会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,053.80 +425.32 04/26
TOPIX
2,689.44 +25.91 04/26
マザーズ
645.00 +4.88 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


11月01日 マーケットコメント

11月02日 マーケットコメント

11月03日 マーケットコメント

11月04日 マーケットコメント

11月05日 マーケットコメント

11月06日 マーケットコメント

11月07日 マーケットコメント

11月08日 マーケットコメント

11月09日 マーケットコメント


     
    10日の日経平均株価は4日続落。終値は前日比178円安の2万9106円だった。
    前日の米株安を受けて序盤から売りが先行。売り一巡となった後は一時プラス圏に顔を出す場面があったが、時間外取引の米株先物安や中国株の下落が影響して、後場には再度下値を広げる弱い展開となってしまった。
    衆院選の与党の公約で18歳以下の子供に10万円を支給する政策が決まったが、理念なきバラまきとして市場から評価されることはなかった。
     
     
    明日11日の日経平均株価は上値の重い展開継続か。
    決算発表が相次ぐ中、選別物色が続いているものの、10日の東証1部売買代金は2兆5202億円(前日比2256億円減)と4営業日連続で縮小し、市場エネルギーは減退傾向を示している。一部では、「ドル建て日経平均のパフォーマンスが悪く、外国人投資家が日本株を敬遠している」との声も聞かれ、物色意欲が高まりにくい面もありそうだ。
     
    きょうの終値は2万9106円で、安値は2万9079円。今月4日には2万9880円まで上昇して3万円が射程圏に入っていたが、2万9000円割れを懸念しなければいけない状況となった。ただ、13週線(29016円、10日時点、以下同じ)が2万9000円近辺に位置しているほか、その下には25日線(2万8869円)、26週線(2万8690円)、52週線(2万8553円)などが控えており、もう一段下げるようであれば押し目買いも入りやすくなるだろう。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
     
    30048.71  ボリンジャー:+2σ(25日)
    30013.75  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29794.37  新値三本足陽転値
    29580.84  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29471.02  6日移動平均線
    29459.26  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29177.94  均衡表転換線(日足)
     
    29106.78  ★日経平均株価10日終値
     
    29044.70  均衡表転換線(週足)
    29032.74  均衡表雲上限(日足)
    29016.75  13週移動平均線
    28887.59  200日移動平均線
    28875.30  均衡表雲下限(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28869.81  25日移動平均線
    28696.02  75日移動平均線
    28690.81  26週移動平均線
     
    ローソク足は5本連続陰線で終了。終値とザラ場高値と安値が連日で前日水準を下回る「黒三兵」を示現して売り圧力の強さを窺わせた。新値3本足が本日陰転し、5日移動平均線の下降継続と合わせて短期的な下落トレンド延長リスクを注意喚起している。
     
    一目均衡表では本日も雲上限の下降で三役好転をキープしたが、終値は横ばいの転換線を下回っており、こちらも調整含みの形状。一方、株価下ではともに上向きの25日線が200日線の17円78銭下にあってゴールデンクロス形成が射程に入っており、25日線(本日終値で2万8869円81銭)付近での底値確認からの短期トレンド反転が期待されよう。
     

    【大引け概況】

    10日の日経平均株価は4日続落し、前日比178円68銭安の2万9106円78銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:56 容量:8.34M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、9日の米国株式市場で主要3指数が反落した流れを受け、利益確定売りが先行した。先物売りを交えて下げ幅を広げ、いったん2万9200円を割り込んだ。
    その後、押し目買いに持ち直し、小幅高に転じる場面もあったが、買いは続かず、再度軟化した。時間外取引の米株価指数先物が安く、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、大引け間際には2万9079円77銭(前日比205円69銭安)まで下落した。
     
    日本時間10日夜に10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控える。「市場予想から上振れすれば、インフレ懸念が高まり米国で利上げ前倒し観測が強まる可能性もある。売買を手控える動きが広がりやすい」との声が聞かれた。
    日本時間10日の取引で米株価指数先物が軟調に推移したことも日本株の重荷だった。
     
    一方で、相場の下値は堅かった。決算発表を受けた個別銘柄の物色がみられた。9日に連結利益予想を大幅に上方修正した日産自や、好決算を発表したNTTデータやバンナムHDなどが大幅に上昇した。
     
    衆院は10日午後の本会議で、与党などの賛成多数で岸田文雄首相(自民党総裁)を第101代首相に指名した。同日夜に自民、公明両党連立の第2次岸田内閣が発足する。既定路線との受け止めが多く、相場への影響は限られた。
     
    JPX日経インデックス400は4日続落。東証株価指数(TOPIX)も4日続落し、10.81ポイント安の2007.96で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5202億円。売買高は11億5329万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1213と、全体の56%となった。値上がりは873、変わらずは97だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、空運業、鉄鋼、非鉄金属などが下落した。上昇はパルプ・紙、海運業など。
     
    個別では、値がさ株の一角であるソフトバンクグループが群を抜く売買代金をこなしたものの株価は反落、マネックスグループも安い。レーザーテック、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体製造装置関連も売られた。ディーエヌエやクレセゾンの下げも大きかった。ソニーグループが軟調、キーエンスも安い。ベイカレント・コンサルティングが下値を探り、グレイステクノロジー、東邦亜鉛はストップ安に売り込まれた。
     
    半面、日産自動車が物色人気を集め、ネクソンも商いを伴い急伸。エムスリーが上昇。中外薬やKDDIも買われた。川崎汽船などがしっかり。トヨタ自動車も底堅さを発揮した。ルネサスエレクトロニクスも堅調。エー・アンド・デイ、デジタルハーツホールディングス、ケイアイスター不動産いずれもストップ高に買われた。ウィルグループ、芝浦機械が値を飛ばした。

    東証2部株価指数は前日比25.44ポイント高の7626.06ポイントと4日ぶり反発した。
    出来高3億3863万株。値上がり銘柄数は191、値下がり銘柄数は209となった。
     
    個別ではウェルス・マネジメント、理経がストップ高。オーベクスは一時ストップ高と値を飛ばした。川上塗料、サンユウ、ヒラノテクシード、ニッセイ、ヨネックスなど9銘柄は年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、松尾電機、ウエスコホールディングス、セキド、光陽社が買われた。
     
    一方、三井金属エンジニアリング、ギグワークス、エスビー食品、STIフードホールディングス、日本調理機など20銘柄が年初来安値を更新。IJTT、ウイルテック、玉井商船、日本エコシステム、中国工業が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に4日続落した。終値は前日比87銭安い3982円34銭だった。東証1部の主力銘柄が軟調に推移し、投資家心理が悪化。新興市場にも売りが波及した。
    午前は上昇する場面が目立った。好材料が出た銘柄を中心に値動きの軽い新興株に物色が向かった。
    シーズメンやウエストHDが下落した。一方、フェローテクや出前館は上昇した。フルヤ金属は株式分割などを考慮したベースで上場来高値を更新した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で457億円、売買高は5633万株だった。値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は323となった。
     
    個別では、シーズメンがストップ安。地域新聞社、岩塚製菓、プラップジャパン、出前館、ブロッコリーなど42銘柄は年初来安値を更新。シンデン・ハイテックス、ベクター、ジェクシード、岡藤日産証券ホールディングス、タンゴヤが売られた。
     
    一方、光ビジネスフォーム、ズーム、東京貴宝、京極運輸商事がストップ高。ANAP、桂川電機、REXTは一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、芝浦電子、インヴァスト、フルヤ金属など7銘柄は年初来高値を更新。大日光・エンジニアリング、エブレン、ホロン、アイフリークモバイル、清和中央ホールディングスが買われた。
     


    東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比5.58ポイント高い1117.59だった。市場全体の売買代金は1458億円と10月22日以来の少なさだった。
    米株安を受けたマザーズ指数は小幅に下落してスタートしたものの、前日までの下落による値ごろ感もあって買い戻しが優勢となると、午前10時前には一時1123.83ポイントまで上昇した。朝方下げ渋っていた日経平均株価が、中国株や香港株の軟調推移を受けて2万9000円近くまで下げたこともあり、個人投資家の含み損益悪化が推察されるなか、マザーズ指数の買いの勢いも続かなかった。午後からは日経平均など主要株価指数が一段と下げ幅を拡げるなか、マザーズ指数も上げ幅を縮める動きとなった。
    フロンテオやアンジェスが買われた。半面、アスタリスクは信用取引規制が重荷となり、下落した。メルカリも安い。
    マザーズ市場は「マザーズ指数が25日移動平均線付近まで下げたことで投資家の買い意欲が強まった」といい、押し目買いが下支えした。
    売買代金は概算で1458.85億円。騰落数は、値上がり167銘柄、値下がり214銘柄、変わらず11銘柄となった。
     
    個別では,夢展望、プレイド、アイキューブドシステムズ、レナサイエンスがストップ高。イノベーション、WDBココは一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、ランディックス、霞ヶ関キャピタル、フォースタートアップスなど6銘柄は年初来高値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、マクアケ、グローバルウェイ、BlueMeme、グッドスピードが買われた。
     
    一方、エスユーエスがストップ安。INCLUSIVEは一時ストップ安と急落した。ジェイフロンティア、パルマ、ディー・ディー・エス、sMedio、ユーザベースなど39銘柄は年初来安値を更新。プラッツ、クックビズ、コアコンセプト・テクノロジー、KIYOラーニング、ワンキャリアが売られた。

    [概況]

     
    10日、東京外国為替市場の米ドル円は一時112.765円まで下落し上値が重い展開となった。米長期金利の低下を受け、日米金利差を意識した米ドル円は売りが優勢。また、日経平均株価が軟調に推移していることで低リスク通貨として考えられる円が買われているようだ。現在、米ドル円は112.850円付近で推移している。
     
    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(113.214円)や一目均衡表の転換線(113.320円)付近が引き続きレジスタンスとして意識され、軟調な地合いが継続となりそうか。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]


    10日午前の日経平均株価は続落し、前日比88円46銭安の2万9197円00銭で前場を終えた。
    朝方から売りが優勢の地合いで日経平均は続落となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が上昇一服となり、東京株式市場も買い手掛かり材料を欠いている。
    アジア株が総じて軟調に推移していることや、外国為替市場でドル安・円高に振れていることも輸出セクター中心に向かい風となっているようだ。日本時間10日午前の取引で米株価指数先物が軟調に推移したことも投資家心理を冷やした。
     
    ただ、前日まで日経平均は3日続落していることもあり、下値では値ごろ感からの押し目買いも入り下げ幅は限定的となっている。決算発表を絡め好業績銘柄が買われる形で全体相場を支えている。
    個別銘柄の材料をみた売買が活発だった。9日に連結利益予想を大幅に上方修正した日産自や、好決算を発表したNTTデータやバンナムHDなどが大幅に上昇し、相場を支えた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2841億円、売買高は5億9222万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1068だった。値上がりは977、変わらずは126だった。
     
    業種別株価指数(33業種)はゴム製品、非鉄金属、空運業などが下落。上昇は海運業、鉱業、パルプ・紙など。
     
    個別では、営業利益予想の上方修正値が市場予想に届かず、下期が上期比で大きく鈍化する見通しとなった東邦亜鉛が急落し、東証1部下落率上位。オークネットは好決算が続いたが、高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業も上期好決算も通期計画据え置きで失望売り。東エレクやアドテストなど半導体関連銘柄の下げが目立った。ソフトバンクグループも下落した。
    また、業績予想を下方修正した三井住友建設やエレコムのほか、決算関連のリリースをきっかけに、住友ゴム、ビジョン、クレディセゾン、セイコーHD、シップHD、三菱マテリアル、三井金、キリンHDなどが下落率上位に並んでいる。
     
    一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自が急伸、同様に好決算など業績関連のリリースを手掛かりにデジタルハーツHD、ケイアイスター不動産、ウィルグループ、芝浦機械、ネクソン、鈴木などが1部上昇率上位に並んでいる。一部メディアの報道を手掛かりに大有機化が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテクなども大幅に上昇している。任天堂、トヨタ、エムスリー、OLCなども買われている。
     
    東証2部株価指数は前日比39.40ポイント高の7640.02ポイントと4日ぶり反発した。
    出来高は2億1808万株。値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、川上塗料、サンユウ、ニッセイ、ヨネックス、理経が年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、ウエスコホールディングス、光陽社、ユニバンス、岡本工作機械製作所が買われた。
     
    一方、ギグワークス、エスビー食品、日本調理機、パシフィックネット、アゼアスなど12銘柄が年初来安値を更新。玉井商船、IJTT、中国工業、日本精鉱、鉄人化計画が売られた。
     
     


    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比9円63銭高い3992円84銭となった。東証1部の主力銘柄がさえず、値動きの軽い新興企業株に物色が向かった。好材料の出た銘柄を中心に買いが優勢となった。
    フェローテクや芝浦電子が買われた。一方、シーズメンやウエストHDは下げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で275億円、売買高は3234万株。
    値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は246となった。
     
    個別では、ズーム、京極運輸商事がストップ高。桂川電機、REXTは一時ストップ高と値を飛ばした。芝浦電子、フルヤ金属など3銘柄は年初来高値を更新。ホロン、ANAP、エブレン、不二精機、今村証券が買われた。
     
    一方、シーズメンがストップ安。地域新聞社、岩塚製菓、出前館、JFLAホールディングス、ジェーソンなど32銘柄は年初来安値を更新。シンデン・ハイテックス、小倉クラッチ、精養軒、タンゴヤ、安江工務店が売られた。


    東証マザーズ指数も反発した。前引けは前日比10.03ポイント高い1122.04だった。
    決算発表を絡め好業績銘柄が買われる形でマザーズ指数を支えている。フロンテオが商いを伴って上昇した。GWも買われた。半面、信用取引規制の強化でアスタリスクは下げた。決算をきっかけにバルミューダも安い。
     
    国内外の機関投資家が日本株を積極的に買ってくる動きが見られないなか、国内の個人投資家による保有も多いとみられる米テスラ株の急落が、個人投資家の含み損益の悪化を通じて、日本株の上値抑制要因ともなりそうで、気掛かりだ。
    値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は174となった。
     
    個別では、アイキューブドシステムズがストップ高。イノベーション、プレイド、WDBココは一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、ランディックス、霞ヶ関キャピタル、フォースタートアップスなど5銘柄は年初来高値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、レナサイエンス、マクアケ、グローバルウェイ、インティメート・マージャーは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、INCLUSIVEがストップ安。ジェイフロンティア、パルマ、ディー・ディー・エス、ユーザベース、シェアリングテクノロジーなど30銘柄は年初来安値を更新。プラッツ、クックビズ、エスユーエス、ROBOT PAYMENT、KIYOラーニングが売られた。

    【寄り付き概況】


    10日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比76円40銭安の2万9209円06銭だった。下げ幅は一時100円を超えた。
    前日の欧州株市場が総じて軟調な地合いだったほか、米国株市場でも主要株指数が揃って軟調な動き、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落した。
    東京株式市場でもここ日経平均の上値の重さが意識されており、きょうも海外株安を受け、リスク回避の売りに押されやすい状況にある。
     
    きょう前場取引時間中に発表される中国の物価関連の経済指標や、日本時間今晩に発表される米国の物価指標に対する関心が高く、取引時間中は不安定な動きとなりやすい。為替市場の円高なども輸出セクターにマイナス材料となる。一方、日経平均は前日まで3日続落し、この間に500円強の下落をみせており、値ごろ感からの押し目買いで下値抵抗力が発揮されるケースも考えられる。
     
    外国為替市場ではこれまでの円安・ドル高基調が一服しており、機械など輸出関連銘柄にとっては重荷として意識されているとの声が聞かれた。一方で、前日に2022年3月期の連結利益予想を大幅に上方修正した日産自は買いを集めている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに一進一退となっている。
     
    個別では、ソフトバンクグループや東エレクは下落。ファストリやテルモも売られている。一方、NTTデータ、ネクソン、アステラス、信越化が買われている。


     

    「反落で過去最高値追いは中断」

    火曜のNY株式市場で主要3指数は反落。
    S&P500とNASAQは9日ぶり、NYダウは2日ぶりに最高値更新を中断。
    「インフレ懸念が幅広い売りにつながった」との解釈。
    企業全体を3分割すると発表したGEは2.6%上昇。
    テスラは12%下落。
    ネット証券のロビンフッド・マーケッツは3.4%下落。
    S&P500採用銘柄のうち445社が決算発表通過。
    このうち81%がアナリストの予想を上回った。
    10月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇。
    9月の0.5%上昇から伸びが加速した。
    日本時間今夜発表のCPI。
    前月比0.4%上昇と9月の0.2%上昇から加速する見通し。
    コア指数の前年同月比は4.3%上昇と0.3%ポイント加速するとの予想。
    国債利回りは低下。
    10年国債利回りは1.439%。
    2年国債利回りは0.410%。
    ZEWが景気期待指数は31.7と前月の22.3から上昇。
    市場予想は20.0だった。
    10年国債利回りは1.439%。
    2年国債利回りは0.410%。
    ドル円は112円台後半。
    WTI原油12月物は2.22ドル(2.7%)高の84.15ドル。
    10月26日以来の高値水準。
    ビットコインは一時6万8564ドルと最高値を更新。
    その後は1.15%安の6万6791ドル。
    イーサも4843ドルと過去最高値更新。
    SKEW指数は148.83→149.24→144.09。
    恐怖と欲望指数は86→86。

    火曜のNYダウは112ドル(0.31%)安の36319ドルと3日ぶりに反落。
    高値は36416ドル、安値36173ドル。
    サイコロは9勝3敗。
    NASDAQは95ポイント(0.60%)安の15886ポイントと12日ぶりに反落。
    高値は16035ポイント、安値15836ポイント。
    サイコロは10勝2敗。
    S&P500は16ポイント(0.35%)安の4685ポイントと7日ぶりに反落。
    高値は4708ポイント、安値4670ポイント。
    サイコロは9勝3敗。
    ダウ輸送株指数は234ポイント(1.39%)安の16655ポイントと3日ぶりに反落。
    SOX指数は0.07%安の3800ポイントと9日ぶりに反落。
    VIX指数は17.78と上昇。
    合算売買高は110.2億株(前日110億株、過去20日平均107.6億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比15円安の29285円。
    ドル建ては大証日中比変わらずの29300円。
    ドル円は112.86円。
    10年国債利回りは1.439%。
    2年国債利回りは0.422%。


    「225採用銘柄のEPSは一気に150円減」

    火曜の日経平均は寄り付き50円高。
    終値221円安の29285円と3日続落。
    日足は4日連続で陰線でカラスが4羽。
    TOPIXは0.81%安と3日続落。
    東証マザーズ指数は2.39%安と5日ぶりに反落。
    日経ジャスダック平均は1.13%安3日続落。
    東証1部の売買代金は2兆7459億円(前日2兆8285億円)。
    3日連続で3兆円割れ。
    値上がり400銘柄(前日804銘柄)。
    値下がり1719銘柄(前日1276銘柄)。
    新高値46銘柄(前日74銘柄)。
    新安値135銘柄(前日87銘柄)。
    騰落レシオは90.36(前日93.73)。
    NTレシオは14.51倍(前日14.50倍)。
    109日連続で14倍台。
    サイコロは5勝7敗で41.67%。
    上向きの25日線(28818円)からは△1.62%(前日△2.51%)。
    10日連続で上回った。
    右肩上がりの75日線は28673円。
    47日連続で上回った。
    右肩上がりの200日線(28883円)からは△1.39%(前日△2.17%)。
    6日連続で上回った。
    右肩下りの5日線(29543円)から▲0.87%。
    2日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.451%(前日▲17.027%)。
    買い方▲8.267% (前日▲7.874%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.474%(前日▲10.661%)。
    買い方▲22.560% (前日▲22.179%)。
    空売り比率は41.7%(3日連続で40%超:前日40.3%)。
    空売り規制なしの比率は8.1%(前日6.2%)。
    11月5日時点の信用売り残は441億円増の7123億円。
    2週ぶりに増加。
    同信用買い残は898億円減の3兆5063億円。
    3週ぶりに減少。
    信用倍率は4.92倍。
    2週ぶりに4倍台。
    日経VIは20.18(前日19.71)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.45倍(前日13.79倍)。
    3日ぶりに14倍台。
    前期基準では18.23倍。
    EPSは2026円(前日2179円)。
    一気に150円低下したのはSBGの減益の影響だろうか。
    225のPBRは1.29倍。
    BPSは22701円(前日22697円)
    日経平均の益回りは6.92%。
    10年国債利回りは0.060%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは16.09倍。
    前期基準では21.48倍。
    PBRは1.32倍。
    東証1部単純平均株価は22円安の2458円。
    東証1部売買単価は2289円(前日は2294円)。
    東証1部時価総額は748兆円(前日は751兆円)。
    56日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は259.65(前日259.75)。
    火曜のシカゴ225先物は大証日中比15円安の29285円。
    高値29805円、安値29185円。
    大証先物夜間取引終値は日中比10円安の29290円。
    気学では「高下荒く初高後安の日。突っ込み買い良し」。
    木曜は「大安値は当分の底入れ」。
    金曜は「気味の変化する日。足取りについて駆け引きせよ」。
    右肩上がりのボリンジャーのプラス1σが29440円。
    プラス2σが30061円。
    一目均衡の雲の上限が29258円。
    下限が28875円。
    2日連続で雲の中。
    雲は16日に黒くねじれる。
    勝手雲の上限は28839円。
    下限が28391円。
    7日連続で勝手雲の上。
    RSIが51.02(前日57.12)。
    RCIが88.46(前日84.69)。

    《今日のポイント11月10日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数は反落。
       S&P500とNASAQは9日ぶり、NYダウは2日ぶりに最高値更新を中断。
       10年国債利回りは1.439%。
       2年国債利回りは0.422%。
       ドル円は112円台後半。
       SKEW指数は148.83→149.24→144.09。
       恐怖と欲望指数は86→86。

    (2)ダウ輸送株指数は234ポイント(1.39%)安の16655ポイントと3日ぶりに反落。
       SOX指数は0.07%安の3800ポイントと9日ぶりに反落。
       VIX指数は17.78と上昇。
       合算売買高は110.2億株(前日110億株、過去20日平均107.6億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比15円安の29285円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆7459億円(前日2兆8285億円)。
       3日連続で3兆円割れ。
       新高値46銘柄(前日74銘柄)。
       新安値135銘柄(前日87銘柄)。
       騰落レシオは90.36(前日93.73)。
       NTレシオは14.51倍(前日14.50倍)。
       サイコロは5勝7敗で41.67%。

    (4)上向きの25日線(28818円)からは△1.62%(前日△2.51%)。
       10日連続で上回った。
       右肩上がりの75日線は28673円。
       47日連続で上回った。
       右肩上がりの200日線(28883円)からは△1.39%(前日△2.17%)。
       6日連続で上回った。
       右肩下りの5日線(29543円)から▲0.87%。
       2日連続で下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.451%(前日▲17.027%)。
       買い方▲8.267% (前日▲7.874%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.474%(前日▲10.661%)。
       買い方▲22.560% (前日▲22.179%)。

    (6)空売り比率は41.7%(3日連続で40%超:前日40.3%)。
       空売り規制なしの比率は8.1%(前日6.2%)。
       11月5日時点の信用売り残は441億円増の7123億円。
       2週ぶりに増加。
       同信用買い残は898億円減の3兆5063億円。
       3週ぶりに減少。
       信用倍率は4.92倍。
       2週ぶりに4倍台。
       日経VIは20.18(前日19.71)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.45倍(前日13.79倍)。
       3日ぶりに14倍台。
       EPSは2026円(前日2179円)。
       一気に150円低下。
       BPSは22701円(前日22697円)
       日経平均の益回りは6.92%。

    (8)東証1部時価総額は748兆円(前日は751兆円)。
       ドル建て日経平均は259.65(前日259.75)。

    (9)右肩上がりのボリンジャーのプラス1σが29440円。
       プラス2σが30061円。
       一目均衡の雲の上限が29258円。
       下限が28875円。
       2日連続で雲の中。
       雲は16日に黒くねじれる。
       勝手雲の上限は28839円。
       下限が28391円。
       7日連続で勝手雲の上。
       RSIが51.02(前日57.12)。
       RCIが88.46(前日84.69)。

    今年の曜日別勝敗(11月9日まで)

    月曜24勝18敗
    火曜23勝20敗
    水曜16勝28敗
    木曜23勝17敗
    金曜22勝21敗

    ゼネラル・エレクトリック(GE)の企業を3分割しそれぞれが上場企業となると発表。
    3企業はそれぞれ航空分野、エネルギー分野、ヘルスケア分野。
    GE本体が航空分野を担う。
    エネルギー分野では傘下のGEリニューアブル・エナジー、GEパワー、GEデジタルを統合し2024年初にスピンオフ。
    またGEヘルスケアを23年初に分割。
    GE本体が19.9%を保有。
    カルプCEOのコメント。
    「投資家からの圧力を受けて会社分割を決定したわけではない。
    業界をリードする3つのグローバルな公開会社を設立。
    各会社は長期的な成長と価値を促進するために、事業への集中を高め、資本配分を調整。
    柔軟な戦略の恩恵を享受することができる」。
    東芝の発表が先かGEが先かというのは些細な問題だが・・・。

    225採用銘柄のEPSが一気に減少。
    SBGの21年7─9月期は3979億円の純損失。
    4─9月期累計の上半期純利益も前年比8割減の3635億円と大きく減少。
    SBGは通期見通しを発表していないが通期純利益の市場予想平均値は1兆3380億円。
    黒字見通しながら前期の5兆円レベルには程遠い。
    2019には1兆円を超える赤字を出した光景があった。
    加えて自社株買いを1兆円。
    大きすぎて扱いが困る。
    いっそのこと、日経224銘柄にしてもらった方がスッキリする。

    明るいのは自動車。
    世界の自動車生産が復調に向かっているとの報道。
    トヨタは12月に過去最高水準の100万台規模の生産を計画。
    ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)も年末から来年1月にかけて増産に転じる。
    背景は「半導体確保に一定のめどが立った」こと。
    新型コロナウイルスの感染拡大一服も寄与。

    日本海の松葉ガニの漁が6日に解禁。
    初セリで石川県の最高級の「輝」は1匹500万円。
    鳥取県の2019年についた過去最高値に並んだ。
    福井県の「極」は過去最高の80万円。
    兵庫県では最高値が222万円。
    鳥取県は90万円だった。
    結論は「昨年より高い」。
    コメントは「ご祝儀ではなく地に足がつけてブランド価値を高めてきた結果」。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    カイオムバイオ(4583)・・・動兆


    独自の抗体作製技術を持つ理研発の創薬ベンチャー。
    医薬品候補抗体導出と技術供与が収益源。
    創薬支援は拡大。
    がん治療薬CBA−1535の治験準備費用で営業赤字継続。



    (兜町カタリスト櫻井)



    10日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万9000円−2万9300円を想定。
    NYダウ平均は112ドル安の36319ドルで取引を終えた。長く高値更新基調が続いていたことに対する利益確定売りが優勢となった。
    日経平均株価は、4日連続で陰線となるなど上値の重い動きが続いている。現地9日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。
     
    ただ、直近3日間で500円強の下げをみせていることから、短期的なリバウンドを狙った買いで、値を戻す場面も想定される。消去法的に個別株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(9日は112円84−86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同130円84−88銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比15円安の2万9285円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■STIフードホールディングス <2932>
    1-9月期(3Q累計)経常は56%増益で着地。また、株主優待制度の実施回数を年1回→年2回(基準日6月末と12月末)に増やし、100株以上保有株主に一律3000円相当の自社商品をそれぞれ贈呈する。
     
    ■ケイアイスター不動産 <3465>
    今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額。
     
    ■リネットジャパングループ <3556>
    前期経常を62%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
     
    ■オーベクス <3583>
    今期経常を一転75%増益に上方修正。
     
    ■デジタルハーツホールディングス <3676>
    上期経常が2.5倍増益で着地・7-9月期も2倍増益。
     
    ■ウェルス・マネジメント <3772>
    上期経常が126倍増益で着地・7-9月期も7.2倍増益。
     
    ■光ビジネスフォーム <3948>
    今期経常を一転2.4倍増益に上方修正、配当も5円増額。
     
    ■イノベーション <3970>
    上期経常が63%増益で着地・7-9月期も2.1倍増益。
     
    ■アイキューブドシステムズ <4495>
    7-9月期(1Q)経常は80%増益で着地。
     
    ■ウィルグループ <6089>
    今期税引き前を13%上方修正・2期ぶり最高益、配当も9円増額。
     
    ■芝浦機械 <6104>
    今期経常を73%上方修正。
     
    ■星和電機 <6748>
    今期経常を69%上方修正。
     
    ■日本電子材料 <6855>
    今期経常を57%上方修正・15期ぶり最高益、配当も20円増額。
     
    ■西日本フィナンシャルホールディングス <7189>
    今期経常を20%上方修正・3期ぶり最高益、配当も5円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.70%にあたる400万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■エー・アンド・デイ <7745>
    今期経常を一転19%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■スリー・ディー・マトリックス <7777>
    米国で放射線性大腸炎治癒材の販売承認を申請。
     
    ■遠藤製作所 <7841>
    今期経常を59%上方修正、配当も3円増額。
     
    ■ヨネックス <7906>
    今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。
     
    ■NTTデータ <9613>
    上期税引き前が77%増益で着地・7-9月期も74%増益。
     
    ■FRONTEO <2158>
    AIレビューツール「KIBIT Automator」を顧客のデータ保管環境に接続して解析を行う相互接続機能を用い、迅速な文書レビューの実施に成功。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    10(水)
    【国内】
    10月マネーストック(8:50)
    10月工作機械受注(15:00)
    《決算発表》
    NTT、資生堂、アサヒ、菱地所、セコム、パンパシHD、マツダ、凸版印、日本新薬、昭電工、カシオ、西武HD、コムシスHD、ふくおか、岩谷産、クラレ、東建物、ミツコシイセタン、エクシオG、福山運、ショーボンド、JTOWER、NOK、五洋建、西鉄、リゾートトラス、森永菓、フジテック、ニッパツ、平和、近鉄エクス、アイフル、SBSHD、フジシール、コロワイド、阪和興、タクマ、エディオン、エスケー化研、大気社、ほくほく、フクシマガリレ、山善、松田産業、北洋銀行、静岡ガス、KeePer技、サトーHD、サンアスタリスク、NISSHA、藤森工、東鉄工、ライフネット、JAM、グロバルウェ、ヤプリ、AIinside、SBIインシュ、日本電解
     
    【海外】
    中国10月消費者物価指数(10:30)
    中国10月生産者物価指数(10:30)
    米10月消費者物価指数(22:30)
    米10月財政収支(11/11 4:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■アラムコCEO、原油生産「能力拡大に時間」 世界経営者会議
     
    ■パソコン用液晶下落 10月大口価格、2年半ぶり TV向け余剰が波及
     
    ■エムスリー<2413>
    ワクチン3回目接種の自治体業務を代行
     
    ■トリドール<3397>
    4〜9月の事業益40億円へ 「丸亀製麺」の弁当好調
     
    ■群栄化学<4229>
    レジスト向けフェノール樹脂を3割増強
     
    ■三菱電機<6503>
    パワー半導体に1300億円投資 5年間で
     
    ■ルネサス<6723>
    サムスンなど 米に半導体情報開示
     
    ■ソニー<6758>
    570億円出資で合弁TSMC、日本工場に8000億円
     
    ■キヤノン<7751>
    CMOSセンサーで新工場 300ミリ対応、平塚に23年
     
    ■野村HD<8604>
    ロンドンのクレジット事業縮小、少数のトレーダー削減
     
    ■JR東日本<9020>
    新幹線と在来線、来春減便 コロナ禍で
     


     
    9日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比112ドル24セント安の3万6319ドル98セントで終えた。前日まで連日で過去最高値を更新し、過熱感も意識されていたため、
     
    好決算を発表する米企業が相次いだことなどを支えに、ダウ平均は前日までの12営業日のうち9営業日で終値の史上最高値を更新した。ただ、9日は新たな買い材料がなく、当面の利益を確定するための売りが出た。最近上昇が目立っていた景気敏感株を中心に利益確定売りに押された。米長期金利の低下を受け、金融株が売られたのも相場の重荷だった。
     
    市場予想を上回る主要企業の決算発表に加え、10月の米雇用統計や新型コロナウイルスの飲み薬の開発、米政府のインフラ投資法案可決などが好感され、主要株価指数は上昇基調が続いていた。9日は景気に関する特段の材料がなく、利益確定や持ち高調整の売りが優勢になった。
     
    朝方発表された10月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇と、伸び率は市場予想と一致。ただ、前月(0.5%上昇)から小幅に加速し、依然インフレ加速が続いていることが示された。早朝に全米独立事業者協会(NFIB)が発表した10月の米中小企業楽観度指数は、市場予想に反して低下した。インフレ高進の長期化が懸念される中、市場は翌日発表の10月の米消費者物価指数(CPI)に注目している。
     
    インフラ投資の恩恵を受けるとして前日に買われた建機のキャタピラーが安い。経済再開が業績の追い風になるとみて買われていた航空機のボーイングと映画・娯楽のウォルト・ディズニーも1%安で終えた。
     
    米長期金利が一時、前日終値を0.08%下回る1.41%まで低下し、利ざや縮小懸念からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株の売りも目立った。決済サービス大手のペイパル・ホールディングスが8月夕に発表した決算が低調で、クレジットカードのビザは連想売りで3%あまり下げた。
     
    ダウ平均は一時260ドル近く下げたが、引けにかけて下げ渋った。スポーツ用品のナイキなど消費関連銘柄が買われた。原油高を受け、石油のシェブロンも高い。
     
    ナスダック総合株価指数は12営業日ぶりに反落し、前日比95.814ポイント(0.6%)安の1万5886.543で終えた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が保有株を売却するとの観測が強まっている電気自動車のテスラが12%安と大幅続落した。ペイパルも10%下げた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    36,319.98−112.24
    S&P500種
    4,685.25−16.45
    ナスダック
    15,886.543−95.814
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,828.00+11.20
    NY原油(ドル/バレル)
    84.55+2.62
    円・ドル
    112.87 - 112.88+0.03
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    9日のシカゴ日経平均先物は続落した。12月物は前日比400円安の2万9285円で引け、9日の大取終値を15円下回った。
    NYダウは、10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高水準となったため、インフレ警戒感に伴う売りに、寄り付き後、下落。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。ナスダック総合株価指数は12営業日ぶりに反落した。先週から上げ進んだ米株が9日の市場で反落し、日経平均先物に売りが波及した。
     
    シカゴ日経225先物 (円建て)  
    29285 ( -15 )
    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    29300 ( 0 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7274.04(−26.36)
    9日のFTSE100種総合株価指数は続落した。前日の終値に比べ26.36ポイント(0.4%)安の7274.04で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
    午前は小幅高で推移していた。午後にかけて時価総額の大きい金融株や資源株に売りが広がり、指数全体を押し下げた。
    銀行株は全銘柄が下落した。欧米の長期金利の低下を受けて利ざや縮小を意識した売りが出た。午前は買われていた石油株と鉱業株は、ともに下落に転じた。
     
    個別銘柄では、サイバーセキュリティーのダークトレースが6.1%安と下落率トップ。ビジネスサポートのDCCが安かった。DCCは2021年4〜9月期決算で、主要事業の利益が市場予想を下回ったため失望売りが出た。住宅大手パーシモン(2.6%安)も売られた。
    一方で、衣料・食品小売りのアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(ABF)は大幅高となった。9日に発表した21年9月期の通期決算で、傘下の格安衣料店「プライマーク」が増益となり、特別配当を発表したことを好感した。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 16040.47(−6.05)
    9日のドイツ株式指数(DAX)は小幅に続落した。終値は前日と比べて6.05ポイント安の1万6040.47だった。米株安が波及し、引けにかけて下げた。
    個別では、医療機器のフレゼニウスと、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが安かった。それぞれアナリストが目標株価を引き下げたことが材料になった。長期金利の低下を受けてミュンヘン再保険、ドイツ銀行も売られた。
    一方、タイヤのコンチネンタルは上げた。前日に安くなった消費財のヘンケルは買い戻された。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7043.27(−4.21)


     

11月10日 毎日コラム
騙されないで!罫線は紙芝居
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv