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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


11月01日 マーケットコメント

11月02日 マーケットコメント

11月03日 マーケットコメント

11月04日 マーケットコメント


    日経平均は2万4000円台を回復し、終値ベースで年初来高値を更新した。
    きょうは物色をみると全面高とはなっていなかっただけに、それでも節目を突破してきたことには基調の強さが伺える。
    米大統領選を通過した後に株高という流れは、4年前を彷彿(ほうふつ)させる。決算発表が多く、引き続き個別の活況が見込まれるだけに、ここで失速することなく、2万4000円レベルでの値固めが進む展開に期待したいところだ。
     
    6日の日経平均株価、ポジション調整の売りに押される場面もありそう。
    日経平均株価は足元で大幅に3日続伸。3日間で1120円強の上昇を演じ、一気に年初来高値を更新した。
    好地合いの継続も期待されるものの、米国で大統領選挙の結果を巡り、最高裁判所での裁判に持ち込まれ、正式な就任が遅れることも懸念されるなか、市場では「積極的な買いポジションは持ちづらく、買い戻しの動きのようだ」との見方があった。
     
    明日は大きく上げた週の週末で、10月の米雇用統計の発表も控えており、利益確定売りは出やすいタイミング。
    ただ、今晩、米国ではFOMCの結果発表および、パウエル議長の会見がある。また、明日の後場にはトヨタの決算発表が予定されており、これらが売りを手控えさせる材料になるかが注目される。トヨタが決算で買われ、日経平均も週末値で2万4000円より上を維持できるようなら、目先は主力大型株の買い安心感が強まり、下げづらく上げやすい地合いが醸成されると考える。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
     
    24463.23  ボリンジャー:+2σ(26週)
    24264.79  ボリンジャー:+3σ(13週)
    24149.16  ボリンジャー:+3σ(25日)
     
    24105.28  ★日経平均株価5日終値
     
    23943.92  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23926.48  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23703.79  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23623.05  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23567.72  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23530.45  均衡表転換線(日足)
    23530.45  均衡表基準線(日足)
    23495.57  均衡表転換線(週足)
    23481.11  25日移動平均線
    23470.60  6日移動平均線
    23302.18  13週移動平均線
    23258.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
     
    ローソク足は胴体部分が長く上下のヒゲが短い大陽線を示現して強い買い圧力を窺わせたほか、ともに上向きの5日線が25日線に下から迫って短期ゴールデンクロス(GC)が接近している。日足の一目均衡表では、株価は雲上限との上方乖離幅を拡大し、基準線と転換線は上向きをキープ。遅行線は強気シグナルを増大し、買い手優勢の形状が顕著になった。
     
    また、東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は91.65%(昨日82.23%)と中立圏中央の100%を下回っており、いきすぎた過熱感もまだ伴っていないようだ。
     
     
     
     

    [概況]

    5日、東京外国為替市場の米ドル円は米大統領選挙に注目が集まるなか早朝に一時104.212円まで下落し、その後は104円台前半付近で小動きとなった。米大統領選挙の行方を見極めたいとの思惑などから、引き続き米ドル円の値動きは上下共に限定的となりそうか。


    一方、クロス円は英ポンド円が一時136.00円まで上昇した。英中銀は金融政策委員会において、政策金利の据え置きと資産購入枠を総額7450億ポンドから8950億ポンドに拡大することなどを発表した。
    今回、マイナス金利の導入なども議論となったようだが、現段階では金利は据え置きであることなどから、英ポンド円は買いが優勢となった。
     
    テクニカル的には米ドル円は上方に位置する5日移動平均線(104.558円)付近が引き続きレジスタンスとなる可能性も考えられそうだ。一方、英ポンド円では上方に一目均衡表の雲(下限136.065円)や基準線(136.100円)などが位置しており、同線がレジスタンスとして意識されそうか。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    5日の日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比410円05銭高の2万4105円28銭と、2018年10月3日以来、約2年1カ月ぶりの高値を付けた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:06 容量:9.94M

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    米上院選では共和党が優勢となり、民主党が大統領と上下両院の全てで勝利する「トリプルブルー」が困難となり、ハイテク株や薬品株が買い戻された。東京株式市場にもこの流れが及び、日経平均が押し上げられた。
    大統領選の投開票を通過したことで相場の予想変動率が低下し、投資家がリスクを取りやすくなった面もあった。

    米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が優勢となる半面、上院選で共和党が多数派になる可能性が意識されている。IT大手の規制強化や薬価引き下げといった民主党の政策リスクの後退で、前日の米株式市場ではITやハイテク、ヘルスケア株が上昇した。東京株式市場でも半導体関連や医薬品株が買われ相場をけん引した。財政赤字が拡大するとの警戒感が和らいで米長期金利が大幅に低下し、成長期待の高いグロース株の割高感が目減りしたのも追い風だった。
     
    一方で、大型財政政策への期待低下で、素材などの景気敏感株は軟調。米長期金利低下で金融株も値下がりした。大規模な財政出動の思惑が遠のいて米金利が切り下がるなか、鉄鋼や海運などの景気敏感株のほか、保険や銀行などの金融株の売りが優勢だった。
    日経平均は年初来高値圏まで上昇し「割安感が薄れつつある」と高値警戒感を示す声も出ている。
    もっとも大統領選の通過で、オプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前日比で10%超も低下した。相場の予想変動率が下がったことでリスク選好姿勢を強めた投資家の買いが入り、日経平均は大引けにかけて上げ幅を広げた。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前日比203.26ポイント高の1万4875.78だった。東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、22.69ポイント高の1649.94で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7052億円。売買高は13億4474万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1543と、全体の71%だった。値下がりは574、変わらずは62銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では医薬品、精密機器、情報・通信業の上昇が目立った。下落は鉱業、鉄鋼、保険業など。
     
    個別銘柄では、アルツハイマー型認知症治療薬の承認に期待が高まったエーザイに買いが殺到し、日経平均を1銘柄で約54円押し上げた。武田、中外薬や第一三共、塩野義が上げた。オリンパス、東エレク、キーエンス、ソニー、レーザーテックが買われた。任天堂、ソフトバンクグループ(SBG)やトヨタ、スズキ、オリンパス、エムスリー、ファーストリテ
    の上昇も目立った。
     
    一方、コマツや丸紅、日本製鉄が下落した。第一生命HDや三井住友トラ、三井住友FG、三菱UFJが安い。日本製鉄、神戸鋼、国際帝石。信越化、ファナックが値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比33.34ポイント高の6167.79ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は169となった。
     
    個別では、アイケイがストップ高。マックスバリュ東海は年初来高値を更新。Abalance、北日本紡績、STIフードホールディングス、アサヒ衛陶、ジーエルサイエンスは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、ヤギが年初来安値を更新。マナック、GMOペパボ、ロンシール工業、KHC、サンテックが売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比18円92銭高い3593円67銭だった。時価総額上位のウエストHDが買い気配でスタートしたことから、ジャスダック平均も続伸でスタートした。
    開票の進む米大統領選挙・議会選挙について上院で共和党が過半数を維持する可能性が高まり、民主党が掲げてきた規制強化などの政策リスクが後退した。
    市場では「米国のハイテク株上昇で、国内でもIT(情報技術)関連銘柄の割合が高い新興株に買いが波及した」との声があった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で551億円、売買高は1億345万株だった。
    値上がり銘柄数は385、値下がり銘柄数は206となった。
     
    個別ではシダー、セプテーニ・ホールディングス、ハーモニック・ドライブ・システムズ、ディーエムソリューションズ、リバーエレテックが年初来高値を更新。アストマックス、新都ホールディングス、グローム・ホールディングス、グラフィコ、ウエストホールディングスが買われた。
     
    一方、市進ホールディングスが年初来安値を更新。カッシーナ・イクスシー、ながの東急百貨店、SIホールディングス、大塚家具、No.1が売られた。
     

     
    東証マザーズ指数は前日比38.59ポイント高の1255.65ポイントと続伸。
    大型株が中心の東証1部市場の株価上昇から安心感が広がり、「信用取引で高いリターンを狙う投資家がマザーズ市場に戻ってきた」という。
    BASE、AIinsd、すららなど先週にかけて大幅安に見舞われたDX(デジタルトランスフォーメーション)関連株が買われた。半面、売買代金首位のプレミアアンチエイジングや同3位のメルカリは値下がりして引けた。
    「高値で買ったDX関連銘柄の株価回復を待つ投資家は多く、市場はDXの次の相場の柱を探している」との指摘があった。
    値上がり銘柄数は239、値下がり銘柄数は88となった。
     
    個別では、駅探が一時ストップ高と値を飛ばした。マネーフォワード、Jストリーム、マクアケ、AI inside、プレミアアンチエイジングなど6銘柄は年初来高値を更新。Retty、rakumo、Sun Asterisk、ミンカブ・ジ・インフォノイド、エヌ・ピー・シーが買われた。
     
    一方、リンクバル、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ログリー、キャンバス、Mマートが売られた。
     

    「全日本大学駅伝」

    前場の日経平均株価は234円38銭高の23929円61銭と大幅に続伸。
    一時取引時間中として1月22日以来、約9カ月半ぶりに24000円台を回復した場面もあった。
    大統領選では民主党のバイデン前副大統領が優勢。
    上院選では共和党が多数派を維持するとの見方。
    「バイデン氏が大統領に就任しても財政出動に伴う国債増発は抑えられる」との解釈だ。
    米長期金利が大幅に低下したことを好感した。
    NY市場では「ブルーウエーブ」のシナリオが後退。
    米IT企業への規制強化や米金利上昇への警戒感が和らいでハイテク株の上昇が目立った。
    一方で景気敏感株は下落基調。
    東証1部の売買代金は1兆1578億円。
    値上がり1255銘柄、値下がり814銘柄。
    エーザイ、東エレが上昇。コマツ、キャノンが下落。

    4年前の米大統領選の時に書いていたこと。

    因みに4年前のオバマ再選。
    翌日のNYダウは上下院のねじれを材料に312ドル安だったのが歴史。
    「トランプ回避を安心した円安ドル高効果は限定的」という声も聞かれる。
    一方でトランプ勝利の場合は「1ドル100円割れ、S&P500は1950ポイント」。
    そんな懸念の声が聞こえるが、一体この見込み水準の根拠は何なのだろう。
    というか、誰が決めるのだろう。
    不思議な世界である。

    そして・・・。
    騰落決定前のコメント。
    「今はとても幸せな気持ち。
    幸運にも勝利できれば、と思う」がクリントン氏。
    「もし勝てなかったら多くの時間、エネルギー、お金を無駄にした」がトランプ氏。
    どちらに本音と正義があるのだろうか。
    いずれにしてもマリオネットやパペットの時間帯は終わる。

    (この時は、パペットと表現していたが今日は「傀儡」と表現した)。

    安倍首相は17日にNYでトランプ次期米大統領と会談予定。
    大昔の朝貢外交みたいなものだろうか。
    朝の電話会談では「アベノミクスを評価」だったとされる。
    もちろん外務省発表だから全面的には信用できないが・・・。
    トランプに花札勝負に行くといって渡米した亀井さんはどうなったのだろうか。
    「今までウチの国策で日本が強くならないようにしてきた。
    これからは対等の友達として一緒に戦おうよ。
    だから、君も努力して」。
    これがトランプの真意だとするなら、結構変化の幅は大きい。


    トランプ大統領誕生のサプライズを受けた海外市場を経てNY株式市場は上昇。
    3日続伸となった。
    先物が夜間取引で大幅に急落していたが地合いは急転。
    NYダウは一時18650ドルまで上昇。
    最高値での取引終了に迫った。
    3指数ともに過去最高値をターゲットにするほど上昇。
    背景はトランプ大統領誕生に対する温度差の変化。
    「トランプ氏の政策が民主党のクリントン候補の政策よりも当面の経済成長に有益。
    そう投資家が考えた」とされる。
    しかし政策を冷静に眺めればもともとわかっていた筈のこと。
    感情論や人物批評に流され政策論議を忘れていたマスコミの責任も多少はあろうか。
    薬価抑制を訴えたクリントン候補が破れたことでヘルスケア関連が急騰。
    銀行規制の緩和を訴えたトランプ候補の勝利で金融セクターも大幅高。
    3市場の売買高は117億株と増加した。
    「基本シナリオは候補者としてのトランプ氏ではなく落ち着いたトランプ大統領となる可能性。
    短期的な企業利益や経済成長にはそれほど大きく影響しないだろう」との声。
    結果を見た後の市場関係者のコメントとしては最適だろう。

    債券市場はインフレ期待の上昇の影響を受けインフレ期待は極めて低い水準から上がってきた。
    来年の財政政策はより拡大的なものになる」と打って変った賛辞が聞かれているのが債券市場。
    アッという間に「勝てば官軍」とか「勝ち神輿を担ぐ」ような状況が醸し出されてきた。
    東京市場の「トランプショック」とは逆の形の「トランプショック」だった。
    世論調査があてにならないのでなくまともに事態を直視しないからこういうことになるのだろう。
    「ニューノーマル」の相場展開でもあった。

    朝方はクリントン優勢を歓迎してプラス推移。
    しかしトランプ優勢の報道の中で日経平均は後場にかけて一時1059円安の16111円まで下落。
    256円高→1059円安→919円安。
    大引けは16251円で下落率は5.36%となった。
    25日移動平均(17054円)からのかい離はマイナス4.7%だった。
    第一限界でストップしたと解釈出来よう。
    ドル円も105.40円→101.10円。
    東証1部の売買高は3兆9242億円、225先物の売買枚数は26万8420枚と前日の8倍まで膨張。
    2015年8月25日以来のエネルギーだった。
    サーキットブレーカーは15880円という数字も流れた。
    が、結局は買い戻しも含めて16000円を割れずの展開。
    マザーズ指数先物だけがサーキットブレーカー発動。
    全体は6月24日のBrexitショック(下落率7.92%)ほどではなかった。
    空売り比率は42.8%まで増加。
    「みずほの売買高が5億株は反転のレベル」というアノマリーは成立した格好。
    実際一夜明けてみれば欧州もNYも3日続伸。

    兜町の言い伝えの「一夜変わり」の朝を久々に迎えた印象。
    「現実がはっきりしたら、その現実がいい悪い、好き嫌いではなく、その現実と付き合う。
    現実に合わせて変化するのが相場」と市場関係者。
    「日曜日の駅伝が示唆していた通りだった。
    (緑の青学がえんじ色の早稲田に逆転勝ち)」という安堵感の声もある。
    英国国民投票の6月24の日経平均は1286円円安。
    翌営業日の6月27日は欧米株の大幅安を受けても357円高でその後も値を戻した。
    まさにブレグジットデジャブだろうか。

    ちなみに1日に行われた今年の全日本大学駅伝。
    1区は順天堂が首位でユニフォームは紺色。
    2区は城西で赤色。
    3・4・5区は早稲田でえんじ色。
    6区が東海でブルー。
    7区が青学でユニフォームは緑だが大学名には「青」。
    最終8区は駒沢で紺。

    2位東海、3位明治、4位青山、5位がえんじの早稲田だった。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    「トランプ」

    酒と女と株に身を持ち崩した百姓の竹次郎。
    おやじに譲られた田地田畑もみんな人手に渡った。

    しかたなく、
    江戸へ出て商売で成功している兄のところへ尋ね、
    奉公させてくれと頼むが、
    兄はそれより自分で商売してみろと励まし、
    元手を貸してくれる。

    竹次郎は喜び、
    帰り道で包みを開くと、たったの三文。

    馬鹿にしやがって
    と頭に血が昇ったが、
    ふと気が変わり、
    これでボロ株を買い集め、
    集めたところで上昇を待ち
    上がって売りさばいた金でさらに上値を買う
    という具合に一心不乱に働いた
    と言うよりはのめり込んだ

    その甲斐あって二年半で十両ため、
    女房も貰って女の子もでき、
    ついに十年後には兜町の表にある立派な店の主人におさまった。

    ある風の強い日、
    番頭に火が出たら必ず蔵の目塗りをするように言いつけ、
    竹次郎が出かけたのはあの兄の店。

    十年前に借りた三文と、
    別に「利息」として二両を返し、
    礼を述べると、
    兄は喜んで酒を出し、
    あの時におまえに五両、十両の金を貸すのはわけなかったが、
    そうすれば景気付けに酒をのんでしまいかねない。
    だからわざと三文貸し、
    それを一分にでもしてきたら、
    今度は五十両でも貸してやろうと思った
    と、本心を語る。

    株のことが心配になり、
    帰ろうとすると兄は、
    積もる話をしたいから泊まっていけ、
    もしおめえの家が焼けたら、
    自分の身代を全部譲ってやる
    とまで言ってくれたので、
    竹次郎も言葉に甘えることにした。

    深夜に花札で遊んでいると・・・。
    ニュースが流れ紐育株が大幅安で1両が100円を割れたとの報道。

    竹次郎がかけつけるとすでに遅く、
    持ち株全部が水浸し。

    わずかに下げ残ったかみさんのへそくりを元手に、
    また株の商売してみたがうまく行かず、
    親子三人裏長屋住まいの身となった。

    悪いことにはかみさんが心労で寝付き、
    どうにもならず、娘のお芳を連れて兄に五十両借りにいく。

    ところが
    「元の身代ならともかく、
    今のおめえに五十両なんてとんでもねえ」
    と、けんもほろろ。

    店が焼けたら身代を譲ると言ったとしても、
    それは酒の上の冗談だ
    と突っぱねられる。

    「よく顔を見ておけ、
    これがおめえのたった一人のおじさんだ。
    人でねえ、鬼だ。
    おぼえていなせえッ」

    親子でとぼとぼ帰る道すがら、
    七つの娘が、
    あたしがお風俗で働いてお金をこしらえる
    とけなげに言ったので、
    泣く泣く娘の支度金二十両の金を得るが、
    その帰りに大切な金をすられてしまった。

    絶望した竹次郎、
    首をくくろうと念仏を唱え、
    乗っていた石をぽんとけると、
    そのとたんに
    「竹、おい、起きろ」

    気がつくと兄の家。

    酔いつぶれて夢を見ていたらしいとわかり、
    竹次郎、胸をなでおろす。

    「ふんふん、えれえ夢を見やがったな。
    しかし竹、花札から始まる夢はいずれトランプという占い遊びになって紐育の株投資に役立つという。
    来年、われの持っている株は儲かるぞ」

    「ありがてえ、おらあ、夢の中でトランプトランプと叫んでいたで」

    「ははは、怒鳴るトランプでは下げねえよ」



    (櫻井)。


    5日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前日比234円38銭高の2万3929円61銭だった。一時は2万4012円と取引時間中として1月22日以来、約9カ月半ぶりに2万4000円台に乗せた。
     
    前日の欧米株が大幅高となったことを好感して広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。アジア株も総じて堅調で投資家心理改善を後押しした。米大統領選の結果はまだはっきりしていないものの、議会選挙で上院を共和党が制し米長期金利が低下したことなどを背景にハイテク株が買われ全体を牽引する形となった。
     
    バイデン氏が大統領に就任しても財政出動に伴う国債増発は抑えられるとして米長期金利が大幅に低下し、割高感が薄れ成長期待が高い銘柄の上昇が目立った。
     
    半導体関連株やソフトバンクグループ(SBG)といった米ハイテク株と連動性の高い銘柄に買いが先行した。
     
    半面で共和党が上院で多数派を確保すれば、景気刺激策が決まるまでに時間がかかるとの見方から、景気敏感株の下げが目立った。米長期金利低下で運用環境が悪化するとして、銀行や保険など金融株にも売りが出て相場の重荷になった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1578億円、売買高は5億7685万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1255、値下がりは814、変わらずは102だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では医薬品、精密機器、情報・通信業の上昇が目立った。下落は鉱業、鉄鋼、保険業など。
     
    個別銘柄では、アルツハイマー型認知症治療薬の承認期待でエーザイに買い注文が集まり、日経平均を押し上げた。中外薬、第一三共、オリンパスは値を上げた。東エレク、レーザーテック、ソニー、キーエンス、日本電産、エムスリー、アドテスト、TDKも堅調。任天堂、ソフトバンクG、ZHDが高い。
     
    半面、コマツ、キヤノン、ファナックは下落。トヨタがさえず、三菱自は大幅安。日本製鉄、神戸鋼が値を下げ、国際帝石も安い。三菱UFJ、三井住友、第一生命HD、三菱ケミHDが売られた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比18.20ポイント高の6152.65ポイントと続伸した。
    出来高1億2974万株。値上がり銘柄数は228、値下がり銘柄数は133となった。
     
    個別では、北日本紡績、Abalance、アイケイ、ファーマフーズ、ジーエルサイエンスが買われた。
     一方、ヤギが年初来安値を更新。マナック、GMOペパボ、ピーエイ、スガイ化学工業、KHCが売られた。



    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比15円75銭高い3590円50銭となった。前日の米株式相場では議会上院の選挙で共和党が優勢との見方から民主党が掲げる規制強化などの政策が回避されるとの思惑が広がり、ハイテク株を中心に買いが入った。国内のIT関連株が多いとされる新興市場でも、幅広い銘柄に買いが入った。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で305億円、売買高は5798万株。
    値上がり銘柄数は355、値下がり銘柄数は213となった。
     
    個別では、シダー、セプテーニ・ホールディングス、ハーモニック・ドライブ・システムズ、ディーエムソリューションズ、リバーエレテックが年初来高値を更新。新都ホールディングス、リーダー電子、ウエストホールディングス、アストマックス、シイエム・シイが買われた。
     
    一方、カッシーナ・イクスシー、テラ、ウェッジホールディングス、コンセック、興研が売られた。

     
    東証マザーズ指数は前日比35.83ポイント高の1252.89ポイントと続伸。
    個人投資家の買い持ちが中心であり、米大統領選を前にその持ち高を減らす動きが強まった。米株高も追い風となって投資資金の再流入余地は大きくなっている。
    国民の日銀口座保有案など中銀デジタル通貨(CBDC)の課題が本日の日本経済新聞で報じられている。このことから、CBDC関連として時価総額上位のマネーフォワード、ギフティなどが相場を下支えしている。
    値上がり銘柄数は236、値下がり銘柄数は81となった。
     
    個別では、駅探が一時ストップ高と値を飛ばした。マネーフォワード、Jストリーム、マクアケ、AI inside、プレミアアンチエイジングなど6銘柄は年初来高値を更新。リアルワールド、ニューラルポケット、セルソース、Sun Asterisk、rakumoが買われた。
     
    一方、リンクバル、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、フォースタートアップス、BuySell Technologies、ビープラッツが売られた。
     
     

    【寄り付き概況】

     
    5日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比80円97銭高の2万3776円20銭だった。その後2万3880円近辺まで上げ幅を拡大し、取引時間中としては2月13日以来の高値水準となった。
    米大統領・議会選挙で共和党が上院で多数派を維持して民主党が掲げる規制強化といった政策が回避されるとの思惑で、ハイテク株を中心に買いが優勢になった前日の米株式市場の流れを引き継いだ。
     
    東京株式市場もリスク選好ムードが継続している。日経平均は今週に入り2営業日で700円以上の上昇をみせたが、依然として上値指向が強く目先は2万4000円大台も視野に入る局面にある。取引時間中は米株価指数先物の動きなどを横目に不安定な動きとなることも想定される。
     
    個別では、ファーストリテ、ソフトバンクG、アドバンテスが高く、ソニー、スクリン、東エレクは堅調。エーザイが買われている。半面、トヨタ、ファナック、コマツがさえない。
     


    5日の日経平均株価は続伸後、上値の重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万3500円−2万3900円。
    4日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前日比367ドル高い2万7847ドルで引けた。米大統領選と同時に実施された議会選挙では共和党が上院の過半数を維持する可能性が高まっている。民主党が掲げてきた規制強化などの政策リスクが後退するとの見方からハイテクやヘルスケアが買われ相場を押し上げた。
    米国株の強い反応を受けて、水準を切り上げる展開を予想する。場中はアップデートされる選挙動向に左右される可能性はあるだろう。
    注目を集める米大統領選挙の結果判明が、長引くおそれもあるなか、引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きに対して、神経質な展開となることが見込まれる。
    同選挙の影響を受けづらいとみられる、内需系の中小型株に物色の矛先が向かう場面もありそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(4日終値は104円87−89銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同122円28−32銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比145円高の2万3885円だった。
     
    日程面では、きょうはFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が行われる。このほか、9月のユーロ圏小売売上高や9月の独製造業新規受注などが発表される。国内企業の決算発表では任天堂<7974>、三菱商事<8058>、三井不動産<8801>など。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■高橋カーテンウォール工業 <1994>
    今期経常を56%上方修正、配当も3円増額。
     
    ■ソリトンシステムズ <3040>
    今期経常を一転43%増益に上方修正、配当も2円増額。
     
    ■あすか製薬 <4514>
    上期経常は2.2倍増益・通期計画を超過。
     
    ■リーダー電子 <6867>
    今期経常を2.4倍上方修正。
     
    ■新都ホールディングス <2776>
    不動産関連事業でJPM社と業務提携。
     
    ■コロプラ <3668>
    前期経常は7.1倍増益で着地・7-9月期(4Q)経常は55%増益、今期業績は非開示。
     
    ■扶桑薬品工業 <4538>
    上期経常を2.1倍上方修正。
     
    ■イー・ガーディアン <6050>
    今期経常は13%増で9期連続最高益更新へ。
     
    ■スカパーJSATホールディングス <9412>
    今期経常を一転3%増益に上方修正。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    5(木)
    【国内】
    《決算発表》
    任天堂、ダイキン、三菱商、テルモ、エーザイ、クボタ、スズキ、シスメックス、三井不、アサヒ、キッコーマン、アコム、ライオン、アズビル、カカクコム、三浦工、コナミHD、ピジョン、日本新薬、ヤマダHD、アルフレッサHD、ベネ・ワン、SUMCO、王子HD、京阪HD、空港ビル、栗田工、スズケン、日油、郵船、グリコ、TBSHD、日テレHD、全国保証、日立キャピ、JMDC、昭電工、東建物、福山運、ツムラ、フジHD、住友ゴム、ニコン、エレコム、科研薬、ケーヒン、古河電、ノエビアHD、ニッパツ、UTGROUP、神戸鋼、群馬銀、日本紙、ミズホリース、日本粉、パイロット、日水、キョーリンHD、ダイワボHD、川崎船、西松建、キッセイ薬、ティーガイア、イリソ電子
     
    【海外】
    FOMC結果発表・パウエルFRB議長会見
    英国金融政策発表
    《米決算発表》
    ゼネラルモーターズ、AIG
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
     

    [株価材料]
     
    ■東証集中緩和へ 私設取引の利用促す 金融庁
     
    ■医療費審査 地域差縮小へ一歩 21年9月にシステム統一
     
    ■野村不動産<3231>
    ベトナムで大規模開発に参画 マンション3000戸
     
    ■バイオジェンとエーザイ<4523>
    アルツハイマー薬を米FDAが高評価
     
    ■塩野義<4507>
    中国データで創薬 合弁設立 3億人分を活用
     
    ■日本電産<6594>
    賃金3割増「永守流」 社員還元で士気
     
    ■スズキ<7269>
    船外機で海洋プラ回収装置 環境配慮を推進
     
    ■エフピコ<7947>
    デリバリー・テークアウト向け食品容器を増産
     

    [概況]


    4日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は、104円半ばの小幅な値動きとなり104.490円で終了した。米国における選挙報道で株式市場の変動幅がおおきくなるものの米ドル円は、反応薄となっている。市場は、日本時間6日4時発表予定のFRB政策金利(FOMC) 11月(0.25%)や今後の金融政策について注目している格好に。
     
    テクニカルは、実線が一目均衡表の雲の下限から押し戻された格好となっている。転換線が104.335円となっており同線がサポートされるのか注目したい。仮に割り込んだ場合103円台も視野に入れたい場面か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     
    4日のNYダウ工業株30種平均は前日比367ドル63セント高の2万7847ドル66セントと3日続伸で終えた。
    一部の州で大統領選の開票作業が続いているものの、市場では民主党のバイデン前副大統領が勝利するとの見方が広がっている。ただ、議会上院で同党が過半数を確保する公算は小さくなっており、バイデン氏が目指す増税や規制強化へのハードルが高まる見通し。「急激な政策変更が回避される」との観測が、株価を押し上げた。
     
    半面、バイデン政権での実施が期待されている大型財政出動やインフラ投資は、共和党の抵抗によって規模が縮小しかねない。この点は株価に逆風となるものの、この日はプラス面が大きく材料視された。
     
    一方、トランプ大統領はミシガン州での集計方法に意義を唱えて提訴する方針を示し、ウィスコンシン州では再集計を要求していると伝わった。法廷闘争に発展すれば、結果判明の遅れにつながる可能性がある。
     
    大統領選を取り巻く不透明感は強いままだが、市場では「(大統領と議会の多数派が異なる)ねじれ議会が継続することで、反トラスト法に基づいた巨大ハイテク企業への規制強化などが進みにくくなる」と好感する声が目立った。上院共和党の反対でバイデン氏が掲げる法人税増税の可能性が低下するとの見方も市場心理を支えた。
     
    選挙直前は大統領と議会の上下両院を民主党が制する「ブルーウエーブ」の予想が強まっていた。大型財政出動を見込んで資本財など景気敏感株が買われ、経済対策の恩恵を受けにくいハイテク株は上値が重くなる傾向にあった。民主党の勢力が予想ほど強まらない見通しとなり、選挙前に盛んだった取引が巻き戻された面もある。
     
    ダウ平均は昼過ぎに821ドル高を付ける場面があったが、その後は引けにかけて伸び悩んだ。景気敏感株からハイテク株への資金シフトが進み、景気敏感株が多いダウ平均の重荷になった。大統領選の結果確定に時間がかかるとの見方が広がったのも、上値を抑えたようだ。
     
    個別では交流サイト(SNS)のフェイスブックが8%あまり上昇、グーグルの持ち会社のアルファベットやネット通販のアマゾン・ドット・コムも約6%上げた。スマートフォンのアップルも大幅高だった。長期金利が急低下したこともハイテク株など成長企業の買いを誘った。
     
    薬価引き下げにつながる医療制度改革が進みにくくなるとしてヘルスケア株の買いも目立った。医療保険のユナイテッドヘルス・グループは10%上げ、1銘柄でダウ平均を240ドル近く押し上げた。製薬のメルクやバイオ医薬品のアムジェンも上げた。
     
    半面、大型インフラ投資への期待が後退し、建機のキャタピラーが7%下げ、化学のダウも大幅安となった。金利低下を受けてJPモルガン・チェースなども売られた。
     
    ナスダック総合株価指数も3日続伸し、前日比430.21ポイント高の1万1590.78で終えた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    27,847.66+367.63
    S&P500種
    3,443.44+74.28
    ナスダック
    11,590.781+430.209
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,896.20−14.20
    NY原油(ドル/バレル)
    39.14+1.48
    円・ドル
    104.50 - 104.52−0.37


     

    【シカゴ日本株先物概況】


     
    4日のシカゴ日経平均先物は上昇した。
    12月物は前日比55円高の2万3885円で引け、4日の大取終値を145円上回った。
    大統領選の行方は不明だが、共和党が上院過半数を維持する可能性が強まったため、最終的にバイデン氏が勝利した場合でも民主党が提示している増税や規制強化は大きく進展しないとの期待が強まり、寄り付き後から大きく上昇した。
    規制強化や企業増税といった政策導入への懸念が薄れ、日経平均先物は米株とともに買われた。
    この日の12月物高値は2万4070円、安値は2万3495円。
     
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    23885 ( +145 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    23905 ( +165 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 5883.26(+96.49)
    4日のFTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日の終値に比べ96.49ポイント高の5883.26で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。
    米大統領選の開票が進む中、相場は寄り付きから乱高下した。ただ、大接戦となっているが、株式相場は民主党のバイデン候補の勝利を見込んだ買いを集めた。
    午後には米国株の上昇に伴い英国株も上げ幅を広げた。ポンド相場の下落で通貨安の恩恵を受ける多国籍企業銘柄が買われ、株価指数の上昇に大きく影響した。
     
    個別銘柄では、医薬品のアストラゼネカやブリティッシュ・アメリカン・タバコ、酒類のディアジオなどの上げが目立った。銀行株は売られた。
    半面、スタンダードチャータード銀行とHSBCホールディングスの下げが大きくなった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12324.22(+235.24)
    4日のドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて235.24ポイント高の1万2324.22だった。米大統領選の接戦が続くなか、午後に上げ幅を広げた。
     
    個別では、料理宅配大手のデリバリーヒーローが8%近く上げた。不動産のボノビアも大幅高だった。2020年1〜9月期の利益が増加し、12月期通期の業績見通しも会社予想の上限に達するとの見方を示したことが好感された。
    下落したのはタイヤのコンチネンタルの1銘柄だけだった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4922.85(+117.24)
    欧州の主要株式相場も上昇し、フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて2.4%上げた。

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