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【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


06月01日 マーケットコメント

06月02日 マーケットコメント

06月03日 マーケットコメント


     
     
    4日の日経平均株価は3日ぶりに反落。終値は前日比116円安の28941円で再び2万9000円の大台を割り込んだ。前日の米国株が金利上昇によって値下がりした流れを受けて売り先行の展開となった。特に米国で半導体やハイテク関連株が売られたことから日本でも同種のセクター中心に指数を押し下げた。もっとも、トピックスなど他の内需型指数は底堅く推移しており、日本でもワクチン接種進展による景気回復を買う動きは底辺で続いている様子。
     
     
    今週は軟調となった。週初の5月31日は、月末安の傾向に抗えず大幅安。アノマリー的な動きとみられている分、6月に入るとそれまでの戻り基調が継続し、しっかりとした動きが続いた。ただ、週末に米国の雇用統計の発表を控えていたことから、2万9000円を上回るところではリスク回避の売りに押された。週末値では2万9000円より上を維持できず、週間でも下落した。日経平均は週間では207円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。
     
    来週は方向感に欠ける展開を予想する。
    週初は米5月雇用統計の結果とこれを受けた米国株の動向に大きく影響を受けるだろうが、来週も米国株にらみの状況は続く。
    翌週15日〜16日にはFOMCが控えている。足元で米国の経済に回復感が出てきている以上、FRBが量的緩和の縮小時期を早めるのではないかという思惑はくすぶり続ける。
    来週も5月の消費者物価指数(10日)など注目指標の発表が控えているほか、10年や30年の国債入札などもあり、不安定な地合いが続くと考える。日本株も米国株の反応に一喜一憂となるだろう。東京市場はメジャーSQ週でもあり、週中には値動きが荒くなる可能性がある点には注意を払っておきたい。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    30145.74  ボリンジャー:+3σ(25日)
    30089.25  新値三本足陽転値
    29753.73  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29681.50  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29642.84  ボリンジャー:+2σ(25日)
    29511.55  均衡表雲上限(日足)
    29217.89  75日移動平均線
    29205.87  13週移動平均線
    29203.95  均衡表雲下限(日足)
    29139.94  ボリンジャー:+1σ(25日)
    28961.60  6日移動平均線
     
    28941.52  ★日経平均株価4日終値
     
    28796.96  均衡表転換線(週足)
    28777.34  均衡表転換線(日足)
    28703.60  26週移動平均線
    28658.01  ボリンジャー:-1σ(13週)
    28637.05  25日移動平均線
    28535.22  均衡表基準線(日足)
    28520.80  均衡表基準線(週足)
    28134.15  ボリンジャー:-1σ(25日)
    28110.15  ボリンジャー:-2σ(13週)
    27725.70  ボリンジャー:-1σ(26週)
    27631.25  ボリンジャー:-2σ(25日)
    27562.29  ボリンジャー:-3σ(13週)
    27128.36  ボリンジャー:-3σ(25日)
    26818.83  200日移動平均線
     
     ローソク足は短い陽線の胴体部分から上下にヒゲを出す「コマ」で引け、売り買いの拮抗状態を窺わせた。終値は25日線やその上を走る5日線を上回り、一目均衡表で転換線が上向きで引けたが、25日線と5日線がともに下向きのため、来週も一定の売り圧力が残りそうだ。
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》 6月 第1週

     
    【推移】
     
    31日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。国債利回りの低下に伴い情報技術などグロースセクターが上昇の中心。セールスフォース・ドットコムが5.43%高となった。週間ではNYダウが0.94%高。NASDAQが2.06%高。S&P500が1.17%高。月間ではNYダウが1.98%高、NASDAQ1.53%安、S&P500が0.55%高。
     
    日経平均株価は289円安の28860円08銭と反落。「先週末の上昇の反動」との解釈。下落幅は一時350円を超えた場面もあった。月末最終日は9カ月連続で下落。東証1部の売買代金は2兆2415億円。アステラス、フィルムが上昇。キャノン、ダイキンが下落。
     
    1日(火):
    週明けのNY株式市場はメモリアルデーで休場。ロンドンはスピリングバンクホリデーで休場。独DAX、仏CACは下落。
     
    日経平均株価は45円安の28813円と続落。5ヶ月ぶりの月初安となった(TOPIXは5か月連続月末高)。買い先行だったが下落転換。下落幅は一時200円を超えたが大引けにかけて縮小した。東証一部の売買代金は2兆442円と低調。IHI、トヨタが上昇。鉄、ファーストリテが下落。
     
    2日(水):
    3連休明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは小幅に4日続伸。取引開始直後に一時319ドル高の34849ドルまで上昇。5月7日の過去最高値(34777ドル)を上回る場面もあった。旅行・レジャーを中心に経済活動の再開を後押しするとの見方が強まった。景気敏感株を中心に買いが優勢。
     
    ただアップルやJ&J、P&Gなどは軟調。コロナ検査の売り上げ急減見通しで通期見通しを引き下げたアボットは9.3%急落。ミーム株(ネットの情報拡散で取引される銘柄)が上昇。映画館チェーン大手AMCエンターテインメントは22.7%高。
     
    日経平均株価は131円高の28946円と3日ぶりの反発、あれこれ理由はあげられるが自立反発だろう。東証一部の売買代金は2兆7747億円。トヨタ、三越伊勢丹が上昇。オリンパス、太陽誘電が下落。
     
    3日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。ただ引けにかけて上昇幅を縮小した。「週末の雇用統計を待つ動き」という解釈だ。ミーム株として個人投資家に人気のAMCエンターテインメントが95.2%続急騰。
     
    一方、EVの世界シェアが低下したテスラは下落。地区連銀経済報告(ベージュブック)では「経済は過去2カ月に回復ペースが幾分か加速。企業が人手不足とコスト上昇に取り組む中で物価圧力が高まった」との見方。「物価と賃金という面で暑い夏になりそうだ。不足が第4四半期まで続くかどうかが正念場だ」という声がある。長期金利は低下し10年国債利回りは1.6%を下回った。
     
    日経平均株価は111円高の29058円と続伸。トヨタや半導体関連株が上昇を主導。上昇幅は一時200円を超えた場面もあったが29000円から上値は重かった。トヨタが連日の高値更新。東証1部の売買代金は2兆6131億円。SBG、東エレが上昇。ファーストリテ、TDKが下落。
     
    4日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。「好調な経済指標を受けてインフレ高進懸念が拡大。ハイテク株の売りが膨んだ」という解釈だ。「FRBは企業信用制度で購入した社債や社債対象ETFを売却する」という方向も警戒された。テスラは中国での5月の受注台数が4月からほぼ半減した伝わり一時5%下落。
     
    一方、フォードやGMは7%近く上昇。「ミーム銘柄」のAMCエンターテインメントは増資発表で一時40%下落。その後一時7%上昇し終値は17%安と指数(NMI)は64.0。週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は38万5000件。コロナの世界的大流行以降で初めて40万件を下回った。ADP全米雇用レポートで民間部門雇用者数が97万8000人増。市場予想の65万人増を上回り2020年6月以来の大幅な伸び。5月の雇用統計での非農業部門雇用者数は65万人増加予想。
     
    日経平均株価は116円安の28941円と3日ぶりに反落。「米長期金利が上昇。米株式市場ではハイテク株を中心に売りが優勢となった。日本株市場でも高PERのグロース株の売りが目立った」との解釈。
    週足は陽線。TOPIXは4日続伸。トヨタは連日の高値更新。東証1部の売買代金は2兆3678億円。王子HD、Jフロントが上昇。エムスリー、SBGが下落。
     
    《今日のポイント6月4日》
     
    (2) 欧米動向
     
    ISM製造業景況感指数は61.2。
    前月の60.7から上昇し、好不況の境目である50を大幅に上回った。
    「製造業の業績好調が続いており、景気への楽観につながった」との見方だ。
    ISM非製造業景況感は前月の62.7から上昇し過去最高を記録した。
    市場予想の63.0も上回った。
     
     
    (3)新興国動向
     
    中国株式市場は6月月間では6カ月ぶりの大幅上昇となった。
    上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数。
    月間では4.1%高となり、2020年12月以来の大幅上昇。
    上海総合指数の月間上昇幅は4.9%。
    2020年11月以来の大幅上昇。
    そんな中、31日に売出しが始まったのが中国国内初の不動産投資信託(REIT)。
    個人投資家からの申し込みが殺到したという。
    9つのREITの個人投資家向け売出し合計額は約20億元(3億1405万ドル)。
    申し込み額はその10倍超に当たる300億元。
    9つのREITは倉庫や有料道路、工業団地、下水処理施設などが対象。
    調達額は約300億元だが多くは機関投資家対象で個人向けは少ない。
    とはいえ、圧倒的人気であることは間違いない。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【6月】7勝3敗、(勝率70%、2位)
        気学では「乱調相場に始まる。上旬は戻り売り。夏至頃より買い良し」
     
     7日(月)景気動向指数、米消費者信用残高、アップル世界開発者会議、中国貿易収支
     8日(火)景気ウォッチャー調査、毎月勤労統計、GDP確報値、米貿易収支、独ZEW景況感
      9日(水)マネーストック、中国消費者・生産者物価、株安の日L
    10日(木)国内企業物価指数、都心オフィス空室率、米財政収支、消費者物価、ECB定例理事会、中国生産者物価、変化日
    11日(金)4?6月期法人企業統計予測調査、メジャーSQ、G7コーンウォールサミット(英国)、ミシガン大学消費者信頼感、バイデン大統領外遊、株高の日L
    12日(土)ゲーム関連「E3」オンライン開催(→15日)
    13日(日)まんえん防止等重点措置期限(群馬・石川・熊本)
     
    経済協力開発機構(OECD)が発表した経済見通しは世界経済成長率予想を上方修正。
    5.6%→5.8%。
    米国6.5%→6.9%。
    中國7.8%→8.5%、
    ユーロ圏3.9%→4.3%。
    しかし日本は2.7%→2.6%と下方修正。
    背景は「ワクチン接種の遅れや潜在的成長力の低さ」との指摘。
    提言は「短期的な財政支出の継続は支持。
    しかし感染終焉後は財政健全化に向けた努力を再開すべき」。
    ソコですか、という印象。
     

    (兜町カタリスト 櫻井英明)

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比116円59銭安の2万8941円52銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:57 容量:8.48M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、米長期金利の上昇を背景に3日の米国株式が下落した流れを受け、売りが先行した。時間外取引の米株価指数先物安も重しとなり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時2万8764円68銭(前日比293円43銭安)まで下落した。
    一巡後は下げ渋りの流れとなり、後場入り直後には2万8991円24銭(同66円87銭安)まで引き戻した。ただ、買い進む動きにはつながらず、その後は引けにかけて2万8900円台半ば近辺でもみ合った。現地4日の米5月雇用統計の発表を前に手控え気分となった。
     
    一方、相場の下値は限られた。トヨタが連日で上場来高値を更新し、マツダや三菱自などほかの自動車株にも買いが波及した。日本国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が順調に進み、経済活動が正常に向かうとの期待も、百貨店株や鉄道株などの買いを誘った。
     
    日本時間の今晩には5月の米雇用統計が発表される。米ダウ・ジョーンズ通信によると、非農業部門雇用者数の市場予想は前月比67万1000人増。雇用者数だけでなく、失業率や平均時給なども注目されている。市場の反応を見極めたいとして積極的な売買を手控えるムードも強かった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、前日比0.49ポイント高の1959.19で終えた。PBR(株価純資産倍率)の低い銘柄への買いが指数を押し上げた。JPX日経インデックス400は4日ぶりに小反落した。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆3678億円。売買高は10億5682万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1052だった。値上がりは1032、変わらずは104銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)ではサービス業、情報・通信業、電気・ガス業の下落が目立った。上昇はパルプ・紙、海運業、石油・石炭製品など。
     
    個別では、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、キーエンスが安く、エムスリーが大幅安。ファナックや日本電産、ダイキン工業が値を下げた。シマノやブリヂストンも軟調だった。
     
    半面、レーザーテックや任天堂が高く、日立製作所、花王、Jフロント、王子HD、三井化学が値を上げた。トヨタ自動車が上場来高値を更新し、ホンダやマツダなど自動車株が買われた。JR九州やJR東海、ANAホールディングス、日本郵船が上昇した。
     

     
    東証2部株価指数は前日比14.62ポイント高の7542.88ポイントと6日続伸した。
    出来高1億4763万株。値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は191となった。
     
    個別では、フリージア・マクロスがストップ高。東京ソワールは一時ストップ高と値を飛ばした。コメ兵ホールディングス、石井食品、Oak キャピタル、ウェルス・マネジメント、マルゼンなど22銘柄は年初来高値を更新。ASTI、ハイレックスコーポレーション、ラピーヌ、日創プロニティ、東京コスモス電機が買われた。
     
    一方、ぷらっとホーム、FDKが年初来安値を更新。グローバルダイニング、ジー・スリーホールディングス、アルチザネットワークス、鉄人化計画、スリーエフが売られた。


    日経ジャスダック平均株価は小幅に7営業日ぶりに反落した。終値は前日比18銭安い3911円33銭だった。
    新興市場は手じまい売りがやや優勢となり、軟調だった。ハーモニックやリプロセルが下落した。半面、シンバイオやマクドナルドが上昇。フェローテクは連日で年初来高値を更新した。
    「売り物は特に多くはないが、日経平均の下落で買いを入れにくい相場だった」という。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で687億円、売買高は6421万株だった。値上がり銘柄数は271、値下がり銘柄数は325となった。
     
     個別ではShinwa Wise Holdings、大木ヘルスケアホールディングス、ユニリタ、ラック、MITホールディングスなど12銘柄が年初来安値を更新。日本エマージェンシーアシスタンス、ジェイテック、シーズメン、シンクレイヤ、博展は値下がり率上位に売られた。
     
    一方、山大がストップ高。テーオーホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。第一建設工業、B−R サーティワンアイスクリーム、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、内外テック、応用技術など16銘柄は年初来高値を更新。まぐまぐ、ホロン、シキノハイテック、フェローテックホールディングス、日本色材工業研究所が買われた。


    東証マザーズ指数は前日比21.72ポイント安の1119.73ポイントと反落した。
    週末相場で買いが入りにくく、ジリ安基調となった。プレミアアンチエイジングやAI inside、HENNGEなどが安く、Fast Fitness Japanやプレイドも下落。2日に新規上場したメイホーHDは続落した。一方、サンバイオ、ナノキャリアなどバイオ株の一角には買いが入った。
    「トヨタなどの日本を代表するような大型株に個人投資家や海外勢の資金が向かいやすくなっている」と指摘。週間を通じて売買代金が低調だった。
     
    4日の売買代金は1053億円と、東証のシステム障害で終日売買停止となった2020年10月1日を除き20年4月13日(944億円)以来の低水準となった。値上がり銘柄数は93、値下がり銘柄数は242となった。
     
    個別ではドリコム、すららネット、アララ、日本情報クリエイト、かっこなど14銘柄が年初来安値を更新。ベストワンドットコム、ライトアップ、クラウドワークス、プレミアアンチエイジング、Fast Fitness Japanが売られた。
     
    一方、LeTech、クックビズ、コンヴァノ、ハウテレビジョン、シック・ホールディングスなど6銘柄が年初来高値を更新。ジーンテクノサイエンス、BuySell Technologies、i−plug、サンバイオ、ナノキャリアが買われた。



    4日午前の日経平均株価は反落し、午前終値は前日比141円22銭安の2万8916円89銭だった。
     
    前日のNYダウが6日ぶりに反落したほか、米長期金利の上昇が警戒されハイテク株が売られナスダック指数が下落したことを警戒。日経平均株は値を下げてスタートし、一時290円を超す下落となる場面があった。PER(株価収益率)の高い「グロース(成長)株」の相対的な割高感が意識されて売りが目立った。週末を控えた利益確定の売りも出やすかった。
     
    ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋った。市場では今晩発表される米5月雇用統計の結果が注目されている。為替は1ドル=110円20銭前後と円安が進んでいる。
     
    東証1部の出来高は5億2064万株、売買代金は1兆1477億円。騰落銘柄数は値上がり1002銘柄、値下がり1055銘柄、変わらず135銘柄。
     
    市場からは「値がさハイテク株が崩れ、指数を圧迫した。国内に材料はなく、なかなか上に行けない。ワクチン接種が広く浸透するまでは辛抱するしかない」との声が聞かれた
     
     
    業種別株価指数(33業種)はサービス業、不動産業、情報・通信業の下落が目立った。上昇はパルプ・紙、海運業、石油・石炭製品など。
     
    個別銘柄では、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクスが安く、キーエンスやリクルートホールディングスが値を下げた。半面、レーザーテックや任天堂が高く、ソニーグループ、アドバンテストが値を上げた。トヨタ自動車が上場来高値を更新したほか、日産自動車やホンダなど自動車株が高い。JR九州も上昇した。
     
    東証2部株価指数は前日比17.30ポイント高の7545.56ポイントと6日続伸した。
    出来高8874万株。値上がり銘柄数は205、値下がり銘柄数は155となった。
     
    個別では、東京ソワールが一時ストップ高と値を飛ばした。コメ兵ホールディングス、石井食品、Oak キャピタル、ウェルス・マネジメント、マルゼンなど18銘柄は年初来高値を更新。フリージア・マクロス、ASTI、ラピーヌ、東京ボード工業、ハイレックスコーポレーションが買われた。
     
    一方、ぷらっとホーム、FDKが年初来安値を更新。ジー・スリーホールディングス、アルチザネットワークス、スリーエフ、グローバルダイニング、鉄人化計画が売られた。
     

    【寄り付き概況】

    4日午前の東京株式市場は、前日の米株安を映した売りが先行し、日経平均株価は前日比156円69銭安の2万8901円42銭と、3営業日ぶりに反落して始まった。
     
    米国ではADP全米雇用リポートや米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数など、良好な経済指標の発表が続いた。米連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和の縮小(テーパーリング)が早期に行われるとの観測から、米長期金利が上がった。東京市場でも、高PER株が下げている。週末ということもあって持ち高調整の売りも出やすく、日経平均の下げ幅は200円を超えている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反落して始まった。
     
    為替は1ドル=110円20銭前後と前日夕方に比べ円安が進んでいる。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がりは紙パ、輸送用機器、ゴム製品など。値下がり上位に空運、サービス、情報・通信、機械、不動産など。
     
    個別では、エムスリーやソフトバンクグループ(SBG)が下げている。楽天グループ、ファナックも安い。ファストリも売られている。一方、トヨタは上昇し、上場来高値を更新した。マツダも買われている。味の素やJTも高い。


    「バイデン大統領動向」

    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
    「好調な経済指標を受けてインフレ高進懸念が拡大。
    ハイテク株の売りが膨んだ」という解釈だ。、
    「FRBは企業信用制度で購入した社債や社債対象ETFを売却する」という方向も警戒された。
    テスラは中国での5月の受注台数が4月からほぼ半減した伝わり一時5%下落。
    一方、フォードやGMは7%近く上昇。
    「ミーム銘柄」のAMCエンターテインメントは増資発表で一時40%下落。
    その後一時7%上昇し終値は17%安と指数(NMI)は64.0。
    ISM非製造業景況感は前月の62.7から上昇し過去最高を記録した。
    市場予想の63.0も上回った。
    週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は38万5000件。。
    コロナの世界的大流行以降で初めて40万件を下回った。
    市場予想は39万件だった。
    改善は5週連続。
    5月の人員削減数は2万4586人。
    前月比7%増加したものの前年同月比では93.8%減少。
    年初からの人員削減総数は19万2185人で前年同期比86%減少した。
    ADP全米雇用レポートで民間部門雇用者数が97万8000人増。
    市場予想の65万人増を上回り2020年6月以来の大幅な伸び。
    5月の雇用統計での非農業部門雇用者数は65万人増加予想。
    前月は26万6000人だった。
    10年債利回りは薄商いの中1.6%台に上昇。
    10年国債利回りは1.625%。
    2年国債利回りは0.158%。
    ドル円は110円台前半。
    一時は110.315円と2カ月ぶり高値を付けた。    
    WTI原油先物は0.02ドル(0.03%)安の1バレル=68.81ドル。
    SKEW指数は145.21と低下。
    恐怖と欲望指数は47→46。

    木曜のNYダウは23ドル(0.07%)安の34577ドルと6日ぶりに反落。
    NASDAQは141ポイント(1.03%)安の13614ポイントと反落。
    S&P500は15ポイント(0.36%)安の4192ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は74ポイント安の15539ポイントと続落。
    SOX指数は1.81%安の3139ポイントと反落。
    VIX指数は18.02と上昇。
    合算売買高は125億株(前日は122億株、過去20日平均は108億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比75円安の28995円。
    ドル建ては大証比日中比80円安の28990円。
    ドル円は110.30円
    10年国債利回りは1.625%。
    2年国債利回りは0.158%。

    木曜の日経平均は寄り付き564円安。
    終値は111円高の29058円と続伸。
    上昇率は0.39%。
    日足は2日連続で陽線。
    TOPIXは0.84%上昇で3日続伸。
    日経平均の0.39%高に対し、TOPIXは0.84%高。
    高値は1966ポイント。
    5月10日の戻り高値1955ポイントを超えてきた。
    「3月高値の2013ポイントを試しに行きそう」との声もある。
    東証マザーズ指数は0.50%上昇で3日ぶりに反発。
    右肩下がりの25日線(1142)を微妙に下回った。
    日経ジャスダック平均は0.35%上昇で6日続伸。
    東証1部の売買代金は2兆6132億円(前日2兆7743億円)。
    93日連続で2兆円超。
    値上がり1488銘柄(前日1259銘柄)。
    値下がり594銘柄(前日842銘柄)。
    新高値140銘柄(前日97銘柄)。
    5月10日の117銘柄以来の3ケタ。
    新安値44銘柄(前日114銘柄)。
    騰落レシオは98.60(前日92.62)と上昇。
    NTレシオは14.84倍(前日14.90倍)。
    2日連続で14倍台。
    サイコロは8勝4敗で66.67%。
    横ばいの25日線(28644円)から△1.44%。
    5日連続で上回りサポート。
    横ばいの75日線は29225円。
    18日連続で下回った。
    右肩上がりの200日線(26767円)からは△8.47%(前日△8.19%)。
    右肩上がりの5日線(28965円)から△0.32%。
    13日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.933%(前日▲15.402%)。
    買い方▲6.631%(前日▲7.102%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲7.115%(前日▲4.315%)。
    買い方▲17.988%(前日▲18.245%)。
    空り比率は39.0%(2日連続で40%割れ:前日39.4%)。
    空売り規制なしの比率は7.2%(前日7.5%)。
    日経VIは20.20(前日20.34)と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.23倍(前日14.12倍)。
    2日連続で14倍台。
    前期基準では18.14倍。
    EPSは2042円(前日2050円)。
    3日連続で低下。
    225のPBRは1.25倍。
    BPSは23246円(前日23343円)
    日経平均の益回りは7.03%(前日7.08%)。
    配当利回りは1.82%。
    10年国債利回りは0.080%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは16.37倍。
    前期基準では21.00倍。
    PBRは1.33倍。
    東証1部単純平均株価は18円高の2401円。
    東証1部売買単価は2393円(前日は2222円)。
    東証1部時価総額は726兆円(前日は720兆円)。
    12日連続で700兆円超。
    ドル建て日経平均は264.69(前日263.77)。
    木曜のシカゴ225先物終値は大証日中比75円安の28995円。
    高値は29155円、安値は28840円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比90円安の28980円。
    気学では「目先のポイント作る重要日」。
    月曜は「吹き値売り方針の日」。
    火曜は「人気に逆行して前後場仕成を異にする日」。
    水曜は「前日の歩調に反して動くこと多し」。
    木曜は「後場高き日なれど、吹き値売り方針良し」。
    金曜は「不時の高下を見せる日。逆張り良し」。
    ボリンジャーのプラス1σが29153円。
    前日は上値を抑えた。
    プラス2σが29657円。
    5月10日のマドは29661円。
    勝手雲の上限は28535円。
    下限は28270円。
    5日連続で上回った。
    6月10日に白くねじれる。
    RSIが65.84(前日70.81)。
    RCIが93.41(前日94.51)。
    日銀は28日連続でETFを買わず。
    水星は逆行5日目。
    終了は23日。
    週足陽線基準は28814円。
    6月月足陽線基準28614円。
    5月SQ値は27748円
    3月メジャーSQ値は29282円。

    《今日のポイント6月4日》

    (1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
       10年国債利回りは1.625%。
       2年国債利回りは0.158%。
       ドル円は110円台前半。
       一時は110.315円と2カ月ぶり高値を付けた。    
       SKEW指数は145.21と低下。
       恐怖と欲望指数は47→46。

    (2)ダウ輸送株指数は74ポイント安の15539ポイントと続落。
       SOX指数は1.81%安の3139ポイントと反落。
       VIX指数は18.02と上昇。
       合算売買高は125億株(前日は122億株、過去20日平均は108億株)。
       225先物CME円建ては大証比日中比75円安の28995円。

    (3)東証1部の売買代金は2兆6132億円(前日2兆7743億円)。
       新高値140銘柄(前日97銘柄)。
       5月10日の117銘柄以来の3ケタ。
       新安値44銘柄(前日114銘柄)。
       騰落レシオは98.60(前日92.62)と上昇。
       NTレシオは14.84倍(前日14.90倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.67%。

    (4)横ばいの25日線(28644円)から△1.44%。
       5日連続で上回りサポート。
       横ばいの75日線は29225円。
       18日連続で下回った。
       右肩上がりの200日線(26767円)からは△8.47%(前日△8.19%)。
       右肩上がりの5日線(28965円)から△0.32%。
       13日連続で上回った。

    (5)空り比率は39.0%(2日連続で40%割れ:前日39.4%)。
       空売り規制なしの比率は7.2%(前日7.5%)。
       日経VIは20.20(前日20.34)と低下。

    (6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.933%(前日▲15.402%)。
       買い方▲6.631%(前日▲7.102%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲7.115%(前日▲4.315%)。
       買い方▲17.988%(前日▲18.245%)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.23倍(前日14.12倍)。
       EPSは2042円(前日2050円)。
       3日連続で低下。
       BPSは23246円(前日23343円)

    (8)東証1部時価総額は726兆円(前日は720兆円)。
       ドル建て日経平均は264.69(前日263.77)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが29153円。
       前日は上値を抑えた。
       プラス2σが29657円。
       5月10日のマドは29661円。
       勝手雲の上限は28535円。
       下限は28270円。
       6月10日に白くねじれる。
       RSIが65.84(前日70.81)。
       RCIが93.41(前日94.51)。
       日銀は28日連続でETFを買わず。
       週足陽線基準は28814円。
       6月月足陽線基準28614円。
       5月SQ値は27748円
       3月メジャーSQ値は29282円。


    今年の曜日別勝敗(6月3日まで)

    月曜13勝7敗
    火曜11勝9敗
    水曜10勝11敗
    木曜14勝6敗
    金曜11勝10敗

    5月第4週の海外投資家動向。
    現物3738億円買い越し(3週ぶり)。
    先物1822億円買い越し(3週ぶり)。
    合計5560億円買い越し(3週ぶり)。
    前々週の1.1兆円レベルの売りは脱却。


    バイデン大統領の大統領令署名。
    「防衛や監視技術分野に関連すると見なされる中国企業59社の上場証券を米企業が売買することを禁止」。
    理由は「米国民が中国の軍産複合体に資金を提供しないようにする」
    禁止リストは国防総省の投資禁止リストに代わるもので財務省が実施し順次更新する。
    施行は8月2日の予定。
    国防総省の投資禁止リストに掲載されていた主要企業は新たなリストにも掲載。
    国航空工業集団(AVIC)、中国移動(チャイナモバイル)、中国海洋石油集団(CNOOC)。
    監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ) 、
    半導体メーカーの中芯国際集成電路製造(SMIC)などが引き続き対象となった。
    中国商用飛機有限責任公司(COMAC)や位置情報サービスのルオクン・テクノロジーなどは非対象。
    またバイデン米大統領は法人増税案を撤回することを提案した模様。
    「インフラ投資計画の超党派合意に向けた大きな譲歩となる」という解釈だ。
    法人税の税率を最大28%に引き上げることを提案。
    その後、合意に向けて規模を1.7兆ドルに縮小するという譲歩案を示していた。
    今回は法人税の最低税率を15%に設定することを提案。
    そして少なくとも1兆ドル規模のインフラ投資で合意することを共和党側に要求したという。
    「合意に向けた選択肢の一つ」という見方だ。




    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    セック(3741)・・・動兆

    セックに注目する。
    同社はリアルタイムソフトウェア技術が中核。
    宇宙やロボット関連堅調。
    前期まで上場来初の4期連続増収増益。
    今期は5期連続増収増益の見通し。
    宇宙に存在感が高い。

    (兜町カタリスト櫻井)



    4日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
    日経平均株価予想レンジの2万8800円−2万9200円。
    NYダウ平均は23ドル安の34577ドルで取引を終えた。5月ADP民間部門雇用者数や新規失業保険申請件数が市場予想を上回る結果となり、米10年債利回りが1.6%台に上昇。テスラが大幅安となるなど、グロース株の弱さが全体の重しとなった。
    引き続き、手がかりに材料に乏しいなか、現地4日に米5月雇用統計の発表を控え、リスク回避姿勢から、模様眺めムードが強まるとみられる。
    ただ、きのう3日には主力銘柄の一部に「海外投資家とみられる買いが入った」との声も聞かれ、新型コロナワクチン接種の拡大期待も支えとなり、底堅く推移する場面もありそう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(3日は109円83−84銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の後半(同133円78−82銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比75円安の2万8995円だった。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ジェイテックコーポレーション <3446>
    世界有数の大型放射光施設APSから、第4世代へのアップグレードに伴う新設ビームラインの各種超高精度ミラーを一括で受注。受注金額は約2億円。
     
    ■ナトコ <4627>
    今期経常を27%上方修正、配当も14円増額。
     
    ■富士石油 <5017>
    シティインデックスイレブンスが3日付で財務省に提出した変更報告書によると、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は5.03%→6.20%に増加した。
     
    ■中央発條 <5992>
    マツダ <7261> とホンダ <7267> から自動車の足回りに使用するシャシばねの新規受注を獲得。マツダ向けは18年ぶり。
     
    ■アクセスグループ・ホールディングス <7042>
    近畿一円の私立大学57校が参加する進学説明会「第43回私立大学展」の運営業務を継続受託。
     
    ■東京ソワール <8040>
    フリージア・マクロス <6343> [東証2]が3日付で財務省に提出した大量保有報告書と変更報告書によると、フリージアの同社株式保有比率は7.75%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
     
    ■Link−U <4446>
    アジアのマンガコンテンツを翻訳・ローカライズする事業を展開するComikey Mediaと資本業務提携。アジアコンテンツの全世界配信プラットフォームサービス「Comikey」を立ち上げる。
     
    ■ブイ・テクノロジー <7717>
    海外の大手ディスプレーメーカー複数社から露光装置を約100億円で受注。受注の一部は今期業績へ織り込み済み。また、一部は来期業績に寄与する見通し。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    4(金)
    【国内】
    4月家計調査(8:30)
    《決算発表》
    アインHD、カナモト、ファーマフーズ、ハイレックス、日駐、ポールHD、ファースト住、モロゾフ、日ハウスHD、ケア21、日本スキー
     
    【海外】
    米5月雇用統計(21:30)
    米4月製造業受注(23:00)
    G7財務相会合(ロンドン、〜6/5)
     
     
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■アリババ傘下のアント 消費者金融を分離 中国当局の圧力で再編

    ■銀行・証券、企業へ一体営業 顧客情報共有 金融庁が解禁案
     
    ■日本企業のM&A最多 1〜3月7%増、海外買収復調 脱炭素で再編活発化
     
    ■鋼材価格が全面高 熱延1カ月半ぶり上昇、建機向け回復
     
    ■EU、日本の観光客解禁 基準緩和、条件満たす
     
    ■DIC<4631>
    プラ製品を抗ウイルス化 熱に強い新素材
     
    ■NEC<6701>
    米ファイル共有大手と提携 テレワーク支援
     
    ■日産自<7201>
    ルノーとの提携協定の開示要求 総会の株主提案
     
    ■ホンダ<7267>
    系列部品各社 「非ホンダ」向け取引拡大
     
    ■ゼンショーHD<7550>
    30年まで毎年賃上げ 労使で合意
     
    ■エイベックス<7860>
    若手応援 楽曲制作、資金調達も配信も
     
    ■菱洋エレク<8068>
    ワクチン保冷にIoT 遠隔管理、廃棄防ぐ
     
    ■あおぞら銀<8304>
    東南アVCと提携 融資のノウハウ共有
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    出資の晶泰科技、550億円規模の米IPO準備
     
     


     
    3日のNYダウ工業株30種平均は小幅に6営業日ぶりに反落し、前日比23ドル34セント(0.1%)安の3万4577ドル04セントで終えた。市場予想を上回る米経済指標が相次ぎ、長期金利が上昇した。これを受けて金融株が買われた半面、高PER(株価収益率)のハイテク株が売られて相場の重荷となった。
     
    ダウ平均は序盤、強い米経済指標を手掛かりに、マイナス圏で推移。雇用関連指標などの改善を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和策の縮小議論を始める時期が早まるとの懸念が、投資家の間で強まった。
    5月のADP全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が前月比97万8000人増と、約1年ぶりの高水準。最新週の新規失業保険申請件数は、新型コロナウイルス感染拡大以降、初めて40万件を下回った。また、サプライ管理協会(ISM)の5月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は64.0と、過去最高を記録した。
    良好な経済指標が相次ぎ、4日発表の5月の雇用統計が米労働市場の順調な回復を示すとの見方を誘った。
     
    3日の米債券市場で長期金利が1.6%台に上昇した。高PERのハイテク株が割高感から売られ、ダウ平均の重荷となった。顧客情報管理(CRM)のセールスフォース・ドットコムは2%安、スマートフォンのアップルは1%下げた。インテルなど半導体株も総じて安い。このところ株価が上昇していた航空機のボーイングやクレジットカードのビザなど景気敏感株の一角も売られた。
     
    一方、長期金利の上昇を受け、利ざや拡大の見方からゴールドマン・サックスなど金融株が買われて相場を支えた。化学のダウや製薬のメルクも上げた。
     
    米ワシントン・ポスト(電子版)が13日午前、「バイデン米政権がインフラ投資計画を巡る米議会共和党との協議で、財源となる連邦法人減税の引き上げで譲歩する姿勢を示した」と報じた。増税が米企業収益を圧迫するとの懸念がやや和らぎ、ダウ平均は上げに転じる場面もあった。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、前日比141.820ポイント(1.0%)安の1万3614.507で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや電気自動車(EV)のテスラなど高PER銘柄が下げた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    34,577.04−23.34
    S&P500種
    4,192.85−15.27
    ナスダック
    13,614.507−141.820
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,873.30−36.60
    NY原油(ドル/バレル)
    68.85+0.04
    円・ドル
    110.30 - 110.32+0.47

     

    【シカゴ日本株先物概況】



     
    3日のシカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前日比120円高の2万8995円で引けた。大取終値は75円下回った。市場予想を上回る米経済指標が相次いだ影響で長期金利が上昇し、ナスダック総合株価指数は反落したが、影響は限定的だった。4日発表の5月の米雇用統計を見極めたいと向きも多く、様子見ムードが優勢となり方向感に欠いた取引が続いた。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    28995 ( -75 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    28990 ( -80 )
     ( )は大阪取引所終値比
     
     



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7064.35(−43.65)
    3日のFTSE100種総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前日の終値に比べ43.65ポイント(0.6%)安の7064.35で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。
    経済回復への期待に伴う買いは一巡。英国の新型コロナウイルスに関する規制解除が遅れる可能性が報じられたことで、利益確定売りが先行した。オアンダのソフィー・グリフィス氏は「良好だった欧州の経済指標は消化され、投資家は(雇用統計など)米経済指標を注視している」と語った。
    前日まで上昇基調が続いたこともあり売りが出やすかった。金属相場の下落を受けて、主力の鉱業株が売られ相場の重荷になった。
     
    個別銘柄では、金関連のフレスニージョの下げが目立った。ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つ航空大手のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は5%超安となった。英国で新型コロナのインド型変異ウイルスの感染が拡大傾向にあり、海外旅行の行動規制が長期化するとの懸念が再燃した。業績の先行きに慎重な見方を示した小売りのB&Mヨーロピアン・バリュー・リテールも安かった。
     
    一方、特殊化学のジョンソン・マッセイは、アナリストの目標株価の引き上げを手掛かりに2.3%高、資産運用大手スタンダード・ライフが1.6%高、配管・暖房流通大手ファーガソンが1.5%高と買われた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 15632.67(+29.96)
    3日のフランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて29.96ポイント高の1万5632.67と、連日で終値ベースで過去最高値となった。
    午前は売りが優勢だったが、午後に買い圧力が強まった。3日に相次いで発表された米経済指標が良好となり、投資家心理が上向いた。
     
    個別では、前日に引き続き自動車株が上昇し、BMWは大幅高で引けた。料理宅配大手のデリバリーヒーローと航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズの下げが目立った。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6507.92(−13.60)
    フランスの株価指数CAC40は下落した。
     
     

06月04日 毎日コラム
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