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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


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11月09日 マーケットコメント


    10日の日経平均株価は6日続伸。終値は前日比65円高の2万4905円だった。
    新型コロナワクチンの有効性と早期承認の報が米国であり同国株が記録的な上げ幅に。これを受けて朝方には一時2万5279円(440円高)まで上昇し、取引時間中の高値としては1991年6月6日以来29年ぶりの水準となった。
    買い一巡後は短期的な過熱感から利食い売りに押されたが、久々の大相場に買い遅れた向きも多く、今の上昇モメンタムはすぐには終わらない可能性が高そうだ。
     
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は6日続伸で朝方に2万5000円ライン突破
     2.ワクチン開発期待からNYダウは一時1600ドル超の急騰
     3.米株急騰を受け景気敏感株中心に買われるも後半は伸び悩む
     4.空運、不動産、鉄鋼など買われ、半導体やゲーム関連は軟調
     5.売買代金は4兆円を上回り、5ヵ月半ぶりの高水準に膨らむ
     
    明日11日の日経平均株価はもみ合い展開か。
    相場の過熱感は否めないものの、待機マネーが支えとして意識されよう。日経平均株価は10日時点で6連騰(合計1900円超高)し、25日線との乖離(かいり)率は5.25%と高止まり状態にある。買われ過ぎラインの5%を超えた水準で、ガス抜きが必要との見方は少なくない。一方、「下げたところでは買いが入ってくる」とし、押し目買いニーズは根強い。前場軟調なら、後場には日銀のETF(上場投資信託)買いも期待され、売り物吸収の受け皿になり得るだろう。
     
    マザーズ指数(終値:1185p)の下げが大きかったが、チャートを見ると、直近の戻りが25日線に跳ね返された格好となっている。
    75日線(1162p、10日時点)や11月2日の安値1146pを下回ると、チャート形状の悪化が一段の売りを誘いやすくなるため要注意だろう。
    ただ、マザーズが調整色を強めた場合には、バリューを中心に出遅れ銘柄を見直す流れが強まるだろう。日本株全体としては資金が逃げることなく、堅調な地合いが続くと予想する。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
     
    25403.94  ボリンジャー:+3σ(26週)
    25118.21  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24961.13  ボリンジャー:+3σ(25日)
     
    24905.59  ★日経平均株価10日終値
     
    24559.95  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24558.60  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24528.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
    24194.44  6日移動平均線
    24114.21  均衡表基準線(日足)
    24114.21  均衡表転換線(日足)
    24114.21  均衡表転換線(週足)
    24105.28  新値三本足陰転値
    24095.61  ボリンジャー:+1σ(25日)
    24001.69  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23713.25  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23662.85  25日移動平均線
    23443.43  13週移動平均線
    23236.29  75日移動平均線
     
     
    25日線との上方乖離率は5.25%と過熱ゾーン入りの目安となる5%を上回っているため、連騰後の反動安リスクが警戒される。
    ボリンジャーバンド(25日ベース)で本日終値は+3σ直下に高止まりして過熱状態を示唆。+1σ分の値幅は432.76円と拡大が続いており、明日11日も日中の値幅が大きくなりやすい点に留意したい。
     
     
     

    【大引け概況】
    10日の日経平均株価は6日続伸し、前日比65円75銭高の2万4905円59銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:33 容量:13.69M

    過去のマーケット動画はこちら
     
     前日のNYダウが一時1600ドルを超える急騰をみせるなど、リスクオンの流れが加速したことを受け、きょうの東京株式市場も大きく買いが先行して始まった。
     
    米国では製薬大手のファイザーが新型コロナウイルスのワクチン開発の臨床で好結果を得られたことを発表、これが強気相場を後押しする格好となった。
    これまで売り込まれていた銘柄が買い戻される一方、先駆して買われていたハイテク株などは売りに押されナスダック総合指数は大きく下げる展開となっており、東京株式市場でもこの資金シフトの動きが反映される形となった。
     
    景気が回復するとの期待から朝方に一時、前日比400円超高まで上昇。約29年ぶりに取引時間中に2万5000円台を回復した。
    値上がりが目立ったのが、旅客需要の持ち直しが期待された空運株や電鉄株。また、「ワクチンが普及すれば世界的に景気は拡大基調に入る」との見方から、鉄鋼や金融などの景気敏感株も買われた。
     
    ただ、心理的な節目の2万5000円を上回ったことで成長株を中心に利益確定売りが出て、午後には下落に転じる場面もあった。日経平均は11月に入ってから1862円高(9日終値時点)と急ピッチで上昇しており、高値警戒感からの売りも出たようだ。
     
    市場からは「急速な株高の揺り戻しによる売りと景気回復期待の先高観からの買いが交錯し、不安定な値動きになった」との見方があった。
     
    JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比207.37ポイント高の1万5376.09だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、18.90ポイント高の1700.80で終えた。
     
    売買は活況となり、東証1部の売買代金は概算、4兆746億円で、5月29日以来およそ5カ月半ぶりの高水準。売買高は20億6535万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1337と、全体の約6割を占めた。値下がりは788銘柄、変わらずは54銘柄だった。
     
     

    業種別株価指数(33業種)は空運業、陸運業、不動産業の上昇が目立ち、下落はその他製品、情報・通信業、精密機器など。
     
    個別銘柄は、JAL、ANAHDなど空運株や、JR西日本、JR東海、JR東日本など陸運株が旅行需要の回復期待で買われた。Jフロント、三越伊勢丹、高島屋など小売株も高かった。
    三井不、菱地所は値を飛ばし、OLC、資生堂がにぎわった。三菱UFJ、三井住友、東京海上も上伸した。
     
    一方、「巣ごもり消費」銘柄などコロナ禍で堅調だった銘柄に売りが目立った。エムスリーは7.3%安。ネクソン、サイバー、バンナムHDも売られた。ソフトバンクGは4.7%安で取引を終えた。任天堂、ソニーが安く、HOYA、キーエンス、東エレクもさえない。
     
     
    東証2部株価指数は前日比29.96ポイント安の6246.25ポイントと5日ぶり反落した。
    出来高1億7634万株。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は233となった。
     
    個別ではスーパーバッグ、ラピーヌが年初来安値を更新。プレミアムウォーターホールディングス、アイケイ、GMOペパボ、理経、パシフィックネットが売られた。
     
    一方、ツインバード工業がストップ高。ワシントンホテルは一時ストップ高と値を飛ばした。省電舎ホールディングス、STIフードホールディングス、Abalance、田岡化学工業、浜井産業など9銘柄は年初来高値を更新。日建工学、オーナンバ、リスクモンスター、スターフライヤー、アールエイジが買われた。


     


    日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比54円48銭安い3574円71銭だった。「巣ごもり消費」など新型コロナウイルスのまん延による生活様式の変化への思惑からこれまで買われていた銘柄に、売りが広がった。ワークマンや出前館、ウエストHDが下落した。半面、マクドナルドや不二硝、セプテニHDは上昇した。
    「コロナ禍で頑張っていた銘柄は、ワクチン開発への期待が高まったことで、いったんお役御免になった」という。「ウィズコロナ」関連銘柄や、デジタル化関連銘柄を中心に手じまい売りや換金売りが優勢となった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で712億円と10月22日以来の高水準だった。売買高は1億731万株だった。
    値上がり銘柄数は260、値下がり銘柄数は364となった。
     
    個別では、テラ、不二ラテックスがストップ安。パウダーテック、川辺は年初来安値を更新。出前館、ディーエムソリューションズ、アースインフィニティ、グローム・ホールディングス、フジプレアムが売られた。
     
    一方、不二硝子、日本エマージェンシーアシスタンス、セレスポがストップ高。神田通信機は一時ストップ高と値を飛ばした。湖池屋、ユーラシア旅行社、ベルパーク、ホウライは年初来高値を更新。ABホテル、ユニバーサルエンターテインメント、エージーピー、レイ、博展が買われた。


     
    東証マザーズ指数は急落した。終値は前日比80.70ポイント(6.38%)安い1185.03だった。下落率は3月9日(9.74%)以来およそ8カ月ぶりの大きさ。
    米ナスダック市場が逆行安やナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを引き継ぎ反落でスタートした。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待を背景に前日の米長期金利が上昇。金利の低位安定を前提として物色されていた電子商取引(EC)関連などの成長株には売りが膨らんだ。
    BASEやメルカリが下落したほか、アンジェスは9日、ゲノム編集技術を持つ米社の買収に絡み新株を発行すると発表し、株式需給の悪化を嫌気した売りが出た。
    値上がり銘柄数は85、値下がり銘柄数は242となった。
     
    個別では、すららネット、Jストリーム、JMDCがストップ安。KIYOラーニング、アクシス、マクアケ、MTG、BASEは値下がり率上位に売られた。
     
    一方、アズーム、スペースマーケット、アドベンチャー、ホープ、旅工房など7銘柄がストップ高。トゥエンティーフォーセブンは一時ストップ高と値を飛ばした。アドウェイズ、JIG−SAWなど3銘柄は年初来高値を更新。ベルトラ、HANATOUR JAPAN、ベストワンドットコム、ティーケーピー、フロンティアインターナショナルは値上がり率上位に買われた。
     

    10日午前の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比268円37銭高の2万5108円21銭だった。上値追いが続きフシ目の2万5000円台を回復した。
    前日の米国株市場でワクチン開発期待から景気敏感株が買い戻されNYダウが急騰した流れを引き継ぐ形となった。
    米製薬大手のファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンの治験で高い効果を示すデータを発表し、感染収束への期待が投資家心理を明るくした。ワクチンの開発に伴い経済活動が正常化するとの思惑から、これまでコロナ禍で売り込まれた銘柄を中心に買いが集まった。
    空運や鉄道バスが急伸した。造船や保険、不動産が買われた。自動車や鉱業、化学も上げた。
    一方、これまで買われていたコロナ禍で需要増の恩恵を受けていた銘柄が売られた。
     
    日経平均は11月に入り連日の値上がりとなり、10日のザラバ高値まで約2300円上昇。心理的な節目で29年ぶりの高値となる2万5000円台も回復した。
    このため、「上昇ピッチの速さに対する警戒感も高まった」形となり、上昇幅を縮めて午前の取引を終えた。ワクチン開発期待は投資意欲を刺激する格好の材料になったのは確かだが、「業績面からの投資尺度では株価は極端に割高」と指摘していた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに上昇した。
     
    ワクチン関連のニュースを受けて売買は活況となり、前引け時点の東証1部の売買代金は概算で2兆0991億円、売買高は10億8725万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1388と、全体の6割強を占めた。値下がりは727銘柄、変わらずは62銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は空運業、鉱業、保険業、陸運業の上昇が目立ち、その他製品、情報・通信業が下落した。
     
    個別銘柄では、長期金利の上昇で資金運用環境が改善するとの見通しで第一生命HD、T&D、東京海上、MS&ADなど保険株が買われている。三菱UFJ、三井住友も買われている。JAL、ANAHD 、OLCや資生堂は大幅高。JR東日本、JR東海も急伸し、国際帝石、ENEOSが高く、日本製鉄も値を飛ばした。トヨタが値を上げ、日立、キヤノンも上昇した。
     
    半面、任天堂、ソニー、ファーストリテ、キーエンスが下落、コロナ禍で堅調だったエムスリー、ヤマトHDなどが安い。ソフトバンクGは3.1%安で午前の取引を終えた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比24.20ポイント高の6300.41ポイントと5日続伸した。
    出来高1億0373万株。値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は176となった。
     
    個別では、ワシントンホテルが一時ストップ高と値を飛ばした。省電舎ホールディングス、STIフードホールディングス、Abalance、田岡化学工業、浜井産業など9銘柄は年初来高値を更新。日建工学、オーナンバ、スターフライヤー、リスクモンスター、Jトラストが買われた。
     
    一方、スーパーバッグ、ラピーヌが年初来安値を更新。アイケイ、理経、セキド、パシフィックネット、ジー・スリーホールディングスが売られた。
     
     


    日経ジャスダック平均株価は反落し、午前の終値は27円10銭安の3602円09銭だった。
    バリュー株(出遅れ株)や景気敏感株が買われ、グロース株(成長株)や景気ディフェンシブ株が売られる展開となった。ワークマンや出前館、ウエストHDが下落した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で439億円、売買高は7262万株。
    値上がり銘柄数は294、値下がり銘柄数は296となった。
     
    個別では、不二ラテックスがストップ安。テラは一時ストップ安と急落した。パウダーテック、川辺は年初来安値を更新。プラコー、出前館、ディーエムソリューションズ、フジプレアム、ナフコが売られた。
     
    一方、神田通信機、不二硝子、日本エマージェンシーアシスタンスが一時ストップ高と値を飛ばした。湖池屋、ユーラシア旅行社、ホウライは年初来高値を更新。レイ、朝日ラバー、博展、ABホテル、ユニバーサルエンターテインメントが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前日比61.42ポイント安の1204.31ポイントと反落。
    日経平均が大幅続伸で2万5000円台を突破する一方、マザーズ指数が一時5%を超える急落と明暗を分けている。前日の米国株市場ではワクチン開発期待でNYダウが急騰したが、ナスダック総合指数は大幅安という展開となった。一時は1185.22と6%超下げた。金利の低位安定を前提に買われていた電子商取引(EC)関連など成長株に売りが出た。
    「米長期金利の急上昇を背景に、これまでのコロナトレードが逆回転を始めており、東京株式市場にもそのまま波及する形となった。ナスダック市場の上昇とマザーズ指数は連動性が高く、マザーズで時価総額の大きい銘柄を中心に売りが顕在化した」という。
    値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は223となった。
     
    個別では、Jストリーム、JMDCがストップ安。すららネットは一時ストップ安と急落した。BASE、ユーザベース、HENNGE、Chatwork、ケアネットが売られた。
     
    一方、スペースマーケット、アドベンチャー、ホープがストップ高。トゥエンティーフォーセブンは一時ストップ高と値を飛ばした。アドウェイズ、JIG−SAWなど3銘柄は年初来高値を更新。ベストワンドットコム、ティーケーピー、フロンティアインターナショナル、タメニー、ブシロードが買われた。

    【寄り付き概況】


    10日の日経平均株価は大幅続伸して始まった。始値は前日比247円46銭高の2万5087円30銭。取引時間中に2万5000円の節目を上回るのは1991年11月5日(2万5100円68銭)以来、29年ぶり。
    前日の欧米株市場が急騰した流れを引き継ぎ、東京株式市場でも主力株中心に広範囲に投資資金が流入した9日に米製薬大手のファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンの治験で高い効果を示すデータを発表したことで、感染収束への期待が広がり投資家が運用リスクを取る姿勢を強めた。
     
    9日、米ファイザーが独ビオンテックと開発中のワクチン治験で予防の有効性が90%を超えたとする初期データを発表したことで、感染収束と経済活動の本格再開への期待が広がった。同日のNYダウ工業株30種平均が前週末比834ドル高と急反発。欧州でもドイツ株式指数(DAX)が4.9%高など軒並み大幅高で終えた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸している。
     
    米大統領選を巡って民主党のバイデン候補が当選を確実にし、不透明感が薄れたことも投資家のリスク資産に対する楽観的な見方を後押ししている。
     
    外国為替市場では1ドル=105円台まで一気に円安が進展していることも追い風材料となる。自動車株など円安の恩恵を受けやすい業種に広く買いが集まっている。ただ、日経平均は前日まで5連騰で急速に水準を切り上げていることもあって、買い一巡後は伸び悩む可能性もある。
     
    個別では、トヨタ、日産自、三菱自、SUBARUが買われている。花王、日立が高く、京セラは堅調。9日に関西みらいを完全子会社化すると伝わったりそなHDも高い。住友鉱、日本製鉄、神戸鋼なども買われている。
     
    一方、9日に2020年4〜9月期の連結純利益が前年同期比4.5倍になったと発表したソフトバンクGは安い。エムスリー、ヤマトHDなどコロナ禍に需要を伸ばした企業は売られている。
     



    「メド」
     
     
    週明けのNY株式市場はNYダウとS&P500は反発。
    NASDAQは6日ぶりに反落。
    好材料はファイザーのワクチンの治験。
    参加者の9割超で感染予防の効果があったとの報告を好感。
    「深刻な副作用も起きておらず、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可の承認を申請する方向」との見方だ。
    また「強力な経済対策が続くとの見方も多く、潤沢なマネーが株式に向かった」との声も聞こえる。
    JPモルガンは「S&P500の2021年初見通しは4000ポイント、年末は4500ポイント」とのレポート。
    コロナの打撃の大きかったボーイングやウォルト・ディズニーの株価は10%以上上昇。
    レジャーや金融、エネルギー関連の株価も急騰。
    原油価格が急伸し、エネルギー株を押し上げた。
    一方、コロナ渦で収益が伸びると期待されていたアマゾンやズームなどは下落。
    「NYダウの上昇幅は一時1600ドルを超えており、834ドル高では物足りない」という声もある。
    原油先物は8%上昇。
    NY連銀消費者調査で失業を巡る見通しは改善。
    ただし将来的に失業した場合の再就職を巡る見通しは悪化。
    今後1年間に失業する可能性があるとの見方は前月の16.6%から15.5%に改善。
    ただ新型コロナウイルス流行前の2月(13.8%)の水準までには至っていない。
    また、今後失業した場合、再就職できるとの見方は、前月の49.9%から46.9%に悪化。
    2014年4月以降で最低となった。
    10年国債利回りは0.923%。
    2年国債利回りは0.174%。
    新型コロナウイルス感染症ワクチンの高い効果を発表したことで、円を売ってリスク資産を買う動きが拡大。
    ドル円は105円台前半。
    SKEW指数は127.41.
    3日連続での130ポイント割れ。
    恐怖と欲望指数は40ポイント→52ポイント。
     
     
    週明けのNYダウは834ドル高の29157ドルと反発。
    高値29933ドル、安値29130ドル。
    上昇幅は一時1600ドルを超え過去最高値を更新。
    NASDAQは171ポイント安の11723ポイントと6日ぶりの反落。
    高値12108ポイント、安値11720ポイント。
    S&P500は38ポイント高の3548ポイントと反発。
    高値3645ポイント、安値3548ポイント。
    ダウ輸送株指数は285ポイント高の11900ポイントと3日ぶりに反発。
    SOX指数は1.32%安の2495ポイント6日ぶりに反落。
    VIX指数25.67(前日は24.86)。
    225先物CME円建ては大証比日中比580円高の25440円。
    ドル建ては大証日中比590円高の25450円。
    ドル円は105.37円。
    10年国債利回りは0.923%。
    2年国債利回りは0.174%。
     
     
    週明けの日経平均は寄り付き243円高。
    終値は514円高の24849円と5日続伸。
    6月16日の1051円高以来の上場幅。
    一時600円超の上昇で25000円にあと38円まで迫った。
    5日連続で3ケタ高。
    日足は5日連続の陽線。
    TOPIXも5日続伸だが年初来高値はまだ遠い。
    日経ジャスダックは4日続伸、東証マザーズ指数は反発。
    東証1部の売買代金は2兆6493億円。
    8日連続の2兆円超え。
    値上がり1399銘柄(前日1367銘柄)。
    値下がり695銘柄(前日714銘柄)。
    新高値122銘柄(前日66銘柄)。
    新安値9銘柄(前日1銘柄)。
    騰落レシオは97.19(前日89.94)。
    NTレシオは14.77倍(前日14.67倍)。
    今年最大値。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    右肩上がりの25日線(23599円)からは△5.26%。
    4日連続で上回った。
    右肩上がりの75日線は23207円。
    横ばいの200日線(22003円)からは△12.89%(前日△10.57%)。
    10%プラスかい離は限界ではなく加速となった。
    (昨年12月17日が△10.57%だったがこの時は3日だけの滞在だった)。
    右肩上がりの5日線(24052円)から△3.27%。
    4日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.836%(前日▲15.837%)。
    買い方▲8.206%(前日▲8.921%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.755%(前日▲8.499%)。
    買い方▲16.098%(前日▲17.714%)。
    空売り比率は35.1%(2日連続の40%割れ:前日37.3%)。
    空売り規制なしの比率は7.6%(前日7.3%)。
    日経VIは21.40と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは22.99倍(前日23.36倍)。
    前期基準では18.61倍。
    EPSは1080円(前日1041円)。
    225のPBRは1.14倍。
    BPSは21789円(前日21718円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.35%(前日4.28%)。
    配当利回りは1.87%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは25.64倍。
    前期基準では20.44倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.25倍。
    ドル建て日経平均は239.98(前日234.89)。
    連日の年初来高値更新。
    東証1部単純平均株価は25円高の2265円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    東証1部売買単価は2157円(前日2096円)
    東証1部時価総額は642兆円(前日633兆円)。
    週明けのシカゴ225先物終値は大証日中比580円高の25440円。
    高値25900円、安値24365円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比710円高の24570円。
    気学では「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
    水曜は「大いに高いと反落する。逆の時は翌日強し」。
    木曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
    金曜は「下寄りすると戻し、上寄りすると押し込む日」。
    拡散しているボリンジャーのプラス2σが24310円。
    プラス3σが24665円。
    完全に上抜けたのは昨年12月13日以来のこと。
    一目均衡の雲の上限が23197円。
    5日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は23439円。
    下限は23338円。
    4日連続で勝手雲の上。
    勝手雲は明日に黒くねじれる。
    RSIが70.97。
    RCIが68.96。
    「6月8日以来の6連騰。6月3日まで7日連続日足陽線」に挑戦。
    思い出すのはバブル時の「円高、債券高、株高」のトリプル高。
    80年代のトリプルメリットは「円高、低金利、原油安」だった。
    今日も「Sturm und Drang(疾風怒濤)=理性に対する感情の優越」の一日の気配。
     
    《今日のポイント11月9日》
     
    (1)週明けのNYダウは834ドル高の29157ドルと反発。
       高値29933ドル、安値29130ドル。
       上昇幅は一時1600ドルを超えた。
       NASDAQは171ポイント安の11723ポイントと6日ぶりの反落。
       高値12108ポイント、安値11720ポイント。
       S&P500は38ポイント高の3548ポイントと反発。
       高値3645ポイント、安値3548ポイント。
     
     
    (2)ダウ輸送株指数は285ポイント高の11900ポイントと3日ぶりに反発。
       SOX指数は1.32%安の2495ポイント6日ぶりに反落。
       VIX指数25.67(前日は24.86)。
       シカゴ225先物終値は大証日中比580円高の25440円。
       高値25900円、安値24365円。
       225先物大証夜間取引終値は日中比710円高の24570円。
       ドル円は105.37円。
     
     
    (3)日経平均終値は514円高の24849円と5日続伸し29年ぶりの高値水準回復。
       6月16日の1051円高以来の上場幅。
       一時600円超の上昇で25000円にあと38円まで迫った。
       5日連続で3ケタ高。
       日足は5日連続の陽線。
       TOPIXも5日続伸だが年初来高値はまだ遠い。
     
    (4)東証1部の売買代金は2兆6493億円。
       8日連続の2兆円超え。
       新高値122銘柄(前日66銘柄)。
       新安値9銘柄(前日1銘柄)。
       騰落レシオは97.19(前日89.94)。
       NTレシオは14.77倍(前日14.67倍)。
       今年最大値。
     
    (5)右肩上がりの25日線(23599円)からは△5.26%。
       4日連続で上回った。
       横ばいの200日線(22003円)からは△12.89%(前日△10.57%)。
       10%プラスかい離は限界ではなく加速となった。
       (昨年12月17日が△10.57%だったがこの時は3日だけの滞在だった)。
       右肩上がりの5日線(24052円)から△3.27%。
       4日連続で上回った。
     
    (6)空売り比率は35.1%(2日連続の40%割れ:前日37.3%)。
     
    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.99倍(前日23.36倍)。
       前期基準では18.61倍。
       EPSは1080円(前日1041円)。
       225のPBRは1.14倍。
       BPSは21789円(前日21718円)。
     
    (8)ドル建て日経平均は239.98(前日234.89)。
       連日の年初来高値更新。
     
    (9)拡散しているボリンジャーのプラス2σが24310円。
       プラス3σが24665円。
       完全に上抜けたのは昨年12月13日以来のこと。
       勝手雲は明日に黒くねじれる。
       「6月8日以来の6連騰。6月3日まで7日連続日足陽線」に挑戦。
       思い出すのはバブル時の「円高、債券高、株高」のトリプル高。
       80年代のトリプルメリットは「円高、低金利、原油安」だった。
       今日も「Sturm und Drang(疾風怒濤)=理性に対する感情の優越」の一日の気配。
     
    今年の曜日別勝敗(11月9日まで)

    月曜22勝19敗
    火曜22勝18敗
    水曜21勝22敗
    木曜16勝25敗
    金曜21勝22敗
     
    過去は株価のメドがある。
    それはバブル崩壊以降何回も株価は下落してきたから。
    しかし上は確かに目途がない。
    30年の歴史をたどってみればそれば下落途中の株価。
    上向いた時の節や壁など探しようがないし、30年の時間は長すぎる。
    リーマンショックの時も60年移動平均を持ち出してきたが、今度は何を持ち出しても聞かない。
    なぜなら上昇基調の節目ではバブル時高値の38915円しかないからだ。
    ココが罫線屋さんの弱いところ。
    レンジ相場では豊富に数字が出てくるが、ワープ相場では目途がない。
    ある程度移動平均やボリンジャーなどが平時に戻るまでは目途の話などできないだろう。
    「どこまで上に行くかわからない」はむしろ正直な気持ちなのかも知れない。
     
    ■1991年末と現在の東証の時価総額ランキング
       <1991年末>          <2020年11月6日>
    1位 NTT   11兆4504億円  トヨタ    22兆9029億円
    2位 興銀    7兆5717億円  ソフトバンクG14兆 477億円
    3位 第一勧銀  7兆5201億円  NTTドコモ 12兆5561億円
    4位 三菱銀   7兆4488億円  キーエンス  12兆4060億円
    5位 富士銀   7兆2383億円  ソニー    11兆5323億円
    6位 住友銀   6兆6590億円  NTT    8兆9503億円
    7位 三和銀   6兆4950億円  ファストリ  8兆  64億円
    8位 太神三井銀 5兆9648億円  任天堂    7兆6117億円
    9位 トヨタ   5兆5816億円  リクルート  7兆5198億円
    10位 東電    4兆7417億円  中外薬    7兆4365億円
    11位 長銀    3兆2541億円  KDDI   6兆8894億円
    12位 野村    3兆1769億円  第一三共   6兆7746億円
    13位 東海銀   3兆1441億円  日電産    6兆6306億円
    14位 東銀    3兆 578億円  ダイキン   6兆5320億円
    15位 松下    3兆 376億円  信越化    6兆 999億円
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    10日の日経平均株価は買い先行後、上値を試す場面もありそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万5100円−2万5500円。
    米国株式市場の地合いを引き継ぎ、景気敏感セクターを中心にリスク選好ムードが強まりそうだ。米ファイザーが独ビオンテックと共同開発中の新型コロナワクチンで予防の有効性が90%を超えたとの初期データを発表したことで、経済活動の正常化が進むとの見方から投資家の運用リスクを取る姿勢が強まった。現地9日のNYダウが大幅に反発し、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比580円高の2万5440円だった。朝方から買いが優勢で、同指数にサヤ寄せする動きとなろう。
    物色面では空運や陸運といったコロナ禍による業績悪化で株価が低迷していた銘柄に買いが集まる公算が大きいだろう。
     
    買い一巡後は、短期的な上昇を警戒する動きが浮上し、もみ合い商状となることも想定されるが、総じて堅調な展開が期待される。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(9日終値は103円50−51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同123円03−07銭)と円安に振れていることから、輸出関連銘柄の支えとなりそう。
     
    日程面では、きょうは10月の景気ウォッチャー調査、9月の国際収支など。海外では10月の中国消費者物価指数(CPI)、10月の中国卸売物価指数(PPI)、11月のZEW独景気予測指数、米10年債入札など。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■神田通信機 <1992>
    今期経常を一転7%増益に上方修正、配当も10円増額。
     
    ■セントケア・ホールディング <2374>
    今期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■エディオン <2730>
    上期経常を一転39%増益に上方修正・10期ぶり最高益、通期も増額。
     
    ■STIフードホールディングス <2932>
    今期経常を49%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
     
    ■リスクモンスター <3768>
    上期経常は37%増益で着地、今期配当を2円増額修正。
     
    ■リボミック <4591>
    新型コロナウイルスに対する阻害性アプタマーの活性評価で、アブタマーによるウイルス感染阻害を確認。
     
    ■日本特殊陶業 <5334>
    今期税引き前を一転7%増益に上方修正。
     
    ■三井金属 <5706>
    今期経常を一転2.4倍増益に上方修正、未定だった配当は70円実施。
     
    ■ホープ <6195>
    7-9月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
     
    ■日本エアーテック <6291>
    今期経常を83%上方修正、配当も8円増額。
     
    ■TOWA <6315>
    今期経常を23%上方修正。
     
    ■ブラザー工業 <6448>
    今期税引き前を71%上方修正、配当も20円増額。
     
    ■今仙電機製作所 <7266>
    テイ・エス テック <7313> がTOB(株式公開買い付け)を実施。TOB価格は1株930円で9日終値を41.1%上回る水準。また、TSテックを引受先とする520万7300株の第三者割当増資を実施する。
     
    ■ヤマハ発動機 <7272>
    今期経常を3倍上方修正、配当も30円増額。
     
    ■島津製作所 <7701>
    今期経常を70%上方修正、配当も2円増額。
     
    ■東都水産 <8038>
    麻生子会社のASTSホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株4550円で9日終値を9.2%上回る水準。買い付け期間は11月10日から12月22日まで。
     
    ■進学会ホールディングス <9760>
    今期経常を6倍上方修正。
     
    ■日建工学 <9767>
    上期経常を17倍上方修正、通期も増額。
     
    ■ブイキューブ <3681>
    今期最終を61%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。
     
    ■デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916>
    7-9月期(1Q)経常は15%増益で着地。
     
    ■CEホールディングス <4320>
    今期経常は57%増益へ。
     
    ■メドレックス <4586>
    マイクロニードルのアプリケータに関する国内特許査定を取得。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    10(火)
    【国内】
    10月景気ウォッチャー調査(14:00)
    30年国債入札
    《決算発表》
    富士フイルム、資生堂、ネクソン、パンパシHD、明治HD、大塚商、りそなHD、東急、大日印、出光興産、鹿島、名鉄、TIS、カシオ、パーソルHD、タカラバイオ、太平洋セメ、ヤオコー、ショーボンド、メニコン、シップHD、DeNA、日揮HD、宝HD、クレセゾン、カネカ、IHI、DOWA、JTOWER、平和、日化薬、リゾートトラス、HUグループ、関西みら、安藤ハザマ、住阪セメ、BML、コロワイド、ソラスト、フジシール、熊谷組、JAM、Amazia、リブワーク、Welby、カイオム、Iスペース、フィンテック、イノベーション、シルバエッグ、リグア、プラッツ
     
    【海外】
    中国10月消費者物価指数(10:30)
    中国10月生産者物価指数(10:30)
    独11月ZEW景況感指数
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■日本工営<1954>
    道路工事情報をクラウドで共有 自治体向け
     
    ■資生堂<4911>
    ライブコマースで中国市場に活路
     
    ■カネカ<4118>
    有機酪農に参入 有機ヨーグルトなど生産へ
     
    ■ダイキン<6367>
    スマートシティーに空調機器 シンガポールで
     
    ■三井E&SHD<7003>
    インドネシアの石炭火力発電工事再開
     
    ■関西みらいFG<7321>
    りそな<8308>が完全子会社化 上場廃止に
     
    ■スター精密<7718>
    自動旋盤生産をタイに移管 中国工場の日本向け機種
     
    ■岩谷産業<8088>
    アジア事業拡大へIoTサービス 警報器を活用
     
    ■GSIクレオス<8101>
    クロレラ由来プレバイオティクス善玉菌増やし肌再生促す
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    現代自へのロボットメーカー売却で協議
     

     
    9日のNYダウ工業株30種平均は大幅反発した。前週末比834ドル57セント(2.9%)高の2万9157ドル97セントと2月中旬以来、ほぼ8カ月ぶりの高値で終えた。
     
    新型コロナウイルスワクチンの承認が近いとの見方が広がり、寄り付き直後には一時1610ドル高となった。引けにかけて主力ハイテク株への売りが強まり、ダウ平均は伸び悩んで終えた。
     
    米製薬大手ファイザーは朝方、独ビオンテックと共同開発中の新型コロナワクチン候補について、臨床試験(治験)で9割以上の確率で感染を予防する効果があったと発表。
    安全性の検証が終わり次第、11月第3週にも米食品医薬品局(FDA)にワクチンの緊急使用許可を申請するという。
     
    ワクチン実用化で経済活動の再開が加速するとの見方から景気敏感株に買いが集まった。ダウ平均の構成銘柄ではクレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)が2割超上昇。航空機のボーイングや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、石油のシェブロンも10%を超える上げとなった。米長期金利の上昇を受けてJPモルガン・チェースなどの金融株も急騰した。
     
    市場では、経済活動の正常化への期待が広がり、買いが膨らんだ。外国為替市場では、投資家のリスク回避姿勢が後退。安全通貨とされる円が売られ、円相場は、1ドル=105円台前半に急落した。
     
    7日に米大統領選で民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になった。バイデン氏は同日に勝利宣言し、コロナ対策や米経済の立て直しなどの政策の準備を始めた。米政治を取り巻く不透明感が後退したとの見方も、投資家が積極的に運用リスクを取る動きにつながった。
    ダウ平均は2月12日に付けた過去最高値(2万9551ドル)を上回って推移する場面が目立ったが、引けにかけては上げ幅を縮めた。在宅勤務や巣ごもり消費拡大を背景にコロナ禍でも買われてきたソフトウエアのマイクロソフトなど、主力ハイテク株などの下げが加速した。ダウ平均構成銘柄では、ホームセンターのホーム・デポの下落も目立った。
    セクター別では、エネルギーや銀行が大きく買われた一方、家庭・パーソナル用品が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落し、前週末比181.447ポイント安の1万1713.783で終えた。ハイテク株を売って相対的に割安な景気敏感株に乗り換える動きが強まった。動画配信のネットフリックスやビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズなど、在宅勤務の関連銘柄に売りが目立った。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    29,157.97+834.57
    S&P500種
    3,550.50+41.06
    ナスダック
    11,713.783-181.447
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,854.40-97.30
    NY原油(ドル/バレル)
    39.84+2.70
    円・ドル
    105.28 - 105.32+1.78
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    9日のシカゴ日経平均先物は急伸した。
    12月物は前週末比1110円高の2万5440円で引け、9日の大取終値を580円上回った。

    新型コロナウイルスのワクチン実用化への期待から日経平均先物は米株とともに買い進まれた。米製薬大手のファイザーが9日、新型コロナウイルスのワクチン治験で予防の有効性が90%を超えたと発表した。ハイテク株から景気循環株へのポートフォリオの移行が目立ちダウ平均株価は日中取引で過去最高値を更新した。
    この日の12月物高値は2万5900円、安値は2万4365円。
     


    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    25440 ( +580 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    25450 ( +590 )
    ( )は大阪取引所終値比

     

    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6186.29(+276.27)
    9日のFTSE100種総合株価指数は6日続伸した。前週末の終値に比べ276.27ポイント(4.7%)高の6186.29と、終値ベースで8月中旬以来、約3カ月ぶりの高値で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
    この日のFT指数は、米大統領選でバイデン民主党候補の勝利が確実になったことを受けて高寄りし、6000の大台を回復した。その後は狭いレンジをジリ安で推移したが、正午前に米製薬大手ファイザーが開発中のコロナワクチンは90%以上の効果があったと発表したと伝わると、8月中旬以来3カ月弱ぶりに6200台に乗せた。
    原油相場の大幅高を背景に石油株が買われ、金融株の上昇とともに株価指数の上げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、ファイザーの発表をきっかけに、航空機エンジンのロールス・ロイスと航空のインターナショナル・エアラインズ・グループに買い圧力が強まり、それぞれ43%、25%急伸して引けた。
    一方、ファイザーの発表後に金価格が大きく下落に転じると、関連のフレスニージョとポリメタル・インターナショナルは大幅安となった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13095.97(+615.95)
     
    9日のドイツ株式指数(DAX)は大幅に反発した。終値は前週末と比べて615.95ポイント(4.9%)高の1万3095.97だった。
    米ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて有効性が確認されたと発表し、景気回復への期待が強まった。
    個別では、航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズは16%高で引けた。ミュンヘン再保険も大幅高だった。半面、不動産サービスのドイチェ・ボーネンは大幅に下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5336.32(+375.44)
    ファイザーの発表をきっかけに、欧州各国の株式相場もそろって急上昇した。フランスの株価指数CAC40の終値が前週末に比べて7.6%上昇し、終値ベースで3月上旬以来、8カ月ぶりの高値となった。
     

11月10日 毎日コラム
日本の株式市場参加者は
・・・続き



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