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【市況一覧】
日経平均株価
40,373.33 +205.26 03/29
TOPIX
2,765.97 +15.16 03/29
マザーズ
743.97 +9.18 03/29
NYダウ平均
39,807.37 +47.29 03/29
ナスダック総合
16,379.46 -20.06 03/29


11月01日 マーケットコメント

11月02日 マーケットコメント

11月03日 マーケットコメント

11月04日 マーケットコメント

11月05日 マーケットコメント

11月06日 マーケットコメント

11月07日 マーケットコメント


    週明けの日経平均株価が続落した。終値は前週末比104円安の2万9507円だった。
    朝方は米株高の流れを受けて買いが先行したが、心理的な節目となる3万円の大台を前に買い方も慎重となり9時半以降はマイナス圏へ。
    上値では小口の売りが五月雨的に出て日柄調整を必要としている感がある。国内企業の4−9月決算は概ね良好なものの、ポジティブサプライズが少なく米国のように上げに加速がつかない状況。
    通期の利益見通しを大幅に引き下げた大林組が9%を超える下落。上期が大幅減益となった清水建設も急落しており、大成建設、鹿島など大手ゼネコン全般に売りが広がった。
     
    あす9日の日経平均株価は、決算発表が相次ぐ中、選別物色が強まりそうだ。
    直近では、前週末引け後に22年3月期の連結業績予想(IFRS基準)の上方修正を発表し、市場予想平均(純利益ベース)を上回ったオリンパスが週明け急騰し、日経平均構成銘柄で値上がり率トップに躍り出た。同じく今期3月期の連結業績予想(IFRS基準)を上方修正したが、市場予想平均に届かなかったJFEは急落し、同構成銘柄で値下がり率トップ。また、8日前場引け後に今3月期連結利益予想を下方修正して同予想平均を下回った大林組が後場下げ足を加速し、同値下がり率2位に甘んじた。
     
    本日引け後にソフトバンクGが上期決算を発表しており、純利益は前年同期比80.7%減の3636億円となった。1Q時点の純利益は7615億円で、2Q期間(7-9月)は3979億円の赤字を計上したことになる。決算を受けたあすの反応は大きく注目される。
    足元の株価は安値圏で推移しており、決算の見栄えが良くないことに関しては、ある程度織り込みも進んでいると思われる。決算発表からワンテンポ置いて、16時55分には自己株取得を発表している。売りが先行したとしても、早めに下げ渋るなど場中の動きがしっかりしていれば、全体へのネガティブな影響は限られるだろう。一方、きつい下げとなってしまうようだと、指数主導で下を試しに行くことになるかもしれない。日経平均は戻り基調を維持できるのか、それともこの近辺で3万円が遠くなってもたついてしまうのか、分岐点を迎えている可能性がある。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
     
    31058.45  ボリンジャー:+2σ(13週)
    30639.47  ボリンジャー:+3σ(25日)
    30507.20  ボリンジャー:+2σ(26週)
    30052.99  ボリンジャー:+1σ(13週)
    30021.25  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29606.70  ボリンジャー:+1σ(26週)
     
    29507.05  ★日経平均株価8日終値
     
    29495.61  6日移動平均線
    29403.02  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29374.93  均衡表雲上限(日足)
    29215.52   新値三本足陰転値
    29177.94  均衡表転換線(日足)
    29047.54  13週移動平均線
    29044.70  均衡表転換線(週足)
    28879.43  200日移動平均線
    28875.30  均衡表雲下限(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28784.80  25日移動平均線
    28706.20  26週移動平均線
    28651.33  75日移動平均線
     
     
     

    【大引け概況】
    8日の日経平均株価は続落し、前週末比104円52銭安の2万9507円05銭ときょうの安値で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:54 容量:11.39M


    過去のマーケット動画はこちら

     
    前週末の米国株高を受けて3桁上昇スタートとなったものの、寄り付きを高値に失速すると、ほどなく下げに転じた。マイナス圏に沈んだ後は、値動きは緩慢ではあったものの、下値模索が継続。前引け間際にはいったん切り返す動きが見られたが、後場に入ると売り直された。取引終盤にかけて売りの勢いが強まり、結局、下げ幅を3桁に広げて安値引けとなった。
     
    国内で発表が本格化している4〜9月期決算では、市場の期待に届かない内容だった銘柄への売り圧力が強い。JFEや神戸鋼は前週末に通期見通しを上方修正したが、物足りないとの受け止めから8日は大幅安。鉄鋼は東証1部の業種別騰落率ランキングで値下がりの首位だった。
     
    8日は午後に大幅減益決算を相次いで発表した大林組や清水建への売りもかさんだ。ほかの建設株も巻き込んで軒並み大幅安に沈んだ。中国不動産大手、中国恒大集団が6日に期日を迎えたドル建て社債の利払いを見送ったと伝わったのも、相場の重荷となった。
     
    一方で下値では買いも入った。米ファイザーが開発中の新型コロナウイルス向け飲み薬で高い有効性が示され、経済活動の正常化を後押しするとの期待が高まった。鉄道株や空運株などリオープン(経済再開)銘柄に買いが目立った。
     
    市場からは「日経平均が3万円に近づくと売りが出てくる。日足陰線が並び高値イメージがあるようだ。決算は想定を超えるようなインパクトのある内容でないと評価されにくい面も出ている」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続落し、前週末比6.20ポイント安の2035.22で終えた。JPX日経インデックス400も続落。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆8264億円。売買高は12億3179万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1276と、全体の約6割を占めた。値上がりは804、変わらずは103銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は鉄鋼、水産・農林業、建設業などが下落。空運業、海運業、鉱業などは上昇した。
     
    個別では、売買代金トップのレーザーテックが売りに押され、ソフトバンクグループも冴えない動き。任天堂、ホンダ、キーエンス、安川電が下落し、ファーストリテイリング、塩野義や中外薬、三菱商事も値を下げた。アウトソーシング、ミクシィが急落、大林組の下げも目立つ。クボタが売られ、ジーエス・ユアサ コーポレーションも株価水準を大きく切り下げた。
     
    半面、日本郵船や商船三井など海運株に買いが優勢だったほか、東京エレクトロンも買われ、マネックスグループはストップ高に買われる人気となり、日本航空、ANAホールディングスも上昇した。日立製作所、オリンパスやニコン、ミネベア、ジェイテクトも堅調。メイコー、日本CMK、山一電機が急騰した。
     
    東証2部株価指数は前週末比30.14ポイント安の7639.77ポイントと続落した。
    出来高3億0390万株。値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は239となった。
     
    個別では、技研ホールディングス、中小企業ホールディングス、パシフィックネット、山喜、フォーシーズホールディングスなど17銘柄が年初来安値を更新。MCJ、オーナンバ、ミズホメディー、倉庫精練、理経が売られた。
     
    一方、マーチャント・バンカーズ、エスティックがストップ高。鉄人化計画、オーウイル、オーベクス、ヴィス、テクノスマートなど10銘柄は年初来高値を更新。千代田化工建設、高田工業所、JMACS、クシム、ゼットが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比10円41銭安い3993円27銭だった。
    米株高が追い風となるなか、ジャスダック平均は上昇してスタート。ただ、直後に失速するとマイナス圏に転落、一旦は押し目買いが入り下げ渋ったが引けにかけてじりじりと下げ幅を拡げ、寄り付き以降は終日マイナス圏で推移した。先週末大幅に上昇したマザーズ銘柄中心に利益確定売りが出て、ジャスダック銘柄にも売り気が波及した。また、時価総額上位銘柄の多くが軟調で、先週上昇を続けていた代表銘柄で構成されるJASDAQ-TOP20も反落した。そのほか、決算を発表した個別株中心に物色が向かっていた。
    東洋合成やワークマン、出前館が下落した。半面、フルヤ金属や田中化研、オリコンは上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で527億円、売買高は6390万株だった。
    値上がり銘柄数は240、値下がり銘柄数は360となった。
     
    個別では、麻生フオームクリート、岩塚製菓、プラップジャパン、出前館、ミューチュアルなど36銘柄が年初来安値を更新。ULSグループ、寺崎電気産業、クリエアナブキ、エコミック、イボキンが売られた。
     
    一方、シーズメン、フルヤ金属がストップ高。NKKスイッチズは一時ストップ高と値を飛ばした。日本一ソフトウェア、コンピューターマネージメント、イハラサイエンス、妙徳、ケルなど10銘柄は年初来高値を更新。テラ、ベクター、オリコン、ウルトラファブリックス・ホールディングス、ランドネットが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比27.55ポイント安の1124.77ポイントと5日ぶり反落した。
    マザーズ指数は前日まで4日続伸して約1カ月ぶりの高値を付けていたことから主力銘柄を中心に幅広い銘柄に利益確定の売りが出た。市場の様子見ムードも強い中で、大引けにかけてやや弱含んだものの、朝方の売り一巡後は概ね1125〜1130ポイントの狭いレンジ推移が終日継続した。半面、好決算など好材料の出た銘柄は買われて下値を支えた。
    前週末に開発中の新型コロナウイルスワクチンについて「有効性で期待する効果が得られなかった」と発表したアンジェスは売り気配が続き、制限値幅の下限である前週末比100円(19.7%)安の407円で配分された。
    メルカリ、JMDCが安かった。一方、アスタリスクやアドベンチャー、シャノンが高かった。
    売買代金は概算で1635.34億円。騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり264銘柄、変わらず8銘柄となった。
     
    個別では、グローバルウェイ、アンジェス、INCLUSIVEがストップ安。フルッタフルッタ、アンビション DX ホールディングス、cotta、パルマ、オークファンなど38銘柄は年初来安値を更新。Photosynth、デジタリフト、日本電解、プラスアルファ・コンサルティング、リベロが売られた。
     
    一方、夢展望、イルグルム、フーバーブレイン、シャノン、ROBOT PAYMENTなど8銘柄がストップ高。ユナイテッド、アールプランナー、霞ヶ関キャピタル、ENECHANGE、セルソースなど14銘柄は年初来高値を更新。アスタリスク、エスユーエス、WDBココ、メディア工房、HANATOUR JAPANが買われた。


    8日午前の日経平均株価は小幅に続落し、前引けは前週末比21円00銭安の2万9590円57銭だった。
    きょうは、朝方日経平均が高く始まるも買いは続かず、前週末終値を下回る水準で前引けとなった。3万円を前に戻り待ちや利益確定の売りが優勢となった。下げ幅は一時100円に迫った。前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウをはじめ主要株指数が揃って最高値を更新するなどリスク選好ムードが強い一方、きょうは中国や韓国などのアジア株が冴えず、東京株式市場もこれに流される展開となった。
     
    企業の決算発表が相次ぐなか、好決算でもコンセンサスに届かない銘柄に売りが出るなどで上値が押さえられた。もっとも下値では値ごろ感から押し目買いの動きが観測され、下げ幅はわずかにとどまっている。
    円相場がやや円高・ドル安になったことも輸出関連株の売りにつながった。
     
    一方、下値は限られた。国内で一部の入国制限の緩和が始まったほか、米国ではファイザーが開発を進める新型コロナの経口治療薬で高い有効性が確認された。経済正常化への期待が強まるなか、空運株や鉄道株への買いが活発だった。
     
    市場では「日経平均は8月に年初来安値を付けてから9月に年初来高値を更新し、その後に再び売り込まれた乱高下が記憶に新しい。そのため3万円に近づいたらいったん売っておこうという心理が働きやすい」との指摘があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆5095億円、売買高は6億5068万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1086、値上がりは976、変わらずは117銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は鉄鋼、水産・農林業、医薬品などが下落。上昇は空運業、海運業、鉱業など。
     
    個別では、日本郵船など海運株に買いが優勢となっているほか、東京エレクトロンも上値追いを続けた。マネックスグループはストップ高カイ気配となっている。ANAHD、日本航空、JR東日本、日立製作所が堅調となっている。
     
    半面、売買代金トップのレーザーテックが売りに押され、塩野義や中外薬が大幅に下落した。任天堂も下落した。ファーストリテイリング、ホンダ、シャープ、キーエンスも安い。アウトソーシング、ミクシィは急落した。
     
    東証2部指数は前週末比41.03ポイント安の7628.88ポイントと続落した。
    値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は228となった。
     
    個別では、中小企業ホールディングス、パシフィックネット、山喜、フォーシーズホールディングス、キーウェアソリューションズなど12銘柄が年初来安値を更新。MCJ、アートスパークホールディングス、オーナンバ、ぷらっとホーム、ソケッツが売られた。
     
    一方、鉄人化計画、マーチャント・バンカーズ、オーベクス、ヴィス、テクノスマートが年初来高値を更新。高田工業所、千代田化工建設、大和、大和重工、ネポンが買われた。

     


     
    日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前週末比7円29銭安い3996円39銭となった。
    半導体不足や供給網の混乱の影響が大きい輸送用機器セクターの比率が高いこともあり、これまでの日本企業の7-9月期決算は米国企業と比べて見劣りしている。資源価格の高騰や円安による輸入物価高もあり、日本企業を取り巻く環境は相対的に厳しい。米国株を巡る環境はすこぶる良好だが、騰勢一服も意識されるタイミングだった。
    ワークマンやハーモニック、出前館が売られた。半面、フルヤ金属や田中化研、シーズメンは上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で318億円、売買高は3748万株だった。値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は332となった。
     
    個別では、プラップジャパン、出前館、ミューチュアル、JFLAホールディングス、オーシャンシステムなど28銘柄が年初来安値を更新。寺崎電気産業、ULSグループ、クリエアナブキ、ガーラ、エコミックが売られた。
     
    一方、シーズメンがストップ高。NKKスイッチズ、フルヤ金属は一時ストップ高と値を飛ばした。日本一ソフトウェア、コンピューターマネージメント、イハラサイエンス、妙徳、ケルなど10銘柄は年初来高値を更新。テラ、田中化学研究所、ベクター、ランドネット、精工技研が買われた。
     


    東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。前引けは前週末比25.77ポイント安い1126.55だった。マザーズ指数は前週末までに4日続伸していたことから、主力銘柄を中心に幅広い銘柄で利益確定の売りが出ている。半面、業績の上方修正など好材料の出た銘柄は物色されて下値を支えた。
    アンジェスやメルカリ、JTOWERが売られた。一方、アスタリスクやWDBココ、イルグルムは買われた。
    値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は279となった。
     
    個別では、グローバルウェイ、INCLUSIVEがストップ安。フルッタフルッタ、アンビション DX ホールディングス、cotta、パルマ、オークファンなど34銘柄は年初来安値を更新。Photosynth、プラスアルファ・コンサルティング、日本電解、リベロ、ビートレンドが売られた。
     
    一方、夢展望、イルグルム、ROBOT PAYMENT、アスタリスク、エスユーエスがストップ高。アールプランナー、霞ヶ関キャピタル、ENECHANGE、セルソース、アドベンチャーなど12銘柄は年初来高値を更新。HANATOUR JAPAN、フーバーブレイン、メディア工房、クックビズ、ハイアス・アンド・カンパニーが買われた。

    【寄り付き概況】

    8日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比123円88銭高の2万9735円45銭。
     
    前週末の米国株市場では10月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の増加が事前の市場コンセンサスを上回り、米経済回復が進んでいることをポジティブ視する買いを呼び込む形となった。一方で米10年債利回りが急低下しており、これを背景にハイテク株への買いが顕著となるなか、ナスダック総合指数は10連騰と上げ足を強めている。
     
    東京株式市場では米主要株指数と比較して日経平均やTOPIXの出遅れ感が際立っていることで、上値を見込んだ水準訂正狙いの買いが優勢となっている。ただ、外国為替市場で円が買われ、1ドル=113円台前半で推移していることは輸出セクターに向かい風となる。個別株の動きは決算発表に絡み明暗を分ける展開が続きそうだ。

     

    「恐怖と欲望指数は82→85」

    週末のNY株式市場は主要3指数が終値ベースで過去最高値を更新。
    ファイザーが開発中の新型コロナ飲み薬で重症化リスクが大幅に低下したと報告。
    好感された。
    旅行関連株が上昇。
    クルーズ船運航大手のカーニバル、ロイヤル・カリビアンなどが上昇。
    一方でメルクは約10%、モデルナは16.6%下落。
    S&P500とNASDAQが終値ベースで過去最高値を更新するのは7連続。
    週間では主要3指数が5週間連続で上昇。
    週初からの上昇率はS&P500が2%、NYダウが1.42%、NASDAQがが3.05%。
    10月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比53万1000人増。
    市場予想の45万人を上回った。
    失業率は4.6%。
    前月の4.8%から改善した。
    10年国債利回りは1.529%。
    2年国債利回りは0.426%。。
    ドル円は113円台前半。
    WTI原油12月物は2.46ドル(3.12%)高の1バレル=81.27ドル。
    4日ぶりの反発続落。
    ビットコインは0.89%安の6万0908.40ドル。
    SKEW指数は149.77→151.67→148.83。
    恐怖と欲望指数は82→85。

    週末のNYダウは203ドル(0.56%)高の36327ドルと反発。
    高値は36484ドル、安値36190ドル。
    サイコロは9勝3敗。
    NASDAQは31ポイント(0.20%)高の15971ポイントと10日続伸。
    高値は16053ポイント、安値15900ポイント。
    サイコロは10勝2敗。
    S&P500は17ポイント(0.37%)高の4697ポイントと7日続伸。
    高値は4718ポイント、安値4681ポイント。
    サイコロは9勝3敗。
    ダウ輸送株指数は110ポイント(0.66%)高の16843ポイントと3日ぶりに反発。
    SOX指数は1.10%高の3756ポイントと7日続伸。
    連日の過去最高値更新。
    VIX指数は16.48。
    合算売買高は115億株(前日113億株、過去20日平均105億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比85円高の29705円。
    ドル建ては大証日中比100円高の29720円。
    ドル円は113.40円。
    10年国債利回りは1.529%。
    2年国債利回りは0.426%。

    週間ベースNYダウは1.4%高、5週続伸(累計5.8%上昇)、
    NASDAQは3.1%高、5週続伸(同9.6%上昇)。
    S&P500は2.0%高、5週続伸(同7.8%上昇)。

    「225採用銘柄のEPSは2147円」

    木曜の日経平均は寄り付き46円高。
    寄り天高値で終値182円安の29611円と反落。
    日足は2日連続で陰線。
    週間では718円上昇。
    週足は2週連続で陽線。
    TOPIXは0.69%安と反落。
    東証マザーズ指数は0.78%高と4日続伸。
    日経ジャスダック平均は0.30%安と4日ぶに反落。
    東証1部の売買代金は2兆9917億円(前日3兆6854億円)。
    2日ぶりに3兆円割れ。
    値上がり540銘柄(前日1571銘柄)。
    値下がり1591銘柄(前日551銘柄)。
    新高値71銘柄(前日99銘柄)。
    新安値65銘柄(前日44銘柄)。
    騰落レシオは89.09前日90.94)。
    NTレシオは14.51倍(前日14.49倍)。
    107日連続で14倍台。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    上向きの25日線(28755円)からは△2.98%(前日△3.64%)。
    8日連続で上回った。
    右肩上がりの75日線は28631円。
    45日連続で上回った。
    右肩上がりの200日線(28875円)からは△2.55%(前日△3.20%)。
    4日連続で上回った。
    右肩上りの5日線(29493円)から△0.40%。
    4日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.110%(前日▲16.918%)。
    買い方▲7.525% (前日▲6.980%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲13.928%(前日▲12.024%)。
    買い方▲20.660% (前日▲20.512%)。
    空売り比率は41.6%(2日ぶりに40%超:前日39.6%)。
    空売り規制なしの比率は7.5%(前日6.9%)。
    日経VIは19.79(前日19.55)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.79倍(前日14.19倍)。
    5日ぶりに13倍台。
    前期基準では19.13倍。
    EPSは2147円(前日2099円)。
    9月15日が2177円
    (大発会時点で1084円)。
    225のPBRは1.31倍。
    BPSは22604円(前日22571円)
    日経平均の益回りは7.25%。
    10年国債利回りは0.060%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.64倍。
    前期基準では21.73倍。
    PBRは1.34倍。
    東証1部単純平均株価は12円安の2494円。
    東証1部売買単価は2361円(前日は2485円)。
    東証1部時価総額は756兆円(前日は761兆円)。
    54日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は260.50(前日260.87)。
    週末のシカゴ225先物は大証日中比85円高の29705円。
    高値29825円、安値29500円。
    大証先物夜間取引終値は日中比60円高の29680円。
    気学では「弱含みの日。戻り売り方針で駆け引きせよ」。
    火曜は「前場安いと後場高の日。突っ込み買い良し」。
    水曜は「高下荒く初高後安の日。突っ込み買い良し」。
    木曜は「大安値は当分の底入れ」。
    金曜は「気味の変化する日。足取りについて駆け引きせよ」。
    右肩下がりのボリンジャーのプラス1σが29355円。
    プラス2σが29956円で上値を抑えた。
    一目均衡の雲の上限が29552円。
    下限が28875円。
    2日連続で雲の上。
    雲は16日に黒くねじれる。
    勝手雲の上限は28793円。
    下限が28457円。
    5日連続で勝手雲の上。
    RSIが58.17(前日67.00)。
    RCIが78.02(前日71.25)。
    アノマリー的には「株安の日」。
    ただ週末に西向いた効果のありそうな月曜日。

    《今日のポイント11月8日》

    (1)週末のNY株式市場は主要3指数が終値ベースで過去最高値を更新。
       10年国債利回りは1.529%。
       2年国債利回りは0.426%。。
       ドル円は113円台前半。
       SKEW指数は149.77→151.67→148.83。
       恐怖と欲望指数は82→85。

    (2)ダウ輸送株指数は110ポイント(0.66%)高の16843ポイント。
       3日ぶりに反発。
       SOX指数は1.10%高の3756ポイントと7日続伸。
       連日の過去最高値更新。
       VIX指数は16.48。
       合算売買高は115億株(前日113億株、過去20日平均105億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比85円高の29705円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆9917億円(前日3兆6854億円)。
       新高値71銘柄(前日99銘柄)。
       新安値65銘柄(前日44銘柄)。
       騰落レシオは89.09前日90.94)。
       NTレシオは14.51倍(前日14.49倍)。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。

    (4)上向きの25日線(28755円)からは△2.98%(前日△3.64%)。
       8日連続で上回った。
       右肩上がりの75日線は28631円。
       45日連続で上回った。
       右肩上がりの200日線(28875円)からは△2.55%(前日△3.20%)。
       4日連続で上回った。
       右肩上りの5日線(29493円)から△0.40%。
       4日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.110%(前日▲16.918%)。
       買い方▲7.525% (前日▲6.980%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲13.928%(前日▲12.024%)。
       買い方▲20.660% (前日▲20.512%)。

    (6)空売り比率は41.6%(2日ぶりに40%超:前日39.6%)。
       空売り規制なしの比率は7.5%(前日6.9%)。
       日経VIは19.79(前日19.55)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.79倍(前日14.19倍)。
       EPSは2147円(前日2099円)。
       9月15日が2177円
       BPSは22604円(前日22571円)
       日経平均の益回りは7.25%。

    (8)東証1部時価総額は756兆円(前日は761兆円)。
       ドル建て日経平均は260.50(前日260.87)。

    (9)右肩下がりのボリンジャーのプラス1σが29355円。
       プラス2σが29956円で上値を抑えた。
       一目均衡の雲の上限が29552円。
       下限が28875円。
       2日連続で雲の上。
       雲は16日に黒くねじれる。
       勝手雲の上限は28793円。
       下限が28457円。
       5日連続で勝手雲の上。
       RSIが58.17(前日67.00)。
       RCIが78.02(前日71.25)。
       アノマリー的には「株安の日」。
       ただ週末に西向いた効果のありそうな月曜日。

    今年の曜日別勝敗(11月5日まで)

    月曜24勝17敗
    火曜23勝19敗
    水曜16勝27敗
    木曜23勝17敗
    金曜22勝21敗

    週間ベースで日経平均株価は2.5%高、2週続伸(累計2.8%上昇)。
    TOPIXは2.0%高、3週ぶり反発。
    東証マザーズ指数は4.1%高、3週ぶり反発。
    日経ジャスダック平均は0.5%高、2週ぶり反発。
    東証2部指数は0.1%高、3週ぶり反発。
    東証REIT指数は0.03%高、2週続伸(同1.2%上昇)。

    Quick調査の10月29時点の信用評価損率は▲7.68%(前週▲7.30%)。
    3週ぶりに悪化。
    10月29日時点の信用売り残は1040億円減の6682億円。
    4週ぶりに減少。
    同信用買い残は415億円増の3兆5961億円。
    2週連続の増加。
    信用倍率は5.38倍。
    3週ぶりに5倍台。
    10月29日時点の裁定売り残は33億円減の4億円。
    (当限は4億円なので33億円減)。
    4週連続で減少。
    裁定買い残は1254億円減の7354億円。
    (当限は7354億円なので1254億円減)。
    5週連続で減少。

    10月第4週の海外投資家動向。
    現物1414億円売り越し(2週連続売り越し)。
    先物500億円買い越し(2週連続買い越し)。
    合計914億円売り越し(4週間ぶり)。

    10月第3週の海外投資家動向。
    現物1089億円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
    先物2550億円買い越し(5週ぶりに買い越し)。
    合計1461億円買い越し(3週連続)。

    日曜日経朝刊では「企業の増益率、再び上振れ」の見出し。
    今期の予想純利益は前期比45%増加の見通し。
    8月時点の見通しは36%増益だったから確かに上振れだ。
    背景は鉄鋼や海運の業績拡大。
    「下期も維持できるかどうか」が課題。
    下期だけに限ると、前年同期比1割減。
    下振れは全体の1割。
    第3四半期が正念場だ。

    土曜の夜に福岡空港でJALの787のドアが閉まったのが18時。
    離陸が18時10分で追い風200キロでのスピードは最大時速1080キロ。
    羽田着陸が19時15分。
    しかも滑走路は第1ターミナルの真ん前のA滑走路。
    ゲートは真ん中の16番。
    19時20分には到着口を通過したから福岡で離陸してから1時間10分。
    たぶん記憶の中では約1000キロ西にある福岡からの最短記録。
    相場にもこのくらいのスピードが欲しい。

    銘柄というのは理解不能や業務内容のわからないものが好まれるのかも知れない。
    1990年半ば。
    当時上場してきたソフトバンクという会社は意味不明だった。
    業容としてはパソコン関係の書籍の販売がメイン。
    何も作っていない。
    大したものは提供していない。
    アメリカのイベント会社を買収したりしていて「ソフトの銀行ってどんな銀行」という疑問もあった。
    創業者はほら吹きのような大言壮語が目立っていたが市場はその発言とビジョンに心酔するか否定するかのどちらか。
    当時の店頭市場の小悪魔みたいな存在だった。
    その後ボーダフォンを買収し実業についたかと思えば21世紀になって本性を現した。
    「当社は投資会社です」。
    30年近い歴史をたどってみればその本質は「投資会社」だったことが理解できよう。
    しかし20世紀には投資会社という存在はうさんくさく理解不能だった。
    登場時期が早過ぎて市場の理解不能を招いたのだろう。
    しかし当時の怪しさやうさん臭さはここまでの成長の原動力だったような気もする。
    最近上場してきた企業も「理解不能」なものが多いかそこに利があるのかも知れない。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    セレンディップ(7318)・・・動兆

    事業承継の担い手としての中小ものづくり企業の受け皿。
    短期投資や経営者・エンジニア派遣も扱う。
    傘下ものづくり3社が想定以上の伸び。
    経営者派遣等ソリューション事業も堅調。
    事業承継支援で大手地銀と提携推進。



    (兜町カタリスト櫻井)




    8日の日経平均株価は堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万9500円−2万9800円を想定。
    先週末5日の米国株は上昇。NYダウ平均は203ドル高の36327ドルで取引を終えた。米10月雇用統計が強い内容となったことや、ファイザーが飲み薬タイプのコロナ治療薬の治験で良好な結果が確認できたことを公表したことなどが買い材料となった。
    米国株高を好感した買いが入ると予想する。
    国内でも7日に新型コロナウイルスによる死者がゼロであったことが伝わっており、経済活動再開の恩恵を受ける銘柄群にポジティブな影響が見込まれる。先週金曜の日経平均は米雇用統計を前に警戒の方が勝って下落しており、買い戻しを巻き込んで楽観ムードの強い地合いが続くだろう。
    ただ、戻り待ちの売りで上値の重い展開となることも想定される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(前週末5日は113円76−77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同131円51−55銭)と円高方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比85円高の2万9705円だった。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■YKT <2693>
    今期経常を4.5倍上方修正。
     
    ■イルグルム <3690>
    今期経常は26%増で2期連続最高益、2.3円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.58%にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■エスティック <6161>
    12月20日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。
     
    ■ヒラノテクシード <6245>
    今期経常を38%上方修正、配当も16円増額。
     
    ■アスタリスク <6522>
    11月26日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。
     
    ■メイコー <6787>
    今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■メガチップス <6875>
    今期経常を一転53%増益に上方修正・13期ぶり最高益更新へ。
     
    ■山一電機 <6941>
    今期経常を36%上方修正・24期ぶり最高益、配当も23円増額。
     
    ■WDBココ <7079>
    今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■プレス工業 <7246>
    今期経常を9%上方修正、配当も3円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.8%にあたる300万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。取得した自社株は22年3月31日付で全て消却する。
     
    ■フルヤ金属 <7826>
    7-9月期(1Q)経常は5.1倍増益で着地。
     
    ■スルガ銀行 <8358>
    上期経常を85%上方修正。
     
    ■INPEX <1605>
    今期経常を12%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.48%にあたる8000万株(金額で700億円)を上限に自社株買いを実施する。うち5344万7000株を8日朝の「ToSTNeT-3」で取得する。
     
    ■TIS <3626>
    今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■エンカレッジ・テクノロジ <3682>
    上期経常が3.9倍増益で着地・7-9月期も3.9倍増益。
     
    ■ラウンドワン <4680>
    今期最終を2倍上方修正。
     
    ■アネスト岩田 <6381>
    今期経常を一転12%増益に上方修正・3期ぶり最高益、配当も2円増額。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    8(月)
    【国内】
    9月景気動向指数 (14:00)
    日銀金融政策決定会合の主な意見(10/27〜10/28開催分)
    《決算発表》
    ソフトバンクG、住友鉱、いすゞ、ヤマハ発、JSR、飯田GHD、東センチュリー、大林組、清水建、参天薬、ブラザー、千葉銀、静岡銀、ユー・エス・エス、ワークマン、セガサミーHD、名鉄、デンカ、日光電、帝人、東芝テック、FUJI、住友ベ、丸一管、第一興商、日化薬、JESHD、ひろぎん、フジクラ、SANKYO、リンテック、ニチアス、パイロット、Jマテリアル、群馬銀、アース製薬、スターツ、マルハニチロ、東洋紡、キョーリンHD、稲畑産、図研、東急建設、トーカイ、アニコムHD、日東工、ノリタケ、丸全運、三星ベ、片倉、TOWA、高砂香、MDV、チャームケア、ブロドリーフ
     
    【海外】
    中国共産党中央委員会第6回全体会議(6中全会)(〜11/11)
    米3年国債入札


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■住友ベークライト<4203>
    半導体封止材を台湾で増産
     
    ■マンダム<4917>
    海外EC事業が拡大 上期売上高、中国で倍増
     
    ■リンナイ<5947>
    温室ガスゼロ500億円投資 水素燃焼機器など研究
     
    ■東芝<6502> 15年発覚の不正会計 時効成立
    ■川崎重工<7012>
    水素航空機の開発着手 エンジン燃焼器など
     
    ■IHI<7013>
    4〜9月の営業黒字270億円へ 発電所工事伸びる
     
    ■日産自<7201>
    入札やめ優先調達 部品メーカーと長期協業
     
    ■任天堂<7974>
    開発内製化などに4500億円 5年めど、スイッチ関連中心
     
    ■三菱地所<8802>
    丸の内で顔パス決済 AIカメラ4万台
     
    ■日立物流<9086>
    トルコから東欧への鉄道輸送網拡大 10億円投資
     
    ■ソフトバンク<9434>
    基地局から無線で給電 イヤホン、電池不要に
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》 11月第1週

    1日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。序盤の反落から切り返しての小幅高。マイクロソフトは331.62ドルと過去最高値で引けた。時価総額は2兆4900億ドル。アップルの2兆4800億ドルを上回った。一方で失望的な決算だったアマゾンは2.15%下落。アップルは1.81%安。時価総額で全体の10%を占めるアップルとアマゾンの2社は売られた。月間上昇率はNYダウが5.8%で3月以来、NASDAQは7.3%で20年11月以来の大幅高。S&P500は週間では1.3%上昇。
     
    日経平均株価は754円高の29647円と大幅に続伸。9月28日以来の高値水準を回復。上昇幅は6月22日の873円以来の大きさだった。衆議院選挙で自民党が予想を上回る議席を獲得。安堵感が拡大したことから買い戻しが増加した。東証一部の売買代金は3兆2825億円。スクリーン、ソニーが上昇。野村、日本郵政が下落。
     
    2日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って連日での過去最高値を更新。NYダウは取引時間中に初めて3万6000ドルを突破。「米景気や企業業績に対する楽観が拡大した」との解釈。景気敏感株を中心に買われボーイングが4%、ダウは3%上昇。インテルやキャタピラーも高い。テスラは8.5%上昇。長期金利が一時1.6%まで上昇したことから金融セクターも好調。「何でもアリ」の印象。
     
    日経平均株価は126円安の29520円と3日ぶりに反落。FOMCを控えて方向感のない展開となった。東証一部の売買代金は2兆7777億円。TDK、リクルートが上昇。協和キリン、テルモか下落。
     
    4日(木):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。NYダウは3日連続、S&P500とNASDAQは4日連続で過去最高値を更新。ファイザーが4.1%高。アンダーアーマーが16.5%高。テスラは急落。第3四半期の企業決算はS&P500採用銘柄のうち320社が通過。40.2%の増益となっている。水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。NYダウは4日連続、S&P500とNASDAQは5日連続で過去最高値を更新。
     
    日経平均株価は273円高の29792円と反発。9月28日以来約1カ月ぶりの高値水準を回復した。「早期の利上げなど米国の金融政策に対する不透明感が後退し東京市場で買い安心感が拡大」との解釈。日経平均は一時350円超上昇した場面があったが伸び悩み。形としてはボリンジャーのプラス2σに上値を抑えられた格好。東証1部の売買代金は3兆6854億円と増加。富士フィルム、東エレが上昇。郵船、ヤマハが下落。
     
    5日(金):
    木曜のNY株式市場はマチマチの動き。NYダウは5日ぶりに反落。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど銀行株の下げの影響。S&P500とNASDAQは6日連続で過去最高値を更新。半導体大手クアルコムが好決算を受け12.7%上昇。上昇は半導体関連セクターに波及。エヌビディアも12%上昇。一方でモデルナは約18%下落。S&Pのグロース指数は1.2%高、バリュー指数は0.5%安。
     
    日経平均株価は182円安の29611円と反落。米雇用統計を控えて様子見の展開。東証一部の売買代金は2兆9916億円。任天堂、コナミが上昇。テルモ、ダイキンが下落。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    FOMCは11月にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始、2022年に完了させると決定。
    速いペースでの利上げは必要ない公算が大きいとの考え。
    ニューヨーク連銀は11月半ば以降、月額の買い入れを国債を700億ドル、MBSを350億ドルとする。
    12月半ばには国債を600億ドル、MBSを300億ドルとする。
    10月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比53万1000人増。
    市場予想の45万人を上回った。
    失業率は4.6%。
    前月の4.8%から改善した。
     
    (3)新興国動向
     
    中国不動産開発の佳兆業集団と子会社3社が5日の香港株式市場で売買停止となった。佳
    兆業は前日、子会社が理財商品の支払いを実行できなかったと発表。
    不動産セクターの流動性を巡る懸念が高まり、関連株・債券が売られた。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
        気学では「前月と同じ底値り。政局をよく見て売り買いを判断するのが良い」
     
     8日(月)景気動向指数、中国共産党6中全会、株安の日
     9日(火)景気ウォッチャー調査、毎月勤労統計、米生産者物価、独ZEW景況感、株安の日
    10日(水)マネーストック、米消費者物価指数、財政収支、中国消費者生産者物価
    11日(木)企業物価指数、都心オフィス空室率、中国「光棍節(シングルズデー=独身の日)」、MSCI定期見直し発表、株高の日L、変化日
    12日(金)オプションSQ、米ミシガン大学消費者信頼感、JOLT求人件数、天赦日、鬼宿日、MSCI日本株指数半期リバランス発表
     
    NYダウは終値ベースで36000ドル台と過去最高値を更新した。
    「ダウ36000ドル」という本が出版されたのは1999年。
    著者はジェームズ・グラスマン氏とケビン・ハセット氏。
    出版当時NYダウは1万ドル水準。
    22年かけて36000ドルに達したことになる。
    実に長い時間だがそれでも日経平均は39815円を回復していないことを考えると立派。
    「長期的に債券よりも株式が魅力的」という指摘は正しかったことになる。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

     

11月08日 毎日コラム
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