会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント

08月03日 マーケットコメント

08月04日 マーケットコメント

08月05日 マーケットコメント

08月06日 マーケットコメント

08月07日 マーケットコメント

08月08日 マーケットコメント

08月09日 マーケットコメント

08月10日 マーケットコメント

08月11日 マーケットコメント

08月12日 マーケットコメント

08月13日 マーケットコメント

08月14日 マーケットコメント

08月15日 マーケットコメント

08月16日 マーケットコメント

08月17日 マーケットコメント

08月18日 マーケットコメント

08月19日 マーケットコメント

08月20日 マーケットコメント

08月21日 マーケットコメント

08月22日 マーケットコメント

08月23日 マーケットコメント

08月24日 マーケットコメント

08月25日 マーケットコメント

08月26日 マーケットコメント


    日経平均は反発。2万円割れを回避して一定の戻りを見せたことで、底割れの可能性は遠のいた。しかし、きのう26日に449円下落したにもかかわらず、その半分程度戻したところで上昇一服感が出てきており、ここから上は重い印象。
     
    28日の東京株式市場は、堅調な展開が期待される。
    止まっていた米中貿交渉が進むことが期待されるなか、日米の貿易交渉も基本合意に達するなど、徐々にではあるが、貿易に関する懸念材料を織り込む動きが進みそうだ。26日の下げ渋りの後、27日は反発に転じたことから、目先的には日経平均株価PBR1.0倍程度が下値として意識されそう。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(27日現在)
     
    21111.64  13週移動平均線
    21069.90  均衡表雲下限(週足)
    21036.93  均衡表雲下限(日足)
    20966.92  均衡表転換線(週足)
    20966.92  均衡表基準線(日足)
    20926.85  25日移動平均線
    20815.49  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20710.91  新値三本足陽転値
    20672.16  ボリンジャー:-1σ(13週)
    20558.64  6日移動平均線
     
    20456.08  ★日経平均株価27日終値
     
    20452.48  均衡表転換線(日足)
    20413.97  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20330.44  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20232.68  ボリンジャー:-2σ(13週)
    19901.10  ボリンジャー:-2σ(25日)
    19845.38  ボリンジャー:-3σ(26週)
    19793.20  ボリンジャー:-3σ(13週)
    19388.22  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    ローソク足は陰線を引いて終了。上ヒゲは下降を続ける5日線に届かず、上値での売り圧力の強さを再確認した。
    ボリンジャーバンドでは、-1σをやや上回って推移したほか、RSI(14日ベース)も44.15%(昨日31.48%)に上昇し、下値模索局面からの離脱を示唆している。
     
     

    [概況]

    27日、東京外国為替市場の米ドル円は一時105.580円まで下落し軟調な展開となっている。
    依然して米中貿易戦争の激化などが懸念されるなか米ドル円は軟調。
    現在、欧州時間に入り米ドル円は105.700円付近で推移し、本日の安値からはやや反発している。
     
    この後は8月米消費者信頼感指数(予想:130.0 前回:135.7)など米経済指標の発表が予定されている。
    テクニカル的には米ドル円は20日移動平均線(106.327円)付近で上値が抑えられており、同線が引き続きレジスタンスとなる可能性が考えられそうだ。

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    27日の日経平均株価は反発、前日比195円04銭高の2万0456円08銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:33 容量:13.77M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    26日のNYダウは大幅に反発した。トランプ米大統領が中国との貿易協議を再開する方針を示し、米中対立への警戒感がやや後退、東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、海外ヘッジファンドなどの投機勢が売り持ちにしていた先物や電気機器や自動車など景気敏感株を買い戻し、相場全体を押し上げた。
    27日の中国・上海総合指数が上昇したことも、投資家のリスク回避姿勢を落ち着つかせた。
     
    ただ、積極的に買い上がる材料に乏しい中、時間外取引での米長期金利の低下を受けて外国為替市場で円買い・ドル売りが優勢となったため、上値を追う動きは限られた。

    大引け直前に米MSCIが算出する株価指数の定期見直しに伴う売買が膨らんだものの、米国市場が9月2日の祝日を前に連休モードということもあり、売買代金は2兆円を10営業日連続で下回るなど低調だった。
    日経平均の値幅は90円にとどまるなど、米中貿易摩擦への警戒感は根強かった。

    市場では「こう着感が強まるなか、時間外取引での米株価指数先物が軟調に推移していることもあり、手控えムードが広がったようだ」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比100.58ポイント高の1万3297.62だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、11.66ポイント高の1489.69で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆7695億円、売買高は10億4296万株だった。値上がり銘柄数は1480、値下がり556、変わらず114だった。
    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、その他製品、情報・通信業の上昇が目立ち、下落は保険業、水産・農林業。
     
    個別では、ソフトバンクグループ、KDDI、ソニー、ファーストリテイリングが高い。キーエンスや安川電機が上昇、SUBARU、トヨタ自動車、スズキなど自動車株も買われた。曙ブレーキ工業、ディー・エル・イー、北の達人コーポレーション、IDOM、ソースネクストなども値を上げた。
     
    半面、リクルートホールディングスや住友鉱、菱地所、アサヒ、楽天、京セラ、東京海上ホールディングスが売られた。KLab、enish 、GameWithなどゲーム関連の一角が安い。ザッパラス、リソー教育、トレジャー・ファクトリーも下落した。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比8.65ポイント高の6297.12ポイントだった。
    出来高9318万株。値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は179となった。
     
    個別では、日本和装ホールディングス、西芝電機、C&Gシステムズ、天昇電気工業が年初来高値を更新した。大興電子通信、タクミナ、富士ソフトサービスビューロ、Abalance、リスクモンスターが買われた。
     
    一方、フジ日本精糖、日本食品化工、フジックス、児玉化学工業、ロンシール工業など21銘柄が年初来安値を更新した。川上塗料、サンセイ、リテールパートナーズ、ラピーヌ、伏木海陸運送が売られた。
     

    日経ジャスダック平均は5日続落した。前日比2円51銭安い3306円44銭と、6月4日以来およそ3カ月ぶりの安値水準で終えた。
    ジャスダック市場は、トランプ米大統領が中国との貿易交渉を再開する方針を示したことを好感した米国株高の流れを受けて上昇スタートとなった。しかし、東証1部市場が寄付き後の高値圏を終日キープする一方で、新興市場の方は、寄付き直後につけた高値から大引けまで下げ幅を拡大していく展開。利益確定の売りが優勢な一日であった。

    世界経済の後退懸念は根強く、売買代金は7日連続で300億円を下回るなど、様子見ムードが続いている。ジャスダック市場の売買代金は概算で278億円、売買高は5101万株だった。
    値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は279となった。
     
    個別では、守谷商会、KG情報、アプライド、アルファグループ、菊池製作所など26銘柄が年初来安値を更新した。アテクト、エムケイシステム、ジョルダン、昭和パックス、カーメイトが売られた。
     
    一方、ニックス、太洋物産がストップ高となり、新都ホールディングス、イメージ情報開発は一時ストップ高となった。アルテ サロン ホールディングス、アエリア、山田債権回収管理総合事務所、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、デイトナなど9銘柄は年初来高値を更新した。シノケングループ、理研グリーン、エスイー、大塚家具、セプテーニ・ホールディングスが買われた。
     

    東証マザーズ指数は続落した。前日比12.00ポイント安の852.63ポイントだった。
    前日、トランプ大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)で中国との貿易協議の再開に前向きな姿勢を示し、米中摩擦への警戒感が和らいだ流れから、朝方のマザーズ市場にも買いが先行した。しかし、寄り付き直後にマザーズ指数がマイナスに転じ、その後も引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。メルカリやそーせいなど主力銘柄中心に売りが出て相場の重荷となり、下げに転じた。
    一時1ドル=106円台まで下落していた円相場において円安進行が一服したほか、指数インパクトの大きいアンジェスが急落したことにより、他のバイオ株にも売りが波及した。これらにより、個人投資家心理が悪化したようだ。
     
    市場からは「新興企業の4〜6月期決算が芳しくなかったことが上値の重荷となっており、一部の銘柄以外は手掛けにくいとの心理も働いている」との指摘があった。

    売買代金は概算で709.83億円。騰落数は、値上がり129銘柄、値下がり155銘柄、変わらず8銘柄となった。

    個別では、アンジェスがストップ安となった。フィット、スタジオアタオ、エーアイ、リビン・テクノロジーズ、リンクバルなど12銘柄は年初来安値を更新した。グローバルウェイ、インパクトホールディングス、ホープ、シェアリングテクノロジー、メルカリが売られた。
     
    一方、イノベーションがストップ高となった。ジーエヌアイグループ、手間いらず、マーケットエンタープライズ、グランディーズ、霞ヶ関キャピタルなど9銘柄は年初来高値を更新した。インフォネット、ブランディングテクノロジー、バンク・オブ・イノベーション、NATTY SWANKY、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングスが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比258円53銭高の2万0519円57銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、15.72ポイント高の1493.75で始まった。
    前場終値と比較してやや強含みで推移している。
    外国為替市場では、1ドル=105円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調
     
    日経平均株価の採用銘柄では、プラス寄与度に、ファーストリテ、ソフバンG、東エレクが上位。一方、マイナス寄与度では、リクルートH、コムシスHD、アサヒが入っている。
     
    日経平均の上げ幅ほど市場のムードは良好とは言えない。
    トランプ氏の発言に大きく振らされる相場が続き、投資家の警戒感は強そうだ。
    上値では個人投資家による利益確定の売りも出てくるだろう。株式相場の先高感が高まらず、資金の足は速いとみられる。

     

    27日前引けの日経平均株価は反発。前日比248円29銭高の2万0509円33銭で取引を終了した。

    26日のNYダウは反発し、269ドル高となった。トランプ大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)で中国との貿易協議の再開に前向きな姿勢を示し、米中摩擦への警戒感が和らいだ。円相場は一時1ドル=106円台まで下落。本日の東京株式市場もこうした流れを引き継いで買い戻しが先行し、日経平均は206円高からスタートした。ヘッジファンドなど投機家の買い戻しが優勢だった。

    中国・上海株が底堅いことも支えとなり、安川電など前日に下げが大きかった中国関連や景気敏感銘柄への買いが相場を支えた。 

    ただ、積極的な売買は手控えられ、ややこう着感の強い展開だった。
    市場関係者は、「売る材料はあっても買う材料は乏しくなりがちで、2万〜2万1000円のボックス相場を維持するのがやっと」との指摘も出ていた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は、14.58ポイント高の1492.61だった。JPX日経インデックス400も上昇した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で7484億円、売買高は4億5017万株だった。値上がり銘柄数は1770、値下がり296、変わらず83だった。
    業種別株価指数(33業種)は、海運業、機械、輸送用機器の上昇が目立ち、下落は保険業のみ。
     
    個別では、外資系証券が投資判断を引き上げたSUBARUが大幅高となった。昭電工やディーエヌエ、スズキも上昇した。ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、資生堂、キーエンス、東京エレクトロンが高い。曙ブレーキ工業、北の達人コーポレーションも買われた。
     
    半面、リクルートホールディングス、住友鉱が安く、enishも朝高後に利食われるなどゲーム関連の一角が値を下げた。大陽日酸やMS&AD、第一精工、リソー教育も売られた。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比14.14ポイント高の6302.61ポイントだった。
    出来高5447万株。値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は144となった。
     
    個別では、日本和装ホールディングス、西芝電機、C&Gシステムズ、天昇電気工業が年初来高値を更新した。Abalance、キャピタル・アセット・プランニング、日本抵抗器製作所、神島化学工業、キョウデンが買われた。
     
    一方、フジ日本精糖、児玉化学工業、ジオスター、日本鋳造、ハイレックスコーポレーションなど11銘柄が年初来安値を更新した。インタートレード、小池酸素工業、伏木海陸運送、サンセイ、東京衡機が売られた。
     

    日経ジャスダック平均は5日ぶり反発した。前日比2円88銭高い3311円83銭だった。
    前日の米株高を受けて米中貿易摩擦の激化に対する過度な懸念が和らぎ、日経平均株価が上昇したことで、個人投資家の心理が改善、新興株市場にも資金が流入しハーモニックやユニバーサル、セリアなど時価総額上位銘柄など主力株が買われた。
    ただ、指数上値では利益確定売りが膨らみ、徐々に上げ幅を縮小した。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で158億円、売買高は2678万株。
    値上がり銘柄数は316、値下がり銘柄数は205となった。
     
    個別では、イメージ情報開発、太洋物産が一時ストップ高となった。アルテ サロン ホールディングス、アエリア、山田債権回収管理総合事務所、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、デイトナなど8銘柄は年初来高値を更新した。シノケングループ、オリコン、NITTOKU、両毛システムズ、ジャストプランニングが買われた。
     
    一方、守谷商会、KG情報、アプライド、アルファグループ、ネクストジェンなど20銘柄が年初来安値を更新した。アテクト、ウチダエスコ、LCホールディングス、エムケイシステム、こころネットが売られた。
     

    東証マザーズ指数は続落した。前日比6.01ポイント安の858.62ポイントだった。
    米国株の反発や円高一服が確認されており、個人投資家による押し目買いが入っているが、世界経済の後退懸念は根強く、その後は利益確定の売りが優勢となった。
    指数インパクトの大きいアンジェスは好材料を発表したことが目先利益確定の売りを誘発し、利食い急ぎの動きが重なり想定以上の売り圧力が顕在化、ストップ安となった。メルカリやそーせいなど、主力銘柄が売られたことも、相場の重荷となった。
    値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は116となった。
     
    個別では、フィット、スタジオアタオ、リビン・テクノロジーズ、リンクバル、シンメンテホールディングスなど8銘柄は年初来安値を更新した。シェアリングテクノロジー、インパクトホールディングス、ユーザベース、窪田製薬ホールディングス、Delta−Fly Pharmaが売られた。
     
    一方、ジーエヌアイグループ、手間いらず、マーケットエンタープライズ、グランディーズ、霞ヶ関キャピタルなど9銘柄が年初来高値を更新した。イノベーション、フィードフォース、バンク・オブ・イノベーション、アイリックコーポレーション、ディー・ディー・エスが買われた。
     

    【寄り付き概況】

    27日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比206円18銭高の2万0467円22銭だった。
     
    トランプ米大統領が26日に中国との貿易協議を再開する方針を示した。米中貿易摩擦への懸念がやや和らいで米ダウ工業株30種平均が上昇し、買い戻しが先行した。外国為替市場での円安・ドル高も投資家心理を支えている。
     
    前日に日経平均が一時2万100円台まで売り込まれる波乱展開となった日経平均も、その反動で目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが流入する格好となっている。
    外国為替市場で1ドル=106円台まで円安方向に振れていることもポジティブ材料。ただ米中間の交渉については予断を許さず、新たな買い材料に乏しいこともあって、全体は自律反発の域にとどまり上値は重いとの見方も強い。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に水産、石油、海運、証券、機械など。
     
    個別では、出光興産、JXTGが値を上げ、トヨタ、スズキは買われている。三菱UFJ、三井住友、みずほFGは堅調で、東エレク、キーエンス、ファナックは強含んでいる。資生堂、武田、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニーが上昇している。。
    半面、楽天、リクルートHD、アサヒは売られている。三井不、平和不は軟調で、住友鉱、富士通は値を下げている。
     
    225先物はアムロ・モルスタ・バークレイズ・HSBC・ソジェン・GS・メリルが買い越し。
    野村・三菱・JP・クレディ・ドイツ・みずほ・SBIが売り越し。
    TOPIX先物は大和・モルスタ・UBS・シティが買い越し。
    JP・日興・GS・メリル・バークレイズ・アムロ・GSが売り越し。
     
    テクニカル的にはフジオフード(2752)、コスモス薬(3349)、ザッパラス(3770)、インソース(6200)、USENNEXT(9418)が動兆。
     


    27日の日経平均株価は反発しそうだ。
    その後は、手掛かり材料難が続くなか、戻り待ちの売りが控えているとみられ、もみ合いとなりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万300円-2万600円。
    米国と中国の貿易戦争への懸念がやや和らぎ、買い戻しが先行するだろう。外国為替市場で円の対ドル相場が1ドル=106円台に下落しているのも支えとなるだろう。
     
    26日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前週末比269ドル高の2万5898ドルだった。トランプ米大統領が主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の記者会見で、中国との貿易協議を再開する方針を示したのを好感した。
     
    上値追いの動きは限定的となる可能性がある。トランプ氏が会見の中で言及した中国との電話協議について中国外務省の報道官は「把握していない」と述べるなど、米中間の交渉進展を巡っては不透明感が根強く、投資家は持ち高を一方向に傾けにくい。
    26日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比240円高の2万540円だった。
    きょうは中国が1〜7月の工業企業利益を発表するほかは、目立った経済指標の公表はない。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■西芝電機 <6591>
    今期経常を38%上方修正。
     
    ■シノケングループ <8909>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.16%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月27日から9月30日まで。
     
    ■丸和運輸機関 <9090>
    9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■神戸物産 <3038>
    7月単独売上高は前年同月比15.8%増の244億円、営業利益は同41.9%増の14億円。
     
    ■アンジェス <4563>
    イスラエルのBarcode Diagnostics社と資本提携。Barcode社は個々のがん患者に最も有効な抗がん剤を選択するための意思決定ツールとしてバーコードナノパーティクルによる診断技術を提供するバイオハイテク企業。
     
    ■リボミック <4591>
    RBM-007による加齢黄斑変性の治療薬開発に関する学術論文が国際学術誌Molecular Therapy Nucleic Acidsの電子版に掲載。
     
    ■ITbookホールディングス <1447>
    ベトナムに人材ビジネス展開の子会社を設立。
     
    ■丸大食品 <2288>
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.05%にあたる1万1600株(金額で2391万9200円)を上限に、8月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■TOKAIホールディングス <3167>
    群馬県の伊勢崎ガスとガス事業で業務提携。
     
    ■リスクモンスター <3768>
    株主優待制度を拡充。保有期間の区分に「5年以上」を新設し、保有株数に応じて2000円〜5000円相当の自社指定商品を贈呈する。実質拡充となるのは500株以上を5年以上継続保有する株主。
     
    ■精工技研 <6834>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.72%にあたる16万株(金額で4億2416万円)を上限に、8月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■OBARA GROUP <6877>
    今期配当を20円増額修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】

    【国内】
    27(火)
    7月企業サービス価格指数(8:50)
    《決算発表》
    DyDo、タカショー
     
    【海外】
    米6月FHFA住宅価格指数(22:00)
    米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
    米8月消費者信頼感指数(23:00)
    《米決算発表》
    ホーム・デポ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

     
     
    「物足りなさ」
     
    週明けのNY株式市場は反発。
    NYダウは269ドル高の25898ドル。
    一時300ドル超上昇した場面もあった。
    トランプ大統領がG7サミット「中国との交渉を再開する。
    とても大きなことが起きるだろう」とコメント。
    米中関係が一段と悪化するとの懸念がやや和らいだ格好だ。
    前週末にNYダウは623ドル安と急落していたことからのリバウンドとなった。
    「イランとの緊張が緩和するとの見方が広がったことも投資家が運用リスクを取る動きを後押しした」という見方もある。
    NYダウの上昇寄与度トップはアップルで26ドルの押し上げ要因。
    ゴールドマンやボーイングなどが上昇寄与度上位。
    値上がり30銘柄で全面高の展開だった。
    3市場の売買高は57.1億株(直近20日平均は75.7億株)と減少。
    7月の耐久財受注は前月比2.1%増と市場予想(1.1%増)以上に増加。
    「米景気減速に対する過度な警戒感が後退」という解釈だ。
    10年国債利回りは一時1.44%と2016年7月以来の水準に低下。
    終値ベースは1.534%。
    2年国債利回りは1.54%。
    2−10年債利回りの逆イールド状態は3日間連続。
    ドル円は一時106.42円まで売られ終値ベースは106.12円。
    ダウ輸送株指数は94ポイント上昇し9834ポイント。
    SOX指数は0.86%上昇とやや物足りない印象。
    VIX(恐怖)指数は19.32に低下。
    恐怖と欲望指数は木曜25→金曜17→月曜19ポイント。
    ドイツのIfo企業景況感指数は94.3と2012年11月以来ほぼ7年ぶりの水準に低下したが見えないフリ。
    トランプ大統領の「私はもう、電話について話したくない」とのツイートがリップサービスなのかどうかが気にかかるところ。
     
     
    週明けの日経平均は寄り付き385円安、大引け449円安の20261円。
    残念ながら日足は陰線。
    NYダウの下落率が2.3%、日経平均は2.1%。
    ほぼNYに殉じた格好だ。
    終値ベースでは今年1月10日以来約7か月半ぶりの安値。
    ザラバ安値では20173円と8月15日の安値20184円を一時下回ったが8月6日安値20110円は割れなかった。
    朝方は報復合戦激化への警戒感に売り一色。
    後場は劉鶴副首相が「交渉を通じた解決を望む」と発言。
    トランプ大統領は「中国が交渉再開を望んでいる」とコメント。
    下落とはいえ「落ち着いたムード」という見方だ。
    日経平均採用銘柄のBPSは20304円→20060円に低下。
    おかげでPBRは1.01倍と1倍割れは逃れた格好。
    「いっそのこと1倍を割れればリバウンド力も高まったのに・・・」という怨嗟の声も聞こえる。
    ただ日経平均採用銘柄の益回りは8.70%まで上昇。
    「それでも株より債券の方が良いですか?」と問いかけてみたい局面。
    因みに10年国債利回りはマイナス0.267%まとマイナス幅を拡大した。
    東証1部の売買代金は1兆9844億円と9日連続の2兆円割れ。
    値上がり138銘柄。値下がり1979銘柄。
    新高値14銘柄、新安値392銘柄。
    騰落レシオは81.51(前日92.32)まで低下した。
    NTレシオは13.7倍。
    寄り付きから大引けまで出0.08ポイント低下したは1月4日(0.09ポイント低下)以来の大きさ。
    市場では「クジラ」の存在を詮索する声もあった。
    一方、今月おの日銀ETF買いは8回。
    25日線からは3.4%、200日線からは4.8%のマイナスかい離。
    サイコロは8勝4敗で66.7%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.725%。
    買い方▲14.109%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.180%。
    買い方▲18.646%。
    空売り比率は49.2%で112日連続40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は10.2%。
    日経HVは15.4、日経VIは20.81。
    東証REIT指数は3日ぶりの反落。
    日経平均採用銘柄のPERは11.49倍でEPSは1763円。
    PBRは1.01倍。
    単純平均株価は2018円と2000円割れが見えてきてしまった。
    シカゴ225先物終値は大証日中比240円高の20540円。
    高値20600円、安値19845円。
    8月SQ値20855円が遠い。
    月足陽線基準の21540円はさらに遠い。
    ただ何だかなんだと材料は出てくるが、少し長いレンジは2万円⇔22000円。
    短い時間軸では2万円⇔20800円という格好だ。
    ボリンジャーのマイナス1σは20325円、マイナス2σが19903円。
    気学では「安日柄にして後場急落すること多し」。
    水曜は「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ」。
    木曜は「一方に偏して動く。足取りにつくべし」。
    金曜は「突っ込み買いの日。逆に上寄り高きは見送れ」。
     
     
    NYダウは269ドル高の25898ドルと反発。
    NASDAQは101ポイント高の7835ポイント。
    S&P500は31ポイント高の2878ポイント。
    ダウ輸送株指数は94ポイント高の9834ポイント。
    SOX指数は0.86%の上昇。
    VIX指数は19.32。
    3市場の売買高は57.1億株。
    225先物CME円建ては大証日中比240円高の20540円。
    ドル建ては大証比240ポイント高の20540ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比240円高の20540円。
    3者揃い踏みは珍しい。
    ドル円は106.12円。
    10年国債利回りは1.534%。

    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
     
    ■米中貿易協議再開へ トランプ氏「中国が合意望む」
     
    ■統合地銀の預金保険料下げ 金融庁検討 再編促す
     
    ■フュージョン<3977>
    AI導入道内4社に仲介 人材育成も
     
    ■ハーモニック<6324>
    純現金収支トントンに 20年3月期 投資抑制
     
    ■太陽誘電<6976>や日本ケミコン<6997>
    電子部品・無線システム好調 あおり運転受け
     
    ■トヨタ<7203>
    中国の自動運転スタートアップと提携
     
    ■アイリック<7325>
    自動車保険の見積もり自動化
     
    ■三井物産<8031>
    EV充電器をホテルなどにレンタル 月数千円で
     

    [概況]

    26日の欧米為替市場は、リスク回避の流れが後退した。
    週末から週明けにかけて米中貿易対立への懸念が再燃し為替市場は大きな動揺に見舞われたが、欧米時間では落ち着きを取り戻しパニックは一服。それどころか、トランプ米大統領が中国側から9月の交渉再開について連絡があったと発言すると、急速にムードが反転することになる。
    米ドル円の値動きを見ると、東京時間では105円台前半から後半を中心に取引がされていたが、欧州時間に入ると買戻しが活発になり水準を106円台後半まで回復させる。そしてその後も勢いは続き、高値を106.455円とした。終値は106.065円と高値から上昇幅が削られたが、それでも106円台は維持できた。
     
    さて、本日の米ドル円の動きだが、106円台まで水準を回復したとはいえ、パニック後でまだ地合いがしっかりしないこともあり、一時的には再び105円台まで弱含むことも考えられる。まずは、106円台を堅持できるかが短期的な焦点となりそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    26日のNYダウ工業株30種平均が反発し、前週末に比べて269ドル93セント高い2万5898ドル93セントで終えた。
     
    米中貿易摩擦を巡って週末に対決姿勢を鮮明にしていたトランプ大統領だが、G7で米中交渉再開に前向きな姿勢を示すと、警戒感が和らぎ買いが先行。前週末のダウが約623ドルの大幅下落となっていたことから、この日は買い戻しも入り終日堅調推移となった。
     
    26日午前に上げ幅は一時312ドルまで広がった。中国で製品の多くを生産・販売するアップルや、スポーツ用品のナイキが上昇し指数を押し上げた。インテルなど半導体関連銘柄も上昇した。
     
    トランプ氏は26日午前、イランのロウハニ大統領との会談について「環境が整えばもちろん同意する」と述べ、前向きな姿勢を見せた。イランとの緊張が緩和するとの見方が広がったことも、投資家が運用リスクを取る動きを後押しした。
     
    ただ、買い一巡後は伸び悩む場面もあった。米中ともに制裁関税は発動される見通しは変わっておらず、貿易戦争が世界景気を冷やすとの懸念は根強い。投資家心理を測る米株の変動性指数(VIX)も不安心理が高まった状態とされる20前後で推移し、投資家の警戒感は緩んでいない。
     
    この日は全11セクターが上昇。中国事業への依存度が高い半導体株がけん引し、ITセクターの上昇が目立った。通信、生活必需品セクターも高かった。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、前週末比101.969ポイント高の7853.735で終えた。マイクロソフトやフェイスブックなど主力株が総じて買われた。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,898.83+269.93
    S&P500種
    2,878.38+31.27
    ナスダック
    7,853.735+101.969
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,537.20−0.40   
    NY原油(ドル/バレル)
    53.80−0.37
    円・ドル
    106.12 - 106.13+0.39

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は反発した。
    9月物の終値は前週末比350円高の2万0540円。大取終値を240円上回った。
    トランプ米大統領が26日、中国との貿易協議を再開する方針を表明し、米中対立の懸念が後退。米株高となり日経平均先物にも買いが広がった。

    この日の9月物高値は2万0600円、安値は1万9845円。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    20540 ( +240 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    20540 ( +240 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    26日のロンドン株式相場は、バンクホリデーのため休場。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11658.04(+46.53)
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5351.02(+24.15)

08月27日 毎日コラム
「タイミング投資法」二番煎じ
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv