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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    日経平均は買い先行から失速。月替わりが警戒されたか、値幅を伴った下げとなった。終値(2万6433円)は5日線(2万6415円、30日時点)を下回ってはおらず、弱い中でも節目は意識されたが、目先は不安定な値動きが続くかもしれない。
    ただ、マザーズ指数が25日線を上回るなど、もみ合い上放れを期待させるような動きを見せている。仮に日経平均がもう一段下を試したとしても、マザーズや過熱感の乏しいセクターが受け皿となり、日本株から資金が逃げることはないだろう。
     
    日経平均のきょうの高値は2万6830円。高値から1000円以上下げるとピーク感が出てくる可能性が高く、2万6000円台で値を固めることができるかが注目される。
     
    11月の日経平均は、“荒れる2日新甫”というアノマリーとは真逆の展開で驚異的な上昇波を形成した。その11月相場が終わり、明日からいよいよ師走相場突入となる。
    12月1日の日経平均株価は、強弱感対立か。
    11月30日の主要株価指数は、前週までの急ピッチな上昇に対する反動から下落し、材料面でのフォローがないと高値警戒感が尾を引く可能性がある。
    一方、9月中間配当金の配当再投資観測や、買い遅れた投資家の押し目買い意欲は根強いとみられる。ただ、米国では感謝祭をすぎると休暇入りするプレーヤーが多くなり、海外投資家がけん引する相場は一休みとの読みも出ている。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
     
    28479.43  ボリンジャー:+3σ(25日)
    28009.89  ボリンジャー:+3σ(13週)
    27286.78  ボリンジャー:+2σ(25日)
    27134.96  ボリンジャー:+3σ(26週)
    26746.14  ボリンジャー:+2σ(13週)
     
    26433.62  ★日経平均株価30日終値
     
    26267.58  6日移動平均線
    26165.59   新値三本足陰転値
    26129.90  均衡表転換線(日足)
    26094.13  ボリンジャー:+1σ(25日)
    25891.53  ボリンジャー:+2σ(26週)
    25482.38  ボリンジャー:+1σ(13週)
    24901.47  25日移動平均線
    24891.34  均衡表転換線(週足)
    24891.34  均衡表基準線(日足)
    24648.10  ボリンジャー:+1σ(26週)
    24218.63  13週移動平均線
    24182.02  均衡表基準線(週足)
    23835.06  75日移動平均線
    23708.82  ボリンジャー:-1σ(25日)
     
     
    ローソク足は上下のヒゲが極端に短く「陰の丸坊主」に似た形で終了し、強い売り圧力を窺わせた。ザラ場安値は上向きの5日線上方をキープしたものの、ほぼ安値引けとなり上昇一服感を伴う形状。また、RSI(14日ベース)が74.44%(先週末82.54%)に低下して「買われ過ぎ」圏を脱したが、25日線との上方乖離率は6.15%(先週末7.51%)と依然高止まりしている。10月末終値からの上昇率は15.0%と大きいため、反動安リスクが警戒される。パラボリックの陰転値が26245.92円まで切り上がっており、上昇トレンドの反転リスクには留意が必要だろう。
     

    【大引け概況】
    30日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前週末比211円09銭安の2万6433円62銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:35 容量:5.17M

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     朝方取引開始前は前週末の欧米株市場が総じて堅調で、米国市場ではナスダックが連日過去最高値を更新するなどハイテク株に買いが優勢だったことから強気にみる向きが多かった。ところが、寄り付きこそ高く始まったものの、その直後から上値の重さが露呈した。景気敏感株を中心に売られ下げ幅は一時200円を超えた。
    前週の日経平均は4営業日続伸でこの間に1100円以上の上昇をみせていただけに、目先利益確定の売りが目立つ展開となった。
     
    午後はトランプ米大統領が「我々が選挙で負けたなどあり得ない」とツイッターに投稿したこともあり、日本時間30日午後のNYダウ工業株30種平均先物が下げて相場の重荷となった。
     
    大引けで米指数算出会社MSCIが発表した指数採用の銘柄入れ替えに伴う商いが発生する見込みだったことも影響したようだ。みずほ証券の試算では日本株から1179億円の資金流出となる。市場からは「利益確定売り以外に、MSCIを意識した動きも指数を押し下げた」
    との声があった。
     
    日経平均は11月に15.0%(3456円)上昇した。上昇率は1994年1月以来26年10カ月ぶりの大きさになる。
    前週末の米株高を受けて日経平均株価は上昇して始まったが、買いの勢いは続かなかった。日経平均は移動平均線からの乖離(かいり)率が大きく広がるなど、「相場の過熱状態示すシグナルが複数出ていた」とされる。この日は上値追いの材料もなく、下落は「当然の一服」だっだ。
     
    JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反落し、終値は前週末比278.96ポイント安の1万5954.48だった。東証株価指数(TOPIX)は7営業日ぶりに反落し、31.60ポイント安の1754.92で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で4兆7669億円と約8カ月半ぶりの高水準だった。売買高は24億8779万株だった。MSCIが算出する株価指数の組み入れ比率変更に伴う売買も代金を押し上げた。東証1部の値下がり銘柄数は1810と、全体の約8割を占めた。値上がりは335、変わらずは32だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品、非鉄金属、銀行業などの下落率が大きかった。上昇はその他製品のみ。
      
    個別では、ソニーが軟調で、KDDI、アステラス、京セラ、リクルート、トヨタ、ホンダ、ブリヂストン、大塚HD、ENEOS、国際石開帝石が安く、三菱UFJ、三井住友、みずほFGなどが売られた。
     
    一方、エムスリー、東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)は高い。SUMCOは年初来高値。任天堂、日本電産、村田製が買われた。
     
    東証2部株価指数は前週末比2.01ポイント高の6502.23ポイントと続伸した。
    出来高1億8883万株値上がり銘柄数は187、値下がり銘柄数は238となった。
     
    30日、東証2部市場に新規上場したバリオは9時7分に公開価格(2250円)を100円(4.4%)下回る2150円で初値を付けた。終値は2010円だった。
     
    個別では、天昇電気工業、ASTI、松尾電機、日本抵抗器製作所、リードなど6銘柄がストップ高。ファーマフーズ、ストリーム、リスクモンスター、Abalance、アサヒ衛陶など13銘柄は年初来高値を更新。黒田精工、恵和、タクミナ、テクノスマート、ジー・スリーホールディングスが買われた。
     
    一方、SECカーボン、梅の花が年初来安値を更新。ユニバンス、北日本紡績、新内外綿、クシム、インスペックが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比2円79銭安い3659円20銭だった。
    時価総額1位のマクドナルドや時価総額上位のセリアが徐々に値を下げたことが重しとなり、ジャスダック平均は伸び悩みとなり、横這いでの推移となった。大引けにかけて、時価総額上位のハーモニックが上げ幅を急速に縮小しマイナスに下落したことで、ジャスダック平均もマイナスに転落し、小幅安で本日の取引を終了した。
     
    なお、直近IPO銘柄が値下がりランキング上位に入ったことで、個人投資家のリスクセンチメントを悪化し相場の上値を重くしたようだ。
    ジオコードがストップ安。ハーモニック、マクドナルドはさえない。一方、出前館、シライ電子がしっかり。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で953億円、売買高は1億1101万株だった。
    値上がり銘柄数は295、値下がり銘柄数は327となった。
     
    個別では、エッチ・ケー・エス、ジオコードがストップ安。テラは一時ストップ安と急落した。MITホールディングス、Speeeは年初来安値を更新。スペースシャワーネットワーク、GFA、大和コンピューター、シーズメン、オリコンが売られた。
     
    一方、プラマテルズ、アルファクス・フード・システム、Eストアー、オーネックス、不二精機がストップ高。旭化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。協和日成、シダー、石光商事、アスコット、田中化学研究所など21銘柄は年初来高値を更新。第一商品、大塚家具、エスイー、五洋インテックス、アプライドが買われた。

     


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比21.40ポイント高い1232.40だった。
    27日の米国市場でハイテク比率が高いナスダック総合株価指数が過去最高値を更新した流れを引き継ぎ、国内のIT(情報技術)株が多く集まるマザーズ市場にも買いが入った。
    一時マイナスに転じる場面も見られたものの、1207.39ポイントを安値に踏ん張りを見せ切り返す展開となった。後場に日経平均が弱含む中、マザーズ指数は堅調さを維持し、もみ合いながらもきょうの高値圏で取引を終える格好となった。
    メルカリやフリー、BASEなど時価総額の大きい銘柄が指数を押し上げた。半面、直近新規株式公開(IPO)をしたアララやクリーマが売られたほか、JストリームやJMDCが下落した。
    市場では「国内株が全体的に強く、マザーズ市場にも個人投資家の資金が入っている」との声があった。
    売買代金は概算で1745.39億円。騰落数は、値上がり141銘柄、値下がり182銘柄、変わらず9銘柄となった。
     
    個別では、ディジタルメディアプロフェッショナル、ニューラルポケットがストップ高。G−FACTORY、エヌ・ピー・シーは一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、アイリッジ、スマレジ、JTOWER、日本リビング保証など7銘柄は年初来高値を更新。日本情報クリエイト、GMOメディア、ライトアップ、バリュエンスホールディングス、アズームが買われた。
     
    一方、夢展望、アララ、Amazia、ジェイックが年初来安値を更新。クリーマ、AHCグループ、アイリックコーポレーション、グローバルウェイ、レントラックスが売られた。
     

    「演出家」
     
    週末の経済財政諮問会議。
    菅首相のコメント。

    現在の最大の課題は新型コロナウイルス対策であります。
    この3週間が極めて重要であり、感染拡大地域における飲食店の時間短縮、
    GoToトラベルの一時停止、病床の確保などの対策を講じております。
    『国民の命と暮らしを守る』。
    このことを最優先に、国民の皆さんと共に、この感染拡大を何とか乗り越えていきたい。
    このように思います。
    医療機関などの支援、雇用や事業の支援、近年の災害に対応した国土強靱(きょうじん)化、
    ポストコロナに向けたデジタル化や脱炭素化について、経済の回復に向けて十分な中身となるよう、
    関係省庁一体となって今検討しております。
    またオンライン診療、オンライン教育についても、国民がデジタル化のメリットを最大限受けられるように、
    しっかり規制改革の結論を出していただくようにお願いします。
    その中で、教育については、今年度中に端末の1人1台環境を実現した上で、
    オンラインを活用できる外部人材の活用などを進めていただくようにお願いしたいと思います。
     
    買いも売りもその動機は一つではない。
    例えば買いは、上っているから買う、下がり切ったように見えるから買う、利益がでたから買う。
    すくなくとも3つの動機が存在している。
    逆に売りは、下がっているから売る、上がり切ったように見えるから売る、利益が出たから売る。
    こちらも少なくとも3通りの背景が存在する。
    つまり正解は9個のうちから1個を選ぶという作業。
    正当確率は約1割だから複雑な連立方程式にならざるを得ない。
    アナリストやFPなどが考えるように単純な買い手や売り手だけの世界なら困惑もないのだろうが・・・。
    理想と現実はあまりにも食い違っている。
    それをないものとして相場を考えると間違わざるを得ない。
     
    投資家さんにとってはどれもが難解な言葉ばかりになってきている。
    そしてその横文字や専門語が村言葉や符牒と化しているからさらに訳がわからなくなる。
    ところが投資家さんの方も「知らない」ということが格好悪いからか「わかったふり」をして時間を過ごしがち。
    せっかく時間を使ってきっと有意義な論を吐いて聞いてもらっているのだからお互いやさしさを求めるべきではなかろうか。
    話す方もなかなか理解できていない言葉を理解してもらうのはペンシルロケットで月に行くよりも難しいだろう。
    解剖してみれば結局単純な論理になってしまうことが怖いから、長い専門用語で化粧する市場会話。
    あるいは、結論の空虚さを糊塗するための便利な用語が経済用語や市場言葉かも知れない。
    何の意味もないし、時間の無駄でさえある。
    そもそもあることを説明するのにワンセンテンスで説明できるというのが理想。
    ピーターリンチ氏も「子供にクレヨンで説明できないような銘柄には投資してはいけない」と述べている。
    「知らないことは知らない」
    「わからないことはわからない」
    「もっとやさしい言葉で語って」
    「もっとやさしく語るためにはどうするか」。
    所詮市場は人間が行う思考と行為の集積物。
    難解な横文字ではなく、耳や脳がついていけるような日常会話で語られるべきだろう。
     
    ある先輩氏の言葉。
    「相場っていうのは演出家がいるみたいに見える。
    ストップ高している銘柄の昨日と今日の状況が相当違うかといえばそうでもない。
    でも現実には株価が動き買い物がイナゴのように集まる。
    どんな企業もIRも努力はしているのは一緒。
    でも気がつかれる銘柄と気がつかれない銘柄の差はある意味演出家の脚本の有無ではないか」。
    その昔競馬には演出家がいるのではないかという思考法が流行したことがある。
    コンピュータを用いてサインが出ているのではないかという説。
    ただここでいう演出とはこの類とは全く違う種類の演出ということ。
    誰かが気がつくから買い物が入り相場が誕生する。
    しかしどんなに努力してもこの演出家というのは見えないし存在ら疑義がある。
    それでも現実に同じようなことをしている銘柄に差が出るのはこの演出の差と考えたくもなる。
    相場演出説とでも言えばいいのだろうか。
    「演出家のすべき仕事は戯曲、脚本の解釈」という定義がある。
    株式市場に換言すれば「成長シナリオや未来予想図の解釈」とでも言えばいいのだろうか。
    これらはアナリストレポートに存在する訳ではない。
    財務や業績動向の枝葉末節にこだわる人間に大局的なシナリオなど読み取れる訳はない。
    ただ問題は財務分析のアナリストの作成した四半期至上主義によって企業の未来は狭くなる。
    そうではなくて本当に求められるのは自由奔放な発想を持った相場脚本。
    企業側もアナリストレポート迎合主義に陥ると小粒になって自分自身で先が見えなくなりがちなもの。
    せめて10年先の自社の理想像くらいは語ってくれれば相場もスッキリするかも知れない。
    些末なことではなく大胆な未来こそ本来市場が望んでいるものに他ならない。
    求められるのは普段はバカにされがちな蟷螂の斧そのものなのかも知れない。
    あるいは「夢の創造」と言い換えてもよかろうか。
     
    《兜町ポエム》
     
    「通りゃんせ♪」
     
    通りゃんせ♪通りゃんせ♪
    ここはどこの細道じゃ
    3万円の細道じゃ
    ちっと通してくだしゃんせ
    御用のないもの通しゃせぬ
    株価のめでたい上昇に
    ご祝儀おさめに参ります
    行きは良い良い帰りは怖い
    怖いながらも通りゃんせ通りゃんせ♪
     
    ★新月
    1月13日
    2月12日
    3月13日
    4月12日
    5月12日
    6月10日
    7月10日
    8月8日
    9月7日
    10月6日
    11月5日
    12月4日
     
    ★満月
     
    1月29日
    2月27日
    3月29日
    4月27日
    5月26日(スーパームーン)、皆既月食
    6月25日
    7月24日
    8月22日
    9月21日
    10月20日
    11月21日
    12月19日
     
    ★その他
     
    11月19日部分月食
    1月4日しぶんぎ流星群最大
    8月13日ペルセウス座流星群最大
    12月14日ふたご座流星群最大
    2月2日節分(2020年までは3日だったから37年ぶり)
    2月2日の節分は1897年以来124年ぶり
     
    興味深いのは11月10日のブルームバーグでの報道。
    野村証券は21年末のTOPIXを1825.
    日経平均株価は2万8000円と予想した。
    ゴールドマン・サックス証券はTOPIXを1875、
    日経平均株価は2万7200円と21年の目標水準を引き上げた。
    相場格言は「つまずき」。
    一方、相場用語ではブル(雄牛)は上昇を意味。
    どちらに傾くのだろうか。
     

    (櫻井)


    日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前の終値は同8円51銭高の3670円50銭だった。
    米政権の移行作業が円滑に進むとの見方や、新型コロナウイルスのワクチン開発が進展し、普及に向かうとの期待から投資家のリスクを取る姿勢が強まった。ブシロードと資本業務提携を発表したブロッコリーが買われた。出前館やハーモニック、リバーエレが上昇した。
    また、不二精機は、注射器などをはじめワクチン特需が見込まれるとの思惑が投資資金攻勢の根拠となっている。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で411億円、売買高は6390万株。
    値上がり銘柄数は320、値下がり銘柄数は259となった。
     
    個別では、オーネックス、不二精機、旭化学工業がストップ高。Eストアーは一時ストップ高と値を飛ばした。協和日成、石光商事、アスコット、田中化学研究所、山田債権回収管理総合事務所など18銘柄は年初来高値を更新。石垣食品、大塚家具、第一商品、UEX、エヌエフホールディングスが買われた。
     
    一方、MITホールディングス、Speeeが年初来安値を更新。エッチ・ケー・エス、ジオコード、大和コンピューター、フジタコーポレーション、協和コンサルタンツが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比8.58ポイント高の1219.58ポイントと3日続伸。
    マザーズ市場は米国市場でナスダックが史上最高値を更新したことなどの流れを引き継ぎ続伸している。29日付の日本経済新聞に社内書類、ハンコ廃止の波との記事が掲載されており、脱ハンコの流れが加速するとの見方から、クラウドサインの弁護士ドットコムなど電子化関連銘柄が買われている。他では、ラクスやエヌ・ピー・シー、AIinsが上昇した。
    値上がり銘柄数は158、値下がり銘柄数は157となった。
     
    個別では、ディジタルメディアプロフェッショナルがストップ高。G−FACTORY、エヌ・ピー・シーは一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、アイリッジ、スマレジ、JTOWER、日本リビング保証など7銘柄は年初来高値を更新。ニューラルポケット、日本情報クリエイト、ウィルズ、セルソース、バリュエンスホールディングスが買われた。
     
    一方、アララ、Amazia、ジェイックが年初来安値を更新。クリーマ、松屋アールアンドディ、アライドアーキテクツ、AHCグループ、レントラックスが売られた。

    30日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。午前の終値は前週末比22円20銭高の2万6666円91銭だった。
     
    前週末の米国株市場でナスダック総合指数が連日で最高値を更新したことを受け、引き続き半導体関連株などを中心に買いが優勢となった。前週の日経平均は4営業日続伸で1100円を超える上昇をみせていたこともあり、景気敏感株を中心に買い一巡後は伸び悩む展開となり、一時マイナス圏に沈む場面もあった。値上がり銘柄数を値下がりが大幅に上回っている。電気や機械が上昇し、鉱業や石油が下落した。
     
    週初のため、これまで日本株上昇のけん引役となってきた海外勢の買いも鈍ったようで、「ようやくスピード調整を迎えた」という。
    一方で、国内外で新型コロナの感染が再拡大する中、巣ごもり消費、リモートワークなど「ウィズコロナ関連銘柄」には買いが入った。日経平均も値がさ株の一角が大きく上げたことで底堅さは保っており、「高値圏での上げ一服という範ちゅうにとどまる動き」される。
     
    市場からは「この水準で利益確定売りが出てくるのは当然だが、再びプラスに転じ、海外投資家の買いがしつこい。下がっても、なかなか買わせてくれない。新型コロナ感染者が増えても政策期待につながっている」との声が聞かれた。
     
    東証1部の出来高は5億9128万株、売買代金は1兆2122億円。騰落銘柄数は値上がり659銘柄、値下がり1449銘柄、変わらず68銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、金属製品、情報・通信業などが上昇。石油・石炭製品、鉱業、陸運業、ゴム製品などは下落した。
     
    個別ではソフトバンクグループが買われ、任天堂も堅調。日本電産が大商いで上値追い。SUMCO、キーエンスも高い。池上通信機はストップ高、エムスリー、ブイキューブは年初来高値を付けた。
     
    半面、ソニーが冴えず、トヨタ自動車、JR東日本も安い。ユー・エム・シー・エレクトロニクス、ジーンズメイト、東亞合成なども大きく値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前週末比33.46ポイント高の6533.68ポイントと続伸した。
    出来高9811万株。値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は164となった。
     
    個別では、リード、黒田精工がストップ高。ファーマフーズ、ストリーム、リスクモンスター、Abalance、アサヒ衛陶など12銘柄は年初来高値を更新。天昇電気工業、ASTI、恵和、野村マイクロ・サイエンス、FDKが買われた。
     
    一方、梅の花が年初来安値を更新。北日本紡績、倉庫精練、田岡化学工業、ウェルス・マネジメント、サンテックが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    30日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比185円39銭高の2万6830円10銭。
    前週末の欧米市場は総じて高く、世界株高の流れが続いている。短縮取引となった米国株市場ではハイテク株中心に買われ、ナスダック総合指数は4日続伸で史上最高値を更新しており、これを受け東京株式市場でもリスクオンの流れに乗っている状況だろう。
     
    日米ともに新型コロナウイルスの感染拡大が加速していることで警戒感が強まっている一方、ワクチン開発に対する期待などが市場心理を強気に傾けている。東京市場では配当再投資の買いなども株価の押し上げ要因とみられている。
     
    ただ、日経平均は前週に4営業日続伸で1100円以上の上昇をみせており、目先利益確定の売り圧力も働きやすく、買い一巡後はやや不安定な値運びを強いられる可能性もある。
     
    個別では、東エレク、ソフトバンクG、ファーストリテが高く、ダイキン、TDK、オムロンは堅調となっている。半面、トヨタ、ソニー、JR東海がさえない。
     
     
     



    30日の日経平均株価は続伸展開か。
    先週末の米国株は上昇。NYダウ平均は37ドル高の2万9910ドルで取引を終えた。感謝祭翌日で短縮取引であったが、ブラックフライデーのネット販売活況が伝わり、楽観ムードが優勢の展開。
    前週末の欧米株高の流れを引き継ぎ買いが先行するだろう。中間配当の再投資への思惑も下値を支える。先週末の終値2万6644円から150円ほど高い2万6800円近辺まで上昇する場面もありそうだ。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同27日の大阪取引所終値比145円高の2万6775円だった。
    ナスダックの動きが良く、ハイテク株が上昇のけん引役となるだろう。国内ではコロナの感染拡大が懸念されており、ネット関連にも見直し買いが入りそうだ。
     
    ただ、買い一巡後は、前週末まで4日連騰となっていることや、国内での新型コロナウイルスの感染者数の拡大傾向が継続していることが警戒され、伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円前後(前週末27日終値は104円07−08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円13−17銭)と小動き。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■システム・ロケーション <2480>
    今期最終を一転44%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■ブロッコリー <2706>
    ブシロード <7803>と資本業務提携。
     
    ■ジェイホールディングス <2721>
    今期最終を81%上方修正・20期ぶり最高益更新へ。
     
    ■TOKYO BASE <3415>
    立会外分売を中止。13日の立会外分売発表後、株価が11.9%下落しており、分売人から中止の申し出を受けた。
     
    ■アルファクス・フード・システム <3814>
    中期経営計画を策定。23年9月期に営業損益8.8億円の黒字(20年9月期は5億円の赤字)を目指す。
     
    ■カヤック <3904>
    広告事業やeスポーツ事業を展開するSANKOの株式を取得し子会社化する。
     
    ■東京ドーム <9681>
    三井不動産 <8801> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと正式発表。TOB価格は1株1300円で27日終値を24.2%上回る水準。買い付け期間は11月30日から21年1月18日まで。
     
    ■ゲオホールディングス <2681>
    発行済み株式数の3.48%にあたる153万0536株の自社株を消却する。消却予定日は12月31日。
     
    ■ソルクシーズ <4284>
    今期配当を17円に修正。
     
    ■バルテス <4442>
    東証が30日付で貸借銘柄に選定。
     
    ■ユー・エム・シー・エレクトロニクス <6615>
    非開示だった今期最終は赤字縮小へ。また、豊田自動織機 <6201> に882万3530株など計3先を引受先とする1323万5296株の第三者割当増資を実施する。
     
    ■プレナス <9945>
    今期経常を一転黒字に上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    30(月)
    【国内】
    10月鉱工業生産(8:50)
    10月商業動態統計(8:50)
    10月住宅着工統計(14:00)
    《決算発表》
    トリケミカル、ラクーンHD、東和フード、はてな、ゼネパッカー
     
    【海外】
    中国11月製造業PMI(10:00)
    米10月NAR仮契約住宅販売指数(12/1 0:00)
    OPEC定例総会
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
     
     
    ■EU 洋上風力の規模25倍 官民で100兆円投資
     
    ■省庁のドローン1000機 中国製を排除へ 安保懸念「国産」導入を視野
     
    ■王子HD<3861>
    資源統括会社を完全子会社化 ESGに対応
     
    ■巴川製紙所<3878>
    ミリ波帯域対応グリース開発 基地局・自動運転に的
     
    ■豊田織機<6201>
    米テスラのSUVに部品 EV向け事業に弾み
     
    ■クボタ<6326>
    植物工場スタートアップに出資 協業でノウハウ
     
    ■東芝<6502>オムロン<6645>
    参入ワイヤレス給電 日本で実用化へ 
     
    ■三菱UFJリース<8593>
    コマツ<6301>と提携 建機ICT化でサブスク提供
     



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    《マーケットストラテジーメモ》11月第4週

    【推移】
     
    24日(火):
    週末のNY株式市場で主要株価指数は揃って反落。「コロナ感染の急増とワクチン開発の進展で、相場は一進一退の動き」との解釈。ファイザーはコロナワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請。コロナワクチンの緊急使用許可申請は米国内で初めて。週間ではNYダウとS&P500が小幅安。NASDAQは小幅高。
     
    日経平均株価は638円高の26165円と4日ぶりの反発。上昇幅は6月16日の1051円以来の大きさ。一時700円以上上昇した場面もあった。ワクチントレードに加えイエレン前FRB議長の財務長官就任観測も好材料となった。
    TOPIXは3日続伸で年初来高値を更新。2018年10月以来の高値水準を回復した。東証一部の売買代金は2兆9478億円。三井不動産、東エレが上昇。KDDI,ニチレイが下落。今月4回目の週明け急伸パターン。アノマリーは「11月3連休明けの株高(過去18勝1敗)」だった。
     
    25日(水):
    火曜のNY株式市場で主要株価指数は揃って続伸。NYダウは史上初の30000ドル台乗せ。NASDAQは12000ポイント台を回復した。トランプ米大統領はバイデン次期政権への移行プロセスを開始することを一般調達局(GSA)に許可。
    またバイデン氏が次期財務長官にFRBのイエレン前議長を指名するとの報道。これにコロナワクチン等の進展が加わり市場はリスクオン。
     
    日経平均株価は134円高の26296円と続伸。一時は500円以上上昇した場面もあったが、後場上昇幅を縮小。東証一部の売買代金は3兆1507億円。日産、ファーストリテイリングが上昇。ニチレイ、楽天が下落。
     
    26日(木):
    水曜のNY株式市場で主要株価指数はNYダウとS&P500が反落。IT(情報技術)関連セクターの大型株の好調からNASDAQは続伸。
    週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は77万8000件と2週連続で増加。前週は74万8000件。市場予想は73万件の減少だった。新型コロナ感染再拡大や一連の制限措置を背景にレイオフが増加。労働市場の回復を阻害しているという見方だ。10月の個人消費支出と設備投資は市場予想を上回った。
     
    日経平均は240円高の2万6537円と3日続伸。小安く始まったものの、その後はプラス圏に切り返し、後場後半に一段高に買われた。東証1部の売買代金は2兆4792億円。SBG、グレイスが上昇。トヨタ、JR東海が下落。
     
     
    27日 (金):
    木曜のNY株式市場は感謝祭で休場。日経平均は107円高の26644円と4日続伸。前場はマイナス展開だったが後場切り返した格好。高値警戒感の強まりで利益確定売りも出やすく上値は限定的。ただ今週の上昇幅は1117円だった。
     
    週足は陽線。東証1部の売買代金は3兆4069億円。SBG、キーエンスが上昇。トヨタ、ダイキンが下落。日銀が保有しているETF。9月末での含み益が5兆8469億円。3月末から半年で約19倍に増加したという。18年9月が7兆2000億円だったからこれに次ぐ水準。
    因みに、18年9月の日経平均は24120円。今年9月の日経平均は23185円。そこから3000円は上昇しているので今は史上最高だろう。懸念は今や杞憂に変じた格好だ。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    CB消費者信頼感指数は96.1。
    前月の101.4から低下し市場予想の98を下回った。
    恐怖と欲望指数は91ポイント→92ポイント。
    「強烈な欲望」の世界での展開。
     
    (3)新興国動向
     
    中国国家統計局が27日発表した10月の工業部門企業利益は前年同月比28.2%増の6429億1000万元(977億9000万ドル)。
    6カ月連続で増加した。
    2017年初め以来の高い伸びで今年の序盤に新型コロナウイルス流行で大打撃を受けた製造業の着実な回復ぶりを示した。
    9月は10.1%増だった。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    【12月】6勝4敗、(陽線確率60%)、過去15年9勝5敗(3位)
         気学では「押し目買い。上場機運。納会は平穏」
     
     1日(火):失業率、法人企業統計、自動車販売台数、米ISM製造業景況感、中国製造業PMI、株高の特異日
    MSCI日本指数半期リバランス実施
     2日(水):マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート
     3日(木):米ISM製造業景況感、株高の日
     4日(金):米雇用統計、貿易収支、変化日
     5日(土):臨時国会会期末(予定)
     6日(日):「はやぶさ2」の帰還カプセルが着地
     7日(月):景気動向指数、米消費者信用残高、中国貿易収支
     8日(火):GDP確定値、家計調査、景気ウォッチャー調査、米大統領選で州の結果確定期日
     9日(水):マネーストック、機械受注、中国生産者・消費者物価
    10日(木):法人企業統計予測調査、国内企業物価指数、米消費者物価、財政収支、ECB理事会、EU首脳会議(ブリュッセル)、ノーベル賞授賞式、変化日、株安の日
    11日(金):メジャーSQ、米生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感、一粒万倍日・鬼宿日・神吉日
    14日(月):日銀短観、第3次産業活動指数、米大統領選挙人投票、欧州議会本会議、ふたご座流星群極大、株安の日
    15日(火):米NY連銀製造業景況感、鉱工業生産、輸出入物価、対米証券投資、FOMC(→16日)、中国各種経済指標、株安の日
    16日(水):貿易統計、訪日外客数、米小売り売上高、NAHB住宅指数、パウエル議長記者会見
    17日(木):日銀金融精枠決定会合(→18日)、米住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、変化日
    18日(金):黒田日銀総裁会見、消費者物価、米経常収支、独IFO景況感
    21日(月):テスラがS&P500に採用、変化日、土星木星大接近
    22日(火):米GDP確定値、中古住宅販売、株高の特異日
    23日(水):米新築住宅販売件数
    24日(木):企業向けサービス価格指数、米耐久財受注。株安の日
    25日(金):失業率、クリスマス
    28日(月):鉱工業生産、ボクシングデー
    29日(火):米CB消費者信頼感、CS住宅価格指数、変化日
    30日(水):大納会、FTSE日本指数3月半期リバランス基準日
    31日(木):大晦日、中国製造業PMI、非製造業PMI、英国のEU離脱期限が終了
     
    JPモルガンの見通し。
    弱気材料は・・・。
    (1)米国大統領選後、ワクチン開発といった大きなカタリストが既に顕在化
    (2)足元での世界的なコロナ感染再拡大を受け、欧州を中心に経済指標の弱く含みの想定
    (3)来期にかけての企業業績回復、業績予想リビジョンの改善を当て込んだとしても
       バリュエーション面での上昇余地が乏しくなってきた
     
    一方で強気材料は・・・。
    (1)良好な需給環境
    (2)景気回復基調の継続
    (3)経済・企業業績正常化への期待が一段と高まる可能性
     
    そして「コロナ・ショック以前に市場が想定していた2021年度予想EPS」。
    これを織り込みに行くのであれば・・・。
     
    TOPIXは1900→1950ポイント
    日経平均は28000円→29000円


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

    [概況]

     
    今週の外国為替市場において、米ドル円は引き続き104円台前半付近では上値が重い展開となりそうか。先週末、米感謝祭明けの米ドル円は一時103円台を示現するなど上値が重い推移となった。米ドル円は引けにかけては104円台まで水準を回復しているが、引き続き新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受け、上値が重い推移を予想する。
     
    今週の予定としては、1日に11月米ISM製造業景気指数(予想:57.9 前回:59.3)や2日、11月米ADP 民間部門雇用者数(予想:40.0万人 前回:36.5万人)、3日は米新規失業保険申請件数(予想:77.0万件 前回:77.8万件)や11月米ISM非製造業景気指数(予想:56.0 前回:56.6)、4日は10月米雇用統計など、米経済指標の発表が予定されている。
     
    テクニカル的には米ドル円は上方に位置する20日移動平均線(104.381円)付近がレジスタンスとなりそうか。一方、下方では一目均衡表の転換線(103.945円)付近がひとまずサポートとなるか注目したい。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

11月30日 毎日コラム
【注意】血管年齢が実年齢より高いリスク
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