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【市況一覧】
日経平均株価
38,299.71 +25.66 05/02
TOPIX
2,732.33 +2.93 05/02
マザーズ
643.60 -2.65 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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    24日の日経平均は小幅に続伸。9円47銭高の2万3830円58銭で取引を終えた。
    海外投資家はクリスマス休暇に入っている状況であり、参加者が限られることもあり、こう着感の強い相場展開となった。
    日経平均は9円高(2万3830円)と小幅な上昇で、東証1部の売買代金は今年最低を更新した。ローソク足では7日連続で陰線を形成。
    特に後場は、6円安から7円安になってしばらく動かないといったような、寂しい時間帯が長く続いた。
     
    明日25日の日経平均株価は動意に乏しい展開か。
    24日の東証1部売買代金は1兆2861億円(前日比2137億円減)と前日に続く大幅減少となり、14年4月18日(1兆1502億円)以来の低水準となった。海外投資家のクリスマス休暇入りに伴い、市場エネルギーは衰退しており、盛り上がりは期待しにくい。

    明日は米国をはじめ欧州や香港、韓国、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ブラジルと概ね世界の株式市場はお休みとなる。日本と中国では取引が行われるとはいえ、海外投資家はほぼ不在。あすの日本株は基本的には大きな動きは出づらいと考える。

    ただ、北朝鮮の鼻息が荒くなっており、クリスマスのタイミングで何らかの軍事行動を行う可能性がある点には警戒を払っておく必要があるだろう。
     
     
     
    ■テクニカル・ポイント(24日現在)
     
    25399.65  ボリンジャー:+3σ(26週)
    25261.09  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24519.67  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24414.87  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24327.82  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24113.55  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23888.95  6日移動平均線
     
    23830.58  ★日経平均株価24日終値
     
    23812.23  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23778.26  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23725.78  均衡表転換線(日足)
    23510.91  25日移動平均線
    23408.92  均衡表基準線(日足)
    23398.36  均衡表転換線(週足)
    23255.99  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23209.59  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23141.55  新値三本足陰転値
    23036.85  13週移動平均線
    22908.27  ボリンジャー:-2σ(25日)
    22888.31  均衡表雲上限(日足)
    22696.70  75日移動平均線
    22606.94  ボリンジャー:-3σ(25日)
    22295.43  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    ローソク足は7本連続の陰線を引き、終値が下降中の5日線を下回ったほか、ザラ場安値が昨日安値をわずかに割り込んだ。
    東証1部の騰落レシオ(25日)は102.08%(昨日101.13%)と中立圏中央付近でほぼ横ばいで引けたほか、日中の値幅は57.21円と極端に狭く、もち合い相場は最終局面に入ったとみられる。
     

    【大引け概況】
    24日の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比9円47銭高の2万3830円58銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:02:03 容量:18.09M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方はやや買いが優勢だった。しかし、9月以降の日本株上昇のけん引役である海外投資家の影は薄く、国内に新規の買い材料もなかったことから、上げ幅は広がらなかった。前場中盤以降、日経平均株価は前日終値近辺での小動きに終始。日経平均の日中の値幅(高値と安値の差)は57円にとどまった。
     
    海外投資家の多くが既にクリスマス休暇入りしているとみられ、市場参加者が少ないことから上値を追う力に欠けた。同様の理由から他のアジア株式市場でも積極的な売買を手控える動きが目立っており、取引時間中は海外市場の動向など外部の手掛かり材料にも乏しかった。国内の個人投資家の関心も値動きの軽い新興銘柄に向かっているとの声が聞かれ、
     
    市場からは「米国株の最高値更新以外、何も材料がない。日経平均先物は朝高後、ほぼ横ばいだ。外国人投資家のクリスマス休暇入りで方向性が出ず、あすもこんな感じだろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は小幅ながら5日続落した。終値は前日比9.90ポイント安の1万5450.08だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、1.20ポイント安の1728.22で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆2861億円と今年最低で、2014年4月18日(1兆1502億円)以来およそ5年8カ月ぶりの低水準となった。
    東証1部の売買高は8億6585万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は994と値下がりの1030を下回った。変わらずは135銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、ガラス・土石製品などが上昇。保険業、海運業、その他金融業、銀行業などは下落。
     
     
    個別では、アドテストやファナック、村田製作所、太陽誘電が上昇した。ファストリやリクルートも上げた。出資先の破綻が嫌気され、朝方に売りが先行したソフトバンクグループ(SBG)も切り返して取引を終えた。LINEが買い優勢、マネジメントソリューションズが値上がり率トップとなり、ボルテージは値幅制限いっぱいに買われた。CEホールディングスも高い。プレサンスコーポレーションも高い。レーザーテックが上昇、日本通信も物色人気となった。
     
    半面、テルモや東エレクトロン、エプソンは下落した。NTT、KDDIやアステラス、バンナムHDにも売りが優勢だった。トヨタ自動車も冴えない。テルモも軟調。シグマクシスが急落、カナミックネットワーク、タカラトミーも大きく値を下げた。千趣会が売られ、しまむら、かんぽ生命保険も下落した。

     
    東証2部株価指数は前日比14.81ポイント安の7229.42ポイントと続落した。
    出来高1億1835万株。値上がり銘柄数は204、値下がり銘柄数は228となった。
     
    個別では、魚喜、日創プロニティ、リミックスポイント、児玉化学工業、レオクランなど6銘柄が年初来安値を更新。恵和、土屋ホールディングス、セーラー万年筆、竹田印刷、東邦金属が売られた。
     
    一方、カーチスホールディングス、櫻島埠頭がストップ高。田辺工業、高田工業所、いい生活、古林紙工、JFEシステムズなど18銘柄は年初来高値を更新。JESCOホールディングス、インスペック、指月電機製作所、杉村倉庫、大興電子通信が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比11円41銭高い3768円74銭だった。17日以来、5営業日ぶりに年初来高値を更新した。
    前日の米国市場では、中国による輸入関税の引き下げが好感され主要株価指数は揃って上昇。ただ、クリスマス休暇で海外投資家が少ない薄商いの中、午前は狭いレンジでの小動きに留まった。ただ、好材料を発表した銘柄や値動きが軽い銘柄に資金が集まり、指数は後場に上げ幅を広げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で526億円、売買高は6554万株だった。
    値上がり銘柄数は307、値下がり銘柄数は307となった。
     
    個別では、グッドライフカンパニー、ジョルダン、Eストアー、クリエアナブキ、ソレキアがストップ高。ネクストジェンは一時ストップ高と値を飛ばした。日本電技、ETSホールディングス、神田通信機、チエル、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所など23銘柄は年初来高値を更新。KG情報、豊商事、ホーブ、システム ディ、セレスポが買われた。
     
    一方、極楽湯ホールディングス、中京医薬品、アール・エス・シー、サカイホールディングス、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。日本ロジテム、ダイヤ通商、ウィザス、ぱど、大谷工業が売られた。


    東証マザーズ指数は前日比9.97ポイント高の879.62ポイントと反発した。
    本日は久しぶりに新規上場企業がなかったということもあり、物色の矛先はIPOに伴う資金流出によって軟調に喘いでいた時価総額上位銘柄群が久々に強含みで指数は1%を超える大幅反発となった。そーせいやサンバイオ、アンジェスなどバイオ・医薬品関連株が上昇し、指数をけん引した。
    値上がり銘柄数は165、値下がり銘柄数は128となった。
     
    個別では、フォーライフ、ベストワンドットコムがストップ高。ジーエヌアイグループ、ピーバンドットコム、ドリコム、アイリッジ、マネーフォワードなど13銘柄は年初来高値を更新。東名、モブキャストホールディングス、旅工房、ブティックス、Welbyが買われた。
     
     一方、トゥエンティーフォーセブンがストップ安。フルッタフルッタ、ランディックス、はてな、Chatwork、メタップスなど10銘柄は年初来安値を更新。スペースマーケット、フリー、INCLUSIVE、ALiNKインターネット、BASEが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

     
    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比9円64銭安の2万3811円47銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.53ポイント安の1727.89で始まった。
    様子見気分が強く、積極的な買いが手控えられている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小幅安。前場終値と比較して横ばい。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円40銭近辺の推移。アジア主要株式市場の中国上海株はしっかりだが、あとは総じて軟調。
     
    個別では、東エレクがさえない。トヨタが弱含み。武田、第一三共も売りが優勢。タカラトミーが値を下げている。ソフトバンク、NTT、KDDIは軟調。三菱UFJ、三井住友は小安い。
    半面、ソフトバンクG、ZHDは強含み。レーザーテック、アドバンテス、村田製、太陽誘電もしっかり。プレサンスが上伸。LINEが高い。
     
    日経平均は上値が重い。ただ、下値を叩くような売りも出ず、2万4000円手前でこう着感を強めている。先週来当欄で指摘しているとおり、年末を前に追加材料待ちのもち合いといったところだろう。状況に大きな変化は見受けられない。
     
    先週賑わったIPO(新規株式公開)では、25日に2社、26日に1社の新規上場が予定されている。これらのIPO銘柄にも引き続き積極的な買いが向かうだろうが、先週の上場銘柄に初値高騰の反動が見られるうえ、11月上場銘柄で業績下方修正が相次いだため、やや慎重ムードが広がる可能性もあるだろう。
     


    24日午前の日経平均株価は小幅に反落した。前日比12円56銭(0.05%)安い2万3808円55銭で前場を終えた。
    日経平均が高く始まったものの買いは続かず寄り後はすぐに値を消す展開となった。前日の米国株市場では米中貿易協議の進展期待からNYダウをはじめ主要指数の最高値更新基調が続いているが、東京株式市場は海外投資家不在で市場エネルギー不足のなか、引き続き上値の重い展開を強いられている。午前中の日経平均の値幅(高値と安値の差)は57円にとどまった。
     
    国内の投資家も、個人による新規株式公開(IPO)銘柄物色を除けば動きは鈍い。前場の東証1部の売買代金は最終的に1兆5000円を割った前日のペースをさらに下回って推移するなど、連日の薄商いだ。「投資家心理が悪くないことは株価の下支えになる」とされるものの、上値追いの主体がいないため、後場も日経平均は前日終値近辺での一進一退となりそうだ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で6132億円にとどまり、前日の同時点(7222億円)を下回った。売買高は4億2465万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の半数程度にあたる1068。値上がり銘柄数は947、変わらずは142銘柄だった。

     
    業種別株価指数(33業種)は、保険業、その他金融業、海運業などが下落。水産・農林業、ガラス・土石製品、機械などは上昇した。
     
    個別では、LINEが買いを集めアドテストやファナック、太陽誘電が上昇した。レーザーテックが高く、リクルートやファストリ、ファミマも上げた。プレサンスコーポレーションも上値追い。マネジメントソリューションズが値上がり率トップに買われ、ボルテージはストップ高となった。
     
    半面、出資するカナダのリチウム鉱山会社の破綻が伝わったソフトバンクグループ(SBG)も安い。東京エレクトロンが軟調、アステラス、第一三共も下げた。タカラトミーは大きく値を下げた。シグマクシスが急落、KDDI、エプソン、千趣会、テルモも安い。
     
    東証2部株価指数は前日比32.40ポイント安の7211.83ポイントと続落した。
    出来高6987万株。値上がり銘柄数は181、値下がり銘柄数は230となった。
     
    個別では、魚喜、日創プロニティ、リミックスポイント、児玉化学工業、レオクランなど6銘柄が年初来安値を更新。那須電機鉄工、土屋ホールディングス、恵和、北日本紡績、竹田印刷が売られた。
     
    一方、田辺工業、高田工業所、いい生活、古林紙工、JFEシステムズなど14銘柄が年初来高値を更新。カーチスホールディングス、JESCOホールディングス、カクヤス、インスペック、アルメディオはが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比3円40銭高い3760円73銭となった。
    新規材料難から小幅なレンジ内でのもみ合い展開が続いている。クリスマス休暇入りの市場参加者が多く方向感に欠けるなか、ヤフー子会社の株式取得を発表したEストアーなど好材料を発表した銘柄が物色され、指数をわずかながら押し上げた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で292億円、売買高は3778万株。
    値上がり銘柄数は257、値下がり銘柄数は307となった。
     
    個別では、Eストアー、クリエアナブキがストップ高。日本電技、ETSホールディングス、グッドライフカンパニー、ネクストジェン、チエルなど17銘柄は年初来高値を更新。ホーブ、システム ディ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、ジャパンシステム、KG情報が買われた。
     
    一方、極楽湯ホールディングス、中京医薬品、アール・エス・シー、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。ビジョナリーホールディングス、ダイヤ通商、ぱど、グローム・ホールディングス、ナビタスが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比0.60ポイント高の870.25ポイントと反発した。
    欧米市場がクリスマス休暇シーズン入りとなっているため、海外投資家による売買は見込めず、本日はマザーズ市場へのIPOもないだけに、個人投資家の動きも鈍くなりそうで、狭いレンジ内での動きとなっている。指数寄与度の高いアンジェスやメルカリ、ギフトが上昇した。
    値上がり銘柄数は133、値下がり銘柄数は164となった。
     
    個別では、フォーライフ、ドリコム、アイリッジ、マネーフォワード、フリーなど9銘柄が年初来高値を更新。旅工房、シルバーエッグ・テクノロジー、アズーム、ブティックス、日本リビング保証が買われた。
     
     一方、トゥエンティーフォーセブンがストップ安。フルッタフルッタ、ランディックス、はてな、Chatwork、エスユーエスなど9銘柄は年初来安値を更新。BASE、ALiNKインターネット、INCLUSIVE、メドレー、インパクトホールディングスが売られた。

    【寄り付き概況】

    24日の日経平均株価の始値は前日比18円07銭高の2万3839円18銭と小幅に続伸して始まった。
    前日のNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が最高値更新基調を続けており、東京市場でもリスクオンの流れにある。中国が来年1月から冷凍豚肉などの関税引き下げを決めたことで米中協議進展への期待が高まっている。
     
    ただ、外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と円安が進んでおらず、クリスマス休暇に絡み海外投資家の参戦も見込めない状況下で、日経平均の上値は重い。市場エネルギー不足で方向感も定まりづらく、薄商いのなか狭いレンジでの推移が想定される。
     
    市場では「米国株も売り手がいない中で上昇しており、年末に向けては利益確定売りが出やすい」として、目先の相場全体の上値の重さを見込んで買い持ち高を手じまう動きが出ているとの見方もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、24業種前後が高く、値上がり上位に水産、鉱業、石油、非鉄、ガラス土石など。
     
    個別では、三菱UFJ、みずほFGの銀行株や日本製鉄、JFEの鉄鋼株、コマツ、クボタの建設機械株が堅調。また、日本電産、村田製の電子部品株もしっかりし、武田、第一三共の薬品株も値を上げ、ファミマ、ファーストリテも値を上げる。リクルートやファナック、エムスリーも上昇している。
     
    半面、東エレク、アドバンテス、SUMCOの半導体関連株や三井不が安く、NTT、NTTドコモ、KDDIの通信株が値を消し、ソフトバンクGは続落している。エプソンやスズキも下げている。
     
    テクニカル的には、PS三菱(1871)、アリアケ(2815)、Hamee(3134)、JSB(3480)、サツドラ(3544)、チェンジ(3962)、参天(4536)、三機(6044)、IBJ(6071)、ストライク(6196)、インソース(6200)、モリタ(6455)、JES(6544)、エレコム(6750)、富士通ゼ(6755)、サイゼリヤ(7581)、日MDM(7600)、クワザワ(8104)、イオン(8267)、地銀、吉野家(9861)が動兆。
     
     


    [概況]
     
    23日欧米時間の外国為替市場において、英ポンド円が軟調な推移となっている。ジョンソン首相が提案している移行期間延長を禁じる離脱協定法案への懸念が広がっているほか、スコットランドの分離独立を求める機運も強まっており、英ポンド売りが止まらない。そのようななか、英ポンドが対米ドルで1.3000ドルの大台を割れ込みストップ注文を巻き込む形で1.2900ドル台へと水準を下げると、英ポンド円もサポートとなっていた142.00円の大台を割れ込み、一時141.15円まで本日安値を更新する格好となっている。
     
    英ポンド円は大台割れに加えて、5日・20日移動平均線のデッドクロスも確認されており、テクニカル的な地合いは非常に悪い。短期的には、総選挙前にもみ合っていた140.00円付近の水準を目指す展開となる可能性が高そうだ。
     
    一方の米ドル円は109.40円付近で動意の薄い展開。11月米耐久財受注(前月比/予想:1.5%、結果:-2.0%)が非常に弱い結果であったが、反応は乏しかった。クリスマス直前ということもあり参加者が減っているようで目先も同様な展開となることが予想される。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [概況]

     
    24日の東京為替市場は、各通貨とも限定的な値動きだった。米ドル円は109.40円、ユーロ円は121.20円、英ポンド円は141円台半ば、豪ドル円は75.50円を中心とし、方向感は生まれなかった。
    さて、この後の欧米時間はクリスマスイブで取引参加者も少ないことから、限定的な値動きは続きそうだ。なお、24日の米株式市場は短縮時間となる。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    24日の日経平均株価は小動きとなりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3700円−2万3900円。
    23日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比96ドル高の2万8551ドルで終え、3日連続で最高値を付けた。S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数も上昇し、それぞれ最高値を更新した。日本株の支援材料になるだろう。
     
    ただ、クリスマスの前日で休暇に入る海外投資家は多く、積極的な売買は手控えられる公算が大きい。新たな手掛かりには乏しい中では、上値も重いと想定される。指数は前日終値近辺の水準で早々にこう着感が強まると予想する。
    日経平均は前日終値の2万3821円近辺で推移しそうだ。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比50円高の2万3800円だった。
     
    米株価指数の高値更新は日本株の買い安心感につながる一方、「海外勢の取引参加が減っているうえ、年末接近で新規で買い持ち高を形成する国内機関投資家も少ない」との声は多い。商いは乏しく、指数の方向感は限られる可能性が高い。
     
    個別ではLINEが注目される。ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEは23日、経営統合で最終合意したと発表した。ソフトバンクと韓国ネイバーが共同でLINEに対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、LINEは上場廃止となる見込み。TOB価格は1株5380円と、同社株の前日終値を約2%上回る水準で、さや寄せする形で買いが入りそうだ。
     
    日程面では、日銀金融政策決定会合の議事要旨(10月30〜31日開催分)、11月の全国スーパー売上高。中国・成都で日中韓の首脳会談が開催される。フィリピンやインドネシア、ドイツの各市場が休みとなる。クリスマスの前日で米国の債券と株式市場は短縮取引になる。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ジョルダン <3710>
    子会社J MaaSが電通 <4324> と資本業務提携。「MaaSサプライヤー」の実現に向けて新たな出資先が決定。
     
    ■Eストアー <4304>
    ヤフー子会社でECサイト構築ソフトの開発・販売を手掛けるコマースニジュウイチの全株式を取得し子会社化する。取得価額は13億円。
     
    ■シグマクシス <6088>
    今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■LINE <3938>
    ソフトバンク <9434> とNAVERが非公開化を目的とした共同TOBを実施する。TOB価格は1株5380円で20年5月から6月の買い付け開始を目指す。
     
    ■Nuts <7612>
    会員制医療クラブへの入会の斡旋業務で中国の300 Forever Young社と業務提携。
     
    ■セルシード <7776>
    台湾で「自己軟骨細胞移植」が細胞治療技術施行計画(先進医療に相当)として承認された。これに伴い、提携先メタテックから今期にマルストーン収入2000万円を受領する。また、治療が10症例完了した際に5000万円、軟骨再生シートが上市した際に売上高に応じたロイヤリティを受け取る予定。
     
    ■土屋ホールディングス <1840>
    東証が24日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■ツクイ <2398>
    アサヒクリーンが展開する訪問介護事業を来年4月に譲受する。
     
    ■エディオン <2730>
    プログラミング教室を運営する夢見る社の全株式を取得し子会社化する
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    24(火)
    日銀金融政策決定会合議事要旨(10/30〜10/31開催分)
    2年国債入札
    《決算発表》
    しまむら、ストライク、ピックルス、ハピネス&D
     
    【海外】
    日中韓首脳会談(中国・成都)
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


    「NYの欲望指数はほぼ最大限」
     
    週明けのNY株式市場でNYダウは3日続伸。
    3日連続で過去最高値を更新した。
    中国政府がすべての貿易相手国に対して来年1月から冷凍豚肉など859品目の関税引き下げを決めたことを好感。
    3Mや半導体セクターなど中国売上高比率が高い銘柄中心に買い優勢の展開。
    CEOの退任を発表し経営責任の明確化で主力小型機「737MAX」の運航再開が進むとの期待が強まったボーイングが3%上昇。
    目標株価が引き上げられたアップルは上場来高値を更新。
    NASDAQは9日続伸し過去最高値を更新。
    9日続伸は2017年9月26日から10月6日に9日続伸して以来2年2カ月ぶりのこと。
    S&P50は3日続伸。
    8日連続でザラバの市場最高値を更新。
    クリスマスを2日前のNY株は高いというアノマリー通りになった。
    年初来ではNYダウが22.39%、NASDAQが34.82%、S&P500が28.61%の上昇となっている。
    耐久財受注額(季節調整済み、半導体を除く)は前月から2.0%減少。
    2カ月ぶりの減少。市場予想は1.2%程度の増加だった。
    新築一戸建て住宅販売件数(季節調整済み、年率換算)は71.9万戸で前月比1.3%増加。
    市場予想の73万戸は下回ったが前年同月比では16.9%増。
    販売価格(中央値)は33.08万ドルで前年同月から7.2%上昇。
    10年国債利回りは1.93%。
    2年国債利回りは1.65%。
    ドル円は109円台前半。
    今夜のNYはクリスマス前で半日取引。
    そしてクリスマスの休日を迎える。
    恐怖と欲望指数は90?91?92と上昇。
    1か月前は「69」、1年前はわずか「3」だった。
     
    31年ぶりの12月23日の立ち合い。
    日経平均は寄り付き105円高、終値4円高と4日ぶりの小幅反発。
    日足は6日連続の陰線。
    東証1部の売買代金は1兆4999円。
    9月3日の1兆3374億円以来約3か月半ぶりの低水準。
    値上がり586銘柄、値下がり1486銘柄。
    新高値102銘柄と13日連続の3ケタ。
    新安値12銘柄。
    騰落レシオは101.13。
    NTレシオは13.77倍。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    25日線(23473円)からは1.46%、200日(21802円)からは9.24%のプラスかい離。
    右肩下がりになった5日線(23924円)が上値抵抗線継続。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.309% 。
    買い方▲6.888%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.767%。
    買い方▲13.712%。
    売り比率は36.9%で8日連続の40%割れ。
    空売り規制なし銘柄の比率は5.7%。
    日経HVは11.6、日経VIは13.85。
    日経平均採用銘柄のPERは14.46倍。
    EPSは1647円。
    PBRは1.17倍。
    BPSは20359円。
    ドル建て日経平均は217.70(12月13日が219.64)。
    東証単純平均株価は9円安の2331円(昨年末2077円)。
    シカゴ225終値は大証日中比50円高の23800円。
    高値23860円、安値23730円。
    気学では「高くば売り。安きは買い」。
    水曜は「弱体日にして安き日。吹き値売り方針良し」。
    木曜は「逆行性強き日。逆張り方針良し」。
    金曜は「よく動く日。波動について駆け引きせよ」。
    月足陽線基準は23529円。
    年足陽線基準は19561円。
    いずれにしても薄商いのシーズン。
    6日連続日足陰線からの脱却が欲しい。
     
     
    NYダウは96ドル高の28551ドルと3日続伸。
    NASDAQは34ポイント高の8945ポイントと9日続伸。
    S&P500は2ポイント高の3224ポイントと3日続伸。
    いずれも過去最高値を更新。
    ダウ輸送株指数は11ポイント高の10912ポイント。
    SOX指数は0.18%上昇。
    VIX指数は12.68。
    225先物CME円建ては大証日中比50円高の23800円。
    ドル建ては大証比日中比75円高の23825円。
    大証夜間取引終値は日中比20円高の23770円。
    ドル円は109.39円。
    10年国債利回りは1.93%。
    2年国債利回りは1.65%。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [株価材料]
     
    ■ネット証券「手数料ゼロ」過熱 収益の展望なく消耗戦

    ■2019年の中国新車販売 過去最低の落ち込みに
     
    ■顔認証でオンライン試験 エデュラボ<4427>と英検協会
     
    ■三協立山<5932>高断熱の二重窓投入 性能10倍 結露抑制
     
    ■ダイフク<6383>資金回収を6日短縮 20年3月期 M&Aに備え
     
    ■ハイデ日高<7611>営業益15%減 3〜11月 人件費値下げ重荷に
     
    ■家庭や病院にローカル5G 住友商事<8053>IIJ<3774>などが連合
     
    ■シナネンHD<8132>とエイブル シェア自転車で連携
     
    ■ロイヤルHD<8179>が新型店 楽天<4755>の顔認証決済を導入
     
    ■北陸銀行<8377> IT大手などと連携強化、FGへの部門移行も
     
    ■野村HD<8604>の中国事業「4〜5年でフルラインに」
     
    ■NTT<9432>数千人規模の構造改革へ 海外統括会社で100人削減
     
    ■社員証かざして自販機決済 GMO<9449>系がシステム提供


    23日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸した。前週末比96ドル44セント(0.3%)高の2万8551ドル53セントと3日連続で過去最高値を更新した。
     
    トランプ米大統領は21日、中国との貿易協議「第1段階の合意」への署名を「非常に近いうちに行う」と発言。一方、中国政府は23日、冷凍豚肉などの輸入品859品目について、来年1月からの関税引き下げを発表した。今回の発表は対米貿易協議と直接関係はないものの、両政府の署名を前に、市場では貿易摩擦緩和への期待が広がった。
     
    中国による輸入関税引き下げが好感され工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や半導体株など中国売上高比率が高い銘柄を中心に買いが優勢となったほか、航空機のボーイングなど個別材料を受けた買いが相場を押し上げた。
     
    ボーイングが約3%上昇し、1銘柄でダウ平均を64ドル押し上げた。最高経営責任者(CEO)の退任を23日発表し、経営責任の明確化で主力小型機「737MAX」の運航再開が進むとの期待が強まった。アナリストが目標株価を引き上げたスマートフォンのアップルは上場来高値を更新した。
     
    一方、ウォルト・ディズニーには売りが膨らんだ。人気映画「スター・ウォーズ」最新作の封切り後の興行収入が、前2作を大きく下回ったことが嫌気された。
    さらに、週内にクリスマス(25日)を控えて市場は休暇ムード。取引参加者も少なく、株価が上がりやすかった。
     
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーが上昇する一方で公益事業や保険が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は9日続伸し、20.694ポイント高の8945.649で終えた。多くのS&P500種株価指数は3日続伸し、2.79ポイント高の3224.01で引けた。両指数とも過去最高値を更新した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    28,551.53+96.44
    S&P500種
    3,224.01+2.79
    ナスダック
    8,945.649+20.694
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,488.70+7.80
    NY原油(ドル/バレル)
    60.64+0.20
    円・ドル
    109.38 - 109.39−0.01


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は小幅反落した。
    3月物は前週末比10円安の2万3800円で引け、23日の大取終値を50円上回った。
    円相場の上昇を嫌気する売りに押された。
    中国が冷凍豚肉や一部の半導体など幅広い輸入品の関税を1月1日から引き下げるとしたことで米中通商合意への期待が続いたことを材料にNYダウ工業株30種平均など主要指標が過去最高値を更新したため買いも入り、下げ幅は限られた。
    この日の3月物安値は2万3730円、高値は2万3860円
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    23800 ( +50 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    23825 ( +75 )
    ※( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7623.59(+41.11)
    FTSE100種総合株価指数は9日続伸した。前週末の終値に比べ41.11ポイント高の7623.59で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。前週末に続き7月下旬以来、約4カ月ぶりの高値(終値ベース)となった。
     
    本格的なクリスマス休暇シーズンを迎え、市場参加者は少なく取引は低調だった。売りが優勢で始まったが、総合ヘルスケアのNMCヘルスが急反発し、相場をけん引した。
     
    個別銘柄では、NMCヘルスは36%超高となった。前週末までNMCヘルスの財務諸表に懐疑的な見方を示した米空売りヘッジファンドによる売りが膨らんでいたが、23日に独自の調査を開始すると伝わり買い戻された。外国為替相場でポンドが下落し、通貨安が業績の追い風となる石油株や酒類のディアジオ、飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングなどの多国籍企業にも買いが入った。
     
    一方、英格安航空大手イージージェットは1.3%安、英通信大手BTは1.1%安、英保険大手プルーデンシャルは0.9%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13300.98(-17.92)
    ドイツ株式指数(DAX)は反落した。終値は前週末と比べて17.92ポイント(0.13%)安の13300.98だった。
    クリスマス休暇を控え、取引は低調だった。前週末に大幅上昇したことから利益確定の売りが優勢だった。
     
    個別では、ドイツ銀行や航空のルフトハンザが安かった。自動車株も売られた。医薬・農薬大手のバイエルは大幅上昇した。子会社が販売した除草剤に発がん性があるとして米国で起こされていた訴訟に対して、米当局が同社に有利となるような判断を示したことが好感された。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6029.37(+7.84)
    フランスの株価指数CAC40の終値が小幅続伸し、前週末に続き2007年7月以来、12年5カ月ぶりの高値(終値ベース)で引けた。

12月24日 毎日コラム
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