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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,239.66 +153.86 04/27
ナスダック総合
15,927.90 +316.14 04/27


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06月23日 マーケットコメント


     
    24日の日経平均は小反発。終値は前日比0.3円高の2万8875円だった。
    前日の米国株に目立った動きはなかったが、ナスダック指数が上がったことや1ドル=111円台に入った円安が好感されて、序盤のマイナス発進から徐々にプラス圏に切り返す底堅い展開。
    一方、新型コロナの変異株拡大や東京五輪で一段と感染が広がることへの懸念から上値も買いにくい。足元ではすでに感染拡大期に入っているようで、経済圧迫要因としてのマイナス面が意識されている。
     
    25日の日経平均株価は、手がかり材料に乏しいなか、週末要因も重なり、見送りムードが強まりそうだ。
    日経平均株価は22日に大幅反発を演じた後、2万9000円近辺では戻り待ちの売りに、上値を抑えられる格好にある。米国株式市場で、FRB(米連邦準備制度理事会)高官らの講演などが相次ぐこともあり、様子見ムードが強まる可能性もある。一方で、新型コロナワクチン接種拡大による、経済正常化の期待から、下値は堅そうだ。
    来週は6月最終週で、月内最終日が下げの特異日であることを踏まえると、今は押し目を待って、下げたところを丹念に拾う戦略が有効だろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
     
    29616.02  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29559.99  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29471.01  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29164.90  ボリンジャー:+1σ(25日)
    29068.38  75日移動平均線
    29059.83  13週移動平均線
    28961.89  26週移動平均線
    28935.02  均衡表雲上限(日足)
     
    28875.23  ★日経平均株価24日終値
     
    28858.79  25日移動平均線
    28771.27  6日移動平均線
    28689.56  均衡表基準線(週足)
    28638.36  均衡表転換線(日足)
    28638.36  均衡表基準線(日足)
    28629.96  均衡表雲下限(日足)
    28559.67  ボリンジャー:-1σ(13週)
    28552.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
    28535.22  均衡表転換線(週足)
     
     
     
    ローソク足は小陽線で終了し、胴体部分と上下のヒゲがいずれも短い「コマ」を示現。RSI(14日ベース)が48.95%と中立圏中央付近にとどまったこともあり、売り買いの拮抗状態が窺える。終値が上向きの25日線をわずかに上回ったが、ザラ場高値と安値はともに前日水準を下回り、25日線付近での強弱の対立を示している。一目均衡表では、22日に重なった基準線と転換線が横ばいで引け、目先のもみ合い継続を示唆している。
     

    【大引け概況】
    24日の日経平均株価は小幅反発し、前日比34銭高の2万8875円23銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:26 容量:12.72M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    市場では相場の強弱感が対立し、方向感の乏しい展開だった。前日比での騰落幅としては終日売買停止のあった2020年10月1日を除くと、17年10月31日(06銭安)以来の小ささだった。
     
    前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウが3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数が最高値を更新した。朝方に日経平均は先物主導で安く始まったものの、その後は急速に下げ渋り、前引け時点では45円あまり高くなった。
    外国為替市場では円安・ドル高が進み、輸出採算が改善するとの見方から、自動車の買いにつながった。鉄鋼や銀行といった景気敏感銘柄の一部にも買いが入った。指数寄与度の高いソフトバンクGの上昇が寄与する形となった。
     
    ただ、後場寄りから全般再び軟化しマイナス圏に沈む展開に。半導体関連や電子部品株などの一角に利益確定の売りが出て指数を押し下げた。新型コロナウイルスの変異型に対する警戒感も上値を重くしている。
     
    鉄道や不動産、百貨店など内需関連銘柄の弱さが目立った。新型コロナウイルスは感染力の高い変異型に置き換わりつつある。東京五輪・パラリンピックを機に人の動きが増え、国内の感染が再び拡大することへの懸念もあって、ワクチン接種の広がりに伴い経済活動が正常化するとの観測から買われていた銘柄に売りが出た。
     
    米国の金融政策を巡っては、早期利上げ観測は和らいだものの、なお政策運営に不透明な要素が多い。積極的に運用リスクをとるムードに傾きにくく、上値の重さが目立った。
     
    JPX日経インデックス400は小幅続落した。東証株価指数(TOPIX)も続落し、2.04ポイント安の1947.10で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆9475億円。売買高は8億4248万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は924、値下がりは1155、変わらずは114だった。

     

    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇した。空運業、陸運業、不動産業などは下落。
     
    個別では、全体薄商い相場のなかで断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループが上昇、エーザイも買いが優勢だった。任天堂も堅調、エムスリー、富士通、ホンダ、トヨタも高かった。ディー・エル・イーが値上がり率トップに買われ、オリバーも大幅高。イーレックスも上昇した。野村マイクロ・サイエンスが買いを集め、しまむらなども高い。
     
    半面、三越伊勢丹は3%超下落した。アドテストや東エレクも安かった。レーザーテックがマイナス圏で引け、タムラ製作所が大幅安。キーエンスも値を下げた。三菱地所、日本航空、JR東日本、JR西日本が売りに押され、オリエンタルランドも軟調。ジェイリースが急落、メディカル・データ・ビジョンなども大きく値を下げた。Robot Home、ペッパーフードサービスなどの下げも目立った。
     
    東証2部株価指数は前日比5.55ポイント高の7617.10ポイントと3日続伸した。
    出来高1億8023万株。値上がり銘柄数は204、値下がり銘柄数は194となった。
     
    個別では、東京コスモス電機がストップ高。さいか屋は一時ストップ高と値を飛ばした。トラスト、リバーホールディングス、オーナンバ、岡本工作機械製作所、タカトリなど12銘柄は年初来高値を更新。三社電機製作所、黒田精工、東京ソワール、セキド、サンテックが買われた。
     
     一方、技研ホールディングス、ギグワークス、オーケーエム、ユーピーアール、マルヨシセンターなど6銘柄が年初来安値を更新。ウイルテック、デュアルタップ、日本アビオニクス、バイク王&カンパニー、東京ボード工業が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比7円40銭安い3952円13銭だった。
    買い一巡後は売りに押されじりじりと上げ幅を縮小、大引け直前には値を崩してマイナス圏に転じた。前日まで高値更新劇を続けジャスダック市場での刺激役にもなっていたシキノハイテックやMipoxなど、一部の半導体関連株が大きく売られたことも全体の重しになったようだ。他では、ハーモニックや東映アニメが下落した。半面、ワークマンやCiメディカは上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で708億円、売買高は7014万株。値上がり銘柄数は262、値下がり銘柄数は325となった。
     
    24日にジャスダックに上場したアルマードは公開価格(880円)を下回る861円で初値を付け、初値を上回って終えた。同じくジャスダックに上場したHCSHDは公開価格(1800円)を上回る2210円で初値を付け、終値は初値を下回った。
     
    個別ではインターライフホールディングス、ドーン、データ・アプリケーション、チエル、アピリッツなど14銘柄が年初来安値を更新。シキノハイテック、日邦産業、NFKホールディングス、Mipox、テクノホライゾンが売られた。
     
    一方、太洋工業がストップ高。クエストは一時ストップ高と値を飛ばした。オーテック、エヌアイデイ、石光商事、テクノアルファ、システムズ・デザインなど15銘柄は年初来高値を更新。グローバルインフォメーション、室町ケミカル、SIホールディングス、エブレン、ヨンキュウが買われた。


    東証マザーズ指数は前日比0.75ポイント高の1181.24ポイントと3日続伸。
    前場は、東証1部の大型株の値動きが鈍く、マザーズ市場は業績期待の大きい銘柄を中心に買われた。後場は利益確定売りに押され、上値の重い展開で伸び悩んだ。
    メルカリが大幅上昇した。BASEやココナラが買われた。一方、サイバダインやプレイドが下落した。
    値上がり銘柄数は119、値下がり銘柄数は229となった。
     
    23日にマザーズに上場したAIPFは上場2日目のきょう、公開価格(3120円)を上回る9880円で初値を付け、初値を下回って終えた。
     
    24日にマザーズに上場したセレンHDは公開価格(1130円)を上回る1656円で初値を付け、終値は初値を下回った。同じくマザーズに上場したベイシスは買い気配のまま終えた。気配値を公開価格(2040円)の約2.3倍の4695円に切り上げた。
     
    個別では、ティアンドエスが一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、GMOリサーチ、オンコリスバイオファーマ、Delta−Fly Pharma、インパクトホールディングスなど12銘柄は年初来高値を更新。メルカリ、ワンダープラネット、BuySell Technologies、グランディーズ、ジモティーが買われた。
     
    一方、アイ・パートナーズフィナンシャルが一時ストップ安と急落した。アスカネット、シルバーエッグ・テクノロジー、すららネット、ビートレンド、プレイドなど20銘柄は年初来安値を更新。アイドマ・ホールディングス、ジーンテクノサイエンス、Macbee Planet、デコルテ・ホールディングス、ホットリンクが売られた。
     

    「もろもろ」

    その昔、市場関係者は小型材料株ばかりを語っていた。
    誰もが知らないような小さな銘柄を持ち出してああだこうだと。
    確かに変動率は高く、上がる時は驚きを伴って上昇した。
    しかし波が去ったらそれまで。
    その後復活の兆しなど見られず、アッと言う間に市場からは忘れ去られた。
    そんな風潮に嫌気が差し、流動性の高い大型銘柄ばかりを取り扱った時期もある。
    しかし、大型だからと言って安全安心である筈がなく、流動性があっても下落時には同様に下げた。
    そして上がる時は誰よりもゆっくりと上昇するもの。
    ある時からこの縛りを解いた。
    不思議と注目株が大幅高、逆行高することが増えた。
    ここ数年心がけているのは「見たことも聞いこともなく、ましてや行った事のない銘柄は取り扱わない」。
    この方針を「稼足」と称している。
    誰もが名前は知っている大型銘柄をああだこうだと床屋談義のように繰り返すよりはよほどいい。
    それでも、株価というものは加茂の流れや叡山の僧のようにママならないものだが・・・。
    辛口の先輩氏のコメント。
    「昨日は雨が降ったから天気が悪かった、などという発言に何の意味があろうか?
    明日は雨が降らなければお天気だ、くらいしか言えないのではないか?
    所詮相場なんぞは誰にも分からない」。
    一理ある。

    そういえば・・・。
    過去に饒舌に振り返ってみると、弱気が身上の人たちが強気に転向した時はたぶん要注意。
    強気者の強気は、ままあることだが、弱気者が強気になるということはそれこそ目先天井感の印象。
    弱気は弱気のままでいてくれた方が市場の安心感につながる。

    ある市場関係者の癖は「上昇基調の銘柄の押し目狙い」。
    彼らは「中長期上昇基調だが、目先は下落局面の銘柄」に注目することが多い。
    しかし、1週間先の株価の上下で勝負をしている場合はこれでは間に合う可能性が少ない。
    今下落基調の株価が5日で変わるかどうかといえば結構難しいもの。
    今上昇基調の銘柄の反落の可能性よりも、時間がかかる筈。
    もっとも、この長期上昇目先下落基調の銘柄は選択しやすいことは間違いない。
    目先の高値を覚えているし、それよりも安いのだから自分に対して説明がつけやすい。
    ただし多くの人が嵌る呪縛でもある。
    極端な安値圏ならイザ知らず、下がっている銘柄よりも上がっている銘柄の方が更に上がりやすいもの。
    「株は安い時に買えば儲けやすいもの」だが、しかし時間がかかるという覚悟は必要だろう。

    企業取材を日々行っている。
    それに基づいて市況観測をする時間軸は個人的には概ね3ヵ月から半年程度。
    しかし、機関投資家などの運用軸は何年にも渡っている。
    一方で市場が求めている時間軸は今日か明日かせいぜい1週間程度。
    このギャップはなかなか埋まりそうもない。
    「明日動く銘柄」、「今動く銘柄」なんてものが望まれる状況。
    3ヵ月はおろか、3年後に動いている銘柄なんて陳腐でしょう。
    逆に3年後、5年後のパフォーマンスを求めているのに今日や明日の騒音はそれこそ邪魔。
    同床異夢のマネーが同じ市場で戦っている以上は仕方がないのかも知れない。 

    「もっと速く走れよ」。
    高速道路を法定速度で走っているバスなんかに乗っているとよく思うこと。
    しかし、法定速度だから守らなくてはならないし、違反すれば罰金が待っている。
    相場も似たようなものだろう。
    極限までトレンドを求めて止まない世界。
    しかし物事には限界がある。
    毎日値幅制限まで株価が動いていたらそれこそ疲れるもの。
    「ほどほどに」が肝要なのだろうが、「ほどほどに」では満足できないのが投資心理である。

    IR行動の重要性を説く識者は多い。
    そのIRの意義とは学問チックに言えば「投資家と経営者の間のコミュニケーション。 
    証券市場が伝達された情報を用いて行った意思決定の結果である当該企業の評価と
    それに基づく株価の適正化を意図したコントロール」とでもなろう。
    だが綺麗な言葉で飾ってもIRの本質は伝わらない。
    IRの目的は発行企業にしてみれば認知度向上。
    究極的には株価上昇とそれに伴う資本増強および株主数の増加。
    投資家側から言えば、的確なディスクロージャによる投資リターンの確保だろう。
    やさしく言えば・・・。
    「発行体も市場もIR活動の本音は株価の上昇=株主の増加と時価総額の拡大」と言える。
    学問的にではなく、あくまでも実務的になり、そして綺麗ごとでなく
    あくまでも本音で考えれば、何かと難解で悩みの多いIRもそんなに難しいことではない。
    学術的な市場関係者が立ち上げたIR像に惑わされると事の本質が見えなくなる可能性がある。
    要は企業・事業内容の理解促進、適正な株価の形成、企業の認知度向上だ。




    (櫻井)。


    24日午前の日経平均株価は小幅に反発し、前日比45円23銭高の2万8920円12銭で終えた。
    日経平均が朝方安く始まったもののその後に切り返しプラス圏で引けた。米国株市場では主要株指数が隆康町まちで、NYダウは3日ぶり反落となったが、ナスダック総合指数は小幅ながら高く引け最高値を更新したことで、東京株式市場でもリスクを取る動きが徐々に強まった。
    外国為替市場では1ドル=111円台に入る円安が輸出セクターにプラスに働いた。ソフトバンクGが上昇に転じたことも市場のセンチメント改善に寄与したもようだ。
    自動車や機械の一部に買いが入った。ソフトバンクグループ(SBG)が3%超上がったことも日経平均を押し上げた。
     
    ただ、一段と上値を追う動きは限られた。東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染が拡大することへの懸念などから、一部自治体が21時以降の無観客開催を主張している。期間中は経済活動が抑制されるとの見方が根強い。「新型コロナのワクチン接種が進んでも経済活動の正常化には時間がかかり、日本株を積極的に買いにくいムードになっている」との指摘があった。
     
    市場では「世界的には生産活動や貿易が新型コロナウイルス禍の前の水準を回復するなか、日本国内でも設備投資がいずれ上向くとの見方から、景気敏感銘柄の一部に資金が向かっている」との見方を示した。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに小幅に反発した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9803億円、売買高は4億1011万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1107と、全体の約5割を占めた。値下がりは943、変わらずは140だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇。下落は不動産業、空運業、陸運業など。
     
    個別ではソフトバンクグループが断トツの売買代金をこなし高く、エーザイも3%超上昇。任天堂も堅調。ホンダやスズキが買われた。エムスリーも高かった。オリバーが値上がり率トップに買われ、ディー・エル・イーも大幅高。フリューも値を飛ばした。
     
    半面、キーエンス、第一三共や中外薬も安かった。タムラ製作所も利益確定の売りが続いている。マネックスグループも軟調。アドテストやファナックが下落した。ジェイリースが大幅安、メディカル・データ・ビジョンなども大きく値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比23.63ポイント高の7635.18ポイントと3日続伸した。
    出来高は9541万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は165となった。
     
    個別では、東京コスモス電機がストップ高。リバーホールディングス、オーナンバ、岡本工作機械製作所、タカトリ、三社電機製作所など10銘柄は年初来高値を更新。ウインテスト、セキド、東京ソワール、パシフィックネット、フジオーゼックスが買われた。
     
    一方、技研ホールディングス、ユーピーアール、ドリームベッドが年初来安値を更新。バイク王&カンパニー、デュアルタップ、ウイルテック、日本アビオニクス、フレンドリーが売られた。

     

    [概況]


    23日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は堅調に推移。3/31以来に高値を更新し、111円台に突入するなど上値志向の展開となった。引き続き先週のFOMCを受けたFRBのタカ派的なスタンスを意識する流れとなり、ドル買いが先行しやすい地合いに。FOMCメンバーの金利見通しを受け2023年からの利上げスタートがコンセンサスとなる中、時間的には最短で1年半も先の話とはいえ、今後の米国の物価指標や雇用指標の内容如何ではさらなる利上げ前倒しの可能性も意識される状況のようだ。
     
    また、金融政策に関するFRBとの対比で日銀の出遅れ感が強いことも円が売られやすい環境を演出することに。
    テクニカル面で米ドル円は、一目均衡上の基準線および転換線が上向き、両線のサポートが利いて先高期待が高まりやすい状況か。3/31高値(110.980)を上抜いたことも支援材料となりそうだ。


    [提供:AIゴールド証券株式会社]

     


     
    24日午前の東京株式市場は、前日のNYダウ工業株30種平均の下落を映して売りが先行。日経平均株価は前日比63円07銭安の2万8811円82銭と小幅続落して始まった。
     
    前日の欧州株市場が総じて軟調な展開だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅ながら高く引け過去最高値を更新したものの、NYダウが軟調で3日ぶりに反落した。東京市場でも目先買い気が盛り上がりにくい状況にある。日経平均は週初に急落した後に大きく切り返したが、2万9000円近辺では戻り売り圧力の強さが意識されている。
     
    ただ、 東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=111円前後(23日は1ドル=110円87−89銭)、1ユーロ=132円台の半ば(同132円36−40銭)で取引されている。
    ドル買いの動きが強まっており、円安に振れていることはハイテク株にプラス材料となり、日経平均は下値抵抗力も発揮しそうだ。


     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落して始まった。
     
    業種別では、三井不、三菱地所などの不動産株や、郵船、商船三井などの海運株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も安い。
     
    個別では、今期業績の上方修正と公募増資を発表した住友林は下落している。ファストリ、ファナック、アドテストも安い。一方、エーザイや住友鉱、トヨタ、ホンダは上昇している。

     


    「水星の逆行は終了」

    水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
    NYダウとS&P500は小幅続落。
    NASDAQは3日続伸で過去最高値を更新。
    テスラやエヌビディアなど大型グロース(成長)株が上昇をけん引した。
    S&Pのグロース指数は0.01%高、バリュー指数は0.24%安。
    テスラは5.3%上昇。
    太陽光・エネルギー貯蔵施設を利用した充電施設を中国で初めて開設したことを好感。
    年初来ではS&P500は約13%上昇。
    NYダウとNASDAQは約11%上昇。
    「ミーム株」のアルフィが26%安。
    トーチライト・エネルギー・リソーシズは30%安。
    IHSマークイットの6月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は62.6。
    2009年10月以降で最高となった。
    6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は59.2。
    2006年6月以来15年ぶりの高水準となった。
    日本の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.5。
    5月の53.0から低下した。
    10年国債利回りは1.485%。
    2年国債利回りは0.264%。
    ドル・円は一時111.10円と昨年3月以来の高値を付け110円台後半。
    WTI原油先物は0.23ドル(0.3%)高の73.08ドル。
    ビットコインは2.78%高の33467ドル。   
    SKEW指数は160.51→154.85。
    恐怖と欲望指数は32→36。

    水曜のNYダウは71ドル(0.21%)安の33874ドルと3日ぶりに反落。
    NASDAQは18ポイント(0.13%)高の14271ポイントと3日続伸。
    過去最高値を更新。
    S&P500は4ポイント(0.11%)安の4241ポイントと3日ぶりに反落
    ダウ輸送株指数は37ポイント安の14903ポイントと3日ぶりに反落。
    SOX指数は0.37%高の3197ポイントと3日続伸。
    VIX指数は16.32と低下。
    合算売買高は93億株と減少(前日は95億株、過去20日平均は111億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比90円安の28720円。
    ドル建ては大証比日中比65円安の28745円。
    ドル円は110.96円
    10年国債利回りは1.485%。
    2年国債利回りは0.264%。

    水曜の日経平均は寄り付き2円高。
    終値は9円安の28874円と小反落。
    下落率は0.03%。
    日足は2日ぶりに陰線。
    TOPIXは0.53%下落で反落。
    東証マザーズ指数は0.89%上昇で続伸。
    日経ジャスダック平均は0.26%上昇で続伸。
    東証1部の売買代金は2兆2856億円(前日2兆7729億円)。
    7日連続で2兆円超。
    値上がり812銘柄(前日2107銘柄)。
    値下がり1272銘柄(前日69銘柄)。
    新高値79銘柄(前日69銘柄)。
    新安値12柄(前日56銘柄)。
    騰落レシオは99.14(前日97.89)。
    NTレシオは14.81倍(前日14.74倍)。
    17日連続で14倍台。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。
    右肩上がりの25日線(28827円)から△0.16%。
    2日連続で上回った。
    右肩下がりの75日線は29068円。
    5日連続で下回った。
    右肩上がりの200日線(27200円)からは△6.16%(前日△6.31%)。
    右肩下がりの5日線(28750円)から△0.43%。
    2日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.519%(前日▲14.633%)。
    買い方▲6.975%(前日▲6.830%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲3.784%(前日▲3.135%)。
    買い方▲16.480%(前日▲17.100%)。
    空り比率は38.5%(3日ぶりに40%割れ:前日41.4%)。
    空売り規制なしの比率は7.4%(前日9.0%)。
    Quick調査の6月18日時点の信用評価損率は▲8.76%(前々週▲7.90%)。
    5週ぶりに悪化。
    6月18日時点の裁定売り残は2082億円減の2185億円。
    (当限は541億円なので2156億円減)。
    6週連続で減少。
    裁定買い残は557億円増の7808億円。
    (当限は6781億円なので557億円増)。
    2週連続で増加。
    日経VIは19.02(前日20.14)と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日14.11倍)。
    2日ぶりに13倍台。
    前期基準では17.96倍。
    EPSは2068円(前日2047円)。
    2日ぶりに増加。
    225のPBRは1.24倍。
    BPSは23286円(前日23293円)
    日経平均の益回りは7.16%(前日7.09%)。
    配当利回りは1.83%。
    10年国債利回りは0.050%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは16.23倍。
    前期基準では20.98倍。
    PBRは1.32倍。
    東証1部単純平均株価は1円安の2423円。
    東証1部売買単価は2420円(前日は2363円)。
    東証1部時価総額は725兆円(前日は728兆円)。
    33日連続で700兆円超。
    ドル建て日経平均は260.56(前日261.39)。
    水曜のシカゴ225先物終値は大証日中比90円安の28720円。
    高値は28960円、安値は28660円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比80円安の28730円。
    気学では「後場高の日。前場安は買い狙い良し」。
    金曜は「上寄りすると下押す日」。
    ボリンジャーのプラス1σが29168円
    マイナス1σが28487円。
    一目均衡の雲の上限が28935円。
    下限が28629円。
    2日連続で雲の中。
    勝手雲の上限は28921円。
    下限が28531円。
    2日連続で雲の中。
    RSIが47.19(前日49.08)。
    RCIが37.36(前日48.35)。
    水星の逆行は終了。

    《今日のポイント6月24日》

    (1)水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
       NASDAQは3日続伸で過去最高値を更新。
       ドル・円は一時111.10円と昨年3月以来の高値を付け110円台後半。
       10年国債利回りは1.485%。
       2年国債利回りは0.264%。
       SKEW指数は160.51→154.85。
       恐怖と欲望指数は32→36。

    (2)ダウ輸送株指数は37ポイント安の14903ポイントと3日ぶりに反落。
       SOX指数は0.37%高の3197ポイントと3日続伸。
       VIX指数は16.32と低下。
       合算売買高は93億株と減少(前日は95億株、過去20日平均は111億株)。
       225先物CME円建ては大証比日中比90円安の28720円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆2856億円(前日2兆7729億円)。
       新高値79銘柄(前日69銘柄)。
       新安値12柄(前日56銘柄)。
       騰落レシオは99.14(前日97.89)。
       NTレシオは14.81倍(前日14.74倍)。
       サイコロは4勝8敗で33.33%。

    (4)右肩上がりの25日線(28827円)から△0.16%。
       2日連続で上回った。
       右肩下がりの75日線は29068円。
       5日連続で下回った。
       右肩上がりの200日線(27200円)からは△6.16%(前日△6.31%)。
       右肩下がりの5日線(28750円)から△0.43%。
       2日連続で上回った。

    (5)空り比率は38.5%(3日ぶりに40%割れ:前日41.4%)。
       空売り規制なしの比率は7.4%(前日9.0%)。
       Quick調査の6月18日時点の信用評価損率は▲8.76%(前々週▲7.90%)。
       5週ぶりに悪化。
       6月18日時点の裁定売り残は2082億円減の2185億円。
       (当限は541億円なので2156億円減)。
       6週連続で減少。
       裁定買い残は557億円増の7808億円。
       (当限は6781億円なので557億円増)。
       2週連続で増加。
       日経VIは19.02(前日20.14)と低下。

    (6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.519%(前日▲14.633%)。
       買い方▲6.975%(前日▲6.830%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲3.784%(前日▲3.135%)。
       買い方▲16.480%(前日▲17.100%)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.96倍(前日14.11倍)。
       EPSは2068円(前日2047円)。
       BPSは23286円(前日23293円)
       日経平均の益回りは7.16%(前日7.09%)。

    (8)東証1部時価総額は725兆円(前日は728兆円)。
       ドル建て日経平均は260.56(前日261.39)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが29168円
       マイナス1σが28487円。
       一目均衡の雲の上限が28935円。
       下限が28629円。
       2日連続で雲の中。
       勝手雲の上限は28921円。
       下限が28531円。
       2日連続で雲の中。
       RSIが47.19(前日49.08)。
       RCIが37.36(前日48.35)。
       水星の逆行は終了。

    今年の曜日別勝敗(6月24日まで)

    月曜15勝8敗
    火曜13勝10敗
    水曜10勝15敗
    木曜15勝7敗
    金曜11勝13敗

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    アステリア(3853)・・・動兆

    アステリアに注目する。
    同社はブロックチェーン、AI等先進技術有するソフト開発メーカー。
    データ連携ソフトはサブスク型が成長。
    3密回避でAI搭載ソフト拡大。
    投資事業も利益貢献し期待感大。


    (兜町カタリスト櫻井)




    24日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8700円−2万9000円。
    米国株はまちまち。ナスダックが小幅に上昇して史上最高値を更新した一方、ダウ平均とS&P500は下落した。ダウ平均は71ドル安の33874ドルで取引を終えた。
    きのう23日の日経平均株価は、朝高後、上値の重い動きとなり、小幅に反落して取引を終了。手掛かり材料に乏しい中、週末にかけFRB(米連邦準備制度理事会)高官らの講演などが相次ぐことから、模様眺めムードが広がりそうで、積極的な売買は限られそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(23日は110円87−89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の後半(同132円36−40銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比90円安の2万8720円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■住友林業 <1911>
    今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。併せて、1600万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限240万株の第三者割当増資を実施すると発表。
     
    ■メルカリ <4385>
    今期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■そーせいグループ <4565>
    バイオヘイブン社と提携中の新規低分子CGRP拮抗薬の第1相臨床試験を開始。マイルストーンと治験実施に伴う開発費を受領する。
     
    ■日本ライフライン <7575>
    内視鏡レーザーアブレーションカテーテル「HeartLight X3」の薬事承認を取得。
     
    ■ヤクルト本社 <2267>
    長期ビジョンを策定。31年3月期に営業利益800億円(21年3月期は436億円)を目指す。
     
    ■ジンズホールディングス <3046>
    アイウエア業界専門のテクノロジー企業である仏・FITTINGBOXと資本業務提携。
     
    ■エスエルディー <3223>
    植物に特化したSNSアプリを運営するGreenSnapと共同企画を開始。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    24(木)
    【国内】
    20年国債入札
     
    【海外】
    独6月Ifo景況感指数(17:00)
    英国金融政策発表
    米1-3月期GDP確報値(21:30)
    米5月耐久財受注(21:30)
    米7年国債入札
    《米決算発表》
    フェデックス、ナイキ
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■石油資源開発<1662>とJFE<5411>系 
    CO2輸送などの課題解決で協力
     
    ■ローソン<2651>
    薬扱い店倍増 23年度に450店 規制緩和で販売拡大
     
    ■王子HD<3861>
    今期純利益最高に パルプ高で上振れも
     
    ■東亜合成<4045>
    次亜塩素酸水溶液を投入
     
    ■ジャパンマテリアル<6055>
    半導体工場にプロ人材 派遣に参入
     
    ■キオクシア9月上場へ 東芝<6502>の物言う株主との対立収拾に役立つか
     
    ■三菱自動車<7211>
    7月も半導体不足で減産 国内2万台
     
    ■H2O<8242>
    コンビニ「アズナス」 ローソンに全店転換
     
    ■日本ユニシス<8056>
    デジタル証券取引システムを開発
     
    ■マネックス<8698>
    「ミニ株」の手数料撤廃 国内銘柄の買い付け
     
    ■日立物流<9086>
    インドに拠点 4都市、120億円で
     
    ■東武<9001>
    系の東武百貨店 早期退職200人募集
     
    ■牧野フライス<6135>
    旋削仕様の5軸MC開発 半導体製造装置向け
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    出資の手術支援ロボEDDAが香港IPO検討
     


     
    23日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比71ドル34セント(0.2%)安の3万3874ドル24セントで終えた。
     
    前週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、前日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を通過し、この日は新規の材料に乏しかった。ダウ平均は前日終値を挟んで小動きで推移し、引けにかけてやや売りが加速した。
     
    この日発表された経済指標もまちまちな内容だった。IHSマークイットの6月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は62.6と、前月確報値から上昇し、過去最高を記録。サービス業PMIは64.8に低下したものの、過去最高水準にとどまった。一方、5月の新築一戸建て住宅販売件数は市場予想に反し、前月から減少した。
     
    ダウ平均は前日までの2日間に650ドルあまり上げた後とあって利益確定売りが出やすかった。工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や半導体のインテルが下げを主導、医薬のメルクや飲料のコカ・コーラなどディフェンシブ株にも売りが広がった。
     
    また、商務省が発表した5月の新築一戸建て住宅販売件数は76万9000戸(年率換算)と、前月比5.9%減少した。昨年5月以来の低水準で、市場予想(85万9000戸)を下回った。個人消費への波及効果が大きい住宅需要に一巡感が出ているとの見方は、市場心理の重荷となった。
     
    ダウ平均の下値は堅かった。パウエル議長は22日の米議会証言で予防的な利上げに否定的な見解を改めて示した。同日はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁など複数のFRB高官からハト派寄りの発言が相次ぎ、米株式市場に資金が流入しやすい地合いが続くとの見方が強まった。
     
    娯楽・映画大手のウォルト・ディズニーとスポーツ用品のナイキが買われた。長期金利の上昇を受け、金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースも高い。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比18.465ポイント(0.1%)高の1万4271.733と、連日で過去最高値を更新した。暗号資産(仮想通貨)のビットコイン相場が持ち直し、多額のビットコインを保有する電気自動車のテスラが5%上昇した。交流サイトのフェイスブックや動画配信のネットフリックスも上昇した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    33,874.24−71.34
    S&P500種
    4,241.84−4.60
    ナスダック
    14,271.733+18.465
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,783.40+6.00
    NY原油(ドル/バレル)
    73.28+0.43
    円・ドル
    110.93 - 111.01+0.06


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    23日のシカゴ日経平均先物は反落した。9月物は前日比75円安の2万8720円で引け、23日の大取終値を90円下回った。
    23日のNYダウ工業株30種平均は金利の上昇も限定的となるとの見方を背景に、景気循環株からハイテク株への投資資金の移行が再燃反落した。日経平均先物に売りが波及した。一方、ナスダック総合株価指数は続伸したため買いが入る場面もあり、下げ幅は限られた。
     
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    28720 ( -90 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    28745 ( -65 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7074.06(−15.95)
    23日のFTSE100種総合株価指数は小幅ながら3日ぶりに反落した。前日の終値に比べ15.95ポイント(0.2%)安の7074.06で引けた。構成銘柄の7割超が下げた。引けにかけて下落に転じた。
    外為相場のポンド高が相場の重しとなった。24日の英イングランド銀行の金融政策発表を控えて様子見気分も広がった。株価指数は総じてレンジ内の動きだったが、他の欧州株よりは底堅く推移した。時価総額の大きいたばこ株や食品・日用品のユニリーバなど多国籍企業株の下げが目立った。
     
    個別銘柄では英保険大手のフェニックス・グループ・ホールディングスが安かった。大口株主がフェニックスの保有株を売却したとの報道が材料になった。住宅建設株は全銘柄が下落した。日用品・食品大手ユニリーバが1.2%安とさえず、金融大手HSBCホールディングスも0.7%安と売られた。
    半面、原油と銅相場の大幅高を追い風に石油株と鉱業株は上昇し、指数の下値を支えた。BTなど通信関連株も堅調だった。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15456.39(−179.94)
    23日のドイツ株式指数(DAX)は3日ぶりに反落した。終値は前日と比べて179.94ポイント(1.2%)安の1万5456.39だった。
    外国為替市場のユーロ高・ドル安を背景に、自動車株など輸出株を中心に売りが広がった。構成銘柄の約9割が下落した。
     
    個別では、フォルクスワーゲン(VW)や航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズの下げが目立った。ミュンヘン再保険も安かった。不動産のボノビアは小幅高となった。ドイチェ・ボーネンに対する買収観測が材料になった。ドイチェ・ボーネンは横ばいだった。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6551.07(−60.43)

06月24日 毎日コラム
【知って得】日経マーケット面で流れを読むには
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