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【市況一覧】
日経平均株価
37,552.16 +113.55 04/23
TOPIX
2,666.23 +3.77 04/23
マザーズ
650.64 -0.61 04/23
NYダウ平均
38,239.98 +253.58 04/23
ナスダック総合
15,451.31 +169.30 04/23


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント

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08月07日 マーケットコメント

08月08日 マーケットコメント


    今週は軟調展開となった。
    米中貿易摩擦懸念が再燃して世界株安の様相が強まるなか、日経平均は週初から大幅安となり、あっさり2万1000円を下回り、取引時間中には2万110円まで売られる場面もあった。
    為替市場でドル円が105円台に突入したことや、人民元安が進行したことなども警戒ムードを高めた。アメリカ株に持ち直しの動きから日経平均にも買いも入ったが三連休を前にリスク回避姿勢が強く、戻りも限定的となった。
    日経平均は、週間では402円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
     
     
    来週の不安定な相場展開か。
    4日立ち合い。週前半で4-6月期の決算発表が一巡し、中盤以降は材料難となる。
    お盆休みを取る市場参加者のタイミングでもあり、外部要因に振らされやすい地合いが続くだろう。米中貿易摩擦激化懸念がくすぶり続ける状況下では、大きく買われる場面があればやれやれ売りも出てくると想定される。
     
    また、この先、アメリカ株の上昇が続くとすれば、早期の追加利下げ期待の高まりがその要因となる可能性が高くなる。その場合、為替の円安が期待しづらくなることが、日本株の上値を抑えるだろう。
     
    来週は、14日の中国7月小売売上高や同工業生産、15日の米7月小売売上高など米中の重要経済指標が予定されている。今月下旬の22〜24日には米カンザスシティ連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール)が予定されている。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    21326.28  均衡表雲上限(日足)
    21236.84  均衡表基準線(週足)
    21223.48  均衡表雲下限(日足)
    21218.00  13週移動平均線
    21054.14  均衡表雲下限(週足)
    20966.92  均衡表転換線(週足)
    20966.92  均衡表基準線(日足)
    20952.81  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20951.87  均衡表転換線(日足)
    20888.39  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20870.13  ボリンジャー:-1σ(13週)
    20697.92  6日移動平均線
     
    20684.82  ★日経平均株価9日終値
     
    20547.04  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20522.26  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20434.94  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20174.39  ボリンジャー:-3σ(13週)
    20141.27  ボリンジャー:-3σ(25日)
    19981.49  ボリンジャー:-3σ(26週)
     
    7月25日から8月6日までの下落幅の3分の1戻しに相当する20681.53円を上回り、下値模索局面からの脱出を示唆した。
    ボリンジャーバンドでは、終値は-2σと-1σの中間付近で推移。ザラ場で-3σを大幅に下回った6日を直近ボトムとする反転トレンド形成の流れにあり、来週は中心線側へのシフトが期待できよう。
    ただ、RSI(14日ベース)は30.90%(前日40.51%)に低下し、買いの勢いの弱さを窺わせている。
     
    【明日の好材料銘柄】

    ■ネットマーケティング <6175>
    19年6月期の経常利益(非連結)は前の期連結比25.6%減の4.2億円になったが、20年6月期は前期比92.9%増の8.1億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収になる。
    同時に、今期の年間配当は前期比1円増の6円に増配する方針とした。
     
     
    ■物語コーポレーション <3097>
    19年6月期の連結経常利益は前の期比21.2%増の46.8億円になり、20年6月期も前期比8.8%増の51億円に伸びを見込み、15期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。17期連続増収、15期連続増益になる。
    同時に、今期の年間配当は前期比20円増の110円に増配する方針とした。
     
    ■サニーサイドアップ <2180>
    19年6月期の連結経常利益は前の期比96.7%増の7億1800万円に拡大し、20年6月期も前期比9.5%増の7億8600万円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
    同時に、今期の年間配当は5円とする方針で、株式分割を考慮した実質配当は前期配当と変わらない。
     
    ■サニーサイドアップ <2180>
    19年6月期の連結経常利益は前の期比96.7%増の7億1800万円に拡大し、20年6月期も前期比9.5%増の7億8600万円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、今期の年間配当は5円とする方針で、株式分割を考慮した実質配当は前期配当と変わらない。
     
    ■アール・エス・シー <4664>
    20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3600万円→8500万円(前年同期は9600万円)に2.4倍上方修正し、減益率が62.5%減→11.5%減に縮小する見通しとなった。
     
     

    【大引け概況】
    9日の日経平均株価は続伸した。前日比91円47銭高の2万0684円82銭で取引を終了した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:48 容量:6.87M

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    前日のNYダウは中国の7月貿易統計が好調だったことも好感され371ドル高と大幅高、この流れを受け、この日の日経平均も底堅く推移した。
    9日の為替相場は1ドル=106円を挟んで落ち着いた値動き、4〜6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を大幅に上回る増加となったことから、海外勢により株価指数先物が買われた。
     
    ただ、3連休を控え、戻りを試す勢いはなく、上値の重い展開となった。
    米国で「トランプ政権が華為技術(ファーウェイ)に対する輸出許可の決定を先送りしている」と報じられたことで、TDKや太陽誘電など関連株が売られた。
    人民元基準値は前日比で元安・ドル高に設定されており、米中対立の行方は依然として不透明なままとなっている。
     
    この日算出の日経平均先物ミニ・オプション8月限のSQ(特別清算指数)値は2万855円99銭で、取引時間中に同水準に一度もタッチしない「幻のSQ」となった。
     
    市場からは「9日の中国・上海株は上伸して始まった後に値を消し、世界規模で見た投資家心理も落ち着きを取り戻した」とは言えない。佳境を迎えた決算発表が終われば市場参加者の一段の減少も想定される。「日経平均が力強く値を戻す状況にはなりにくい」との見方が支配的で、戻りの最中とみられるが、売られた分の買い戻しがどこまで続くかだ。「SQ値を上に残し、来週にもクリアできればよいが、届かないようだと上値の重さが意識されてくる」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比57.49ポイント高の1万3414.73だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、5.18ポイント高の1503.84で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1466億円、売買高は11億8564万株だった。値上がり銘柄数は1209、値下がり837、変わらず103だった。
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、繊維製品、精密機器の上昇が目立ち、証券・商品先物取引業、パルプ・紙、ガラス・土石製品が下落した。
     
    個別では、好業績を発表した銘柄が買われ、資生堂やバンダイナムコホールディングス、テルモなどが値を上げた。武田薬品工業、大塚HD、ソニー、任天堂、トヨタ自動車、KDDIが上昇した。ソフトバンクは昨年12月の上場後、初めて一時公開価格(1500円)を上回った。
     
    半面、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、野村ホールディングスなど金融株が安い。ファナック、安川電、キリンHD、アサヒが下落した。富士フイルムホールディングスや、ファーストリテイリング、今期業績予想の下方修正を発表したダイフクが売られた。筆頭株主の米投資ファンドが保有株の売り出しを発表した新生銀行は急落した。

    東証2部株価指数は続落した。前日比13.97ポイント安の6388.16ポイントだった。
    出来高1億2715万株。値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は177となった。
     
    個別では、三井金属エンジニアリング、ボーソー油脂、日本食品化工、自重堂、ニチリンなど16銘柄が年初来安値を更新した。フマキラー、フライトホールディングス、三精テクノロジーズ、東京コスモス電機、オーベクスが売られた。
     
    一方、那須電機鉄工がストップ高となった。トラスト、リスクモンスター、メタルアート、JFEコンテイナー、日本KFCホールディングスなど6銘柄は年初来高値を更新した。ミダック、川澄化学工業、パス、ゼロ、森下仁丹が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに小反落した。終値は前日比5円54銭安い3379円16銭だった。
    昨日は、米国市場は主要3指数揃っての大幅高。この流れを受けて、東京株式市場も、日経平均から新興市場までを含めて全体として上昇して始まった。
    その後は、中国・上海株式相場が下げに転じたことや、新規の材料難から上値が重く、後場に入ってからジャスダック市場は、次第に下げ幅を拡大しはじめ、最終的には前日比でマイナスとなって終わった。
    週末3連休を前にした個人投資家の手じまい売りが出た、戻りを試す勢いはなく「上値の重い展開」だった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で295億円、売買高は4993万株だった。
    値上がり銘柄数は300、値下がり銘柄数は275となった。

    個別では、クルーズ、イオン九州、川崎地質、八千代工業、オータケなど8銘柄が年初来安値を更新。ジョルダン、応用技術、日本精密、博展、ビーイングが売られた。
     
    一方、ホーブ、AKIBAホールディングスがストップ高。エムケイシステム、セプテーニ・ホールディングス、ニューフレアテクノロジー、エイケン工業など5銘柄は年初来高値を更新。チエル、鉱研工業、アーバネットコーポレーション、フジタコーポレーション、構造計画研究所が買われた。

    東証マザーズ指数は4日ぶりに反落した。終値は前日比4.33ポイント安い871.74だった。
    昨日の米国市場は主要3指数揃っての大幅高。この流れを受けてマザーズ市場も買いが先行した。しかし、前日の上昇の反動と国内3連休を控えた週末要因も相まって、個人投資家によるポジションを手仕舞う動きも見られた。
    指数寄与度の高いメルカリが大きく売られたことで、東証1部市場との比較で弱い動きとなった。
    値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は150となった。

    きょう、マザーズ市場に新規上場したステムリムは公開価格(1000円)を7%下回る930円の初値を付けた。一時1010円まで上昇したが、買いは続かなかった。終値は951円だった。
     
    個別では、CRI・ミドルウェア、リンクバルが年初来安値を更新。G-FACTORY、アクセルマーク、メルカリ、ジーニー、自律制御システム研究所が売られた。
     
    一方、プレシジョン・システム・サイエンス、プラッツがストップ高。ホープは一時ストップ高と値を飛ばした。Lib Work、バンク・オブ・イノベーションなど4銘柄は年初来高値を更新。ピアラ、アプリックス、旅工房、アイリックコーポレーション、ライトアップが買われた。

     

    【後場寄り付き概況】

    9日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比117円04銭高の2万0710円39銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、5.75ポイント高の1504.41で始まった。
     
    引き続き上値が重い。前日比100円程度高い2万0700円近辺で推移している。
    日本時間の昼休み時間中に中国・上海株式相場が下げに転じ、小幅安で午前を終えた。海外ヘッジファンドなどが株価指数先物への買いの勢いを弱めた。
     
    個別では、資生堂、テルモ、バンナムHDも高い。ソニー、任天堂、トヨタ、東エレク、ZOZOが値を上げている。ソフトバンクG、ファーストリテは小幅高となっている。
    半面、ネクソンが大幅安。三井住友、三菱商、富士フイルム、ダイフクが値を下げている。ファナック、太陽誘電、アドバンテスは軟調となっている。
     
    日経平均は7月高値2万1823円07銭(25日、取引時間中)から8月安値2万110円76銭(6日、同)までの下落分の3分の1強を取り戻している。
    日足チャート上では5日移動平均線を上抜け、目先は一段の戻りが期待されてくる可能性がある。
     

    9日前引けの日経平均株価は続伸した。前日比152円40銭高の2万0745円75銭で取引を終了した。
     
    昨日のNYダウ工業株30種平均が370ドル超上昇するリバウンド相場になった流れを受け、日経平均株価は寄り付き直後から値上がりし、上げ幅を一時前日比180円超に広げた。
    目先的な円高の一服感も追い風となり、景気動向に業績が左右されやすい資源関連株などを中心に買い戻しの動きが広がった。
    中国人民銀行(中央銀行)が設定した人民元基準値が思ったほど元安水準でなかったことも、安心感につながった。ソフトバンク(SB)が昨年12月の上場以来初めて公開価格を上回る場面があった。
    取引開始前に発表された2019年4〜6月期の実質GDP速報値が前期比年率換算で1.8%増となり、市場予想(0.4%増)を上回ったことも好感されている。
    8月きりオプションの特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買も買い越しとなり、投資家心理も落ち着きを取り戻しつつある。QUICKの試算では日経平均型のSQ値は2万0855円99銭だった。
     
    ただ、米国では、「トランプ政権が華為技術(ファーウェイ)に対する輸出許可の決定を先送りしている」との報道もあり、先行き警戒感は払拭(ふっしょく)されてはいない。
    日経平均は寄り付き直後に戻りを試した後は、上値の重さが目立つ展開だった。
    また、3連休を前に利益確定の売りが出やすいところでもあるだろう。
     
    東証株価指数(TOPIX)は7.62ポイント高の1506.28だった。JPX日経インデックス400も反発した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆888億円、売買高は6億626万株だった。値上がり銘柄数は1338、値下がり702、変わらず108だった。
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、精密機器、その他製品などが上昇し、下落は、パルプ・紙、証券・商品先物取引業、ガラス・土石製品など。
     
    個別では、ソフトバンクグループやトヨタ自動車、テルモ、任天堂が上昇した。リクルートやNTTデータ、ソニー、東京エレクトロンが高い。決算が好調だったバンダイナムコホールディングス、資生堂も値を上げた。原油価格の上昇を受け、国際石油開発帝石が買われた。
     
    半面、ファナックとミネベアが下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなど大手銀行株が下落し、米投資ファンドの株式売り出しが嫌気され新生銀行が急落した。富士フイルムホールディングスや太平洋セメントも安い。
     
    東証2部株価指数は続落した。前日比2.44ポイント安の6399.69ポイントだった。
    出来高7955万株。値上がり銘柄数は186、値下がり銘柄数は169となった。
     
    個別では、三井金属エンジニアリング、ボーソー油脂、日本食品化工、自重堂、ニチリンなど11銘柄が年初来安値を更新した。フライトホールディングス、東京コスモス電機、三精テクノロジーズ、オーベクス、岡本工作機械製作所が売られた。
     
    一方、トラスト、リスクモンスター、メタルアート、日本KFCホールディングスが年初来高値を更新した。堀田丸正、ウインテスト、川澄化学工業、ミダック、大興電子通信が買われた。
     

    日経ジャスダック平均は3日続伸した。前日比5円00銭高い3389円70銭だった。
    米国株の大幅な反発や目先的な円高の一服感が追い風となり、ジャスダック市場でも投資家心理が改善、好業績が期待できる内需銘柄を中心に買われた。

    ただ、3連休を前に利益確定の売りが出やすいところでもあるだろう。通商問題を巡る米中の応酬が続いているだけに、ポジションの持ち越しを嫌う個人投資家は多くなっている。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で168億円、売買高は2892万株。
    値上がり銘柄数は314、値下がり銘柄数は229となった。
     
    個別では、エムケイシステム、セプテーニ・ホールディングス、ニューフレアテクノロジー、エイケン工業が年初来高値を更新した。フジタコーポレーション、東葛ホールディングス、構造計画研究所、シンデン・ハイテックス、アトムリビンテックが買われた。
     
    一方、イオン九州、川崎地質、八千代工業、オータケ、エージーピーなど6銘柄が年初来安値を更新した。博展、日本精密、ジョルダン、クルーズ、ビーイングが売られた。
     

    東証マザーズ指数は4日続伸した。前日比4.54ポイント高の880.61ポイントだった。
    本日の日経平均は米株高を好感して反発しており、外部環境は、個人投資家のマインド改善にプラスに働いている。マザーズ市場も好感した買いが膨らんだ。
    ただ、昨日引け後に19年6月期の決算を発表したメルカリが市場コンセンサスを上回る赤字幅となり、悪材料出尽くしには繋がりにくい内容であることから大幅に下落、指数の重しとなっている。
    為替市場では1ドル=106円台前半と円高基調が続いており、3連休を前に利益確定の売りが出やすいところでもあるだろう。
     値上がり銘柄数は165、値下がり銘柄数は106となった。

    きょう、マザーズ市場に新規上場したステムリムは公開価格1000円を7%下回る初値930円を付けた後、一時1010円まで買われる場面があった。
    前場の終値は971円だった。
     
    個別では、ホープがストップ高となった。バンク・オブ・イノベーションなど2銘柄は年初来高値を更新した。プレシジョン・システム・サイエンス、ピアラ、グローバルウェイ、アプリックス、アイリックコーポレーションが買われた。
     
    一方、CRI・ミドルウェアが年初来安値を更新した。メルカリ、ソケッツ、フィードフォース、メディア工房、テックポイント・インクが売られた。
     

    【寄り付き概況】

     
    9日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比164円80銭高の2万0758円15銭。前日のNYダウが前日比371ドル高と大幅反発した。中国の貿易統計が好調だったことなどが好感され、ナスダック指数も8000ポイントを回復した。
    これを受けた、この日の東京株式市場も買い先行で始まった。海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に買いを入れた。
     
    午前8時50分に発表された内閣府が寄り付き前に発表した4〜6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率で予想を上回る増加となったことも支えとなっている。
    物価変動を除いた実質の年率換算で1.8%増と市場予想(0.4%増)を上回った。
     
    為替は105円90銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
    日経平均先物・オプション8月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万855円99銭。

    寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、精密、金融など。一方、値下がりは空運、紙パルプの2業種。
     
    個別では、ソフトバンクGが買い気配から始まった。東エレク、ソニー、日本電産、ダイキンも上伸している。トヨタ、ホンダ、リクルートHDが高く、花王や武田、アステラス薬は堅調でバンナムHDや資生堂が買い注文を集めている。
     
    半面、ファーストリテ、JT、エーザイ、ファナック、京セラが売られ、アドバンテスもさえない。三井住友は弱含み。富士フイルムが下押している。
     
    225先物は、GS・アムロ・UBS・野村・モルスタ・楽天が買い越し。
    JP・ドイツ・大和・バークレイズが売り越し。
    TOPIX先物はシティ・JP・野村・パリバが買い越し。
     
    テクニカル的には、エイジア(2352)、サッポロ(2501)、ソリトン(3040)、プロパティA(3464)、クラウディア(3607)、enish(3667)、ブロードリーフ(3673)、IIJ(3774)、日本新薬(4516)、ソフトブレ(4779)、EMシス(4820)、アース製薬(4985)、バリュー(6078)、日工(6306)、東洋電(6505)、ヨコオ(6800)、ゼンショー(7550)、ブラインド(7989)、ミズノ(8022)、ジャックス(8584)、ARM(8769)、京急(9006)、トラコス(9715)が動兆。モルスタ・GS・アムロ・大和が売り越し。


    「3連休控え」
     
    NY株式市場は上昇。
    S&P500は1日としては約4%上昇し約2カ月ぶりの大幅な上昇率となった。
    S&P500の主要セクターすべてが少なくとも1%上昇。
    最近特に売り込まれていた情報技術セクターは2.4%高。
    「安値拾いの買いが入った」という解釈だ。
    新規失業保険申請件数は前週比8000件減の20万9000件。
    市場予想の21万5000件を下回った。
    「経済が減速する中でも労働市場が引き続き好調」との見方。
    良好な経済指標は金利低下の邪魔としていた従来の発想とは逆に好調な経済指標を評価した格好。
    移り気な市場の典型だろうか。
    ウーバーの第2四半期決算は売上高が市場予想を下回り、時間外取引で一時6.9%下落。
    通常取引終値は8.2%高だった。
    予想を上回る中国貿易統計や人民元の安定化を受けてドイツ10年債利回りが過去最低水準から上昇。
    ドイツ政府が気候変動関連政策に充てる資金を確保するために赤字国債の発行を検討しているとの報道を受け世界の国債利回りは上昇。
    10年国債利回りは1.71%水準。
    利回りが逆転している3カ月物の米財務省証券(TB)と10年債の差は0.29%に縮小。
    前日は一時0.4%まで拡大していた。
    「利回りの逆転は景気後退の前兆」との解釈だ。
    中国人民元高トレンドは人民元の下落抑制に向けた当局のシグナルとの解釈。
    トランプ大統領はドル高に対する不満を再表明。
    「FRBの金融政策が製造業に悪影響を及ぼしている」とコメント。
    ドル円は106円前後で推移。
     
    木曜の日経平均株価は寄り付き13円高、一時マイ転したが160円近く上昇し終値は76円高。
    中国人民元動向を好感との解釈だが実際は自律反発という気がしないでもない。
    火曜の日足大陽線が底打ちサインというのが後講釈だ。
    日足は陽線となり5日ぶりの反発となった。
    マザーズ指数、日経ジャスダック平均も上昇したがTOPIXは下落とマチマチの展開。
    東証1部の売買代金は2兆878億円。
    値上がり1088銘柄、値下がり962銘柄。
    新高値42銘柄、新安値84銘柄。
    騰落レシオは81.91。
    NT倍率は13.74倍。
    25日線からは3.8%、200日線からは3.7%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.137%。
    買い方▲12.694%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.532%。
    買い方▲16.811%。
    空売り比率は46.8%と102日連続40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は6.2%に低下した。
    日経HVは15.6、日経VIは21.06。
    日経平均採用銘柄のPERは11.66倍でEPSは1766円。
    PBRは1.03倍でBPSは19993円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比215円高の20775円。
    高値21790円、安値20435円。
    25日線(21399円)、75日線(21363円)、200日線(21374円)。
    36円の範囲に収束した移動平均はレンジの変化の前兆。
    ボリンジャのマイナス2σが299625円、マイナス1σが21012円。
    ドル円の106円攻防戦もさることながら10年国債利回りのマイナス0.2%攻防戦というのがもう一方の要素。
    寄り前のGDP速報値、10時半の中国の消費者物価・生産者物価指数がポイント。
    気学では金曜は「安寄りは買いなれど上放れ高きは売り狙え」。
    月曜は「上寄り付きは売り方針。安寄り付きは買い狙え」。
    GDPは年率換算1.8%増と市場予想のプラス0.4%を上回って着地。
    3四半期連続のプラスとなった。
    SQ値は20855円。
    幻かどうかが課題。
    7月は21742円、6月は21060円だった。
     
    4→6月期決算集計状況。
    全体の78.2%が通過した。
    4→6月期売上高は△0.6%、同経常利益は▲3.4%、同純利益は▲13.8%。
    通期売上高は△1.3%、同経常利益は▲1.9%、同純利益▲3.6%。
     
    NYダウは371ドル高の26378ドルと反発。
    NASDAQ176ポイント高の8039ポイントと3日続伸。
    S&P500は54ポイント高の2938ポイントと3日続伸。
    ダウ輸送株指数は174ポイント高の10324ポイント。
    SOX指数は2.70%上昇。
    VIX指数は16.91と低下。
    3市場の売買高は80.8億株。
    225先物CME円建ては大証日中比215円高の20775円。
    ドル建ては大証比220ポイント高の20780ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比200円高の20760円。
    ドル円は106.06円。
    10年国債利回りは1.718%。
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    9日(金):SQ、4→6月GDP、マネーストック、米生産者物価、中国生産者・消費者物価、シンガポール休場
    12日(月):山の日の振替休日で休場、米財政収支、マレーシア、インド、タイ、トルコ休場
    13日(火):国内企業物価指数、第三次産業活動指数、米消費者物価、独ZEW景況感、インド消費者物価
    14日(水):機械受注、米輸出入物価、独GDP、中国小売売上高、工業生産等
    15日(木) :米小売売上高、鉱工業生産、NY連銀製造業景況感、フィラデルフィア連銀製造業景況感、NAHB住宅価格指数、韓国・インド休場
    16日(金):米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感
     
     
    【8月】(6勝8敗で11位、陽線確率42.9%)
     
     
     9日(金)SQ、4→6月実質GDP
    12日(月)山の日の振替休日で休場、木星順行
    13日(火)企業物価指数、米消費者物価指数、独ZEW景況感、変化日
    14日(水)機械受注、株高の日
    15日(木)米小売売上高、フィラデルフィア連銀製造業景況感、鉱工業生産、満月
    16日(金)米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感
    19日(月)貿易統計、首都圏新規マンション販売、変化日
    21日(水)訪日外客数、米中古住宅販売
    22日(木)全産業活動指数、米製造業PMI、米カンザスシティ連銀シンポジウム(ジャクソンホール→24日)、CB景気先行指数、大幅高の日
    23日(金)消費者物価、米新築住宅販売、鬼宿日
    24日(土)G7首脳会議(仏ビアリッツ)
    25日(日)柔道世界選手権(東京)
    26日(月)米耐久財受注、テニス全米オープン、独IFO景況感、英休場(サマーバンクホリデー)
    27日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格指数
    28日(水)アジア・アフリカ開発会議(横浜)
    29日(木)米GDP確定値、変化日、上げの日
    30日(金)鉱工業生産、失業率、2020年度予算概算要求締切、米消費者物価指数、個人所得、新月
    31日(土)中国製造業PMI
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ★UTグループ(2146)・・・動兆
     
    UTグループに注目する。
    同社は製造業派遣・請負大手。
    半導体向け中心だが自動車や電池など業種多様化。
    特に自動車関連が急拡大。
    JPX400新規採用銘柄。
    第1四半期減益ながら通期は見直しせず。
    リバウンド期待。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [概況]

    9日の欧米為替市場は、米ドル円の上値が重かった。
    昨夜はNYダウが続伸し、金融市場のリスク回避姿勢は後退したように見えたが、米ドル円は106円台前半で低調。
    終値は106.080円だったが、それまでに安値105.885円へ下落する場面もあった。
     
    米ドル円の上値が重かった理由に、昨夜伝わったトランプ米大統領の利下げに言及した発言が挙げられる。
    詳しくは「FRBによる金利がドル高を維持させ、米国の製造業の競争を阻害している」というもので、これにより米利下げ観測が高まり米ドル円は買い控えられたというわけだ。
     
    さて、本日の米ドル円も低調に推移すると予想する。
    というのも先程、米企業がファーウェイとの取引を再開するための認可を先送りにするという、米中の対立の激化を懸念させる報道が伝わったからだ。
    下落の目処としては、昨日の安値105.490円近辺を想定しておきたい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    9日の東京株式市場は、買い先行も上値は重そうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万400円−2万800円。
    きのう8日に日経平均株価は5日ぶりに反発し、現地8日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。
    買い一巡後は戻り売りも出やすいだろう。3連休前に持ち高を一方向に傾けにくく、市場では前日終値を250円程度上回る2万0850円を上値メドとする声がある。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(8日終値は106円10−11銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同119円00−04銭)と円高に振れている。
    円高による業績への影響を警戒し輸出関連銘柄は、さえない展開を強いられる場面もありそう。
    また、日本時間の午前10時15分すぎには、中国人民銀行が人民元レートの基準値を、同30分には中国7月消費者物価・生産者物価の公表を控え、模様眺めムードが広がりそうだ。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比215円高の2万775円だった。
     
    【好材料銘柄】
     
    ■日本アクア <1429>
    上期経常が17倍増益で着地・4-6月期も3.4倍増益。
     
    ■日特建設 <1929>
    4-6月期(1Q)経常は88%増益で着地。
     
    ■Ubicomホールディングス <3937>
    4-6月期(1Q)経常は86%増益で着地。
     
    ■サニックス <4651>
    4-6月期(1Q)経常は3.9倍増益で着地。
     
    ■アサカ理研 <5724>
    今期経常を63%上方修正。
     
    ■和井田製作所 <6158>
    4-6月期(1Q)経常は18%増益で着地。
     
    ■AKIBAホールディングス <6840>
    上期経常を18倍上方修正。
     
    ■アルヒ <7198>
    4-6月期(1Q)税引き前は29%増益で着地。iYellと住宅ローン分野で業務提携。
     
    ■プレミアグループ <7199>
    今期税引き前を41%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。
     
    ■プレシジョン・システム・サイエンス <7707>
    前期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■プラッツ <7813>
    今期経常は36%増益、8円増配へ。
     
    ■サンフロンティア不動産 <8934>
    4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
     
    ■KADOKAWA <9468>
    4-6月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地。
     
    ■インプレスホールディングス <9479>
    4-6月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。
     
    ■日本KFCホールディングス <9873>
    4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
     
    ■国際石油開発帝石 <1605>
    上期経常を一転5%増益に上方修正、通期も増額。
     
    ■バンダイナムコホールディングス <7832>
    上期経常を30%上方修正。
     
    ■中央化学 <7895>
    4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
     
    ■堀田丸正 <8105>
    今期最終を16倍上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    9(金)
    オプションSQ
    7月マネーストック(8:50)
    4-6月期GDP(8:50)
    《決算発表》
    日本郵政、かんぽ、ゆうちょ、東京海上、雪印メグ、TOYOTIRE、大王紙、東レ、ADEKA、リンテック、阪和興、石油資源、BML、クレセゾン、ショーボンド、協エクシオ、高砂熱、ミクシィ、JACR、パーソルHD、マツモトキヨシ、北越コーポ、オープンドア、エア・ウォーター、ケネディクス、東和薬品、Dガレージ、ブリヂストン、JFEHD、DOWA、リクルートHD、アマダHD、SMC、ハーモニック、荏原、栗田工、日機装、日電子、ナカニシ、東京精、凸版印、ヤオコー、アイフル、イオンFS、T&DHD、リログループ、セイノーHD、共立メンテ、サンドラッグ、アサヒインテック、飯田GHD、PKSHA、洋インキHD、コスモエネHD、第一生命、TKC、加藤産業、OBARA−G、東映、博報堂DY、シップHD、マブチ、SOMPOHD、ビジョン
     
    【海外】
    中国7月消費者物価指数(10:30)
    中国7月生産者物価指数(10:30)
    米7月生産者物価指数(21:30)
    休場:シンガポール
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■ALSOK(2331)
    QR決済営業を代行 まず横浜銀と
     
    ■ソースネクスト(4344)とANAHD(9202)
    子会社が提携 自動通訳機で研修
     
    ■コマツ(6301)
    中国でPM減少装置生産 価格競争で優位に
     
    ■日工(6306)
    道路の補修増加に商機 アスファルトのプラント販売強化
     
    ■NEC(6701)
    発の創薬企業、がんワクチンを治験 AI解析を応用
     
    ■アイシン精機(7259)
    中国AT生産を下方修正 2合弁で半減
     
    ■ホンダ(7267)
    環境車生産をアジア移管 主力HVを逆輸入
     
    ■三菱地所(8802)
    ベトナムやインドネシアで現地法人を設立
     


    8日のNYダウ工業株30種平均は前日比371ドル12セント高の2万6378ドル19セントとこの日の高値圏で終えた。
    この日は米長期債を中心に金利が落ち着きを取り戻したことから、投資家のリスク選好姿勢が回復。ダウは全面高となった。
     
    中国人民銀行(中央銀行)が、この日の人民元の対ドル基準値を市場予想より1ドル=7元台と元高水準に設定。中国当局の元安誘導による米中貿易摩擦悪化への懸念が後退した。中国の7月の輸出が前年同月比3.3%増と、市場予想に反しプラスとなったことも、株価を押し上げた。
    米中対立への警戒感が和らぎ、アップルや建機のキャタピラーなど中国関連とされる銘柄が軒並み上昇した。
     
    投資家のリスク回避姿勢が後退したのを受け原油や銅などの商品先物相場が上昇し、収益改善への期待でシェブロンやエクソンモービルなど石油株が買われた。化学のダウなど素材株も上昇した。ダウ平均を構成する全30銘柄が上昇した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比176.330ポイント高の8039.156と週間でも上昇に転じた。フェイスブックやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、アルファベットなど主力株がそろって買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,378.19+371.12
    S&P500種
    2,938.09+54.11
    ナスダック
    8,039.156+176.330
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,509.50−10.10
    NY原油(ドル/バレル)
    52.75+0.21
    円・ドル
    105.84 - 105.85−0.26

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は上昇した。
    9月物は前日比175円高の2万0775円で終え、大阪取引所の終値を215円上回った。米中関係悪化への警戒感がやや和らぎ投資家心理が改善した。

    中国が8日発表した貿易統計で輸出が増加したほか、中国の中央銀行が人民元取引の基準値を市場予想よりも元高・ドル安に設定し、買い安心感が広がった。
    トランプ米大統領のドル高けん制発言で円が買われ日経平均先物は伸び悩む場面もあった。
    高値は2万0790円、安値は2万0435円だった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    20775 ( +215 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    20780 ( +220 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7285.90(+87.20)
    FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日の終値に比べ87.20ポイント高の7285.90で引けた。構成銘柄の約9割が上昇した。投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぎ、株価は底堅く推移した。米国株の寄り付きの反発を眺めて、一段高となった。
     
    良好な7月の中国の貿易統計を受けて、世界景気減速への懸念がやや後退した。中国の人民元相場が落ち着いていることも、投資家心理を支え、欧州各国株式相場とともに買いが広がった。資源とたばこ株の値上がりが株価指数を押し上げた。
    ニッケル価格が急伸したほか、銅価格の上昇もあり、鉱業株が買われた。
     
    個別銘柄では、アントファガスタは5.4%高と大幅高となった。金融サービスのハーグリーブス・ランズダウンは12%近く上昇した。通期の管理資産が増加したことが好感された。航空機エンジンのロールス・ロイスも約6%高と目立った。
     
    半面、通信のBTグループは5.9%安と急落。資産運用のスタンダード・ライフ・アバディーンは、アナリストがそれぞれの株価目標を引き下げたことが響いて値下がりが大きくなった。保険のダイレクトライン・インシュアランス・グループと銀行のバークレイズはともに配当権利落ちで売られた。飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングは、上期の営業利益が市場予想を下回ったことから下落した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11845.41(+195.26)
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前日と比べて195.26ポイント高の11845.41だった。
    7月の中国の貿易統計が良好だったことを受けて、世界景気減速の懸念がやや後退した。中国の人民元相場が落ち着いていることも投資家心理を支え、欧州各国株式相場が上がった。
     
    個別では、医薬・農薬大手のバイエルが7%上がった。同社のアニマル・ヘルス部門と、米動物向け医薬品メーカー、エランコ・アニマルヘルスの統合について、両社が来週にも合意するとの一部報道が買い材料となった。鉄鋼のティッセン・クルップも上昇した。業績の下方修正があったものの、株価にはすでに織り込み済みと判断され、買われた。素材メーカーのコベストロも大幅高となった。
     
    下落したのは4銘柄だけだった。アディダスは、第2四半期の売上高が市場予想を下回ったことなどから売られた。電力のエーオンは、ゴールドマン・サックスによる投資評価引き下げを受けて下がった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5387.96(+121.45)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて2%以上上昇した。

08月09日 毎日コラム
とりあえずでは無く、どっぷり株に!
・・・続き



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