会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


11月01日 マーケットコメント

11月02日 マーケットコメント

11月03日 マーケットコメント

11月04日 マーケットコメント

11月05日 マーケットコメント

11月06日 マーケットコメント

11月07日 マーケットコメント

11月08日 マーケットコメント

11月09日 マーケットコメント

11月10日 マーケットコメント


    11日の日経平均株価は5日ぶりに反発した。終値は前日比171円高の2万9277円だった。前日の米国株はインフレ懸念から続落したが、日経平均が連れ安したのは開始15分程度で、下値2万9000円辺りの堅さを確認した後は買い戻されプラス圏に浮上し上げ幅を広げていった。直近4日間で700円弱の下げを演じていたため値頃感も働いたようだ。中国不動産大手の利払い問題が目先クリアされ、中国株が上昇したことも後押し要因となっている。
     
    12日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    手掛かり材料に乏しい中、中国・恒大集団のデフォルト(債務不履行)への警戒感もくすぶる中、海外市場の動向に左右される展開も想定される。
    取引時間の後半には、週末要因から手控えムードが広がる可能性もある。
    また、同日は11月期株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出日に当たることから、市場推定値を意識する場面もありそう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
     
    30484.81  ボリンジャー:+2σ(26週)
    30029.14  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29992.95  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29794.37  新値三本足陽転値
    29591.10  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29466.36  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29430.52  6日移動平均線
     
    29277.86  ★日経平均株価11日終値
     
    29177.94  均衡表転換線(日足)
    29044.70  均衡表転換線(週足)
    29029.91  13週移動平均線
    28949.41  均衡表雲上限(日足)
    28939.77  25日移動平均線
    28890.81  200日移動平均線
    28875.30  均衡表雲下限(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28719.08  75日移動平均線
    28697.39  26週移動平均線
     
     

    【大引け概況】
    11日の日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、前日比171円08銭の2万9277円86銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:32 容量:19.61M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米株安の流れを受けて朝方は売りが先行したが、ほどなく上昇に転じた。上げ幅は一時200円を超えた。日経平均は前日までの4営業日で700円近く下落したこともあり、好業績銘柄などを中心に値ごろ感に着目した買いが入った。午後にかけては、株価指数を算出する米MSCIによる構成銘柄見直しの発表などを12日に控えて様子見ムードが広がった。
     
    一部の米ドル建て債券で利払いの猶予期限が迫っていた不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る懸念が残るなか、日本時間11日の上海株式相場が朝安後に上昇に転じたことで買い安心感が広がり、日経平均が上げ幅を拡大する場面があった。原油先物相場の落ち着きや外国為替市場で円相場が円安・ドル高に振れたことも支援材料となった。
     
    10日に発足した第2次岸田文雄内閣で経済対策が進展するとの期待も出ている。「給付金案を巡り公明党に譲歩させるなど、力強く政策を進める面もある。今後の政策次第で海外勢から日本株が見直されるとの期待が改めて出ている」との指摘があった。
     
    半面、前日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る高い伸びとなったのを受け、米国での早期利上げの懸念が再燃したことは重荷となった。
     
    市場では「手がかり材料難のなか、2万9000円程度を下限から3万円程度を上限とするボックス相場の動きがしばらく続きそう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発。終値は前日比56.51ポイント高の1万8148.69だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、6.34ポイント高の2014.30で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4883億円。売買高は11億9030万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は860と、全体の約4割にとどまった。値下がりは1233、変わらずは90銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では非鉄金属、倉庫・運輸関連業、卸売業などが上昇。石油・石炭製品、鉱業、建設業などが下落した。
     
    個別では、売買代金トップのソフトバンクグループが堅調、売買代金2位のレーザーテックも大きく株価水準を切り上げた。東京エレクトロンも買いが優勢だった。ファーストリテイリング、任天堂、三越伊勢丹も高かった。ファナックも大幅上昇した。トッパン・フォームズ、日本システム技術、安藤・間がストップ高に買われ、日本電波工業、大平洋金属なども大幅高となった。
     
    半面、資生堂が水準を切り下げたほか、アサヒグループホールディングスの下げも目立つ。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは大きく下げた。グレイステクノロジー、日精エー・エス・ビー機械はストップ安に売られ、セレス、戸田工業、ジェイリースなども急落した。
     
    東証2部指数は前日比3.30ポイント高の7629.36ポイントと続伸した。
    出来高3億4757万株。値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は236となった。
     
    個別ではアマテイ、加地テックが一時ストップ高と値を飛ばした。鉄人化計画、ウェルス・マネジメント、川上塗料、ヒラノテクシード、キョウデンなど7銘柄は年初来高値を更新。日本パワーファスニング、ユニバンス、パルステック工業、ファインシンター、ジオスターが買われた。
     
    一方、理経が一時ストップ安と急落した。技研ホールディングス、三井金属エンジニアリング、ギグワークス、エスビー食品、パシフィックネットなど23銘柄は年初来安値を更新。AIメカテック、松尾電機、コメ兵ホールディングス、JMACS、ヴィスコ・テクノロジーズが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反発した。終値は前日比1円93銭高い3984円27銭だった。
    軟調な米株市場を受けて、ジャスダック平均は下落してスタートしたが、日経平均が寄り付き直後を安値にプラス転換すると、ジャスダック平均も前引けにかけてプラス圏に浮上した。ただ、上値は重く、後場以降は前日終値付近でのもみ合い展開となった。
     
    決算に反応した売買や短期筋による日計り商いが中心で、新興市場全体としては明確な方向感はなかった。一部の景気敏感株に物色が向かっており、ジャスダック平均の底堅い動きに繋がった。また、引き続き決算発表を終えた個別銘柄に物色された。
    シダックスや天竜製鋸、スピーが上昇した。一方、シーズメンやワークマンは下落した。
    信用取引の評価損率は低水準で推移しており、「個人の物色意欲は引き続き強い」とされる。ただ、上がれば売り下がれば買うという循環的な物色が中心で「市場内をお金がぐるぐる回っている」状態のため、株価指数は直近レンジ内での動きにとどまった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で466億円、売買高は5617万株だった。
    値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は327となった。
     
    個別ではシダックス、天龍製鋸、川辺がストップ高。小田原エンジニアリングは一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、芝浦電子、インヴァスト、東京貴宝など6銘柄は年初来高値を更新。オリコン、平山ホールディングス、ウエストホールディングス、テラ、ディーエムソリューションズが買われた。
     
    一方、シーズメンが一時ストップ安と急落した。地域新聞社、岩塚製菓、プラップジャパン、オールアバウト、出前館など33銘柄は年初来安値を更新。ANAP、山大、エブレン、アミタホールディングス、大日光・エンジニアリングが売られた。
     


    東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比4.42ポイント安い1113.17だった。
    前日の米国市場では金利上昇とともにハイテク株の下げが目立った。本日のマザーズ市場でもこうした流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行した。その後は下げ渋ったものの、円安進行が支援材料となった日経平均に対し、内需系グロース(成長)株中心のマザーズ指数は恩恵が限られた。IT(情報技術)関連銘柄などに売りが出た。一方、好決算を発表した企業には物色が広がった。
    マザーズでは利益計画を減額した日本電解が一時ストップ安となり、逆行安状態、JMDCやBASE、プレイドが下落した。半面、2021年12月期予想を上方修正したサンアスタは値幅制限の上限(ストップ高水準)まで買われた。
    JTOWERやラキールが上昇した。値上がり銘柄数は129、値下がり銘柄数は251となった。
     
    個別では、夢展望、グローバルウェイがストップ安。霞ヶ関キャピタル、日本電解は一時ストップ安と急落した。パルマ、オークファン、ディー・ディー・エス、sMedio、ユーザベースなど47銘柄は年初来安値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、INCLUSIVE、エスユーエス、ワンダープラネット、CINCが売られた。
     
    一方、Sun Asterisk、ラキール、バーチャレクス・ホールディングス、サイバー・バズがストップ高。ランディックス、夢展望、フォーライフ、くふうカンパニー、JTOWERなど7銘柄は年初来高値を更新。アスタリスク、ヤプリ、サイジニア、コンフィデンス、テックポイント・インクが買われた。

    「干支」

    相場確変は「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、
    未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。
    戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、
    子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、
    寅(とら)千里を走り、卯(う)は跳ねる」。
    来年は十干が「壬(みずのえ)」、十二支が「寅」の年。
    干支は「 壬寅(みずのえとら)」。 
    「壬」は「妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む」、
    「寅」は「?(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」という意味。
    そのため「壬寅」は厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージだというす。 
    格言は「戌亥の借金、辰巳で払え」

    寅年の相場で思い起こされるのは中島敦氏の「山月記」。
    主人公の李徴は「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」から虎に変身してしまいました。
    東京株式市場は虎の威を借りた市場ではなく、本来の自信を取り戻したマーケットに復活して欲しいものです。
    そのために必要なのは、おそらく「普通の自尊心と繊細な羞恥心」でしょうか。
    今年のテーマは「自虐からの脱却」になりそうです。
    興味深いのは東証と富士通がアローヘッドシステムを東南アジアへ営業し始めること。
    「東証はアジアの証取との間でシステムを軸とした緩やかな連合体を形成できる可能性がある」との指摘も聞かれます。
    もう一つのテーマは万国公法を基準に坂本竜馬も掲げた「世界との戦い」ということになるのでしょう。

    2010年」寅年の大発会に書いたこと。
    明けましておめでとうございます。
    寅年の相場が始まります。
    虎の威を借りた市場ではなく、本来の自信を取り戻した東京市場の復活を願う年初。
    山月記の李徴は「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」から虎に変身してしまいました。
    東京市場は普通の自尊心と繊細な羞恥心の世界を展開して欲しいと考えています。
    本年もよろしくお願い申し上げます。

    前回の寅年【2010年のポイント】

    (1)寅は千里を走らない
    2003年型の値動きを想定
    1950年(昭和25年)は朝鮮戦争動乱を契機に53年2月まで続いた戦後復興相場の起点。
    1986年(昭和61年)は都心部商業地の地価上昇率が50%を超えバブル相場がスタート。
    1998年(平成10年)は年間下落率が9.3%だったが2000年4月まで続くITバブルのスタート台になった。
    ただし過去2勝5敗と勝率は十二支の中で最悪。
    市場関係者は「歴史的にはその次の年へのステップ」と言い出し始めるのだろう。
    寅の動きの教訓:普段は寝転び、獲物のあるときだけは真剣に走る

    因みに「寅年銘柄」を思い浮かべてみると・・・。

    トラスト中山(9830)
    リゾートトラスト(4681)
    ベルトラ(7048)
    タイガースポリマー(4231)
    イントランス(3237)
    トライステージ(2178)
    Jトラスト(8508)
    トランザクション(7818)
    阪神阪急(9042)
    ライドオン(6082):釜寅
    アシックス(7936):オニツカタイガー
    トヨクモ(4058):2010年創業


    (櫻井)。


    11日午前の日経平均株価は反発し、前日比218円97銭高の2万9325円75銭で終えた。
     
    前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことから朝方は売り先行で始まったが、ほどなく上昇に転じた。日経平均は10日までの4営業日で700円近く下落していたこともあり、値ごろ感に着目した買いが入った。
     
    朝方は安かった半導体関連の主力株が買い直されたことで全体相場に浮揚力が加わった。また、市況高騰を背景に非鉄関連株が買われ、米長期金利上昇を背景に銀行や保険など金融株にも株価を上げる銘柄が目立った。
     
    好業績を発表した銘柄を中心に物色が進んだ。市場では、第2次内閣発足を受けた10日の岸田文雄首相の会見で「以前に比べて成長や改革を重視する発言が増えたことが今後の政策進展への希望をつなぎ、日本株にとっては支援材料となった」との指摘があった。
    原油先物相場の落ち着きや、外国為替相場で円安・ドル高が進んだことも支えとなった。
     
    一部のドル建て債券で利払い猶予期限が迫っていた中国不動産大手、中国恒大集団を巡る問題への懸念が残るなか、11日の上海株相場が朝安後に上昇に転じ、東京株式市場にも買い安心感が広がった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに上昇した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2959億円、売買高は6億1879万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1041だった。値下がりは1001、変わらずは121銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、精密機器などが上昇。下落は鉱業、建設業、不動産業など。
     
    個別では、売買代金トップのレーザーテックが大幅高、東京エレクトロンも買いが優勢となっている。ソニーグループも堅調。ファーストリテイリングも買われた。日本電波工業、大平洋金属は大幅高。電子署名法の認定取得を発表した日本通信や業績上方修正のケイアイスターが商いを伴って急伸。それに、日シス技術などが東証1部上昇率上位に顔を出している。
     
    半面、資生堂は大幅安、アサヒグループホールディングスも軟調。セレス、戸田工業、ジェイリースも大きく値を下げた。パンパシHDが業績下振れ懸念から急落しているほか、セレスなどが東証1部下落率上位に顔を出している。
     
    東証2部株価指数は前日比0.44ポイント安の7625.62ポイントと反落した。
    出来高は2億3104万株。値上がり銘柄数は165、値下がり銘柄数は195となった。
     
    個別では、技研ホールディングス、三井金属エンジニアリング、ギグワークス、エスビー食品、パシフィックネットなど19銘柄が年初来安値を更新。AIメカテック、松尾電機、コメ兵ホールディングス、カーチスホールディングス、ヴィスコ・テクノロジーズが売られた。
     
    一方、加地テックが一時ストップ高と値を飛ばした。鉄人化計画、ウェルス・マネジメント、川上塗料、ヒラノテクシード、キョウデンなど7銘柄は年初来高値を更新。アマテイ、パルステック工業、ユニバンス、ミライノベート、MCJが買われた。

     
    日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。前引けは前日比64銭高い3982円98銭となった。米金利上昇に伴い円相場が1ドル=114円近辺まで急落したこと半導体関連の主力株が買い直され下支えとなっている。中小型株が買われ主力株の手控えムードも感じる。
    ウエストHDや芝浦電子、スピーが上昇した。半面、シーズメンやワークマンは下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で265億円、売買高は2886万株。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は303となった。
     
    個別ではWDI、芝浦電子、東京貴宝が年初来高値を更新。SIホールディングス、オリコン、ソフトウェア・サービス、ウエストホールディングス、ニッピが買われた。
     
    一方、地域新聞社、岩塚製菓、オールアバウト、出前館、エフティグループなど28銘柄が年初来安値を更新。シーズメン、山大、エブレン、ANAP、京極運輸商事が売られた。
     


    東証マザーズ指数は前日比5.56ポイント安の1112.03ポイントと反落。
    朝安後は下げ渋ったが、内需系グロース(成長)株中心だけに円安の恩恵は限られ、米インフレ・金利上昇のマイナス影響をストレートに受けやすいかもしれない。
    ハイテク株安が波及し、IT(情報技術)関連の一角が売られマザーズ指数の重荷となった。
     
    時価総額上位のJTOWERが決算を受けて急伸しているのは明るい材料だが、逆にEV(電気自動車)関連として賑わっていた日本電解が急落するなど、引き続き値動きの荒さに懸念もある。
    値上がり銘柄数は114、値下がり銘柄数は256となった。
     
    個別では、霞ヶ関キャピタル、日本電解が一時ストップ安と急落した。パルマ、オークファン、ディー・ディー・エス、sMedio、ユーザベースなど44銘柄は年初来安値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、エスユーエス、グローバルウェイ、INCLUSIVE、かっこが売られた。
     
    一方、バーチャレクス・ホールディングスがストップ高。Sun Asteriskは一時ストップ高と値を飛ばした。ランディックス、夢展望、くふうカンパニー、JTOWER、アスタリスクなど6銘柄は年初来高値を更新。テックポイント・インク、サイジニア、Photosynth、デジタリフト、サーキュレーションが買われた。

    【寄り付き概況】

     
    11日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比60円59銭安の2万9046円19銭。
    朝方は売りが先行している。10日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る高い伸びを示したのをきっかけに、米株式市場では米連邦準備理事会(FRB)が早期利上げに動くのではないかとの懸念が再燃して主要3指数が下落した。
    11日の大阪取引所では日経平均株価先物の12月物が2万9000円を下回る場面があった。
     
    日経平均はここ調整色の強い展開で、前週末から前日まで4営業日続けて下落しているが、きょうもリスク回避の売り圧力に下値模索の展開を強いられている。
     
    一方で、好業績を発表した銘柄を中心に物色が入り、相場を支えている。日本株には中期的な先高観も根強く、心理的節目の2万9000円に近い水準では押し目買いが入りやすいとの声も聞かれた。
     
     
    JPX日経インデックス400は続落。東証株価指数(TOPIX)は一進一退。
     
    個別では、日本製鉄が買われている。三菱UFJも堅調。一方、東エレクが売られている。資生堂が大幅安となっている。

    「続落」

    水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
    「CPI上昇率が加速。
    高インフレ長期化を巡る懸念が悪材料」との解釈。
    前日同様、取引時間中に下げ幅を拡大した。
    エネルギー・公益セクターが下落。
    アップル、マイクロソフトなどを中心に情報技術セクターも大きく下落。
    一方テスラは4.3%高と反発。
    新興EVメーカーのリビアン・オートモーティブが新規上場。
    株価は29.1%上昇。
    ウォルト・ディズニーは時間外取引で4%超下落。
    10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比6.2%上昇。
    1990年11月以来31年ぶりの大幅な伸びを記録した。
    ガソリンや食品価格が上昇。
    前月の5.4%上昇から加速し市場予想の5.8%上昇も上回った。
    前月比は0.9%上昇。
    9月の0.4%上昇から加速し市場予想の0.6%を上回った。
    「世界的なサプライチェーンの混乱を背景に、インフレが来年にかけても高止まり」との解釈だ。
    内訳では、ガソリンが6.1%上昇。
    食品は0.9%上昇。
    家賃は0.4%上昇。
    自動車は新車・中古車とも値上がり。
    バイデン米大統領は「CPIは依然として高過ぎる」とコメント。
    物価抑制に努める姿勢を示した。
    10月の財政収支は1650億ドルの赤字。
    前年同月の2840億ドル赤字から42%減少した。
    経済回復を背景に個人や法人の所得税収入が急増。
    市場予想は1790億ドルの赤字だった。
    歳入は19%増の2840億ドルで10月としては過去最高。
    個人からの税収が18%増の2140億ドル。
    法人からの税収は39%増の210億ドルだった。
    歳出は14%減の4490億ドル。
    高齢者医療保険支出が560億ドル(44%)減少。
    失業給付上乗せ措置が終了したことから労働局の支出が91%減少した。
    10年国債利回りは1.569%。
    2年国債利回りは0.518%。
    ドルはCPIを受けて早期利上げ観測が高まり上昇。
    ドル円は113円台後半。
    WTI原油12月物は2.81ドル(3.3%)安の81.34ドル。
    高値は84.97ドルだった。
    ビットコインは一時史上最高値の6万9000ドルまで上昇。
    その後は下落に転じ1%安の6万6221.75ドル。
    SKEW指数は148.83→149.24→144.09→144.89。
    恐怖と欲望指数は86→82。

    水曜のNYダウは240ドル(0.66%)安の36079ドルと続落。
    高値は36346ドル、安値36009ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    NASDAQは263ポイント(1.66%)安の15622ポイントと続落。
    高値は16035ポイント、安値15836ポイント。
    サイコロは10勝2敗。
    S&P500は38ポイント(0.82%)安の4646ポイントと続落。
    高値は4708ポイント、安値4670ポイント。
    サイコロは9勝3敗。
    ダウ輸送株指数は67ポイント(0.40%)安の16588ポイントと続落。
    SOX指数は2.83%安の3693ポイントと続落。
    VIX指数は18.73と上昇。
    合算売買高は117.2億株(前日110.2億株、過去20日平均108.9億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比30円安の29080円。
    ドル建ては大証日中15円安の29095円。
    ドル円は113.90円。
    10年国債利回りは1.569%。
    2年国債利回りは0.518%。

    「変化日」

    水曜の日経平均は寄り付き76円安。
    終値178円安の29106円と4日続落。
    日足は5日連続で陰線でカラスが5羽。
    TOPIXは0.54%安と4日続落。
    東証マザーズ指数は0.50%高と反発。
    日経ジャスダック平均は0.02%安と4日続落。
    東証1部の売買代金は2兆5203億円(前日2兆7459億円)。
    4日連続で3兆円割れ。
    値上がり873銘柄(前日400銘柄)。
    値下がり1213銘柄(前日1719銘柄)。
    新高値33銘柄(前日46銘柄)。
    新安値151銘柄(前日135銘柄)。
    騰落レシオは94.64(前日90.36)。
    NTレシオは14.50倍(前日14.51倍)。
    110日連続で14倍台。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。
    上向きの25日線(28869円)からは△0.82%(前日△1.62%)。
    11日連続で上回った。
    右肩上がりの75日線は28696円。
    48日連続で上回った。
    右肩上がりの200日線(28887円)からは△0.76%(前日△1.39%)。
    7日連続で上回った。
    右肩下りの5日線(29461円)から▲1.20%。
    33日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.976%(前日▲16.451%)。
    買い方▲8.631% (前日▲8.267%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲10.169%(前日▲9.474%)。
    買い方▲22.233% (前日▲22.560%)。
    空売り比率は43.3%(4日連続で40%超:前日41.7%)。
    空売り規制なしの比率は8.3%(前日8.1%)。
    Quick調査の11月5時点の信用評価損率は▲7.87%(前週▲7.68%)。
    2週連続で悪化。
    11月5日時点の裁定売り残は54億円増の58億円。
    (当限は58億円なので54億円増)。
    5週ぶりに増加。
    裁定買い残は1240億円減の6113億円。
    (当限は6113億円なので1240億円減)。
    6週連続で減少。
    日経VIは20.87(前日20.18)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.45倍(前日14.45倍)。
    2日連続で14倍台。
    5月22日の14.95倍以来の水準をキープしている。
    前期基準では18.84倍。
    EPSは2044円(前日2026円)。
    225のPBRは1.28倍。
    BPSは22739円(前日22701円)
    日経平均の益回りは7.02%。
    10年国債利回りは0.055%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.86倍。
    前期基準では21.38倍。
    PBRは1.32倍。
    東証1部単純平均株価は11円安の2447円。
    東証1部売買単価は2195円(前日は2289円)。
    東証1部時価総額は744兆円(前日は748兆円)。
    57日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は257.96(前日259.65)。
    水曜のシカゴ225先物は大証日中比30円安の29095円。
    高値29380円、安値29000円。
    大証先物夜間取引終値は日中比30円安の29080円。
    気学では「大安値は当分の底入れ」。
    金曜は「気味の変化する日。足取りについて駆け引きせよ」。
    右肩上がりのボリンジャーのプラス1σが29459円。
    プラス2σが30048円。
    一目均衡の雲の上限が29032円。
    下限が28875円。
    3日連続で雲の中。
    雲は16日に黒くねじれる。
    勝手雲の上限は28953円。
    下限が28391円。
    8日連続で勝手雲の上。
    RSIが47.91(前日51.02)。
    RCIが83.24(前日88.46)。
    中国「光棍節(シングルズデー=独身の日)」。
    アノマリー的には「株高の日(リーマンショック以降)」。
    そして「変化日」。

    《今日のポイント11月11日》

    (1)水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって続落。
       10年国債利回りは1.569%。
       2年国債利回りは0.518%。
       ドル円は113円台後半。
       SKEW指数は148.83→149.24→144.09→144.89。
       恐怖と欲望指数は86→82。

    (2)ダウ輸送株指数は67ポイント(0.40%)安の16588ポイントと続落。
       SOX指数は2.83%安の3693ポイントと続落。
       VIX指数は18.73と上昇。
       合算売買高は117.2億株(前日110.2億株、過去20日平均108.9億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比30円安の29080円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆5203億円(前日2兆7459億円)。
       新高値33銘柄(前日46銘柄)。
       新安値151銘柄(前日135銘柄)。
       騰落レシオは94.64(前日90.36)。
       NTレシオは14.50倍(前日14.51倍)。
       サイコロは4勝8敗で33.33%。

    (4)上向きの25日線(28869円)からは△0.82%(前日△1.62%)。
       11日連続で上回った。
       右肩上がりの75日線は28696円。
       48日連続で上回った。
       右肩上がりの200日線(28887円)からは△0.76%(前日△1.39%)。
       7日連続で上回った。
       右肩下りの5日線(29461円)から▲1.20%。
       33日連続で下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.976%(前日▲16.451%)。
       買い方▲8.631% (前日▲8.267%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲10.169%(前日▲9.474%)。
       買い方▲22.233% (前日▲22.560%)。

    (6)空売り規制なしの比率は8.3%(前日8.1%)。
       Quick調査の11月5時点の信用評価損率は▲7.87%(前週▲7.68%)。
       2週連続で悪化。
       11月5日時点の裁定売り残は54億円増の58億円。
       (当限は58億円なので54億円増)。
       5週ぶりに増加。
       裁定買い残は1240億円減の6113億円。
       (当限は6113億円なので1240億円減)。
       6週連続で減少。
       日経VIは20.87(前日20.18)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.45倍(前日14.45倍)。
       2日連続で14倍台。
       前期基準では18.84倍。
       EPSは2044円(前日2026円)。
       225のPBRは1.28倍。
       BPSは22739円(前日22701円)
       日経平均の益回りは7.02%。

    (8)東証1部時価総額は744兆円(前日は748兆円)。
       ドル建て日経平均は257.96(前日259.65)。

    (9)右肩上がりのボリンジャーのプラス1σが29459円。
       プラス2σが30048円。
       一目均衡の雲の上限が29032円。
       下限が28875円。
       3日連続で雲の中。
       雲は16日に黒くねじれる。
       勝手雲の上限は28953円。
       下限が28391円。
       8日連続で勝手雲の上。
       RSIが47.91(前日51.02)。
       RCIが83.24(前日88.46)。
       中国「光棍節(シングルズデー=独身の日)」。
       アノマリー的には「株高の日(リーマンショック以降)」。
       そして「変化日」。

    今年の曜日別勝敗(11月10日まで)

    月曜24勝18敗
    火曜23勝20敗
    水曜16勝29敗
    木曜23勝17敗
    金曜22勝21敗

    Quick調査の信用評価損率は▲7.87%(前週▲7.68%)。
    2週連続で悪化。
    11月5日時点の信用売り残は441億円増の7123億円。
    2週ぶりに増加。
    同信用買い残は898億円減の3兆5063億円。
    3週ぶりに減少。
    信用倍率は4.92倍。
    2週ぶりに4倍台。
    11月5日時点の裁定売り残は54億円増の58億円。
    (当限は58億円なので54億円増)。
    5週ぶりに増加。
    裁定買い残は1240億円減の6113億円。
    (当限は6113億円なので1240億円減)。
    6週連続で減少。

    中国の独身の日。
    アリババによると初日の11月1日は最初の1秒で3億元(4694万ドル)iPhoneが売れた。
    わずか4分間で昨年の初日のiPhoneの総販売台数を上回ったという。
    今年のイベントにも200以上の高級ブランドが参加。
    10万点以上の新製品を提供する予定。
    昨年は11日間の取扱高(GMV)が4982億元(約741億ドル)。
    小売売上高の低迷を背景に今年のGMVは微増にとどまると予想。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    トヨクモ(4058)・・・動兆

    クラウド活用の安否確認とサイボウズ社キントーン連携の業務アプリ構築サービス展開。
    キントーン連携アプリは6月末契約数が前年同期比55%増と好伸。
    安否確認も順調増。


    (兜町カタリスト櫻井)


    [概況]


    10日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時114.005円まで上昇し、堅調な展開となった。10月米消費者物価指数(予想:前年比5.8% 結果:前年比6.2%)が市場の予想を上回ったことで、早期利上げ期待などから米長期金利は上昇。日米金利差が意識され米ドル円は買いが優勢となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の基準線(112.947円)付近で反発していることから、同線付近が引き続きサポートとして意識される注目したい。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]


    11日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそう。
    日経平均株価予想レンジは、2万8800円−2万9000円を想定。
    NYダウ平均は240ドル安の36079ドルで取引を終えた。米国株は3指数とも終盤にかけて下げ幅を広げており、日本株も売りに押されると予想する。
    きのう10日の日経平均株価は4日続落。上値の重い展開が続くなか、現地10日の米国株式が続落したこともあり、心理的なフシ目の2万9000円割れも想定される。その後は、押し目を拾う動きに下げ渋る場面もありそうだが、個別株への物色が中心になりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半(10日は113円09−10銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同130円83−87銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比30円安の2万9080円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■キャリアデザインセンター <2410>
    今期経常は3.2倍増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の19.3%にあたる130万株(金額で15億2750万円)を上限に、11月11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施。筆頭株主のAslead Capitalが保有株売却の意向を示したことに対応する。
     
    ■アスコット <3264>
    今期経常は黒字浮上、前期配当を14期ぶり3円で復配。
     
    ■ミライノベート <3528>
    今期経常を2.4倍上方修正、未定だった配当は2期ぶり3円で復配。
     
    ■Sun Asterisk <4053>
    今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■日本システム技術 <4323>
    上期経常が17倍増益で着地・7-9月期も2.7倍増益。
     
    ■メドレックス <4586>
    米国でアルツハイマー治療貼付剤「MRX-7MLL」の治験許可申請を提出。
     
    ■シダックス <4837>
    上期経常が8.3倍増益で着地・7-9月期も3.5倍増益。
     
    ■アイビー化粧品 <4918>
    上期経常が黒字浮上で着地・7-9月期は2.8倍増益。
     
    ■大平洋金属 <5541>
    上期営業は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    ■天龍製鋸 <5945>
    今期経常を一転57%増益に上方修正・29期ぶり最高益、未定だった配当は40円増配。
     
    ■日本エアーテック <6291>
    今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額。
     
    ■パルステック工業 <6894>
    上期経常が黒字浮上で着地・7-9月期は8.1倍増益。
     
    ■サイバー・バズ <7069>
    今期経常は38倍増益へ。
     
    ■オーハシテクニカ <7628>
    上期経常が3倍増益で着地・7-9月期も6.2倍増益。発行済み株式数(自社株を除く)の4.93%にあたる70万株(金額で10億5000万円)を上限に自社株買いを実施。また、11月25日付で58万0120株を消却する。
     
    ■トッパン・フォームズ <7862>
    凸版印刷 <7911> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1550円で10日終値を51.6%上回る水準。買い付け期間は11月11日から12月23日まで。
     
    ■大運 <9363>
    今期経常を一転2.1倍増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も1円増額。
     
    ■近鉄エクスプレス <9375>
    今期経常を一転48%増益に上方修正・最高益、配当も50円増額。
     
    ■日本通信 <9424>
    スマートフォンに秘密鍵および電子証明書を搭載する「my 電子証明書」サービスについて、電子署名法に基づく主務大臣の認定を取得。
     
    ■コムシスホールディングス <1721>
    上期経常が45%増益で着地・7-9月期も11%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.61%にあたる200万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■川田テクノロジーズ <3443>
    今期経常を95%上方修正。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    11(木)
    【国内】
    10月企業物価指数(8:50)
    10月都心オフィス空室率(11:00)
    《決算発表》
    ブリヂストン、スズキ、楽天G、住友不、ENEOS、三住トラスト、サントリーBF、ホトニクス、GMOPG、日産化、トレンド、博報堂DY、パーソルHD、マクドナルド、コンコルディア、丸井G、NIPPO、長谷工、アマダ、ロート、リログループ、京急、THK、GMO、スズケン、森永乳、ペプチド、コカコーラBJH、堀場製、TBSHD、応化工、太平洋セメ、日揮HD、ヤオコー、エンJPN、ユニバーサル、三谷商、アンビス、富士ソフト、テレ朝HD、九州FG、オイラ大地、BML、シチズン、日清紡HD、安藤ハザマ、イーレックス、そーせい、熊谷組、Appier、バローHD、住阪セメ、GMO−FG、奥村組、ケアネット、FFJ、ミンカブ、NexTone、アルファポリス、ACSL、カオナビ、ベルトラ、リビン保証
     
    【海外】
    中国の大型通販セール「独身の日」
    英7-9月期GDP
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
     

    [株価材料]
     
     
    ■飲み薬、日本に160万回分 米メルク、政府と供給合意
     
    ■SUMCO<3436>
    台湾にウエハー工場 1150億円投資
     
    ■第一三共<4568>
    3ADC開発推進 新中計、がん領域6000億円
     
    ■日機装<6376>
    人工透析用具の工場 宮崎に73億円投資 24年稼働
     
    ■日立<6501>
    22年に英でハイブリッド鉄道運行 CO2排出2割以上削減
     
    ■東芝<6502>
    AIや量子暗号もインフラ会社に集約 3分割案
     
    ■キョウデン<6881>
    中計、営業利益率10%目標 26年3月期
     
    ■東京海上<8766>とデンソー<6902>
    開発へ運転データで事故防止 
     
    ■三井物<8031>
    中国で水素ビジネス、加地テック<6391>と事業化検討
     
    ■三菱UFJ<8306>
    UFJ銀、経営支援システムのビジネステック買収へ
     
    ■イーレックス<9517>
    4〜9月の経常益最高 4割増へ 販売好調
     
     


    10日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比240ドル04セント(安の3万6079ドル94セントで終えた。
    朝方発表の10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇し、インフレ懸念が改めて強まった。米長期金利が上昇し、金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売られた。
     
    米労働省が朝方発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.2%上昇し、市場予想(5.8%)を上回った。伸びは前月(5.4%)から大幅に加速し、1990年11月以来約31年ぶりの高水準となった。エネルギーや新車、中古乗用車・トラックが急上昇した。
    前日発表された10月の米卸売物価指数(PPI)に続き、インフレ圧力が示された形で、物価上昇に対する懸念が台頭。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを前倒しするとの観測が再び強まり、株式を売る動きが広がった。
     
    市場では「米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月で物価上昇が弱まると主張するのは一段と難しくなっている」との声が聞かれた。利上げ前倒し観測が広がり、株売りを誘った。
     
    米長期金利が一時、前日比0.16%高い1.59%を付けた。長期金利の上昇が重荷となり、ハイテク株は総崩れとなった。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが3%安、スマートフォンのアップルが2%近く下げた。ソフトウエアのマイクロソフトも安い。
     
    米主要3株価指数は過去最高値圏にあったため、利益確定売りも出やすかった。最近上げていた金融のゴールドマン・サックスや建機のキャタピラー、航空機のボーイングなど景気敏感株の一角が売りに押された。米原油先物相場が下落し、石油のシェブロンも安い。ダウ平均は下げ幅を310ドルに広げる場面があった。
     
    ディフェンシブ株や消費関連株には逃避資金が流入し、ダウ平均を下支えした。製薬のメルクやバイオ製薬のアムジェン、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスと同業のビザが高い。
     
    ナスダック総合株価指数は続落し、前日比263.838ポイント安の1万5622.705で終えた。ネット通販のアマゾン・ドットコムが3%、検索サイトのアルファベットが2%下げるなど主力株が軒並み売られた。ハイテク株の中でもこのところ上昇が目立っていた半導体関連に利益確定売りが集まり、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は6%安、エヌビディアは4%近く下げた。
     
    一方、アナリストが目標株価を引き上げた電気自動車のテスラは4%高となった。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    36,079.94−240.04
    S&P500種
    4,646.71−38.54
    ナスダック
    15,622.705−263.838
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,830.80+2.80
    NY原油(ドル/バレル)
    81.24−2.91
    円・ドル
    113.88 - 113.90+0.79


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    10日のシカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前日比205円安の2万9080円で引け、10日の大取終値を30円下回った。
    NYダウは、10月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り30年ぶり最大の伸びを記録したためインフレ加速が警戒され寄り付き後、下落。金利の上昇でハイテク株も売られ、終日軟調に推移した。早期利上げへの観測も浮上し、投資家心理が悪化した。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    29080 ( -30 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    29095 ( -15 )
    ( )は大阪取引所終値比
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7340.15(+66.11)
    10日のFTSE100種総合株価指数は3日ぶりに反発した。前日の終値に比べ66.11ポイント高の7340.15と、終値では2020年2月下旬以来の高値で引けた。
    企業業績の回復期待やポンドの下落を好感し、買いが先行した。指数構成銘柄の8割超が上昇した。
    午後にかけて上げ幅を広げた。時価総額の大きい医薬品株やたばこ株、酒類のディアジオといった多国籍銘柄株が指数の上げを主導した。外国為替相場でポンドが下落し、ポンド安が業績の押し上げにつながるとの見方から買われた。銀行株も上げた。長期金利の上昇による利ざや拡大を期待した買いが入った。
     
    個別銘柄では、メディアのITVは急伸し、15%高で引けた。2021年末までに記録的な広告収入を見込むとの見通しを示したことを好感した。教育・メディア大手ピアソン(3.6%高)や産金大手フレスニロ(3.5%高)も買われた。
     
    一方、産業用ソフトウエアのアヴィバグループなどハイテク株の売りが目立った。
    サイバーセキュリティーのダークトレースが1.7%安、ホテル大手インターコンチネンタルホテルズグループが1.3%安とさえなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 16067.83(+27.36)
    10日のドイツ株式指数(DAX)は3日ぶりに反発した。終値は前日と比べて27.36ポイント(0.2%)高の1万6067.83と最高値(終値ベース)を更新した。小安く推移していたが、午後に上げた。
    個別では、シーメンス・エナジーや電力のRWEなどエネルギー株が上げた。スポーツ用品のアディダスは安かった。10日発表の2021年9月期決算が振るわず、通期の業績見通しを引き下げたことが材料になった。同業のプーマにも売りが波及した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7045.16(+1.89)

11月11日 毎日コラム
【役立つ!】メモしよう!株のクセ
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv