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【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


11月01日 マーケットコメント




    2日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比138ドル79セント(0.4%)高の3万6052ドル63セントで終えた。連日で過去最高値を更新した。
    市場予想を上回る米企業決算の発表が相次ぎ、米景気の底堅さを意識した買いが入った。ただ、3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて様子見ムードも強く、相場は上値が重くなる場面もあった。
     
    ロイター通信によると、S&P500種株価指数の構成企業のうち、約320社が7〜9月期決算発表を終え、利益は前年同期比約4割増える見通し。新型コロナウイルス危機からの回復が進んでいる現状を示した。
     
    調査会社リフィニティブによると1日時点の米主要500社の第3四半期の予想増益率は40%と、10月初めの29%から切り上がった。これまで発表した323社のうち、83%で1株利益が市場予想を上回った。
     
    前日に続き景気敏感株が買われた。化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム、金融のゴールドマン・サックスが続伸した。前日にともに下げたスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトは反発した。日用品・医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソンと製薬のメルクが高い。同業のファイザーが2日、新型コロナワクチンの需要拡大を受け、2021年12月期通期の売上高見通しを上方修正し、連想買いが入った。
     
    午後は様子見姿勢が強まり、上値が重くなる場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)は3日のFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決める見通し。会合後のパウエル議長の記者会見でインフレの認識を確認したい投資家が多く、積極的な買いは手控えられた。
     
    ナスダック総合株価指数は7日続伸し、前日比53.688ポイント(0.3%)高の1万5649.603と連日で過去最高値を更新した。7日続伸は20年7月29日〜8月6日に7日続伸して以来、1年3カ月ぶりの連続上昇記録となる。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やエヌビディアなど半導体の一角が買われた。
     
    一方、電気自動車のテスラは3%安。レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスがテスラ車10万台の購入を10月下旬に表明した件で、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者が1日夜、「契約は結んでいない」と否定した。
     
    S&P500種株価指数は4日続伸した。前日比16.98ポイント(0.4%)高の4630.65で終え、連日で過去最高値を更新した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    36,052.63+138.79
    S&P500種
    4,630.65+16.98
    ナスダック
    15,649.603+53.688
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,789.40−6.40
    NY原油(ドル/バレル)
    82.71−1.20
    円・ドル
    113.81 - 113.82−0.13
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】



     
    2日のシカゴ日経平均先物は反落した。12月物は前日比65円安の2万9505円で引け、2日の大取終値を5円上回った。2日の大阪取引所で売られた地合いを引き継いだ。
    連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開始し結果待ちの中、寄り付き後、利益確定売りに一時下落に転じた。その後、企業の強い決算を好感した買いが強まり再び上昇。引けにかけては上げ幅を拡大し、連日で史上最高値を更新して引けた。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    29505 ( +5 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    29520 ( +20 )
    ( )は大阪取引所終値比
     





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    2日のFTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ13.81ポイント(0.2%)安の7274.81で引けた。下落した銘柄数が5割超となった。
    さえない決算発表をきっかけに売りが優勢となった。資源株と銀行株の下落が株価指数の下げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、スタンダードチャータード銀行は8%近く下げた。2021年12月期通期の業績見通しを横ばいとしたことが響いた。ブックメーカー(賭け屋)のフラッター・エンターテインメントも下落した。21年12月期通期の利益見通しを引き下げたことが売り材料となった。鉱業のアントファガスタの下げも目立った。
     
    一方、配送のブンズルは、アナリストによる株価目標引き上げが好感され買われた。
    製薬大手アストラゼネカが3.2%高、ビジネス情報会社インフォーマが1.9%高と堅調だった。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    2日のFTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ13.81ポイント(0.2%)安の7274.81で引けた。下落した銘柄数が5割超となった。
    さえない決算発表をきっかけに売りが優勢となった。資源株と銀行株の下落が株価指数の下げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、スタンダードチャータード銀行は8%近く下げた。2021年12月期通期の業績見通しを横ばいとしたことが響いた。ブックメーカー(賭け屋)のフラッター・エンターテインメントも下落した。21年12月期通期の利益見通しを引き下げたことが売り材料となった。鉱業のアントファガスタの下げも目立った。
     
    一方、配送のブンズルは、アナリストによる株価目標引き上げが好感され買われた。
    製薬大手アストラゼネカが3.2%高、ビジネス情報会社インフォーマが1.9%高と堅調だった。



    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40(仏)6,927.03 +33.74    
    フランスの株価指数CAC40の終値は前日に比べて0.5%上昇し、終値ベースで21年ぶりに過去最高値を更新した。


     

     
    2日の日経平均株価は3日ぶりに反落。終値は前日比126円安の2万9520円だった。
    前日の米国株は最高値を更新したものの、今晩に米FOMCの結果発表を控えた持ち高調整売りや、前日に日経平均が700円以上も急騰していた反動があって終日マイナス圏の動きとなってしまった。日経平均は2万9500円を下回る場面では押し目買いに支えられて下げ渋り、業績に裏付けられた動きは依然として続いている。
     
     
    祝日明け4日の日経平均株価は、2−3日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受け、マーケットがどう反応するかが注目される。日本時間4日未明には、結果が公表される。テーパリング(量的緩和策の縮小)を決定する見通しで、織り込み済みとみられるが、「市場は利上げの時期と回数に注目しており、内容次第では売られるリスクがある」との声が聞かれた。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見で早期の利上げ観測が意識されれば、調整リスクにつながる可能性がある。一方、無難に通過すれば、上値抑制要因がいったん薄れることになり、買い安心感が広がるケースも想定される。
     
    FOMCの内容が株式市場にフレンドリーで、海運株やトヨタも決算に対して買いで反応するようであれば、日経平均があっさり3万円の節目を回復しても不思議ではない。
    一方、FOMCが米国株の売り材料となった場合には、決算に対する反応も弱めとなり、手じまいムードが強まる展開も想定される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
     
    30467.71  ボリンジャー:+3σ(25日)
    30427.56  ボリンジャー:+2σ(26週)
    29952.47  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29891.47  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29537.78  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29530.06  均衡表雲上限(日足)
     
    29520.90  ★日経平均株価2日終値
     
    29315.24  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29180.84  6日移動平均線
    29069.69  均衡表転換線(日足)
    29068.63   新値三本足陰転値
    29044.70  均衡表転換線(週足)
    28922.88  13週移動平均線
    28875.30  均衡表雲下限(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28861.46  200日移動平均線
    28750.63  均衡表基準線(日足)
    28739.00  25日移動平均線
    28648.00  26週移動平均線
    28597.70  75日移動平均線
     
     
     

    【大引け概況】

    2日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日に比べ126円18銭安の2万9520円90銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:18 容量:16.6M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    きょうは、前日の米国株市場で主要3指数が揃って連日の最高値を更新したことから、リスクオンの流れが継続したが、前日に日経平均は750円を超える急伸をみせていたこともあって、足もとでは戻り売りや利益確定売りが表面化した。
     
    明日までの日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせる要因に。企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄への買いが全体相場を支える形。衆院選では絶対安定多数を自民党単独で確保したことから岸田政権の基盤安定化が見込まれ、政策期待を背景に下値では押し目買いを誘導、下げ幅は120円強と限定的だった。
     
    前日に今期業績見通しを上方修正したTDKと京セラが大幅高となり、2銘柄で日経平均を約63円押し上げた。きょう決算を発表した商社株では、三井物と双日が下げる一方、丸紅は高く終えた。
     
    市場からは「休日とFOMCを前にして海外オーダーは静かだ。ただ、政治の安定に対する安心感があり、経済対策が具体化してくればまた上に向かうだろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)はともに下落した。TOPIXは13.05ポイント安の2031.67で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7777億円、売買高は11億8356万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1585、値上がりは538、変わらずは60だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、保険業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、鉄鋼などが下落した。上昇は空運業、海運業など。
     
    個別では、売買代金首位となったレーザーテックが安く、1〜9月期が最終減益だった協和キリンが大幅安。キーエンス、村田製作所も軟調。任天堂も売りに押された。KDDI、ダイキン、テルモ、オリンパス、三井物産が値を下げ、AGCも冴えない。ブイキューブがストップ安に売り込まれ、関西スーパーマーケットも大幅安。日立造船、双日も下げた。
     
    半面、業績上方修正のTDKは8%超、京セラは5%超の上昇。日本郵船、ネクソン、リクルート、富士フイルム、エーザイが高く、東京エレクトロンも上昇した。ファーストリテイリングも買いが優勢だった。富士通が物色人気を集め、ベイカレント・コンサルティングも大きく買われた。デクセリアルズがストップ高となり、IMAGICA GROUPも値幅制限いっぱいに買われた。
     
    東証2部株価指数は前日比12.88ポイント安の7670.78ポイントと反落した。
    出来高2億4049万株。値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は202となった。
     
    個別では、パシフィックネット、山喜、フォーシーズホールディングス、朝日印刷、イムラ封筒など11銘柄が年初来安値を更新。内海造船、SDSホールディングス、アートスパークホールディングス、マーチャント・バンカーズ、東邦金属が売られた。
     
    一方、シャルレがストップ高。テクノスマート、キョウデン、Jトラスト、カンダホールディングス、東急レクリエーションなど6銘柄は年初来高値を更新。クシム、玉井商船、サンユウ、JMACS、松尾電機が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比4円27銭高い4003円02銭だった。
    ジャスダック市場にも買い気が波及した。ただ、国内では明日3日が文化の日の祝日で東京市場が休場となるうえ、米国で連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表が控えていることから、積極的な買いは続かなかった。前日と同様に決算を受けた個別株物色が中心の相場展開となった。田中化研やマクドナルドが上昇した。半面、フェローテクやウエストHDは下落した。
    前日に日経平均株価が大幅高となった反動で、この日の大型株は上値が重く、値動きの良い小型株に資金が集まった。岸田文雄首相が記者会見で消費喚起策に取り込む意向を示したことを受けて「経済再開関連銘柄が買われた」という。
    ジャスダック市場の売買代金は概算508億円、売買高は8063万株だった。値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は303となった。
     
    個別では、シーズメン、ケイブ、シリウスビジョンがストップ高。ユークス、かんなん丸は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、メルディアDC、ウルトラファブリックス・ホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、インヴァストなど9銘柄は年初来高値を更新。田中化学研究所、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ、フジタコーポレーション、ネクスグループ、小田原エンジニアリングが買われた。
     
    一方、地域新聞社、テラ、エフティグループ、メディカル一光グループ、ほぼ日など17銘柄が年初来安値を更新。テクノホライゾン、白鳩、八千代工業、CAICA DIGITAL、ジオコードが売られた。


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比7.49ポイント高い1138.58だった。
    好材料が出た銘柄を中心に物色された。値動きの軽さに着目した個人投資家の買いも入った。
    倉庫のマッチング会社と業務提携すると発表したリベロが買われた。シャノンは制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。一方、GWやアイドマHDが下落した。
    値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は166となった。
     
    個別では、ドリコム、シャノン、クックビズ、INCLUSIVE、デジタリフトがストップ高。ENECHANGE、エスユーエスは一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、シリコンスタジオ、グローバルウェイ、プラスアルファ・コンサルティング、ビジョナルなど16銘柄は年初来高値を更新。ブティックス、リビングプラットフォーム、サーキュレーション、HENNGE、リベロが買われた。
     
    一方、グローバルウェイが一時ストップ安と急落した。ジェイフロンティア、アンビション DX ホールディングス、Aiming、sMedio、クリーマなど19銘柄は年初来安値を更新。フーバーブレイン、キャンバス、Jストリーム、メタリアル、アジャイルメディア・ネットワークが売られた。

     


    2日午前の日経平均株価は反落し、前日比66円59銭安の2万9580円49銭で終えた。
    前日に日経平均が750円あまりの急騰をみせた反動で、主力株中心に戻り売りや目先筋の利益確定売りに押されるものが目立った。しかし、朝方に200円近く下げたもののその後は下げ渋る展開となり、前引け時点では66円の下げにとどまっている。本格化する企業の決算発表を横目に好決算銘柄を物色する動きが全体相場を支える展開となった。
     
    日本時間4日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えており、積極的に持ち高を傾ける動きは限られた。
     
    日経平均は寄り付き直後に2万9500円を下回った後は下げ渋った。1日の米株式市場で主要3指数が最高値を更新するなど米国株の上昇基調が続いている。国内では、岸田文雄政権が打ち出す経済対策への注目が集まっている。日本株を売り急ぐ動きが出にくいとともに、下値では押し目と見た買いが入った。
     
    前日に今期業績見通しを発表したTDKや京セラがともに大幅高となり、2銘柄で日経平均を約71円押し上げた。一方、1〜9月期が最終減益となった協和キリンは7%安だった。
     
    JPX日経インデックス400とTOPIXも下落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3561億円、売買高は5億7245万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1370、値上がりは699、変わらずは112銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は保険業、不動産業、非鉄金属などが下落。上昇は空運業、海運業、卸売業など。
     
    個別では、きょうも売買代金首位となっているレーザーテックだが、利益確定売りに押される展開となったほか、キーエンス、任天堂、AGCも値を下げた。ブイキューブ、日立造船の下げも目立つ。KDDI、ダイキン、テルモ、オリンパスが下落した。
     
    半面、日本郵船がしっかり、TDKも上昇。東京エレクトロン、ソフトバンクG、ネクソン、富士フイルムが高く、富士通も買いを集めた。ベイカレント・コンサルティングは大幅高。デクセリアルズがストップ高に買われ、アドウェイズも値を飛ばした。
     
     
    東証2部株価指数は前日比8.21ポイント高の7691.87ポイントと続伸した。
    出来高1億3266万株。値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は160となった。
     
    個別ではシャルレがストップ高。テクノスマート、キョウデン、Jトラスト、カンダホールディングス、東急レクリエーションなど6銘柄は年初来高値を更新。クシム、玉井商船、JMACS、TBグループ、三社電機製作所が買われた。
     
     一方、パシフィックネット、山喜、フォーシーズホールディングス、イムラ封筒、アサヒペンなど7銘柄が年初来安値を更新。内海造船、東邦金属、エヌリンクス、ニッチツ、SDSホールディングスが売られた。
     

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比14円13銭高い4012円88銭となった。好業績銘柄に買いが入っている。人気銘柄に投資資金が集中し、株価指標面ではやや過熱感のある銘柄が多いのも気になるところ。一方、物色圏外で割安放置ぎみの有力テック株が散見され、中長期的にはこうした銘柄にも投資妙味がありそうだ。
    スマートフォンゲーム開発会社との資本提携を発表したケイブは気配値をストップ高水準まで切り上げた。フェローテクが上昇した。半面、Tホライゾンやセリアは下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で273億円、売買高は5279万株。値上がり銘柄数は272、値下がり銘柄数は261となった。
     
    個別ではシリウスビジョン、かんなん丸がストップ高。ユークスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、メルディアDC、ウルトラファブリックス・ホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、インヴァストなど7銘柄は年初来高値を更新。田中化学研究所、川崎地質、京写、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ、東洋合成工業が買われた。
     
    一方、地域新聞社、テラ、エフティグループ、メディカル一光グループ、ソフトウェア・サービスなど12銘柄が年初来安値を更新。CAICA DIGITAL、テクノホライゾン、エフアンドエム、ガーラ、プラコーが売られた。



    東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比12.35ポイント高い1143.44だった。好材料の出た銘柄を中心に買いが入った。
    売買代金トップのアスタリスクが上値追いの勢いを強めているほか、電気自動車(EV)充電器を設置する新サービス開始を発表したエネチェンジなども大幅高となっている。一方、GWやJTOWERが下落した。
    強い成長期待が新興株を押し上げているが、本日は主力大型株の様子見ムードから物色の矛先が向いている面もあるだろう。市場では「東証1部の大型株が軟調ななか、個人投資家は値動きの軽い中小型株に資金を振り向けた」との声があった。
    値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は143となった。
     
    個別では、デジタリフトがストップ高。ENECHANGEは一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、シリコンスタジオ、グローバルウェイ、プラスアルファ・コンサルティング、ビジョナルなど13銘柄は年初来高値を更新。リベロ、エスユーエス、日本ホスピスホールディングス、アスタリスク、Branding Engineerが買われた。
     
    一方、ジェイフロンティア、sMedio、モビルス、メドレー、ランサーズなど14銘柄が年初来安値を更新。フーバーブレイン、ユニフォームネクスト、Jストリーム、キャンバス、霞ヶ関キャピタルが売られた。

    【寄り付き概況】


     
    2日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比184円68銭安の2万9462円40銭だった。前日に700円超値上がりした反動で、戻り売りが先行している。
    もっとも、岸田文雄首相が11月中旬に経済対策をまとめると表明しており、今後の財政出動による国内経済の回復期待が根強い。下げ幅は限られている。
     
    前日の米国株市場では、NYダウが3連騰で一時3万6000ドル台に乗せるなど好調で最高値街道をまい進、ナスダック総合指数とS&P500指数いずれも上昇しており、3指数揃って連日の最高値となった。リスクオンの流れが続いているが、目先筋が利益確定を優先する動きも表面化しやすい。
    本格化する国内主要企業の決算発表を見極めたいとの思惑や、きょうから2日間の日程で行われるFOMCとパウエルFRB議長の記者会見を前に様子見ムードも台頭しそうだ。
     
    東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=114円台前半(1日は1ドル=114円42−43銭)、1ユーロ=132円台の前半(同132円31−35銭)で取引されている。

     


    「主要3指数は揃って連日での過去最高値を更新」

    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って連日での過去最高値を更新。
    NYダウは取引時間中に初めて3万6000ドルを突破。
    「米景気や企業業績に対する楽観が拡大した」との解釈。
    景気敏感株を中心に買われボーイングが4%、ダウは3%上昇。
    インテルやキャタピラーも高い。
    テスラは8.5%上昇
    長期金利が一時1.6%まで上昇したことから金融セクターも好調。
    「何でもアリ」の印象。
    米主要500社の56%が決算発表を通過。
    そのうち82%の企業で1株利益が市場予想を上回った。
    小型株中心のラッセル2000指数は2.7%高。
    8月下旬以来の大幅な上昇率となった。
    ISM製造業景気指数は60.8と前月の61.1から低下。
    市場予想の60.5を下回った。
    10年国債利回りは1.561%。
    2年国債利回りは0.501%。
    ドル円は114円水準。
    WTI原油中心限月12月物は前日比0.84ドル(0.6%)高の84.05ドル。
    SKEW指数は144.73→148.09→145.81。
    恐怖と欲望指数は72→77。

    週明けのNYダウは94ドル(0.26%)高の35913ドルと3日続伸。
    高値は36009ドル、安値35797ドル。
    NASDAQは97ポイント(0.63%)高の15595ポイントと6日続伸。
    高値は15598ポイント、安値15470ポイント。
    S&P500は8ポイント(0.18%)高の4613ポイントと3日続伸。
    高値は4620ポイント、安値4595ポイント。
    ダウ輸送株指数は36ポイント高の15943ポイントと反発。
    SOX指数は1.59%高の3506ポイントと3日続伸。
    VIX指数は16.416。
    合算売買高は105億株(前日111.2億株、過去20日平均103億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比20円高の29570円。
    ドル建ては大証日中比40円高の29590円。
    ドル円は113.98円。
    10年国債利回りは1.561%。
    2年国債利回りは0.501%。

    「空売り比率は26日ぶりに40%割れ」

    週明けの日経平均は寄り付き438円高。
    終値752円高の29647円と続伸。
    日足は2日連続で陽線。
    10月20日のザラバ高値29489円を上抜いて29000円台。
    TOPIXは2.18%高と続伸。
    東証マザーズ指数は2.17%高と反発。
    日経ジャスダック平均は0.36%高と反発。
    東証1部の売買代金は3兆28258億円(前日3兆5318億円)。
    値上がり1901銘柄(前日1026銘柄)。
    値下がり2432銘柄(前日10523銘柄)。
    新高値65銘柄(前日38銘柄)。
    新安値24銘柄(前日87銘柄)。
    騰落レシオは86.10(前日78.86)。
    NTレシオは14.41倍(前日14.44倍)。
    104日連続で14倍台。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    下向きの25日線(28761円)からは△2.70%(前日△0.36%)。
    5日連続で上回った。
    横這いの75日線は28575円。42日連続で上回った。
    右肩上がりの200日線(28854円)からは△0.17%(前日△0.05%)。
    2日連続で上回った。
    右肩上りの5日線(29091円)から△1.54%。3日ぶりに上回った。
    13週線(28924円)は26週線(28648円)を上抜いた。
    7月第1週以来になる。52週線は28480円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.741%(前日▲16.417%)。
    買い方▲6.877% (前日▲8.155%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.985%(前日▲8.051%)。
    買い方▲20.799% (前日▲21.711%)。
    空売り比率は38.8%(26日ぶりに40%割れ:前日40.1%)。
    空売り規制なしの比率は8.3%(前日7.0%)。
    日経VIは20.26(前日21.88)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.32倍(前日14.08倍)。
    前期基準では19.18倍。
    EPSは2070円(前日2060円)。
    BPSは22459円(前日22397円)
    日経平均の益回りは6.98%。
    225のPBRは1.32倍。
    BPSは22459円(前日22397円)
    日経平均の益回りは6.98%。
    10年国債利回りは0.090%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.54倍。
    前期基準では21.77倍。
    PBRは1.35倍。
    東証1部単純平均株価は47円高の2494円。
    東証1部売買単価は2562円(前日は2256円)。
    東証1部時価総額は758兆円(前日は742兆円)。
    50日連続で700兆円台。
    ドル建て日経平均は259.56(前日254.40)。
    週明けのシカゴ225先物は大証日中比20円高の29570円。
    高値29665円、安値29155円。
    大証先物夜間取引終値は日中比10円高の29560円。
    気学では「上寄り売り、下放れ買いの逆向かい良し」。
    木曜は「前場安いと後場高の日」。
    金曜は「人気に逆行して動く日」。
    右肩下がりのボリンジャーのプラス1σが29380円。
    プラス2σが29999円。マイナス1σが28142円。
    一目均衡の雲の上限が29530円。下限が28875円。8日ぶりに雲の上に浮上。
    勝手雲の上限は28877円。下限が28854円。
    2日連続で勝手雲の上。勝手雲は今日白くねじれる。
    RSIが67.92(前日56.03)。RCIが61.81(前日61.81)。
    衆議院解散の10月14日の日経平均終値は28550円。
    衆院選公示の10月19日の同終値は29215円。
    11月は過去9年連続でプラス。NYも一昨年まで8年連続上昇。
    衆議院解散の10月14日の日経平均終値は28550円。
    衆院選公示の10月19日の同終値は29215円。
    11月は過去9年連続でプラス。
    NYも一昨年まで8年連続上昇。

    《今日のポイント11月2日》

    (1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って連日での過去最高値を更新。
       10年国債利回りは1.561%。
       2年国債利回りは0.501%。
       ドル円は114円水準。
       SKEW指数は144.73→148.09→145.81。
       恐怖と欲望指数は72→77。

    (2)ダウ輸送株指数は36ポイント高の15943ポイントと反発。
       SOX指数は1.59%高の3506ポイントと3日続伸。
       VIX指数は16.416。
       合算売買高は105億株(前日111.2億株、過去20日平均103億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比20円高の29570円。

    (3)東証1部の売買代金は3兆5318億円(前日5兆699億円)。
       新高値38銘柄(前日36銘柄)。
       新安値87銘柄(前日102銘柄)。
       騰落レシオは78.86(前日85.40)。
       NTレシオは14.44倍(前日14.41倍)。
       サイコロは7勝5敗で58.33%。

    (4)下向きの25日線(28761円)からは△2.70%(前日△0.36%)。
       5日連続で上回った。
       横這いの75日線は28575円。42日連続で上回った。
       右肩上がりの200日線(28854円)からは△0.17%(前日△0.05%)。
       2日連続で上回った。
       右肩上りの5日線(29091円)から△1.54%。3日ぶりに上回った。
       13週線(28924円)は26週線(28648円)を上抜いた。
       7月第1週以来になる。52週線は28480円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.741%(前日▲16.417%)。
       買い方▲6.877% (前日▲8.155%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲9.985%(前日▲8.051%)。
       買い方▲20.799% (前日▲21.711%)。

    (6)空売り比率は38.8%(26日ぶりに40%割れ:前日40.1%)。
       空売り規制なしの比率は8.3%(前日7.0%)。
       日経VIは20.26(前日21.88)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.32倍(前日14.08倍)。
       EPSは2070円(前日2060円)。
       BPSは22459円(前日22397円)
       日経平均の益回りは6.98%。

    (8)東証1部時価総額は758兆円(前日は742兆円)。
       ドル建て日経平均は259.56(前日254.40)。

    (9)右肩下がりのボリンジャーのプラス1σが29380円。
       プラス2σが29999円。マイナス1σが28142円。
       一目均衡の雲の上限が29530円。下限が28875円。8日ぶりに雲の上に浮上。
       勝手雲の上限は28877円。下限が28854円。
       2日連続で勝手雲の上。勝手雲は今日白くねじれる。
       RSIが67.92(前日56.03)。RCIが61.81(前日61.81)。
       衆議院解散の10月14日の日経平均終値は28550円。
       衆院選公示の10月19日の同終値は29215円。
       11月は過去9年連続でプラス。NYも一昨年まで8年連続上昇。
       衆議院解散の10月14日の日経平均終値は28550円。
       衆院選公示の10月19日の同終値は29215円。


    今年の曜日別勝敗(11月1日まで)

    月曜24勝17敗
    火曜23勝18敗
    水曜16勝27敗
    木曜22勝17敗
    金曜22勝20敗



    (兜町カタリスト櫻井)



    2日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万9500円−2万9800円を想定する。
    NYダウ平均は94ドル高の35913ドルで取引を終えた。
    日経平均株価は、きのう1日に大幅に続伸した動きが継続するとみられる。米国株の上昇は安心材料ではあるが、11月FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を前にして、東京株式市場はあす3日が「文化の日」の祝日で休場。FOMC前の米国株が強ければ強いほど、FOMCでいったんクールダウンするとの警戒は強まりやすいため、日本株の上値は重いと予想する。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=114円前後(1日は114円42−43銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同132円31−35銭)と小動き。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比20円高の2万9570円だった。



    【好材料銘柄】

    ■アドウェイズ <2489>
    今期経常を2.7倍上方修正、配当も2.51円増額。

    ■アグレ都市デザイン <3467>
    上期経常が5.3倍増益で着地・7-9月期も31%増益。

    ■ケイブ <3760>
    スマートフォンゲーム開発運営会社でらゲーと資本提携。でらゲーを割当先とする65万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は908円。

    ■ENECHANGE <4169>
    「エネチェンジEV充電サービス」を提供開始。駐車スペースを持つオーナー向けにEV普通充電器を設置するサービス。

    ■デクセリアルズ <4980>
    今期経常を68%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。発行済み株式数(自社株を除く)の2.34%にあたる150万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施。また、反射防止フィルム生産体制の増強に向けた設備投資を実施する。

    ■日本製罐 <5905>
    上期経常は6.5倍増益・通期計画を超過。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.88%にあたる1万2000株(金額で1700万円)を上限に自社株買いを実施する。

    ■Branding Engineer <7352>
    11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

    ■かんなん丸 <7585>
    「VANSAN Italian Kitchen」を展開するVANSANとフランチャイズ契約を締結。

    ■日新 <9066>
    今期経常を62%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。

    ■井村屋グループ <2209>
    上期経常を2.3倍上方修正。

    ■サンバイオ <4592>
    慢性期の運動機能障害を有する外傷性脳損傷患者を対象とした評価指標の比較データをExpert Review of Neurotherapeutics誌に発表。

    ■AGC <5201>
    今期税引き前を11%上方修正。

    ■ヤマシナ <5955>
    上期経常が3.2倍増益で着地・7-9月期も2.9倍増益。

    ■TDK <6762>
    今期税引き前を8%上方修正。



    【主な経済指標・スケジュール】

    2(火)
    【国内】
    10月マネタリーベース(8:50)
    日銀金融政策決定会合議事要旨(9/21〜9/22開催分)
    《決算発表》
    ZHD、三井物、花王、日本製鉄、丸紅、三菱ケミHD、ヤマハ、JR西日本、住友電、JAL、
    アズビル、東ソー、横河電、王子HD、双日、ニチレイ、JR九州、日ユニシス、コニカミノルタ、ウシオ電、マブチ、サンリオ、宇部興、レンゴー、フジミインコ、東京精、日鉄物産、船総研HD、ダイヘン、ジョイ本田、兼松、三井海洋、理想科

    【海外】
    FOMC(〜11/3)
    《米決算発表》
    ファイザー、デュポン、アムジェン、デボン・エナジー

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    1日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は上値の重い動きに。東京時間帯での上昇を受けた買い方のポジション調整に押される形で軟調に推移し、概ね114円を挟んだ比較的狭いレンジ内で取引された。この日は東京時間帯において、衆議院総選挙で自民党が予想を上回る議席獲得し絶対安定多数確保となったことでリスク選好の動きから円売りが先行し、一時114.460円まで上昇する場面がみられていた。
     
    しかし、欧米時間帯では、2〜3日にかけて開催されるFOMCや5日の米雇用統計を控えて見送りムードが強まる中で、ポジション調整主導の流れへと変化し、上昇幅縮小を余儀なくされた。テクニカル面で米ドル円は、5日移動平均線(113.883円)を上抜く格好に。同線がサポートとして機能するのか注視したい。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

    [株価材料]
     
     
    ■英首相、脱石炭訴え COP26 米大統領「この10年が重要」
     
    ■新規入国の水際対策を緩和 ビジネス目的、待機を最短3日に
     
    ■アジアでLNG急騰一服 最高値比2割安 欧州天然ガス下落で
     
    ■コロナ第6波の備え急ぐ 病床確保へ交付金積み増し
     
    ■山崎製パン<2212>
    食パン・菓子パン247品目値上げ 来年1月から
     
    ■東レ<3402>
    4〜9月 事業益2倍の700億円へ 高機能樹脂けん引
     
    ■塩野義<4507>
    コロナワクチン 最終治験を今月開始
     
    ■ウェザーニューズ<4825>
    気象データで再生エネ促進
     
    ■三菱電機<6503>
    液晶テレビから事実上撤退 採算改善できず
     
    ■トヨタ<7203>
    AIで磁石探索 車載モーターの希土類削減
     
    ■伊藤忠<8001>
    今期、純利益7割増の6700億円へ DX需要取り込む
     
    ■住友商事<8053>
    バイオエチレン事業化へ CO2由来、米新興に出資
     
    ■三菱地所<8802>
    豪の高層ビル開発参入 カナダ社と共同
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    フォートレス売却含む複数の選択肢検討
     


    1日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比94ドル28セント高の3万5913ドル84セントで終えた
    ダウ平均を含む主要3株価指数は連日で過去最高値を更新した。
     
    米企業の7〜9月期決算が佳境を迎える中、市場予想を上回る好業績の発表が相次ぎ、市場心理を支えている。ダウ平均はこの日、景気動向に左右されやすい素材や資本財などの銘柄がけん引し、おおむねプラス圏で推移。取引時間中には史上初めて3万6000ドル台に乗せた。
    米主要500社の約半数が決算発表を終え、このうち8割以上の社が市場予想を上回っている。
     
    QUICK・ファクトセットの前週末のまとめによると、米主要500社の56%が2021年7〜9月期決算の発表を終え、そのうち82%の企業で1株利益が市場予想を上回った。1日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の米製造業景況感指数は60.8と市場予想(60.3)を上回り、好不況の境目とされる50を大幅に上回った。
     
    景気敏感株を中心に買われ、航空機のボーイングが4%近く、化学のダウは3%近く上昇した。半導体のインテルや建機のキャタピラーも高い。米長期金利が一時、前週末比0.05%高い1.60%を付け、利ざや改善期待から金融のゴールドマン・サックスも買われた。ダウ平均は上げ幅を190ドルに広げる場面があった。
     
    買い一巡後は上値が重い展開となった。米連邦準備理事会(FRB)は3日のFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)の決定を発表する見通し。会合後に出る声明やパウエル議長の記者会見でインフレへの認識を確認したい投資家が多く、積極的な買いが手控えられた。
     
    米主要3株価指数が過去最高値圏にあり、短期的な過熱感から利益確定売りも出やすかった。米長期金利の上昇を受け、相対的な割高感が意識されやすかった高PER(株価収益率)のハイテク株は売りが優勢だった。ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルは下げた。
     
    ナスダック総合株価指数は6日続伸し、前週末比97.526(0.6%)ポイント高の1万5595.915と連日で過去最高値を更新した。オランダでの充電設備のネットワーク構築を発表し、業績拡大期待が続いた電気自動車のテスラが8%強上げた。交流サイトのメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)や半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も買われた。
     
    S&P500種株価指数は3日続伸し、前週末比8.29ポイント(0.2%)高の4613.67で終えた。連日で過去最高値を更新した。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    35,913.84+94.28
    S&P500種
    4,613.67+8.29
    ナスダック
    15,595.915+97.526
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,795.80+11.90
    NY原油(ドル/バレル)
    83.84+0.27
    円・ドル
    113.98 - 114.03−0.44
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】

     
    1日のシカゴ日経平均先物は大幅に続伸した。12月物は前週末比580円高の2万9570円で引け、1日の大取終値を20円上回った。1日の米株式市場で
    NYダウ平均は、11月に入り新規投資や良好な企業決算を好感した買いが続き、寄り付き後上昇。高値付近からは利益確定の売りが重しとなり一時下落に転じるも押し目での買い意欲も強く上げを回復。電気自動車テスラ(TSLA)の上昇にも支援され引けにかけて上げ幅を拡大し、主要株式指数は連日で史上最高値を更新し買いを支えた。1日の大阪取引所で衆院選の結果を受け上昇した地合いを引き継いだ買いも入った。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    29570 ( +20 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    29590 ( +40 )
    ( )は大阪取引所終値比
     


    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7288.62(+51.05)
    1日のFTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。前週末の終値に比べ51.05ポイント(0.7%)高の7288.62と、終値ベースで2020年2月以来、約1年8カ月ぶりの高値で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。医薬品株と銀行株が買われ、株価指数を押し上げた。英イングランド銀行(中央銀行)の利上げ観測を追い風に金融株が上げを主導する半面、住宅ローンの上昇見通しを嫌気して住宅関連株は売られた。
     
    個別銘柄では、通信のBTグループは4%超上昇した。年間のコスト削減目標を1年半前倒しで達成したことが買い材料となった。衣料小売りのネクストの上昇も目立った。
     
    一方、サイバーセキュリティのダークトレースは15%下げた。住宅大手はバラット・デベロップメンツが2.9%安、同テイラー・ウィンペイが2.6%安、バークリーが2.3%安となった。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15806.29(+117.52)
    1日のドイツ株式指数(DAX)は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末と比べて117.52ポイント(0.8%)高の1万5806.29だった。
     
    個別では、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズの上昇が目立った。香料のシムライズは、アナリストによる株価目標引き上げが好感され買われた。航空機のエアバスは下落した。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6893.29(+62.95)
     
     
     

11月02日 毎日コラム
【重要】株価急落時の心構え
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