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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    22日の日経平均は小幅に上昇。
    米株高の流れを受けて買い先行で始まったが、こう着感が強まっており、その後一時下げに転じる局面もみられていた。米株高を材料視するもののジャクソンホール会議に市場の関心が集まるなかでは、これを見極めたいとする模様眺めムードが強く、これまで同様、朝方のギャップスタート後は短期筋の反動に伴うカバーの流れとなっている。
     
    23日の東京株式市場は、動意に乏しく、個別物色が中心になりそうだ。
    きょうの安値は2万584円で、5日線(2万581円、22日時点)手前で下げ渋った。
    今週はここまで4営業日連続で終値では5日線を上回っており、同水準を意識した動きが見られるかに注目しておきたい。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(22日現在)
     
    21236.84  均衡表基準線(週足)
    21168.55  75日移動平均線
    21116.43  13週移動平均線
    21026.93  25日移動平均線
    20974.65  均衡表雲下限(週足)
    20966.92  均衡表転換線(週足)
    20966.92  均衡表基準線(日足)
    20874.96  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20685.45  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    20628.01  ★日経平均株価22日終値
     
    20551.90  6日移動平均線
    20530.54  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20483.46  均衡表転換線(日足)
    20415.27  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20405.65   新値三本足陰転値
    20254.47  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20034.15  ボリンジャー:-2σ(25日)
    19955.58  ボリンジャー:-3σ(26週)
    19823.48  ボリンジャー:-3σ(13週)
    19537.75  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
     
    ローソク足は陰線を引いたが、下ヒゲは再び上向いた5日線を前に下げ止まり、下値での買い需要を再確認した。ただ、9日に付けた直近高値20782.06円には届かず、上値も重かった。
    ボリンジャーバンドでは、-1σを上回って推移し、6日の-3σ割れをボトムとする緩やかな回復トレンドが続いた。
    RSI(14日ベース)は29.99%(昨日27.30%)、東証1部の騰落レシオ(25日)は86.64%(同85.32%)と、いずれも小幅上昇にとどまり、戻りの鈍さを示した。
     

    [概況]

    22日の東京外国為替市場は、ユーロ円が下落した。
    新しい材料は見当たらないため、米中貿易協議の先行き不透明感を警戒しての動きだろうか。
     
    詳しく見ると、118.175円でスタートしたユーロ円は序盤から売りが優勢で、早くから117円台を狙う動きだった。
    その流れは中盤以降も止まることはなく、本日の安値である117.740円まで勢い良く下落した。
    ところが、欧州時間がスタートすると状況は一転。
    それまで売り優勢だったユーロ円は急速に買い戻され、なんと水準を下落する前の118.200円近くまで回復させる。
    この上昇の理由は、発表されたユーロ圏の指標だろう。
    詳しくはユーロ圏とドイツの製造業PMI、非製造業PMIで、いずれも予想を上回る結果であった。
    この結果によってECBによる追加緩和観測が後退し、ユーロ円は上昇したというわけだ。
     
    さて、この後のユーロ円は次第に上値が重くなると予想する。
    というのも、指標は確かに予想を上回ったが、追加緩和の思惑は依然として残っているため、上昇は一時的と考えるからである。
    上限としては118円台半ばあたりだろうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】

    22日の日経平均株価日経平均株価は小幅に反発し、前日比9円44銭高の2万0628円01銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:00 容量:8.9M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の欧州株高や複数の小売企業決算が好感され、NY株式の主要3指数は揃って反発。この流れから、本日の日経平均は買い先行でのスタートとなり、直後に上げ幅は一時100円を超えた。

    その後は、香港のハンセン指数が下落したことで、利益確定の売りに押され上値が重く、後場に入っては小幅安で推移する時間もみられた。
     
    その後は、23日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演などの海外イベントを見極めたいとのムードが根強く、外国為替市場で円高・ドル安となったことや前場中ごろから開始されたアジア株式市場もまちまちとなるなか利益確定の動きから日経平均は後場にかけてマイナスに転じる場面もあった。
    大引けにかけては、やや買いが優勢となり上昇に転じた。
     
    市場では「中国・上海総合指数が反落に転じたことから、後場に入り売りが優勢となったようだ。きのう21日の7月訪日外客数が好調だったことを受け、きょうは化粧品株が物色されたが、手掛かり材料難のなか、日替わりメニューの動きが続きそうだ」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比12.64ポイント高の1万3366.63だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、0.55ポイント高の1498.06で終えた。
     
    東証1部の売買代金はこの日も2兆円を大きく下回った。売買代金は概算で1兆7275億円、売買高は9億7435万株だった。値上がり銘柄数は841。値下がり1170、変わらず138だった。
    業種別株価指数(33業種)は、化学、水産・農林業、証券・商品先物取引業などが上昇した。下落は石油・石炭製品、鉱業、精密機器など。
     
    個別では、値上がり寄与トップは資生堂1銘柄で日経平均を約16円押し上げた。同2位は東京エレクトロンエレクとなり、KDDI、リクルートHD、アドバンテス、ユニファミマなどが続いた。デンソーが上昇し、スズキ、ZOZO、KLab 、Enish 、GameWithが買われた。第一精工が急騰しマイネット、スター精密、gumi、タツモも値を上げた。
     
    半面、ソフトバンクグループ、ソニー、ファーストリテイリング、キーエンス、ダイキン、富士通が安い。アトラエ、朝日インテックが急落、ブックオフグループホールディングス、デジタルアーツも売られた。メディカル・データ・ビジョンも下落した。

    東証2部株価指数は反発した。前日比4.30ポイント高の6325.28ポイントだった。
    出来高9449万株。値上がり銘柄数は178、値下がり銘柄数は217となった。
     
    個別では、サンセイがストップ高となり、ゼロは一時ストップ高となった。日本和装ホールディングス、田岡化学工業、フォーバルテレコム、グリーンランドリゾートなど5銘柄は年初来高値を更新した。那須電機鉄工、倉庫精練、花月園観光、アスモ、互応化学工業が買われた。
     
    一方、三井金属エンジニアリング、フジ日本精糖、ツヴァイ、フマキラー、セメダインなど19銘柄が年初来安値を更新した。ジー・スリーホールディングス、インタートレード、東京衡機、クリヤマホールディングス、YE DIGITALが売られた。
     

    日経ジャスダック平均は利益確定売りの流れが優勢で、寄付き直後の上昇の後は大引けまで下げ幅を広げる展開となった。前日比9円64銭安の3333円49銭だった。
    朝方こそ、米小売業の好調な決算を背景とした米株式相場の上昇を手掛かりにジャスダック市場にも買いが波及して始まったが、その後は、円高進行による個人投資家心理の悪化などを背景に、今週前半まで買われていた銘柄を中心に利益確定売りの動きが目立った。
    アエリアやワークマンなどに利益確定の売りが出て、指数を押し下げた。
    市場からは「買い手が少なく、売り物を吸収しきれなかった」との指摘があった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で299億円、売買高は8817万株だった。
    値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は357となった。
     
    個別では、守谷商会、ウルトラファブリックス・ホールディングス、日本エマージェンシーアシスタンス、極東産機、桂川電機など14銘柄が年初来安値を更新した。リーダー電子、ホーブ、ルーデン・ホールディングス、アイサンテクノロジー、セプテーニ・ホールディングスが売られた。
     
    一方、アーバネットコーポレーション、ソフトウェア・サービス、アエリア、ULSグループ、メディキットなど6銘柄が年初来高値を更新した。アクサスホールディングス、エスエルディー、ZOA、日邦産業、アトムリビンテックが買われた。
     

     

    東証マザーズ指数は4日ぶり反落した。前日比6.10ポイント安の876.36ポイントだった。
    前日の欧米株高反発をみせたことにより、朝方のマザーズ市場にも買いが先行した。その後日経平均が上げ幅を縮小すると、投資家心理が悪化、後場にマイナスに転じた。

    また、23日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えている講演ほか、21日からは日米通商交渉が始まっているため、イベント結果を見極めたいとの様子見ムードも強かった。
    売買代金は概算で962.60億円。騰落数は、値上がり90銘柄、値下がり191銘柄、変わらず9銘柄となった。
     
    個別では、ホットリンク、クラウドワークス、サマンサタバサジャパンリミテッドが年初来安値を更新した。ホープ、インパクトホールディングス、グローバルウェイ、フリークアウト・ホールディングス、シェアリングテクノロジーが売られた。
     
    一方、手間いらず、マーケットエンタープライズ、データホライゾン、日本ファルコム、ブシロードが年初来高値を更新した。エクストリーム、ラクスル、ソケッツ、フロンティアインターナショナル、ユナイテッド&コレクティブが買われた。

     

    「悲観の中で」
     
    「海外勢、日本株に悲観」という日経朝刊のスクランブルの見出し。
    経済紙の弱気は相場の強さへの一里塚というアノマリーからするとめでたいのかも知れない。
    「日本株が冬の時代に逆戻りしかねないとの懸念が広がっている。日本株は他の資産に比べ今後10年間にわたり出遅れるとの予想も出ている。最後の宴に日本株が参加できない可能性もある」。
    踏んだり蹴ったりのような超弱気説の羅列になっている。
    「悲観論を打ち破るような企業の変化が見えてこない限り、日本株の本格反転の道筋は描きにくい」。
    文章は流麗だ。
    しかし、企業の変化を見ることは出来ない市場関係者ばかりだったらどうするのだろう。
    企業の変化が市場関係者に見えていたのならば2012年末からの日経平均の上昇は見逃すことはなかったろう。
    あるいは2016年12月からの反騰も指を加えて見ていることもなかったろう。
    大切なのは、文章ではなく、相場観だというのは自明の理だと思うのだが・・・。
     
    例えば・・・。
    昨日指摘したように(1)「米企業の日本式経営への回帰」。
    あるいは今朝瞠目したように(2)「裁定売り残は記録的水準」。
    さらに(3)今期通期業績は下期復活型。
    そう考えると、本当に悲観論の時代なのだろうか。
    「相場は悲観(絶望)の中で生まれる」。
    この有名なテンプルトンシの格言を忘れてはいけない。
    「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.」
    英語にすれば市場関係者に受け入れられるキャパは少し増えるのかも知れない。
     
    興味深かったのは訪日外客数。
    日本政府観光局が発表した7月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比5.6%増の299万1200人。
    韓国からの旅行者は同7.6%減の56万1700人。
    一方、中国からの旅行者は同19.5%増、フィリピンからは同30.5%増。
    ベトナムからは同21.8%増など。
    「韓国が減った分をほかの国が埋める構図」という見方だ。
    実際、この頃見かけるのは中国系と欧米系の旅行者だ。
     
    もう一つは米国のMMFの残高。
    20日までの1週間でMMF資産は171億1000万ドル増加。
    2009年10月以来の高水準となる3兆3280億ドルに達したという。
    昨年末比では3570億ドル(12%)増加。
    課税MMF資産は173億7000万ドル増の3兆1920億ドル。
    非課税MMF資産は2億6190万ドル減の1356億9000万ドルとなった。
    「世界経済の減速や貿易摩擦を巡る懸念を背景に、投資家が低リスク商品に資金を振り向けた」との解釈だ。
    投資家心理というのはそんなに変わらないものなのかも知れない。
    というか、底打ちサインの一つとも考えられよう。

    (櫻井)
     

    22日前引けの日経平均株価は反発した。前日比29円30銭高の2万0647円87銭で前場の取引を終了した。

    前日の米国株式市場では、欧州株高や複数の小売企業決算が好感され、主要3指数は揃って反発をみせた。日経平均は朝方から買いが先行した。上げ幅は一時100円を超えた。
     
    ただ、23日にジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の講演が予定されていることで、この内容を見極めたいとのムードから、買い一巡後は上値が重くなった。
    また、22日午前の時間外取引で米長期金利が低下したことで日米金利差の縮小観測から外国為替市場で円買い・ドル売りが進行。米株価指数先物が下落したこともあり、日経平均は下げに転じる場面があった。
     
    世界的に景気減速懸念が強まる中、景況感を示す材料への注目度は高まっており、様子見が続くなか動意に乏しい展開となっている。
    さらに、市場からは「香港のデモに対する警戒感があり市場の不安感は強く、投資家は積極的に上値を追うことにためらいがある」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は0.31ポイント高の1497.82だった。JPX日経インデックス400も上昇した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8258億円、売買高は4億6778万株だった。値上がり銘柄数は970。値下がり1020、変わらず151だった。
    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、化学、水産・農林業などが上昇した。下落は鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼など。
     
    個別では、第一精工は値上がり率トップとなった。ZOZO、資生堂、東京エレクトロン、アドバンテスト、リクルート、デンソーなどが買われた。アンリツ、KLab、GameWithも値を上げた。
     
    半面、ソフトバンクグループ、ソニー、キーエンス、ダイキンが売られた。朝日インテックが急落、ブックオフグループホールディングス、ワイヤレスゲートも大幅安となった。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比12.20ポイント高の6333.18ポイントだった。
    出来高7298万株。値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は170となった。
     
    個別では、サンセイ、ゼロが一時ストップ高となった。フォーバルテレコムなど2銘柄は年初来高値を更新した。花月園観光、工藤建設、倉庫精練、ウインテスト、ぷらっとホームが買われた。
     
    一方、三井金属エンジニアリング、ツヴァイ、セメダイン、ニチリン、ジオスターなど11銘柄が年初来安値を更新した。東京衡機、クリヤマホールディングス、小池酸素工業、インタートレード、YE DIGITALが売られた。
     

    日経ジャスダック平均は続落した。前日比96銭安の3342円17銭だった。
    前日の欧米株高を受け投資家心理が改善、ジャスダック市場も上昇して始まったが、日経平均株価が上げ幅を縮小すると下落に転じた。ワークマンやセプテニHD、オリコン、ハーモニックなどが売られ、指数を下押しした。

    23日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えているほか、引け後に欧州で8月のPMIが発表されるなど重要イベントを控え様子見ムードが継続している。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で163億円、売買高は5511万株だった。
    値上がり銘柄数は239、値下がり銘柄数は269となった。
     
    個別では、守谷商会、日本エマージェンシーアシスタンス、ケル、セルシード、LCホールディングスなど7銘柄が年初来安値を更新した。リーダー電子、セプテーニ・ホールディングス、トミタ電機、オリコン、太洋物産が売られた。
     
    一方、アーバネットコーポレーション、アエリア、ULSグループ、メディキット、APAMANが年初来高値を更新した。日邦産業、アビックス、エスエルディー、ASIAN STAR、アクサスホールディングスが買われた。
     

    東証マザーズ指数は4日続伸した。前日比0.80ポイント高の883.26ポイントだった。
    前日の欧米株高を受けてリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は朝方から買いが先行した。
    マザーズ市場でも買い戻しの動きが先行して始まった。
    28日付で市場1部に市場変更すると発表したラクスルやそーせい、メルカリの上昇が指数を押し上げた。
    ただ、23日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えているほか、21日からは日米通商交渉が始まっているため、イベント結果を見極めたいとの思惑が強く、上値は重くなっている。
    値上がり銘柄数は124、値下がり銘柄数は150となった。
     
    個別では、マーケットエンタープライズ、日本ファルコム、ブシロードが年初来高値を更新した。エクストリーム、アドベンチャー、ソケッツ、ブライトパス・バイオ、ラクスルが買われた。
     
    一方、ホットリンク、クラウドワークス、サマンサタバサジャパンリミテッドが年初来安値を更新した。ホープ、イーエムネットジャパン、フリークアウト・ホールディングス、日本ホスピスホールディングス、イノベーションが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    22日の日経平均株価は、前日比87円50銭高の2万706円07銭と反発してスタート。
    東証株価指数(TOPIX)は、4.36ポイント高の1501.87で始まった。
    きのう21日に下げ渋りの動きをみせていたことや、現地21日の欧米株式が上昇した動きを受け、買いが先行した。
    海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に買いを入れ、日経平均を押し上げている。
     
    外国為替市場で1ドル=106円台後半へと円安に振れていることも支援材料。ただ、23日にジャクソンホール経済シンポジウムで行われるパウエルFRB議長の講演を前に、買い一巡後は様子見となる可能性もある。ここ売買代金の低調が際立っており、市場エネルギー不足のなか先物主導の展開が予想される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位にガラス土石、化学、電気機器など。値下がりで目立つのは鉄鋼、石油など。
     
    個別では、ファーストリテが小高く、ZOZOは小反発。リクルートHDが買われ、KDDI、NTTは堅調。任天堂は続伸している。東エレク、ファナック、トヨタ、キーエンスが値を上げている。
     
    半面、三菱UFJ、みずほFGがさえず、ソフトバンクG、三菱商、住友鉱、商船三井は軟、武田、塩野義、アサヒが小幅が値を下げ、7&iHDは続落。ソニーは小高く始まった後、値を消している。
     
    225先物はクレディ・モルスタ・メリル・ドイツ・UBSが買い越し。
    みずほ・野村・アムロ・楽天・カブコム・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はみずほ・大和・クレディ・ソジェン・メリル・JPが買い越し。
    モルスタ・GS・UBS・アムロが売り越し。
     
    テクニカル的にはBガレ(3180)、ハウスゥ(3457)、コロプラ(3668)、朝日ネット(3834)、中外薬(4519)、チャームケア(6062)、シグマクシ(6088)、タツモ(6266)、オルガノ(6368)、アイモバイ(6535)、JES(6544)、イントラスト(7191)、サンヨーナゴヤ(8904)が動兆。
     


    「鏡の国のアリス」
     
    NY株式市場で主要3指数は反発。
    NYダウは240ドル高となった。
    上昇の背景はターゲットやロウズなど小売り企業の好決算。
    そして7月のFOMCで大幅利下げが討議されたことが議事要旨から判明したこと。
    ただ多くの市場関係者は今回のFOMC議事要旨よりもパウエルFRB議長がジャクソンホールでの年次経済シンポジウムで行う講演を重視する姿勢だ。
    「議事要旨には金利の先行きに関する情報はほとんど含まれていなかった。ジャクソンホール会合が対中関税第4弾発動の発表後、パウエル議長が見解を表明する初めての舞台」という見方だ。
    水曜も2年債利回りが10年債利回りを上回り一時長短金利の逆転が見られたが、株価への影響は薄かった。
    先週の動きとは大違いとの解釈。
    相変わらず売買エネルギーは低調で3市場の売買高は56.8億株。
    FOMC議事要旨発表後も株価は上昇を維持。
    長期の米国債利回りは低下した(価格は上昇)。
    終値ベースで10年国債利回りは1.55%水準。
    今後のFOMCでの利下げ確率は9月が100%、10月が75%、12月が48%。 ドル円は106円台後半。
    VIX指数は15.86に低下。
    恐怖と欲望指数は25ポイント。
     
    水曜の日経平均は寄り付き188円安、大引け58円安、
    日足は2日連続陽線ながら反落。
    「小陽線」で上値・下値をいずれも切り上げたものの、上下ともヒゲがほとんどなし。
    下値に抵抗力が強いと感じさせた格好。
    やや下向きとなった5日移動平均線(20536円)を終値ではキープし引き続き5日線が支持線。
    日経平均、TOPIXともにほぼ高値引け。
    連日後場になって小締まった格好だが日経平均の後場の値幅は37円。
    東証1部の売買代金は1兆5863億円と3日連続1.5兆円台。
    2014年8月以来5年ぶりの3日連続1.6兆円割れ。
    一方で「前日に比べて26億円増加。市場エネルギー、小幅に増加」という少数意見もある。
    値上がり384銘柄、値下がり1704銘柄。
    新高値26銘柄、新安値72銘柄。
    騰落レシオは85.32。
    木曜の「大幅高の日のアノマリー」を控えてのすくみだったという印象。
    NTレシオは13.76。
    25日線からは2.1%、200日線からは3.2%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.199%。
    買い方▲12.992%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.458%。
    買い方▲16.682%。
    Quick調査の8月16日時点の信用評価損率は▲15.44%と2週連続の悪化。
    8月16日時点の裁定買い残は310億円増の4352億円。
    当限は1743億円増の1兆3861億円、翌限以降は630億円増の2431億円。
    同裁定売り残は2374億円増の1兆6294億円。
    1991年の統計算出以来の過去最高記録だ。
    当限は265億円増の3731億円、翌限以降は43億円増の619億円。
    空売り比率は45.9%で109日連続の40%超。
    日経HVは13.4、日経VIは18.34。
    東証REIT指数は9日振の反落。
    日経平均採用銘柄のPERは11.64倍でEPSは1771円。
    PBRは1.02倍でBPSは20214円。
    BPSは1日で200円程度容易に変動するがどうも誤差の範囲のような気がする。
    ただ過去1ヶ月では16日の20216円に次いでほぼ最高水準だ。
    シカゴ225先物終値は大証日中比115円高の20685円。
    高値20725円、安値20445円。
    大証夜間取引終値は日中比130円高の20700円。
    ボリンジャーのマイナス1σ(20563円)と25日線(21441円)のレンジでの推移。
    目先のメドは9日高値20782円。
    8月SQ値は20885円。
    8月2日のマド20960円が欲しいところだ。
    その先は1日安値の21288円。
    月足陽線基準は21540円、週足陽線基準は20563円。
    気学では「案外弱き日なり。戻り売り方針良し」。
    金曜は「高下しても結局安き日。吹き値売り狙え」。
    今年12勝18敗の「大幅高のアノマリー」の木曜日。
     
     
    裁定買い残の低迷継続と裁定売り残の増加が甚だしい。
    8月16日時点の裁定売り残は前週末比2374億円増の1兆6294億円。
    これは1991年の算出開始以来のバッケンレコードだ。
    1兆1778億円と1兆円台に乗せたのが7月26日。
    そこから約1ヶ月で5000億円も増加した。
    ちなみに8月2日1兆2204億円、9日1兆3919億円。
    それまでのバッケンレコードは昨年3月30日の1兆962億円。
    次元の違う数字となってきた。
    印象は「鏡の国のアリス」みたいなもの。
    金利のある世界から金利がない世界、あるいはマイナス金利の世界に迷い込んだ株式市場。
    従来の常識は「先物は金利分だけ現物よりも高い」だったがこれが逆転。
    「先物は金利分だけ現物より安い」。
    つまり逆ザヤ。
    従来は先物売の現物買いが裁定機会だったが、鏡に映せば常識は「先物買いの現物売り」。
    どう考えても裁定売り残は増えやすい。
    しかも配当が増えているから、期末の配当落ち分は間違いなく先物価格に影響する。
    日本株を売り崩したいから裁定売り残が増えている訳ではない。
    道理が鏡に反射したように逆になったからこそ裁定売り残が増えるのである。
    ということは、金利がマイナスから正常化した時に起こるであろうと予測されるのは巻き戻し。
    その時間軸が見えないことが株式市場の茫漠とした警戒感の源泉でもあるような気がする。
     
     
    ★曜日別勝敗
    (8月21日まで)

    月曜18勝9敗。
    火曜17勝15敗。
    水曜14勝18敗。
    木曜12勝18敗。
    金曜19勝13敗。
     
    安倍首相の夏休み第2弾

    8月19日(月)富士ゴルフコース
    鉄鋼ビルの増岡専務、成蹊大の友人
    8月20日(火)富士桜カントリー
    兄、森永商事の松崎社長、錦秀会の薮本CEO、IMAGIAGROUPの長瀬会長、同参与
    8月21日(水)富士ゴルフコース
    夫人、河野外務省中東和平担当特使、薮本錦秀会CEO、松崎森永商事社長
     
    大阪の医療法人錦秀会が目立つのは気の所為だろうか。
    相場眼で眺めれば秋はバイオの前触れなのかも知れないというのは良い見方。
    ウィキペディでは「各系列病院には新生佛教教団の曼荼羅が祀られている御宝殿がある」。
    そしてこのメンバーは例年のこと。
    「なんだかなあ」。
     
    NYダウは240ドル高の26202ドルと反発。
    NASDAQは71ポイント高の8020ポイント。
    S&P500は23ポイント高の2924ポイント。
    ダウ輸送株指数は101ポイント高の10107ポイント。
    SOX指数は0.92%の上昇。
    VIX指数は15.86。
    3市場の売買高は56.8億株と減少(過去10日平均は75.3億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比115円高の20685円。
    ドル建ては大証比115ポイント高の20685ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比170円安の20490円。
    ドル円は106.61円。
    10年国債利回りは1.591%。


    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    エボラブルアジア(6191)・・・動兆
     
    エボラブルアジアに注目する。
    同社は航空券予約サイト「エアトリ」運営が中核。
    昨年5月のDeNAトラベル買収が奏功。
    航空券とホテルが一括予約が可能な「エアトリ」の新ブランド「エアトリプラス」がスタート。
    7月月次の伸びが予定ほど高くなかったことから株価は下落。
    しかしこれはBtoB事業からBtoCへの意図的な移行の結果。
    エアトリは3割の伸びを示している。
    リバウンド期待。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

    22日の日経平均株価は反発か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万600円-2万800円。
    21日のNYダウは反発し、240ドル高の2万6202ドルで終えた。小売業の好調な決算をきっかけに米景気を支える個人消費に対する安心感が広がった。米個人消費の堅調さを意識した21日の米株式相場の上昇を受けて日本株にも買いが先行するだろう。
     
    一方、22日から始まる国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に対する様子見姿勢もあり、持ち高を一方向に傾ける動きは出にくい。日経平均株価は6日の下落以降、2万800円の手前の水準が戻りの壁となる格好になっており、上値として意識されそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(21日終値は106円54-56銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の前半(同118円18-22銭)と小動き。為替相場の落ち着いた動きから、輸出関連銘柄が下支えとなる場面も想定される。
     
    21日のシカゴ市場で日経平均先物9月物(円建て)の清算値は2万0685円と、大阪取引所の終値を115円上回った。
     
    日程面では、6月の全産業活動指数、7月の白物家電出荷額などが発表される。海外では、7月の米景気先行総合指数、8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、8月の独PMI速報値及びユーロ圏PMI速報値などの発表がある。また、米ワイオミング州ジャクソンホールで国際経済シンポジウム(~24日)が開催される。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■北日本紡績 <3409>
    東証が22日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■アセンテック <3565>
    上期経常を一転6%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
     
    ■ラクスル <4384>
    東証が28日付で東証1部に市場変更する。
     
    ■リプロセル <4978>
    順天堂大学との共同事業「ヒトiPS細胞由来神経細胞の成熟老化促進培地および創薬応用可能な評価方法の開発」がNEDO公募事業に採択。
     
    ■GameWith <6552>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる27万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月22日から10月31日まで。
     
    ■GA technologies <3491>
    賃貸マンション・アパート専門のリノベーションサービスを提供するイエスリノベーションの全株式を取得し子会社化する。また、不動産マーケティングシステム運営のマーキュリーへ出資。
     
    ■インターネットイニシアティブ <3774>
    産業用コンピュータ最大手の台湾アドバンテックが世界展開する産業分野向けIoTプラットフォーム「WISE-PaaS」の日本でのビジネス展開で協業。
     
    ■FHTホールディングス <3777>
    子会社エリアエナジーが千葉県香取市の太陽光発電所を東時証券投資顧問に約3億円で売却する。通期業績への影響は現在精査中。
     
    ■インテリジェント ウェイブ <4847>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.0%にあたる26万株(金額で2億3400万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月21日から20年8月20日まで。
     
    ■江崎グリコ <2206>
    発行済み株式数の1.36%にあたる94万5900株の自社株を消却する。消却予定日は8月30日。
     
    ■ZOA <3375>
    発行済み株式数(自社株を除く)の7.97%にあたる12万6000株(金額で1億4万4000円)を上限に、8月22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    22(木)
    6月全産業活動指数(13:30)
     
    【海外】
    米7月景気先行指数(23:00)
    米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(〜8/24)
    《米決算発表》
    セールスフォース・ドットコム

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

     
    21日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は一時106.655円まで上昇した。米国時間の終盤にかけてFOMC議事録が公開され、内容によるとメンバーの2人が0.5%の利下げを支持する一方で、大半のメンバーは7月の利下げは景気拡大局面における調整であるとの見方を示している。
     
    これらの内を受け、市場の思惑ほどハト派的ではなかったとの見方などから米ドル円は上昇した。テクニカル的には米ドル円は下値付近に控える5日移動平均線(106.465円)が引き続きサポートとなるか注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■味の素(2802)
    23.3期(国際会計基準)メドに本業のもうけを示す事業利益ベースで8%のROAを目
     
    ■三菱ケミカル(4188)
    米国で検討中のアクリル樹脂原料新工場の建設にプレハブ住宅と同じモジュール工法を採用
     
    ■住友鉱(5713)
    EVやHVなどに搭載される電池正極材料を月間4550トン生産できる体制確立
     
    ■コマツ(6301)
    2020年3月末までに連結ベースでの在庫を6月末比で1割減となる1000億円削減
     
    ■ソニー(6758)
    作する映画「スパイダーマン」を巡って米ウォルト・ディズニーと対立
     
    ■トヨタ(7203)
    部品メーカーに卸す自動車用鋼材の19年度下期価格を上期比で値上げ 上げ幅は1トンあたり4000円程度
     
    ■キヤノン(7751)
    26年メドに売上高全体に占める新規事業の構成比率を40%(18年実績23%)に引き上げ
     
    ■テンアライド(8207)
    21.3期メドに売上高営業利益率を3%に引き上げ 19.3期の1.5%と比べると約2倍
     
    ■芙蓉リース(8424)
    データソリューションビジネスを本格化 小型衛星開発を手がけるベンチャーに出資
     
    ■T&DHD(8795)
    傘下の太陽生命がミャンマーの生保「キャピタル・ライフ」へ35%出資 出資額約7.6億円でミャンマー市場に参入
     
    ■山九(9065)
    「就職氷河期世代」30代半ば〜40代半ばに限定した中途採用 2022年までの3年間で計300人の採用枠
     
     

     
    21日のNYダウ工業株30種平均は前日比240ドル29セント高の2万6202ドル73セントと反発で終えた。
     
    小売業で市場予想を上回る四半期決算の発表が相次ぎ、米個人消費が堅調さを保っているとの見方から景気敏感株を中心に買いが優勢になった。政局混迷への懸念がくすぶるイタリアなど、欧州株が軒並み上げたのも投資家心理を上向けた。
     
    朝方発表された米小売り大手ターゲットと米住宅改装用品小売り大手ロウズの2019年5〜7月期決算は、ともに1株当たり利益が市場予想を上回る良好な結果。両社株は急伸して相場上昇をけん引した。
    ターゲットはインターネット通販の強化戦略が成果を挙げており、20年1月通期の利益見通しを上方修正。一方、ロウズは米国の既存店売上高が前年同期比3.2%増と好調。通期利益見通しは据え置いたものの「懸念される米中貿易摩擦の影響は表れていないことが好感された」という。
    スポーツ用品のナイキなど小売関連株に買いが広がった。
     
    さらに、航空機のボーイングのほか、アップルなど主力のハイテク株、シェブロンなど石油株が買われた。ダウ平均の上げ幅は一時305ドルまで広がった。ダウ平均を構成する30銘柄では、ウォルマートを除く29銘柄が上昇。業種別S&P500種株価指数は全11種が上げた。
     
    米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した前回7月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、同会合で決めた10年半ぶりの利下げについて「サイクル半ばの調整」と改めて指摘した。発表後に米債券市場で長短金利差が縮小すると米株相場は伸び悩む場面があったが、米政権が中国への制裁関税「第4弾」発動を表明する前の会合の議事要旨とあって取引終了にかけて値を戻した。
     
    セクター別では全面高となり、特に小売や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は同71.648ポイント高の8020.208で終えた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,202.73+240.29
    S&P500種2,924.43+23.92
    ナスダック
    8,020.208+71.648
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,515.70±0.00   
    NY原油(ドル/バレル)
    55.90+0.22
    円・ドル
    106.58 - 106.59+0.04
     

    【シカゴ日本株先物概況】


     
    シカゴ日経平均先物は反発した。
    9月物は前日比205円高の2万0685円で終え、大阪取引所の終値を115円上回った。
    欧州株高に加え、小売り大手で好調な決算が相次ぎ米株式相場も上昇し景気減速への過度の警戒感が後退した。円相場の反落も支援材料だった。
    21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月開催分)発表後に米長短期金利差が縮まり、景気後退への思惑から米株が上げ幅を縮める場面があったが、日経平均先物の反応は鈍かった。
    議事要旨では複数が0.5%の大幅利下げを求めた一方、数人が金利据え置きを求めるなど意見が分かれた。
    市場関係者は23日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演に注目している。
    高値は2万0725円、安値は2万0445円だった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    20685 ( +115 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    20685 ( +115 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7203.97(+78.97)
    FTSE100種総合株価指数は反発した。前日の終値に比べ78.97ポイント高の7203.97と、約1週間ぶりに7200台を付けて引けた。
     
    主要国の景気刺激策への期待感が広がる中、朝高で始まり、他の欧州株や米国株の寄り付きの反発を眺めて一段高となった。原油高を追い風に石油株が高くなり、相場をけん引した。指数構成銘柄全体の約8割が上昇した。
    イタリアのコンテ首相が前日に辞意を表明したが、欧州株は堅調を維持。21日のイタリアの株式市場は約1.8%の大幅高で引けた。
     
    個別銘柄では、高級衣料バーバリーが4.5%高と堅調。賭け屋大手フラッター・エンタテイメントも3.9%高と締まった。航空・防衛大手BAEシステムズは2.6%高、航空機エンジン製造大手ロールス・ロイスも2.0%高、製薬大手アストラゼネカも2.0%高と買われた。
     
    半面、保険のリーガル・アンド・ゼネラルと鉱業のBHPビリトンが下落した。ともにアナリストが目標株価などを引き下げたことが売り材料視された。英保険大手のフェニックス・グループ・ホールディングスも安かった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11802.85(+151.67)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅に反発した。終値は前日と比べて151.67ポイント高の11802.85だった。
    イタリアの株式市場で株価が上昇し、投資家心理の改善につながったほか、欧州中央銀行(ECB)が大規模な緩和策に動くとの観測も相場を押し上げた。幅広い銘柄が買われ、下落したのは3銘柄だけだった。
     
    個別銘柄では、IT(情報技術)のSAP、タイヤのコンチネンタル、オンライン決済サービスのワイヤーカード、重電のシーメンスが高かった。
    一方でアナリストが目標株価を引き下げた透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが安くなったほか、ドイツテレコムと電力のエーオンが小幅安で引けた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5435.48(+90.84)
    フランスの株価指数CAC40は、前日比で1%前後上昇した。
     
     

08月22日 毎日コラム
進化する働くロボット
・・・続き



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