日米貿易協定と日米デジタル貿易協定発効、所得税の見直し施行、パリ協定運用開始
     2日(木):東京休場
     3日(金):東京休場、米ISM製造業景況感、建設支出
     6日(月):大発会、自動車販売台数
     7日(火):マネタリーベース、米貿易収支、ISM非製造業景況感、製造業受注
     8日(水):消費動向調査、毎月勤労統計、米ADP雇用レポート、消費者信用残高、下げの日
     9日(木):30年国債入札
    10日(金):オプションSQ、家計調査、景気動向指数、米雇用統計
    週末:東京eスポーツフェスタ(ビッグサイト)、台湾総選挙
    13日(月):成人の日で休場、米財政収支
    14日(火):国際収支、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、ウィンドウズ7の延長サポート終了、株高の特異日
    15日(水):マネーストック、自動運転EXPO(ビッグサイト)、米生産者物価、NY連銀製造業景況感
    16日(木):機械受注、国内企業物価指数、米輸出入物価、小売売上高、企業在庫、対米証券投資、フィラデルフィア連銀製造業景況感
    17日(金):第三次産業活動指数、米鉱工業生産、住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感、変化日
    20日(月):日銀金融政策決定会合(→21日)、キング牧師生誕記念日、上げの日、
    21日(火):黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、世界経済フォーラム(ダヴォス会議)、独ZEW景況感
    22日(水):米シカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売、FHFA住宅価格指数、天赦日+一粒万倍日
    23日(木):貿易統計、全産業活動指数、米CB景気先行指数、ECB理事会(ラガルド総裁会見)
    24日(金):消費者物価、中国春節休暇(→30日頃)、変化日
    27日(月):米新築住宅販売、独IFO景況感、
    28日(火):企業向けサービス価格指数、米FOMC(→29日)、CB消費者信頼感、耐久財受注、S&P住宅価格指数
    29日(水):消費動向調査、月内受け渡し最終、日米中古住宅販売仮契約、変化日
    30日(木):米GDP速報値
    31日(金):鉱工業生産、失業率、米個人所得、ユーロ圏GDP、英EU離脱期限
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    岡本硝子(7746)・・・動兆
     
    岡本硝子に注目する。
    同社は特殊ガラスと薄膜技術によるプロジェクター用反射鏡や自動車ライト用レンズが中核。
    化粧品瓶用加飾蒸着は拡大。
    次世代自動車用全固体電池向けガラス材料に期待感。


    (兜町カタリスト櫻井)

     


    [概況]

    今週の為替市場では海外勢のクリスマス休暇などで薄商いとなることが予想される。米ドル円は米中通商協議における第1段階の合意などが期待されるなか先週末にかけては109円台半ば付近での推移が続いた。
     
    その後、週末に米中通商合意が報じられたことから引き続きリスク選好で米ドル買い円売りが期待できそうだが、海外勢のクリスマス休暇などにより値動きは徐々に小幅となることが予想される。
     
    一方、クロス円では先週、英ポンド円の下落が目立った。ジョンソン英首相がEU離脱後の移行期間について、2020年末より後の延長を認めないとする条項を追加する方針であることから、英国とEU間での自由貿易協定の交渉など不安材料が残る。
     
    また、今週は11月米新築住宅販売戸数(予想:72.8万件 前回:73.3万件)や11月米耐久財受注(予想:1.9% 前回:0.5%)など米経済指標の発表が予定されている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

     
    週明け23日の日経平均株価は前週末の終値(2万3816円)を上回るものの、上げは小幅にとどまりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3750円−2万3880円。
    20日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前の日比78ドル高の2万8455ドルで終え、連日で最高値を更新した。欧米株の上昇が投資家心理を支えるとみられるが、日経平均は17日に年初来高値を更新して以降、高値警戒感から利益確定目的の売りが続いており、積極的に上値を追う展開にはなりづらいだろう。2万3800円近辺で様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同20日の大阪取引所終値比90円高の2万3810円で取引を終えた。
     
    米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.02%高と最高値で終えた。日本でも半導体関連株は引き続き買われやすいだろう。
    20日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが0.01%をつけ、9カ月ぶりにプラス圏に浮上した。市場の一部からは「長期金利の上昇が続けば日本株の支援材料となる」との声が聞かれる。
     
    日程では、東証2部市場に酒類販売店「なんでも酒やカクヤス」を展開するカクヤス(7686)、マザーズに認可保育園運営のgbHD(6557)がそれぞれ新規上場する。
     

    【好材料銘柄】
     
    ■ネクストジェン <3842>
    協和エクシオ <1951> 、情報通信機器メーカーのタカコムと資本業務提携。ローカル5G分野や音声AIクラウドなどで協業する。資本面では2社を引受先とする50万株の第三者割当増資を実施。
     
    ■NCホールディングス <6236>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.55%にあたる10万株(金額で6500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月23日から20年6月22日まで。
     
    ■マルマエ <6264>
    上期経常を2.2倍上方修正。
     
    ■オリエンタルチエン工業 <6380>
    発行済み株式数(自社株を除く)の5.13%にあたる7万5000株(金額で7500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月23日から20年6月30日まで。
     
    ■千趣会 <8165>
    今期経常を一転黒字に上方修正、未定だった配当は3期ぶり2円で復配。
     
    ■豊商事 <8747>
    発行済み株式数の30.60%にあたる254万5455株(金額で14億0900万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は12月23日から20年1月27日まで。買い付け価格は550円。筆頭株主のEVOLUTION JAPANが保有株売却の意向を示したことに対応する。
     
    ■アエリア <3758>
    未定だった今期配当は7円増配。
     
    ■佐鳥電機 <7420>
    上期経常を64%上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    23(月)
    《決算発表》
    大光、あさひ
     
    【海外】
    米11月シカゴ連銀活動指数(22:30)
    米11月新築住宅販売(12/24 0:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》12月3週
     
    【推移】
     
    16日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は過去最高値を更新。トランプ大統領は「米中が第一段階の通商合意に到達した」とコメント。15日に予定していた対中追加関税の発動を見送る方向となったことを好感。英総選挙で与党・保守党が勝利。「年初から市場の重しになっていた2つの大きなリスクが少なくとも当面は解消した」という見方だ。
     
    S&P500は週初から0.7%上昇。過去10週間のうち9週上昇となった。好調な米経済指標やFRBの金融緩和などが株価押し上げ要因となりS&P500種は年初から26%上昇。11月の小売売上高は前月比0.2%増と市場予想の0.5%増を下回ったが影響は限定的。実態よりもムードで動いているのは日米共通だ。
     
    日経平均株価は70円安の23952円と反落。「13日の日経平均が598円高と急伸し1年2カ月ぶりに2万4000円台を回復していたためいったん利益を確定する目的の売りが出た」との解釈だ。東証1部の売買代金は1兆8617億円。SBG、任天堂が上昇。信越化、日東電が下落。
     
    17日(火):
    週明けのNY株式相場で主要3指数は4日続伸。NYダウは11月下旬以来となる過去最高値を更新。S&P500とNASDAQは3日連続で最高値を更新した。前週末の米中貿易協議の「第1段階」合意好感が継続。「合意が世界経済にとっても追い風になるとみて、幅広い銘柄に買いが優勢となった」との解釈だ。
     
    中国の11月鉱工業生産は前年比6.2%増加と5カ月ぶりの大幅な伸び。11月の小売売上高も前年比8.0%増加し市場予想を上回った。これらも追い風になった格好。SOX指数は1%近く上昇し「市場が見込んでいた最善のシナリオが確認された」という声も聞こえる。
     
    日経平均株価は113円高の24066円と反発。年初来高値を更新し1年2カ月ぶりの高値水準を回復した。ただ寄り天で上値は重かった。東証一部の売買代金は2兆1718億円。ファーストリテイリング、SBGが上昇。かんぽ、電通が下落。12月メジャーSQ値23895円に3勝。
     
    18日(水):
    火曜のNY株式市場で主要株価3指数は小幅に上昇し5日続伸。S&P500は4日連続で史上最高値を更新。年初来上昇率は27%を超えた。そのうち9割近い23%がPERの上昇の影響という見方。因みに今後1年のS&PのPERは17.8倍。「14倍台の欧州や日本を大きく上回る」との見方もある。
     
    11月の米住宅着工件数は前月比3.2%増の136万5000戸と市場予想を上回った。住宅着工の許可件数は12年半ぶりの高水準。11月の鉱工業生産指数は製造業部門が1.1%上昇。市場予想の0.7%上昇を上回った。SKEW指数は143.85と反落したが130ポイント超は7日連続(今年の最大は8月13日の159.03)。恐怖と欲望指数は82→85に上昇。
     
    日経平均株価は1311円安の23934円と反落。NY株は史上最高値を更新したが、日経平均は3ケタ下落とチグハグな展開。東証一部の売買代金は2兆1718億。SBG、オリンパスが上昇。ファーストリテ、ダイキンが下落。年末でも売買エネルギーが変わらないのは仕組債の跳ね返りの売りなのかも知れない。もっとも売買エネルギーの不変は日米共通だ。
     
    19日(木):
    NY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウとS&P500は反落。NASDAQは続伸し5日連続で終値ベースの過去最高値を更新。フェデックスが10.0%の大幅安。コスト上昇やアマゾンとの輸送契約打ち切りなどが響き2020年度の利益見通しを引き下げたことを嫌気した。ダウ輸送株指数は0.9%安。
     
    一方、小型株中心のラッセル2000指数は14カ月ぶりの高値水準に上昇。「ウクライナ疑惑」を巡るトランプ大統領の弾劾訴追決議案採決については反応薄。ドイツのIFO景況感は市場予想を上回り着地し6カ月ぶりの高水準。
     
    日経平均株価は69円安の23864円と続落。4日ぶりにメジャーSQ値23895円を下回った。方向感を示す材料に乏しく見送りムード。日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持やETF貸付制度の導入を決定したが影響は限定的。
    東証1部の売買代金は1兆9908億円と2兆円割れ。新高値110銘柄と11日連続の3ケタ。新安値9銘柄。SBG、KDDIが上昇。ファーストリテ、ファミマが下落。空売り比率は38.0%で6日連続の40%割れ。
     
    20日(金):
    NY株式市場は上昇。NASDAQは7日続伸。S&P500は取引時間中の最高値を6日連続で更新。2018年1月以来最長を記録した。ムニューシン米財務長官が米中の「第1段階」の通商合意について「来年1月初旬に署名する」と述べたことを好感。「楽観ムードが一段と高まった」との見方だ。
    週間新規失業保険申請件数は前週比1万8000件減の23万4000件。ただ市場予想の22万5000件は上回った。フィラデルフィア地区連銀業況指数は0.3と11月の10.4から低下。6月以来の低水準となった。
     
    週足陽線基準は23952円。
    月足陽線基準は23529円。
    年足陽線基準は19561円。
    木曜のボリンジャーのプラス2σが24017円。
    5日ぶりにプラス2σを下回った。
    プラス1σが23735円。
    株価は調整している時には魅力的に映らないが、それは次へのステップと考えたい局面。
     
    (2) 欧米動向
     
    興味深かったのはロイターの「ヘッジファンドがESG企業を空売り」の記事。
    ESG関連への投資は世界の運用資産の約4分の1(31兆ドル)。
    指摘は「企業の事故PRで過度に株価がかさ上げ。
    あるいは事業の展望を損ないかねないリスクが覆い隠されているケースは少なくない。
    上辺だけの環境配慮が株価を押し上げている可能性があるということ。
    ESG評価が高い企業は低い企業よりも空売り対象となるという。
    そもそも開示項目の規則はほとんどない。
    企業はものごとが順調に進んでいるときはよく報告する。
    うまくいかなくなると黙るものだ。
    そして完璧なESG評価は存在しない。
    プラスチックの蓋がついたプラスチックの容器に形ばかりの紙ストローをつけるようなESGは空売り対象」。
    非常に興味深い。
     
    (3)アジア・新興国動向
     
    先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち20指数が上昇。
     
    上位1位英国週間騰落率3.11%、2位イタリア2.89%、3位マレーシア2.48%、
    4位スイス2.40%、5位ブラジル2.27%、12位中国1.26%、14位米国1.14%。
    下位25位フィリピン▲1.33%、24位ベトナム▲1.01%、23位日本▲0.86%、
    22位タイ▲0.06%、21位シンガポール▲0.05%。
     
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
    23日(月):安倍首相中国訪問、米シカゴ連銀全米活動指数、新築住宅販売
    24日(火):日中韓サミット、米耐久財受注
    25日(水):企業向けサービス価格指数、クリスマス
    26日(木):年内受け渡し最終日、黒田日銀総裁会見、ボクシングデー
    27日(金):失業率、鉱工業生産
    30日(月):大納会、米中古住宅販売仮契約
    31日(火):大晦日、米CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格、中国製造業PMI
     
     
    【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)
     
    25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
    26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
    30日(月)大納会
     
    【1月】
     
     1日(水):元日、日米貿易協定と日米デジタル貿易協定発効、所得税の見直し施行、パリ協定運用開始
     2日(木):東京休場
     3日(金):東京休場、米ISM製造業景況感、建設支出
     6日(月):大発会、自動車販売台数
     7日(火):マネタリーベース、米貿易収支、ISM非製造業景況感、製造業受注
     8日(水):消費動向調査、毎月勤労統計、米ADP雇用レポート、消費者信用残高、下げの日
     9日(木):30年国債入札
    10日(金):オプションSQ、家計調査、景気動向指数、米雇用統計
    週末:東京eスポーツフェスタ(ビッグサイト)、台湾総選挙
    13日(月):成人の日で休場、米財政収支
    14日(火):国際収支、景気ウォッチャー調査、米消費者物価、ウィンドウズ7の延長サポート終了、株高の特異日
    15日(水):マネーストック、自動運転EXPO(ビッグサイト)、米生産者物価、NY連銀製造業景況感
    16日(木):機械受注、国内企業物価指数、米輸出入物価、小売売上高、企業在庫、対米証券投資、フィラデルフィア連銀製造業景況感
    17日(金):第三次産業活動指数、米鉱工業生産、住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感、変化日
    20日(月):日銀金融政策決定会合(→21日)、キング牧師生誕記念日、上げの日、
    21日(火):黒田日銀総裁会見、日銀展望レポート、世界経済フォーラム(ダヴォス会議)、独ZEW景況感
    22日(水):米シカゴ連銀全米活動指数、中古住宅販売、FHFA住宅価格指数、天赦日+一粒万倍日
    23日(木):貿易統計、全産業活動指数、米CB景気先行指数、ECB理事会(ラガルド総裁会見)
    24日(金):消費者物価、中国春節休暇(→30日頃)、変化日
    27日(月):米新築住宅販売、独IFO景況感、
    28日(火):企業向けサービス価格指数、米FOMC(→29日)、CB消費者信頼感、耐久財受注、S&P住宅価格指数
    29日(水):消費動向調査、月内受け渡し最終、日米中古住宅販売仮契約、変化日
    30日(木):米GDP速報値
    31日(金):鉱工業生産、失業率、米個人所得、ユーロ圏GDP、英EU離脱期限
     

    (兜町カタリスト 櫻井英明)
     

    [株価材料]
     
     
    ■金正恩氏 国防力強化を討議 北朝鮮が軍事委拡大会議
    ■システム3社が営業益最高 4〜12月期 省力化追い風
    ■半導体材料の対韓輸出管理 一部を緩和
    ■国立高 専機能を高度化 3Dプリンター導入 900億円計上
     
    ■王子HD<3861>
    紙容器製造に参入 石塚硝子<5204>と共同で
     
    ■メルカリ<4385>
    山田社長 大手の傘下入らない
     
    ■ランサーズ<4484>
    リースが提携 フリーランスに与信
     
    ■テルモ<4543>
    脳動脈瘤 治療時間半分
     
    ■ヤフー<4689>
    ネット公売終了へ 21年3月に 900団体利用 代替なく痛手
     
    ■日立<6501>
    台風冠水の郡山事業所撤退 他県の拠点に移転
     
    ■NEC<6701>
    量子計算機で巻き返し 疑似再現機を来年商用化
     
    ■富士通ゼ<6755>
    米国事業の営業益2倍 23年3月期
     
    ■かんぽ<7181>
    日本郵便に新規販売3カ月間停止を検討 金融庁
     
    ■トヨタ<7203>
    中国でFCV中核部品外販
     
    ■ヤマハ発<7272>
    EV用モーターに参入 20年に試作販売
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    VF 印レンズカートに2.75億ドル超投資
     
     

12月23日 毎日コラム
貴方の老後は大丈夫?手を打たないと!
・・・続き



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