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【市況一覧】
日経平均株価
37,552.16 +113.55 04/23
TOPIX
2,666.23 +3.77 04/23
マザーズ
650.64 -0.61 04/23
NYダウ平均
38,239.98 +253.58 04/23
ナスダック総合
15,451.31 +169.30 04/23


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11月10日 マーケットコメント

11月11日 マーケットコメント


     
    12日の日経平均株価は8日続伸。終値は前日比171円高の2万5520円で、1991年6月以来の高値水準をマークした。
    新型コロナのワクチン開発進展期待から本日も買いが継続。明日のオプションSQを前に売り方を踏ませる動きも入り、日経平均は2万5500円台に乗せてきた。昨日の米国ではハイテク株が買われており、日本でも内需型のトピックスよりハイテク型の日経平均が上げる展開となっている。
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は8日続伸、2万5500円を上回って引ける
     2.前日のナスダック株高を受け、ハイテクセクターに買い流入
     3.後場に入り一時マイナス圏に沈むも、終盤買い直される展開
     4.新型コロナの感染拡大に対する懸念が高まり、警戒ムードも
     5.値下がり銘柄数は値上がりを大幅に上回りTOPIXは安い
     
     
    13日の日経平均株価は、週末で、高値圏にあるものには利益確定の売りが出やすくなるとみるが、全体としては、売り叩くような動きは出づらいと考える。
    また、これだけ強い上昇が続く中で週末売りが限定的となった場合には、来週にかけても売りは手控えられ、高い位置をキープできると予想する。
     
    一方、日経平均株価は2日から12日までで8連騰となり、10月30日の終値(2万2977円)から2500円強(約11.1%)の上昇を演じている。短期的な上昇を警戒する見方も浮上するなか、週末要因もあり、利益確定売りが強まることも想定される。市場では「11月限のSQ(特別清算指数)値の算出は波乱なく通過」との声が聞かれたが、SQ値の市場速報値を意識する場面もありそう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(12日現在)
     
    25741.99  ボリンジャー:+3σ(25日)
    25616.55  ボリンジャー:+3σ(26週)
    25562.59  ボリンジャー:+3σ(13週)
     
    25520.88  ★日経平均株価12日終値
     
    25102.46  ボリンジャー:+2σ(25日)
    24871.98  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24841.07  6日移動平均線
    24839.84   新値三本足陰転値
    24708.22  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24462.93  ボリンジャー:+1σ(25日)
    24268.22  均衡表転換線(週足)
    24268.22  均衡表転換線(日足)
    24268.22  均衡表基準線(日足)
    24181.37  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23823.41  25日移動平均線
     
     
    ローソク足は陽線を引き、下ヒゲがやや長く、一定の買い圧力の存在も窺わせた。
    25日線との上方乖離率が7.13%(昨日6.78%)に拡大し、RSI(14日ベース)も82.74%(昨日77.41%)に上昇。8連騰での上げ幅は合計2543.75円に達しており、過熱感が一段と強まった格好。
    ボリンジャーバンド(25日ベース)で+1σ分の値幅が639.53円(昨日541.40円)と連日で拡大しており、明日も日中の短時間での株価急変動リスクに留意が必要となろう
     
     

    [概況]


    12日、東京外国為替市場の米ドル円は新型コロナウイルスのワクチン開発の期待などによるドル高・円安の流れが一服し、105円台前半付近でやや上値が重い推移となった。現在、欧州時間に入り米ドル円は105.310円付近で推移している。
     
    この後は10月米消費者物価指数(予想:前年比1.3% 前回:前年比1.4%)や米新規失業保険申請件数(予想:73.8万件 前回:75.1万件)など米経済指標の発表が予定されている。
    テクニカル的には米ドル円は上値付近に位置する一目均衡表の雲上限(105.520円)付近が引き続きレジスタンスとなる可能性が考えられそうか。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    12日の日経平均株価は8日続伸し、前日比171円28銭高の2万5520円88銭と、年初来高値を連日で更新した。。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:42 容量:6.27M

    過去のマーケット動画はこちら
     
     世界的に大規模な金融緩和策が続くとの見方を背景に日本株には買いが集まった。特別清算指数(SQ)算出前のオプションの最終売買日とあって、海外の短期筋などの買い戻しが相場を押し上げた面もあったようだ。日経平均が8日続伸するのは2019年9月以来。
     
    12日のSQ算出前のオプションなどの最終売買日とあって、海外の短期筋による売りポジションの買い戻しが相場を押し上げた面もあったようだ。先物主導の色彩も濃く、ファストリなどの値がさ株の上昇幅の大きさが目立った。
     
    このところ上昇していた景気敏感株や陸運、空運株は大幅に下落した。欧米だけでなく、日本でも新型コロナの新規感染者数は足元で増加傾向にあり、こうした銘柄の上値は追いづらいとの声も聞かれた。
     
    東証1部全体では値上がりした銘柄より下がりした銘柄が多かった。東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)が小反落して引けたほか、日経平均も午後に一時値下がりに転じる場面があった。
    市場参加者からは「月初から日経平均の上昇が続き、持ち株を売って利益を確定するタイミングを計っている投資家が増えてきた」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比14.20ポイント安の1万5624.16だった。
    TOPIXも反落し、2.84ポイント安の1726.23で終えた。
    東証1部の売買代金は概算で2兆8059億円。売買高は13億4800万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は734銘柄だった。値下がりは1365、変わらずは77銘柄だった。
    業種別株価指数(全33業種)は電気機器、情報・通信業、食料品が上昇し、輸送用機器、銀行業、不動産業は下落した。
     
    個別では、エムスリー、バンナムHD、ファナックなどグロース(成長)株への買いが目立った。任天堂、ソニーがにぎわい、ネクソンは堅調だった。村田製、東エレクが高く、NTT、KDDI、楽天、ソフトバンクGは買いを集めた。アサヒ、JTも買われた。
     
    半面、トヨタが売りに押され、ホンダ、マツダも軟調。三菱UFJ、三井住友は売られた。JR東海が大幅に下落し、OLCは弱含み。三井不、菱地所は下げ足を速めた。
     
    東証2部株価指数は前日比16.49ポイント高の6317.46ポイントと反発した。
    出来高1億5212万株。値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は237となった。
     
    個別では、本州化学工業がストップ高。STIフードホールディングス、アートスパークホールディングス、浜井産業、TVEなど5銘柄は年初来高値を更新。川本産業、北日本紡績、ベース、リスクモンスター、アゼアスが買われた。
     
     一方、ミロク、ラピーヌが年初来安値を更新。デュアルタップ、富士ソフトサービスビューロ、ヴィスコ・テクノロジーズ、那須電機鉄工、日本製麻が売られた。
     








     


     
    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比1円14銭高い3602円49銭だった。
    東証1部でバリュー株を買う動きが一服した影響で、値動きのよい新興企業株に見直し買いが入った。特に「業績拡大が期待できる銘柄が買われた」。ただ、利益確定売りに押される銘柄も多く、後場はマザーズ指数、日経ジャスダック平均はともに伸び悩んだ。
    ハーモニックやマクドナルド、出前館が上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で543億円、売買高は8207万株だった。値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は345となった。
     
    個別では、不二硝子、SEMITEC、HAPiNSがストップ高。ファミリーは一時ストップ高と値を飛ばした。シイエム・シイ、香陵住販、ハーモニック・ドライブ・システムズ、ホウライなど6銘柄は年初来高値を更新。石垣食品、NEW ART HOLDINGS、ジェクシード、SIホールディングス、イデアインターナショナルが買われた。
     
    一方、Nexus Bank、アトミクス、フォーバル・リアルストレート、シライ電子工業、ニッパンレンタルが売られた。


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比17.62ポイント(1.46%)高い1221.46だった。前場は米ナスダック市場の上昇などを背景に買い先行で始まったが、後場は売りが先行する場面もあった。東証1部市場で日経平均株価がマイナス転落したことも影響していた。
    新型コロナウイルスのワクチン開発をきっかけとした成長株売り・割安株買いが和らぐなか、今期業績見通しを上方修正するなど高成長が期待できる中小型株に買いが集中した。
    2020年7〜9月期の最終赤字額が前年同期と比べて縮小したフリーなど指数寄与度の高い銘柄への買いも指数を押し上げた。
    今期の業績見通しを上方修正したAIinsや、今期税引き利益が約3割増になるとの見通しを示したタスキがストップ高水準で配分された。家計簿アプリを通じて確定申告が可能になるサービスを開始すると発表したマネフォも買われた。一方、JTOWERや弁護士COM、T&Sが下落した。
    値上がり銘柄数は149、値下がり銘柄数は172となった。
     
    個別では、タスキ、AI inside、MTGがストップ高。アズーム、あんしん保証、松屋アールアンドディ、KIYOラーニングなど6銘柄は年初来高値を更新。日本リビング保証、トヨクモ、バリュエンスホールディングス、ブティックス、JIG−SAWが買われた。
     
    一方、アクトコールが一時ストップ安と急落した。日通システム、Branding Engineerは年初来安値を更新。リグア、Retty、Sun Asterisk、プレミアアンチエイジング、ベストワンドットコムが売られた。

     
    「アタマとシッポ」
     
    ビフォアバブルの後期高齢者がアフターアベノミクス若年世代が語れる相場。
    そう割り切った方がよいのかもしれない。
    変な恐怖心にまみれた現役世代よりも正しい見方ができるような気がする。
    たい焼のアタマとシッポが役に立つような印象。
     
    日経元旦長官の経営者アンケート。
    見出し「高値25000円以上」。
    一番人気はソニー、2位がトヨタ。
    株式新聞の見出しは「高値予想27000円多数」。
    そういえば・・・。
    今年の見通しは「30800円だった」。
     
    以下昨年大納会と今年の大発会のあいさつ。

    令和元年の株式劇場「舞納め」の大納会。
    問われたのは「覚悟と勇気」の1年でした。
    情報伝達手段の発達が地球を小さくし、海外動向に敏感になってきた時代。
    それにしても北米大陸やユーラシア大陸など海の向こうの一挙手一投足に過敏に反応する相場。
    当然ではあるのですが、地に足がついていない相場観の横行はただ手の筋肉の反射神経を鍛えるだけの代物。
    お医者さんが患者さんに触れず、目も合わせず、ただパソコンに向かう姿勢みたいなもの。
    それで身体の全体像という診断や治療ができるのかというと結構微妙でしょう。
    ヒトを見ないから局所に拘り全身の未来を見逃していることは株式市場も同様。
    「気をつけましょう」なんて覚悟のない言葉の横行が相場の正しい方向を歪めているような気がします。
    そして、局部的な悪材料にだけ反応することが市場から勇気をなくしているのでしょう。
    しばしば間違える専門家に頼らす、自分を礎に自分を信じること。
    他力で右往左往するのではなく自分の頭で考えて自分の体で感じること。
    これが今後も求められることは間違いありません。
    まさに「投資家のプライド」です。
    「勘と度胸」の従来的相場観を軽く見る向きもありますが、相場は欲望と心理の集積場。
    機械ではなく人としての「勘=記憶力」と「度胸=推理判断力」の可能性に未来を見つけていきたいものです。
    相場は本来の自由奔放さのなかで形成しが育まれるもの。
    「かくあらねばならない」とか「過去の経験則の延長戦上では」なんて固い頭では相場の想像や創造なんてできません。
    大きな白いキャンパスに自由に絵を描くこと。
    そうすれば相場はますます大きくなっていくことでしょう。
    いい加減で無責任な市場関係者の意見に従うのではなく、自分で感じた疑念やシナリオを重視しましょう。
    「相場は明日もある。
    そして未来永劫に繰り返し続くもの」。
    これを忘れないことこそ大切です。
    前人未到の未体験の高値への階はかならず架けられていると信じたいものです。
    今年1年お読みいただきありがとうございました。
    来る子年も「元気の出る相場観」を提供していきたいと考えています。
     
    ちょっと小耳にした弱気の市場関係者のコメント。
    「今年は間違えました。反省しています」。
    そして「来年の日経平均なんてわかるはずがない」。
    正直なコメントだ。
    毎年年末になると行われる年末アンケート。
    高値は何月で何円、安値は何月で何円」。
    聞く方も見る方も「そんなに明確にわかる訳がない」と思っている。
    それでも飽きずに毎年行われるこの手のアンケート。
    ある意味演じ手も観客もその虚しさをわかりながら、それでも見たり聞いたりする。
    そう考えると虚々実々の面白い世界だ。
    メールでの記事。
    「マーケット番組を見ていましたら、今年、年内20000円割れは確実だ!と言っていた○○さん。
    来年は何と日経平均32000円もあり得ると!(笑)
    その後、他の市場関係者も前のめりで気合十分で話してらっしゃいました。
    両者ともこの気持ちの振れ幅の大きさが一番ダメなのだと分からないのでしょうか(笑)。
    勝ち組のお方って、気持ちがブレません。
    勝っても負けても大騒ぎしません。
    ダメな人って、今年の相場でよく分かりましたが、
    その都度、その都度、上を下への大騒ぎです(笑)。
    まるで気持ちが、日経レバと日経ダブルベアしかないかのような反応。
    それじゃバクチと同じです(笑)」。
    鋭い分析だった。
     
    謹賀新年。
     
    庚子(かのえね)の年の株式劇場も幕開け。
    225採用銘柄のPER14.36倍(EPS1647円)からのスタートです。
    昨年の過去最大値1795円(7月25日)からは100円下。
    まずはこの取戻しが課題です。
    そして10年債利回りは▲0.025%。
    こちらも水面下からの出初め式。
    東証1部の時価訴額665兆円をどこまで増やせるかが課題でしょう。
    2019年の日経平均の上昇率は18%。
    年間上昇率は前年比20%が限界というアノマリー通りの展開でした。
    でも第5次産業革命の歩みは一歩ずつ進んでいます。
    企業の頑張りが人々の暮らしを進化させるという動きは今年も続くことでしょう。
    日経元旦朝刊の特集は「逆境の資本主義」。
    そして見出しは「さびつく成長の公式」。
    「競争・革新・新たな挑戦」。
    引用されたのは英歴史学者ニーアル・ファガーソンの「資本主義はそのたびに復活した」。
    解釈は「イノベーションを促し、経済成長を続けていくには自由競争しか解がない」。
    求められるのは「白いキャンバスに自由奔放に絵を描くこと」。
    従来の延長線上に解はない筈です。
    そうではなく「伝統と進歩あるいは革新」。
    例えばJSRはゴムから半導体、そしてバイオや量子に未来を求めています。
    昭和電工は個性的事業の発展をキーワードに「黒鉛電極やアルミ、半導体」の世界を模索。
    ニッチ・トップを目指して日立化成の買収という純資産の倍の買収を決めました。
    そうでなければ「世界で戦えない」。
    この必死な思いこそが地に足のついた日本企業の未来につながる筈です。
    資本主義が逆境なのは「市場至上主義」の逆境。
    ものつくりを卑下し、投資効果だけを狙った経営の衰退という意味と考えるべきかも知れません。
    米国大企業トップのラウンドテーブルが「株主重視」のウェイトを下げたのが昨年夏。
    だから投資ファンドの跳梁跋扈が減ってきたという思考もアリでしょう。
    同様に日本の素材技術がなければアジア新興国の産業発展もないというというのが明確になったのが韓国のホワイト国待遇見直しでした。
    そう考えると「虚業から実業への復古」の年なのかも知れません。
    だから資本主義の逆境なのでしょう。
    成長の公式がサビついたのは企業ではなく市場の論理。
    年末に大脱走を企てる外国人経営者の存在はもう消えていくことでしょう。
    あの資本の論理からの脱却こそ、日本企業にとっては歓迎すべきことだと思います。
    この国のことなど全く考えない「銭ゲバ」の衰退は悪いことではありません。
    この数十年、市場の知的レベルは上昇し続けました。
    IT機器の発展もその役に立って来ました。
    しかし知的になり過ぎて、数値と罫線の一人歩きも目立って来ました。
    ESGなどお題目。
    SDGsも本当に役に立つのかどうか。
    財務指標にばかり目を奪われているとROEのようにいつか梯子を外されてしまうかも知れません。
    生きている地球、生きている相場、生きている人間を相手にするという原点が見直されるべきでしょう。
    相場は上がり続けると「下がらない」という錯覚を招きます。
    下げ続けると「上がらない」という誤解を惹起します。
    そうではなく相場は鼓動と同じようにリズム。
    そして左右上下のハーモニー。
    この30有余年、勝ちグセに見放された者の意見ではなく白紙の思考に軍配が上がることでしょう。
    株式市場は明日もありますし未来永劫続くもの。
    ただしそれでもアクセントを持った値動きに微分されがちです。
    本来求められている積分の世界の相場観が今年の相場の守り神様。
    頭脳でとらえた数値の世界だけでなく「アレ変だ」という心の感覚を大切に相場に対峙していきたいと考えています。
    過去の常識は未来の非常識。
    その思考がようやく根付く年になって欲しいものです。
    日経「私の履歴書」の1月は証券業界の鈴木会長。
    そのコメントは「個人が供給する資金によって米国企業が成長しその果実を値上がり益や配当などで分配する。
    そんないい流れができている」。
    アメリカで起きている間違いない事実でしょう。
    しかし日本の市場は間違いなくそうではありません。
    外国人と機関投資家に蹂躙されるがまま。
    「もっと自由に」というのが市場の声のように感じられてなりません。
    コンプラだけに固執するのではなく「コンプラ遵守の先の自由さ」。
    そこに光明はある筈です。
    「上がるか下がるか」の二者択一のシステムはFXもビットコインも一緒。
    しかしあそこにないものは「国民金融資産の健全な資産の育成と産業資金の安定的供給」。
    この必要性がある限り株式市場の未来は決して暗くない筈です。
    相場に必要なのも「3W2H」。
    何を(WHAT)なぜ(WHY)いつ(WHEN)いくらで(HOW)どれくらい(HOW)売買する」。
    「売り買いの別、時間軸、値幅、数量、タイミング」そして「明確な目標」。
    でも重要なのは「なぜ」。
    そして「何のため」。
    この理由をさがす1年なのかも知れません。
    SHALL WE DANCE?
    軽やかなステップを観衆に披露する時は必ずやってくるでしょう。
    合言葉は「SHALL WE TRADING?」。
     

    (櫻井)

    12日午前の日経平均株価は続伸した。前日比109円53銭高の2万5459円13銭で終えた。
    前日の米国株市場でナスダック総合指数が大きく切り返したことなどを受けリスク選好ムードが続いた。ソフトバンクグループ(SBG)や村田製などの関連銘柄が上昇した。
    新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は漂うものの、引き続きワクチン開発期待などを背景に値がさ株を中心とする買いが集まり、日経平均を押し上げた。
     
    特別清算指数(SQ)算出前の先物やオプションの最終売買日で、先物主導の色彩も濃かった。海外の短期筋などの売りポジションの買い戻しで日経平均が上げた面もあったようだ。先物主導でファストリ、ファナックなどの値がさ株は大きく上げた。日経平均の上げ幅は一時200円を超え、取引時間中として29年ぶりの高水準となった。
     
    ただ、東証1部全体では値下がり銘柄が6割を占め、現物株の売買代金も昨日の前引け時点までと比べ少なかった。「投資家の高値警戒感が感じられる。SQ算出の前後で目先は上昇一服となりそうだ」との懸念も聞かれ、前引けにかけて日経平均は次第に上げ幅を縮小した。
    日経平均や東証株価指数(TOPIX)は前日まで7営業日連続で上昇し、過熱感が強まっていた。このため、前場中盤から当面の利益を確保する売り注文が増加、日経平均は上げ幅を縮小し、TOPIXは小幅安となった。市場では「売りが厚みを増しており、午後は日経平均も下落に転じる可能性がある」という。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2115億円、売買高は6億1015万株だった。JPX日経インデックス400とTOPIXは反落した。東証1部の値上がり銘柄数は722。値下がりは1383銘柄、変わらずは70銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、その他製品、電気機器が上昇し、輸送用機器、銀行業、空運業は下落した。
     
    個別では、ソフトバンクGが買いを集め、任天堂が大幅に上昇し、第一三共、エーザイも堅調。ソニー、東エレク、キーエンス、ファーストリテも値上がりした。KDDI、NTT、エムスリー、信越化、バンナムHDが買われた。
     
    半面、トヨタ、ホンダが下落した。電通グループ、三越伊勢丹などの百貨店株が売られた。三菱地所などの不動産株、三菱UFJ、三井住友も値下がりした。日本製鉄、JR東海、JR西日本、JAL、OLCも下落した。 
     
    東証2部株価指数は前日比25.22ポイント高の6326.19ポイントと反発した。
    出来高8902万株。値上がり銘柄数は177、値下がり銘柄数は212となった。
     
    個別では、アートスパークホールディングス、浜井産業が年初来高値を更新。STIフードホールディングス、川本産業、リスクモンスター、ベース、ユニバンスは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、ミロク、ラピーヌが年初来安値を更新。デュアルタップ、ヴィスコ・テクノロジーズ、富士ソフトサービスビューロ、那須電機鉄工、SIGは値下がり率上位に売られた。

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比11円43銭(0.32%)高い3612円78銭となった。20年4〜9月期の連結最終損益が黒字に転換したハーモニックが買われたほか、不二硝やワークマンが上昇した。半面、出前館やKeyH、セリアは下落した。
     
    日経平均株価の前引け時点の上昇率(0.43%)に対しては、マザーズ指数の伸びの方が大きい一方で、日経ジャスダック平均株価は下回った。
    市場では「週前半のマザーズ指数急落を受けて投資家の中小型株への目線も厳しくなっており、決算や業績見通しなどで予想以上の好内容が出た銘柄と、それ以外とで選別する動きがみられる」との受け止めがあった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で309億円、売買高は4448万株。
    値上がり銘柄数は285、値下がり銘柄数は285となった。
     
    個別では、不二硝子、ファミリーが一時ストップ高と値を飛ばした。シイエム・シイ、香陵住販、ハーモニック・ドライブ・システムズ、SEMITEC、ホウライなど6銘柄は年初来高値を更新。石垣食品、NEW ART HOLDINGS、平山ホールディングス、フジプレアム、アンビスホールディングスが買われた。
     
    一方、Nexus Bank、イメージ情報開発、ミアヘルサ、フォーバル・リアルストレート、ニッパンレンタルが売られた。


    東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比21.98ポイント高い1225.82だった。
    新型コロナウイルスのワクチンの開発進展をきっかけとした成長株売り・割安株買いの流れが一巡したことで、成長期待の高い中小型株に資金を振り向ける動きが出ている。
    2020年7〜9月期の最終赤字幅が前年同期から縮小したフリーや、21年3月期通期の税引き利益の見通しを上方修正したAIinsなど、指数寄与度が大きい銘柄に資金が集まったのも指数を押し上げた。また、時価総額上位のマネーフォワードが確定申告をスマホで完結するサービスを開始と日本経済新聞が報じており、一定の下支え要因となっている。
    アンジェスやBASE、メルカリが上昇した。一方、JTOWERや弁護士COM、GMO-FGは下落した。
    値上がり銘柄数は160、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、アズーム、あんしん保証、松屋アールアンドディが年初来高値を更新。KIYOラーニング、日本リビング保証、コマースOneホールディングス、ケアネット、ブティックスが買われた。
     
    一方、アクトコールが一時ストップ安と急落した。日通システム、Branding Engineerは年初来安値を更新。リグア、旅工房、Retty、ティーケーピー、ベストワンドットコムはが売られた。

    【寄り付き概況】

     
     
    12日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比89円75銭高の2万5439円35銭。世界的な金融緩和策が続くなか、新型コロナウイルスのワクチン普及による経済正常化への期待感もあり、日本株にも買いが入っている。
     
    前日まで7営業日続伸と上値追い基調の続く日経平均だが、きょうも出足はリスクを取る動きが優勢。前日のNYダウは目先利食い圧力が表面化し小反落となったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶり急反発に転じた。これを受けて東京市場も安心感が広がり、バリュー株への資金シフトで売られたグロース株の一角などに押し目買いを誘導する展開となりやすい。
    過剰流動性を背景に目先はグロース株とバリュー(割安)株の循環物色が続きそうだ」との声も出ている。
     
    欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は11日の講演で、12月の次回理事会での追加の金融緩和に向けて前向きな姿勢を示した。各国で大規模な金融緩和策が継続するとの見方が株式の買いを促している。
     
    取引開始前に内閣府が発表した9月の機械受注統計では、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比4.4%減となった。市場予想の同0.9%減を下回ったが、相場への影響は今のところ限定的のようだ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。業種別では情報・通信業、精密機器、電気機器など高い。
     
    個別では、きょう家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」を発売するソニーが高い。バンナムHDなどゲーム関連株の上げが目立つ。信越化、東エレク、ニトリHD、ファナック、ファーストリテ、ニチレイ、資生堂も高い。
     
    半面、JAL、JR西日本はこのところの大幅な上げの反動もあり安い。トヨタ、三井物、菱地所が軟調。丸紅、オリックス、日本製鉄も下落している。
     
     

     
    「3割が上方修正」
     
    水曜のNY株式市場でNYダウは反落。
    S&P500は反発。
    NASDAQは2%超の上昇となった。
    巣ごもり関連株への買いに支えられて反発。
    マイクロソフト、ネットフリックスは2%超、アマゾンとアップルは3%超上昇した
    「コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念から、景気敏感株を売ってハイテク株を買い戻す動き。
    そんな見方だ。
    「こうした断続的な循環物色はおそらく春まで続くだろう」という声もある。
    欧州株の8日続伸も支援材料となった。
    債券市場はベテランズデーで休場。
    ドル円は105円台前半。
    SKEW指数は129.47。
    5日連続で130ポイント割れ。
    恐怖と欲望指数は58ポイント→65ポイント。
     
     
    水曜のNYダウは23ドル安の29397ドルと反落。
    NASDAQは231ポイント高の11784ポイントと3日ぶりに反発。
    S&P500は26ポイント高の3571ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は89ポイント安の12006ポイントと反落。
    SOX指数は3.62%高の2509ポイントと3日ぶりに反発。
    VIX指数23.65(前日は24.68)。
    3市場の売買高は96.5億株(前日126.1億株。過去20日平均は99.4億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比160円高の25580円。
    ドル建ては大証日中比180円高の25600円。
    ドル円は105.39円。
    債券市場はベテランズデーで休場。
     
    水曜の日経平均は寄り付き240円高。
    終値は444円高の25349円と7日続伸。
    終値ベースの25000円台となった。
    7日続伸はコロナ・ショック後の連騰記録更新。
    その先は昨年9月17日までの10日続伸。
    今回の7日続伸の日経平均上昇幅は2372円(△10.3%)。
    昨年9月の10連騰時の上昇幅は1381円(同△6.7%)。
    日足は2日ぶりに陽線。
    TOPIXも7日続伸だが年初来高値はまだ遠い。
    新興2指数は反発。
    東証1部の売買代金は3兆4841億円(前日4兆747億円)。
    10日連続の2兆円超え。
    値上がり1614銘柄(前日1337銘柄)。
    値下がり498銘柄(前日788銘柄)。
    新高値85銘柄(前日114銘柄)。
    新安値3銘柄(前日3銘柄)。
    騰落レシオは96.32(前日93.09)。
    NTレシオは14.66倍(前日14.64倍)。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩上がりの25日線(23739円)からは△6.78%。
    6日連続で上回った。
    コロナ後高値となった6月9日時点では△10.2%だった。
    右肩上がりの75日線は23269円。
    横ばいの200日線(22015円)からは△15.15%(前日△13.16%)。
    10%プラスかい離は限界ではなく加速。
    4日連続△10%超。
    右肩上がりの5日線(24705円)から△2.61%。
    6日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.783%(前日▲16.257%)。
    買い方▲8.206%(前日▲8.961%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.372%(前日▲7.301%)。
    買い方▲17.859%(前日▲19.566%)。
    空売り比率は36.0%(4日連続の40%割れ:前日35.1%)。
    空売り規制なしの比率は7.1%(前日5.1%)。
    Quick調査の11月6日時点の信用評価損率は▲12.42%。
    (前週▲15.40%)。
    4週ぶりの好転。
    11月6日時点の裁定売り残は1460億円増の2兆380億円。
    (当限は1兆9597億円)
    2週連続の増加。
    同裁定買い残は337億円増の4104億円。
    (当限は3400億円)。
    4週ぶりに増加。
    日経VIは21.87と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは23.87倍(前日23.30倍)。
    前期基準では19.27倍。
    EPSは1061円(前日1068円)。
    225のPBRは1.18倍。
    BPSは21482円(前日21470円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.19%(前日4.29%)。
    配当利回りは1.80%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは26.32倍。
    前期基準では20.96倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.28倍。
    ドル建て日経平均は240.33(前日237.24)。
    東証1部単純平均株価は29円高の2286円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    東証1部売買単価は2069円(前日1972円)
    東証1部時価総額は658兆円(前日648兆円)。
    昨年の最大値が648兆円、2018年の最大値が648兆円。
    2017年の最大値が674兆円。
    バブル時の1989年の最大値が590兆円。
    ITバブルの2000年が446兆円だった。
    シカゴ225先物終値は大証日中比160円高の25580円。
    高値25705円、安値25150円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比70円高の25490円。
    気学では「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
    金曜は「下寄りすると戻し、上寄りすると押し込む日」。
    拡散しているボリンジャーのプラス2σが24822円。
    プラス3σが25363円。
    拡散が株価に追い付いてきた印象。
    一目均衡の雲の上限が23197円。
    7日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は23448円。
    下限は23383円。
    6日連続で勝手雲の上。
    勝手雲は黒くねじれ17日に白くねじれる。
    RSIが77.41。
    RCIが84.89。
    欧州株は8日続伸。
    今日は「変化日」。
    変化ではなく加速とみたい。
     
     
    《今日のポイント11月12日》
     
    (1)水曜日のNYダウは反落。S&P500は反発。
       NASDAQは2%超の上昇となった。
       欧州株の8日続伸も支援材料。
       SKEW指数は129.47。
       5日連続で130ポイント割れ。
       恐怖と欲望指数は58ポイント→65ポイント。
     
    (2)ダウ輸送株指数は89ポイント安の12006ポイントと反落。
       SOX指数は3.62%高の2509ポイントと3日ぶりに反発。
       VIX指数23.65(前日は24.68)。
       3市場の売買高は96.5億株(前日126.1億株。過去20日平均は99.4億株)。
       225先物CME円建ては大証比日中比160円高の25580円。
     
    (3)終値ベースで25000円台回復。
       7日続伸はコロナ・ショック後の連騰記録更新。
       その先は昨年9月17日までの10日続伸。
       今回の7日続伸の日経平均上昇幅は2372円円(△10.3%)。
       昨年9月の10連騰時の上昇幅は1381円(同6.7%)。
     
    (4)東証1部の売買代金は3兆4841億円(前日4兆747億円)。
       10日連続の2兆円超え。
       新高値85銘柄(前日114銘柄)。
       新安値3銘柄(前日3銘柄)。
       騰落レシオは96.32(前日93.09)。
     
    (5)右肩上がりの25日線(23739円)からは△6.78%。
       6日連続で上回った。
       コロナ後高値となった6月9日時点では△10.2%だった。
       横ばいの200日線(22015円)からは△15.15%(前日△13.16%)。
       10%プラスかい離は限界ではなく加速。
       4日連続△10%超。
       右肩上がりの5日線(24705円)から△2.61%。
       6日連続で上回った。
     
    (6)空売り比率は36.0%(4日連続の40%割れ:前日35.1%)。
       11月6日時点の裁定売り残は1460億円増の2兆380億円。
       (当限は1兆9597億円)
       2週連続の増加。
       同裁定買い残は337億円増の4104億円。
       (当限は3400億円)。
       4週ぶりに増加。
     
    (7)ドル建て日経平均は240.33(前日237.24)。
     
    (8)東証1部時価総額は658兆円(前日648兆円)。
       昨年の最大値が648兆円、2018年の最大値が648兆円。
       2017年の最大値が674兆円。
       バブル時の1989年の最大値が590兆円。
       ITバブルの2000年が446兆円だった。
     
    (9)拡散しているボリンジャーのプラス2σが24822円。
       プラス3σが25363円。
       拡散が株価に追い付いてきた印象。
       勝手雲は黒くねじれ17日に白くねじれる。
       RSIが77.41。
       RCIが84.89。
       欧州株は8日続伸。
       今日は「変化日」。
       変化ではなく加速とみたい。
     
    今年の曜日別勝敗(11月11日まで)

    月曜23勝19敗
    火曜22勝18敗
    水曜22勝22敗
    木曜16勝25敗
    金曜21勝22敗
     
    昨日は「独身の日」。
    アリババは恒例のネット通販セールで取扱高4982億元(約741億ドル)に達したと発表した。
    今年は11月1─3日にも行い、セール期間を延ばしたことから今年の取扱高は1日─11日の合算。
    前年の取扱高は2684億元だった。
    「多くの中国人が海外旅行を控えざると得ずオンライン消費の押し上げにつながった」との分析。
    アップルや仏ロレアル、ファーウェイなど340社以上の売り上げが1億元を超えたという。
    次はブラックフライデーの動向に注目だろうか。
     
    日経1面トップでは「上場企業、3割が上方修正」の見出し。
    1212社の決算発表時点での数値で今期純利益見通しは32%が上昇修正。
    8%が下方修正、
    据え置きが約60%だった。
    上方修正企業のうち製造業が6割以上。
    トヨタなど自動車がけん引している格好。
    全体の純利益は32%減益見通し。
    悪くはない。
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    イーレックス(9517)・・・動兆
     
    イーレックスに注目する。
    同社は電力小売り主力。
    高知、大分にバイオマス発電所保有
    ロシアから木質ペレットの調達開始。
    家庭向け電力小売りでCO2フリープランの提供開始、
    脱炭素のトップランナー。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     
    12日の日経平均株価は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万5200円−2万5600円。
    強い地合いが継続するなか、11日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、前日比23ドル安の2万9397ドルで終えた。短期的な過熱感を警戒した売りが出た。ナスダック総合指数が3日ぶりに反発したこともあり、足元で軟調な展開を強いられていた、新興市場銘柄に見直しの動きが期待されるだろう。
    東京株式市場でも任天堂やソニー、ソフトバンクGなどの出直りが期待でき、これら主力ど真ん中の銘柄が買われれば、全体も楽観ムードの強い状況が続くだろう。
    ただ、短期的な過熱感が警戒されるなか、あす13日には、11月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出を控えることもあり、思惑的な売買には注意したい。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(11日終値は105円39−41銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の前半(同124円44−48銭)とやや円高方向にある。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比160円高の2万5580円だった。
     
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■バイク王&カンパニー <3377>
    今期配当を2.5円増額修正。
     
    ■ベネフィットジャパン <3934>
    上期経常が12%増益で着地・7-9月期も19%増益。
     
    ■セグエグループ <3968>
    子会社ジェイズ・コミュニケーションがローカル型インターネット分離ソリューション「RevoWorks」の大型案件を受注。
     
    ■ニックス <4243>
    今期経常は78%増益、3円増配へ。
     
    ■ZUU <4387>
    7-9月期(2Q)経常は黒字浮上。
     
    ■フリー <4478>
    7-9月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
     
    ■AI inside <4488>
    今期経常を80%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■アマダ <6113>
    今期最終を2倍上方修正。
     
    ■やまびこ <6250>
    今期経常を39%上方修正・4期ぶり最高益、配当も5円増額。
     
    ■タカトリ <6338>
    今期経常は黒字浮上へ。
     
    ■JALCOホールディングス <6625>
    今期最終を62%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■SEMITEC <6626>
    今期経常を22%上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額。
     
    ■あんしん保証 <7183>
    上期経常が2.3倍増益で着地・7-9月期も3.9倍増益。
     
    ■日本リビング保証 <7320>
    上期経常を一転20%増益に上方修正、通期も増額。
     
    ■MTG <7806>
    前期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■NISSHA <7915>
    今期税引き前を4.4倍上方修正。
     
    ■大運 <9363>
    非開示だった今期経常は22%増益、未定だった配当は2期ぶり3円で復配。
     
    ■サンドラッグ <9989>
    今期経常を一転4%増益に上方修正・最高益、配当も2円増額。
     
    ■協和エクシオ <1951>
    上期経常が15%増益で着地・7-9月期も6%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.56%にあたる175万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■大木ヘルスケアホールディングス <3417>
    上期経常が82%増益で着地・7-9月期も62%増益。
     
    ■GMOフィナンシャルゲート <4051>
    今期経常は37%増で6期連続最高益、7円増配へ。
     
    ■バルテス <4442>
    上期経常を一転53%増益に上方修正。
     
    ■リボミック <4591>
    滲出型加齢黄斑変性治療薬「RBM-007」の米国第2相追加臨床試験で最初の被験者への投与を実施。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    12(木)
    【国内】
    10月企業物価指数(8:50)
    9月機械受注(8:50)
    10月都心オフィス空室率(11:00)
    5年国債入札
    《決算発表》
    みずほ、ブリヂストン、日産自、楽天、住友不、光通信、三住トラスト、トレンド、日産化、近鉄GHD、マクドナルド、ペプチド、博報堂DY、丸井G、リログループ、ロート、ラクス、長谷工、エア・ウォーター、西武HD、ふくおか、新生銀、コカコーラBJH、住友林、すかいHD、荏原、九州FG、堀場製、ココカラファイン、西鉄、三谷商、富士ソフト、JESHD、テレ朝HD、ミライトHD、サイボウズ、ユニバーサル、産車体、スターツ、ユーザベース、コスモエネHD、日清紡HD、オイラ大地、アプラスF、エディオン、エンJPN、メドピア、山善、PKSHA、ケアネット、SBIインシュ、アルファポリス、ナノキャリア、NexTone、イグニス、FFRI、総医研、ランサーズ、rakumo、松屋R&D、HPCシステムス、アクシス、ドラフト、ランディックス、スポーツフィー
     
    【海外】
    米10月消費者物価指数(22:30)
    米10月財政収支(11/13 4:00)
    《米決算発表》
    シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■実質1株で売買可能に 東証 新制度検討
     
    ■中国新車 自動運転5割に 25年目標 百度や滴滴開発加速
     
    ■穀物相場が上昇 米農務省の11月報告 需給逼迫の観測生む
     
    ■マネーフォワード<3994>
    確定申告をスマホで完結
     
    ■大同特殊鋼<5471>
    EV向け特殊磁石を岐阜県で量産へ
     
    ■昭和電線<5805>
    車載モーター向けアルミ平角巻線の開発着手 26年度めど製品化
     
    ■堀場製作所<6856>
    英国にEV電池試験施設
     
    ■トヨタ<7203>
    セダン型クラウン生産終了検討 後継SUV型に
     
    ■マーベラス<7844>
    中国のゲーセンに「ポケモン」
     
    ■JR西日本<9021>
    北陸新幹線 大阪延伸前倒しに暗雲 敦賀開業延期報告
     
    ■HIS<9603>
    海外駐在員らがM&A支援 資産査定を代行
     
    ■NTTデータ<9613>
    貿易の手続き電子化 税関とシステム接続へ
     
    ■カプコン<9697>
    「顧客情報の流出ない」 サイバー攻撃受け
     

     
    11日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落し、前日比23ドル29セント(0.1%)安の2万9397ドル63セントで終えた。
    ダウ平均は、新型コロナウイルスワクチン開発の進展や米大統領選でバイデン前副大統領の勝利が確実になったことを好感し、10日までの2日間で計1097ドル超上昇。9日には取引時間中の史上最高値を塗り替えた。これを受けて11日は買いが減速し、終盤は売り優勢に転じた。
     
    前日までの2日間で買われていた資本財やエネルギーなどの景気敏感株が下落した一方、この日はハイテク株に資金が流入し、ナスダックは3営業日ぶりに反発。早期のワクチン普及が不透明な中欧米でコロナの感染が再拡大しており、巣ごもり需要の持続が見込まれることも、ハイテク株の買いにつながった。
     
    この日の米国市場はベテランズデー(退役軍人の日)で債券・為替市場は休場。株式市場でも出来高が減り、やや動意に乏しい展開となった。
    米ニューヨーク州のクオモ知事は11日午後、新型コロナウイルスが再拡大を受け、飲食店の営業規制を再び強化すると発表した。13日から午後10時の閉店を求める。同様の規制強化が他州でも広がれば経済回復が鈍るとの懸念から、ダウ平均は下げ幅を100ドル超に広げる場面があった。
    航空機のボーイングとクレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)が下落した。建機のキャタピラーや化学のダウも安い。
     
    一方、景気敏感株への資金流出で下げていたハイテク株には値ごろ感からの買いが入った。低い実質金利は続くとの見通しや、長期的な成長期待も買いを後押しした。スマートフォンのアップル、ソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムはいずれも3%高で終えた。
     
    セクター別では、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、素材・銀行が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比232.575ポイント(2.0%)高の1万1786.431と3日ぶりに反発した。ネット通販のアマゾン・ドット・コムと交流サイト(SNS)のフェイスブックが上昇した。エヌビディアやクアルコムなど半導体株の上げも目立った
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    29,397.63−23.29
    S&P500種
    3,572.66+27.13
    ナスダック
    11,786.431+232.575
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,876.40+22.00
    NY原油(ドル/バレル)
    41.42+0.06
    円・ドル
    105.45 - 105.46+0.06

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    11日のシカゴ日経平均先物は反発した。
    12月物は前日比355円高の2万5580円で引け、11日の大取終値を160円上回った。
    ナスダック指数が3日ぶりに反発し、日経平均先物に買いが波及した。
    ニューヨーク州も外出禁止令を発令するなど新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため規制再強化したため、下げる場面もあった。
    この日の12月物高値は2万5705円、安値は2万5150円。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    25580 ( +160 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    25600 ( +180 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6382.10(+85.25)
    11日のFTSE100種総合株価指数は8日続伸した。前日の終値に比べ85.25ポイント(1.4%)高の6382.10で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。日中を通して高値圏で推移した。
    この日のFT指数はジリ高。終盤には6397.28と6月上旬以来約5カ月ぶりの高値を付け、6400台が目前に迫った。
    新型コロナウイルスワクチンの実用化で経済が正常化に向かうとの期待感から買いが続いた。銀行株と医薬品株の上昇が株価指数の上げに大きく影響した。
     
    個別銘柄では、航空のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は買いが続き8%高だった。小売りのキングフィッシャーは、アナリストによる株価目標の引き上げを受けて大幅高となった。
     
    一方、英航空機エンジン製造大手ロールス・ロイスは8.0%安、英医療機器・精密部品大手スミスグループは4.5%安、英ビジネス情報会社インフォーマは3.1%安。特殊化学品大手クローダ・インターナショナルと英ホテル大手インターコンチネンタルホテルズグループも各2.7%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13216.18(+53.07)
    11日のドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて53.07ポイント高の1万3216.18だった。新型コロナウイルスワクチンの実用化で経済が正常化するとの期待感から買いが続いた。
    個別銘柄では、不動産サービスのドイチェ・ボーネンは5%超上げた。電力のエーオンも買われた。同社が電力需要は予想よりも速く新型コロナの危機から回復していると示したことが好感された。半面、航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズは下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5445.21(+26.24)
     

11月12日 毎日コラム
RSI【買われすぎ】【売られすぎ】
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