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日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    20日の日経平均は3営業日続伸した。
    3桁上昇でローソク足では陽線を形成し、終日5日線上で推移するなど、しっかりとした動きが続いた。
    米中対立が和らぐことへの期待感から買い先行の展開。円が1ドル=106円後半に入ったことも後押し材料となった。一方、東証1部の出来高は相変わらずの低水準で実需回復には遠い。売買代金は5日連続で2兆円を割り込んでいる。
     
    日経平均の日足チャートは8月6日安値(2万110円)、15日安値(2万184円)でダブル底を形成しており、日を追って底打ち感を強めている。
     
    21日の東京株式市場は、足元でのしっかりした地合いのなか、堅調な展開が期待される。米国では、景気減速を回避するため減税策を検討すると一部で報じられるなど、米景気に配慮するとの期待感から警戒の動きが後退する場面も想定される。
    日経平均株価の5日線(20日時点で2万543円)などが意識されるだろう。
     
    個別では、今はゲーム関連やネット周辺株、あるいはバイオ関連などに物色の矛先が向いている。バイオ関連、きょうは全面高様相。
    業績が低迷している銘柄でも「材料性」に重きを置いて買いを入れやすくなる、というのが今の時間帯である。
     
    ■テクニカル・ポイント(20日現在)
     
    21207.69  75日移動平均線
    21120.21  13週移動平均線
    21097.25  25日移動平均線
    20974.65  均衡表雲下限(週足)
    20966.92  均衡表転換線(週足)
    20966.92  均衡表基準線(日足)
    20879.67  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20693.34  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    20677.22  ★日経平均株価20日終値
     
    20600.67  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20529.24  6日移動平均線
    20483.46  均衡表転換線(日足)
    20422.80  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20405.65   新値三本足陰転値
    20266.47  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20104.10  ボリンジャー:-2σ(25日)
    19965.93  ボリンジャー:-3σ(26週)
    19839.60  ボリンジャー:-3σ(13週)
    19607.53  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    ローソク足は陽線を引いて高値引け。昨日に続いて5日線を下回る場面がなかったほか、本日は5日線が上向きに転じ、短期的な上昇圧力の強まりを示した。
    ボリンジャーバンドでは、終値が-1σを上回り、中心線に向かう回復トレンドを継続した。RSI(14日ベース)は31.01%(昨日27.23%)に上昇し、16日の21.25%をボトムとする反転局面入りを窺わせた。
     
     

    [概況]

    20日の東京外国為替市場は、豪中銀の議事録を受けた豪ドル円が上昇した。
    本日発表されたのは8/6開催分の議事録だが、8月は2ヶ月連続で利下げした後の会合であったため、追加緩和の言及に注目が集まっていた。
    ところが内容は「追加緩和が必要なことを示唆する兆候が積み上がれば追加措置を検討する」という、意外にも緩和を急がない姿勢が示された。
    これを受け市場では豪中銀による早期の利下げ観測が後退し、豪ドル円は買いが優勢となった。
     
    詳しく値動きを見ると、序盤は売りが優勢で、安値71.950円まで下落したが、議事録の内容が伝わると買い戻され高値を72.360円とした。
    ただ、欧州時間に入ると上昇は減速しており、現在は72.100円近辺である。
     
    さて、この後、上昇の勢いが鈍った豪ドル円は、次第にもみ合いになると予想する。
    レンジは、このところの上下限、71円台後半から72円台前半を想定したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    20日の日経平均株価は3日続伸した。前日比114円06銭高の2万0677円22銭で取引を終了した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:56 容量:17.27M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    米政府が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止措置に関して一部取引を認める猶予期間を延長すると決めた。米中の対立激化に対する警戒は和らいだとの見方から19日の米株式相場が上昇。また、ドイツや中国で財政出動を伴う経済政策への観測が浮上、株価の押し上げ要因となった。
    米中貿易摩擦への懸念は後退したとして電気機器や機械、海運などに買いが入った。各国の景気刺激策への思惑から世界的な金利低下の勢いが一服。不動産や証券といった割安とされる業種の買い戻しも目立った。
     
    しかし、好材料が相次いだ割に、日経平均は上値の重さが目立つ。東証1部の売買代金は低迷したままで、迫力不足の感は否めなかった。

    「景気悪化に対応するため世界的には政策対応が急がれている。にもかかわらず、日本の動きは鈍い、景気の先行きを一層不透明にしている消費税増税も控え、日本株の魅力低下が心配される状況だ」というのが市場関係者の言い分だった。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比104.99ポイント高の1万3428.14だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、12.44ポイント高の1506.77とこの日の高値で終えた。
     
    商いは低調で、東証1部の売買代金は概算で1兆5837億円と、5日連続で節目の2兆円を割り込んだ。売買高は9億2472万株。東証1部の値上がり銘柄数は1729と全体の8割を占めた。値下がりは347、変わらずは73だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、不動産業、金属製品、サービス業の上昇が目立ち、電気・ガス業、空運業は下落した。

    個別では、キーエンスが急反発、東エレクやファナックが高い。ソニーもしっかり資生堂や花王が買われたほか、リクルートやバンナムHDも上昇した。ZOZOが大商いで大幅高に買われた。KLabも買い優勢。テモナがストップ高、ヤマシンフィルタ、レーザーテック、GameWith、enish、システムインテグレータ上昇した。
     
    半面、JTが冴えず、前日に大幅高となっていたユニー・ファミリーマートホールディングスも売りに押された。ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが安い。JTやクレセゾン、キリンHDも下落した。ワイヤレスゲートが急落、イーレックス、アシックスなども大幅安。エボラブルアジア、モバイルファクトリー、日本通信も値を下げた。アイティメディアも大きく利食われた。

    東証2部株価指数は反発した。前日比35.35ポイント高の6337.72ポイントだった。
    出来高は8926万株。値上がり銘柄数は229、値下がり銘柄数は165となった。
     
    個別では、那須電機鉄工が一時ストップ高となった。明豊ファシリティワークス、エプコなど3銘柄は年初来高値を更新した。インタートレード、インスペック、イクヨ、リミックスポイント、北日本紡績が買われた。

    一方、三井金属エンジニアリング、ユタカフーズ、日本食品化工、ジオスター、アサヒ衛陶など14銘柄が年初来安値を更新した。エヌリンクス、RVH、リード、花月園観光、工藤建設が売られた。
     

    日経ジャスダック平均は3日続伸した。前日比22円43銭高の3354円23銭だった。
    前日の米国市場の大幅続伸などが個人投資家マインドに寄与し、堅調に推移して3日続伸となった。
    ジャスダック市場も朝方から買いが先行した。好材料の出た銘柄や値動きの良い銘柄を中心に個人投資家の買いが入った。医薬・バイオ関連の物色も目立ち、じり高の展開となった。
    しかし、新規材料に乏しいことに加えて、米金融政策に関わる国際経済シンポジウムなど週末にかけての重要イベントを控えていることもあり、積極的な上値追いとまではいかず、全般としては模様眺めムードが強かった。

    市場からは、東証1部市場が「上値は重いが底値は堅い」状況のため、「短期の利ざや狙いの個人投資家が値動きが出やすい中小型株に資金を移している。」「ただ、売買代金が大きく膨らんでいるわけではないため、様子見ムードの中で少しでも利益が得られればいいという程度の商い」と指摘する声が聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で253億円、売買高は5213万株。
    値上がり銘柄数は363、値下がり銘柄数は209となった。
     
    個別では、チヨダウーテ、セキチューが一時ストップ高となった。アエリア、ULSグループ、菱友システムズ、鈴茂器工、メディキットなど6銘柄は年初来高値を更新した。カーメイト、グッドライフカンパニー、オリコン、大日光・エンジニアリング、オートウェーブが買われた。
     
    一方、大森屋、アプライド、フジコー、FHTホールディングス、八千代工業など11銘柄が年初来安値を更新した。北川精機、エムケイシステム、キタック、エヌ・シー・エヌ、セプテーニ・ホールディングスが売られた。
     

    東証マザーズ指数は続伸した。前日比16.11ポイント高の881.63ポイントだった。
    外部環境の好転を背景に本日のマザーズ市場にも買いが先行した。
    サンバイオやそーせい、アンジェス、ブライトパス・バイオなど医薬・バイオ関連株や、前週に大幅下落した反動で値ごろ感のある銘柄に買い戻しが入った。材料株や好業績銘柄に対しても関心が向かう格好となった。
    日経平均が後場にかけてじり高となったことで、マザーズ銘柄へと短期資金が入りやすい地合いであったことも支援材料となったようだ。
    売買代金は概算で827.13億円。騰落数は、値上がり217銘柄、値下がり68銘柄、変わらず6銘柄となった。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は71となった。
     
    個別では、Lib Work、シェアリングテクノロジー、ハウテレビジョンがストップ高となった。日本ファルコム、ブシロード、一家ダイニングプロジェクトなど4銘柄は年初来高値を更新した。フリークアウト・ホールディングス、インパクトホールディングス、ブライトパス・バイオ、日本ホスピスホールディングス、サンバイオが買われた。
     
    一方、バルニバービ、スタジオアタオ、gooddaysホールディングス、インフォネット、レントラックスなど8銘柄が年初来安値を更新した。ギフト、Kudan、ユニフォームネクスト、グローバルウェイ、ベルトラが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

     
    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比84円54銭高の2万0647円70銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.96ポイント高の1502.29で始まった。
     
    日経平均株価は前営業日比90円高前後と前場終値と比較して強含みで推移している。
    外国為替市場では、1ドル=106円50銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。

    売買代金上位では、神戸物産、ZOZOの上昇が目立つほか、花王、資生堂、野村、キーエンス、アドバンテスト、KLab、太陽誘電などがプラスで推移。
    一方、ブリヂストン、ファーストリテなどがさえない動きとなっている。

     
    前日のNYダウの上げ幅に比べると日経平均の伸びは鈍く、中国株も前日終値を挟み小動きとなっている。本日ここまでの東証1部売買代金は概算で7500億円と盛り上がりに欠け、積極的に上値を追う動きは乏しい。
    今週はジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長らの講演が予定されており、主要国の金融緩和や財政出動への期待の高まりが株式相場を支えている。
    ジャクソンホール会議に向けて目先はこうした状況が続く可能性がある。
     

    20日前引けの日経平均株価は3日続伸した。前日比79円56銭高の2万0642円で取引を終了した。
     
    前日の欧州の主要株価やNYダウ、ナスダック総合指数とも大幅続伸したことで、目先市場心理が改善、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。
     
    米政府が中国の華為技術(ファーウェイ)の制裁に関して、一部取引の例外措置を延長すると決め、米中貿易摩擦への警戒が後退。ドイツや中国など各国の景気対策に対する期待も投資家心理を改善させ、電子部品や機械など景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
     
    ただ、日経平均株価は取引開始直後に前日比100円強上昇した後は、景気先行きへの不透明感も根強く、高値圏で個人投資家など短期筋による利益確定を目的とした売りで上値の重さが目立った。
     
    市場では、週末にかけて国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)や主要7カ国首脳会議(G7サミット)など重要イベントが控えるなか、東証1部の売買代金も低迷したままで、投資意欲の高まりは感じられない。「19日と市場環境に変わりがないなか、依然として市場参加者は少なく、株価指数の方向感は出づらい状況にある」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は7.62ポイント高の1501.95だった。JPX日経インデックス400も続伸した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7524億円、売買高は4億4451万株だった。値上がり銘柄数は1449、値下がり銘柄数576、変わらず119だった。
    業種別株価指数(33業種)は、不動産業、証券・商品先物取引業、石油・石炭製品などが上昇し、下落は、ゴム製品、空運業、非鉄金属など。
     
    個別では、東京エレクトロン、ファナック、京セラ、キーエンス、アドバンテストも高い。資生堂や花王のほか、KDDIやバンナムHDが買われた。Enishが大幅高、GameWith、ZOZO、レーザーテックも値を上げた。
     
    半面、前日に大幅高となっていたユニファミマが下落した。ファストリやリクルート、アステラス、任天堂、ブリヂストン、JTが安い。ワイヤレスゲートが大幅安となり、イーレックス、アシックスなども売られた。

    東証2部株価指数は反発した。前日比30.47ポイント高の6332.84ポイントだった。
    出来高6362万株。値上がり銘柄数は213、値下がり銘柄数は153となった。
     
    個別では、明豊ファシリティワークス、那須電機鉄工が年初来高値を更新した。インスペック、リミックスポイント、パルステック工業、宮入バルブ製作所、東海ソフトが買われた。
     
    一方、ユタカフーズ、日本食品化工、ダイハツディーゼル、サンセイ、太平製作所など10銘柄が年初来安値を更新した。光陽社、カワセコンピュータサプライ、エヌリンクス、Abalance、大和自動車交通が売られた。
     

    日経ジャスダック平均は3日続伸した。前日比17円79銭高の3349円59銭だった。
    前日の欧州の主要株価やNYダウが上昇、円高一服など外部環境の落ち着きを背景に下値不安感が後退、買いが先行して始まった。
    好材料を発表したアエリアやシノケンGなどを中心に個人投資家の買いが入った。
    また、カーメイトが急伸し一時、前日比134円(16.8%)高の934円に買われている。茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、ドライブレコーダーの映像が容疑者逮捕につながったこと受けて、改めてドライブレコーダー関連が注目されているようだ。 同社のほかオートウェーブ、バッファローなども大幅高となっている。

    ただ、市場全体は週末にかけて国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)や主要7カ国首脳会議(G7サミット)など重要イベントが控えており、結果を見極めたいとの思惑から上値は重かった。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で138億円、売買高は3164万株。
    値上がり銘柄数は336、値下がり銘柄数は210となった。
     
    個別では、チヨダウーテ、セキチューが一時ストップ高となった。ULSグループ、菱友システムズ、鈴茂器工、メディキット、ディーエムエスは年初来高値を更新した。カーメイト、大日光・エンジニアリング、オートウェーブ、医学生物学研究所、シノケングループが買われた。
     
    一方、大森屋、アプライド、FHTホールディングス、セルシード、ソノコムなど7銘柄が年初来安値を更新した。北川精機、グリムス、セプテーニ・ホールディングス、セーラー広告、環境管理センターが売られた。
     

    東証マザーズ指数は続伸した。前日比9.29ポイント高の874.81ポイントだった。
    前日の欧米株高や円高一服など外部環境の落ち着きを背景に日経平均は堅調展開。この流れを受けて、マザーズ市場にも買い優勢の展開。
    上期経常利益を89%増益に上方修正したハウテレビジョンが大幅に買われた。また、アンジェス、そーせい、サンバイオなど医薬・バイオ銘柄が買われ、指数を牽引している。
    ただ、週末にかけて行われる海外重要イベントを控えて、様子見姿勢を強める投資家も多く、買い戻し一巡後は方向感の定まらない展開となりそうだ。
    値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は81となった。
     
    個別では、シェアリングテクノロジー、ハウテレビジョンが一時ストップ高となった。Lib Work、日本ファルコム、ブシロード、一家ダイニングプロジェクトは年初来高値を更新した。インパクトホールディングス、ブライトパス・バイオ、日本ホスピスホールディングス、オークファン、フリークアウト・ホールディングスが買われた。
     
    一方、バルニバービ、スタジオアタオ、gooddaysホールディングス、インフォネット、レントラックスなど8銘柄が年初来安値を更新した。ギフト、ベルトラ、ユニフォームネクスト、AmidAホールディングス、プラッツが売られた。
     

    [株価材料NEWS]

    カーメイトは一時16%超の上昇となり、日経ジャスダック平均の値上がり率2位。
    あおり運転が社会問題化している中、ドライブレコーダーの需要増加に対する思惑から買いが入っているもよう。オートウェーブは一時9%超高。イエローハットやオートバックスセブンなども買われている。
     

    【寄り付き概況】

    20日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比42円19銭高の2万0605円35銭だった。
     
    米政府が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の制裁を巡る一部の例外措置を延長し、米中貿易摩擦に対する懸念は和らいだとの見方から19日のNYダウが約250ドル高、ナスダック総合指数も90ポイントを超える上昇。ドイツや中国など各国の景気刺激策への期待も投資家心理を改善させ、主力株はじめリスクを取る動きが優勢となっている。石油関連のほか、海運や不動産が高い。
     
    外国為替市場では1ドル=106円台後半と円安水準で推移していることも輸出株中心にポジティブな思惑をもたらしている。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中26業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、海運、鉄鋼、不動産、証券、その他金融など。
     
    個別では、ソフトバンクGが値を上げ、任天堂、トヨタ、ソニー、キーエンス、日本電産、東エレクも堅調。三菱UFJ、三井住友が小高く、野村も強含んでいる。武田、ZOZO、串カツ田中も買われている。
     
    半面、ファーストリテ、リクルートHDはさえない。三菱商、JT、アドバンテスは値を消している。ユニー・ファミマは反落して始まった。
     
     
    225先物はアムロ・野村・バークレイズ・パリバが買い越し。
    ソジェン・UBS・クレディ・ドイツ・楽天・SBIが売り越し。
    TOPIX先物は三菱・日興・シティ・JP・アムロ・みずほが買い越し。
    ソジェン・バークレイズ・メリル・クレディ・ドイツが売り越し。
     
    テクニカル的には、前田道(1883)、三機工(1961)、スタジオアリス(2305)、エイジア(2352)、カカクコム(2371)、プレサンス(3254)、フェリシモ(3396)、KLab(3656)、ショーケース(4345)、CTS(4345)、扶桑化学(4368)、オービック(4684)、長谷川香(4958)、メック(4971)、有沢(5208)、ファーストロジ(6037)、シンコウ工業(6458)、日MDM(7600)、トップカル(7640)、レオパレス(8848)、トーセイ(8923)、安田倉(9324)、中部電(9502)、タナベ経(9644)が動兆。
     

     


     
    20日の日経平均株価は続伸し堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万400円-2万700円。
    米中貿易摩擦への懸念がいったん後退したうえ、米長期金利の低下に一服感が出てきており、前日の米株式相場が上昇。投資家心理は強気に傾きやすく、買いが先行しそうだ。
    20日早朝の外国為替市場で円相場が1ドル=106円台半ばで推移し、円安・ドル高方向に振れていることも輸出採算改善への期待を高め、景気敏感株を中心に買いが入りそうだ。
    世界的な金利低下は一服しており、このところ下げが目立っていた銀行など金融株にも買いが入る公算が大きい。
     
    ただ、上値を追う動きは鈍そうだ。週末には相場を左右しかねない重要イベントを控え、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されやすい。市場では日経平均が前日終値(2万0563円)から100円あまり高い2万0700円程度が上値のメドになるとの見方がある。
     
    22〜24日には中央銀行の幹部が集うジャクソンホール会議、24〜26日には主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれる。米国で10年債利回りが2年債を下回る「逆イールド」が12年ぶりに起きるなど、景気後退への懸念が根強いなか、市場は金融・財政政策への言及がどの程度あるかに注目しており、重要日程前に持ち高を一方向に傾ける動きは限られるだろう。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比55円高の2万635円だった。
    日程面では、きょうは20年国債の入札のほか、7月の主要コンビニエンスストアの売上高が発表される見通し。海外では
    オーストラリアの中央銀行が金融政策会合の議事要旨を開示する。米国では、クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演するほか、ホーム・デポが5〜7月期決算を発表する。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■新都ホールディングス <2776>
    中国企業へと日本企業をつなぐプラットフォームを開設するIngDan Japanと代理店契約。中国企業へ同社プラットフォームへの登録を勧誘・サポートする。
     
    ■串カツ田中ホールディングス <3547>
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.27%にあたる2万5000株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月20日から8月30日まで。また、未定だった今期配当は17円増配とする。
     
    ■ブライトパス・バイオ <4594>
    信州大学と固形がんを対象としたCAR-T 細胞療法の臨床開発で共同研究開発契約を締結。
     
    ■キャリアインデックス <6538>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.91%にあたる40万株(金額で2億1000万円)を上限に、8月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
    ■ハウテレビジョン <7064>
    上期経常を一転89%増益に上方修正。
     
    ■JESCOホールディングス <1434>
    ベトナムのフエ省フオン川流域におけるODA無償資金協力案件を受注。
     
    ■新日本製薬 <4931>
    株主優待制度を導入。9月末時点で100株以上保有の株主に「パーフェクトワン モイスチャージェルハーフサイズ」1個を贈呈。300株以上の保有で「パーフェクトワン モイスチャージェル」「機能性表示食品 キオクリーフ」「機能性表示食品 Wの健康青汁」各1個を贈呈する。
     
    ■ヤマシンフィルタ <6240>
    エアフィルターの開発・販売を行うアクシーの全株式を取得し子会社化する。
     
    ■インターアクション <7725>
    受注金額1.98億円の大口受注を獲得。通期業績予想には織り込み済み。
     
    ■シノケングループ <8909>
    創業30周年記念株主優待を実施する。19年12月末、および20年12月末基準日に100株以上保有している株主に対しクオカード1000円相当を贈呈。通常優待基準の500株以上保有株主には1000円加算しての贈呈となる。また、10年以上の長期保有者には1000株以上の保有で通常優待分と合わせて1万円相当を贈呈の上、2020年6月末基準日に100株以上保有で3000円相当、500株以上で5000円相当、1000株以上で1万円相当のクオカードが贈呈される。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    20(火)
    20年国債入札
     
    【海外】
    《米決算発表》
    ホーム・デポ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


    「マドをたどって」
     
    週明けのNY株式は3日続伸。
    7月中旬の4日続伸以来の連騰記録となった。
    NYダウは寄り付き直後に上昇幅を336ドルまで拡大した場面もあった。
    NYダウは26000ドル台、NASDAQは8000ポイント台、S&P500は2900ポイント台回復。
    小型株の指数であるラッセル2000は1.02%高。
    米商務省はファーウェイへの禁輸措置の強化を決定。
    しかし保守に関わる一部取引のみ認める例外措置は3カ月延長すると発表。
    ファーウェイと一部取引を続けているマイクロン・テクノロジーやインテルなど半導体株が上昇。
    トランプ大統領がアップルのティム・クックCEOと対中制裁関税の影響を議論。
    米政府が、対中制裁関税による米企業業績への影響に配慮するのではないかとの思惑も生じアップルは一時3%上昇。
    中国人民銀行は企業の借入コスト低下と減速している景気を後押しすることにつながる金利改革を公表。
    ショルツ独財務相はドイツには将来の経済危機に総力を挙げて対処する健全な財政があるとコメント。
    最大500億ユーロの追加支出が可能であることを示唆。
    景気後退懸念に揺れた逆イールド・ショックから急速に立ち直りつつあるとの見方だ。
    ダウ輸送株指数は1.14%、SOX指数は1.9%上昇。
    ただ売買エネルギーは低調で3市場の合算出来高は62.8億株。(直近20日平均は75.8万株)。
    表面利率1.625%の10年物国債利回りは前週末比0.05%高(価格は安い)の1.60%。
    2年債利回りは前週末比0.07%高の1.55%。
    「パウエルFRB議長のジャクソンホール講演を見極めたいとの雰囲気も強く相場の下値は堅かった」という見方もある。
    一部では「ここから最後のリスク選好相場が始まる」の声。
    マイナス利回りの債券は世界で17兆ドル。
    「運用目標を達成するには株式などリスク資産にマネーを振り向けざるをえない」という解釈だ。
    ドル円は106円台後半。
    VIX(恐怖)指数は16ポイント台に低下。
    恐怖と欲望指数は19←20→16と反転。

    「トランプ大統領の火消しが奏功」という声もある。
     
    週明けの日経平均は寄り付き172円高、終値144円高と3ケタ上昇での続伸。
    ただ残念ながら日足は陰線。
    先週開けたマドの20581円は終値ベースでは上回れなかった。
    月曜の窓は20465円ー20502円。
    日経平均は4日ぶりに5日線(20499円)を上回った。
    8月に入って5日線を終値で上回ったのは3度目。
    過去2回(9日、14日)はいずれも翌日に200円超の下落だったというのが経緯。
    東証1部の売買代金は1兆5433億円と今年4番目の低水準。
    「閑散に売りなし上昇意欲もなし」という空虚な声も聞こえた。
    値上がり1518銘柄、値下がり515銘柄。
    新高値35銘柄、新安値34銘柄と指数上昇の割には拮抗。
    騰落レシオは81.20と横ばい。
    NTレシオは13.76倍。
    ドル建て日経平均は16日連続の200ポイント割れ。
    25日線からは2.7%、200日線からは3.5%のマイナスかい離。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.761%。
    買い方▲13.273%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.604%。
    買い方▲18.446%。
    空売り比率は46.7%で17日連続40%超。
    日経HVは13.7、日経VIは20.43。
    東証REIT指数は2081ポイントで7日続伸。
    日経平均採用銘柄のPERは11.64倍でEPSは1766円。
    PBRは1.02倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の20635円。
    高値20685円、安値20475円。
    8月SQ値20855円をうかがえる場所まで来た格好。
    今月のマドをたどれば20581円―20676円―20960円―21288円。
    この21288円が月足陽線基準だ。
    昨日上値を抑えたボリンジャーのマイナス1σが20635円。
    その先は25日線の21137円。
    下のマイナス2σが20134円だからこれは遠い。
    昨日白くねじれた一目均衡の雲は9月12日まで白い。
    そして黒いねじれは9月12日。
    勝手雲の下限は20813円、上限は20966円。
    3週連続の週足陰線を否定して欲しい週。
    気学では「後場高の日なれど上放れた時は売り狙え」。
    水曜は「後場不時高をみる日。悪目あれば買い狙え」。
    木曜は「案外弱き日なり。戻り売り方針良し」。
    金曜は「高下しても結局安き日。吹き値売り狙え」。
    ゴールドマン・サックス証券が12ヵ月後の日経平均株価の予想を22600円→22000円に引き下げ。
    同TOPIXは1675→1600に下方修正。
    理由は「大統領選挙前の米中通商合意はないとの見方に転じた。
    FRBによる年内の予想利下げ幅を従来の0.5%→0.75%に引き上げ一段の円高進行を予想」。
    「買いたい弱気」という気がしないでもない。
     

    NYダウは249ドル高の26135ドルと3日続伸。
    一時300ドル以上上昇した場面もあった。
    NASDAQは106ポイント高の8002ポイント。
    S&P500は34ポイント高の2923ポイント。
    SOX指数は1.87%の上昇。
    VIX指数は16.88に低下。
    3市場の売買高は62.8億株と減少。
    225先物CME円建ては大証日中比55円高の20635円。
    ドル建ては大証比65ポイント高の20645ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比70円高の20650円。
    ドル円は106.62円。
    10年国債利回りは1.609%。
     
    225先物はアムロ・野村・バークレイズ・パリバが買い越し。
    ソジェン・UBS・クレディ・ドイツ・楽天・SBIが売り越し。
    TOPIX先物は三菱・日興・シティ・JP・アムロ・みずほが買い越し。
    ソジェン・バークレイズ・メリル・クレディ・ドイツが売り越し。


    (兜町カタリスト櫻井)



     

    [概況]

     
    19日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円はロス米商務長官がファーウェイとの取引禁止措置について、更に90日間保留にするとの内容が報じられ一時106.715円まで上昇した。
    その後、トランプ米大統領はツイッターでFRBに対して1%の利下げや量的緩和を実施するべきとの見解をツイートしているが、米ドル円の反応は限定的で106円台半ば付近の水準で底堅い推移となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(106.297円)付近に支持されながら上昇しており、引き続き同線がサポートとなるか注目したい。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    19日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比249ドル78セント高の2万6135ドル79セントで終えた。
     
    米長期金利の低下が一服し、買いが先行。ロス商務長官が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置をさらに90日間猶予すると発表し、米中貿易摩擦への懸念が後退した。また、中国人民銀行が貸出金利の引き下げを計画しているほか、ドイツのショルツ財務相は経済危機時に最大500億ユーロの財政支出が可能であると示唆し、世界的な景気刺激策の広がりを期待する見方も広がり終日堅調となった。
     
    アップルやファーウェイと一部取引を続けているマイクロン・テクノロジーやインテルなど半導体株に買いが入った。金融株など幅広い銘柄に買いが入った。
    ダウ平均は取引開始直後に一時上げ幅を336ドルに広げた。
     
    前週に10年物の米国債利回りが2年物を下回る「逆イールド」が12年ぶりに起きた。19日は10年債利回りが上昇したものの、利回り差の拡大基調に大きな変化はなかった。利ざや縮小への警戒感が後退し、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が上昇した。中東情勢の緊迫で原油先物相場が上昇し、エクソンモービルやシェブロンなど石油株が上げ指数を押し上げた面もあった。
     
    セクター別では全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やエネルギーの上昇が目立った
     
    ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比106.818ポイント高の8002.812で終えた。半導体株に加え、アルファベットやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力株が軒並み上昇した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,135.79+249.78
    S&P500種
    2,923.65+34.97
    ナスダック
    8,002.812+106.818
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,511.60−12.00
    NY原油(ドル/バレル)
    56.10−0.11
    円・ドル
    106.57 - 106.58+0.17
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は続伸した。
    9月物は前週末比70円高の2万0635円で終え、大阪取引所の終値を55円上回った。
    米中貿易摩擦の激化懸念の後退や、中国とドイツの経済刺激策の導入期待などから投資家心理が改善した。
    トランプ米大統領が先週末のツイートで「我々は中国と非常にうまくやっており、対話をしている」と米中交渉への楽観的な見通しを示した。米長期金利の低下一服も支援材料になった。
    市場関係者は23日に米ワイオミング州ジャクソンホールで予定するパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演に注目している。
    9月物の高値は2万0685円、安値は2万0475円だった。
     
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    20635 ( +55 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    20645 ( +65 )
    ※( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7189.65(+72.50)
    FTSE100種総合株価指数は大幅に続伸した。前週末の終値に比べ72.50ポイント高の7189.65で引けた。
    アジアや他の欧州の株高を眺め、朝高で寄り付き、その後もプラス圏を維持した。中国の景気刺激策への期待感などが後押しした。ドイツでも景気刺激策を検討していると伝わり、欧州各国株式相場がそろって上がった。英国もつれ高となるなか、石油株の値上がりが大きく貢献した。構成銘柄の約9割が上昇した。日中を通して高値圏で推移した。
     
    個別銘柄では、オンライン食品販売オカド・グループが4.6%の大幅高。同社についてJPモルガンが、競合他社に比べビジネスモデルが優れていると評価し株価目標を引き上げたことが好感された。資源大手グレンコア3.8%高、産銅大手アントファガスタ3.1%高など資源株も締まった。アジア関連株である銀行のHSBCホールディングスは1.1%高と堅調だった。ネット専業スーパーの旅行のTUIも大幅高となった。
     
    半面、金価格の下落を受けて関連のフレスニージョが売られた。保険のプルーデンシャルも軟調だった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11715.37(+152.63)
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前週末と比べて152.63ポイント高の11715.37だった。ドイツと中国の景気刺激策が期待され、欧州各国株式相場がそろって上昇した。
     
    個別銘柄では、半導体のインフィニオンテクノロジーズが3%超上がった。ドイツ銀行も大幅高となった。主要株主がアハライトナー監査役会会長について、2022年の任期を前に退任を望んでいると一部で報じられた。医療機器のフレゼニウスも上昇した。
    下落したのは、不動産のボノビアと電力のRWEの2銘柄だけだった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5371.56(+70.77)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前週末に比べて1%以上上昇した。

08月20日 毎日コラム
株の保有は覚えられる数で
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