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【市況一覧】
日経平均株価
40,168.07 -594.66 03/28
TOPIX
2,750.81 -48.47 03/28
マザーズ
734.79 -4.44 03/28
NYダウ平均
39,807.37 +47.29 03/29
ナスダック総合
16,379.46 -20.06 03/29


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11月08日 マーケットコメント


     
    日経平均は5営業日連続の3桁上昇。
    終値は前週末比514円高の2万4839円で、1991年11月以来、約29年ぶりの高値を付けて引けた。
    上げ幅は一時600円を超え、25000円に乗せるかという場面もあった。5営業日で1800円超上昇しており、短期的には過熱感が強いが、ここまでの強い動きを見せられると、売りから入っていた投資家は投げざるを得なくなる。
    きょうは米株先物の大幅高を横目で見ながら上げているため、今晩の米国株が上昇したとしても、好影響は先取りしているとみるべきだろう。
     
     
    明日10日日経平均株価、強弱感対立か。
    9日の日経平均株価は大幅に5営業日続伸し、2万4839円(前週末比514円高)引けと連日でバブル崩壊後の高値を更新した。視野に入れた2万5000円が意識され、「勢いに乗るしかない」との声が聞かれる。需給面では、売り方の買い戻しに、オプション・コール(買う権利)の売り手による先物ヘッジ買いなどが指数押し上げにつながったもようで、好需給が相場を後押しするとの読みが出ている。
     
    あすは10時半に中国の10月消費者物価指数および生産者物価指数、14時には国内の10月景気ウォッチャー調査の発表が予定されている。地合いが良くなってくると、普段よりも指標に対する反応が強めに出てくる可能性がある。これらが日本株のさらなる押し上げ材料となるかが注目される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    25383.35  ボリンジャー:+3σ(26週)
    25073.77  ボリンジャー:+3σ(13週)
     
    24839.84  ★日経平均株価9日終値
     
    24665.54  ボリンジャー:+3σ(25日)
    24544.02  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24528.64  ボリンジャー:+2σ(13週)
    24310.06  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23983.50  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23955.64  均衡表転換線(週足)
    23955.64  均衡表転換線(日足)
    23955.64  均衡表基準線(日足)
    23954.59  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23873.03  6日移動平均線
    23704.69  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23695.23   新値三本足陰転値
    23599.11  25日移動平均線
    23438.37  13週移動平均線
    23243.63  ボリンジャー:-1σ(25日)
    23207.11  75日移動平均線
     
     
    ローソク足は5本連続で高値と終値が前日水準を上回って「赤三兵」ならぬ「赤五兵」を示現し、上値追いの勢いの強さと急反落リスクの増大を窺わせた。
    25日線との上方乖離率は5.26%と短期的なオーバーシュートを示す5%ラインを突破。
     
    ボリンジャーバンド(25日ベース)でも終値が+3σを上回って過熱感を示している。
    ただ、日経平均の騰落レシオ(25日ベース)は92.98%と依然として中立圏中央の100%下にとどまり、上値余地を示唆する格好となっている。5日から52週までの各移動平均線がそろって上向きのため、今後急落場面があれば上昇トレンド中のスピード調整と位置付けられよう。
     

    【大引け概況】
    9日の日経平均株価は5日続伸し、前週末比514円61銭(2.12%)高の2万4839円84銭で終えた。1991年11月5日以来約29年ぶりの高値。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:55 容量:8.19M

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    米民主党のバイデン氏が現地7日に米大統領選で当選を確実とし、勝利を宣言。追加経済対策への期待などから、日本時間9日の時間外取引で米株価指数先物が上昇した流れを受け、買い優勢の展開となった。
    「米大統領選まで動けなかった海外投資家が動いている」とみられ、中間決算で業績改善傾向が顕著になった自動車株などが買われた。
     
    中国・上海総合指数などアジア株の上昇も支えとなり、株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、後場前半には2万4962円80銭(前週末比637円57銭高)まで上伸した。一巡後、利益確定売りに抑えられ、大引けにかけて上値が重くなった。
     
    大型の輸出株に買い注文が集まる一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける銘柄は上値が重かった。前週末に公募増資を発表したJALは大幅安となり、同業のANAやJR各社も下落した。日経平均は派手に上昇したが全面高には至らず、投資家の銘柄を選別する姿勢が鮮明だった。
     
    JPX日経インデックス400は5日続伸し、終値は前週末比213.44ポイント高の1万5168.72だった。東証株価指数(TOPIX)は5日続伸し、23.41ポイント高の1681.90で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆6493億円。売買高は12億2787万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1399と、全体の約6割を占めた。値下がりは695、変わらずは85だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では非鉄金属、精密機器、情報・通信業の上昇が目立った。下落は空運業、医薬品、鉱業など。
     
    個別では、ホンダが値を飛ばし、トヨタはしっかり。ソニーは強含み。レーザーテック、オリンパスが堅調。ファーストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、NTT、エムスリー、バンナムHDなどが買われた。
    一方、アルツハイマー型認知症治療薬について米食品医薬品局(FDA)が有効性に対して否定的な見解を公表し、エーザイは急落した。国際帝石は軟調。参天薬、スクエニHD、任天堂が安い。JALが大幅安。ANA、JR東日本もさえない。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比96.23ポイント高の6276.21ポイントと4日続伸した。
    出来高1億6338万株。値上がり銘柄数は255、値下がり銘柄数は167となった。
     
    個別では、省電舎ホールディングス、アートスパークホールディングス、Abalanceがストップ高。STIフードホールディングス、TONE、浜井産業、野村マイクロ・サイエンス、加地テックなど7銘柄は年初来高値を更新。ヒラノテクシード、ジー・スリーホールディングス、いい生活、電響社、フジックスは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、新内外綿、ロンシール工業、ニッキ、ラピーヌが年初来安値を更新。ヒラキ、扶桑電通、東洋刃物、KHC、北日本紡績は値下がり率上位に売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前週末比19円86銭高い3629円19銭だった。米大統領選で民主党候補のバイデン氏の当選が確実と伝わり、米政局を巡る不透明感が後退するなか買いが優勢だった。同氏の公約どおり環境・インフラ関連で大規模な財政出動がなされ、世界的に環境重視の流れが強まるとの思惑から太陽光発電やバイオマスなど環境関連銘柄が物色されている。
    太陽光発電設備の施工を手掛けるウエストHDに買いが集まり、株式分割を考慮したベースで上場来高値を更新した。そのほかメイコー、ワークマン、出前館が上げた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で623億円、売買高は1億327万株だった。
    値上がり銘柄数は346、値下がり銘柄数は266となった。
     
    個別では、ヒューマンホールディングス、アースインフィニティがストップ高。ウエストホールディングス、湖池屋、ニッポン高度紙工業、フジプレアム、綜研化学など11銘柄は年初来高値を更新。リバーエレテック、メイコー、No.1、不二硝子、まぐまぐが買われた。
     
    一方、北川精機がストップ安。不二ラテックスは一時ストップ安と急落した。銀座山形屋、ソレキア、アイ・テックは年初来安値を更新。プラコー、ZOA、東洋合成工業、シンポ、ホロンが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比22.46ポイント高の1265.73ポイントと反発。
    日経平均株価が全面高商状となっており、新興市場にも資金が流入。主力株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。その後はきょうの高値圏でもみ合う展開に。後場に一時弱含む場面もあったものの、大引けにかけて再び上げ幅を広げており、基本的には出遅れの直近IPO銘柄や個別材料株などを中心に物色意欲は旺盛な1日だった
    環境関連銘柄とされるエヌ・ピー・シーのほか、好決算を受けてJIGSAWやアドウェイズが制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。
    値上がり銘柄数は232、値下がり銘柄数は92となった。
     
    個別では、アドウェイズ、フルッタフルッタ、JIG−SAW、エヌ・ピー・シーがストップ高。カラダノートは一時ストップ高と値を飛ばした。ケアネット、ラクス、Jストリーム、プレミアアンチエイジング、松屋アールアンドディなど10銘柄は年初来高値を更新。グッドパッチ、ヘッドウォータース、ミンカブ・ジ・インフォノイド、フリークアウト・ホールディングス、トレンダーズが買われた。
     
    一方、キャンバスがストップ安。Kudan、GMO TECH、スペースマーケット、フォースタートアップス、ソーシャルワイヤーが売られた。
     


    9日午前の日経平均株価は続伸し、前週末比473円99銭高の2万4799円22銭で前場を終えた。
    米大統領選で民主党のバイデン候補が当選を確実にし、米政治の先行き不透明感が後退。投資家が積極的に運用リスクを取る「リスクオン」の動きが強まった。日経平均のJPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
     
    朝方から買い優勢で始まり、その後も主力株が買われ、日経平均は次第高の展開で水準を切り上げ、上げ幅は一時500円を超え、取引時間中としては1991年11月以来の高値水準をつけた。2万4800円近辺では目先筋の利益確定売り圧力も強いが、それを吸収し高値圏での推移を続けた。
    米国と中国との緊張関係が改善に向かうとの思惑も出た。中国・上海総合指数が上昇し、日本株の支援材料となった。
     
    外国為替市場では1ドル=103円台前半の円高に振れているが、自動車や電機などの輸出セクターはそれを気にするムードもない。米大統領選はバイデン氏勝利がほぼ決まったことで不透明感が払拭されたほか、前週末に発表された10月の米雇用統計の結果も良好でリスクオンの流れを加速させる格好となった。
     
    6日発表の10月の米雇用統計(速報値)も雇用者数は市場の予想以上に増えた。「投資家は大統領選の勝敗がつかず政治的な空白が長くなり、景気回復が遅れることを懸念していたが、バイデン氏の勝利が確実となったことで安心感が広がった」と指摘した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2188億円、売買高は5億7379万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1177と、全体の約5割を占めた。値下がりは904、変わらずは87だった。
     
     
    業種別株価指数(全33業種)では、精密機器、海運業、輸送用機器の上昇が目立った。下落は空運業、鉱業、医薬品など。
     
    個別では、ファーストリテ、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニー、東エレク、NTT、エムスリー、バンナムHD、郵船が買われた。ホンダ、トヨタ、オリンパス、HOYAが値を上げた。
     
    一方、アルツハイマー型認知症治療薬について米食品医薬品局(FDA)が有効性に対して否定的な見解を公表し、エーザイが急落した。国際帝石は軟調、参天薬、スクエニHD、任天堂、JAL、ANA、JR西日本も売られた。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比83.16ポイント高の6263.14ポイントと4日続伸した。
    出来高9693万株。値上がり銘柄数は240、値下がり銘柄数は157となった。
     
    個別では、省電舎ホールディングス、STIフードホールディングス、Abalance、TONE、野村マイクロ・サイエンスなど6銘柄が年初来高値を更新。ヒラノテクシード、いい生活、電響社、フジックス、JESCOホールディングスが買われた。
     
    一方、新内外綿、ロンシール工業、ニッキが年初来安値を更新。ヒラキ、扶桑電通、北日本紡績、鈴与シンワート、大興電子通信が売られた。


     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比17円2銭高い3626円35銭となった。
    米大統領選で民主党候補のバイデン氏が当選を確実にしたとの報道を受けて、米政局を巡る不透明感が解消し買いが優勢だった。バイデン氏は環境・インフラに4年で2兆ドル(約206兆円)を投じることを公約に掲げており、太陽光発電やバイオマスなど環境関連銘柄が物色されている。また、ジャスダック上場企業の決算発表も増え好業績銘柄も買われている。米
    ジャスダック市場の売買代金は概算で391億円、売買高は6467万株。値上がり銘柄数は325、値下がり銘柄数は256となった。
     
    個別では、アースインフィニティが一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、ニッポン高度紙工業、フジプレアム、綜研化学、アサカ理研など10銘柄は年初来高値を更新。No.1、メイコー、アストマックス、リバーエレテック、不二硝子は値上がり率上位に買われた。
     
     一方、不二ラテックスがストップ安。銀座山形屋、ソレキア、アイ・テックは年初来安値を更新。北川精機、ZOA、東洋合成工業、ホロン、アズジェントが売られた。


    東証マザーズ指数は反発した。前引けは前週末比19.25ポイント(1.55%)高い1262.52だった。米大統領選でバイデン氏が勝利宣言を行ったことが材料視されている。好業績発表銘柄も買われている。
    ラクス、メドレーが上昇。JIGSAWは制限値幅の上限(ストップ高)を付け、アドウェイズはストップ高買い気配で午前を終えた。
    値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は95となった。
     
    個別では、JIG−SAW、エヌ・ピー・シーがストップ高。フルッタフルッタ、カラダノートは一時ストップ高と値を飛ばした。ケアネット、ラクス、Jストリーム、プレミアアンチエイジング、松屋アールアンドディなど9銘柄は年初来高値を更新。ヘッドウォータース、ジモティー、ミンカブ・ジ・インフォノイド、グローバルウェイ、グッドパッチが買われた。
     
     一方、キャンバス、Kudan、GMO TECH、フォースタートアップス、スペースマーケットが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    9日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比243円61銭高の2万4568円84銭。
    前週末のNYダウなど主要株指数が高安まちまちの展開だったが、米大統領選は民主党のバイデン候補が勝利を確実にしたことで、目先の不透明要因が払拭されたことはプラス材料で上値を追いやすい環境にある。
     
    ただ。週末に日経平均は29年ぶりの高値圏に浮上したこともあり、目先利益確定売り圧力も意識される場面にあるほか、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感も根強い。
     
    東京外国為替市場は午前9時4分時点で、1ドル=103円台の前半(前週末6日終値は1ドル=103円42−43銭)、1ユーロ=122円台の後半(同122円45−49銭)で取引されている。ドル安・円高が進行していることは輸出セクター中心に向かい風となっている。
     
    市場からは「米大統領選の勝敗がほぼ付いたことで、懸案の追加経済対策が決まり、米経済の回復が進むとの期待が広がっている」(国内証券ストラテジスト)との声が出ている。
     
    個別では、日本郵政、KDDIは堅調。ソニー、東エレク、ホンダ、トヨタ、NTT、ソフトバンクグループ(SBG)、エムスリー、HOYAが買われている。
     
    一方、花王、キヤノンが軟調。エーザイは売り気配。アルツハイマー型認知症治療薬について米食品医薬品局(FDA)が有効性に対して否定的な見解を公表し、売りがかさんでいる。参天薬、JAL、ミネベアミツミが安い。
     
     

     
    「矛盾」
     
    週末のNY株式市場はNYダウとS&P500は5日ぶりに反落。
    NASDAQは5日続伸。
    週間上昇率は主要3株価指数いずれも4月以降で最大。
    「選挙が接戦となったことで、バイデン政権による企業への規制強化を巡る懸念が和らいだ」
    良い所どりの解釈が横行した。
    もっとも次期大統領は未定、上院選はまだ4議席が決まらずという不安定な状態だ。
    10月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比63.8万人増と前月の67.2万人増から鈍化して着地。
    市場予想の60万人増は上回ったものの雇用市場の回復が始まった5月以降で最小の伸びとなった。
    雇用者数はコロナ前の2月時点でのピーク水準を1010万人と大幅に下回っている。
    失業率は6.9%と前月の7.9%から改善。
    予想は7.7%だった。
    米国の新型コロナウイルス感染者は新たに12万0276人。
    1日当たりの新規感染者数として2日連続で過去最多を更新した。
    債券利回りは上昇(価格は低下)。
    10年国債利りは0.820%。
    2年国債利回りは0.154%。
    ドル円は103円台前半。
    SKEW指数は124.56.
    2日連続での130ポイント割れ。
    恐怖と欲望指数は38ポイント→39ポイント。
     
     
    週末のNYダウは66ドル安の28323ドルと5日ぶりに反落。
    高値28431ドル、安値28189ドル。
    NASDAQは4ポイント高の11895ポイントと5日続伸。
    高値11920ポイント、安値11737ポイント。
    S&P500は1ポイント安の3509ポイントと5日ぶりに反落。
    ダウ輸送株指数は54ポイント安の11614ポイントと続落。
    SOX指数は1.61%高の2529ポイントと5日続伸。
    VIX指数は24.86と低下。
    3市場の売買高は103.6億株(直近20日平均は92.3億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比10円安の24330円。
    ドル建ては大証日中比変わらずの24340円。
    ドル円は103.25円。
    10年国債利りは0.820%。
    2年国債利回りは0.154%。
     
    週間ベースでNYダウは6.9%高。
    NASDAQは9.0%高。
    S&P500は7.3%高。
    それぞれ3週ぶりの反発。
    フィラデルフィア半導体指数は12.6%高。
    3週ぶりの反発となった。
     
     
    週末の日経平均は寄り付き29円高。
    終値は219円高の24325円と4日続伸。
    4日続伸で3ケタ高での上昇幅は1348円。
    10月2日終値24270円(同日のザラバ高値24448円には届かず)を上抜いて年初来高値を更新。
    1991年11月13日終値(24416円)以来の高値水準を回復した。
    日足は4日連続の陽線。
    週間では1348円上昇し週足は4週ぶりに陽線。
    TOPIXも4日続伸だが年初来高値にはまだ届かいていない。
    マザーズ指数は反落。
    日経ジャスダック平均は続伸。
    東証1部の売買代金は2兆5832億円。
    7日連続の2兆円超え。
    値上がり1367銘柄(前日1543銘柄)。
    値下がり714銘柄(前日574銘柄)。
    新高値66銘柄(前日50銘柄)。
    新安値1銘柄(前日17銘柄)。
    騰落レシオは89.94(前日82.40)。
    NTレシオは14.67倍(前日14.61倍)。
    今年最大値。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    右肩上がりの25日線(23526円)からは△3.39%。
    3日連続で上回った。
    右肩上がりの75日線は23178円。
    横ばいの200日線(21999円)からは△10.57%。
    10%プラスかい離は限界ではなく加速と読みたい。
    右肩上がりの5日線(23679円)から△2.73%。
    3日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.837%(前日▲16.329%)。
    買い方▲8.921%(前日▲9.047%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.499%(前日▲9.795%)。
    買い方▲17.714%(前日▲17.618%)。
    空売り比率は37.3%(2日ぶりの40%割れ:前日40.9%)。
    空売り規制なしの比率は7.3%(前日7.3%)。
    日経VIは21.59と低下。
    日経平均採用銘柄の予想PERは23.36倍(前日23.40倍)。
    前期基準では18.33倍。
    EPSは1041円(前日1030円)。
    225のPBRは1.12倍。
    BPSは21718円(前日21522円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.28%(前日4.27%)。
    配当利回りは1.89%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは25.71倍。
    前期基準では20.15倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.24倍。
    ドル建て日経平均は234.89(前日231.00)。
    年初来高値を更新。
    東証1部単純平均株価は11円高の2239円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    東証1部売買単価は2096円(前日1966円)
    東証1部時価総額は633兆円(前日630兆円)。
    週末のシカゴ225先物終値は大証日中比10円安の24330円。
    高値24460円、安値24080円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比20円高の24360円。
    気学では「悪目買い方針で対処せよ」。
    火曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
    水曜は「大いに高いと反落する。逆の時は翌日強し」。
    木曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
    金曜は「下寄りすると戻し、上寄りすると押し込む日」。
    ボリンジャーのプラス2σが24065円。
    プラス3σが24344円。
    連日上値を抑えた水準。
    一目均衡の雲の上限が23219円。
    4日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は23528円。
    下限は23338円。
    3日連続で勝手雲の上。
    勝手雲は11日に黒くねじれる。
    RSIが68.06。
    RCIが56.87。
     
    《今日のポイント11月9日》
     
    (1)NY株式市場はNYダウとS&P500は5日ぶりに反落。
       NASDAQは5日続伸。
       SKEW指数は124.56.
       2日連続での130ポイント割れ。
       恐怖と欲望指数は38ポイント→39ポイント。
     
     
    (2)ダウ輸送株指数は54ポイント安の11614ポイントと続落。
       SOX指数は1.61%高の2529ポイントと5日続伸。
       VIX指数は24.86と低下。
       3市場の売買高は103.6億株(直近20日平均は92.3億株)。
       週末のシカゴ225先物終値は大証日中比10円安の24330円。
       高値24460円、安値24080円。
     
     
    (3)東証1部の売買代金は2兆5832億円。
       7日連続の2兆円超え。
       新高値66銘柄(前日50銘柄)。
       新安値1銘柄(前日17銘柄)。
       騰落レシオは89.94(前日82.40)。
       NTレシオは14.67倍(前日14.61倍)。
       今年最大値。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。
     
    (4)右肩上がりの25日線(23526円)からは△3.39%。
       3日連続で上回った。
       横ばいの200日線(21999円)からは△10.57%。
       10%プラスかい離は限界ではなく加速と読みたい。
       右肩上がりの5日線(23679円)から△2.73%。
       3日連続で上回った。
     
    (5)空売り比率は37.3%(2日ぶりの40%割れ:前日40.9%)。
     
     
    (6)ドル建て日経平均は234.89(前日231.00)。
       年初来高値を更新。
     
    (7)ボリンジャーのプラス2σが24065円。
       プラス3σが24344円。
       連日上値を抑えた水準。
       勝手雲は11日に黒くねじれる。
     
     
    今年の曜日別勝敗(11月6日まで)

    月曜21勝19敗
    火曜22勝18敗
    水曜21勝22敗
    木曜16勝25敗
    金曜21勝22敗
     
    週間ベースで日経平均株価は5.9%高。
    TOPIは5.0%高。
    ともに2週ぶり反発。
    東証マザーズ指数は6.2%高、4週ぶり反発。
    日経ジャスダック平均は1.8%高、2週ぶり反発。
    東証2部指数は1.5%高、2週ぶり反発。
    東REIT指数は3.4%高、4週ぶり反発。
     
    10月第4週の海外投資家売買動向。
    現物1060億円売り越し(2週連続)。
    先物5282億円売り越し(3週連続)。
    合計6293億円の売り越し(3週連続)。
     
    ・東証投資主体別売買動向(週間)10月第4週、海外投資家2週連続売り越し(1060億円)
     個人3週連続買い越し(875億円)信託銀行、2週ぶり売り越し(231億円)
     
    ・東証マザーズ投資主体別売買動向(週間)10月第4週、
     海外投資家3週ぶり買い越し(134.27億円)個人3週ぶり売り越し(73.84億円)
     
    ・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、10月第4週
     海外投資家2週ぶり買い越し(16.92億円)、個人3週ぶり売り越し(30.76億円)
     
    ・東証投資主体別売買動向(月間)10月、
     海外投資家2ヶ月ぶり買い越し(3778億円)個人2ヶ月ぶり売り越し(122億円)
     
     
    証券マンは得てして決まらない仕事は嫌いなもの。
    しかし得てして市場は「決まらないこと」も歓迎することがある。
    たとえば米大統領選挙。
    あるいはコロナ渦の帰趨。
    混沌とした状況で連日の株高。
    「混沌」とした状況こそ市場にとって最高の状況みたいな印象。
    セオリーと逆のことは市場ではまま起こることでもある。
     
    それにしても・・・。
    土曜の日経朝刊では「日経平均26000円も」の見出し。
    来年3月までに25000円を超え場合によっては26000円。
    一方で下値は「23700円」という見方。
    いったいこの上値と下値の目途って何なのだろう。
    聞く方は簡単に聞く。
    しかし聞かれる方は特に根拠がある訳ではない。
    聞かれたから答えるだけ。
    それでも、株価が上昇基調なら上値目途が上がる。
    当選株価が下落基調なら下値目途が朝がる。
    そもそも器用に上値と下値の目安が決められて当たるのならば、聞かれる方はファンドマネージャーなどやっていないだろうに・・・。
    時折感じる株式市場の矛盾の一つでもある。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ツナグHD(6551)・・・動兆
     
    サイネックスに注目する。
    同社はアルバイト・パートに特化した採用活動代行サービスが主力。
    ニッチ分野の求人サイトも運営
    「出前館」と連携したデリバリー等が拡大基調。
     
     
    (兜町カタリスト櫻井)



    9日の日経平均株価は前週末の好地合いが継続し堅調か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万4200円−2万3500円。
    米大統領選挙で同国の複数のメディアは、民主党のバイデン候補の勝利が確定的になったと報道。トランプ米大統領は法廷闘争に持ち込む構えをみせているものの、民主党の追加の経済対策への期待感から、しっかりした動きが期待される。
    ただ、時間外取引での米株価指数先物の動きに対し、神経質な展開となる場面もありそう。日経平均は前週末に29年ぶりの高値(2万4325円)を付けており、利益確定の売りも出やすい。2万4500円近辺で上値が重くなりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の前半(前週末6日終値は103円42−43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同122円45−49銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同6日の大阪取引所終値比10円安の2万4330円だった。
     
    日程面では、きょうは日銀の金融政策決定会合の主な意見(10月28〜29日開催分)、9月の景気動向指数(速報値)など。主要企業の決算発表ではソフトバンクグループが予定されている。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ヒューマンホールディングス <2415>
    上期経常を一転45%増益に上方修正。
     
    ■アドウェイズ <2489>
    今期経常を2.4倍上方修正。
     
    ■スシローグローバルホールディングス <3563>
    今期税引き前は55%増で2期ぶり最高益、7.5円増配へ。
     
    ■カナミックネットワーク <3939>
    今期経常は8%増で10期連続最高益、0.5円増配へ。
     
    ■メディカルシステムネットワーク <4350>
    今期経常を56%上方修正。
     
    ■EduLab <4427>
    今期経常は15%増で6期連続最高益更新へ。
     
    ■不二硝子 <5212>
    今期経常を一転74%増益に上方修正。
     
    ■N・フィールド <6077>
    1-9月期(3Q累計)経常が68%増益で着地・7-9月期も37%増益。
     
    ■蛇の目ミシン工業 <6445>
    今期経常を2倍上方修正、配当も10円増額。
     
    ■メイコー <6787>
    今期経常を40%上方修正、未定だった配当は10円減配。
     
    ■ティアック <6803>
    非開示だった今期税引き前は74%増益へ。
     
    ■スプリックス <7030>
    前期経常を63%上方修正。
     
    ■エー・アンド・デイ <7745>
    今期経常を一転1%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■レック <7874>
    今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も17円増額。
     
    ■KIMOTO <7908>
    発行済み株式数(自社株を除く)の2.08%にあたる100万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月10日から21年2月26日まで。
     
    ■マキヤ <9890>
    今期経常を77%上方修正・16期ぶり最高益更新へ。
     
    ■国際石油開発帝石 <1605>
    今期経常を10%上方修正。
     
    ■日特建設 <1929>
    上期経常は一転13%増益で上振れ着地。
     
    ■ミクシィ <2121>
    今期経常を一転12%増益に上方修正。
     
    ■ブロードバンドタワー <3776>
    今期経常を一転黒字に上方修正。
     
    ■イワキ <6237>
    上期経常を47%上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    9(月)
    【国内】
    9月景気動向指数 (14:00)
    日銀金融政策決定会合の主な意見(10/28〜10/29開催分)
    《決算発表》
    ソフトバンクG、セコム、住友鉱、島津製、ホトニクス、ワークマン、関西ペ、東センチュリー、大林組、ホシザキ、ユー・エス・エス、飯田GHD、清水建、ヤマハ発、太陽誘電、JFEHD、千葉銀、ブラザー、静岡銀、特殊陶、マツダ、東急不HD、デンカ、岩谷産、めぶきFG、東芝テック、丸一管、沢井製薬、IIJ、第一興商、五洋建、ニプロ、SANKYO、ひろぎん、リンテック、日製鋼、雪印メグ、ニチアス、三井金、共立メンテ、住友ベ、アース製薬、Jマテリアル、ダスキン、東洋紡、ケネディクス、三谷セキ、紀陽銀行、MDV、UNITED、ホープ、アズーム
     
    【海外】
    《米決算発表》
    マクドナルド


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■バイデン氏当確 21年1月 パリ協定復帰へ
     
    ■J.フロント<3086>
    傘下大丸松坂屋 冬のボーナス前年比5割減 労組と合意
     
    ■三菱ケミカル<4188>
    都内3カ所の本社機能集約 在宅勤務で出社率低下
     
    ■エーザイ<4523>
    アルツハイマー新薬に否定的 FDA諮問委
     
    ■カイノス<4556>
    遺伝子治療分野へ参入 国内VBに出資・薬効予測の検査薬開発
     
    ■東芝<6502>
    4〜9月 2年ぶり最終黒字 キオクシア採算改善
     
    ■昭文社HD<9475>
    観光戦略にデータ活用 人気スポット分析
     
    ■イーレックス<9517>
    バイオマス燃料4割安く 50万キロワット分自社生産
     



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    《マーケットストラテジーメモ》 11月第1週

    【推移】
     
    2日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は反落。米国のコロナ感染者数は累計900万人を突破。「欧州諸国が感染拡大防止に向けて制限措置の導入に動く中、景気への影響も懸念もされる」との見方。大統領選を控えた投資家の不安を反映しVI指数は38.02と上昇。週間ではNYダウが6.5%、S&P500が5.6%、NASDAQが5.5%下落。10月としてはNYダウが4.6%、S&Pが2.8%、NASDAQが2.3%下落。
     
    日経平均株価は318円高の23295円銭と6日ぶりに反発。自律反発狙いの買いとの解釈だ。大統領選挙を控えて警戒感は高いものの買い物優勢の展開。バリュー株が1.9%高と約5カ月ぶりの高い伸び。10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、好不況の境目となる50上回って着地。
    またNYダウが堅調に推移したことも支えとなった。東証1部の売買代金は2兆2263億円。リクルート、トヨタが上昇。ZHD、アルプスが下落。
     
    4日(水):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は反発。大統領選挙を控えて警戒感は高いものの買い物優勢の展開。バリュー株が1.9%高と約5カ月ぶりの高い伸び。火曜のNY株式市場で主要3指数は大幅続伸。市場を席巻したのは楽観論。「大統領選結果の判明は長引かず、追加財政刺激策が早期に打ち出されるとの期待が高まった」との解釈だった。
    もっとも大統領選挙の勝利者は民主党候補のバイデン前副大統領との予測。「バイデン氏が約束するインフラ支出を盛り込んだ刺激策が選挙後に実施されることへの期待感」との見方。どこか違うような気もするが、市場はそういう見方だ。
     
    日経平均株価は399円高の23695円と大幅続伸。米大統領選挙を横目に高値揉み合いの展開。前場は「バイデン勝利」を、後場は「トランプ勝利」を織り込むような展開。東証一部の売買代金は2兆5601億円。NTTデータ、ファーストリテイリングが上昇。キャノン、SBGが下落。
     
    5日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は大幅続伸。大統領選挙の行方は混とん。ただ上院選で民主党の過半数獲得が厳しい情勢。「議会でねじれが続き大きな政策転換はなさそうだ」との奇妙で楽観的な見方が高まった。S&P500は1日の上昇率としては6月5日以来。NASDAQは4月14日以来の大きさ。情報技術やヘルスケアなどのセクターが大幅に上昇した。
     
    日経平均は410円(1.73%)高の24105円と3日続伸。2018年10月3日以来、約2年1カ月ぶりの高値水準を回復した。「米民主党が大統領選と上下院選の両方で勝利するブルーウエーブの可能性が低下したとの見方から、巨大IT企業への規制強化などの政策懸念が後退した」との解釈。「半導体関連や医薬品株が買われ相場をけん引。財政赤字が拡大するとの警戒感が和らいで米長期金利が大幅に低下。成長期待の高いグロース株の割高感が目減りしたのも追い風」との見方だ。
    東証1部の売買代金は2兆7052億円。ソニー、キーエンスが上昇。コマツ、紅が下落。
     
    6日 (金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は大幅続伸。「大統領選で民主党候補のバイデン氏が勝利した場合でも、上院で共和党が過半数を維持。企業利益を損ないかねない大規模な政策変更は阻止される」との解釈だ。
     
    FOMCを通過。「政策金利をゼロ付近に据え置き、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済を支援するため、あらゆる手段を尽くす」とコメント。「最大雇用と物価目標が達成されるまで利上げは検討しない」と確約したことを好感した。
    日経平均株価
    は219円高の24325円と4日続伸。4日続伸で3ケタ高での上昇幅は1348円。10月2日終値24270円(同日のザラバ高値24448円には届かず)を上抜いて年初来高値を更新。1991年11月13日終値(24416円)以来の高値水準を回復した。
    東証一部の売買代金は2兆5331億円。鉄、ホンダが上昇。三井不、NECが下落。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    9月の米貿易赤字は前月比4.7%減の639億ドル。
    大豆の出荷が増え、食品輸出が2012年7月以来の水準に増加した。
    市場予想は638億ドルだった。
    中国向け輸出は18年3月以来の高水準。
    中国からの輸入は19年7月以来の高水準だった。
    原油輸入は1億5790万バレルで1992年2月以来の水準に低下した。
     
     
    (3)新興国動向
     
    中国の10月の貿易統計は、輸出が前年比11.4%増加19カ月ぶりの高い伸びとなった。
    市場予想の9.3%を上回り、9月の9.9%から加速した。
    輸入は4.7%増加。
    9月の13.2%増や、予想の9.5%増は下回ったが、2カ月連続の増加。
    中国は5日に予定されていたアントのIPOを延期。
    調達額は世界で過去最大の約370億ドルに上る見通しだった。
    中国当局は現在、金融部門のシステミックリスクと増大する債務の抑制に力を注いでいる。
    アントのIPO延期で同社と投資家は大きな打撃を受ける格好。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【11月】陽線確率6勝4敗(陽線確率60%)、過去15年9勝5敗(3位)
         気学では「保合いで模様眺め。押し目を買い直すこと」
     
     6日(金):家計調査、米雇用統計、消費者信用残高、変化日
     7日(土):中国貿易収支
     8日(日):立皇嗣の礼、ミャンマー総選挙
     9日(月):景気動向指数、JPX400/JPX中小型定期入れ替え発表、COP26(英グラスゴー)は延期
    10日(火):景気ウォッチャー調査、独ZEW景況感、中国消費者・生産者物価
    11日(水):マネーストック、MSCI日本指数半期リバランス発表、中国「独身の日」セール、株高の日
    12日(木):国内企業物価、機械受注、第三次産業活動指数、米消費者物価、財政収支、ティックトックの全面禁止期限、変化日
    13日(金):オプションSQ、米生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感、鬼宿日・大明日・母倉日・神吉日、株安の日
     
     
    米大統領選を見ていて茶番劇というのが脳裏に浮かぶ。
    本来は「茶番狂言」。
    江戸末期の歌舞伎に由来。
    下手な役者が手近なものを用いて滑稽な寸劇や話芸を演じるもの。
    楽屋でお茶を給仕していた大部屋の役者が、余興で茶菓子などをオチにした。
    そこでこの寸劇は「茶番」と呼ばれることになった。
    見物客の中には寸劇ではなく配られる品物を目当てにするものもいたという。
    つまり「茶番」は即興の素人劇。
    そこの見え透いたバカバカしいことを「茶番劇」というようになったという。
    中世のヨーロッパでは「道化芝居」とも言われた。
    「茶番劇、道化師たちのソネット」という表現ができそうな米大統領選。
    市場が何を望んでいるのかは不明なまま。
    バイデン優勢で上昇し、トランプ優勢で上昇が昨日の日経平均。
    そして結果が出ずに混沌としていても上昇したNY株。
    「決まらないことが株安」という常識を逸脱し「なんでもかんでも株高」。
    セオリーも解釈もいらない状況で、通過することだけを頼りに上昇する。
    もっとも雇用統計など経済指標にしても通過することが最重要課題。
    今回も結果は問わず通過することに意味があったと考えればそれで済む。
    4年に一度のイベントで踊ったのが市場と市場関係者。
    ああだこうだと論評し、刹那的な結果はいずれにしても株高継続。
    論じたエネルギーの蓄積はまさに「茶番の集積」。
    これは4年前にも経験したことでもある。
    人の家の選挙に付き合って24時間。
    米大統領選のTV中継を一番見ていたのは東京市場だった。
    そんな笑える構図も浮かんでくる。
    そして「道化師のソネット」も聞こえてきそうな気配だ。
    俳優でも不動産屋でも大統領はなんでも構わない。
    表の傀儡は常に変えることは可能だが、裏の傀儡子は永久不変の存在。
    これが日本と一番違う米政治という見方も出来ようか。
     
    それにしても・・・。
    「脱炭素」を一番に打ち出した菅政権。
    先見の明ということだろうか。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

11月09日 毎日コラム
株価はどうして上下するのか?
・・・続き



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